JP3085774B2 - 自動車の後写鏡装置 - Google Patents
自動車の後写鏡装置Info
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- B60R1/02—Rear-view mirror arrangements
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- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアミラー等に用い
られる自動車の後写鏡装置に係り、詳しくは、超音波モ
ータ等の超音波アクチュエータを駆動源として後写鏡の
角度調整等を行う後写鏡装置に関する。
られる自動車の後写鏡装置に係り、詳しくは、超音波モ
ータ等の超音波アクチュエータを駆動源として後写鏡の
角度調整等を行う後写鏡装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の後写鏡装置、例えば、ドアミラ
ー装置は、ドアに固設されたベース部材に可倒機構を介
してハウジング部材を傾倒可能に取り付け、このハウジ
ング部材に角度調整機構を介してミラーを角度調整可能
に取り付ける。そして、このような後写鏡装置では、一
般に、可倒機構にアクチュエータを設けてアクチュエー
タによりハウジング部材を駆動し、また、角度調整機構
にアクチュエータを設けてアクチュエータにより後写鏡
の角度調整を行う。
ー装置は、ドアに固設されたベース部材に可倒機構を介
してハウジング部材を傾倒可能に取り付け、このハウジ
ング部材に角度調整機構を介してミラーを角度調整可能
に取り付ける。そして、このような後写鏡装置では、一
般に、可倒機構にアクチュエータを設けてアクチュエー
タによりハウジング部材を駆動し、また、角度調整機構
にアクチュエータを設けてアクチュエータにより後写鏡
の角度調整を行う。
【０００３】一方、近年のドアミラー装置では、ミラー
の鏡面に付着した水滴を除去する水滴除去器を設けたも
のが提案される。そして、この種の水滴除去器として
は、ハウジング部材内に配設した振動子に高周波駆動信
号を印加してミラーを加振し、ミラー鏡面に付着した水
滴を除去する振動式水滴除去器が知られる。
の鏡面に付着した水滴を除去する水滴除去器を設けたも
のが提案される。そして、この種の水滴除去器として
は、ハウジング部材内に配設した振動子に高周波駆動信
号を印加してミラーを加振し、ミラー鏡面に付着した水
滴を除去する振動式水滴除去器が知られる。
【０００４】ところで、近年においては、アクチュエー
タとして低速で高トルクが出力でき、さらにμｍ単位の
位置決めが容易等の特徴をもつ超音波モータが開発さ
れ、種々の分野に採用されている。そして、このような
超音波モータは上述の可倒機構のアクチュエータとし
て、また、角度調整機構のアクチュエータとして用いる
ことが可能であると考えられる。
タとして低速で高トルクが出力でき、さらにμｍ単位の
位置決めが容易等の特徴をもつ超音波モータが開発さ
れ、種々の分野に採用されている。そして、このような
超音波モータは上述の可倒機構のアクチュエータとし
て、また、角度調整機構のアクチュエータとして用いる
ことが可能であると考えられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような後写鏡装置において、可倒機構および角度調節機
構のアクチュエータとして超音波モータを用い、かつ、
振動式水滴除去器を設けた場合には、各機構の超音波モ
ータおよび水滴除去器にそれぞれ専用の高周波発振器が
必要で、これら３つの発振器を余裕空間が少ないハウジ
ング部材内に配設しなければならず、ハウジング部材の
大型化を招く等の問題があった。
ような後写鏡装置において、可倒機構および角度調節機
構のアクチュエータとして超音波モータを用い、かつ、
振動式水滴除去器を設けた場合には、各機構の超音波モ
ータおよび水滴除去器にそれぞれ専用の高周波発振器が
必要で、これら３つの発振器を余裕空間が少ないハウジ
ング部材内に配設しなければならず、ハウジング部材の
大型化を招く等の問題があった。
【０００６】一方、上述の問題は、発振器を共用するこ
とで解決できるとも考えられるが、可倒機構の超音波ア
クチュエータ、角度調節機構の超音波アクチュエータお
よび水滴除去器に求められる超音波駆動信号の周波数が
異なり、実用上、発振器の共用化が困難であった。この
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、可倒機構等
の駆動アクチュエータとして超音波アクチュエータを採
用する後写鏡装置を大型化を招くことなく提供すること
を目的とする。
とで解決できるとも考えられるが、可倒機構の超音波ア
クチュエータ、角度調節機構の超音波アクチュエータお
よび水滴除去器に求められる超音波駆動信号の周波数が
異なり、実用上、発振器の共用化が困難であった。この
