JP3086982U - 同軸ケーブルのコネクタ成端構造 - Google Patents

同軸ケーブルのコネクタ成端構造

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JP3086982U
JP3086982U JP2001008464U JP2001008464U JP3086982U JP 3086982 U JP3086982 U JP 3086982U JP 2001008464 U JP2001008464 U JP 2001008464U JP 2001008464 U JP2001008464 U JP 2001008464U JP 3086982 U JP3086982 U JP 3086982U
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義勝 中島
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中島通信機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な専用工具を必要とせず、ワイヤ編組が
露出することなく、見栄えもよくかつ伝送障害を引き起
こすことのない同軸ケーブルのコネクタ成端構造を得
る。 【解決手段】 露出した発泡絶縁材料層3とワイヤ編組
層5との間に圧入するフランジ付き補強スリーブ6と、
ナット部7と、外部被覆端部及び補強スリーブ6の少な
くともほぼ全体を包囲する寸法のカバースリーブ8と、
プラスチック製のブッシュ9により構成したクランプ手
段を有する。このブッシュ9は半径方向外方に突出する
突起手段10をカバースリーブ8の内面に形成した環状
溝11に嵌合させて予めクランプ手段を組み込んでお
く。更に、ブッシュの他方の端部に向かってテーパが付
いた内面及び外面を設け、このテーパ付き壁部分に周方
向に間隔をおいて軸線方向スリット12を複数個設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、外部被覆を除去し、内部の発泡絶縁材料層及び芯線を露出させた同 軸ケーブル端部をコネクタ端子として成端するため、露出した前記発泡絶縁材料 層とワイヤ編組層との間に圧入する金属のフランジ付き補強スリーブと、この補 強スリーブを挿入する中心開孔を有しかつ前記補強スリーブのフランジの背面に 掛合する底面を有して前記補強スリーブに対して相対回転可能な金属製のナット 部と、ナット部から後方に突出する補強スリーブが通過できる中心開孔を有して ナット部の底面に衝合する端面、この端面の周端縁から軸線方向に延在して折り 返されたワイヤ編組で被われた外部被覆層の端部を包囲する円筒形の金属製の外 部被覆カバーと、前記補強スリーブが同軸状ケーブルから抜けるのを防止するよ う外部被覆層の周囲で前記補強スリーブをクランプするクランプ手段とを具える 同軸ケーブルのコネクタ成端構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このような同軸ケーブルのコネクタ成端構造においては、外部被覆カバーの軸 線方向の長さを短くし、補強スリーブの端部が位置すると思われる外部被覆の露 出した周囲に、クランプ手段としての緩めのリングを配置し、工具例えば、汎用 ペンチによって緩めのリングを挟み付けて絞ることによって補強スリーブを外側 からクランプするのが日本国内では一般的である。
【0003】 アメリカでは、外部被覆カバーは軸線方向の長さが比較的長いカバースリーブ を使用し、予め同軸ケーブルに挿通しておいたクランプ手段としてのプラスチッ ク製のブッシュを専用の特殊工具を使用してカバースリーブ内に圧入しているの が一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
日本式のものは、外部被覆の周囲に折り返した乱れたワイヤ編組が露出して見 苦しく、かつこの露出ワイヤ編組がノイズを拾ったり、電波漏洩を引き起こした りし、このことは同軸ケーブルがデジタル情報の伝送に使用される場合には、致 命的な不具合を生ずる。
【0005】 更に、アメリカ式のものは、作業員が通常工具の他に、このための専用特殊工 具を携帯しなければならないという不便さがある。
