JP2004027531A - ユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体、透明材壁部材、調整用木製枠体、透明材壁構造建築物ユニットセット及びユニット式透明材壁構造建築物 - Google Patents

ユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体、透明材壁部材、調整用木製枠体、透明材壁構造建築物ユニットセット及びユニット式透明材壁構造建築物 Download PDF

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Abstract

【課題】現場での作業期間が短く、更に熟練工も必要とせず、且つ木材を枠組とする透明壁構造であっても充分な強度を有する透明材壁部材の提供。
【解決手段】下枠材21aと2本の縦枠材21b、21bと上枠材21cとからなる木製枠本体21に、上下2本の木製横補強材22、22を固設すると共に、下側の木製横補強材22と下枠材21aとの間及び上側の木製横補強材22と上枠材21cとの間に、それぞれトラス構造を形成する2対の木製斜補強材26を固設した壁部材用木製枠体20に、透明板材11を取り付ける。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンルーム、コンサバトリー、温室などの透明材壁構造の建築物を、予め工場などで生産しておいた各構成部材(各構成ユニット)を施工現場の土台、柱などの骨組に組み付け、取り付けるユニット構成によって構築する際に使用するユニット式透明材壁構造建築物(プレファブリケーション建築物)の壁部材用木製枠体、透明材壁部材、調整用木製枠体、透明材壁構造建築物ユニットセット及びユニット式透明材壁構造建築物に関し、より詳細には、トラス構造を有する木製枠体を使用することによって、ガラス壁などの透明材壁構造の枠体が木材である透明材壁構造の建築物を簡単に施工することができ、且つ十分な強度を有する壁構造が得られるユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体、透明材壁部材、調整用木製枠体、透明材壁構造建築物ユニットセット及びユニット式透明材壁構造建築物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、住宅などの既存建物に、サンルーム、コンサバトリーなどのように壁面をガラス張りにした透明材壁構造建築物を増築したり、庭に温室を造ったりすることが行われている。このような建造物の枠組みとしては、種々の建築材料が使用されているが、自然と調和した感じが得られるという点では、木材により枠組みを構成した木製枠を使用したものが好まれている。
【0003】
従来、このような木製枠を使用したサンルームなどを構築する場合、建築現場において、土台を置き、その上に柱を建て、桁などの横架材を渡し、壁枠、屋根枠となる木材を組み付けていきながら、壁面、屋根面にガラス板などの透明板材を取り付けていくという方法によって行われていた。
【0004】
しかしながら、このような工法では、現場での作業期間が長く、更に熟練工が必要となるため、より容易に木製枠を使用したサンルームなどを構築する技術が望まれていた。また、サンルームなどの透明壁に角部が枠で遮られていない角窓を形成する場合、その強度や施工性を改善する技術も望まれていた。
【0005】
一方、木造建築の工法としては、ツーバイフォー工法と呼ばれる枠組み壁工法も知られている。この工法は、枠組材に構造用合板や石膏ボードを釘打ちして壁を構成する組立パネル式であり、木造軸組工法に比べて工期が早く、熟練工も必要としない工法である。しかしながら、この工法の場合、木材を枠組とする壁構造は、枠組内に筋違を渡し、更に、壁面に構造用合板や石膏ボードを打ち付けるため、透明材壁構造建築物に応用することは困難であった。
【0006】
更に、透明壁に、規定大きさの扉部材を取り付けたり、部分的に通気口(開放部分)を設けたりする際には、小型の枠体(調整用枠体)を使用すると好適ではあるが、このような小型枠体であっても充分な強度が必要となる。また、ユニット式に使用できる壁部材用枠体の場合、壁構造と略同程度の2m前後の高さを有するので、壁構造の構成によっては、壁構造の高さ方向の一部分を構成し、より取り扱い性の良い小型の枠体(調整用枠体)であって、且つ充分な強度を有する枠体を使用することが望ましい場合もある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、現場での作業期間が短く、更に熟練工も必要とせず、且つ木材を枠組とする透明材壁構造であっても充分な強度を有する透明材壁構造建築物を得ることができるユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体、透明材壁部材、調整用木製枠体、透明材壁構造建築物ユニットセット及びユニット式透明材壁構造建築物を