JP3087447B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP3087447B2
JP3087447B2 JP04140176A JP14017692A JP3087447B2 JP 3087447 B2 JP3087447 B2 JP 3087447B2 JP 04140176 A JP04140176 A JP 04140176A JP 14017692 A JP14017692 A JP 14017692A JP 3087447 B2 JP3087447 B2 JP 3087447B2
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章二 桜木
英生 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字等のキャラクタをイ
タリック体に修飾して印字を行なうことができる印字装
置に関し、特に、極めて見栄えの良いイタリック体のキ
ャラクタを印字することができる印字装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、文字等のキャラクタをイタリック
体に修飾して印字を行なうことができる印字装置が種々
提案されている。かかる従来の印字装置においては、例
えば、次のような方法によりキャラクタをイタリック体
に修飾して印字を行なっていた。図9及び図10に基づ
いて前記従来の方法について説明する。図9はイタリッ
ク体に修飾する前のドットデータ及びパターン領域を模
式的に示す説明図であり、図10はイタリック体に修飾
した後におけるドットデータ及びパターン領域を模式的
に示す説明図である。
【0003】図9(A)において、ドットデータは通常
のゴシック体のキャラクタ「X’g」よりなり、また、
図9(B)は各キャラクタ「X」、「’」、「g」のド
ットデータが作成される範囲を表すパターン領域A、
B、Cが示されている。即ち、各キャラクタのドットデ
ータは各パターン領域A、B、C内で作成されるもので
あり、このとき、各ドットデータは基準線(各キャラク
タに対して最大公約数的に決定された基準位置を意味す
る)Nを参照しつつ作成される。かかる各ドットデータ
をサーマルヘッドを介して印字すると図9(A)に示す
ゴシック体のキャラクタがそのまま印字される。
【0004】このようなゴシック体のドットデータをイ
タリック体のデータに変換するには、図10(B)に示
すように、それぞれのパターン領域A、B、Cの下端
a、b、cの位置をそのまま変えることなく所定量だけ
図中右方に傾け(傾き量は通常、パターン領域の高さと
水平方向へのずれ量との比を3:1程度に設定され
る)、傾斜したパターン領域A、B、Cを作成して各パ
ターン領域内A、B、Cで各キャラクタのイタリック修
飾を行ないイタリックデータを作成していた。
【0005】このように作成されたイタリックデータが
図10(A)に示されており、かかるイタリックデータ
をサーマルヘッドにより印字すると図10(A)に示す
通りのイタリック修飾キャラクタが得られるものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の印字装置におけるイタリックデータの作成方法
では、基準線Nから上下に大きく外れるキャラクタに関
して、特に、その外れた部分のイタリック修飾について
は何らの考慮も為されていないので、イタリック修飾し
た各キャラクタ間で設けられる間隔にばらつきが生じて
しまうという問題がある。
【0007】例えば、前記図10(A)に示されるよう
に、キャラクタ「X」とキャラクタ「’」との間に適正
な間隔を設けることができず、両キャラクタが相互に不
必要に重なってしまうこととなる。また、キャラクタ
「X」とキャラクタ「g」間に設けられる間隔が不必要
に大きくなってしまう。
【0008】このように、イタリック修飾された各キャ
ラクタ間に適正な間隔が形成されない場合には、各キャ
ラクタの見栄えが極めて悪く、且つ、読み難いものとな
る問題がある。
【0009】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、極めて見栄えが良く、且
つ、読み易い良いイタリック体のキャラクタを印字する
ことができる印字装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、文字、記号等のキャラクタを入力するキャラ
