JPH11117398A - 建物ユニット及びユニット式建物 - Google Patents
建物ユニット及びユニット式建物Info
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- JPH11117398A JPH11117398A JP27884797A JP27884797A JPH11117398A JP H11117398 A JPH11117398 A JP H11117398A JP 27884797 A JP27884797 A JP 27884797A JP 27884797 A JP27884797 A JP 27884797A JP H11117398 A JPH11117398 A JP H11117398A
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Abstract
分な採光や通風を確保することができる建物ユニット及
びユニット式建物を提供する。 【解決手段】 建物ユニット11は、矩形状の床パネル17
と、この床パネル17の四隅に立設された長寸の1本の柱
18及び短寸の3本の柱19と、長寸の柱18の高さに合わせ
た矩形状の天井パネル21とを有し、天井パネル21が床パ
ネル17より面積が小であって、天井パネル21を含んで居
室部15が設けられ、この居室部15の短寸の柱19に沿った
周囲がバルコニー空間部16となっている。天井パネル21
は、四角に組まれた長辺天井梁26と短辺天井梁27を有
し、長寸の柱18を挟む長辺天井梁26と短辺天井梁27は、
それぞれ傾斜梁29を介して短寸の柱19と連結されてい
る。
Description
ユニット式建物に関する。
トとして作製しておき、現場にこれらの建物ユニットを
運んで建築するようにしたユニット式建物が施工されて
いる。このようなユニット式建物の屋根は、現場で屋根
パネルを組み合わせて造ったり、工場作製の屋根ユニッ
トを設置したりして施工されている。一方、このような
ユニット式建物において、居室空間を拡げるため、小屋
裏居室を設けることも行われている。
置されたユニット式建物の場合、この屋根ユニット内に
居室を作製しておけば、小屋裏居室が得られることにな
る。しかし、このような小屋裏居室の場合、窓程度の開
口は形成されていても、その大きさが小さく、採光や通
風に充分な大きさではなかった。
して設置した場合に充分な採光や通風を確保することが
できる建物ユニット及びユニット式建物を提供すること
を目的とする。
と、本発明の第1発明に係る建物ユニット11は、矩形状
の床パネル17と、この床パネル17の四隅に立設された長
寸の1本の柱18及び短寸の3本の柱19と、前記長寸の柱
18の高さに合わせた矩形状の天井パネル21とを有し、前
記天井パネル21が床パネル17より面積が小であって、前
記天井パネル21を含んで居室部15が設けられ、この居室
部15の前記短寸の柱19に沿った周囲が空間部16となって
いることを特徴とする。
った周囲がL字形の空間部となっている。この空間部
は、外部に開放されている。この空間部を通して、居室
部に外部からの採光や通風を確保することができるよう
になる。従って、前記天井パネルと床パネルとの面積の
大小は、L字形の空間部によって充分な採光や通風がで
きるように選べばよい。なお、長寸の柱と短寸の柱の具
体的な高さ関係は、屋根の所望の傾斜角度の他、高さ制
限や斜線制限等によって決められる場合がある。
は、第1発明において、前記天井パネル21は、四角に組
まれた長辺天井梁26と短辺天井梁27を有し、前記長寸の
柱18を挟む長辺天井梁26と短辺天井梁27は、それぞれ傾
斜梁29を介して前記短寸の柱19と連結されていることを
特徴とする。前記傾斜梁及び短寸の柱によって、天井パ
ネルが前記長寸の柱と共に、床パネルに対して支持され
ることになる。
る建物ユニット11は、第1又は第2発明において、前記
天井パネル21の前記長寸の柱18の対角に位置する角部
は、傾斜梁41を介して前記短寸の柱19と連結されている
ことを特徴とする。前記傾斜梁及び短寸の柱によって、
天井パネルの強固な支持構造が得られるようになる。
る建物ユニット11は、第1又は第2発明において、前記
短寸の3本の柱19間に梁31が掛け渡され、前記天井パネ
ル21の前記長寸の柱18の対角に位置する角部は、傾斜梁
42を介して前記梁31と連結されていることを特徴とす
る。前記梁を介した傾斜梁及び短寸の柱によって、天井
パネルの強固な支持構造が得られるようになる。
は、第1〜第4発明のいずれかに記載の建物ユニット11