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1)サンルーム、コンサバトリー、温室などの透明材壁構造の建築物を、構成ユニットを用いて構築する際に使用する透明材壁部材の木製枠体であって、下枠材と2本の縦枠材と上枠材とからなる木製枠本体に、少なくとも上下2本となるように木製横補強材を固設して、下枠部分、中枠部分及び上枠部分を形成すると共に、上記下枠部分と上記上枠部分に、それぞれトラス構造を形成するように木製斜補強材を固設したことを特徴とし、より好ましくは、上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造として、それぞれ1対の上記木製斜補強材によって三角形を形成したものであるか、又は、上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造として、それぞれ1本の上記木製斜補強材を対角線状に固設した一の壁部材用木製枠体と、上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造として、それぞれ1本の上記木製斜補強材を上記一の壁部材用木製枠体と反対方向の対角線状に固設した他の壁部材用木製枠体とを組み合わせたユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体、(2)上記(1)記載のユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体に、透明板材を取り付けたことを特徴とする透明材壁部材、及び(3)サンルーム、コンサバトリー、温室などの透明材壁構造を、木製枠体を使用した透明材壁部材を用いてユニット式に構築する際に、上記壁構造の高さ方向の一部分として使用する調整用木製枠体であって、平均高さが10cm〜1.6mの木製の四角枠本体の枠内に、トラス構造として三角形を形成するように1対の木製斜補強材を固設したことを特徴とする調整用木製枠体を提供する。
【0009】
更に、本発明は、(4)ユニット式透明材壁構造建築物を構築するための構成ユニットを組み合わせたセットであって、扉部材と、屋根部材と、上記(2)記載の透明材壁部材とを備えたことを特徴とする透明材壁構造建築物ユニットセット、及び該透明材壁構造建築物ユニットセットにおいて、上記(3)記載の調整用木製枠体を上記透明材壁部材と共に、又は上記透明材壁部材に代えて備えた透明材壁構造建築物ユニットセット、及び(5)上記(4)記載の透明材壁構造建築物ユニットセットの各構成ユニットを、施工現場の土台、柱などの骨組みにそれぞれ取り付けたことを特徴とするユニット式透明材壁構造建築物を提供する。
【0010】
即ち、本発明のユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体は、上下2本となるように固設された少なくとも2本の木製横補強材が、木製枠本体の枠強度を補強すると共に、壁面に対する水平力を負担し、更に、木製枠本体により形成される枠を上枠部分、中枠部分、下枠部分に分断するので、例えば透明板材としてガラス板を壁部材用木製枠体に取り付ける場合、壁部材用木製枠体に合わせた大きな一枚ガラス板を使用することも可能であるが、分断された上枠部分、中枠部分、下枠部分の大きさにそれぞれ合わせたガラス板を使用することも可能となる。
【0011】
そして、本発明の場合、更に、下枠材と下側の木製横補強材との間、即ち、枠本体内に形成された下枠部分の枠内、上側の木製横補強材と上枠材との間、即ち、上枠部分の枠内に、それぞれ固設した木製斜補強材によって少なくとも1つのトラス構造が形成されるので、木製枠であっても屋根などの搭載による荷重が付加されても耐え得るだけの強度を有する透明材壁構造を構築することができる。また、透明材壁面に対する水平力も負担される。更に、透明板材を取り付けて壁部材として使用したとき、透明材壁面を斜めに遮る斜補強材が木製なので外観、意匠性が損なわれたり、違和感が生じることもない。
【0012】
ここで、上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造が、それぞれ1対の上記木製斜補強材によって三角形を形成されたものであれば、より優れた補強作用が奏される。一方、上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造として、それぞれ1本の上記木製斜補強材を対角線状に固設した一の壁部材用木製枠体と、上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造として、それぞれ1本の上記木製斜補強材を上記一の壁部材用木製枠体と反対方向の対角線状に固設した他の壁部材用木製枠体とを組み合わせたものであれば、これらを隣接させて固設すると、外側(反隣接側)のこれらの壁部材用木製枠体の縦枠材を外枠とした枠体の上枠部分、下枠部分に、それぞれ上記同様の三角形が形成された状態となるので、上記同様に優れた補強作用が得られる。
【0013】
