JP3085005U - 鏡 - Google Patents

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雄造 小山
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東伸精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部屋や物品等の壁面部(W)に配設される鏡に
おいて、視点の高さの異なるすべての人が共同利用でき
る鏡を提供すること。 【解決手段】 壁面部(W)に沿って配設される取付け板
(2)と、表面に鏡面部(10)が設けられると共に前記取付
け板(2)に略平行な状態から下端部を中心にして前方へ
回動可能であるように前記取付け板(2)に配設される鏡
面板(1)と、前記鏡面板(1)の回動角度を調節し得るよう
に配設される調節部材(4)とから構成されており、前記
調節部材(4)は、その操作部(40)が前記鏡面板の下端部
近傍又は前記下端部よりも下方に位置するように配設さ
れていること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、部屋や物品等の壁面部に配設される鏡に関する。特に、鏡面部の角 度を調節することができる鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
公衆利用の施設や洗面所、病室の壁面部に取付けられている鏡は、通常、平均 的な大人が起立姿勢でその上半身を映し見ることができる高さ位置に固定されて いるため、子供やお年寄、車椅子利用者等といった平均よりも視点の低い人には 利用しにくいものとなっている。 そのため、車椅子利用者専用のトイレや施設等においては、車椅子に座った状 態で無理なく鏡を利用できるように鏡面部が前下方に傾斜した状態で壁面部に固 定された鏡が用いられている。このように傾斜した鏡面部は鏡の配設位置から床 面にまでの下方領域を映すことができるため、車椅子利用者のように前記鏡面部 の配設位置よりも視点の低い人が利用することができる。
【0003】 しかし、この例の鏡の鏡面部は、所定の傾斜角度で固定されているため、利用 者は自身の視点の高さに応じて自身を前記鏡面部に映し得るように前後方向に移 動して前記鏡面部との距離を調節しなければならない。また、調節された位置が 前記鏡面部から遠く離れてしまうこともあり、前記鏡面部に映し出された鏡像を 見ながら化粧や髪等を直したりしにくい場合もある。 また、この例のように傾斜状態で壁面部に固定された鏡は一般の人には利用し 辛いため、公衆用施設やトイレに標準的な鏡として採用することは難しい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、『部屋や物品等の壁面部に配設される鏡』において、視点の高さの 異なるすべての人が共同利用できる鏡を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
*1項 上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、『前記壁面部に沿って配設 される取付け板と、表面に鏡面部が設けられると共に前記取付け板に略平行な状 態から下端部を中心にして前方へ回動可能であるように前記取付け板に配設され る鏡面板と、前記鏡面板の回動角度を調節し得るように配設される調節部材とか ら構成されており、前記調節部材は、その操作部が前記鏡面板の下端部近傍又は 前記下端部よりも下方に位置するように配設されている』ことである。 上記技術的手段は次のように作用する。 上記手段によれば、鏡面板が壁面部に対して略平行状態に支持される際には、 従来の鏡と同様に平均的な大人が起立姿勢で鏡面部に上半身を映してこれを利用 することができると共に、前記平行状態から調節部材を操作して前記鏡面板を前 下方に回動させて前記鏡面部に映る範囲を鏡の配設位置よりも下方領域に移動さ せることによって前記鏡面部よりも視点の低い人も利用することができる。
【0006】 前記鏡面板の傾斜角度は調節部材によって自由に設定することができるため、 それぞれの利用人が自分の視点の高さに合わせて前記鏡面部を最も利用しやすい 傾斜角度に設定することができる。 また、前記調節部材の操作部が前記鏡面部の下端部近傍又は下端部の下方に配 設されるため、鏡を利用する際に前記鏡面部の角度調節させる必要がある多くの 人に該当する手の最高到達点が低い人も前記操作部を把持して容易に調節するこ とができる。
