JP3087350U - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP3087350U
JP3087350U JP2002000169U JP2002000169U JP3087350U JP 3087350 U JP3087350 U JP 3087350U JP 2002000169 U JP2002000169 U JP 2002000169U JP 2002000169 U JP2002000169 U JP 2002000169U JP 3087350 U JP3087350 U JP 3087350U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データの読み出し動作の状態を示す状態レジス
タが省略されたSODCを用いるときにも、簡単化され
た手順でもって、データの読み出しにおけるSODCの
動作状態の詳細を示す。 【解決手段】制御手段は、読出コマンドをデータ読出手
段に与えたときには状態記憶エリアの値を読出待状態を
示す値に設定し、状態記憶エリアの値が読出待状態を示
す値となっているときに、1セクタ分のデータの読み出
しを示す割込信号が送出されると状態記憶エリアの値を
読出中状態を示す値に設定し(S5)、データ読出手段
がエラーやバッファフルを示す割込信号を送出したと
き、または、読出コマンドに対応したセクタ数のデータ
の読み出しを終了したときには、状態記憶エリアの値を
停止状態を示す値に設定する(S8,S9)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、光ディスクに記録されたデータを読み出すとともに、読み出したデ ータをバッファに記憶するデータ読出手段を備えた光ディスク再生装置に係り、 より詳細には、メモリ上に設けられた状態記憶エリアに、データ読出手段の読み 出し状態を示す値を格納する光ディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクの読み出しを行う読み出し回路をLSI化した従来技術の1つに、 特開2001−117724号として提案された「半導体集積回路装置及びシス テム」がある。なお、この技術の前提となっているDVD信号処理LSIについ て説明すると、以下に示す構成となっている。
【0003】 上記したLSIには、大別すると、信号処理回路、ホストインタフェース部、 バッファコントローラ、および、マイコンインタフェース部が設けられている。 そして、信号処理回路には、ピックアップから出力される信号を受けるデータス トローブ回路、ピックアップのアクチュエータやモータの動作を制御するサーボ 制御回路、符号処理を行う復調回路、および、誤り訂正回路を設けている。また 、ホストインタフェース部には、ホストコンピュータからのホストコマンドなど を保持するタスクファイルレジスタ、割込レジスタを含む制御レジスタ、ホスト インタフェース部の動作を制御する制御回路、データ転送時のレートの整合を行 うFIFOを設けている。また、マイコンインタフェース部には、ホストコンピ ュータの指示に従って、上記LSIによるDVDの読み出し動作を開始させると ともに、そのシーケンス制御を行い、且つ、サーボ制御の指示を行うマイクロコ ントローラが接続されるようになっている。なお、このマイクロコントローラは 、上記LSIの外部に設けられたブロックとなっていて、マイクロコンピュータ として既知の構成が採用されるようになっている。
【0004】 そして、ホストコンピュータから出力される10数バイトのパケットコマンド は、上記したFIFOを介してマイクロコントローラに与えられるようになって いる。一方、上記FIFOは、マイクロコントローラから見る場合には、I/O 空間に割り当てられている。従って、ホストコンピュータから出力されたパケッ トコマンドを獲得するには、パケットコマンドをI/O空間から内部レジスタに 転送した後、マイクロコントローラに内蔵されたRAM領域に転送する必要が生 じる。つまり、パケットコマンドの獲得は、マイクロコントローラにとってはス テップ数の多い動作となり、処理に時間を要する。このため、その他の動作の処 理能力を低下させることになる。