ここで、本発明の壁部材用枠体の木製枠本体及び木製横補強材に、これらによって形成される枠部分に透明板材を取り付ける切り欠き部を設けておくと、例えば枠体にガラス受け用の別部材を取り付ける必要もなく、このような別部材によって木製斜補強材を固設し難くなることもない。
【0014】
また、縦枠材の所定個所に、ボルト、ナット用の挿入孔を開設しておくと、施工現場で隣接する壁部材を接合したり、壁部材を柱材に接合する作業が、釘や木ネジによる場合に比べて、容易となり、施工効率をより向上させることができると共に、釘打ち個所のような規定がなく、自由度が広がるので、より好適である。
【0015】
次に、本発明の透明材壁部材は、上記壁部材用木製枠体に、ガラス板、硬質透明樹脂製板などの透明板材を取り付けたものであるので、現場施工で骨組み、基盤に取り付け、組み立てることによって、透明材壁構造を容易に形成することができ、また、壁部材としての強度に優れるのみならず、サンルームなどの快適な居住空間を形成する建築物の構成部材(構成ユニット)としての外観にも優れている。
【0016】
本発明の調整用木製枠体は、平均高さが10cm〜1.6mの小型枠体であり、枠本体内に1対の木製斜補強材によって三角形がトラス構造として形成されているので、上記壁部材用木製枠体と同様の補強作用を奏する小型の調整用木製枠体が得られ、この調整用木製枠体に透明板材を取り付ければ、サンルーム、コンサバトリー、温室などの透明材壁構造を、木製枠体の透明材壁部材を用いてユニット式に構築する際に、壁構造の高さ方向の一部分を構成する壁部材として使用することができ、例えば、通常よりも高く形成した透明材壁構造に、規定大きさの扉部材を取り付ける際に、例えばその扉部材の上に取り付けて高さ調整をする調整枠として使用すると有用である。また、部分的に通気口(開放部分)を設けたりする際に使用しても有用である。
【0017】
更に、例えば、一の調整用木製枠体に透明板材を取り付けたものを第一調整用壁部材とし、他の調整用枠体に透明板材を取り付けたものを第二調整用壁部材とし、施工現場にて、第一調整用壁部材と第二調整用壁部材との間に、中間透明材壁部材として透明板材を介装させ、これを一枚の透明材壁部材として使用すれば、上記透明材壁部材と同様に強度に優れ、且つ透明材壁構造建築物の構成部材(構成ユニット)としての外観にも優れる透明材壁部材が得られるのみならず、一枚の壁部材をそのまま施工現場に搬入する場合に比べて、取り扱い性はより向上する。また、このように調整用木製枠体を使用して1枚の壁部材のようにした透明材壁部材2体を使用して透明材壁構造の角部を形成することによって、角部が枠で遮られておらず、強度にも優れた角窓を容易に形成することができる。
【0018】
そして、本発明の透明材壁構造建築物ユニットセットは、扉部材(扉ユニット)と、屋根部材(屋根ユニット)と、上記透明材壁部材(壁ユニット)とを備えているので、これらを使用することによって、ガラス壁などの透明材壁構造の枠体が木材である透明材壁構造の建築物を簡単に施工でき、且つ十分な強度を有する透明材壁構造を有する建築物を構築することができる。更に、上記調整用木製枠体を備えたものであれば、例えば上述したように、角部が枠で遮られていない角窓を有する透明材壁構造建築物をより容易に形成することができる。また、上記透明材壁部材に代えて、上記調整用木製枠体を使用し、上述したように一枚の透明材壁部材となるように透明板材を取り付けたものによっても透明材壁構造を同様にして形成でき、この場合、枠体の取り扱い性はより良好となる。
【0019】
本発明のユニット式透明材壁構造建築物は、上記透明材壁構造建築物ユニットセットの各構成ユニットを、施工現場の土台、柱などの骨組みにそれぞれ取り付けることによって構築されるので、短い工期で強度に優れた透明材壁構造を有する透明材壁構造建築物が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下、本発明につき図面を参照してより詳細に説明する。なお、各図面において、透明板材越しに見える部分は、点線(破線)で示し、透明板材の部分は、細線の斜線を付した。図1は、本発明の壁部材用木製枠体、透明材壁部材の一構成例を説明する透明材壁部材の概略正面図であり、透明材壁部材10は、壁部材用木製枠体20によって形成された枠内に透明板材11、11、11を取り付けたものである。
【0021】
木製枠体20は、下枠材21aと2本の縦枠材21b、21bと上枠材21cとにより木製枠本体21が形成されている。そして、上下2本の木製横補強材22、22が、それぞれ縦枠材21b、21bに固設され、下枠部分23、中枠部分24、上枠部分25が形成されている。
【0022】
