JP3088108U - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3088108U JP2002000828U JP2002000828U JP3088108U JP 3088108 U JP3088108 U JP 3088108U JP 2002000828 U JP2002000828 U JP 2002000828U JP 2002000828 U JP2002000828 U JP 2002000828U JP 3088108 U JP3088108 U JP 3088108U
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一章 大西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生動作中におけるディスクチェンジ後の再
生開始までの時間を短縮する。 【解決手段】 システムコントローラ10は、TOC情
報の読み取りを、個々の光ディスク1の再生動作時にそ
の都度行うのではなく、引き出されたトレイ本体21を
装置本体内に装填した時に一括して行い、かつ、その読
み取ったTOC情報を、EEPROM11に予め格納し
ておく。またこのとき、TOC情報を読み取るためにサ
ーボ系を調整するが、そのときの自動調整データである
フォーカスデータ、トラッキングデータ、及び光ピック
アップ3の照射光量(レーザパワー)データなども、T
OC情報と合わせてEEPROM11に予め格納してお
く。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数枚の光ディスクを交換可能に保持するディスク保持手段と、保 持している複数枚の光ディスクの中から任意の光ディスクを選択して再生する再 生制御手段とを備えた情報処理装置に係り、特に、再生動作時における再生開始 までの時間の短縮を図った情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROMやDVD−ROM等の光ディスクからデータを読み取る情報処理 装置は、光ディスクが装填されると、その光ディスクの最内周のリードインエリ アに記録されているTOC(Table of Contents)情報を読み取り、この読み取っ たTOC情報に基づいて再生を開始するようになっている。
【0003】 ところで、複数枚の光ディスクを収納保持し、その中から任意の光ディスクを 選択して再生する情報処理装置においては、再生する光ディスクを変更するたび に、その光ディスクのTOC情報の読み取りを行っていた。そのため、1つの光 ディスクの再生を終了して次の光ディスクを再生するまでに時間がかかるといっ た問題があった。
【0004】 そこで、このような問題を解決する種々の技術が従来から提案されている(例 えば、特開平7−29291号公報、特開平8−321127号公報等参照)。
【0005】 特開平7−29291号公報に記載の再生装置は、複数の光ディスクを選択的 に再生する際に、光ディスクごとにTOC情報を含む制御情報をメモリに格納し 、選択対象の光ディスクの交換時にこの制御情報を更新し、この制御情報に基づ いて光ディスクを再生するようになっている。
【0006】 すなわち、光ディスクの交換時に予めTOC情報等を読み取り、これを制御情 報の一部としてメモリに格納しておく構成となっている。そして、この光ディス クを再生するときには、光ディスクの最内周のリードインエリアに記録されてい るTOC情報を読み取ることなく、メモリに格納されている制御情報に含まれる TOC情報に基づいて、即座に再生を開始するようになっている。これにより、 再生開始時にTOC情報の読み取り処理を省略できるので、その分、ディスク再 生開始までの時間を短縮できるようになっている。
【0007】 また、特開平8−321127号公報に記載の光ディスクの自動連続再生装置 は、複数の光ディスクを収納可能で、任意に取り出した1つの光ディスクのTO C情報を読み取った後に情報信号を読み取って再生する再生装置であって、情報 信号が連続している複数の光ディスクが収納されている場合には、予め全ての光 ディスクのTOC情報を読み取り、連続している複数の光ディスクの収納位置を 記憶し、複数の光ディスクの連続再生指令があったとき、記憶した情報に基づい て複数の光ディスクを連続再生するようになっている。
【0008】 すなわち、連続再生時、予め記憶しているTOC情報に基づいて連続再生を行 う構成となっており、連続再生する各光ディスクのTOC情報の読み取り処理を 省略できるので、その分、ディスク再生開始までの時間を短縮できるようになっ ている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術は、いずれも再生時間の短縮に効果を上げている。しかしながら 、上記いずれの従来技術も、再生を開始した後に光ピックアップのフォーカス調 整や、トラッキング調整、さらには光ピックアップの照射光量の調整等、サーボ 系の各種の調整を行ってから、情報の再生を行う必要があるため、サーボ系の調 整に時間がかかっていた。