クタ入力手段と、キャラクタ入力手段から入力されたキ
ャラクタに対応するキャラクタデータを記憶するテキス
トメモリと、テキストメモリに記憶された各キャラクタ
データを所定のイタリック体に修飾することを指定する
イタリック指定手段と、前記テキストメモリ中の各キャ
ラクタデータに対応してキャラクタデータ毎に所定のパ
ターン領域内でドットパターンに展開して記憶するバッ
ファと、イタリック指定手段からの指定に基づいて前記
バッファ中のパターン領域を一定量傾けるとともにその
パターン領域の傾きに従ってイタリックドットパターン
を作成するイタリックデータ作成手段と、イタリックデ
ータ作成手段により作成されたイタリックドットデータ
に従ってキャラクタの印字を行なうドット印字手段とを
有する印字装置において、前記バッファ中の複数のパタ
ーン領域における最下端と最上端との間に位置し、各キ
ャラクタデータの基準となる基準位置を設定する基準位
置設定手段と、パターン領域の下端と前記基準位置と
の間のずれに基づいて、各パターン領域を基準位置に沿
ってその傾き方向に移動させる移動量を決定する移動量
決定手段とを備え、前記イタリックデータ作成手段は前
記移動量決定手段により決定された移動量に従ってパタ
ーン領域を移動させつつパターン領域内でイタリックド
ットデータを作成する構成とされる。
【0011】
【作用】前記構成を有する本発明では、先ず、キャラク
タ入力手段から入力されたキャラクタに対応するキャラ
クタデータがテキストメモリに記憶され、また、テキス
トメモリ中のキャラクタデータが所定のパターン領域内
でドットパターンに展開されてバッファに記憶される。
【0012】そして、イタリックデータ作成手段はパタ
ーン領域を一定量傾けるとともに、その傾けたパターン
領域内でイタリックドットデータを作成し、更に、基準
位置設定手段を介して複数の各パターン領域における最
下端と最上端との間で設定され、各キャラクタデータの
基準位置となる基準位置に沿って移動量決定手段によ
り決定された移動量だけ前記パターン領域をその傾き方
向に移動させる。これにより、各キャラクタ間に適正な
間隔が設けられることとなる。この後、ドット印字手段
を介して前記のように作成されたイタリックドットデー
タのドット印字が行なわれイタリック体にて修飾したキ
ャラクタが印字される。
【0013】
【実施例】以下、本発明をテープ印字装置について具体
化した一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明
する。
【0014】図1はテープカセット収納部の収納カバー
を開けて示すテープ印字装置の平面図である。図1にお
いて、テープ印字装置1には文字等のキャラクタを複数
行に渡って入力するための文字入力キー2、印字キー
3、文字入力キー2から入力されたキャラクタの全てを
イタリック体に修飾することを指定するイタリックキー
4、改行指令を行なったり各種処理の実行を指令するリ
ターンキー5等の各種のキーが設けられたキーボード
6、キーボード6から入力された文字等を表示する液晶
ディスプレイ7及び後述するテープカセット13を収納
するカセット収納部8が配設されている。
【0015】また、カセット収納部8には、図示しない
パルスモータにより回転駆動され、テープカセット13
のリボン巻取スプール21を回動してサーマルインクリ
ボン17を巻取るリボン巻取軸9が立設されており、
又、その斜め前方(キーボード6側)には、後述するテ
ープ送りモータ40から適宜の伝達機構を介して回転駆
動され、後述するテープ送りローラ27を回動するため
のテープ送りローラ軸10が立設されている。
【0016】更に、カセット収納部8の前方には、サー
マルインクリボン17を介して後述するフィルムテープ
15上に印字を行うサーマルヘッド11が固設されてい
る。また、かかるカセット収納部8は、テープ印字装置
1の後方に回動可能に枢支された収納カバー12により
開閉され、開状態でテープカセット13の交換等が行わ
れる。
【0017】次に、テープカセット13の構成について
図2を参照して説明する。図2はカセット収納部8にテ
ープカセット13を収納した状態を示す平面図(テープ
カセット13は上ケースを除いて示す)である。
【0018】図2において、下ケース14内には透明な
フィルムテープ15が巻回されたテープスプール16、
サーマルインクリボン17が巻回されたリボンスプール
