JP3087217B2 - パネル材収納部付き高所作業車 - Google Patents

パネル材収納部付き高所作業車

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JP3087217B2
JP3087217B2 JP09028665A JP2866597A JP3087217B2 JP 3087217 B2 JP3087217 B2 JP 3087217B2 JP 09028665 A JP09028665 A JP 09028665A JP 2866597 A JP2866597 A JP 2866597A JP 3087217 B2 JP3087217 B2 JP 3087217B2
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豊彦 養安
俊正 勘田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物建築工事現場
において石膏ボード等のパネル材を天井、壁上方に取付
ける作業に使用するパネル材収納部付き高所作業車に関
する。
【0002】
【従来の技術】建物建築工事の1つである内装仕上工事
としては耐火被覆材である石膏ボード材等のパネル材を
取付ける作業がある。前記石膏ボード材は、軽量ないわ
ゆる3×6×t9サイズ(910mm×1820mm厚
さ9mm)が一般的であり、内装仕上げ作業者は補助機
械を使わず、人力で床や壁下方に取付けるのが普通であ
った。手の届かない壁上方や天井には脚立の上に乗った
り、足場を組んだり、簡易移動足場を使用したり、高所
作業車に乗って取付けしている。
【0003】前述のように、天井、壁上方への石膏ボー
ド材(耐火被覆材)の取付け作業には脚立、足場、移動
足場が不可欠であり、安全かつ効率的に作業するために
は全面足場の設置や1枚取付ける度に足場を移動する手
間が生じる。全面足場を組む場合は、組立、分解、盛換
えに多人数の手間が必要である。
【0004】また、脚立を用いての取付け作業の場合、
移動は簡便であるが、落下の恐れがあり危険である。
【0005】また、高所作業車で取付けする場合は、石
膏ボード材を手摺外側の作業床の端に仮置きして、手で
支えながら所定の位置まで持上げ、その後、壁の場合は
手で取付け済の下側石膏ボード材の上に載せる。天井の
場合は頭の上にボードを載せて、片手でボードを押えな
がら天井に位置決めする。このように、軽量な石膏ボー
ド材とはいえ、苦渋作業であった。
【0006】一方、石膏ボード材としては耐火規格の見
直しや取付け後の目地を減らすのを目的として、t15
(厚さ15mm)からt25(厚さ25mm)など厚板
化の傾向と、4×8×t15サイズ(1210mm×2
420mm)など大判化の傾向が出てきた。しかしなが
ら、このように石膏ボード材の重量増、大型化に伴い石
膏ボード材の取り回しがしにくいという弊害があり、新
しい石膏ボード材の普及を妨げている要因となってい
る。
【0007】前述のように、石膏ボード材の取付け作業
時に使用可能な補助機械としては、実開平4−1273
51号公報に開示された作業床に荷役機構と荷物支持台
を取付けた高所作業車、実開平5−19448号公報に
開示されたボードハンドリング機とボードの搬送台車を
けん引走行する作業機械、移動式マニピュレータと移動
足場を併用するもの等が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の補助機械を用い
ることによって石膏ボード材を取付け作業することで、
作業者の疲労を若干軽減できるし、作業能率をある程度
向上することができるが、各補助機械はそれぞれ次のよ
うな課題を有している。
【0009】前述の高所作業車の荷物支持台は箱状であ
るから、石膏ボード材などのように長尺なパネル材を載
置すると倒れ落ちてしまう。また、荷物支持台は作業床
から遠く離れているから、その荷物支持台に載置した部
材を作業床上の作業者が荷役機構で把持することが面倒
である。
【0010】ボードハンドリング材とボードの搬送台車
をけん引走行する作業機械では、全体が大型となって狭
い建物建築現場でのパネル材の取付け作業には適さな
い。
【0011】移動式マニピュレータと移動足場を併用し
たものは、床面積の広い現場でなければ使用できない。
【0012】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたパネル材収納部付き高所作業車を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、走行台車1に、手摺15とマニピュレータ装置4
を備えた作業床3を昇降機構2で昇降自在に取付けた高
所作業車において、前記走行台車1の左右一側部に、パ