【0005】 このことから、上記した従来技術においては、パケットコマンドを外部から書 き込むためのパケットコマンドレジスタを別途に設けている。且つ、このパケッ トコマンドレジスタを、マイクロコントローラのメモリ空間に配置するようにし ている。従って、マイクロコントローラにとっては、ホストコンピュータから与 えられたパケットコマンドを、転送することなく、パケットコマンドレジスタか ら直接に取得可能、あるいは直接に参照可能となるので、パケットコマンドに関 する処理時間が短縮されることになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成を用いた場合にも、以下に示す問題が生じていた。す なわち、DVDからのデータの読み出しやサーボ制御などを行うためのICであ るDVDプレイヤ用光ディスクコントローラ(上記したLSIにほぼ準じる構成 となっており、以下ではSODCと称する)は、マイクロコンピュータから読出 コマンドが与えられたとき、DVDからデータの読み出しを開始するようになっ ている。従って、読出コマンドに従ってSODCが読出状態にあるとき、次のコ マンドをSODCに与えると、SODCは所定動作を行うことができない。この ため、読出コマンドを与えた後、次のコマンドを与えようとする場合には、読出 状態が終了しているかどうかを判定する必要がある。しかしながら多種あるSO DCの中には、読出状態にあるかどうかを示す状態レジスタが省略されたものが ある。従って、このようなSODCを使用する場合、読出コマンドを与えた後、 次にコマンドを与えるタイミングを決定するのが困難となるため、非常に使いづ らいものとなっていた。
【0007】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、その目的は、SO DCから出力されるエラーの報知信号と、バッファの記憶エリアの不足を示す報 知信号と、1セクタの読み出しを示す報知信号とに基づき、SODCが、読出コ マンドに従った動作を行っているときと、停止状態にあるときとで、メモリ上に 設定された状態記憶エリアに異なる値を格納し、且つ、読出状態を読出待状態と 読出中状態とに区分し、読出待状態に状態記憶エリアに格納する値と、読出中状 態に状態記憶エリアに格納する値とを異ならせ、且つ、読出コマンドの実行終了 を、1セクタ分の読み出し終了を示す割込信号の送出回数に基づいて判定するこ とにより、データの読み出し動作の状態を示す状態レジスタが省略されたSOD Cを用いるときにも、簡単化された手順でもって、データの読み出しにおけるS ODCの動作状態を、誤りなく詳細に示すことのできる光ディスク再生装置を提 供することにある。
【0008】 また本考案の目的は、SODCから出力される1セクタの読み出しを示す報知 信号に基づき、SODCが、読出コマンドに従った動作を行っているときと、停 止状態にあるときとで、メモリ上に設定された状態記憶エリアに異なる値を格納 することにより、データの読み出し動作の状態を示す状態レジスタが省略された SODCを用いるときにも、データの読み出しにおけるSODCの動作状態を示 すことのできる光ディスク再生装置を提供することにある。
【0009】 また上記目的に加え、読出状態を読出待状態と読出中状態とに区分し、読出待 状態に状態記憶エリアに格納する値と、読出中状態に状態記憶エリアに格納する 値とを異ならせることにより、SODCの動作状態をより詳しく示すことのでき る光ディスク再生装置を提供することにある。
【0010】 また上記目的に加え、SODCから、エラーの報知信号またはバッファの記憶 エリアの不足を示す報知信号が送出されるときには、状態記憶エリアに停止状態 を示す値を格納することにより、読み出しにおける不具合が生じたときにも、S ODCの動作状態を誤りなく示すことのできる光ディスク再生装置を提供するこ とにある。
【0011】 また上記目的に加え、読出コマンドの実行終了を、1セクタ分の読み出し終了 を示す報知信号の送出回数に基づいて判定することにより、詳細な動作状態を示 すために要する手順を簡単化することのできる光ディスク再生装置を提供するこ とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案に係る光ディスク再生装置は、読出コマンドが 与えられると光ディスクに記録されたデータを読み出すとともに読み出したデー タをバッファに記憶するデータ読出手段と、データ読出手段の動作を制御する制 御手段とを備え、データ読出手段は、データの読み出しにおいてエラーを生じた ときと、バッファの記憶エリアが不足になるときと、1セクタ分のデータの読み 出しが終了したときとに、制御手段に報知信号を送出する光ディスク再生装置に おいて、メモリ上に設けられた状態記憶エリアを備え、制御手段は、読出コマン ドをデータ読出手段に与えたときには状態記憶エリアの値を読出待状態を示す値 