18、剥離紙付き両面粘着テープ19が剥離紙側を外側
にして巻回された粘着テープスプール20が配設されて
おり、これら各スプール16、18、20は図示しない
上ケースの下面に設けられた支持部との協働により回転
可能に支持されている。
【0019】また、各スプール16、18、20の間に
リボン巻取スプール21が同様に回転可能に支持されて
おり、かかるリボン巻取スプール21は前記したリボン
巻取軸9に噛合されリボン巻取軸9の駆動により印字で
使用されたサーマルインクリボン17を巻取る。
【0020】更に、前記したサーマルヘッド11は下ケ
ース14に設けられた凹部22に配置され、このサーマ
ルヘッド11にはローラホルダ23に回転可能に支持さ
れたプラテンローラ24が圧接可能な位置に対向配置さ
れている。かかるサーマルヘッド11は多数の発熱素子
(本実施例に係るテープ印字装置1のサーマルヘッド1
1では128個の発熱素子が設けられている)を有して
おり、サーマルインクリボン17を介してフィルムテー
プ15に文字等の印字を行うものである。
【0021】また、下ケース14のテープ排出部25
(図1、図2中左下側)の近傍にテープ圧接ローラ26
が回転可能に支持され、このテープ圧接ローラ26には
ローラホルダ23に回転可能に支持されたテープ送りロ
ーラ27が圧接可能な位置に対向配置されている。
【0022】カセット収納部8において、テープカセッ
ト13の前方(図1、図2中下側)には、ローラホルダ
23が支持軸28により回動可能に枢支され、このロー
ラホルダ23は図示しない手動の切換機構により印字位
置とリリース位置とに切換可能とされている(図1、図
2は共に印字位置に切り換えられた状態を示す)。
【0023】かかるローラホルダ23には、前記したプ
ラテンローラ24及びテープ送りローラ27がそれぞれ
回転可能、且つ、ローラホルダ23が印字位置に切り換
えられたときにサーマルヘッド11及び圧接ローラ26
に対し圧接されるように配設されている。尚、テープ送
りローラ27は前記したテープ送りローラ軸10により
回転駆動され、同時に、圧接ローラ26は図示しないギ
ヤ機構でテープ送りローラ27と連動して回転駆動され
る。
【0024】また、圧接ローラ26及びテープ送りロー
ラ27は、これらが協働してサーマルヘッド11により
サーマルインクリボン17を介して文字等が印字された
フィルムテープ15に対し両面粘着テープ19の粘着剤
面を圧着し、最終的にテープTを作成するとともに矢印
J方向にテープTを送り出すものである。
【0025】次に、このように構成されるテープ印字装
置1の制御系について図3を参照して説明する。図3は
テープ印字装置1の制御ブロック図を示し、制御装置3
0を核として構成されている。制御装置30はCPU3
1、ROM32、CGROM33、及び、RAM34か
らなり、これらはバス35を介して相互に接続されてい
るとともに、入出力インターフェイス36にも接続され
ている。
【0026】ここに、ROM32は各種のプログラムを
記憶させておくものであり、後述するテープ印字制御プ
ログラム、印字処理制御プログラム、イタリック修飾処
理プログラム、その他テープ印字装置1の制御上必要な
各種のプログラムが記憶されている。そして、CPU3
1はかかるROM32に記憶されている各種のプログラ
ムに基づいて各種の演算を行なうものである。
【0027】また、CGROM33にはキーボード6か
ら入力される各キャラクタに対応するドットパターンデ
ータが記憶されており、ドットパターンデータがCGR
OM33から読み出されて後述する展開バッファ43に
転送されるものである。
【0028】更に、RAM34はCPU31により演算
された各種の演算結果を一時的に記憶させておくための
ものであり、かかるRAM34には図4に示すように各
種のメモリが設けられている。
【0029】図4において、テキストメモリ41はキー
ボード6から入力されたキャラクタに対応するコードデ
ータを文書データとして順次記憶していくものであり、
また、テキストポインタ42はそのポインタ値Pにより
前記のように入力された文書データをテキストメモリ4
1に記憶させる記憶領域を指示するものである。
【0030】また、展開バッファ43はテキストメモリ
41に記憶されているキャラクタコードデータに対応し
てCGROM33から読み出されたドットパターンデー
タが展開されて記憶されるものであり、更に、修飾バッ
ファ44は展開バッファ43に記憶されているドットパ