が、屋根14の小屋裏を構成していることを特徴とする。
前記建物ユニットを小屋裏とすることにより、屋根内に
居室空間が得られることになる。
は、第5発明において、前記建物ユニット11の空間部16
は、バルコニー空間部となっていることを特徴とする。
本発明により、居室部の前面にバルコニーが得られるこ
とになる。
は、第5又は第6発明において、前記屋根14は、寄棟屋
根であることを特徴とする。屋根形状を前記寄棟屋根と
することにより、本発明の建物ユニットを屋根形状に沿
って配置することができる。
形態に係る小屋裏用建物ユニット11及びこれを含むユニ
ット式建物12を説明する。図1に示すように、このユニ
ット式建物12は、基礎上に載置された複数の建物ユニッ
ト20よりなる建物本体13と、この建物本体13上に設けら
れた寄棟屋根14とを有して構成されている。前記寄棟屋
根14は、その少なくとも一部分に本実施形態の小屋裏用
建物ユニット11が設置されている。その他の部分につい
ては、同様に小屋裏用の建物ユニットを設けてもよく、
又は小屋裏を構成しない屋根ユニットとしてもよい。な
お、寄棟屋根の小屋裏用建物ユニット11以外の部分につ
いては、屋根ユニットではなく、屋根パネルで構成して
もよい。
ット11は、居室部15と、この居室部15のL字形の側面部
に沿って形成されたL字形の空間部16とを有している。
図3に示すように、前記小屋裏用建物ユニット11は、矩
形状の床パネル17と、この床パネル17の四隅に立設され
た長寸の1本の柱18及び短寸の3本の柱19と、前記長寸
の柱18の高さに合わせた矩形状の天井パネル21とを備え
ている。この天井パネル21は、床パネル17と相似形で、
床パネル17より面積が小である。また、天井パネル21の
前記長寸の柱18の対角に位置する角部には、長寸の柱18
と同じ高さの柱22が設けられている。
梁23と短辺床梁24を有し、対向する長辺床梁間には複数
の根太25が掛け渡されている。また、床パネル17の上面
側には図示しない床面材が張られている。一方、前記天
井パネル21は、四角に組まれた長辺天井梁26と短辺天井
梁27を有し、対向する長辺天井梁26間には複数の小梁28
が掛け渡されている。また、天井パネル21の下面側には
図示しない天井面材が張られている。そして、前記長寸
の柱18を挟む長辺天井梁26の端部と短辺天井梁27の端部
は、それぞれ傾斜梁29を介して前記短寸の柱19の上端部
と連結されている。前記短寸の3本の柱19の上部間に
は、長辺梁31と短辺梁32が掛け渡されている。
ものであり、側面側に壁材33が設けられている。各側面
の壁には、窓34が設けられている。前記床パネル17上の
短寸の3本の柱19に沿ってL字形に壁材35が配置されて
いる。また、このL字形の壁材35の各端部と前記居室部
15の間にも壁材36が設けられている。そして、これらの
壁材33,35と居室部15との間がL字形のバルコニー空間
部16となっている。
のようにして建てることができる。先ず、工場におい
て、建物本体13を構成する建物ユニット20と共に、小屋
裏用建物ユニット11を作製しておく。図1に示すよう
に、現場にこれらの建物ユニット11,20を輸送し、基礎
上に複数の建物ユニット20を載置して建物本体13を造っ
た後、この建物本体13上に寄棟屋根14の一部を構成する
ように小屋裏となる建物ユニット11を設置する。寄棟屋
根14のその他の部分については、屋根ユニット又は屋根
パネルで屋根を構成する。
ユニット11により寄棟屋根14内に小屋裏を確保すること
ができる。また、前記小屋裏用建物ユニット11によれ
ば、L字形の空間部16を通して、居室部15内に外部から
の採光や通風を確保することができる。また、前記空間
部16は、バルコニーとなっているため、居室部15の窓34
から人がこのバルコニー空間部16に出ることができる。
更に、天井パネル21は、前記傾斜梁29及び短寸の柱19に
よって前記長寸の柱18と共に支持されているため、強固
な支持構造となっている。る
建物ユニット11においては、天井パネル21の前記長寸の
柱18の対角に位置する角部には、柱22が設けられていた
が、図4に示すように、本実施形態の建物ユニットの場
合、この柱が設けられていないものである。
施形態の小屋裏用建物ユニット11においては、天井パネ
ル21の前記長寸の柱18の対角に位置する角部には柱がな
く、傾斜梁41を介して前記短寸の柱19と連結されてい
る。
施形態の小屋裏用建物ユニット11においては、天井パネ
ル21の前記長寸の柱19の対角に位置する角部には柱がな