ネル材A下面が載置されるパネル材受け台41を取付
け、前記手摺15の左右一側部に、パネル材A表面を支
持する部分とパネル材A縦面が当る部分で平面形状略コ
字状のパネル材支持部材50を取付けてパネル材収納部
とし、前記マニピュレータ装置4を、作業床3に対して
パネル材支持部29が上下動、左右回転動、伸縮動、上
下揺動する構成としたことを特徴とするパネル材収納部
付き高所作業車である。
【0014】第1の発明によれば、パネル材A下面をパ
ネル材受け台41に載置し、そのパネル材Aの表面をパ
ネル材支持部材50に当接することでパネル材Aを縦向
き姿勢として倒れないように収納する。この状態で取付
け場所近くまで走行して停止し、作業床3上の作業者が
マニピュレータ装置4のパネル材支持部29でパネル材
Aを支持して作業床3を上昇すると共に、パネル材支持
部29を移動して支持したパネル材Aを縦向き姿勢又は
水平姿勢として壁上方、天井の取付け位置まで移動して
取付ける。
【0015】このようであるから、パネル材Aを天井、
壁上方に簡単に取付けできる。
【0016】また、高所作業車の走行台車1、手摺15
にパネル材受け台41、パネル材支持部材50を取付け
た構造であるから、全体がコンパクトになって、狭い作
業現場でパネル材の取付け作業を行なうことができる。
【0017】また、パネル材受け台41とパネル材支持
部材50でパネル材Aを縦向き姿勢に収納するので、長
尺なパネル材Aを倒れることなく収納できる。
【0018】また、パネル材Aを収納した状態で作業床
3を上昇した時にはパネル材Aは上方に移動せずにパネ
ル材支持部材50が手摺15とともにパネル材Aに沿っ
て上方に移動するので、パネル材Aが天井と干渉するこ
とがない。
【0019】第2の発明は、第1の発明におけるパネル
材受け台41を作業床3の左右一側部に取付けたパネル
材収納部付き高所作業車である。
【0020】第3の発明は、第1又は第2の発明におけ
る前記パネル材受け台41の上面に前方が開口した受け
凹部46を形成したパネル材収納部付き高所作業車であ
る。
【0021】第3の発明によれば、パネル材受け台41
の受け凹部46にパネル材A下面を載置することで、そ
の載置したパネル材Aが走行時の振動でずれ落ちること
がない。
【0022】第4の発明は、第1の発明におけるパネル
材支持部材50を走行台車1の左右一側部に、パネル材
受け台41より上方位置として取付けたパネル材収納部
付き高所作業車である。
【0023】第5の発明は、第1又は第2又は第3の又
は第4の発明における前記パネル材受け台41を水平状
態と垂直状態に上下揺動自在とし、前記パネル材支持部
材50を着脱自在としたパネル材収納部付き高所作業
車。
【0024】第5の発明によれば、パネル材受け台41
を垂直姿勢とすると共に、パネル支持部材50を外すこ
とで走行台車1、手摺15、作業床3の左右幅が小さく
なる。
【0025】これによって、部屋間移動やエレベータへ
の搭載が容易となる。
【0026】第6の発明は、第1又は第2又は第3又は
第4又は第5の発明における前記パネル材受け台41の
上面に摺動材47を設け、前記パネル材支持部材50
パネル材表面が当接する部分に摺動材61を設けたパネ
ル材収納部付き高所作業車である。
【0027】第6の発明によれば、パネル材受け台41
の上面及びパネル材支持部材50に沿ってパネル材Aが
スムーズに移動する。
【0028】これによって、パネル材受け台41に沿っ
てパネル材Aを移動して載置する時にパネル材Aの下面
を損傷することがないし、パネル材Aとパネル材支持部
材50が相対的に移動する時にパネル材Aの表面を損傷
することがない。
【0029】第7の発明は、前記いずれかの発明におけ
る前記パネル材受け台41のパネル材縦面が当接する部
分に緩衝材48を設け、前記パネル材支持部材50のパ
ネル材縦面が当接する部分に緩衝材62を設けたパネル
材収納部付き高所作業車である。
【0030】第7の発明によれば、パネル材受け材41
とパネル材支持部材50に沿ってパネル材を移動して収
納する時に、パネル材Aの縦面は緩衝材48,62に当
るので、パネル材の縦面を損傷することがない。
【0031】第8の発明は、前記いずれかの発明におけ
る前記手摺15にケーブルリール71を首振り自在に取
付けたパネル材収納部付き高所作業車である。
【0032】第8の発明によれば、作業時に走行台車1
の左右操向に追従してケーブルリール71が左右に首振
りしてそのケーブルリール71に巻掛けた電力ゲールに
無理な力が作用しないし、作業しない時にはケーブルリ
ール71を手摺15内に格納してコンパクトにできる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3、図4に示すよ
うに、自走式の走行台車1と昇降機構2と作業床3とマ