【0006】 従って、本考案の目的は、特別な専用工具を必要とせず、ワイヤ編組が露出す ることなく、見栄えもよくかつ伝送障害を引き起こすことのない同軸ケーブルの コネクタ成端構造を得るにある。
【0007】 この目的を達成するため、本考案同軸ケーブルのコネクタ成端構造は、前記外 部被覆カバーを、前記ナット部と組み合わせた補強スリーブに前記外部被覆カバ ーを装着したときこの外部被覆カバーが前記補強スリーブの少なくともほぼ全体 を包囲する寸法のカバースリーブとして構成し、前記クランプ手段をプラスチッ ク製のブッシュにより構成し、このブッシュの一方の端部の近傍の周面に、半径 方向に突出する突起手段を設け、この突起手段を前記カバースリーブのナット部 側とは反対側の一方の端部の近傍の内面に形成した環状溝に嵌合させ、更に、前 記ブッシュの内面を全体的にブッシュの他方の端部に向かって先細のテーパが付 いた内面とし、ブッシュの外面も前記突起手段の部分から前記ブッシュの他方の 端部に向かって先細のテーパを付け、このテーパ付き壁部分に周方向に間隔をお いて軸線方向スリットを複数個設けたことを特徴とする。
【0008】 本考案同軸ケーブルのコネクタ成端構造によれば、特別な専用工具ではなく平 素携帯している汎用工具を使用して外部被覆を除去して発泡絶縁材料層及び芯線 を露出させた同軸ケーブル端部にコネクタとして成端するよう補強スリーブの圧 入及びクランプを同時に行なう。
【0009】
【考案の実施の形態】 次に、図面につき、本考案の好適な実施の形態を説明する。
【0010】 図1(a)に実線で本考案による同軸ケーブルのコネクタ成端構造の構成部材 を示し、図1(b)に実際に同軸ケーブルを取り付けた状態のコネクタ端子状態 を示す。本考案コネクタ成端構造によれば、同軸ケーブル1の端部の外部被覆2 を除去し、内部の発泡絶縁材料層3及び芯線4を露出させてコネクタ端子として 成端する。
【0011】 本考案同軸ケーブルのコネクタ成端構造は、露出した発泡絶縁材料層3とワイ ヤ編組層5との間に圧入する金属の補強スリーブ6を有する。この補強スリーブ 6の一方の端部には半径方向外方に突出する環状のフランジ6Aを設ける。
【0012】 更に、本考案同軸ケーブルのコネクタ成端構造は、補強スリーブ6を挿入する 中心開孔7Aを有しかつ補強スリーブのフランジ6Aの背面に掛合する底面7B を有する金属製のナット部7を設ける。このナット部7は補強スリーブ6に対し て相対回転可能とする。
【0013】 ナット部7の底面7Bから後方に突出する補強スリーブ6の周囲に金属製の外 部被覆カバー8を装着する。この外部被覆カバー8は、補強スリーブ6が通過で きる中心開孔8Aを有してナット部7の底面7Bに衝合する端面8B、この端面 8Bの周端縁から軸線方向に延在して折り返されたワイヤ編組5で被われた外部 被覆層2の端部及び補強スリーブ6ほぼ全体を包囲する円筒形のスリーブ部分8 Cとによりカバースリーブ8として構成する。更に、補強スリーブ6が同軸状ケ ーブル1から抜けるのを防止するよう外部被覆層の周囲で補強スリーブをクラン プするクランプ手段を設ける。
【0014】 本考案によれば、クランプ手段を、図2に示すように、プラスチック製のブッ シュ9により構成する。このブッシュ9の一方の端部の近傍の周面に、半径方向 外方に突出する突起手段を設ける。本考案の図示の好適な実施の形態では、ブッ シュ9の一方の端部の近傍の周面から連続的に半径方向外方に突出する環状の突 起10としたが、この突起手段は、周方向に間隔をおいて半径方向外方に突出す る複数個の突起によって構成することもできる。
【0015】 カバースリーブ8のナット部側とは反対側の端部の近傍の内面に形成した環状 溝11に嵌合させ、更に、ブッシュの内面を全体的にブッシュの他方の端部に向 かって(ナット部の方向に)先細のテーパが付いた内面とする。ブッシュの外面 も突起手段の部分からブッシュの他方の端部に向かって先細のテーパを付け、こ のテーパ付き壁部分に周方向に間隔をおいて軸線方向スリット12を複数個設け る。
【0016】
【考案の効果】