【0010】 また、最近では、CDとDVDの両方を再生可能な情報処理装置も提供されて おり、このような情報処理装置では、再生する光ディスクがCDであるのかDV Dであるのかといった種類の判別も必要となる。
【0011】 本考案は係る問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、再生動作中 におけるディスクチェンジ後の再生開始までの時間のさらなる短縮を図った情報 処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の情報処理装置は、複数枚の光ディスクを交換可能に保持するディスク 保持手段と、保持している複数枚の光ディスクの中から任意の光ディスクを選択 して再生する再生制御手段とを備えた情報処理装置において、複数枚の光ディス クを載置可能な前記ディスク保持手段のトレイ本体を装置本体から引き出した後 、再び装置本体内に装填したとき、前記再生制御手段は、引き出したトレイ本体 のうち光ディスクを交換可能な位置にあるトレイについて、ディスク装填後にそ のトレイに載置されている光ディスクのTOC情報を読み取り、この読み取った TOC情報とトレイ本体を引き出す前にそのトレイに載置されていた光ディスク から読み取ってメモリに格納されていたTOC情報とを比較し、両TOC情報が 異なるときには、今回読み取ったTOC情報とこのTOC情報を読み取るための サーボ系の自動調整データであるフォーカスデータ、トラッキングデータ及び光 ピックアップの照射光量データと、光ディスクの種類情報とを前記メモリに更新 して格納することを特徴とする。
【0013】 このような特徴を有する本考案によれば、複数枚の光ディスクを載置可能なト レイ本体を装置本体から引き出した後、再び装置本体内に装填したとき、再生制 御手段は、引き出したトレイ本体のうち光ディスクを交換可能な位置にあるトレ イについて、ディスク装填後にそのトレイに載置されている光ディスクのTOC 情報を読み取り、この読み取ったTOC情報とトレイ本体を引き出す前にそのト レイに載置されていた光ディスクから読み取ってメモリに格納されていたTOC 情報とを比較する。そして、両TOC情報が異なるときには、今回読み取ったT OC情報とこのTOC情報を読み取るためのサーボ系の自動調整データとを前記 メモリに更新して格納する。ここで、サーボ系の自動調整データとしては、焦点 距離等のフォーカスデータ、トラッキングデータ、光ピックアップの照射光量デ ータ等の他、光ディスクの種類情報も含めることが可能である。
【0014】 これにより、その後の再生動作時においては、TOC情報とサーボ系の自動調 整データとがメモリに格納されているので、再生制御手段は、このメモリに格納 されているデータに基づいてサーボ系の自動調整を行った後、即座に情報の再生 を開始することができる。これにより、従来技術に比べても、再生動作時におけ る再生開始までの時間(より具体的には、再生動作中におけるディスクチェンジ 後の再生開始までの時間)のさらなる短縮が可能となる。特に、本考案の情報処 理装置は、プログラム再生やランダム再生において有効である。
【0015】 また、本考案の情報処理装置は、複数枚の光ディスクを交換可能に保持するデ ィスク保持手段と、保持している複数枚の光ディスクの中から任意の光ディスク を選択して再生する再生制御手段とを備えた情報処理装置において、光ディスク の装填時、前記再生制御手段は、前記ディスク保持手段に保持された全ての光デ ィスクのTOC情報を読み取ってメモリに格納するとともに、TOC情報を読み 取るためのサーボ系の自動調整データも合わせてメモリに格納することを特徴と する。
【0016】 このような特徴を有する本考案によれば、複数枚の光ディスクを載置可能なト レイ本体を装置本体に装填したとき、再生制御手段は、ディスク保持手段に保持 された全ての光ディスクのTOC情報を読み取ってメモリに格納するとともに、 TOC情報を読み取るためのサーボ系の自動調整データも合わせてメモリに格納 する。ここで、サーボ系の自動調整データとしては、焦点距離等のフォーカスデ ータ、トラッキングデータ、光ピックアップの照射光量データ等の他、光ディス クの種類情報も含めることが可能である。
