JP3087099B2 - カ−ペットを係止する突起群を配設したフロアパネル - Google Patents

カ−ペットを係止する突起群を配設したフロアパネル

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JP3087099B2 JP06074288A JP7428894A JP3087099B2 JP 3087099 B2 JP3087099 B2 JP 3087099B2 JP 06074288 A JP06074288 A JP 06074288A JP 7428894 A JP7428894 A JP 7428894A JP 3087099 B2 JP3087099 B2 JP 3087099B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、床の上に設置され
て、床との間の空間に配線、配管などを収容するフロア
パネルに関し、より詳しくは、先端にカ−ペットを結合
するための係止部を有する突起群を表面から一体に突出
した、プラスチック製のフロアパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュ−タなどを設置する場
合、配線がじゃまになるので床の上方にフロアパネルを
設置して、床とフロアパネルとの間の空間に配線を収容
することが一般に行なわれている。そしてフロアパネル
の表面には、カ−ペットが接着剤で貼り付けられてい
る。
【0003】その一例を示す図9に於いて、1は図示し
ない支柱で床2の上方に支持されるフロアパネル、3は
カ−ペット、4はカ−ペット3のバッキング材、5はバ
ックキング材4に固着された塩化ビニルなどの基材であ
る。6は接着剤で、フロアパネル1とカ−ペット3の基
材5との間に塗布されて、両者1、5を接着固定する。
【0004】ところが、このようにフロアパネル1にカ
−ペット3を接着すると、フロアパネル1とカ−ペット
3との熱膨張率の差異により、温度変化にともなってカ
−ペット3が浮き上がったり、波うつことがある。この
浮き上がり現象は、作業者の不慣れや、低温度、高温度
下での作業による接着不良によっても生じる。
【0005】しかもカ−ペットの接着作業は、接着剤の
管理をはじめ、フロアパネルの脱脂、接着剤の塗布、そ
の乾燥硬化の各工程を要して、作業効率が極めて低いう
え、長時間を要する。さらにカ−ペットの貼り替えで
は、カ−ペットの剥離作業、フロアパネルの清掃、カ−
ペットの再接着など大変な工事となり、工事期間、費用
とも莫大なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、接着剤を使用することなく、フロアパネ
ルにカ−ペットを着脱自在に、かつ容易に結合固定する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明フロアパネル
は、裏面に起毛状又はル−プ状の繊維層を積層したカ−
ペットの繊維層に係止する係止部を先端に有する突起群
を、フロアパネルの表面から、フロアパネルと一体に突
出させたことを特徴とする。
【0008】
【作用】カ−ペットの裏面の起毛状又はル−プ状の繊維
層の繊維に、突起群の係止部が食い込みからまって、繊
維層が係止部に係止されるので、カ−ペットは、浮き上
がり、剥がれ、ずれがないよう、フロアパネルに強固に
結合される。又カ−ペットを強く持ち上げると、繊維層
の繊維が係止部から剥がれるので、カ−ペットをフロア
パネルから剥がすことができる。
【0009】
【実施例】図1に於いて、11はこの発明のフロアパネ
ルの一例で、図示しない支柱によって床2の上方に支持
されている。12は突起群で、フロアパネル11の表面
からフロアパネル11と一体に突出されている。
【0010】フロアパネル11は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ABSなどの各種無機物に、充填材(ガラ
ス繊維、タルク、炭酸カルシウムなどのフィラ−)を加
えた熱可塑性プラスチックを、射出成形、ブロ−成形な
どの手段によって成形したのち、心材13として、発泡
石膏や発泡セメントなどの無機系や、ウレタン又はユリ
ヤ樹脂などの有機系の硬質発泡体を注入発泡して形成し
たものである。
【0011】なお突起12群は、フロアパネル11の成
形時、フロアパネル11と異なる材料又は同じ材料の前
記プラスチックや、エラストア−などの高分子材料を用
いて、同時二重射出成形又は二重押出形成などの複合一
体成形によっても形成できる。フロアパネル11の材料
と異なる材料として、例えばか改質ポリプロピレンのよ
うな、流動性がよく、垂下性の少ない良好な動粘弾性プ
ラスチックがあげられる。
【0012】この突起12群は、フロアパネル11の表
面の全面に設けてもよく、又は表面に帯状に、或いは飛
び飛びの島状に設けてもよい。
【0013】14aは笠状の係止部で、図2のように円
錐状の突起12aの先端部から、又図4のようにくさび
状の突起12bの先端部から、それぞれ下方ないし水平
方向に張り出して突出している。14bはフック状の係
止部であって、図3のように円錐状の突起12aの先端
部から下方ないし水平に突出している。図示しないが、
くさび状の突起12bもその先端部に、円錐状の突起1
2aと同様にフック状の係止部14bを形成できる。こ
れら係止部14a、14bは、火炎を用いるか加熱した
金属板などで上から押さえるなど、突起12a、12b
の先端部を加熱すれば容易に形成できる。
【0014】なお、くさび状の突起12bの形状は、図
5のような二等辺三角形型に限られず、図7のような直