ターンデータを後述するイタリック修飾処理を介して修
飾されたイタリックドットデータを記憶させておくもの
である。
【0031】更に、印字バッファ45は印字時に修飾バ
ッファ44に記憶されたイタリックドットデータが転送
され記憶されるものであり、サーマルヘッド11はかか
る印字バッファ45に記憶されているイタリックドット
データに従ってドット印字を行なうものである。フラグ
メモリ46は、イタリックキー4が押下されたときにセ
ットされるイタリックフラグIFのフラグデータを記憶
するものである。
【0032】ここで、図3に戻って制御ブロック図の説
明を続けると、キーボード6が入出力インターフェイス
36を介して、また、液晶ディスプレイ7、ディスプレ
イコントローラ37が入出力インターフェイス36を介
してそれぞれ制御装置30に接続されており、キーボー
ド6からキャラクタが入力された場合前記したキャラク
タデータがテキストメモリ41に順次記憶されていくと
ともに、ドットパターン発生制御プログラムに基づいて
キーボード6を介して入力されたキャラクタを表わすド
ットパターンが液晶ディスプレイ7上に表示される。
【0033】また、サーマルヘッド11は駆動回路38
を介して駆動され、前記修飾バッファ44から印字バッ
ファ45に転送されたドットパターンデータの印字を行
い、これと同期してテープ送りモータ40は駆動回路3
9を介してテープTの送り制御を行なうものである。
【0034】続いて、前記のように構成されたテープ印
字装置の動作について図5乃至図8を参照しつつ説明す
る。図5はテープ印字制御プログラムのフローチャート
であり、ステップ(以下、Sと略記する)1においてキ
ーボード6のいずれかのキーからのキー入力があったか
どうか判断される。キー入力があった場合(S1:YE
S)にはS2に移行し、一方、キー入力がない場合(S
1:NO)にはキー入力があるまで待機する。
【0035】S2では、そのキー入力が文字入力キー2
からのキー入力かどうか判断される。文字入力キー2か
らのキー入力があった場合(S2:YES)、S3にお
いて入力された文字等のキャラクタに対応するキャラク
タデータを順次テキストメモリ41に記憶させてテキス
ト(文書)の作成処理が行なわれた後S1に戻る。この
とき、図9(A)に示すようにゴシック体のキャラクタ
「X’g」からなるテキストが作成されており、かかる
テキストが液晶ディスプレイ7上に表示されているもの
とする。
【0036】文字入力キー2からのキー入力ではないと
判断された場合(S2:NO)には、S4にてイタリッ
クキー4が押下されたかどうか判断される。イタリック
キー4が押下されたと判断した場合(S4:YES)、
S5においてイタリック修飾設定処理が行なわれた後S
1に戻る。このイタリック修飾設定処理では、イタリッ
クフラグIFがセットされると共にイタリック修飾が設
定されたことを示すマークが液晶ディスプレイ7上に表
示される。
【0037】イタリックキー4からのキー入力でない場
合(S4:NO)には、S6において印字キー3からの
キー入力であるかどうか判断される。印字キー3からの
キー入力と判断された場合(S6:YES)、S7にお
いて後述する印字処理が行なわれ、その後S1に戻る。
【0038】S6において印字キー3からのキー入力で
ないと判断された場合(S6:NO)には、S8でその
操作されたキーに対応する処理が行なわれた後S1に戻
る。これにより、イタリック修飾処理が終了する。
【0039】次に、前記図5に基づいて説明したS7で
行なわれる印字処理について説明する。図7は印字処理
制御プログラムのフローチャートを示し、先ず、S20
においてテキストポインタ42のポインタ値Pにテキス
トメモリ41のキャラクタコードデータの先頭アドレス
が記憶され、続くS21にてポインタ値Pで指示される
テキストメモリ41のコードデータが読み込まれる。
【0040】S22では、このように読み込まれたキャ
ラクタコードデータに対応してCGROM33からドッ
トパターンデータが展開バッファ43の所定記憶領域に
展開されて記憶される。更に、S23において、イタリ
ックキー4が押下されたかどうかによりイタリック修飾
が指示されたかどうか判断される。イタリック修飾が指
示されている場合(S23:YES)、S24において
後述のイタリック修飾処理が行なわれ、続くS25で修
飾バッファ44に記憶されイタリック修飾されたドット
パターンデータが印字バッファ45に転送されてS27