【0007】 *2項 1項において、『前記鏡面板は、前記取付け板に対して所定の間隔を空けて配 設されている』ものである。 洗面所等においては、壁面部に配設される鏡の正面には洗面台が配設されてい るものが多く、前記洗面台に遮られて一般的な大人でも鏡面部に近接して利用す ることができないことがある。このような状況において、前記鏡面部よりも視点 の低い人が鏡を利用することは非常に困難である。たとえ、前述の1項のように 傾斜角度が調節可能な鏡である場合も前記洗面台に遮られて鏡に近接して利用す ることが難しくなっている。 本考案のものでは、前記鏡面部は所定の間隔だけ前記壁面部から前方に突出し た状態で前記取付け板に配置されており、この突出位置から回動される前記鏡面 板の鏡面部には前記突出分だけ前記壁面部から離れた下方領域が映されるため、 壁面部から離れた位置から鏡を利用することができる。これより、鏡と利用者と の間に洗面台等の障害物が存在する場合にも鏡面部に近接して利用することがで きると共に、前記鏡面板の下端部近傍に配設される調節部材の操作部も操作しや すい。
【0008】 また、前記洗面台のような障害物が存在しない場合においても、脚部を前方に 出した状態で腰掛けた状態で鏡を利用しようとする車椅子利用者や起立姿勢の維 持が困難な人等は、上半身の前側に位置する自身の脚部や車椅子本体等に遮られ て壁面部の表面に貼着状態で配設された鏡を近接位置から利用することが困難と なっている。しかし、本考案の鏡のように前記鏡面板が前記壁面部よりも前方に 突出配置されているものでは、座った状態でも鏡面部により近接して利用するこ とができると共に前記鏡面板の角度調節も容易である。
【0009】 *3項 1項又は2項において、『前記調節部材は、一方の端部が前記鏡面板の裏面に 取付けられると共に前記鏡面板と取付け板との間を挿通して前記鏡面板の下端よ りも下方に垂下される他方の端部によって前記鏡面板を回動し得るように配設さ れる線状部材からなり、前記他方の端部には、前記鏡面板と取付け板との間を挿 通不能な拡大部が形成されている』ものでは、前記鏡面板の下端部から垂下され た前記線状部材を把持し、これを上下方向に移動させることで前記鏡面板を回動 できるため前記鏡面板の傾斜角度の調節が簡単である。 前記線状部材は、操作部である下端部以外の部分が前記鏡面板と取付け板との 間に収容されて必要以上に露出しないため、操作時に線状部材が鏡の構成部材や これを利用する者に引っ掛かるといった不都合が起こりにくく外観も優れている 。
【0010】 また、前記線状部材には拡大部が形成されているため、前記線状部材が上下動 可能な状態で誤って把持が解除されても前記拡大部が前記鏡面板と取付け板の端 縁部に抜止め状態に保持されるため、前記鏡面板は前記線状部材の長さによって 制限される角度範囲内においてのみ回動可能であるため、安全である。
【0011】 *4項 1項、2項又は3項において、『前記鏡面板の回動を所定の範囲内に制限する 回動阻止手段が設けられている』ものでは、前記鏡面板が後方に過剰に回動され ないように前記回動阻止手段によって後方への過剰な回動が防止されるため、常 に前記取付け板に対して平行状態に支持される。また、前記調節部材の故障等に よって前記鏡面板が自重によって前下方に回動される際にも前記鏡面板は前記回 動阻止手段によって支持され、前記鏡面板が利用者や壁面部への衝突すること及 び衝突による破損が防止されるため、安全である。 ここで、前記鏡面板の回動範囲は鏡の配設位置とこの鏡を利用する人の視点の 高さとを考慮して設定される。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。 本考案の鏡は、平均的な大人が従来通り起立姿勢で利用できると共に、調節部 材によって鏡面部の傾斜角度を設定することで前記鏡の配設高さよりも視点の低 い人及び手の最高到達点が低い人も容易に利用することができるため、平均的な 大人から鏡の配設位置よりも背の低い子供やお年寄り、座位姿勢の車椅子利用者 等の視点の高さの異なるすべての人が共同利用することができる。
【0013】 さらに上記の効果に加えて、2項においては、鏡と利用者との間に洗面台等の 障害物が存在する場合にもより近接して鏡を利用できると共に調節部材の操作部 も操作しやすい。また、座った状態でも鏡面部を近接位置から利用することがで きる。 3項においては、鏡面板の傾斜角度の調節が簡単である。操作時の不都合が起 こりにくいと共に外観も優れている。また、線状部材によって鏡面部の回動が制 限されているため安全である。 4項においては、前記鏡面板が前記取付け板に対して平行状態に支持されると 共に安全である。