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、可倒機構等
の駆動アクチュエータとして超音波アクチュエータを採
用する後写鏡装置を大型化を招くことなく提供すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明は、ベース部材に可倒機構を
介してハウジング部材を傾倒可能に支持し、このハウジ
ング部材に角度調節機構を介して後写鏡を角度調節可能
に取り付けた自動車の後写鏡装置において、前記可倒機
構に設けられ高周波駆動信号の入力で前記ハウジング部
材を駆動する傾倒用超音波アクチュエータと、前記角度
調節機構に設けられ高周波駆動信号の入力で後写鏡を駆
動する角度調節用超音波アクチュエータと、前記ハウジ
ング部材内に設けられ、前記傾倒用超音波アクチュエー
タと前記角度調節用超音波アクチュエータとにそれぞれ
異なる周波数の高周波駆動信号を出力する発振器と、を
備える。
め、請求項１に記載の発明は、ベース部材に可倒機構を
介してハウジング部材を傾倒可能に支持し、このハウジ
ング部材に角度調節機構を介して後写鏡を角度調節可能
に取り付けた自動車の後写鏡装置において、前記可倒機
構に設けられ高周波駆動信号の入力で前記ハウジング部
材を駆動する傾倒用超音波アクチュエータと、前記角度
調節機構に設けられ高周波駆動信号の入力で後写鏡を駆
動する角度調節用超音波アクチュエータと、前記ハウジ
ング部材内に設けられ、前記傾倒用超音波アクチュエー
タと前記角度調節用超音波アクチュエータとにそれぞれ
異なる周波数の高周波駆動信号を出力する発振器と、を
備える。
【０００８】そして、請求項２に記載の発明は、請求項
１の自動車の後写鏡装置を基礎として、高周波駆動信号
の入力で前記後写鏡を加振して後写鏡鏡面の水滴を除去
する水滴除去器を前記ハウジング部材内に設けるととも
に、前記発振器を前記可倒用超音波アクチュエータ、前
記角度調節用アクチュエータおよび前記水滴除去器にそ
れぞれ異なる周波数の高周波駆動信号を出力するように
構成する。
１の自動車の後写鏡装置を基礎として、高周波駆動信号
の入力で前記後写鏡を加振して後写鏡鏡面の水滴を除去
する水滴除去器を前記ハウジング部材内に設けるととも
に、前記発振器を前記可倒用超音波アクチュエータ、前
記角度調節用アクチュエータおよび前記水滴除去器にそ
れぞれ異なる周波数の高周波駆動信号を出力するように
構成する。
【０００９】また、請求項３に記載の発明は、ベース部
材に可倒機構を介してハウジング部材を傾倒可能に支持
し、このハウジング部材に後写鏡を取り付けた自動車の
後写鏡装置において、前記可倒機構に設けられ高周波駆
動信号の入力で前記ハウジング部材を駆動する傾倒用超
音波アクチュエータと、前記ハウジング部材内に設けら
れ高周波駆動信号の入力で前記後写鏡を加振して後写鏡
鏡面の水滴を除去する水滴除去器と、前記ハウジング部
材内に設けられ、前記傾倒用超音波アクチュエータと水
滴除去器とに異なる周波数の高周波駆動信号を出力可能
な発振器と、を備える。
材に可倒機構を介してハウジング部材を傾倒可能に支持
し、このハウジング部材に後写鏡を取り付けた自動車の
後写鏡装置において、前記可倒機構に設けられ高周波駆
動信号の入力で前記ハウジング部材を駆動する傾倒用超
音波アクチュエータと、前記ハウジング部材内に設けら
れ高周波駆動信号の入力で前記後写鏡を加振して後写鏡
鏡面の水滴を除去する水滴除去器と、前記ハウジング部
材内に設けられ、前記傾倒用超音波アクチュエータと水
滴除去器とに異なる周波数の高周波駆動信号を出力可能
な発振器と、を備える。
【００１０】さらに、請求項４に記載の発明は、ベース
部材にハウジング部材を支持し、このハウジング部材に
角度調節機構を介して後写鏡を角度調節可能に取り付け
た自動車の後写鏡装置において、前記角度調節機構に設
けられ高周波駆動信号の入力で前記後写鏡を駆動する角
度調節用超音波アクチュエータと、前記ハウジング部材
内に設けられ高周波駆動信号の入力で前記後写鏡を加振
して後写鏡鏡面の水滴を除去する水滴除去器と、前記ハ
ウジング部材内に設けられ前記角度調節用アクチュエー
タと水滴除去器とに異なる周波数の高周波駆動信号を出
力可能な発振器と、を備える。
部材にハウジング部材を支持し、このハウジング部材に
角度調節機構を介して後写鏡を角度調節可能に取り付け
た自動車の後写鏡装置において、前記角度調節機構に設
けられ高周波駆動信号の入力で前記後写鏡を駆動する角
度調節用超音波アクチュエータと、前記ハウジング部材
内に設けられ高周波駆動信号の入力で前記後写鏡を加振
して後写鏡鏡面の水滴を除去する水滴除去器と、前記ハ
ウジング部材内に設けられ前記角度調節用アクチュエー
タと水滴除去器とに異なる周波数の高周波駆動信号を出
力可能な発振器と、を備える。
【００１１】そして、請求項５に記載の発明は、請求項
１、請求項２、請求項３あるいは請求項４に記載の発明
を前提に、前記傾倒用超音波アクチュエータ、前記角度