そして、下枠材21aの長さ方向略中央部から下側の横補強材22の一端部に架けて、また、下枠材21aの長さ方向略中央部から下側の横補強材22の他端部に架けて、それぞれ木製斜補強材26、26が固設され、下枠材21aの長さ方向略中央部を頂点とし、下側の横補強材22を底辺とする逆略二等辺三角形が形成されており、これによって、下枠部分23にトラス構造として三角形が形成されている。更に、上側の横補強材22の一端部から上枠材21cの長さ方向略中央部に架けて、また、上枠材21cの長さ方向略中央部から上側の横補強材22の他端部に架けて、それぞれ木製斜補強材26、26が固設され、上枠材21cの長さ方向略中央部を頂点とし、上側の横補強材22を底辺とする略二等辺三角形が形成されており、これによって、上枠部分25にトラス構造として三角形が形成されている。
【0023】
木製枠本体21の大きさは、特に制限されるものではなく、目的とする建築物の大きさなどに合わせて適宜選定することができる。また、その枠形状は、通常、長方形枠であるが、屋根に勾配がある建築物の側壁を構成する壁部材に使用する場合、図5、図6に示す透明材壁部材101、102の枠本体のように上枠材が屋根の勾配に合わせて斜めになるように構成されていてもよい。
【0024】
木製横補強材22、22の大きさ、木製斜補強材26、26、26、26の大きさは、特に制限されるものではなく、適宜選定することができるが、壁部材用枠体20に下記のように透明板材を取り付けることを考慮すれば、斜補強材は、枠本体の奥行きより、透明板材の幅に若干の余裕を加えた分だけ狭くすると好適である。なお、斜補強材26の取り付け位置は、略二等辺三角形、逆略二等辺三角形となるように一端部(頂角形成部分)26aは、上枠材21c、下枠材21aの長さ方向略中央部に固定することが望ましい。また、斜補強材26の他端部(略等角形成部分)26bは、上枠材21c、下枠材21a、横補強材22に固定してもよく、縦枠材21bに固定してもよい。なお、上枠部分、下枠部分に形成されるトラス構造(三角形)の数は、1つに限定されるものではないが、それぞれ1つずつ、即ち、枠内に固設される斜補強材は、各1対(2本ずつ)とすると、より好適である。
【0025】
本発明において、斜補強材は、下枠部分、上枠部分にトラス構造を形成するように固設されていればよく、例えば図5、図6の透明材壁部材102のように、下枠部分、上枠部分のトラス構造がそれぞれ逆略二等辺三角形によって構成されていてもよく、また、図8に示す透明材壁部材10’の壁部材用木製枠体20’のように、下枠部分23が略二等辺三角形、上枠部分25が逆二等辺三角形であってもよく、更に、図示していないが、下枠部分、上枠部分にそれぞれ略二等辺三角形が形成されていてもよい。また更に、図9に示す透明材壁部材10”の壁部材用木製枠体20”のように、略二等辺三角形、逆略二等辺三角形の中に木材からなる中央補強材26’、26’を加えることもでき、このように中央補強材を加えた枠体は、更に補強強度を向上させることができるので、特に幅広の透明材壁部材の枠体として、より効果的である。
【0026】
一方、本発明の木製枠体としては、図10に示す透明材壁部材105に使用した木製枠体のように、下枠部分23に木製斜補強材26を、図面上、枠内の左上角部から右下角部へと左上がりの対角線状となるように固設してトラス構造を形成し、上枠部分25には、木製斜補強材26を逆に図面上、右上がりの対角線状となるように固設してトラス構造を形成した一の壁部材用木製枠体201と、透明材壁部材106に使用した木製枠体のように、下枠部分23に木製斜補強材26を、図面上、右上がりの対角線状となるように固設してトラス構造を形成し、上枠部分25には、木製斜補強材26を図面上、左上がりの対角線状となるように固設してトラス構造を形成した他の壁部材用木製枠体202とを組み合わせ、これらを隣接させて順次固設しても強度に優れた透明材壁構造が得られる。なお、このような木製枠体の上枠部分、下枠部分のトラス構造の組み合わせは、特に制限されるものではなく、同方向の対角線であってもよいが、いずれの場合であっても一の壁部材用木製枠体と、これと組み合わせる他の壁部材用木製枠体とが、それぞれ固設される上枠部分、下枠部分の木製斜補強材が、互いに逆方向となるように形成する。
【0027】
更に、図1に示す壁部材用木製枠体20、図5、6に示す透明材壁部材101、102、103に使用される壁部材用木製枠体、図8に示す壁部材用木製枠体20’、図9に示す壁部材用木製枠体20”、図10に示す一の壁部材用木製枠体201、他の壁部材用木製枠体202のいずれであっても、下枠材21a、上枠材21c、縦枠材21b、21b、横補強材22、22には、下枠部分23、中枠部分24、上枠部分25の枠内側に沿って、図2に示すように、透明板材11の取り付け用の切り欠き部27を形成すると、斜補強材26が各枠内に固設されていても透明板材11の取り付けを容易に行うことができる。そして、透明材壁部材として使用する場合、透明板材11を切り欠き部27に嵌め込んだ後、透明板材11の外側に枠体と同じ木材又は類似の色、木目の木材からなる透明板材押さえ部材28を各枠部分の枠内側に沿わせるように取り付けると好適である。なお、図2以外の図面では、このような透明板材の取り付け構造を省略して透明材壁部材を示した。
【0028】