【0014】
【考案の実施の形態】
次に、上記した本考案の実施例を図面に従って詳述する。 本考案実施の形態の一例の鏡を壁面部に配設させたものを図1から図3に示し ている。 この例の鏡は、壁面部Wに沿って配設される取付け板2と、前記壁面部Wに略 平行な状態から下端部を中心にして前下方へ回動可能であるように前記取付け板 2に保持される固定板11と前記固定板11の表面に固着される鏡面部10とか らなる鏡面板1と、前記鏡面板1の裏面に一端が連結され他端が前記鏡面板1の 下端部から垂下される前記鏡面板1の回動角度を調節する調節部材としての線状 部材4とから構成されており、前記線状部材4は前記取付け板2の下端部に配設 された係止具5によって係脱自在に保持されている。
【0015】 前記取付け板2は矩形状の金属板であり、その上端部中央に形成された孔部2 2を貫通する止めネジ23によって壁面部Wに固定されている。 前記取付け板2の下端部の左右両端縁には、図2に示されるように、後述の鏡 面板1の下端部に連設された回動筒3の両端部30,30を回動自在に保持する ための一対の保持部20,20が突出形成されており、前記取付け板2の下端部 中央には、図3及び図4に示されるように、前記線状部材4を係脱自在に保持す る後述の係止具5が配設されている。また、前記孔部22の下側には前記鏡面板 1の裏面に連結させた線状部材4を挿通可能に保持する環状の挿通部材21が配 設されている。
【0016】 前記鏡面板1は、前記取付け板2よりもひと回り小さな矩形状の金属板であり 、その下端部に円筒状の回動筒3が連設された固定板11と前記固定板11の表 面に接着剤によって固着された前記固定板11よりもさらにひと回り小さい矩形 状の鏡面部10とから構成されており、図2に示されるように、前記壁面部Wに 平行な状態で、前記取付け板2との間に間隔Sを有するように前記取付け板2に 配設されている。また、前記固定板11の裏面上部には、図2に示されるように 、前記線状部材4の一方の端部を連結するための止具12が配設されている。
【0017】 前記回動筒3の両端部には、前記取付け板2の保持具20,20に回動自在に 嵌合される円筒状の突出部30,30が形成されており、図3に示されるように 、前記回動筒3と前記取付け板2との間は前記線状部材4が挿通不能な間隔とな っており、前記取付け板2の止具21から前記線状部材4が垂下され当接する前 記回動筒3の中央部には、図3及び5に示されるように、前記線状部材4のボー ルチェーン部43を上下方向に移動可能な挿通する凹溝31が前記回動筒3の円 周方向に沿って形成されている。 これより、前記線状部材4は、前記凹溝31によって操作時の左右方向への揺 動が防止されているため、前記凹溝31形成部においてのみ前記回動筒3と取付 け板2との間を上下方向に挿通可能になっている。
【0018】 前記線状部材4は、図2に示されるように、前記鏡面板1の裏面の止具12に 連結される金属製のワイヤー41と、これに連結されるバネ42と前記バネ42 に連結されるボールチェーン43と、この線状部材4の操作部として前記ボール チェーン43の下端部に配設される環40とから構成されており、前記線状部材 4は、図2及び図3に示されるように、前記鏡面板1の止具12に連結したワイ ヤー41を前記取付け板2の挿通部材21を経由して、前記鏡面板1と取付け板 2との間を下方へと挿通した後、前記凹溝31の下方において後述の係止具5の スリット50に係脱自在に保持させている。
【0019】 前記係止具5は、図2及び図4に示されるように、取付け部材51と係止部材 52とからなる断面L字状の金属板であり、止めネジ54によって前記取付け板 2と共に前記壁面部Wに固定されている。 前記係止部材52の中央には、図4に示されるように、前記線状部材4のボー ルチェーン43のチェーン部を挿通可能であると共に前記ボール部を抜止め状態 に係止可能な幅のスリット50が形成されており、前記スリット50の自由端側 には、前記ボール部を挿通可能な径の半円状の切欠部53が形成されている。 *鏡面板1の角度調節について 次に、この例の鏡の鏡面板1を線状部材4によって所定の傾斜角度に調節させ て利用する場合について説明する。