【0017】 これにより、その後の再生動作時においては、TOC情報とサーボ系の自動調 整データとがメモリに格納されているので、再生制御手段は、このメモリに格納 されているデータに基づいてサーボ系の自動調整を行った後、即座に情報の再生 を開始することができる。これにより、従来技術に比べても、再生動作中におけ るディスクチェンジ後の再生開始までの時間のさらなる短縮が可能となる。特に 、本考案の情報処理装置は、プログラム再生やランダム再生において有効である 。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。 図2は、本考案の情報処理装置の一例である光ディスクの再生装置を上から見 た概略平面図である。
【0019】 本実施の形態の再生装置は、複数枚(例えば、5枚)の光ディスクを収納保持 し、その中から任意の光ディスクを選択して再生できるようになっている。
【0020】 そのため、本実施の形態の再生装置は、図2に示すように、5枚の光ディスク を一度に載置可能なトレイ本体21を備えており、光ディスクを載置または交換 するときには、装置本体20に設けられた図示しない開閉ボタンを操作すること により、装置本体20からこのトレイ本体21の一部を前方に引き出すようにな っている。
【0021】 また、前方に引き出したときには、図2(b)に示すように、トレイ本体21 の2つのトレイ21a,21bが前方に露出するようになっている。つまり、こ の2つのトレイ21a,21bに載置されている2枚の光ディスクが同時に交換 可能となる。
【0022】 また、他のトレイ21c〜21eに載置されている光ディスクを交換したい場 合には、装置本体20に設けられている図示しないディスクチェンジボタンを1 回操作することにより、一部が露出した状態でトレイ本体21が右周りに1/5 回転し、次の1つのトレイ21cが新たに露出するようになっている。すなわち 、トレイ21aが装置本体20内に入るため、露出しているトレイはトレイ21 b,21cとなる。同様に、ディスクチェンジボタンをさらに1回操作すると、 トレイ本体21が右周りにさらに1/5回転し、トレイ21c,21aが露出す ることになる。
【0023】 このようなディスクチェンジボタンの操作により、全てのトレイ21a〜21 eに光ディスクを載置し、または既に載置されている光ディスクを新たな光ディ スク1に交換することができるようになっている。
【0024】 また、トレイ本体21は、装置本体20内でも回転するようになっている。つ まり、再生したい光ディスク(トレイ)が選択(図示しないリモコン等により選 択)された場合には、その光ディスクを載置しているトレイが再生位置(例えば 、図2(a)のトレイ21bの位置)にくるように、トレイ本体21が回転する 。
【0025】 図1は、上記構成の再生装置のシステム構成を示している。 上記したように、本実施の形態の再生装置は、5枚の光ディスク1を載置可能 なトレイ本体21を備えている。そのため、このトレイ本体21自体を回転駆動 するトレイ駆動機構部25と、再生動作時に再生位置にあるトレイ(例えば、図 2(a)に示すトレイ21b)に載置されている光ディスク1をチャッキングし て回転駆動するディスク駆動機構部26とを備えている。
【0026】 そして、再生位置にある光ディスク1からデータを読み取る光ピックアップ3 の出力は、RFアンプ5を介してディジタル信号処理回路7に接続されており、 ディジタル信号処理回路7の出力は、光ピックアップ3によるデータの読み取り 時のレーザ出力を制御するレーザドライバ8に接続されている。また、サーボ処 理回路9の出力は、光ピックアップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるた めのフィードモータ4と光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ2とに接 続されており、これらディジタル信号処理回路7及びサーボ処理回路9は、シス テムコントローラ10と双方向に接続されている。
【0027】 システムコントローラ10は、装置全体の動作制御を行うものであって、光デ ィスク1をトレイ本体21に載置し、または交換するときにはトレイ駆動機構部 25を制御し、再生位置にある光ディスク1を再生するときにはディスク駆動機 構部26を制御する。
【0028】 また、ディジタル信号処理回路7には、再生動作時に光ディスク1から実際に 読み取ったデータを一時的に蓄積するバッファとしてのDRAM6が双方向に接 続されているとともに、ディジタルデータをアナログデータに変換して出力する D/A変換回路12が接続されている。また、システムコントローラ10には、 光ディスク1のパラメータやレーザパワーのパラメータ等の固有情報を格納して おくためのEEPROM11が双方向に接続された構成となっている。
【0029】 ディジタル信号処理回路7は、EFM復調や、ACIRC(Advanced Cross I nterleaved Reed-Solomon Code)による誤り訂正方式に従って、16ビットの信 号を8ビットづつに区切り、その8ビットを14ビットに変換するといった処理 等を行う。また、ディジタル信号処理回路7は、復調したオーディオデータを音 声伸長処理してD/A変換回路12に出力する。D/A変換回路12は、音声伸 長処理されたオーディオデータをアナログ信号に変換して出力する。