本発明の木製枠体は、図2に示す縦枠材21bのように、その外面側の幅方向中間部に長さ方向に沿って溝2を形成しておき、壁構造を組み立てる際に、パッキング材3を充填しておくと、接続する隣接枠本体の縦枠材21b又は柱材との間に隙間が生じるのを防止することができるので、より好適である。
【0029】
更に、図3、4に示すように、縦枠材21bの所定個所に他の枠体21bや柱材4との接続のためのボルト、ナット用の挿入孔29を所定間隔で離間させて複数個、開設しておくことによって、容易、且つ強固に壁部材の接合ができる。なお、挿入孔29は、ボルト足(ねじ切り)部分のみが挿入可能となるように開設されていてもよいが、図3に示すように、ボルト29aのボルト頭、ナット29bが埋め込めるように開設することが望ましい。
【0030】
ここで、本発明の枠体に使用する木材としては、従来より、木造建築に使用されている木材を使用することができ、例えばかし、くり、けやき等、南米ブラジル材であるイペ(タブベイヤ)[ブラジル産]などのいわゆるハードウッドであっても、ソフトウッドであっても使用できる。
【0031】
上述した各木製枠体の製造方法は、特に制限されるものではなく、所定の大きさ、形状の木材を上記構成となるように組み付け、従来の木製枠体と同様に釘などの固定手段で各木材を固定することによって製造することができる。
【0032】
図1に示す透明材壁部材10、図5、6に示す透明材壁部材101、102、図8に示す透明材壁部材10’、図9に示す透明材壁部材10”、図10に示す透明材壁部材105、106は、上述したように、各木製枠体の下枠部分23、中枠部分24、上枠部分25にそれぞれ透明板材11、11、11を取り付けたものである。なお、本発明の枠体は、枠体全体に透明板材そのものを取り付ける必要はなく、例えば図5及び図6に示す透明材壁部材103のように中枠部分に窓部材12を取り付けることもできる。また、各枠部分に合わせた大きさの透明板材を複数枚取り付けるのではなく、枠本体の大きさに合わせた1枚の透明板材を取り付けることもできる。
【0033】
透明板材11としては、サンルーム、コンサバトリーなどに使用されているガラス板、硬質透明樹脂製板などを使用することができ、硬質透明樹脂製板としてより具体的には、例えばポリカーボネート板、アクリル板などが挙げられる。また、ガラス板を使用する場合、シングルガラスであってもダブルガラスであってもよい。
【0034】
本発明の透明材壁部材によって、透明材壁構造を構築するには、例えば図4に示すように、必要数の透明材壁部材10、10、10を用意し、図示しない土台に立設された柱材4(予め壁部材用木製枠体に開設された挿入孔に合わせた挿入孔29’を開設しておく)の一面に一の透明材壁部材10を予め所定位置に開設した挿入孔29を利用してボルト、ナット(図示せず)により締結固定し、更に、一の透明材壁部材10に隣接する透明材壁部材10を締結固定して、互いに隣接する透明材壁部材10、透明材壁部材10を接合し、土台に固定していくと共に、柱材4の上記一面に隣接する面に次の透明材壁部材10を同様に接合固定していき、所望の大きさの壁構造ができるように適宜数の透明材壁部材10を連接していくことによって、所望の壁構造を簡単な現場作業で構築することができる。他の透明材壁部材10’、10”などについても同様である。
【0035】
また、図10に示す透明材壁部材105、106の場合、これらを交互に隣接させ、上記同様に順次接合、固定していくことによって、所望の壁構造を簡単な現場作業で構築することができる。なお、いずれの場合であっても、例えば図5、図6に示すように、角部のみではなく、必要に応じて一の透明材壁部材とこれに隣接する透明材壁部材との間に柱材を介在させることもできる。
【0036】
次に、図11を用いて本発明の調整用木製枠体の構成例を説明する。図面左上の第一調整用木製枠体40は、木製の四角枠本体41の枠内にトラス構造を形成するように1対の木製斜補強材42、42を略二等辺三角形の等辺となるように固設したものであり、図面左下の第二調整用木製枠体43は、同様に木製の四角枠本体44の枠内にトラス構造を形成するように1対の木製斜補強材42、42を逆略二等辺三角形の等辺となるように固設したものである。なお、四角枠本体41、44は、いずれも高さ(枠の外側部分)が、10cm〜1.6mであり、好ましくは15cm〜1.2m、より好ましくは20cm〜1mである。なお、枠本体の形状は、台形でもよく、上枠材、下枠材が傾斜した状態で形成されている場合、上記高さは平均高さである。
【0037】
本発明の調整用木製枠体に形成される三角形(トラス構造)については、上記壁部材用木製枠体の上枠部分、下枠部分に形成される三角形(トラス構造)と同様である。また、調整用木製枠体に透明板材を取り付ける場合、上記壁部材用木製枠体と同様の切り欠き部を設けても、より好適である。また、これらの枠本体の縦枠に、上記壁部材用木製枠体と同様のボルト、ナット用の挿入孔を開設しても、より好適である。
【0038】
本発明の調整用木製枠体の使用方法は、特に制限されるものではなく、例えば適宜高さに形成し、透明板材を取り付けたものを、後述する図5、図6の調整枠35に代えて使用することもできる。また、透明板材を取り付けることなく一部の壁面の下側部分に取り付け、通気口のようにして使用することもできる。