に移行する。
【0041】次に、イタリック修飾処理について図6に
基づき説明する。図6はイタリック修飾処理プログラム
のフローチャートを示し、S10では展開バッファ43
に記憶されているドットパターンデータを収納するのに
必要とされるパターン領域A、B、Cが修飾バッファ4
4上に確保されるとともに、他の領域がクリアされる。
この修飾バッファ44における状態が図9(B)に示さ
れている。
【0042】かかる図9(B)において、各パターン領
域A、B、Cはイタリック体に修飾され所定量傾斜され
たドットパターンデータを収納するために、パターンの
高さと水平方向へのずれとの比が3:1となるように傾
斜される。その状態を図10(B)に示す。例えば、パ
ターン領域Aの場合には、その高さdと水平方向へのず
れeとの比が3:1に設定されている。
【0043】この後、S13において展開バッファ43
に記憶されているドットパターンデータが所定量傾斜さ
せた状態で修飾バッファ44の各パターン領域A、B、
C内に転送される。このときのドットパターンデータが
図8(A)に示されている。
【0044】次に、S11において、各パターン領域
A、B、Cの下端と基準線Nとの間のずれを3で割り、
その商が求められる。ここで、ずれを3で割るのは、前
記のように各パターン領域A、B、Cの傾斜をイタリッ
クドットデータの傾斜に合致させてパターン領域の高さ
と水平方向へのずれとの比を3:1に設定したことによ
るものである。また、ずれには、パターン領域の下端が
基準線Nよりも上方に位置するとき「+(プラス)」の
符号が付され、パターン領域の下端が基準線Nよりも下
方に位置するとき「−(マイナス)」の符号が付され
る。
【0045】具体的には、図8(B)に示すように、パ
ターン領域Aについては、その下端と基準線とが一致し
ているので商は0となり、また、パターン領域Bについ
ては下端と基準線Nとの間のずれが+fとなり、その商
は+f/3となる。更に、パターン領域Cについては、
下端と基準線Nとのずれは−gとなりその商は−g/3
となる。
【0046】続く、S13においては、前記S12で求
められた各パターン領域A、B、Cについての商0、+
f/3、−g/3だけ基準線Nに沿って各パターンの傾
斜方向(図8(B)中右方向)または傾斜方向とは逆の
方向(図8(B)中左方向)に、各パターン領域A、
B、Cをずらせる。このとき、パターン領域Aについて
は商が0であるからずらせる必要はない。
【0047】また、パターン領域Bについては商が+f
/3に基づきパターンの傾斜方向(図8(B)中右方
向)にhだけずらされる。このhは前記した各パターン
領域における高さと水平方向のずれとの比の値に基づき
f/3の値と同一の値となる。更に、パターン領域Cに
ついては、パターン領域Bと同様にして、商−g/3に
基づいて前記傾斜方向とは逆方向(図8(B)中左方
向)にiだけずらされる。このiの値も前記と同様g/
3の値と同一の値となる。
【0048】これに対し、S23においてイタリック修
飾が指示されていないと判断された場合(S23:N
O)には、S26で展開バッファ43に展開されている
ドットパターンデータが印字バッファ45に転送され
る。
【0049】S27ではテキストポインタ42のポイン
タ値Pが最終値になっているかどうか判断される。最終
値になっていない場合(S27:NO)には、S29に
おいてポインタ値Pが1加算された後S21に戻る。一
方、ポインタ値Pが最終値になっている場合(S27:
YES)には、S28においてサーマルヘッド11を介
して印字バッファ45の内容が印字され印字処理制御を
終了する。このときの印字例が図8(A)に示されてお
り、「X」、「’」、「g」の各キャラクタが相互に適
正な間隔をもってイタリック体で印字されていることが
理解できる。
【0050】以上詳細に説明した通り本実施例に係るテ
ープ印字装置では、キーボード6のイタリックキー4か
ら各キャラクタのイタリック修飾指令があった場合、各
パターン領域A、B、Cの下端と基準線Nとの間のずれ
の値に基づき、ドットパターンデータのイタリック体に
対応する各パターン領域A、B、Cの傾斜に比例させた
値だけ各パターン領域A、B、Cを基準線Nに沿って、
パターン領域の下端が基準線Nよりも上側に位置する場
合にはパターンの傾斜方向に移動し、パターン領域の下
端が基準線Nよりも下側に位置する場合には前記傾斜方
向とは逆方向に移動するようにしたので、各キャラクタ