【0030】 上記構成において、光ディスク1の再生動作は、一般的に次のように行われる 。すなわち、システムコントローラ10は、光ピックアップ3により光ディスク 1のリードインエリアに記録されているTOC情報をまず読み取り、これをDR AM6に格納した後、読み取り要求のあったデータの先頭アドレスに光ピックア ップ3を移動し、その先頭アドレスからデータを読み取るようになっている。
【0031】 ここで、本実施の形態では、このようなTOC情報の読み取りを、個々の光デ ィスク1の再生動作時にその都度行うのではなく、引き出されたトレイ本体21 を装置本体20に装填した時に一括して行い、かつ、その読み取ったTOC情報 を、EEPROM11に予め格納しておくようになっている。またこのとき、本 実施の形態では、TOC情報を読み取るためにサーボ系を調整するが、そのとき の自動調整データであるフォーカスデータ、トラッキングデータ、及び光ピック アップ3の照射光量(レーザパワー)データなども、TOC情報と合わせてEE PROM11に予め格納しておくようになっている。
【0032】 また、最近の再生装置では、CDとDVDの2種類のディスクを再生可能なも のもあるので、このような場合には、ディスクの種類もEEPROM11に格納 する。なお、このディスクの種類は、通常、TOC情報に含まれている。
【0033】 図3は、このようなTOC情報やサーボ系の自動調整データ、及びディスクの 種類情報を格納するEEPROM11内のデータテーブルの構成例を示している 。このデータテーブルは、各トレイ21a〜21eのトレイ番号、ディスクの種 類、TOC情報、自動調整データの各項目からなっている。
【0034】 次に、上記構成の再生装置において、トレイ本体21を装置本体20から引き 出して再度装填したときの、TOC情報や自動調整データの格納処理動作の実施 例について、図4及び図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0035】 [実施例1] 本実施例1は、引き出されたトレイ本体21が装置本体20内に装填されるた びに、全てのトレイについてTOC情報や自動調整データの格納処理を行う実施 例である。
【0036】 すなわち、引き出されたトレイ本体21が装置本体20内に装填されると、シ ステムコントローラ10は、まず、再生位置にあるトレイ(例えば、トレイ21 a)に光ディスク1が載置されているか否かを判断する(ステップS1)。この 判断は、図示しない検出センサ等によって行われるが、これは従来から行われて いる処理であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0037】 そして、トレイ21aに光ディスク1が載置されている場合には、光ピックア ップ3により光ディスク1のリードインエリアに記録されているTOC情報を読 み取り、そのTOC情報の中に含まれているディスクの種類を判別する(ステッ プS2)。その結果、ディスクの種類がCDである場合(ステップS2でYes と判断された場合)には、これをEEPROM11のデータテーブルに格納する とともに、そのときのサーボ系の自動調整データを合わせてEEPROM11の データテーブルに格納する(ステップS3)。
【0038】 一方、ディスクの種類がCDでない場合(ステップS2でNoと判断された場 合)、すなわちDVDの場合には、自動調整データの格納は行わずにTOC情報 のみをEEPROM11のデータテーブルに格納する(ステップS4)。
【0039】 この後、ステップS5へと動作を進め、このようなTOC情報や自動調整デー タの格納処理を全てのトレイ21a〜21eについて実施したか否かを判断する 。そして、次のトレイがある場合(ステップS5でNoと判断された場合)には 、トレイ駆動機構部25を制御してトレイ本体21を右回りに1/5回転し、次 のトレイ(例えば、トレイ21b)を再生位置まで回転させて(ステップS6) 、再びステップS1に戻り、トレイ21bに光ディスク1が載置されているか否 かを判断する。
【0040】 システムコントローラ10は、このような処理を全てのトレイ21a〜21e について実施すると(ステップS5でYesと判断されると)、TOC情報や自 動調整データの格納処理動作を終了し、再生動作の待機状態となる。
【0041】 このような格納処理動作によって、EEPROM11のデータテーブルには、 図3に示すような各データが格納されることになる。この例では、トレイ番号1 (トレイ21a)、トレイ番号2(トレイ21b)、トレイ番号4(トレイ21 d)及びトレイ番号5(トレイ番号21e)には、それぞれCDが載置されてお り、TOC情報と自動調整データとが格納されている。また、トレイ番号3(ト レイ21c)には、DVDが格納されており、TOC情報のみが格納されている 。ただし、図3に示すデータテーブルのTOC情報の項目と自動調整データの項 目については、それぞれの項目にデータがある場合を「○」、無い場合を「×」 として示し、データ自体については図示していない。