【0039】
また、例えば、図11に示す第一調整用木製枠体40、第二調整用木製枠体43のように、2体の調整用木製枠体40、43を併用し、それぞれに透明板材11、11を取り付けて第一調整用壁部材46、第二調整用壁部材47とし、これらの間に透明板材11を介在させて、第一調整用壁部材46が上枠部分を構成し、第二調整用壁部材47が下枠部分を構成し、これらの間に透明板材11が挟持された構成を有する一体の透明材壁部材100とすることもできる。なお、このように2体の調整用木製枠体を組み合わせる場合、使用する第一、第二調整用木製枠体のトラス構造の組み合わせは特に制限されるものではなく、第一、第二調整用木製枠体のトラス構造がそれぞれ逆略二等辺三角形となるように併用してもよく、第一調整用木製枠体が略二等辺三角形、第二壁部材用木製枠体が逆略二等辺三角形となるように組み合わせてもよく、第一、第二調整用木製枠体にそれぞれ略二等辺三角形が形成されるように使用してもよい。更に、略二等辺三角形、逆略二等辺三角形の中に、木材からなる中央補強材を加えることもできる。なお、透明板材11については、上記同様である。
【0040】
更に、例えば、図11に示すように、透明材壁部材100の第一、第二調整用木製枠体に挟持される透明板材としてやや広幅のものを両調整用壁部材46、47の図面上右側に延出するように取り付け、この透明材壁部材100と、屋根の勾配に合わせて上枠材が傾斜した第一調整用木製枠体46’を使用し、枠体に挟持される透明板材を図面上左側が両調整用壁部材46’、47より延出するように取り付けたことが透明材壁部材100と異なる透明材壁部材104とを組み合わせ、透明材壁部材100と透明材壁部材104との、各第一調整用木製枠体の間、各第二調整用木製枠体の間にそれぞれの高さに合わせた角柱材4’、4’を介在させて、上記同様にして壁構造の角部を形成することによって、第一調整用木製枠体、第二調整用木製枠体の間に介装された透明板材により、角部が枠で遮られておらず、強度にも優れた角窓を容易に形成することができ、角窓付きの透明材壁構造を得ることができる。なお、このようにして角窓を形成する場合、透明材壁部材100の延出した透明板材11と透明材壁部材104の延出した透明板材11との突合せ部分は、シール材によって、気密性を向上させると、より好適である。また、図11では、介在させる透明板材が室内寄りに取り付けられているが、枠体の厚さ方向中央部付近、室外寄りのいずれであってもよく、いずれの場合も、2体の透明材壁部材の延出した透明板材が突合せとなるように、その取り付け位置によって、透明板材の延出長さを調整する。
【0041】
次に、本発明の透明材壁構造建築物ユニットセット、ユニット式透明材壁構造建築物を図5及び図6を用いて説明する。図5及び図6に示すユニット式透明材壁構造建築物30、301は、サンルーム、コンサバトリーの壁面、屋根面をパネル式(ユニット式)に組み立てて、図5及び図6に示すような透明材壁構造建築物を構築することができるように各構成部材(構成ユニット)を備えた透明材壁構造建築物ユニットセットを使用したものであり、該ユニットセットは、扉部材31、建造物の大きさに合わせた所定数の屋根部材32、透明材壁部材10、101、102、103を備えている。
【0042】
ここで、本発明のユニット式透明材壁構造建築物は、建築物の構成により、既存のコンクリートたたきやデッキがすでにあり、その上に載せる床置きタイプ、地面から建物の高さに応じ立ち上げるタイプの二つに大別することができる。図5は、床置きタイプのユニットセットを使用して既存建物に増築したサンルーム(コンサバトリー)の概略斜視図、図6は、地面立ち上げタイプのユニットセットを使用して既存建物に増築したサンルーム(コンサバトリー)の概略斜視図である。なお、図5及び図6において、壁部材用木製枠体及びその各部の符号は省略し、透明材壁部材10、101、102、103として示した。ここで、本発明の透明材壁構造建築物ユニットセットは、少なくとも扉部材、屋根部材及び本発明の透明材壁部材を備えたものであり、例えばこれら以外にも、必要に応じて柱材、図7に示す床デッキ部材33、階段部材(図示せず)などの構成部材を加えることもできる。また、上述した透明材壁部材100、104を備え、これらによって角部を形成すれば、角部が枠に遮られていない角窓を有するユニット式透明材壁構造建築物を容易に構築することもできる。
【0043】