調整用アクチュエータあるいは前記水滴除去器を選択的
に操作可能な操作手段を車室内に設けるとともに、前記
発振器を前記操作手段の操作に応じて出力周波数が変化
するように構成する。
１、請求項２、請求項３あるいは請求項４に記載の発明
を前提に、前記傾倒用超音波アクチュエータ、前記角度
調整用アクチュエータあるいは前記水滴除去器を選択的
に操作可能な操作手段を車室内に設けるとともに、前記
発振器を前記操作手段の操作に応じて出力周波数が変化
するように構成する。
【００１２】
【作用】請求項１に記載の発明に係る自動車の後写鏡装
置は、１つの発振器が傾倒用超音波アクチュエータと角
度調節用超音波アクチュエータとに異なる周波数の高周
波駆動信号を出力するため、傾倒用超音波アクチュエー
タと角度調節用超音波アクチュエータとに出力する高周
波駆動信号をそれぞれに最適な周波数に設定でき、ま
た、発振器が１つで足りるため発振器をハウジング部材
内に配置してもハウジング部材の大型化を招くことがな
い。
置は、１つの発振器が傾倒用超音波アクチュエータと角
度調節用超音波アクチュエータとに異なる周波数の高周
波駆動信号を出力するため、傾倒用超音波アクチュエー
タと角度調節用超音波アクチュエータとに出力する高周
波駆動信号をそれぞれに最適な周波数に設定でき、ま
た、発振器が１つで足りるため発振器をハウジング部材
内に配置してもハウジング部材の大型化を招くことがな
い。
【００１３】そして、請求項２に記載の発明に係る自動
車の後写鏡装置は、後写鏡を加振して鏡面の水滴を除去
する水滴除去器を設けるが、この水滴除去器、傾倒用超
音波アクチュエータおよび角度調節用超音波アクチュエ
ータには１つの発振器から異なる周波数の高周波駆動信
号を出力するため、ハウジング部材の大型化を防止で
き、また、それぞれに入力する高周波駆動信号の周波数
を最適な値に設定できる。
車の後写鏡装置は、後写鏡を加振して鏡面の水滴を除去
する水滴除去器を設けるが、この水滴除去器、傾倒用超
音波アクチュエータおよび角度調節用超音波アクチュエ
ータには１つの発振器から異なる周波数の高周波駆動信
号を出力するため、ハウジング部材の大型化を防止で
き、また、それぞれに入力する高周波駆動信号の周波数
を最適な値に設定できる。
【００１４】また、請求項３に記載の発明に係る自動車
の後写鏡装置は、請求項１に記載の発明と同様に、１つ
の発振器で傾倒用超音波アクチュエータと水滴除去器と
に最適な周波数の高周波駆動信号を出力でき、ハウジン
グ部材の大型化を防止できる。同様に、請求項４に記載
の発明に係る自動車の後写鏡装置は、１つの発振器で角
度調節用超音波アクチュエータと水滴除去器とに最適な
周波数の高周波駆動信号を出力でき、ハウジング部材の
大型化を抑制できる。
の後写鏡装置は、請求項１に記載の発明と同様に、１つ
の発振器で傾倒用超音波アクチュエータと水滴除去器と
に最適な周波数の高周波駆動信号を出力でき、ハウジン
グ部材の大型化を防止できる。同様に、請求項４に記載
の発明に係る自動車の後写鏡装置は、１つの発振器で角
度調節用超音波アクチュエータと水滴除去器とに最適な
周波数の高周波駆動信号を出力でき、ハウジング部材の
大型化を抑制できる。
【００１５】さらに、請求項５に記載の発明に係る自動
車の後写鏡装置は、傾倒用超音波アクチュエータ、角度
調節用超音波アクチュエータおよび水滴除去器の操作手
段の操作に応じて発振器が出力する高周波駆動信号の周
波数を駆動対象に最適な値に変えることができ、運転者
等の操作負担を軽減できる。
車の後写鏡装置は、傾倒用超音波アクチュエータ、角度
調節用超音波アクチュエータおよび水滴除去器の操作手
段の操作に応じて発振器が出力する高周波駆動信号の周
波数を駆動対象に最適な値に変えることができ、運転者
等の操作負担を軽減できる。
【００１６】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図１および図２はこの発明の位置実施例にかか
る自動車の後写鏡装置を示し、図１が全体模式構成図、
図２が要部のブロック図である。
明する。図１および図２はこの発明の位置実施例にかか
る自動車の後写鏡装置を示し、図１が全体模式構成図、
図２が要部のブロック図である。
【００１７】図１において、１１は自動車の車室内に設
けられた操作器、１２は自動車のドアあるいはフロント
フェンダ等に取り付けられたミラーアッセンブリであ
り、これら操作器１１とミラーアッセンブリ１２とはケ
ーブル１３で接続されている。なお、ミラーアッセンブ
リ１２は、車体に左右対象的に設けられるが、一方のみ
を図示および説明し、他方の説明は省略する。
けられた操作器、１２は自動車のドアあるいはフロント
フェンダ等に取り付けられたミラーアッセンブリであ
り、これら操作器１１とミラーアッセンブリ１２とはケ
ーブル１３で接続されている。なお、ミラーアッセンブ
リ１２は、車体に左右対象的に設けられるが、一方のみ
を図示および説明し、他方の説明は省略する。