【0042】 [実施例2] 本実施例2は、引き出されたトレイ本体21が装置本体20内に装填されると 、その引き出されたトレイについてのみ、TOC情報や自動調整データの格納処 理を行う実施例である。
【0043】 すなわち、引き出されたトレイ本体21が装置本体20内に装填されると、シ ステムコントローラ10では、引き出されたことによって装置本体20から露出 していたトレイの番号(例えば、トレイ番号1のトレイ21aと、トレイ番号2 のトレイ21b)が分かるので、まず、再生位置にあるトレイ番号1のトレイ2 1aに光ディスク1が載置されているか否かを判断する(ステップS11)。
【0044】 そして、トレイ21aに光ディスク1が載置されている場合には、この光ディ スク1が交換されている可能性があるので、光ピックアップ3により光ディスク 1のリードインエリアに記録されているTOC情報を読み取り(ステップS12 )、読み取ったTOC情報と、EEPROM11のトレイ番号1のテーブルに格 納されているTOC情報とを比較(具体的には、ディスク自体の固有の名称(コ ード等)を比較)する(ステップS13)。その結果、両TOC情報が一致する 場合(ステップS13でYesと判断された場合)には、ディスクが交換されて いないので、そのまま処理を終了する。
【0045】 一方、両TOC情報が異なる場合(ステップS13でNoと判断された場合) には、ディスクが交換されているので、システムコントローラ10は、今回読み 取ったTOC情報の中に含まれているディスクの種類を判別する(ステップS1 4)。その結果、ディスクの種類がCDである場合(ステップS14でYesと 判断された場合)には、これをEEPROM11のトレイ番号1のテーブルに上 書きで(更新して)格納するとともに、そのときのサーボ系の自動調整データを 合わせてトレイ番号1のテーブルに上書きで(更新して)格納する(ステップS 15)。
【0046】 一方、ディスクの種類がCDでない場合(ステップS14でNoと判断された 場合)、すなわちDVDの場合には、自動調整データの格納は行わずにTOC情 報のみをEEPROM11のトレイ番号1のテーブルに上書きで(更新して)格 納する(ステップS16)。この際、トレイ番号1のテーブルの自動調整データ の項目に自動調整データが格納されている場合には、これを消去する(ステップ S16)。
【0047】 この後、ステップS17を経てステップS18へと動作を進め、トレイ駆動機 構部25を制御してトレイ本体21を回転し、次のトレイ(トレイ番号2のトレ イ21b)を再生位置まで回転させて、再びステップS11に戻り、トレイ21 bに光ディスク1が載置されているか否かを判断する。
【0048】 そして、トレイ21bに光ディスク1が載置されている場合には、この光ディ スク1も交換されている可能性があるので、光ピックアップ3により光ディスク 1のリードインエリアに記録されているTOC情報を読み取り(ステップS12 )、読み取ったTOC情報と、EEPROM11のトレイ番号2のテーブルに格 納されているTOC情報とを比較(具体的には、ディスク自体の固有の名称(コ ード等)を比較)する(ステップS13)。その結果、両TOC情報が一致する 場合(ステップS13でYesと判断された場合)には、ディスクが交換されて いないので、そのまま処理を終了する。
【0049】 一方、両TOC情報が異なる場合(ステップS13でNoと判断された場合) には、ディスクが交換されているので、システムコントローラ10は、今回読み 取ったTOC情報の中に含まれているディスクの種類を判別する(ステップS1 4)。その結果、ディスクの種類がCDである場合(ステップS14でYesと 判断された場合)には、これをEEPROM11のトレイ番号2のテーブルに上 書きで(更新して)格納するとともに、そのときのサーボ系の自動調整データを 合わせてトレイ番号2のテーブルに上書きで(更新して)格納する(ステップS 15)。
【0050】 一方、ディスクの種類がCDでない場合(ステップS14でNoと判断された 場合)、すなわちDVDの場合には、自動調整データの格納は行わずにTOC情 報のみをEEPROM11のトレイ番号2のテーブルに上書きで(更新して)格 納する(ステップS16)。この際、トレイ番号2のテーブルの自動調整データ の項目に自動調整データが格納されている場合には、これを消去する(ステップ S16)。