に設定し、状態記憶エリアの値が読出待状態を示す値となっているときに、1セ クタ分のデータの読み出しを示す報知信号が送出されると状態記憶エリアの値を 読出中状態を示す値に設定し、データ読出手段が前記エラーが生じたことを示す 報知信号を送出したとき、または、データ読出手段がバッファの記憶エリアが不 足になることを示す報知信号を送出したとき、または、データ読出手段が読出コ マンドに対応したセクタ数のデータの読み出しを終了したときに、状態記憶エリ アの値を停止状態を示す値に設定するとともに、データ読出手段が読出コマンド に対応したセクタ数のデータの読み出しを終了したかどうかを、1セクタ分のデ ータの読み出しを示す報知信号の送出回数を計数することによって判別し、且つ 、報知信号は割込信号となっている。
【0013】 すなわち、状態記憶エリアの値は、データ読出手段が、読出コマンドに従って 目的のアドレスをシークしている読出待状態のときと、データの読み出しを行っ ている読出中状態のときと、停止状態のときとで異なる値となる。また、1セク タ分のデータの読み出しを示す割込信号の送出回数を計数するのみで、読み出し の終了が判別される。
【0014】 また本考案に係る光ディスク再生装置は、読出コマンドが与えられると光ディ スクに記録されたデータを読み出すとともに読み出したデータをバッファに記憶 するデータ読出手段と、データ読出手段の動作を制御する制御手段とを備え、デ ータ読出手段は、1セクタ分のデータの読み出しが終了する毎に、1セクタ分の データの読み出し終了の報知信号を制御手段に送出する光ディスク再生装置にお いて、メモリ上に設けられた状態記憶エリアを備え、制御手段は、読出コマンド をデータ読出手段に与えたときには状態記憶エリアの値を読出状態を示す値に設 定し、報知信号に基づいてデータ読出手段が読出コマンドに対応したセクタ数の データの読み出しを終了したと判別したときには状態記憶エリアの値を停止状態 を示す値に設定する。すなわち、状態記憶エリアの値は、データ読出手段が、読 出コマンドに従った動作を行っているときと、停止状態のときとで異なる値とな る。
【0015】 また上記構成に加え、読出状態が読出待状態と読出中状態とに分割され、制御 手段は、読出コマンドをデータ読出手段に与えたときには状態記憶エリアの値を 読出待状態を示す値に設定し、状態記憶エリアの値が読出待状態を示す値となっ ているときに1セクタ分のデータの読み出しを示す報知信号が送出されると、状 態記憶エリアの値を読出中状態を示す値に設定する。すなわち、状態記憶エリア の値は、データ読出手段が、読出コマンドに従って目的のアドレスをシークして いる読出待状態のときと、データの読み出しを行っている読出中状態のときとで 異なる値となる。
【0016】 また上記構成に加え、データ読出手段は、データの読み出しにおいてエラーを 生じたときと、データの読み出しにおいてバッファの記憶エリアが不足になると きとに制御手段に報知信号を送出し、制御手段は、データ読出手段が前記エラー が生じたことを示す報知信号を送出したとき、または、データ読出手段がバッフ ァの記憶エリアが不足になることを示す報知信号を送出したときには、状態記憶 エリアの値を停止状態を示す値に設定する。すなわち、読み出しにおいて不具合 が生じたときには、状態記憶エリアの値は停止状態を示す値になる。
【0017】 また上記構成に加え、データ読出手段が読出コマンドに対応したセクタ数のデ ータの読み出しを終了したかどうかを、1セクタ分のデータの読み出しを示す報 知信号の送出回数を計数することによって判別する。すなわち、1セクタ分のデ ータの読み出しを示す報知信号の送出回数を計数するのみで、読み出しの終了が 判別される。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。 図3は、本考案に係る光ディスク再生装置の一実施形態の電気的構成を示すブ ロック線図である。
【0019】 図において、ピックアップ3は、ディスクモータ2により回転駆動されるDV D(光ディスク)1に記録された信号を再生し、再生した信号をデータ読出手段 6に送出するブロックとなっている。
【0020】 データ読出手段6は、SODCの略称の元に提供されているDVDプレイヤ用 光ディスクコントローラICであり、サーボ制御のための回路、ピックアップ3 により再生された信号を処理するための回路、ホスト側制御手段9とのインタフ ェースを行うための回路、および、制御手段7とのインタフェースを行うための 回路を備えている。