【００１８】操作器１１は、左右切換スイッチ１４、角
度調節スイッチ１５、ハウジング傾動スイッチ１６およ
び水滴除去スイッチ１７を有し、また、ＤＴＭＦ送信回
路１８を包含する。ＤＴＭＦ送信回路１８は、発振器、
デコーダ、分周器、ＤＡ変換器および出力回路等から構
成される。この操作器１１は、各スイッチ１４，１５，
１６，１７の操作に応じＤＴＭＦ送信回路１８がＤＴＭ
Ｆ(DUAL TONE MULTI-FFREQENCY)信号を出力し、このＤ
ＴＭＦ信号がケーブル１３を介してミラーアッセンブリ
１２に出力される。
度調節スイッチ１５、ハウジング傾動スイッチ１６およ
び水滴除去スイッチ１７を有し、また、ＤＴＭＦ送信回
路１８を包含する。ＤＴＭＦ送信回路１８は、発振器、
デコーダ、分周器、ＤＡ変換器および出力回路等から構
成される。この操作器１１は、各スイッチ１４，１５，
１６，１７の操作に応じＤＴＭＦ送信回路１８がＤＴＭ
Ｆ(DUAL TONE MULTI-FFREQENCY)信号を出力し、このＤ
ＴＭＦ信号がケーブル１３を介してミラーアッセンブリ
１２に出力される。
【００１９】ケーブル１３は、図中明示しないが、信号
線および電力供給線等を有し、信号線で上述のＤＴＭＦ
信号を伝送し、また、電力供給線でバッテリからミラー
アッセンブリ１２に電力を供給する。このケーブル１３
はミラーアッセンブリ１２側端部にコネクタ１３ａを有
し、このコネクタ１３ａによってミラーアッセンブリ１
２と接続される。
線および電力供給線等を有し、信号線で上述のＤＴＭＦ
信号を伝送し、また、電力供給線でバッテリからミラー
アッセンブリ１２に電力を供給する。このケーブル１３
はミラーアッセンブリ１２側端部にコネクタ１３ａを有
し、このコネクタ１３ａによってミラーアッセンブリ１
２と接続される。
【００２０】ミラーアッセンブリ１２は、ドア等の車体
に固設されたベース部材２０にハウジング部材５１が可
倒機構を介して前後方向傾動可能に支持され、このハウ
ジング部材５１にミラー（図示せず）が角度調節機構を
介して角度調節可能に支持される。なお、このミラーア
ッセンブリ１２の基本的構成は実開昭６３−６６３５０
号公報、実開昭６３−６６３５１号公報、実開昭６３−
２６４５６号公報、実開昭６３−６４５４１号公報およ
び実開昭６１−１４７６４１号公報等に周知であるた
め、その説明および図示は省略している。
に固設されたベース部材２０にハウジング部材５１が可
倒機構を介して前後方向傾動可能に支持され、このハウ
ジング部材５１にミラー（図示せず）が角度調節機構を
介して角度調節可能に支持される。なお、このミラーア
ッセンブリ１２の基本的構成は実開昭６３−６６３５０
号公報、実開昭６３−６６３５１号公報、実開昭６３−
２６４５６号公報、実開昭６３−６４５４１号公報およ
び実開昭６１−１４７６４１号公報等に周知であるた
め、その説明および図示は省略している。
【００２１】このミラーアッセンブリ１２の可倒機構に
は傾倒用超音波モータ２１が、同様に、角度調節機構に
は角度調節用超音波モータ２２が組み付けられ、また、
ハウジング部材５１内にはＤＴＭＦ受信回路３２と水滴
除去器２３とが配設される。これら傾倒用超音波モータ
２１、角度調節用超音波モータ２２および水滴除去器２
３はスイッチユニット３１に接続されてスイッチユニッ
ト３１を介し出力周波数可変発振器３２に接続され、周
知のように、傾倒用超音波モータ２１は発振器３２から
入力する高周波駆動信号でハウジング部材５１を駆動し
て傾動させ、同様に、角度調節用超音波モータ２２は高
周波駆動信号の入力でミラーを駆動して角度を調節し、
また、水滴除去器２３は高周波駆動信号の入力でミラー
を加振して鏡面に付着した水滴を除去する。
は傾倒用超音波モータ２１が、同様に、角度調節機構に
は角度調節用超音波モータ２２が組み付けられ、また、
ハウジング部材５１内にはＤＴＭＦ受信回路３２と水滴
除去器２３とが配設される。これら傾倒用超音波モータ
２１、角度調節用超音波モータ２２および水滴除去器２
３はスイッチユニット３１に接続されてスイッチユニッ
ト３１を介し出力周波数可変発振器３２に接続され、周
知のように、傾倒用超音波モータ２１は発振器３２から
入力する高周波駆動信号でハウジング部材５１を駆動し
て傾動させ、同様に、角度調節用超音波モータ２２は高
周波駆動信号の入力でミラーを駆動して角度を調節し、
また、水滴除去器２３は高周波駆動信号の入力でミラー
を加振して鏡面に付着した水滴を除去する。
【００２２】ＤＴＦＭ受信回路４１は、ＡＤ変換器、エ
ンコーダおよび駆動回路等を有し、上述のケーブル１３
が接続してケーブル１３を介しＤＴＦＭ送信回路１８と
接続する。このＤＴＦＭ受信回路４１は、入力するＤＴ
ＦＭ信号、すなわち操作器１１の各スイッチの操作に応
じた選択信号をスイッチユニット３１と出力周波数可変
発振器３２とに出力する。
ンコーダおよび駆動回路等を有し、上述のケーブル１３
が接続してケーブル１３を介しＤＴＦＭ送信回路１８と
