JP4107219B2 - 電動チルト付ステアリングの振動制御装置 - Google Patents

電動チルト付ステアリングの振動制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車体側に固定された固定コラムの先端部に上下方向に傾動自在に連結された可動コラムの傾動動作によりステアリングの上下位置が調節されるチルト機構を備えたステアリングにおける振動入力を抑制する振動制御装置に係り、特にステアリングの上下位置の調節が電動モータの駆動により行われる電動チルト付ステアリングの振動制御装置に関する。
自動車のステアリングは、一方の端部である固定コラム側で車体に支持された略片持ち支持構造であるため、通常エンジンのアイドリング周波数に相当する略30〜50Hz程度の低い周波数帯域に共振をもっている。そのため、ステアリングは、この固有の共振周波数の起振力で大きく振動することになり、エンジンのアイドリング時等において生じるステアリング振動として問題になっている。このようなステアリング振動に対しては、その固有の共振周波数を上記低周波数帯域からより高い周波数帯域にずらせる方法がある。それによれば、ステアリングの取付剛性を高めたり、あるいはステアリングにダイナミックダンパを設定したりされている。
ところで、近年のステアリングには、その上下位置や前後位置の調整を電動式で行う電動チルト機構や電動テレスコ機構を備えたものが普及してきているが、これらの電動機構によりステアリングの質量が増加することとなり、そのため上記共振周波数を高めることが困難になっている。また、テレスコ機構を搭載したステアリングについては、ユーザによるテレスコの調整のたびに、上記共振周波数が変化するため、単一のダイナミックダンパでは振動抑制効果が得られ難いという問題がある。
例えば、特許文献1に示すように、アッパーシャフトに上側が小径になる円錐面を軸周面に形成し、アッパーシャフトの外側にあるステアリングチューブに固着されたホルダが弾性体を支持し、弾性体の一端には円錐面に摺接する摺接部位が固着され、他端には質量体が固着されて、ホルダと質量体との間に変形有効間隔を置いた振動抑制装置が知られている。この振動抑制装置によれば、アッパーシャフトの上下方向への移動に伴って、弾性体が進退して変形有効間隔がステアリングシャフトの長さに比例して変化する。そのため、ダイナミックダンパは、弾性体のばね定数の変化に基づいて振動周波数が変化し、これによってステアリングシャフトの長さを変えても、これに対応してダイナミックダンパの振動周波数を自動的に調整することができる、というものである。
特開平6−107186
また、特許文献2に示すように、ステアリングコラム又はステアリングホイールに対してマス部材をばね部材で弾性的に支持せしめることによって構成されたダイナミックダンパを互いに独立して複数設けて、各ダイナミックダンパの固有振動数を、ステアリングホイールにおける固有振動数のステアリングコラムの伸縮に伴う周波数変化幅の中央値を挟んだ低周波数側と高周波数側の両方で周波数変化幅の領域内にそれぞれ少なくとも1つ存在するように設定したダイナミックダンパ装置が知られている。このダイナミックダンパ装置においては、少ないダイナミックダンパの装着数で、テレスコピックステアリングコラムの伸縮に伴って変化するステアリングホイールの固有振動に対して有効な振動抑制効果が得られるというものである。
特開2003−40112
しかし、上記ステアリング装置の振動抑制装置は、別部材としてステアリングチューブに取り付けられるものであり、また上記ダイナミックダンパ装置も、別部材としてステアリングホイール等に取り付けられるもので、いずれも部材コストを要すると共に、取り付けの手間も必要になり、ステアリングのコストが高価になるという問題がある。
本発明は、上記した問題を解決しようとするもので、電動チルト機構を備えたステアリングにおける低周波数のステアリング振動を簡易かつ安価に抑制できる電動チルト付ステアリングの振動制御装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、車室側に突出した先端にステアリングホイールが取り付けられたステアリングシャフトが回動自在に挿通される下側の固定コラムと上側の可動コラムを備え、可動コラムが固定コラムの先端に上下方向に傾動自在に連結され、固定コラム側にて車体に固定されており、電動モータの駆動により可動コラムの傾動動作が行われて可動コラムの上下位置が調節される電動チルト付ステアリングにおいて、車両のエンジンの動作に同期した信号に基づいてステアリングへの振動入力を抑制する制御周波数及び制御位相を備えた制御信号を求め、制御信号を電動モータの駆動部に加えることにより電動モータから固定コラムに振動を加え、振動によりステアリングに加えられた振動入力を抑制することにある。