ニピュレータ装置4で高所作業車としてある。
【0034】前記走行台車1は台車本体10の前部左右
両側部に一対の操向輪11、後部左右中央部に操向兼駆
動輪12を取付けてある。前記昇降機構2はX字状のシ
ザースリンク13とシリンダ14で構成してある。シザ
ースリンク13が台車本体10と作業床3とに取付けら
れ、シリンダ14を伸縮することで作業床3が昇降す
る。
【0035】前記作業床3は平面形状が矩形状で、その
周縁部に手摺15が取付けてある。この手摺15は複数
の支柱16に上部横材17と中間横材18を取付けてあ
る。前記左右一側部の上部横材17は前部横材17aと
前後中間部横材17bと後部横材17cで構成され、そ
の前後中間部横材17bは着脱自在となり、その前後中
間部横材17bを外すことで上方に開口した開口部19
を形成する。
【0036】具体的には、前後に隣接した一対の支柱1
6の上部に筒状の受け具20が取付けられ、前後中間部
横材17bに設けたピン21が受け具20に嵌合・抜け
出し自在としてある。その前後中間部横材17bを外す
ことで一対の支柱16と中間横材18で開口部19を形
成する。
【0037】前記マニピュレータ装置4は作業床3の平
面ほぼ中央部に上向きに取付けた多段式のシリンダ22
と、このシリンダ22の最先端部に水平面方向に沿って
左右回転自在に取付けた第1アーム23と、この第1ア
ーム23に第1縦軸24で水平面方向に沿って左右回転
自在に取付けた第2アーム25と、この第2アーム25
に第2縦軸26で水平面方向に沿って左右回転自在に取
付けた第3アーム27と、この第3アーム27に横軸2
8で上下揺動自在に取付けたパネル材支持部29で構成
してある。
【0038】前記パネル材支持部29は基部30に杆体
31をX字状に取付け、この各杆体31の先端部にパネ
ル材受け具32を取付け、基部30にパネル材支持具、
例えばバキュームパッド33を取付けてあり、前記隣接
する杆体31間に4つの把手34が図5に示すように方
形枠状となるように取付けてある。前記基部30が第3
アーム27に横軸28で上下揺動自在に取付けてある。
【0039】このようであるから、マニピュレータ装置
4のパネル材支持部29は作業床3に対して上下動、水
平面方向に回転動、水平面方向に移動、上下揺動する。
なお、図1においてマニピュレータ装置4のアームが手
摺15と干渉するように図示してあるが、これはマニピ
ュレータ装置4の最下方位置を示し、前方に向う時には
実際に上方に移動してアームと手摺15が干渉しないよ
うにする。
【0040】前記台車本体10の左右一側部の前後中間
には収納凹部40が形成してあって、その収納凹部40
にバッテリ等を収納するようにしてある。この収納凹部
40の上縁部に沿ってパネル材受け台41がヒンジ42
で上下揺動自在に取付けてある。図6に示すように、パ
ネル材受け台41に上下揺動自在に取付けたストッパリ
ンク43を台車本体10に連結することでパネル材受け
台41を台車本体10の左右一側面よりも側方に突出し
た水平状態に保持する。ストッパリンク42を台車本体
10から外すことでパネル材受け台41は垂直状態とな
る。
【0041】パネル材受け台41を水平状態とすること
で、図2に示すようにパネル材(石膏ボード材)Aを縦
向きに載置できる。パネル材受け台41を垂直状態とす
ると収納凹部40を閉塞するので、パネル材受け台41
は台車本体10の側面カバーを兼用する。
【0042】前述のように、パネル材受け台41を垂直
状態とすることで走行台車1の車幅が狭くなるので、作
業現場において部屋間の移動や上下階への盛換え時のエ
レベータへの搭載が容易となる。
【0043】前記パネル材受け台41の上面周囲3方に
は、図7に示すように左右立上り片44と後立上り片4
5で前方が開口した平面コ字状となったパネル材ずり落
ち防止用の囲いが取付けられて前方が開口した受け凹部
46を形成している。これによって、載置したパネル材
Aが走行時の振動でずれ落ちないようにしてある。ま
た、前方が開口しているから、パネル材Aを開口した前
方からスライドして載置することができ、パネル材A下
面が左右立上り片44、後立上り片45に干渉して損傷
することがない。
【0044】前記パネル材受け台41の上面(受け凹部
46の底面)には硬度が低く、摺動抵抗の小さい摺動材
47が取付けてある。これによって開口した前方からパ
ネル材Aをスライドして載置する時にパネル材Aを滑ら
かにスライドでき、その作業が容易で、パネル材A下面
を損傷することがない。
【0045】前記後立上り片45(受け凹部46の後
面)には緩衝材48が取付けてある。これによって開口
した前方からパネル材をスライドして載置する時にパネ
ル材A縦面が緩衝材48に当って位置決めされるし、パ
ネル材Aの縦面を損傷することがない。