接続する。このＤＴＦＭ受信回路４１は、入力するＤＴ
ＦＭ信号、すなわち操作器１１の各スイッチの操作に応
じた選択信号をスイッチユニット３１と出力周波数可変
発振器３２とに出力する。
【００２３】スイッチユニット３１は、出力周波数可変
発振器３２と各モータ２１，２２，２３との間にそれぞ
れ介在するリレーコンタクタあるいはスイッチ素子（以
下、便宜上スイッチと称す）等を有し、ＤＴＭＦ受信回
路４１に接続される。このスイッチユニット３１は、Ｄ
ＴＭＦ受信回路４１が出力する選択信号に応じて１つの
スイッチが選択的に開閉作動し、モータ２１，２２ある
いは水滴除去器２３の１つを出力周波数可変発振器３２
に接続する。
発振器３２と各モータ２１，２２，２３との間にそれぞ
れ介在するリレーコンタクタあるいはスイッチ素子（以
下、便宜上スイッチと称す）等を有し、ＤＴＭＦ受信回
路４１に接続される。このスイッチユニット３１は、Ｄ
ＴＭＦ受信回路４１が出力する選択信号に応じて１つの
スイッチが選択的に開閉作動し、モータ２１，２２ある
いは水滴除去器２３の１つを出力周波数可変発振器３２
に接続する。
【００２４】出力周波数可変発振器３２は、水晶発振
子、分周回路、遅延回路および増幅回路等を有し、ＤＴ
ＭＦ受信回路４１に接続される。この出力周波数可変発
振器３２は、ＤＴＦＭ受信回路４１から選択信号が入力
し、所定時間経過後に選択信号に応じた周波数の高周波
駆動信号を出力する。すなわち、上述の出力周波数可変
発振器３２は操作器１１の操作で指定される駆動対象に
応じてスイッチユニット３１のスイッチを開成して出力
周波数可変発振器３２に接続し、出力周波数可変発振器
３２は操作器１１の操作で指定される駆動対象に応じた
周波数の高周波駆動信号を出力する。なお、述べるまで
もないが、この出力周波数可変発振器３２は、水晶発振
子を用いるもののみならずブロッキング発振回路等、種
々の発振回路を採用することができ、また、周波数の可
変は分周回路の付加あるいはＬＣ回路を採用したもので
あればその値を変えることで達成できる。
子、分周回路、遅延回路および増幅回路等を有し、ＤＴ
ＭＦ受信回路４１に接続される。この出力周波数可変発
振器３２は、ＤＴＦＭ受信回路４１から選択信号が入力
し、所定時間経過後に選択信号に応じた周波数の高周波
駆動信号を出力する。すなわち、上述の出力周波数可変
発振器３２は操作器１１の操作で指定される駆動対象に
応じてスイッチユニット３１のスイッチを開成して出力
周波数可変発振器３２に接続し、出力周波数可変発振器
３２は操作器１１の操作で指定される駆動対象に応じた
周波数の高周波駆動信号を出力する。なお、述べるまで
もないが、この出力周波数可変発振器３２は、水晶発振
子を用いるもののみならずブロッキング発振回路等、種
々の発振回路を採用することができ、また、周波数の可
変は分周回路の付加あるいはＬＣ回路を採用したもので
あればその値を変えることで達成できる。
【００２５】この実施例にあっては、左右切換スイッチ
１４の操作により左右いずれかのミラーアッセンブリ１
２が選択され、次いで、後述するように、角度調整スイ
ッチ１５、ハウジング傾動スイッチ１６あるいは水滴除
去スイッチ１７の操作でハウジング部材５１が傾動、ミ
ラーの角度調節あるいはミラー鏡面の水滴除去が行われ
る。
１４の操作により左右いずれかのミラーアッセンブリ１
２が選択され、次いで、後述するように、角度調整スイ
ッチ１５、ハウジング傾動スイッチ１６あるいは水滴除
去スイッチ１７の操作でハウジング部材５１が傾動、ミ
ラーの角度調節あるいはミラー鏡面の水滴除去が行われ
る。
【００２６】ここで、傾動スイッチ１６が操作された場
合、ＤＴＭＦ送信回路１８が傾動スイッチ１６の操作に
応じたＤＴＭＦ信号を出力し、ＤＴＭＦ受信回路４１が
ＤＴＭＦ信号、すなわち傾動スイッチ１６の操作に応じ
た選択信号をスイッチユニット３１と出力周波数可変発
振器３２とに出力する。このため、スイッチユニット３
１は傾動用超音波モータ２１と出力周波数可変発振器３
２との間に介在するスイッチを閉成し、また、出力周波
数可変発振器３２は選択信号が入力後所定時間が経過す
ると予め定められた傾動用超音波モータ２１の駆動に最
適な周波数の高周波駆動信号を出力する。このため、傾
動用超音波モータ２１に最適な周波数の駆動信号を供給
でき、傾動用超音波モータ２１の作動特性をハウジング
部材５１の駆動に求められる特性に合致させることがで
きる。
合、ＤＴＭＦ送信回路１８が傾動スイッチ１６の操作に
応じたＤＴＭＦ信号を出力し、ＤＴＭＦ受信回路４１が
ＤＴＭＦ信号、すなわち傾動スイッチ１６の操作に応じ
た選択信号をスイッチユニット３１と出力周波数可変発
振器３２とに出力する。このため、スイッチユニット３
１は傾動用超音波モータ２１と出力周波数可変発振器３
２との間に介在するスイッチを閉成し、また、出力周波
数可変発振器３２は選択信号が入力後所定時間が経過す
ると予め定められた傾動用超音波モータ２１の駆動に最