【0020】 上記のような構成であるため、この例の鏡は、通常、図1に示されるように、 前記鏡面板1が前記壁面部Wに平行な状態となるように支持されており、従来の 鏡と同様に平均的な大人が起立姿勢で利用可能となっている。
【0021】 次に、この例の鏡面部10の配設位置よりも視点が低い人が利用する際には、 前記鏡面板1の下端部から下方に垂下されているボールチェーン43の環40に 指を掛けてこれを把持して、図5中の破線で示されるように、前記係止具5のス リット50に保持されている前記ボールチェーン43を前方へと引き出して、前 記スリット50の自由端部に形成された切欠部53と前記溝部31との間に移動 させて、前記線状部材4を前記鏡面板1と取付け板2相互間において上下方向に 挿通可能な状態とする。 この状態から、前記線状部材4を介して前記鏡面板1の重量を支持しつつ前記 凹溝31に沿って図5中の矢印の方向へゆっくりと前記線状部材4を上方へと移 動させる。すると、これに対応して前記鏡面板1が前下方へ回動されて前記鏡面 部10にはその傾斜角度に応じて下方領域が映される。前記鏡面部10が最も適 当な傾斜角度となるまで前記鏡面板1を回動させた後、斜め状態に支持していた 前記線状部材4を後方へと押し戻して前記係止具5のスリット50に前記ボール チェーン43を保持させることで前記鏡面板1は所定の傾斜状態で固定される。
【0022】 使用後は、前述と同様に前記環40を把持して前記ボールチェーン43を前方 へと引き出して上下に挿通可能な状態とし、前記線状部材4を下方へと引っ張っ て前記鏡面板1を元の平行状態に戻す。このとき、前記鏡面板1が前記壁面部W に対して平行状態となると、図5に示されるように、前記回動筒3の凹溝31の 上端縁と前記線状部材4のボールチェーン43とが当接して前記線状部材4の下 方への挿通が阻止されるため、前記鏡面板1が後方へ過剰に回動されることがな い。 また、このものでは、前記鏡面板1が予め設定された最大傾斜角度まで回動さ れると、図6に示されるように、前記凹溝31の下端縁と前記ボールチェーン4 3とが当接して前記線状部材4の上方への挿通が阻止されるようになっている。
【0023】 これより、平均的な大人が従来通り起立姿勢で利用できると共に、線状部材4 によって鏡面部10の傾斜角度を設定することで前記鏡面部10の配設位置より も視点の低い人及び手の最高到達点が低い人も容易に利用できるため、平均的な 大人から鏡の配設位置よりも背の低い子供やお年寄り、座位姿勢の車椅子利用者 等の視点の高さの異なるすべての人がこの鏡を共同利用することができる。
【0024】 この例において、前記鏡面板1は前記取付け板2に所定の間隔Sを空けて配設 されてるため、この鏡が固定されている壁面部Wと利用者との間に洗面台等の障 害物が存在する場合にも前記鏡面部10に近接して利用できる。また、座った状 態でも鏡面部を近接位置から利用することができる。
【0025】 この例において、前記線状部材4は前記鏡面板10の裏面に連結されて前記鏡 面板1と取付け板2との間を下方に挿通して前記鏡面板1の下端部から操作部で ある環40が垂下されている構成であるため、操鏡面板の傾斜角度の調節が簡単 であると共に外観も優れている。
【0026】 また、前記線状部材4は回動筒3に形成された凹溝31を挿通しているため、 操作時に左右方向へ揺動されることがなく前記鏡面板の回動不良等の不都合が起 こりにくい。さらに、前記線状部材4の下端部に取付けられた環40は前記回動 筒3と取付け板2との間を挿通不能である大きさに設定されているため、前記線 状部材4を操作時に過って把持が解除されても前記環40が前記鏡面板1の下端 部に抜止め状態に保持されるため、前記鏡面板1が自重によって前下方へ過剰に 回動されることがなく安全である。
【0027】 この例においては、前記回動筒3及び前記凹溝31とが前記鏡面板1の回動範 囲を制限する回動阻止手段として働くため、前記鏡面板1が前記取付け板2に平 行な状態から予め設定された範囲以上に前下方に回動されることがないため、前 記線状部材4が切断などされて支持が失われた際にも前記鏡面板1が自重で勢い よく回動されて利用者や壁面部に衝突及び破損されるようなことがなく安全であ る。また、前記線状部材4の引っ張り過ぎによって前記鏡面板1が後方へ過剰に 回動されて前記鏡面部が上向きに傾斜されることがない。