本考案同軸ケーブルのコネクタ成端構造によれば、クランプ手段は個別の部品 ではなく、補強スリーブのほぼ全体を包囲する外部被覆カバーとしてのカバース リーブ内に予め組み込んだプラスチック製のテーパブッシュとして構成したため 、現在アメリカで行われているような特殊な専用工具を携帯することなく、一般 的に平素携帯している汎用工具のみでコネクタ端子として同軸ケーブルを成端さ せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本考案同軸ケーブルのコネクタ成端
構造の組み立て状態の縦断面図でり、(b)は同軸ケー
ブルの端部にコネクタ端子として組付けた状態を示す一
部断面とする側面図である。
【図2】 本考案同軸ケーブルのコネクタ成端構造のク
ランプ手段としてのプラスチック製ブッシュの説明図で
あり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面
図である。
【符号の説明】
1 同軸ケーブル 2 外部被覆 3 発泡絶縁材料層 4 芯線 5 ワイヤ編組層 6 補強スリーブ 6A フランジ 7 ナット部 7A 中心開孔 7B 底面 8 カバースリーブ 8A 中心開孔 8B 端面 8C スリーブ部分 9 ブッシュ 10 突起 11 環状溝 12 軸線方向スリット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部被覆を除去し、内部の発泡絶縁材料
    層及び芯線を露出させた同軸ケーブル端部をコネクタ端
    子として成端するため、 露出した前記発泡絶縁材料層とワイヤ編組層との間に圧
    入する金属のフランジ付き補強スリーブと、 この補強スリーブを挿入する中心開孔を有しかつ前記補
    強スリーブのフランジの背面に掛合する底面を有して前
    記補強スリーブに対して相対回転可能な金属製のナット
    部と、 ナット部から後方に突出する補強スリーブが通過できる
    中心開孔を有してナット部の底面に衝合する端面、この
    端面の周端縁から軸線方向に延在して折り返されたワイ
    ヤ編組で被われた外部被覆層の端部を包囲する円筒形の
    金属製の外部被覆カバーと、 前記補強スリーブが同軸状ケーブルから抜けるのを防止
    するよう外部被覆層の周囲で前記補強スリーブをクラン
    プするクランプ手段とを具える同軸ケーブルのコネクタ
    成端構造において、 前記外部被覆カバーを、前記ナット部と組み合わせた補
    強スリーブに前記外部被覆カバーを装着したときこの外
    部被覆カバーが前記補強スリーブの少なくともほぼ全体
    を包囲する寸法のカバースリーブとして構成し、 前記クランプ手段をプラスチック製のブッシュにより構
    成し、このブッシュの一方の端部の近傍の周面に、半径
    方向外方に突出する突起手段を設け、この突起手段を前
    記カバースリーブのナット部側とは反対側の一方の端部
    の近傍の内面に形成した環状溝に嵌合させ、更に、前記
    ブッシュの内面を全体的にブッシュの他方の端部に向か
    って先細のテーパが付いた内面とし、ブッシュの外面も
    前記突起手段の部分から前記ブッシュの他方の端部に向
    かって先細のテーパを付け、このテーパ付き壁部分に周
    方向に間隔をおいて軸線方向スリットを複数個設けたこ
    とを特徴とする同軸ケーブルのコネクタ成端構造。
  2. 【請求項2】 前記クランプ手段としてのブッシュの突
    起手段を周方向に連続的に半径方向外方に突出する複数
    個の突起により構成した請求項1記載の同軸ケーブルの
    コネクタ成端構造。
  3. 【請求項3】 前記クランプ手段としてのブッシュの突
    起手段を周方向に間隔をおいて半径方向外方に突出する
    複数個の突起により構成した請求項1記載の同軸ケーブ
    ルのコネクタ成端構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006164916A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Maspro Denkoh Corp 同軸ケーブル用コネクタ及び電子機器用箱体

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