適な周波数の高周波駆動信号を出力する。このため、傾
動用超音波モータ２１に最適な周波数の駆動信号を供給
でき、傾動用超音波モータ２１の作動特性をハウジング
部材５１の駆動に求められる特性に合致させることがで
きる。
【００２７】また、角度調節スイッチ１５が操作された
場合は、同様に、ＤＴＭＦ送信回路１８が角度調節スイ
ッチ１５の操作を表すＤＴＭＦ信号を出力し、ＤＴＭＦ
受信回路４１が選択信号をスイッチユニット３１と出力
周波数可変発振器３２とに出力する。このため、スイッ
チユニット３１は角度調節用超音波モータ２２と出力周
波数可変発振器３２との間に介在するスイッチが閉成
し、また、このスイッチの閉成後所定時間が経過すると
出力周波数可変発振器３２が角度調節用超音波モータ２
２の駆動に適した周波数の高周波駆動信号を出力する。
したがって、角度調節用超音波モータ２２を適正な特性
で駆動でき、ミラーの角度調節を有効に行える。
場合は、同様に、ＤＴＭＦ送信回路１８が角度調節スイ
ッチ１５の操作を表すＤＴＭＦ信号を出力し、ＤＴＭＦ
受信回路４１が選択信号をスイッチユニット３１と出力
周波数可変発振器３２とに出力する。このため、スイッ
チユニット３１は角度調節用超音波モータ２２と出力周
波数可変発振器３２との間に介在するスイッチが閉成
し、また、このスイッチの閉成後所定時間が経過すると
出力周波数可変発振器３２が角度調節用超音波モータ２
２の駆動に適した周波数の高周波駆動信号を出力する。
したがって、角度調節用超音波モータ２２を適正な特性
で駆動でき、ミラーの角度調節を有効に行える。
【００２８】さらに、水滴除去スイッチ１７が操作され
た場合も、ＤＴＭＦ送信回路１８が角度調節スイッチ１
５の操作を表すＤＴＭＦ信号を出力し、ＤＴＭＦ受信回
路４１が水滴除去器２３を駆動するための選択信号をス
イッチユニット３１と出力周波数可変発振器３２とに出
力する。したがって、スイッチユニット３１は水滴除去
器２３と出力周波数可変発振器３２との間に介在するス
イッチを閉成し、この後、出力周波数可変発振器３２が
水滴除去器２３の駆動に適した周波数の高周波駆動信号
を出力する。よって、水滴除去器３２を最適な周波数の
高周波駆動信号で駆動でき、ミラー鏡面に付着する水滴
を効果的に除去できる。
た場合も、ＤＴＭＦ送信回路１８が角度調節スイッチ１
５の操作を表すＤＴＭＦ信号を出力し、ＤＴＭＦ受信回
路４１が水滴除去器２３を駆動するための選択信号をス
イッチユニット３１と出力周波数可変発振器３２とに出
力する。したがって、スイッチユニット３１は水滴除去
器２３と出力周波数可変発振器３２との間に介在するス
イッチを閉成し、この後、出力周波数可変発振器３２が
水滴除去器２３の駆動に適した周波数の高周波駆動信号
を出力する。よって、水滴除去器３２を最適な周波数の
高周波駆動信号で駆動でき、ミラー鏡面に付着する水滴
を効果的に除去できる。
【００２９】なお、上述した実施例では、ハウジング部
材５１の傾倒用のアクチュエータを超音波モータ２１
で、ミラー角度調節用のアクチュエータを超音波モータ
２２で構成し、さらに、水滴除去器２３をも高周波信号
で駆動するように構成するが、傾倒用のアクチュエー
タ、角度調節用のアクチュエータあるいは水滴除去器の
いずれか２つを有するものにも適用できることは述べる
までもない。
材５１の傾倒用のアクチュエータを超音波モータ２１
で、ミラー角度調節用のアクチュエータを超音波モータ
２２で構成し、さらに、水滴除去器２３をも高周波信号
で駆動するように構成するが、傾倒用のアクチュエー
タ、角度調節用のアクチュエータあるいは水滴除去器の
いずれか２つを有するものにも適用できることは述べる
までもない。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、高周波駆動信号で作動する複数のアクチュエータを
有する自動車の後写鏡装置において、これらアクチュエ
ータにそれぞれ異なる周波数の高周波駆動信号を出力す
る単１の発振器を設け、この発振器が出力する高周波駆
動信号で各アクチュエータを駆動できるようにしたた
め、全体としての大型化を招くことなく各アクチュエー
タを適正な特性で駆動できるという効果が得られる。
ば、高周波駆動信号で作動する複数のアクチュエータを
有する自動車の後写鏡装置において、これらアクチュエ
ータにそれぞれ異なる周波数の高周波駆動信号を出力す
る単１の発振器を設け、この発振器が出力する高周波駆
動信号で各アクチュエータを駆動できるようにしたた
め、全体としての大型化を招くことなく各アクチュエー
タを適正な特性で駆動できるという効果が得られる。
【００３１】そして、この発明の自動車の後写鏡装置
は、各アクチュエータの操作スイッチに連動させて発振
器の出力周波数を変えるように構成したため、運転者の
操作負担を軽減でき、良好な操作性を得られる。
は、各アクチュエータの操作スイッチに連動させて発振
器の出力周波数を変えるように構成したため、運転者の
操作負担を軽減でき、良好な操作性を得られる。