上記のように構成した本発明においては、ステアリングの電動チルトを駆動する電動モータの駆動部に、車両のエンジンの動作に同期した信号に基づいて求められた制御周波数及び制御位相を備えた制御信号を加えることにより、電動モータが駆動されてステアリングの固定コラムに振動が加えられる。この電動モータからの振動により、ステアリングに加えられたエンジンのアイドル振動等に基づく低周波数の振動入力が有効に抑えられる。また、ステアリングの電動チルトを駆動するための電動モータを振動入力の抑制にそのまま利用することができるため、振動抑制のために別部材を用意する必要がないので、そのための部材コスト及び部材取り付けの手間も不要となる。
また、本発明において、ステアリングに振動検出手段を取り付け、振動検出手段による振動検出結果を用いて、適応制御法に基づいて更新された制御信号により電動モータの駆動制御を行うことができる。このように、振動検出手段による振動検出結果に応じて、適応制御法に基づいて更新された制御信号により電動モータの駆動制御を行うことにより、ステアリングに入力された振動に応じて適正にこれを抑制することができる。
また、本発明において、制御信号に基づいて車両に設けた加振装置を駆動制御することにより、エンジンから車体に伝播する振動を抑制することができる。このように、ステアリングへの振動入力の抑制と共に、制御信号に基づいて、電動モータの駆動制御を行って車両のエンジンから車体に伝播する振動を抑制することができるので、制御装置のより有効な活用が図られる。
また、本発明において、加振装置を、エンジンを防振支持するエンジンマウントに設けられたものとすることができる。このように、エンジン自体の振動を抑制するようにしたことにより、車体へ伝播する振動をより確実に抑えることができる。
本発明によれば、ステアリングの電動チルトを駆動する電動モータに、車両のエンジンの動作に同期した信号に基づいて求められた制御周波数及び制御位相を備えた制御信号を加えることにより、ステアリングにおける低周波数の振動入力が簡易に抑えられる。また、本発明においては、振動抑制のために別部材を用意する必要がないので、振動抑制のコストを低減することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態である自動車の電動チルト付ステアリングの振動抑制機構の概略構成をブロック図により示したものである。図2は、電動チルト付ステアリングの概略構成を一部破断正面図により示したものである。図3は、同ステアリングの要部を一部破断正面図により示したものであり、図4は、駆動ねじ体部分を底面図により概略的に示したものであり、図5は図3のV−V線方向の断面図であり、図6は移動部部分を分解斜視図により示したものであり、図7は、図3のVII−VII線方向の断面図である。
電動チルト付ステアリング(以下、単にステアリングと記す)10は、筒状の被摺動コラム10aと、被摺動コラム10a内に摺動可能に装着された固定コラム11と、固定コラム11の上端に上下方向に傾動可能に取り付けられた可動コラム31と、固定コラム11及び可動コラム31の内部に回動自在に挿通されて車室内に突出した先端にステアリングホイール27が固定されたステアリングシャフト26と、可動コラム31を駆動する電動モータ28と、電動モータ28の動作を制御する制御装置41とを備え、被摺動コラム10aにてブラケット(図示しない)により車体側に固定される。
ステアリング10は、固定コラム11が被摺動コラム10a内を摺動するテレスコピック機構を設けており、本願では手動で行われるが電動テレスコピック機構であってもよい。また、ステアリング10は、固定コラム11に取り付けられた電動モータ28の駆動により可動コラム31が傾動する電動チルト機構を設けている。なお、ステアリング10の左右及び前後については、図1の左右及び紙面の前後に合わせるものとする。
固定コラム11は、被摺動コラム10aに挿嵌される管状の挿嵌管部12と、挿嵌管部12の一端(図1の右端)に取り付けられた継手部13とを備えている。継手部13は、前後に所定間隔で互いに対向した一対の側板部14を設けており、側板部14間に可動コラム31の可動連結部32が一対の支持具15によって傾動可能に連結されている。側板部14の下側には、右方に突出した駆動支持部16が側板部14と一体で形成されており、駆動支持部16には駆動ねじ体17が設けられている。駆動ねじ体17は、ねじ軸部18と揺動支持部19とからなる。ねじ軸部18は、歯車機構21を介して駆動支持部16に装着された電動モータ28の駆動によって回動するようになっている。
