JPH084255A - 床板簡易施工部材 - Google Patents

床板簡易施工部材

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JPH084255A
JPH084255A JP15933194A JP15933194A JPH084255A JP H084255 A JPH084255 A JP H084255A JP 15933194 A JP15933194 A JP 15933194A JP 15933194 A JP15933194 A JP 15933194A JP H084255 A JPH084255 A JP H084255A
Authority
JP
Japan
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hook
floor board
floor
floorboard
loop
Prior art date
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Pending
Application number
JP15933194A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichirou Kuwamori
一郎 鍬守
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Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コスト高にならずに、歩行時の違和感を解消
できる床板簡易施工部材を提供する。 【構成】 建物の床下地上11に取り付け可能で、多数
のフック状係合素子13を有するフック側面係合部材1
4と、床板12の裏面に取り付け可能で、前記フック状
係合素子13に係合される多数のループ状係合素子15
を有するループ側面係合部材16とを備えた床板簡易施
工部材10であって、前記フック側面係合部材14のフ
ック状係合素子13を軟質合成樹脂からなるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床板簡易施工部材に係
り、更に詳しくは、コスト高にならずに、歩行時の違和
感を解消できる床板簡易施工部材に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の床下地上に床板を施工する際に
は、釘打ちまたは接着によるものが一般的であり、比較
的施工が難しく熟練が必要であった。そこで、近年、家
庭でも手軽に施工できるように、着脱が容易な面ファス
ナを用いた床板簡易施工部材が開発されている。このも
のは、多数のフック状係合素子を有して、床下地上に貼
着されるフック側面ファスナと、フック状係合素子に係
合される多数のループを有して、床板の裏面に貼着され
る繊維シートとからなる。
【0003】その使用にあっては、床下地上の施工位置
に床板を合わせ、これを上方から押さえ付けるだけで、
床下地上のフック側面ファスナのフック状係合素子と、
床板の繊維シートのループとが係合し、簡単に床板が施
工できる。なお、床板の施工には、このように着脱が容
易な面ファスナによる係合が採用されているので、例え
ば床板の施工位置がずれていた場合や、床板を交換する
ときなど、簡単に床板を剥がして貼り直しや交換ができ
るといった長所も備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
床板簡易施工部材では、床下地上側のフック状係合素子
が、硬度70以上のナイロン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンといった硬質合成樹脂からなるので、床板を歩行
する際、ほとんどの部分は床板の裏面に貼着された繊維
シートの作用で柔らかく感じるが、面ファスナの部分を
踏むと、このフック状係合素子が充分に潰れずに、硬く
感じられて違和感が残るという問題があった。そこで、
これを解消するために、例えばフック状係合素子の高さ
を低くすると共に、繊維シートの厚さを厚くして、繊維
シートのクッション作用により違和感を低減させること
が考えられた。しかし、このようにすると歩行感が極端
に柔らかくなったり、厚くて割高な繊維シートが必要に
なってコスト高を招くという新たな問題点を生じてい
た。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、コスト高にならずに、歩行時の違和感を解消できる
床板簡易施工部材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の床板簡易施工部材は、建物の床下地上に取り付け
可能で、多数のフック状係合素子を有するフック側面係
合部材と、床板の裏面に取り付け可能で、前記フック状
係合素子に係合される多数のループ状係合素子を有する
ループ側面係合部材とを備えた床板簡易施工部材であっ
て、前記フック側面係合部材のフック状係合素子が、軟
質合成樹脂からなるように構成されている。