く、前記天井パネルの前記長寸の柱19の対角に位置する
角部は、傾斜梁42を介して前記長辺梁31と連結されてい
る。この傾斜梁42と連結されている部分の長辺梁31と、
床パネル17の長辺床梁23との間には、間柱37が設けられ
ている。この小屋裏用建物ユニット11の場合、居室部15
が長辺梁31の部分に及んで設けられている。また、バル
コニー空間部16は、この居室部15の短辺梁32側の前面に
設けられている。
実施形態では、前記天井パネル21の前記長寸の柱18の対
角に位置する角部は、傾斜梁43を介して前記短辺梁32と
連結されている。この傾斜梁43と連結されている部分の
短辺梁32と、床パネル17の短辺床梁24との間には、間柱
39が設けられている。この小屋裏用建物ユニット11の場
合、居室部15が短辺梁32の部分に及んで設けられてい
る。また、バルコニー空間部16は、この居室部15の長辺
梁31側の前面に設けられている。
して設置した場合に充分な採光や通風を確保することが
できる建物ユニット及びこの建物ユニットを含んで寄棟
屋根が構成されたユニット式建物が得られる。
斜視図である。
る。
視図である。
視図である。
視図である。
視図である。
視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 矩形状の床パネルと、この床パネルの四
隅に立設された長寸の1本の柱及び短寸の3本の柱と、
前記長寸の柱の高さに合わせた矩形状の天井パネルとを
有し、 前記天井パネルが床パネルより面積が小であって、前記
天井パネルを含んで居室部が設けられ、この居室部の前
記短寸の柱に沿った周囲が空間部となっていることを特
徴とする建物ユニット。 - 【請求項2】 請求項1に記載の建物ユニットにおい
て、 前記天井パネルは、四角に組まれた長辺天井梁と短辺天
井梁を有し、前記長寸の柱を挟む長辺天井梁と短辺天井
梁は、それぞれ傾斜梁を介して前記短寸の柱と連結され
ていることを特徴とする建物ユニット。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の建物ユニットに
おいて、 前記天井パネルの前記長寸の柱の対角に位置する角部
は、傾斜梁を介して前記短寸の柱と連結されていること
を特徴とする建物ユニット。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の建物ユニットに
おいて、 前記短寸の3本の柱間に梁が掛け渡され、前記天井パネ
ルの前記長寸の柱の対角に位置する角部は、傾斜梁を介
して前記梁と連結されていることを特徴とする建物ユニ
ット。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建物ユ
ニットが、屋根の小屋裏を構成していることを特徴とす
るユニット式建物。 - 【請求項6】 請求項5に記載のユニット式建物におい
て、 前記建物ユニットの空間部は、バルコニー空間部となっ
ていることを特徴とするユニット式建物。 - 【請求項7】 請求項5又は6に記載のユニット式建物
において、 前記屋根は、寄棟屋根であることを特徴とするユニット
式建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27884797A JP3924053B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 建物ユニット及びユニット式建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27884797A JP3924053B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 建物ユニット及びユニット式建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11117398A true JPH11117398A (ja) | 1999-04-27 |
JP3924053B2 JP3924053B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3924053B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP27884797A patent/JP3924053B2/ja not_active Expired - Fee Related
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