揺動支持部19は、ねじ軸部18の軸方向右端部にて球状部19aを設けており、揺動受部19b内にて球状部19aが所定範囲において回動し、球状部19aに伴ってねじ軸部18が揺動できるようになっている。歯車機構21は、図5,図6に示すように、被伝達歯車22と伝達歯車23の二つのねじ歯車からなり、被伝達歯車22は揺動支持部19に設けられ、伝達歯車23で駆動支持部16に軸支され、伝達歯車23が電動モータ28によりウォームギア機構24等を介してねじ軸部18を回動させるものである。上述したように、駆動ねじ体17は、ねじ軸部18が電動モータ28によって回動し、かつ適宜揺動自在となるように構成されている。さらに、固定コラム11の側板部14には、ステアリング10への振動入力を検知する振動センサ39が取り付けられている。
可動コラム31には、図3に示すように、固定コラム11の継手部13に傾動自在に連結する可動連結部32が設けられ、可動連結部32から固定コラム11の反対方向に可動筒部38が同軸状に一体で延設されている。可動連結部32は、上記したように継手部13の側板部14間に配置され支持具15により連結されている。可動連結部32の下方には、図3及び図6に示すように、移動部33が設けられている。移動部33は、立方体状の箱体33aの内部に内ねじ部33bが形成され、内ねじ部33bは駆動ねじ体17のねじ軸部18の軸方向に沿って移動することにより、可動コラム31を上下方向に移動させるものである。
移動部33は、駆動ねじ体17の揺動支持部19を挟んで、ステアリングホイール27の反対側に配置されている。可動コラム31には、運転者のステアリングホイール27を操作する手から受ける荷重及びステアリングホイール27、ステアリングシャフト26等の重量が荷重として作用し、それにより可動コラム31には常に下方向に荷重が加わるが、可動コラム31に設けた移動部33が、可動コラム31と固定コラム11との支持具15箇所を中心に回動し、移動部33が駆動ねじ体17の揺動支持部19から離れる方向に力がかかる。このように、揺動支持部19から離れる方向に力がかかることになり、駆動ねじ体17のねじ軸部18には移動部33により引張り荷重が作用するようになっている。
移動部33は、可動連結部32の下方に二又状に形成された一対の支持突起34の間に回動自在に装着されている。詳しくは、図7に示すように、軸受け溝34a内に挿入されている移動部33の回動軸33cにベアリング33dを設け、軸固定部材35の両軸受側部35aを支持突起34に対応して配置し、ベアリング33dを軸受け溝34aと軸固定部材35の両軸受側部35aにて挟むように支持し、ベアリング33dを介して回動軸33cが固定される。
さらに、固定支持板36が支持突起34に軸固定部材35の下方に位置するようにして装着され、固定支持板36に設けられた押圧固定ねじ37によって軸固定部材35の底部35bが上方に押圧され、移動部33のベアリング33dが固定装着される。移動部33は、上記のように固定コラム11側の駆動ねじ体17のねじ軸部18に螺合しており、ねじ軸部18が電動モータ28に駆動されて回動することにより、その軸方向に沿って移動部33が移動し、移動部33の移動に応じて可動コラム31が上下方向に傾動するものである。このとき、可動コラム31の傾動によって生じる固定コラム11との角度の変化に対して、駆動ねじ体17のねじ軸部18及び移動部33の力の作用方向が常に同一方向となるように適宜回動及び揺動し、ねじ軸部18及び移動部33に無理な力がかからないようにしている。
上記ステアリング10の電動チルト機構においては、固定コラム11に可動コラム31を上下方向に傾動自在に連結し、可動コラム31の下方に可動コラム31と共に移動する移動部33を回動自在に設け、揺動自在としたねじ軸部18と揺動支持部19からなる駆動ねじ体17の揺動支持部19を固定コラム11側に設け、ねじ軸部18を揺動自在としている。さらに、揺動支持部19が移動部33とステアリングホイール27間に配置され、ねじ軸部18と移動部33に形成した内ねじ部33bを螺合してなる電動チルトステアリングの駆動支持構造とされている。これにより、可動コラム31を固定コラム11に対して非常に滑らかにかつガタつきが生じることなくチルト操作を行うことができ、ステアリング10全体の精度を高くする必要がなく、かつ組立てが容易にできることにより安定した品質が得られる。
つぎに、電動モータ28を制御する制御装置41について説明する。
制御装置41は、マイクロコンピュータよりなる制御部を備えている。制御装置41には、上記振動センサ39及びエンジンのクランク軸回転パルスやイグニッションパルス信号を検出する回転検出センサ42が接続されている。また、制御装置41は、振動センサ39と共に、ステアリング10の固定コラム11に一体で設けられることが好ましく、これにより、制御系がコンパクトにされステアリング10において大きく突出することなくコンパクトに取り付けられる。制御装置41による振動入力制御は、適応制御法、例えば、遅延調和シンセサイザ最小平均自乗フィルタ(以下、DXHS LMSフィルタと記す)を用いた適応制御法に基づいて行われる。