のイタリック印字を行なう場合においても各キャラクタ
間に形成されるキャラクタ間隔がばらついてしまうこと
は全くなく各キャラクタ間に適正なキャラクタ間隔を設
けつつイタリック印字を行なうことができる。
【0051】これにより、極めて見栄えが良く、且つ、
読み易いイタリック文字等の印字ができるものである。
【0052】尚、前記実施例は本発明を限定するもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
の変形、改良が可能であることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、極めて見栄
えが良く、且つ、読み易い良いイタリック体のキャラク
タを印字することができる印字装置を提供し得、その産
業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセット収納部の収納カバーを開けて示
すテープ印字装置の平面図である。
【図2】カセット収納部にテープカセットを収納した状
態を示す平面図である。
【図3】テープ印字装置の制御ブロック図である。
【図4】RAMの内容を模式的に示す説明図である。
【図5】テープ印字制御プログラムのフローチャートで
ある。
【図6】イタリック修飾処理プログラムのフローチャー
トである。
【図7】印字処理制御プログラムのフローチャートであ
る。
【図8】イタリック体に修飾した後におけるドットデー
タ及びパターン領域を模式的に示す説明図である。
【図9】イタリック体に修飾する前のドットデータ及び
パターン領域を模式的に示す説明図である。
【図10】イタリック体に修飾した後におけるドットデ
ータ及びパターン領域を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】 1 テープ印字装置 2 文字入力キー 3 印字キー 4 イタリックキー 6 キーボード 11 サーマルヘッド 30 制御装置 31 CPU 32 ROM 33 CGROM 34 RAM 41 テキストメモリ 43 展開バッファ 44 修飾バッファ 45 印字バッファ A、B、C パターン領域 N 基準線 f、g ずれ h、i 移動量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−7558(JP,A) 特開 平4−154264(JP,A) 特開 昭61−289380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/485 B41J 3/36 G06F 17/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、記号等のキャラクタを入力するキ
    ャラクタ入力手段と、 キャラクタ入力手段から入力されたキャラクタに対応す
    るキャラクタデータを記憶するテキストメモリと、 テキストメモリに記憶された各キャラクタデータを所定
    のイタリック体に修飾することを指定するイタリック指
    定手段と、前記 テキストメモリ中の各キャラクタデータに対応して
    キャラクタデータ毎に所定のパターン領域内でドットパ
    ターンに展開して記憶するバッファと、 イタリック指定手段からの指定に基づいて前記バッファ
    中のパターン領域を一定量傾けるとともにそのパターン
    領域の傾きに従ってイタリックドットパターンを作成す
    るイタリックデータ作成手段と、 イタリックデータ作成手段により作成されたイタリック
    ドットデータに従ってキャラクタの印字を行なうドット
    印字手段とを有する印字装置において、前記バッファ中の複数のパターン領域における最下端と
    最上端との間に位置し、各キャラクタデータの基準とな
    基準位置を設定する基準位置設定手段と、 パターン領域の下端と前記基準位置との間のずれに基
    づいて、各パターン領域を基準位置に沿ってその傾き方
    向に移動させる移動量を決定する移動量決定手段とを備
    え、 前記イタリックデータ作成手段は前記移動量決定手段に
    より決定された移動量に従ってパターン領域を移動させ
    つつパターン領域内でイタリックドットデータを作成す
    ることを特徴とする印字装置。
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