【0021】 すなわち、駆動回路4を介して、ディスクモータ2の回転をサーボ制御すると ともに、ピックアップ3をトラックに追従させる制御を行う。また、ピックアッ プ3によって再生された信号からデジタルデータ(以下では単にデータと称する )を復調するとともに、復調したデータのエラー訂正を行う。そして、エラー訂 正したデータをバッファ5に格納するとともに、バッファ5に格納したデータを AVデコーダ10に送出する。また、ホスト側制御手段9が送出する指示を受け 取り、制御手段7に与える。また、AVデコーダ10に出力するデータに関した 情報をホスト側制御手段9に与える。
【0022】 また、制御手段7からトラックジャンプの指示が与えられたときには、目的と するトラックにピックアップ3の再生位置をジャンプさせる。また、制御手段7 から読出コマンドが与えられたときには、指示されたアドレスから、指示された セクタ分のデータの読み出しを行う。且つ、1セクタ分のデータの読み出しが終 了する毎に、1セクタの読み出しを示す割込信号21を制御手段7に送出する。 また、上記した読み出しにおいて、エラーが生じたときには、読み出し動作を終 了するとともに、エラーが生じたことを、割込信号21を用いて制御手段7に知 らせる。また、バッファ5の記憶エリアに不足が生じたときにも、読み出し動作 を終了するとともに、バッファ5の記憶エリアの不足を、割込信号21を用いて 制御手段7に知らせる。
【0023】 なお、データ読出手段6には、読出コマンドに対応する上記した動作を行うと きに、読み出し動作に移行したことや読み出しが終了したことを制御手段7に知 らせるためのレジスタが省略された回路構成のICが用いられている。
【0024】 状態記憶エリア8は、制御手段7によりアクセスされるメモリ上に設けられた 1バイトの記憶エリアとなっている。制御手段7は、マイクロコンピュータによ り構成されたブロックとなっていて、データ読出手段6の動作を制御する。すな わち、ホスト側制御手段9から、データの読み出しの開始アドレスとセクタ数と が与えられると、データ読出手段6に、トラックジャンプのアドレスを指示する 。そして後、読出コマンドを与えることによって、データ読出手段6にデータの 読み出しを行わせる。また、データ読出手段6にデータの読み出しを行わせると きには、読み出されたセクタの数を、カウンタ13によって計数する。
【0025】 なお、既に述べたように、データ読出手段6は、読出コマンドに対応した動作 において、読み出し動作に移行したことや、読み出しを終了したことを制御手段 7の側に知らせない。このため、制御手段7は、割込信号21に基づき、データ 読出手段6の読み出しにおける動作状態を判別し、その判別結果に基づく値を状 態記憶エリア8に格納する。
【0026】 すなわち、制御手段7は、読出コマンドをデータ読出手段6に与えたときには 、状態記憶エリア8の値を、読出待状態を示す値『1』に設定する。そして、状 態記憶エリア8の値が読出待状態を示す値となっているときに、1セクタ分のデ ータの読み出しを示す割込信号21が送出されると、状態記憶エリア8の値を、 読出中状態を示す値『2』に設定する。そして、データ読出手段6がエラーが生 じたことを示す割込信号21を送出したとき、および、バッファ5の記憶エリア が不足になることを示す割込信号21を送出したとき、および、読出コマンドに 対応したセクタ数のデータの読み出しを終了したときには、状態記憶エリア8の 値を、停止状態を示す値『0』に設定する。
【0027】 なお、データ読出手段6が読出コマンドに対応したセクタ数のデータの読み出 しを終了したかどうかについては、1セクタ分のデータの読み出しを示す割込信 号21の送出回数を、カウンタ13を用いて計数し、その計数結果から判別する ようになっている。
【0028】 ホスト側制御手段9は、マイクロコンピュータにより構成されたブロックとな っていて、ディスクモータ2、ピックアップ3、駆動回路4、バッファ5、デー タ読出手段6、制御手段7、および、状態記憶エリア8を1つのブロックと見な し、このブロックの動作を制御する。また、AVデコーダ10の動作を制御する 。AVデコーダ10は、バッファ11をワークエリアとして、映像信号や音声信 号の伸張を行うブロックとなっている。D/A変換器12は、AVデコーダ10 において伸張された映像信号や音声信号を、アナログ信号に変換し、外部に送出 する。
【0029】 図1は、割込信号21が送出された場合の実施形態の主要動作を示すフローチ ャート、図2は、読出コマンドを発行するときの実施形態の主要動作を示すフロ ーチャート、図4は、状態記憶エリア8の値の変化を示す説明図である。必要に 応じて同図を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。