【図１】この発明の一実施例にかかる自動車の後写鏡装
置の模式図
置の模式図
【図２】同後写鏡装置の要部のブロック図
【符号の説明】 １１ ・・・ 操作器、 １２ ・・・ ミラーアッセンブリ、
１３ ・・・ ケーブル、１４ ・・・ 左右切換スイッチ、 １
５ ・・・ 角度調節スイッチ、１６ ・・・ ハウジング傾動ス
イッチ、 １７ ・・・ 水滴除去スイッチ、１８ ・・・ ＤＴ
ＭＦ送信回路、 ２０ ・・・ ベース部材、２１ ・・・ 傾倒
用超音波モータ、 ２２ ・・・ 角度調節用超音波モー
タ、２３ ・・・ 水滴除去器、 ３１ ・・・ スイッチユニッ
ト、３２ ・・・ 出力周波数可変発振器、 ４１ ・・・ ＤＴ
ＭＦ受信回路、５１ ・・・ ハウジング部材。
１３ ・・・ ケーブル、１４ ・・・ 左右切換スイッチ、 １
５ ・・・ 角度調節スイッチ、１６ ・・・ ハウジング傾動ス
イッチ、 １７ ・・・ 水滴除去スイッチ、１８ ・・・ ＤＴ
ＭＦ送信回路、 ２０ ・・・ ベース部材、２１ ・・・ 傾倒
用超音波モータ、 ２２ ・・・ 角度調節用超音波モー
タ、２３ ・・・ 水滴除去器、 ３１ ・・・ スイッチユニッ
ト、３２ ・・・ 出力周波数可変発振器、 ４１ ・・・ ＤＴ
ＭＦ受信回路、５１ ・・・ ハウジング部材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−128950（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−125875（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−31636（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−64541（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−147641（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−66350（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−66351（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−26456（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60R 1/06 B60R 1/072
Claims (5)
- 【請求項１】ベース部材に可倒機構を介してハウジング
部材を傾倒可能に支持し、このハウジング部材に角度調
節機構を介して後写鏡を角度調節可能に取り付けた自動
車の後写鏡装置において、 前記可倒機構に設けられ高周波駆動信号の入力で前記ハ
ウジング部材を駆動する傾倒用超音波アクチュエータ
と、前記角度調節機構に設けられ高周波駆動信号の入力
で後写鏡を駆動する角度調節用超音波アクチュエータ
と、前記ハウジング部材内に設けられ、前記傾倒用超音
波アクチュエータと前記角度調節用超音波アクチュエー
タとにそれぞれ異なる周波数の高周波駆動信号を出力す
る発振器と、を有することを特徴とする自動車の後写鏡
装置。 - 【請求項２】請求項１に記載の自動車の後写鏡装置であ
って、高周波駆動信号の入力で前記後写鏡を加振して後
写鏡鏡面の水滴を除去する水滴除去器を前記ハウジング
部材内に設けるとともに、前記発振器を前記可倒用超音
波アクチュエータ、前記角度調節用アクチュエータおよ
び前記水滴除去器にそれぞれ異なる周波数の高周波駆動
信号を出力するように構成したことを特徴とする自動車
の後写鏡装置。 - 【請求項３】ベース部材に可倒機構を介してハウジング
部材を傾倒可能に支持し、このハウジング部材に後写鏡
を取り付けた自動車の後写鏡装置において、 前記可倒機構に設けられ高周波駆動信号の入力で前記ハ
ウジング部材を駆動する傾倒用超音波アクチュエータ
と、前記ハウジング部材内に設けられ高周波駆動信号の
入力で前記後写鏡を加振して後写鏡鏡面の水滴を除去す
る水滴除去器と、前記ハウジング部材内に設けられ、前
記傾倒用超音波アクチュエータと水滴除去器とに異なる
周波数の高周波駆動信号を出力可能な発振器と、を有す
ることを特徴とする自動車の後写鏡装置。 - 【請求項４】ベース部材にハウジング部材を支持し、こ
のハウジング部材に角度調節機構を介して後写鏡を角度
調節可能に取り付けた自動車の後写鏡装置において、 前記角度調節機構に設けられ高周波駆動信号の入力で前
記後写鏡を駆動する角度調節用超音波アクチュエータ
と、前記ハウジング部材内に設けられ高周波駆動信号の
入力で前記後写鏡を加振して後写鏡鏡面の水滴を除去す
る水滴除去器と、前記ハウジング部材内に設けられ前記
角度調節用アクチュエータと水滴除去器とに異なる周波
数の高周波駆動信号を出力可能な発振器と、を有するこ
とを特徴とする自動車の後写鏡装置。 - 【請求項５】請求項１、請求項２、請求項３または請求