図5に示す床置きタイプのユニット式透明材壁構造建築物30に使用するユニットセットは、長方形枠を使用し、下枠部分、中枠部分、上枠部分に透明板材を取り付けた図1に示した壁部材10、中枠部分に窓部材12を取り付けたことが壁部材10と異なる壁部材103、屋根の勾配に合わせて上枠材が傾斜した枠体を使用したことが壁部材10と異なる壁部材101、屋根の勾配に合わせて上枠材が傾斜した枠体を使用し、上枠部分のトラス構造が斜補強材、上枠材によって構成された逆略二等辺三角形であることが壁部材10と異なる壁部材102を、それぞれ構築予定の建築物の大きさに合わせた数だけ備え、扉部材31、扉部材31の高さを調整するための透明板材を取り付けた調整枠35、構築予定の建築物の大きさに合わせた数の屋根部材32を備えたものである。なお、上枠材が傾斜した枠体を使用した壁部材101、102に代えて、長方形枠を使用した壁部材と、屋根の勾配に合わせた枠体に透明板材を取り付けた調整枠(図示せず)又は上枠材を傾斜させた調整用木製枠体に透明板材を取り付けた調整用壁部材とを組み合わせたものを使用することもできる。
【0044】
扉部材31、屋根部材32の構成、種類は、特に制限されるものではないが、扉部材31は、壁部材用木製枠体と同様の木材を使用した透明板材(ガラス)張りものが好ましく、屋根部材32は、壁部材用木製枠体と同様の木材からなり、壁部材用木製枠体の幅、扉部材31の幅に合わせた幅を有し、上下枠材32a、32bの枠高さ(厚さ、奥行き)が異なり、横枠32c、32cの枠高さ(厚さ、奥行き)がそれらの高さ(厚さ、奥行き)の差に合わせて傾斜している傾斜枠体に、ガラス板、ポリカーボネート板、アクリル板等の透明板材を取り付けたものが好ましい。なお、本発明の透明材壁構造建築物ユニットセットは、必ずしも販売時に各部材に透明板材、窓部材などが取り付けられている必要はなく、施工時(土台、柱材などに接合、固定する時)に、これらが取り付けられた状態となっているか、また、場合によっては、施工しながら枠に取り付けられるようになっていればよい。
【0045】
床置きタイプのユニット式透明材壁構造建築物30のユニットセットは、既存建物に隣接してコンクリートたたきやデッキが形成された場所に増築するものであり、必要個所に建てられた柱材4を利用して、順次、各壁部材10、101、102、103、扉部材31を接合して壁面(壁構造)を構築し、次いで、屋根部材32を壁面上に載せ、順次接合していくことによって、ユニット式透明材壁構造建築物30を増築することができる。なお、扉部材31を取り付ける個所には、その両側に柱材4、4を立てておくことが望ましい。
【0046】
図6に示す地面立ち上げタイプのユニット式透明材壁構造建築物301に使用するユニットセットは、更に、図7に示す床デッキ部材33を構築予定の建築物の大きさに合わせた数だけ備えたものである。このタイプのユニット式透明材壁構造建築物301は、基本的には、各壁部材10、101、102、103、扉部材31の間に柱材4を設けることが望ましい。このユニットセットを使用して既存建物に透明材壁構造建築物を増築するには、例えば、まず、図7に示すように、床デッキ部材33を必要数敷き並べ、床を作り、その後、床置きタイプのユニット式透明材壁構造建築物と同様の作業を行うことによって、壁構造、屋根を形成して地面立ち上げタイプのユニット式透明材壁構造建築物301を増築することができる。
【0047】
以上説明したように、上記透明材壁構造建築物ユニットセットを使用すれば、既存建物に所望の大きさ、形状の床置きタイプのユニット式透明材壁構造建築物30、地面立ち上げタイプのユニット式透明材壁構造建築物301を短期の工期で増設することができる。また、構築された透明材壁構造建築物は、サンルーム、コンサバトリーなどとしての強度、外観にも優れたものである。更に、壁構造を形成する木製枠体が建築物の室内側にあるので、木枠を利用して角部に三角コーナーを造るなど、室内に手を加えることが容易となる。また、透明材壁部材10に代えて図8に示す透明材壁部材10’、図9に示す透明材壁部材10”、図10に示す透明材壁部材105、106の組み合わせ、図11に示す調整用木製枠体40、43を使用した透明材壁部材100を使用することもできる。更に、上述したように、図11に示す調整用木製枠体40、43を使用した透明材壁部材100、104によって、角窓を形成することもできる。
【0048】
なお、本発明は、上記構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して差し支えない。
【0049】
【発明の効果】
本発明のユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体、透明材壁部材、調整用木製枠体、透明材壁構造建築物ユニットセットを使用することによって、現場での作業期間が短く、更に熟練工も必要とせず、且つ木材を枠組とする壁構造であっても充分な強度を有するユニット式透明材壁構造建築物を得ることができる。従って、本発明によれば、耐久性に優れ、且つ自然感がある木枠のガラス張り、透明樹脂張り建築物であるサンルーム、コンサバトリー、温室などを、容易、且つ短い工期で構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁部材用木製枠体及び透明材壁部材の一構成例を説明する透明材壁部材の概略正面図である。
【図2】図1に示す透明材壁部材のA−A線拡大概略断面図である。
【図3】本発明の透明材壁部材の枠体を連結する方法の一例を説明するために隣接する枠体の一部を破断して示した説明図である。