【0030】 状態記憶エリア8の値は、初期値では『0』になっている。この状態において 、データの読み出しの指示が与えられると、制御手段7は、データ読出手段6に トラックジャンプを行わせる(時刻T1)。そして、ピックアップ3の再生位置 が、読み出しの目的アドレスの少し前となったとき、読出コマンドの発行に先立 ち、状態記憶エリア8の値を調べる。このときでは、状態記憶エリア8の値は『 0』であり、データ読出手段6は停止状態(コマンド待ち)になっていることが 示される。このため、動作は、ステップS11,S12からステップS13へと 移行し、制御手段7は、データ読出手段6に対して読出コマンドを発行する(時 刻T2)。また、状態記憶エリア8に、読出待状態を示す値『1』を格納する( ステップS14)。
【0031】 上記動作が終了した後には、データ読出手段6から割込信号21が送出される まで、その他の動作を行う。そして、割込信号21が送出されたときには、割込 信号21が、エラーを示す信号であるのか(ステップS1)、バッファ5の記憶 エリアの不足を示す信号であるのか(ステップS2)、あるいは、1セクタの読 み出しの終了を示す信号であるのか(ステップS3)を判定する。
【0032】 一方、データ読出手段6の側では、読出コマンドが与えられると、読出コマン ドにより指示されたセクタ分の最初のセクタ31に対するシーク動作を行う。そ して、最初のセクタ31が現れると、そのセクタ31を読み出すとともに、1セ クタの読み出しの終了を示す割込信号21を制御手段7に送出する(時刻T3) 。従って、このときでは、動作は、ステップS1〜S3からステップS4に移行 し、制御手段7は、状態記憶エリア8の値が、読出待状態を示す『1』になって いるかどうかを判定する。このときでは、状態記憶エリア8の値は、ステップS 14の動作によって、読出待状態を示す『1』になっている。従って、動作はス テップS5に移行し、制御手段7は、時刻T3において、状態記憶エリア8に、 読出中状態を示す値『2』を格納する。また、読み出したセクタ数を示すカウン タ13の値を1にする。
【0033】 以後、データ読出手段6は、セクタ32,33,・・・のそれぞれを読み出す 毎に、1セクタの読み出しの終了を示す割込信号21を送出する。また、このと きでは、状態記憶エリア8の値は『2』となっているので、動作は、ステップS 1〜S4からステップS6に移行し、制御手段7は、カウンタ13の値を1つ増 加させる。そして後、カウンタ13の値が、読出コマンドにおいて指示したセク タ数に一致するかどうかを調べる(ステップS7)。一致しないときには、動作 を終了する。
【0034】 従って、読出コマンドにより示されたセクタ分の最後のセクタ41の読み出し が終了し、1セクタの読み出しの終了を示す割込信号21が送出されたとき(時 刻T4)には、動作は、ステップS1〜S4、S6,S7から、ステップS8に 移行する。このため、制御手段7は、状態記憶エリア8に、停止状態を示す値『 0』を格納する。
【0035】 なお、上記した読み出し動作の途中において、データ読出手段6から、エラー を示す割込信号21が送出された場合、動作は、ステップS1からステップS9 に移行し、制御手段7は、状態記憶エリア8に、停止状態を示す値『0』を格納 する。また、上記した読み出し動作の途中において、データ読出手段6から、バ ッファ5の記憶エリアの不足を示す割込信号21が送出された場合、動作は、ス テップS1,S2からステップS9に移行し、制御手段7は、状態記憶エリア8 に、停止状態を示す値『0』を格納する。
【0036】 以上説明したように、制御手段7は、読出コマンドをデータ読出手段6に発行 するときには、この発行に先立ち、状態記憶エリア8の値を調べる。そして、状 態記憶エリア8の値が停止状態を示す値『0』のときにのみ、データ読出手段6 に読出コマンドの発行を行う。このため、データ読出手段6が読出コマンドに従 った動作を行っているときに、再び読出コマンドがデータ読出手段6に発行され ることが防止される。