【0007】また、請求項2記載の床板簡易施工部材
は、前記ループ側面係合部材が、多数のループを有する
繊維シートであり、前記フック状係合素子の硬度が40
〜70であるように構成されている。
【0008】
【作用】請求項1、2記載の床板簡易施工部材において
は、床板を建物の床下地上に施工する際には、従来と同
様に、床下地上の施工位置に床板を合わせ、これを上方
から押さえ付けることにより、床下地上のフック側面フ
ァスナのフック状係合素子と、床板のループ側面係合部
材のループとが係合する。施工後の床板を歩行すると、
フック状係合素子が軟質合成樹脂製であるので、例えフ
ック側面係合部材の部分を踏んでも、その踏み付け力に
より、フック状係合素子がほとんど抵抗なく曲がり、床
板全体にわたってほぼ均一な柔らかい踏み付け感が得ら
れる。
【0009】特に、請求項2記載の床板簡易施工部材に
おいては、床板施工時に、硬度40〜70のフック状係
合素子を繊維シートのループにしっかりと係合できる一
方、床板歩行時には良好にフック状係合素子が屈曲す
る。
【0010】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る床板簡易施
工部材の使用状態を示す斜視図、図2は同踏み付け前の
状態の拡大断面図、図3は同踏み付け時の状態を示す拡
大断面図である。
【0011】図1、2に示すように、本発明の一実施例
に係る床板簡易施工部材10は、建物の床下地上11に
床板12を簡単に施工できる施工部材であり、床下地上
11に貼着されて、多数のフック状係合素子13を有す
るフック側面係合部材の一例であるフック側面ファスナ
14と、床板12の裏面に貼着されて、フック状係合素
子13に係合される多数のループ15を有するループ側
面係合部材の一例である繊維シート16とを備えてい
る。
【0012】床板12は、合板や繊維板などからなり、
その幅方向の一側面に凹条部12aが形成され、また幅
方向の他側面に凸条部12bが形成されて、隣接する床
板12どうしの凹凸条部12a、12bを嵌合しながら
連結する。フック側面ファスナ14は、基材シート17
上に多数のフック状係合素子13が植毛されたものであ
る。フック状係合素子13の素材は、従来と同じナイロ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂から
なるが、本発明では、その硬度を40〜70として、柔
らかい軟質合成樹脂に限定している。フック側面ファス
ナ14は、コンクリートスラブなどの床下地上11の必
要箇所に接着剤または両面テープなどを介して部分的に
固着され(図1参照)、その幅は、フック状係合素子1
3が軟質合成樹脂である観点から、従来の床板簡易施工
部材とほぼ同一の係合力が得られるように、従来品の幅
より長くして固定面積を増大させた方が好ましい(実施
例では30%程度長い)。
【0013】繊維シート16は、基布18の裏面に多数
のループ15が植毛されたものであり、床板12の裏面
全域に貼着されている。基布18の素材としては合成繊
維、織物、編み物、不織布などが採用できる。繊維シー
ト16の床板12の裏面への取り付けも、フック側面フ
ァスナ14と同様に接着剤や両面テープなどにより行な
われる。
【0014】続いて、本実施例の床板簡易施工部材の使
用にあっては、床下地上11の施工位置に床板12を合
わせた後、床板12を上方から押さえ付けると、床下地
上11側のフック状係合素子13と、床板12側のルー
プ15とが係合して、従来通りに簡単に床板12を施工
できる。施工後に床板12を歩行する際、フック側面フ
ァスナ14でない部分を踏むと、床板12に貼着された
繊維シート16の作用で柔らかく感じるのは、従来と同
じである。
【0015】これに対して、フック側面ファスナ14の
部分を踏んだ場合、図3に示すように従来ではフック状
係合素子が硬くて充分に潰れないために違和感があった
が、本手段では、フック状係合素子13が軟質合成樹脂
製であるので、踏み付け力により、フック状係合素子1
3がほとんど抵抗なく曲がり、床板12全体にわたって
ほぼ均一な柔らかい踏み付け感が得られる。しかも、実
施例のフック状係合素子13は、その硬度を40〜70
としているので、床板施工時には、しっかりと床板12
側のループ15に係合できる一方、床板12歩行時には
良好にフック状係合素子13が屈曲する。
【0016】以上、本発明を説明したが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲での設計などの変更があっても本発明に含まれ
る。例えば、実施例では、ループ側面係合部材を床板の
裏面の全域に取り付けたが、これに限定しなくても、そ
の一部だけに取り付けてもよい。
【0017】また、実施例では、ループ側面係合部材と
して繊維シートを示したが、これに限定しなくても、例
えば市販の多数のループ状係合素子が植毛されたループ
側面係合部材でもよい。さらに、実施例では、フック側
面係合部材やループ側面係合部材の取り付けに、接着剤
や両面テープによる貼着を採用したが、これに限定しな
くても、釘やピンによる固定などでもよい。