【0051】 システムコントローラ10は、このような処理を露出していた2つのトレイ2 1a,21bについて実施すると(ステップS17でYesと判断されると)、 TOC情報や自動調整データの格納処理動作を終了し、再生動作の待機状態とな る。
【0052】 なお、トレイ本体21を装置本体20から引き出した状態で、ディスクチェン ジボタンを例えば1回操作してトレイ本体21を1/5回転させた後、開閉ボタ ンを操作してトレイ本体21を装置本体20内に装填した場合には、ディスク交 換可能なトレイが3つとなるので、システムコントローラ10は、この3つのト レイについて上記の処理(ステップS11〜ステップS18)を実施することに なる。
【0053】 以上説明したように、本考案の情報処理装置(再生装置)によれば、トレイ本 体21を装置本体20から引き出し、再度、装置本体20内に装填したとき、そ の時点でトレイ本体21に載置されている全ての光ディスク1について、TOC 情報の読み取りとEEPROM11への格納処理、及びTOC情報を読み取ると きのサーボ系の自動調整データのEEPROM11への格納処理を行うので、ト レイ本体21に載置された5枚の光ディスク1を任意に再生するときには、EE PROM11に格納されているTOC情報とサーボ系の自動調整データとに基づ いて、光ディスク1を即座に再生することが可能となる。つまり、TOC情報の 読み取り動作が省略できるのみならず、サーボ系で最も時間のかかる光ディスク 1に光ピックアップ3の焦点を合わせるフォーカス制御の調整や、光ピックアッ プ3の最適な照射光量の調整も不要となるので、ディスクチェンジ後の再生開始 までの時間を大幅に短縮することができる。このことは、プログラム再生やラン ダム再生において特に有効である。
【考案の効果】
本考案の情報処理装置によれば、トレイ本体を装置本体から引き出し、再度、 装置本体内に装填したとき、その時点でトレイ本体に載置されている全ての光デ ィスクについて、TOC情報の読み取りとメモリへの格納処理、及びTOC情報 を読み取るときのサーボ系の自動調整データのメモリへの格納処理を行うので、 トレイ本体に載置された複数枚の光ディスクを任意に再生するときには、メモリ に格納されているTOC情報とサーボ系の自動調整データとに基づいて、光ディ スクを即座に再生することができる。つまり、TOC情報の読み取り動作が省略 できるのみならず、サーボ系で最も時間のかかる光ディスクに光ピックアップの 焦点を合わせるフォーカス制御の調整や、光ピックアップの最適な照射光量の調 整も不要となるので、ディスクチェンジ後の再生開始までの時間を大幅に短縮す ることができる。このことは、プログラム再生やランダム再生において特に有効 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の情報処理装置の一例である光ディスク
の再生装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本考案の情報処理装置の一例である光ディスク
の再生装置を上から見た概略平面図である。
【図3】EEPROMのデータテーブルの構成例を示す
説明図である。
【図4】トレイ本体を装置本体から引き出して再度装填
したときの、TOC情報や自動調整データの格納処理動
作の実施例1を示すフローチャートである。
【図5】トレイ本体を装置本体から引き出して再度装填
したときの、TOC情報や自動調整データの格納処理動
作の実施例2を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 光ピックアップ 4 フィードモータ 5 RFアンプ 6 DRAM(メモリバッファ) 7 ディジタル信号処理回路 8 レーザドライバ 9 サーボ処理回路 10 システムコントローラ 11 EEPROM(メモリ) 12 D/A変換回路 20 装置本体 21 トレイ本体 21a〜21e トレイ 25 トレイ駆動機構部 26 ディスク駆動機構部

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の光ディスクを交換可能に保持す
    るディスク保持手段と、保持している複数枚の光ディス
    クの中から任意の光ディスクを選択して再生する再生制
    御手段とを備えた情報処理装置において、 複数枚の光ディスクを載置可能な前記ディスク保持手段
    のトレイ本体を装置本体から引き出した後、再び装置本
    体内に装填したとき、前記再生制御手段は、引き出した
    トレイ本体のうち光ディスクを交換可能な位置にあるト
    レイについて、ディスク装填後にそのトレイに載置され
    ている光ディスクのTOC情報を読み取り、この読み取
    ったTOC情報とトレイ本体を引き出す前にそのトレイ
    に載置されていた光ディスクから読み取ってメモリに格
    納されていたTOC情報とを比較し、両TOC情報が異
    なるときには、今回読み取ったTOC情報とこのTOC