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、データ読出手段は、データの読み出し においてエラーを生じたときと、バッファの記憶エリアが不足になるときと、1 セクタ分のデータの読み出しが終了したときとに、制御手段に報知信号を送出す る光ディスク再生装置において、制御手段は、読出コマンドをデータ読出手段に 与えたときには状態記憶エリアの値を読出待状態を示す値に設定し、状態記憶エ リアの値が読出待状態を示す値となっているときに、1セクタ分のデータの読み 出しを示す報知信号が送出されると状態記憶エリアの値を読出中状態を示す値に 設定し、データ読出手段が前記エラーが生じたことを示す報知信号を送出したと き、または、データ読出手段がバッファの記憶エリアが不足になることを示す報 知信号を送出したとき、または、データ読出手段が読出コマンドに対応したセク タ数のデータの読み出しを終了したときに、状態記憶エリアの値を停止状態を示 す値に設定するとともに、データ読出手段が読出コマンドに対応したセクタ数の データの読み出しを終了したかどうかを、1セクタ分のデータの読み出しを示す 割込信号の送出回数を計数することによって判別している。従って、状態記憶エ リアの値は、データ読出手段が、読出コマンドに従って目的のアドレスをシーク している読出待状態のときと、データの読み出しを行っている読出中状態のとき と、停止状態のときとで異なる値となり、且つ、1セクタ分のデータの読み出し を示す割込信号の送出回数を計数するのみで、読み出しの終了を判別することが できるので、データの読み出し動作の状態を示す状態レジスタが省略されたSO DCを用いるときにも、簡単化された手順でもって、データの読み出しにおける SODCの動作状態を、誤りなく詳細に示すことができる。
【0038】 また本考案によれば、制御手段は、読出コマンドをデータ読出手段に与えたと きには状態記憶エリアの値を読出状態を示す値に設定し、データ読出手段が読出 コマンドに対応したセクタ数のデータの読み出しを終了したときには状態記憶エ リアの値を停止状態を示す値に設定する。従って、状態記憶エリアの値は、デー タ読出手段が読出コマンドに対応した動作状態にあるときと、停止状態になると きとで異なる値となるため、データの読み出し動作の状態を示す状態レジスタが 省略されたSODCを用いるときにも、データの読み出しにおけるSODCの動 作状態を示すことができる。
【0039】 また、さらに、読出状態が読出待状態と読出中状態とに分割され、制御手段は 、読出コマンドをデータ読出手段に与えたときには状態記憶エリアの値を読出待 状態を示す値に設定し、状態記憶エリアの値が読出待状態を示す値となっている ときに1セクタ分のデータの読み出しを示す報知信号が送出されると、状態記憶 エリアの値を読出中状態を示す値に設定する。従って、状態記憶エリアの値は、 データ読出手段が、読出コマンドに従って目的のアドレスをシークしている読出 待状態のときと、データの読み出しを行っている読出中状態のときとで異なる値 となるので、SODCの動作状態をより詳しく示すことができる。
【0040】 また、さらに、制御手段は、データ読出手段が前記エラーが生じたことを示す 報知信号を送出したとき、または、データ読出手段がバッファの記憶エリアが不 足になることを示す報知信号を送出したときには、状態記憶エリアの値を停止状 態を示す値に設定する。従って、読み出しにおいて不具合が生じたときには、状 態記憶エリアの値は停止状態を示す値になるので、読み出しにおける不具合が生 じたときにも、SODCの動作状態を誤りなく示すことができる。
【0041】 また、さらに、データ読出手段が読出コマンドに対応したセクタ数のデータの 読み出しを終了したかどうかを、1セクタ分のデータの読み出しを示す報知信号 の送出回数を計数することによって判別する。従って、1セクタ分のデータの読 み出しを示す報知信号の送出回数を計数するのみで、読み出しの終了が判別され るので、動作状態を示すために要する手順を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】割込信号が送出された場合の実施形態の主要動
作を示すフローチャートである。
【図2】読出コマンドを発行するときの実施形態の主要
動作を示すフローチャートである。
【図3】実施形態の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
【図4】状態記憶エリアの値の変化を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
5 バッファ 6 データ読出手段 7 制御手段 8 状態記憶エリア 21 割込信号 S5 状態記憶エリアに読出中状態を示す値を格納する
ステップ S7 読み出しの終了を判別するステップ S8,S9 状態記憶エリアに停止状態を示す値を格納