【0028】 *その他 前述の例において、前記鏡面板1はその下端部に配設される回動筒3によって 前記取付け板2に対して回動自在に配設されているが、前記鏡面板1と取付け板 2とをヒンジ部材によって相互に連結させるものであってもよい。 図7に示される鏡は、前記鏡面板1と取付け板2の下端部相互を左右一対の蝶 番6によって連結させたものであり、前記鏡面板1と取付け板2との連結部以外 は前述の例と略同じ構成となっており、前記係止具5がその係止部材52部分が 前記取付け板2の下方に突出するように前記取付け板2に配設されている。
【0029】 この例の鏡面板1は、前述の例と同様に、前記蝶番6によって前記取付け板2 に対して前記壁面部Wに平行状態から前下方に回動可能であるため、平均的な大 人が起立姿勢で利用可能であると共に前記線状部材4によって前記鏡面部10を 傾斜させることで平均よりも視点の低い人も利用することができる。
【0030】 前述の例において、前記鏡面板1を傾斜させる操作部材として前記鏡面板1の 裏面に止め付けられるワイヤー41とこれに連結されるバネ42とボールチェー ン43とから構成される線状部材4を用いているが、前記操作部材は操作部が鏡 面板1の下端部近傍又は下端部の下方に配設され前記鏡面板1の回動を調節し得 るものであればよい。例えば、前記鏡面板1の下端に連設される回動筒3の側端 部に外嵌されて前記回動筒3を回動可能な円筒状のダイヤル部材であっても、前 記回動筒3の外周面に配設される操作レバーであってもよい。
【0031】 また、前記線状部材4も上記の構成に限られるものではなく、弾性樹脂製の紐 部材であっても金属製のワイヤー41のみからなるものであってもよい。また、 この例においては、前記線状部材4の一端が鏡面板1の裏面の止具12に連結さ れた後、前記取付け板2に配設された挿通部材21を経由して他端が前記鏡面板 1の下方に垂下される構成となっているが、前記線状部材4の一端を前記取付け 板2に連結させ、前記鏡面板1の裏面に配設された挿通部材を経由させてから下 方に垂下される構成としてもよい。
【0032】 また、前述の例において、前記鏡面板1は固定板の表面に鏡面が固着されてい るが、前記鏡面板1そのものが鏡面部10であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施の形態の鏡の正面図
【図2】図1の側面図
【図3】鏡面板を前方へ傾斜させた状態を示す側方断面
【図4】本考案実施の形態の鏡に用いられる係止具の斜
視図
【図5】線状部材の操作方法を示す説明図
【図6】線状部材と鏡面板の回動筒との関係を示す説明
【図7】その他の実施例の鏡の側方断面図
【符号の説明】
(1)・・・鏡面板 (10)・・・鏡面部 (2)・・・取付け板 (3)・・・回動筒 (4)・・・線状部材 (5)・・・係止具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋や物品等の壁面部に配設される鏡に
    おいて、前記壁面部に沿って配設される取付け板と、表
    面に鏡面部が設けられると共に前記取付け板に略平行な
    状態から下端部を中心にして前方へ回動可能であるよう
    に前記取付け板に配設される鏡面板と、前記鏡面板の回
    動角度を調節し得るように配設される調節部材とから構
    成されており、前記調節部材は、その操作部が前記鏡面
    板の下端部近傍又は前記下端部よりも下方に位置するよ
    うに配設されている、鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の鏡において、前記鏡面
    板は、前記取付け板に対して所定の間隔を空けて配設さ
    れている、鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の鏡において、前
    記調節部材は、一方の端部が前記鏡面板の裏面に取付け
    られると共に前記鏡面板と取付け板との間を挿通して前
    記鏡面板の下端よりも下方に垂下される他方の端部によ
    って前記鏡面板を回動し得るように配設される線状部材
    からなり、前記他方の端部には、前記鏡面板と取付け板
    との間を挿通不能な拡大部が形成されている、鏡。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の鏡におい
    て、前記鏡面板の回動を所定の範囲内に制限する回動阻
    止手段が設けられている、鏡。
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