    情報を読み取るためのサーボ系の自動調整データである
    フォーカスデータ、トラッキングデータ及び光ピックア
    ップの照射光量データと、光ディスクの種類情報とを前
    記メモリに更新して格納することを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 複数枚の光ディスクを交換可能に保持す
    るディスク保持手段と、保持している複数枚の光ディス
    クの中から任意の光ディスクを選択して再生する再生制
    御手段とを備えた情報処理装置において、 光ディスクの装填時、前記再生制御手段は、前記ディス
    ク保持手段に保持された全ての光ディスクのTOC情報
    を読み取ってメモリに格納するとともに、TOC情報を
    読み取るためのサーボ系の自動調整データも合わせてメ
    モリに格納することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記自動調整データが、光ピックアップ
    のフォーカスデータであることを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記自動調整データが、トラッキングデ
    ータを含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記自動調整データが、光ピックアップ
    の照射光量データを含むことを特徴とする請求項3また
    は請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスク保持手段に保持されている
    光ディスクの種類情報も合わせてメモリに格納すること
    を特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載
    の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 複数枚の光ディスクを交換可能に保持す
    るディスク保持手段と、保持している複数枚の光ディス
    クの中から任意の光ディスクを選択して再生する再生制
    御手段とを備えた情報処理装置において、 複数枚の光ディスクを載置可能な前記ディスク保持手段
    のトレイ本体を装置本体から引き出した後、再び装置本
    体内に装填したとき、前記再生制御手段は、引き出した
    トレイ本体のうち光ディスクを交換可能な位置にあるト
    レイについて、ディスク装填後にそのトレイに載置され
    ている光ディスクのTOC情報を読み取り、この読み取
    ったTOC情報とトレイ本体を引き出す前にそのトレイ
    に載置されていた光ディスクから読み取ってメモリに格
    納されていたTOC情報とを比較し、両TOC情報が異
    なるときには、今回読み取ったTOC情報とこのTOC
    情報を読み取るためのサーボ系の自動調整データとを前
    記メモリに更新して格納することを特徴とする情報処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記自動調整データが、光ピックアップ
    のフォーカスデータであることを特徴とする請求項7に
    記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記自動調整データが、トラッキングデ
    ータを含むことを特徴とする請求項8に記載の情報処理
    装置。
  10. 【請求項10】 複数枚の光ディスクを交換可能に保持
    するディスク保持手段と、保持している複数枚の光ディ
    スクの中から任意の光ディスクを選択して再生する再生
    制御手段とを備えた情報処理装置において、 複数枚の光ディスクを載置可能な前記ディスク保持手段
    のトレイ本体を装置本体から引き出した後、再び装置本
    体内に装填したとき、前記再生制御手段は、引き出した
    トレイ本体のうち光ディスクを交換可能な位置にあるト
    レイについて、ディスク装填後にそのトレイに載置され
    ている光ディスクのTOC情報を読み取り、この読み取
    ったTOC情報とトレイ本体を引き出す前にそのトレイ
    に載置されていた光ディスクから読み取ってメモリに格
    納されていたTOC情報とを比較し、両TOC情報が異
    なるときには、今回読み取ったTOC情報とこのTOC
    情報を読み取るためのサーボ系の自動調整データである
    フォーカスデータ、トラッキングデータ及び光ピックア
    ップの照射光量データとを前記メモリに更新して格納す
    ることを特徴とする情報処理装置。
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