【図4】本発明の透明材壁部材の使用方法の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の透明材壁構造建築物ユニットセット、ユニット式透明材壁構造建築物の一構成例を説明する透明材壁構造建築物の概略斜視図である。
【図6】本発明の透明材壁構造建築物ユニットセット、ユニット式透明材壁構造建築物の他の構成例を説明する透明材壁構造建築物の概略斜視図である。
【図7】図6に示す透明材壁構造建築物ユニットセットを使用した透明材壁構造建築物の構築方法を説明する概略斜視図である。
【図8】本発明の壁部材用木製枠体及び透明材壁部材の他の構成例を示す透明材壁部材の概略正面図である。
【図9】本発明の壁部材用木製枠体及び透明材壁部材の更に他の構成例を示す透明材壁部材の概略正面図である。
【図10】本発明の壁部材用木製枠体及び透明材壁部材の更に他の構成例を示す透明材壁部材の概略正面図である。
【図11】本発明の調整用木製枠体の構成例及び使用例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10、10’、10”、100、101、102、103、104 透明材壁部材
11 透明板材
20、20’、20”、201、202 壁部材用木製枠体
21 枠本体
21a 下枠材
21b 縦枠材
21c 上枠材
22 木製横補強材
23 下枠部分
24 中枠部分
25 上枠部分
26 木製斜補強材
27 切り欠き部
29 挿入孔
30、301 ユニット式透明材壁構造建築物
31 扉部材
32 屋根部材
40、43 調整用木製枠体
41、44 四角枠本体
42 木製斜補強材

Claims (10)

  1. サンルーム、コンサバトリー、温室などの透明材壁構造の建築物を、構成ユニットを用いて構築する際に使用する透明材壁部材の木製枠体であって、下枠材と2本の縦枠材と上枠材とからなる木製枠本体に、少なくとも上下2本となるように木製横補強材を固設して、下枠部分、中枠部分及び上枠部分を形成すると共に、上記下枠部分と上記上枠部分に、それぞれトラス構造を形成するように木製斜補強材を固設したことを特徴とするユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体。
  2. 上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造として、それぞれ1対の上記木製斜補強材によって三角形を形成した請求項1記載のユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体。
  3. 上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造として、それぞれ1本の上記木製斜補強材を対角線状に固設した一の壁部材用木製枠体と、上記下枠部分及び上枠部分のトラス構造として、それぞれ1本の上記木製斜補強材を上記一の壁部材用木製枠体と反対方向の対角線状に固設した他の壁部材用木製枠体とを組み合わせた請求項1記載のユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体。
  4. 上記木製枠本体及び上記木製横補強材に、これらによって形成される枠部分に透明板材を取り付ける切り欠き部を設けた請求項1、2又は3記載のユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体。
  5. 上記縦枠材に、ボルト、ナット用の挿入孔を開設した請求項1乃至4のいずれか1項記載のユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体。
  6. 請求項1乃至は5のいずれか1項記載のユニット式透明材壁構造建築物の壁部材用木製枠体に、透明板材を取り付けたことを特徴とする透明材壁部材。
  7. サンルーム、コンサバトリー、温室などの透明材壁構造を、木製枠体を使用した透明材壁部材を用いてユニット式に構築する際に、上記壁構造の高さ方向の一部分として使用する調整用木製枠体であって、平均高さが10cm〜1.6mの木製の四角枠本体の枠内に、トラス構造として三角形を形成するように1対の木製斜補強材を固設したことを特徴とする調整用木製枠体。
  8. ユニット式透明材壁構造建築物を構築するための構成ユニットを組み合わせたセットであって、扉部材と、屋根部材と、請求項6記載の透明材壁部材とを備えたことを特徴とする透明材壁構造建築物ユニットセット。
  9. 請求項7記載の調整用木製枠体を上記透明材壁部材と共に、又は上記透明材壁部材に代えて備えた請求項8記載の透明材壁構造建築物ユニットセット。
  10. 請求項8又は9記載の透明材壁構造建築物ユニットセットの各構成ユニットを、施工現場の土台、柱などの骨組みにそれぞれ取り付けたことを特徴とするユニット式透明材壁構造建築物。
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