JP3087120U - 木造建築物の嵌め込み式耐震補強ピース - Google Patents

木造建築物の嵌め込み式耐震補強ピース

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周征 江川
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菊池建設株式会社
周征 江川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造建築物において耐力壁の機能を有しなが
ら、当該壁面に採光ならびに通風のための開口部を設け
る。 【解決手段】 2本の縦桟と2本の横桟とで形成した矩
形枠の両面に複数の斜材を張設した不変形の耐震補強ピ
ースAを、木造建築物の土台5及び土台5と同一軸線上
の上部梁材6及びそれらを連結する2本の柱4をもって
構成される壁体の厚み内部に嵌め込みスクリューネジ8
で緊結することで、当該柱間の採光ならびに通風を妨げ
ることなく耐震性能の向上を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
従来、木造軸組み工法において建物の耐震や耐風性能を得るための技術として は、木造建築物の土台及び土台と同一軸線上の上部梁材及びそれらを連結する2 本の柱をもって構成される壁体に対し、柱と土台との接合部及びそれと対角線上 にある柱と梁との接合部を筋違にて緊結する三角形不変の定理を利用したもの、 もしくは2本の柱と梁及び土台を四辺とする壁面に構造用合板等の耐力パネルを 張設することにより不変形となる面剛性を利用したもののいずれか一方、又は双 方を用いて耐力壁となし、地震力及び風力を受けることにより建物が傾斜しよう とする作用を打ち消すものが一般的である。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
耐震性能に優れた建物を建築するために建物の外周部を構成する外壁はもちろん のこと、建物内部においても区画を構成する間仕切壁を適宜設けて耐力壁となし 、バランスよく配置する必要があるが、リビング・ダイニングルームを一区画の 広い部屋としたい場合にも区画内に耐力壁を配置せざるを得ない場合があり、耐 力パネルを張設する工法では耐力壁となる部分は壁面全てが塞がれてしまい、視 界が阻まれ採光ならびに通風を望むことができないという問題点を有していた。
【0003】 また、筋違いによる工法では軸組み構造を露出することにより、耐力壁として機 能させながら採光ならびに通風を確保することは出来るが、土台と梁との間を筋 違いが斜縦断する為、十分な開口部とならず意匠上においても選択肢が無いとい う問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、2本の縦桟と2本の横桟とで形成した矩形枠の両面に複数の斜材を 張設することによりトラス構造をなした不変形の耐震補強ピースとし、耐力壁と して耐震補強を施そうとする壁体を構成する2本の柱間に嵌め込みスクリューネ ジにて緊結することで、地震力及び風力を受けることにより建物が傾斜しようと する作用を低減することができる。
【0005】 不変形の耐震補強ピース1基の占有面積は耐震補強を施そうとする壁体の壁面積 の概ね3分の1に相当するものとし、実施工においては耐震補強を施そうとする壁 体を構成する2本の柱間の土台と接する柱脚部に1基、梁と接する柱頭部に1基 、合計2基の耐震補強ピースを使用しそれぞれを柱にスクリューネジにて緊結し 、壁体中央部分を開口部とする。
【0006】 また、耐震補強を施そうとする壁体を構成する2本の柱間の土台と接する柱脚部 から耐震補強ピースを2基連続して使用し、それぞれを柱にスクリューネジにて 緊結することで、壁体上部を開口部としてもよい。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り耐震補強を施そうとする壁体の壁面積の概ね3分の1に相 当する壁体中央部もしくは壁体上部を、補強材により採光や通風が遮られる事無 く矩形の開口部とするができる。
【0008】 さらに耐震補強ピース自体もトラス構造を採用することにより採光ならびに通風 を妨げることなく、嵌め込み構造を露出する際にも、筋違いを設置するものとは 異なる意匠となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案により壁体中央部分に開口部を設けた実
施例の正面図である。
【図2】本考案により壁体上部分に開口部を設けた実施
例の正面図である。
【図3】耐震補強ピースの平面図である。
【図4】耐震補強ピースの正面図である。
【図5】耐震補強ピースの側面図である。
【符号の説明】
A 耐震補強ピース 1 縦桟 2 横桟 3 斜材 4 柱 5 土台 6 梁 7 L字金物 8 スクリューネジ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月14日(2002.3.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 木造建築物の嵌め込み式耐震補強
ピース
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の縦桟と2本の横桟とで形成した矩
    形枠の両面に複数の斜材を張設した不変形の耐震補強ピ
    ースを、木造建築物の土台及び土台と同一軸線上の上部
    梁材及びそれらを連結する2本の柱をもって構成される
    壁体の厚み内部に嵌め込みスクリューネジにて緊結する
    ことにより、当該柱間の採光ならびに通風を妨げること
    なく耐震性能の向上を図ることができる構造。
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