この適応制御法の制御内容は、図8のブロック図に示すように、振動発生源である自動車のエンジン51から、クランク軸回転パルスやイグニッションパルス信号を回転検出センサ42により取り出して、波形整形することにより制御対象信号と同期したパルス信号sにし、これを適応制御系50で処理する。また、エンジン51からの振動が、伝達系52(G′)を通して車室内のステアリング10に外力dとして伝播される。パルス信号sは、周波数判定部53により制御対象信号と同期した正弦波に変換して制御対象信号xとし、制御対象信号xは、振幅補償係数及び位相補償係数の関数である適応フィルタ54(W)のフィルタ係数により振幅補償及び位相補償され、この振幅及び位相の正弦波の出力信号yとして出力される。出力信号yは、制御対象系55(伝達関数G)へ入力され、ステアリング10を経て処理信号zが出力される。
処理信号zには、エンジンの振動等である伝達系52(G′)を経た外力dが加算され、観測値として振動センサ39により目標との差である誤差信号eとして検出される。この誤差信号eと推定伝達関数56の推定値を用い、ディジタルフィルタ57により適応フィルタ54(W)が逐次更新される。なお、推定伝達関数56は、予めインパルス応答測定、周波数掃引加振試験等によって得られるもので、適応フィルタの更新時に引用される。このように、任意の回転数(周波数)毎の最適フィルタ係数を求め、フィルタ係数により振幅補償及び位相補償され、かつ正弦波信号に合成されて出力された出力信号yが、制御対象系(伝達関数G)へ入力されて、処理信号zが出力され、この処理信号zにより、エンジンの振動等である伝達系52(G′)を経た外力dの抑制が行われる。実際には、制御装置41から出力信号yがステアリング10に設けた電動モータ28の駆動部28aに出力され、駆動部28aからの駆動信号により電動モータ28が駆動されるようになっている。
上記実施形態においては、ステアリング10の電動チルト機構を駆動する電動モータ28の駆動部28aに、適応制御法により求めた車両のエンジンの動作に同期した制御周波数及び制御位相を備えた制御信号を加えることにより、電動モータ28からステアリング10の固定コラム11に振動が加えられる。この振動により、ステアリング10に加えられたエンジンのアイドル振動等に基づく低周波数の振動入力を確実に抑えることができる。また、ステアリング10の電動チルト機構を駆動するための電動モータ28を、振動入力の抑制にそのまま利用することができる。そのため、振動抑制のために別部材を用意する必要がないので、部材のコスト及び部材取り付けの手間も不要となり、振動制御のコストが従来に比べて安価にされる。
なお、上記実施形態においては、ステアリング10の電動モータ28による振動制御が、適応制御法により行われているが、これに限らない。例えば、上記DXHS LMSフィルタ50を用いて、図7に示すように、任意の回転数(周波数)毎の最適フィルタ係数を求め、この最適フィルタ係数データをデータテーブルとして記憶し、この記憶されたデータテーブルをROM58の形で取り出して、上記制御装置41に適用して能動制御を行う簡易な方法も行なわれている。すなわち、図9に示すように、信号源である自動車のエンジン等の振動発生源51から、クランク軸回転パルス等をセンサにより取り出して、周波数判定部53にて制御対象周波数ωであることを判定し、制御対象周波数ωの正弦波の制御対象信号xに変換して出力する。この制御対象信号xは、振幅位相補償部59にて上記データテーブルROM58のフィルタ係数により振幅補償及び位相補償され、正弦波の出力信号yとして出力される。出力信号yは、制御対象系55(伝達関数G)に入力され、処理信号zが出力され、この処理信号zにより、エンジンの振動等である伝達系52(G′)を経た外力dの抑制が行われる。これにより、制御装置41において、振動検出用のセンサを省略できると共に、制御装置41の構成を適応制御装置に比べて簡略化できるため、振動制御のコストが安価にされる。
つぎに、他の実施形態について説明する。
本実施形態は、図10に示すように、上記制御装置41によるステアリング10の電動モータ28の適応制御に加えて、上記制御信号に基づいて、エンジン1を支持するエンジンマウント2の電磁式加振装置3の駆動制御を行うようにしたものである。すなわち、制御装置41による適応制御により、ステアリング10の振動除去と共に、エンジン振動によるシート位置での振動除去制御を行うようにしたものである。制御装置41の入力側には、上記振動センサ39及び回転検出センサ42に加えて、シートに固定された振動センサ43が接続されている。また、制御装置41の出力側には、上記駆動部28aに加えて、加振装置3の第2駆動部4が接続されている。なお、エンジンマウント2は、電磁アクチュエータによる加振装置を備えた電磁式マウントでも、空気室を備えて電磁弁の切替えにより、空気室内を大気状態と負圧状態等の異なった空気圧に切り変えることによる空気圧式マウントであってもよい。適応制御については上述したとおりである。この場合、出力信号により、電磁アクチュエータあるいは電磁弁の駆動制御が行われる。実際には、制御装置41からの制御信号が、エンジンマウント2に設けた加振装置3を駆動するための第2駆動部4に出力され、第2駆動部4からの駆動信号により加振装置3が駆動されるようになっている。