角三角形型、図8のような傾斜する三角形型に形成して
もよい。そしてくさび状の突起12bを、前述のように
フロアパネル11と一体に形成することもできるが、図
5、図6で示すように、まず三角柱状の突条15群をフ
ロアパネル11の表面に突設し、突条15群を適当な幅
で切除して、くさび状の突起12b群を設けてもよい。
図5及び図6の実施例では、くさび状の突起12bをこ
のような方法で形成して、帯状に配設する場合を示して
いる。
【0015】この発明のフロアパネル11に結合される
カ−ペットを、図1で説明すると、21は毛、プラスチ
ック繊維、これらの交織のカ−ペット、22はポリエチ
レン、SBRゴムなどのバッキング材、23は塩化ビニ
ルなどの基材、24は起毛状又はル−プ状の繊維層であ
る。
【0016】この繊維層24は、予め基材23をバッキ
ング材22に固着させる際に、同時に基材23の裏面全
面に接着積層されている。この繊維層24は、起毛状に
けばだたせた、又はル−プ状のニットや、各種外観の極
細繊維不織布を用いて形成されている。
【0017】そこで、フロアパネル11の上にカ−ペッ
ト21を敷くと、円錐状の突起12a(又はくさび状の
突起12b)の笠状の係止部14a(又はフック状の係
止部14b)が、カ−ペット21の起毛状(又はル−プ
状)の繊維層24の繊維に食い込んでからまり、カ−ペ
ット21はフロアパネル11に着脱自在に固定される。
【0018】なお、この発明に実施されるフロアパネル
11は、プラスチック又はプラスチックを板金で強化
し、突起12と一体に複合したものであれば、その構造
を問わない。
【0019】
【発明の効果】係止部を設けるための突起群が、フロア
パネルの成形と同時に一体に突設できるので、極めて生
産性がよいうえ、強度的にも安定した品質のものが安価
に得られる。
【0020】カ−ペットの使用目的に応じ、係止するた
めに必要な突起群が、フロアパネルの必要な箇所に必要
な個数だけ自由に配設できるので、設計の自由度が向上
し、一般的用途から特殊用途まで広範囲の使用に容易に
対応できる。
【0021】プラスチック製のフロアパネルの成形時、
フロアパネルのプラスチックとは異なった、狭い部分へ
もよく充填し、流動性がよく垂下性の少ない良好な動粘
弾性プラスチックを用いて、フロアパネルの射出形成又
は押出形成と同時に、円錐状又はくさび状の突起群を成
形できる。従って、目的に応じた長さ、太さの突起群の
突設が容易にできるため、カ−ペットの係止をより強く
又効率よく行なうことができる。
【0022】突起群の先端部の係止部により、カ−ペッ
トの裏面に積層した繊維にからませて、カ−ペットをフ
ロアパネルに着脱自在に係止できるので、カ−ペット敷
き作業が非常に短期に、しかも作業者による個人差や、
夏冬など環境による影響を全く受けないで能率的に行な
える。しかも従来の接着剤を用いた接着作業に起因す
る、カ−ペットの浮き上がり、波うちなどの不具合が殆
ど皆無になる。
【0023】破損、汚れなどでカ−ペットを取り替える
場合、接着剤で完全に固定していないので、カ−ペット
の取外し、取付けが極めて簡単で、時間、経費を大幅に
軽減できる。又カ−ペットをクリ−ニングしたい場合で
も、カ−ペットを取り外せるので、非常に効率よくきれ
いに、しかも安価にクリ−ニングできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロアパネルの断面図である。
【図2】笠状の係止部を設けた円錐状の突起の正面図で
ある。
【図3】フック状の係止部を設けた円錐状の突起の正面
図である。
【図4】笠状の係止部を設けたくさび状の突起の斜視図
である。
【図5】くさび状の突起を形成する方法を示す斜視図で
ある。
【図6】くさび状の突起を形成する方法を示すフロアパ
ネルの平面図である。
【図7】直角三角形型くさび状の突起の正面図である。
【図8】傾斜する三角形型くさび状の突起の正面図であ
る。
【図9】従来のフロアパネルの断面図である。
【符号の説明】
11 フロアパネル 12、12a、12b突起 14a、14b係止部 21 カ−ペット 24 繊維層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024 E04F 15/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に起毛状又はル−プ状の繊維層を積
    層したカ−ペットを着脱可能に結合するもので、繊維層
    に係止する係止部を先端に有する突起群を、フロアパネ
    ルの表面から、フロアパネルと一体に突出させたことを
    特徴とするカ−ペットを係止する突起群を配設したフロ
    アパネル。
  2. 【請求項2】 突起は、円錐状である請求項1のカ−ペ
    ットを係止する突起群を配設したフロアパネル。
  3. 【請求項3】 突起は、くさび状に形成されているカ−
    ペットを係止する突起群を配設した請求項1のフロアパ
    ネル。
  4. 【請求項4】 突起の係止部は、下向きないし水平に突
    出している請求項2又は3のカ−ペットを係止する突起
    群を配設したフロアパネル。
  5. 【請求項5】 突起の係止部は、下向きないし水平な笠
    状に形成されている請求項3又は4のカ−ペットを係止
    する突起群を配設したフロアパネル。
  6. 【請求項6】 突起の係止部は、下向きないし水平に突
    出するフック状に形成されている請求項3又は4のカ−
    ペットを係止する突起群を配設したフロアパネル。
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