項４に記載の自動車の後写鏡装置であって、前記傾倒用
超音波アクチュエータ、前記角度調整用アクチュエータ
あるいは前記水滴除去器を選択的に操作可能な操作手段
を車室内に設けるとともに、前記発振器を前記操作手段
の操作に応じて出力周波数が変化するように構成したこ
とを特徴とする自動車の後写鏡装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04061346A JP3085774B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 自動車の後写鏡装置 |
| DE19934304498 DE4304498C2 (de) | 1992-02-14 | 1993-02-15 | Rückspiegeleinrichtung für Kraftfahrzeuge |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04061346A JP3085774B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 自動車の後写鏡装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05221265A JPH05221265A (ja) | 1993-08-31 |
| JP3085774B2 true JP3085774B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=13168485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04061346A Expired - Fee Related JP3085774B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 自動車の後写鏡装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3085774B2 (ja) |
| DE (1) | DE4304498C2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5765774A (en) * | 1996-04-05 | 1998-06-16 | Takata Corporation | Seat belt retractor employing ultrasonic motor |
| DE102004026292B3 (de) * | 2004-05-28 | 2006-01-12 | Daimlerchrysler Ag | Außenspiegel eines Kraftwagens |
| GB2518136B (en) | 2013-07-22 | 2016-09-14 | Echovista Gmbh | Ultrasonically clearing precipitation |
| DE102021133162A1 (de) | 2021-12-15 | 2022-12-15 | Audi Aktiengesellschaft | Vorrichtung |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS61147641U (ja) * | 1985-03-07 | 1986-09-11 | ||
| JPH0435239Y2 (ja) * | 1986-10-20 | 1992-08-20 | ||
| JPS6326456U (ja) * | 1986-08-07 | 1988-02-20 | ||
| JPH0454031Y2 (ja) * | 1986-12-22 | 1992-12-18 | ||
| JPH0454032Y2 (ja) * | 1986-12-22 | 1992-12-18 |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP04061346A patent/JP3085774B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-02-15 DE DE19934304498 patent/DE4304498C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05221265A (ja) | 1993-08-31 |
| DE4304498A1 (en) | 1993-08-19 |
| DE4304498C2 (de) | 1995-03-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000622 |
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