【0046】前記手摺15の左右一側部(前記パネル材
受け台41と同一側)の上方寄りにパネル材支持部材5
0が着脱自在に取付けてあり、このパネル材支持部材5
0と前記パネル材受け台41でパネル材収納部を構成し
ている。前記パネル支持部材50は、平面形状ほぼコ字
状の上横材51、下横材52と、前部縦材53と、後部
縦材54と、取付上横材55で形成してある。前記上横
材51の端部に第1ピン56、下横材52の端部に第2
ピン57、取付上横材55の端部に第3ピン58がそれ
ぞれ下向きに取付けてある。
【0047】前記第1ピン56が前記開口部19を形成
する支柱16の上部に取付けた取付具20、第2ピン5
7が支柱16の上下中間部に取付けた筒状の取付具5
9、第3ピン58がコーナーの支柱16の上部に取付け
た筒状の取付具60にそれぞれ嵌合及び抜き出し自在で
ある。これによって、パネル材支持部材50が手摺15
に着脱自在に取付けられる。つまり、前記前後中間部横
材17bを外してパネル支持部材50を取付ける。
【0048】このように、パネル材支持部材50を手摺
15から外すことで手摺15の幅が狭くなるので、部屋
間の移動、エレベータ搭載が容易となる。
【0049】また、パネル材支持部材50と前後中間部
横材17bの一方を手摺15に取付けるので、パネル材
支持部材50を取付けた時には手摺15の左右一側部に
開口部19が形成され、前後中間部横材17bを取付け
た時には開口部19が形成されないし、パネル材支持部
材50を取付けできないので、誤って両方を取付けるこ
とがない。
【0050】前記パネル材支持部材50を手摺15に取
付けることで、その上横材51、下横材52の前部寄り
が手摺15と平行で開口部19と対向してパネル材表面
支持部50aとなり、上横材51、下横材52の後部寄
りがパネル材縦面支持部50bとなる。
【0051】前記パネル材表面支持部50aには、硬度
が低く摺動抵抗の小さい摺動材61が設けてあり、パネ
ル材Aを支持した状態で作業床3を昇降した時にパネル
材Aの表面を損傷しないようにしてある。
【0052】前記パネル材縦面支持部50bには緩衝材
62が設けてあり、パネル材Aをスライドして載置する
時に縦面が衝突してもパネル材A縦面を損傷しないよう
にしてある。
【0053】図2に示すように、後部の支柱16にはブ
ラケット70が首振り自在に取付けてあり、このブラケ
ット70にケーブルリール71が取付けてある。このケ
ーブルリール71には電力ケーブルが巻掛けられ、作業
時には天井等に設けた商用電源のコンセントに差し込ん
で電力が供給されるようにしてある。
【0054】このようであるから、作業時に走行台車1
の左右操向に追従してケーブルリール71が左右に首振
りするし、作業しない時にはケーブルリール71を手摺
15内に格納してコンパクトにできる。
【0055】次にパネル材の取付け作業の一例を説明す
る。昇降機構2によって作業床3を下降する。パネル材
受け台41を水平状態とする。前後中間部横材17bを
外し、パネル材支持部材50を取付ける。マニピュレー
タ装置4のパネル材支持部29を手摺15の前方に向け
る。
【0056】前述の状態で、パネル材A下面をパネル材
受け台41の上面に載置し、パネル材A表面をパネル材
支持部材50のパネル材表面支持部50aに当接してパ
ネル材Aを縦向き姿勢として仮収納する。この後にパネ
ル材Aをパネル材受け台41の上面及びパネル材表面支
持部50aに沿って後方にスライドしてパネル材受け台
41とパネル材支持部材50に亘ってパネル材Aを縦向
き姿勢として収納する。
【0057】作業床3上の作業者がシリンダ22を若干
伸長させ、パネル材支持部29の把手34を持って第1
・第2・第3アーム23,25,27を左右一方に回転
して手摺15の左右一側まで移動し、シリンダ22を縮
小して開口部19内に移動させ、パネル材支持部29を
パネル材Aと手摺15との間に位置させる。
【0058】パネル材支持部29を移動してバキューム
パッド33でパネル材Aを吸着支持し、前述と反対にパ
ネル材支持部29を移動してパネル材Aを手摺15前方
に縦向き姿勢のまま移動する。
【0059】壁上方に取付ける場合には、昇降機構2で
作業床3を上昇すると共に、パネル材支持部29を左右
回転、前後移動に所定の取付け位置までパネル材Aを移
動して取付ける。
【0060】前述のように、作業床3を上昇する時にパ
ネル材受け台41上に載置されているパネル材Aに沿っ
てパネル材支持部材50が上方に移動し、そのパネル材
Aは上方に移動しないので天井に当ることがない。つま
り、パネル受け台41は走行台車1に取付けてあるの
で、作業床3を上昇した時に上方に移動しないから、長
尺なパネル材Aを収納した場合に、そのパネル材Aが天
井と当ることがない。
【0061】パネル材Aを取付けしたら、作業床3を加