本実施形態においては、制御装置41を、ステアリング10の振動除去と共に、エンジン1から伝播した振動によりシート位置で生じる振動を除去制御するのにも使用できるため、制御装置41の利用が効率よく行われる。本実施形態でも、適応制御に代えて、上記この最適フィルタ係数データをデータテーブルとして記憶し、この記憶されたデータテーブルをROM58の形で取り出して、制御装置41に適用して能動制御を行う簡易な方法を採用することができる。なお、上記他の実施形態において、エンジンマウントに設けた加振装置の代りに車室内の他の位置に設けた加振装置の駆動制御を行うことにより、車室内の振動を抑制するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、適応フィルタとしてDXHS LMSフィルタを用いているが、Filtered-X LMSフィルタ等の他の適応フィルタを用いてもよい。また、制御方法としては、上記適応制御あるいは最適フィルタ係数データを記憶したデータテーブルを用いた簡易な方法以外の制御方法も可能である。さらに、電動チルト装置の構造についても、上記実施形態に示したものに限らず、電動モータにより駆動されるものであればよい。
本発明の電動チルト付ステアリングの振動制御装置は、電動チルトを駆動する電動モータに制御信号を加えることにより、ステアリングにおける低周波数の振動入力が抑えられ、振動抑制のために別部材を用意する必要がないので、有用である。
本発明の一実施形態である自動車の電動チルト付ステアリングの振動抑制機構の概略構成を示す構成図である。 同ステアリングを概略的に示す一部破断正面図である。 同ステアリングの要部を概略的に示す一部破断正面図である。 同ステアリングの駆動ねじ体部分を概略的に示す平面図である。 図3のV−V線方向の断面図である。 同ステアリングの移動体部分を概略的に示す分解斜視図である。 図3のVII−VII線方向の断面図である。 DXHS LMSフィルタを用いた適応制御系を示すブロック図である。 適応制御系により得られた最適フィルタ係数をデータテーブルとして記憶して利用する制御系を示すブロック図である。 他の実施形態である自動車の電動チルト付ステアリングの振動抑制機構の概略構成を示す構成図である。
符号の説明
10…ステアリング、11…固定コラム、26…ステアリングシャフト、28…電動モータ、31…可動コラム、39,43…振動センサ、41…制御装置、42…回転検出センサ。

Claims (4)

  1. 車室側に突出した先端にステアリングホイールが取り付けられたステアリングシャフトが回動自在に挿通される下側の固定コラムと上側の可動コラムを備え、該可動コラムが該固定コラムの先端に上下方向に傾動自在に連結され、該固定コラム側にて車体に固定されており、電動モータの駆動により前記可動コラムの傾動動作が行われて該可動コラムの上下位置が調節される電動チルト付ステアリングにおいて、
    車両のエンジンの動作に同期した信号に基づいて前記ステアリングへの振動入力を抑制する制御周波数及び制御位相を備えた制御信号を求め、該制御信号を前記電動モータの駆動部に加えることにより該電動モータから前記固定コラムに振動を加え、該振動により前記ステアリングに加えられた振動入力を抑制することを特徴とする電動チルト付ステアリングの振動制御装置。
  2. 前記ステアリングに振動検出手段を取り付け、該振動検出手段による振動検出結果を用いて、適応制御法に基づいて更新された前記制御信号により前記電動モータの駆動制御を行うことを特徴とする前記請求項1に記載の電動チルト付ステアリングの振動制御装置。
  3. 前記制御信号に基づいて前記車両に設けた加振装置を駆動制御することにより、エンジンから車体に伝播する振動を抑制することを特徴とする前記請求項1又は2に記載の電動チルト付ステアリングの振動制御装置。
  4. 前記加振装置が、前記エンジンを防振支持するエンジンマウントに設けられたものであることを特徴とする前記請求項3に記載の電動チルト付ステアリングの振動制御装置。
JP2003367379A 2003-10-28 2003-10-28 電動チルト付ステアリングの振動制御装置 Expired - Fee Related JP4107219B2 (ja)

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