【0018】また、フック状係合素子の高さを高くする
ことにより、床下地上と床板との間に若干の空気層を設
けて、転倒衝突時の安全性、遮音性、断熱性を向上させ
ることもできる。実際に、フック状係合素子として硬度
40、高さ3mmのものを使用し、これに対して相対する
ループ側面係合部材である繊維シートの厚さを1.5m
m、目付け400g/m2 のものとして両者を係合させ
たところ、約2mmの空気層が形成された。これを、従来
の高さ1.5mmの硬質のフック状係合素子の場合と比較
したところ、転倒衝突時の安全性ではG値が90から7
5へ低下し、遮音性能Ll が60から55へ低下す
ると共に、断熱性能も大幅に向上した。
【0019】
【発明の効果】請求項1、2記載の床板簡易施工部材
は、このようにフック状係合素子を軟質合成樹脂製にし
たことにより、床板歩行時に、フック側面係合部材の部
分を踏んでも、踏み付け力によりフック状係合素子がほ
とんど抵抗なく屈曲するので、床板全体にわたってほぼ
均一な柔らかい踏み付け感が得られる。しかも、コスト
高になることはない。
【0020】特に、請求項2記載の床板簡易施工部材に
おいては、フック状係合素子の硬度を40〜70として
いるので、床板施工時には、しっかりと繊維シートのル
ープに係合できる一方、床板歩行時には良好にフック状
係合素子が屈曲できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る床板簡易施工部材の使
用状態を示す斜視図である。
【図2】同踏み付け前の状態の拡大断面図である。
【図3】同踏み付け時の状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 床板簡易施工部材 11 床下地上 12 床板 12a 凹条部 12b 凸条部 13 フック状係合素子 14 フック側面ファスナ 15 ループ 16 繊維シート 17 基材シート 18 基布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の床下地上に取り付け可能で、多数
    のフック状係合素子を有するフック側面係合部材と、床
    板の裏面に取り付け可能で、前記フック状係合素子に係
    合される多数のループ状係合素子を有するループ側面係
    合部材とを備えた床板簡易施工部材であって、 前記フック側面係合部材のフック状係合素子が、軟質合
    成樹脂からなることを特徴とする床板簡易施工部材。
  2. 【請求項2】 前記ループ側面係合部材が、多数のルー
    プを有する繊維シートであり、前記フック状係合素子の
    硬度が40〜70であることを特徴する請求項1記載の
    床板簡易施工部材。
JP15933194A 1994-06-18 1994-06-18 床板簡易施工部材 Pending JPH084255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15933194A JPH084255A (ja) 1994-06-18 1994-06-18 床板簡易施工部材

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JP15933194A JPH084255A (ja) 1994-06-18 1994-06-18 床板簡易施工部材

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Publication Number Publication Date
JPH084255A true JPH084255A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15691493

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JP15933194A Pending JPH084255A (ja) 1994-06-18 1994-06-18 床板簡易施工部材

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JP (1) JPH084255A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005264551A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Lonseal Corp 高分子系長尺床材の施工方法及び床構造
CN112443125A (zh) * 2019-09-05 2021-03-05 詹立群 一种建筑用塑性板材结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005264551A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Lonseal Corp 高分子系長尺床材の施工方法及び床構造
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