工して前述の動作を繰り返しする。
【0062】パネル材Aを天井に取付ける場合には、前
述の動作とともにパネル材支持部29を上方に揺動して
パネル材Aを水平姿勢とすれば良い。
【0063】次に、他の実施の形態を説明する。図8に
示すように、作業床3の左右一側部にパネル材受け台4
1を取付ける。
【0064】図9に示すように、台車本体10の左右一
側部に取付用部材72を上向きに取付け、この取付用部
材72にパネル材支持部材50を取付ける。
【0065】前記パネル材受け台41、パネル材支持部
材50は走行台車1、作業床3の左右両側に取付けても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す高所作業車の
正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】走行台車の左側面図である。
【図5】パネル材支持部の左側面図である。
【図6】パネル材受け台の取付部の説明図である。
【図7】パネル材受け台の斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す高所作業車の
正面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す高所作業車の
右側面図である。
【符号の説明】
1…走行台車 2…昇降機構 3…作業床 4…マニピュレータ装置 10…台車本体 15…手摺 19…開口部 29…パネル材支持部 33…バキュームパッド 41…パネル材受け台 46…受け凹部 47…摺動材 48…緩衝材 50…パネル材支持部材 50a…パネル材表面支持部 50b…パネル材縦面支持部 61…摺動材 62…緩衝材 70…ブラケット 71…ケーブルリール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−32897(JP,A) 実開 平4−24943(JP,U) 実開 平4−127351(JP,U) 実開 平5−19448(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/00 - 11/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車1に、手摺15とマニピュレー
    タ装置4を備えた作業床3を昇降機構2で昇降自在に取
    付けた高所作業車において、 前記走行台車1の左右一側部に、パネル材A下面が載置
    されるパネル材受け台41を取付け、前記手摺15の左
    右一側部に、パネル材A表面を支持する部分とパネル材
    A縦面が当る部分で平面形状略コ字状のパネル材支持部
    材50を取付けてパネル材収納部とし、 前記マニピュレータ装置4を、作業床3に対してパネル
    材支持部29が上下動、左右回転動、伸縮動、上下揺動
    する構成としたことを特徴とするパネル材収納部付き高
    所作業車。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるパネル材受け台41を
    作業床3の左右一側部に取付けたパネル材収納部付き高
    所作業車。
  3. 【請求項3】 前記パネル材受け台41の上面に前方が
    開口した受け凹部46を形成した請求項1又は2記載の
    パネル材収納部付き高所作業車。
  4. 【請求項4】 請求項1におけるパネル材支持部材50
    を走行台車1の左右一側部に、パネル材受け台41より
    上方位置として取付けたパネル材収納部付き高所作業
    車。
  5. 【請求項5】 前記パネル材受け台41を水平状態と垂
    直状態に上下揺動自在とし、前記パネル材支持部材50
    を着脱自在とした請求項1又は2又は3又は4記載のパ
    ネル材収納部付き高所作業車。
  6. 【請求項6】 前記パネル材受け台41の上面に摺動材
    47を設け、前記パネル材支持部材50のパネル材表面
    が当接する部分に摺動材61を設けた請求項1又は2又
    は3又は4又は5記載のパネル材収納部付き高所作業
    車。
  7. 【請求項7】 前記パネル材受け台41のパネル材縦面
    が当接する部分に緩衝材48を設け、前記パネル材支持
    部材50のパネル材縦面が当接する部分に緩衝材62を
    設けた請求項1又は2又は3又は4又は5又は6記載の
    パネル材収納部付き高所作業車。
  8. 【請求項8】 前記手摺15にケーブルリール71を首
    振り自在に取付けた請求項1又は2又は3又は4又は5
    又は6又は7記載のパネル材収納部付き高所作業車。
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