するステップ S14 状態記憶エリアに読出待状態を示す値を格納す
るステップ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読出コマンドが与えられると光ディスク
    に記録されたデータを読み出すとともに読み出したデー
    タをバッファに記憶するデータ読出手段と、 データ読出手段の動作を制御する制御手段とを備え、 データ読出手段は、データの読み出しにおいてエラーを
    生じたときと、バッファの記憶エリアが不足になるとき
    と、1セクタ分のデータの読み出しが終了したときと
    に、制御手段に報知信号を送出する光ディスク再生装置
    において、 メモリ上に設けられた状態記憶エリアを備え、 制御手段は、読出コマンドをデータ読出手段に与えたと
    きには状態記憶エリアの値を読出待状態を示す値に設定
    し、状態記憶エリアの値が読出待状態を示す値となって
    いるときに、1セクタ分のデータの読み出しを示す報知
    信号が送出されると状態記憶エリアの値を読出中状態を
    示す値に設定し、データ読出手段が前記エラーが生じた
    ことを示す報知信号を送出したとき、または、データ読
    出手段がバッファの記憶エリアが不足になることを示す
    報知信号を送出したとき、または、データ読出手段が読
    出コマンドに対応したセクタ数のデータの読み出しを終
    了したときに、状態記憶エリアの値を停止状態を示す値
    に設定するとともに、 データ読出手段が読出コマンドに対応したセクタ数のデ
    ータの読み出しを終了したかどうかを、1セクタ分のデ
    ータの読み出しを示す報知信号の送出回数を計数するこ
    とによって判別し、且つ、報知信号は割込信号となって
    いることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 読出コマンドが与えられると光ディスク
    に記録されたデータを読み出すとともに読み出したデー
    タをバッファに記憶するデータ読出手段と、 データ読出手段の動作を制御する制御手段とを備え、 データ読出手段は、1セクタ分のデータの読み出しが終
    了する毎に、1セクタ分のデータの読み出し終了の報知
    信号を制御手段に送出する光ディスク再生装置におい
    て、 メモリ上に設けられた状態記憶エリアを備え、 制御手段は、読出コマンドをデータ読出手段に与えたと
    きには状態記憶エリアの値を読出状態を示す値に設定
    し、報知信号に基づいてデータ読出手段が読出コマンド
    に対応したセクタ数のデータの読み出しを終了したと判
    別したときには状態記憶エリアの値を停止状態を示す値
    に設定することを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 読出状態が読出待状態と読出中状態とに
    分割され、 制御手段は、読出コマンドをデータ読出手段に与えたと
    きには状態記憶エリアの値を読出待状態を示す値に設定
    し、状態記憶エリアの値が読出待状態を示す値となって
    いるときに1セクタ分のデータの読み出しを示す報知信
    号が送出されると、状態記憶エリアの値を読出中状態を
    示す値に設定することを特徴とする請求項2記載の光デ
    ィスク再生装置。
  4. 【請求項4】 データ読出手段は、データの読み出しに
    おいてエラーを生じたときと、データの読み出しにおい
    てバッファの記憶エリアが不足になるときとには制御手
    段に報知信号を送出し、 制御手段は、データ読出手段が前記エラーが生じたこと
    を示す報知信号を送出したとき、または、データ読出手
    段がバッファの記憶エリアが不足になることを示す報知
    信号を送出したときには、状態記憶エリアの値を停止状
    態を示す値に設定することを特徴とする請求項2または
    請求項3記載の光ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 データ読出手段が読出コマンドに対応し
    たセクタ数のデータの読み出しを終了したかどうかを、
    1セクタ分のデータの読み出しを示す報知信号の送出回
    数を計数することによって判別することを特徴とする請
    求項2から請求項4までのいずれかに記載の光ディスク
    再生装置。
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