JP3084588B2 - ベルト搬送装置 - Google Patents
ベルト搬送装置Info
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- JP3084588B2 JP3084588B2 JP04302241A JP30224192A JP3084588B2 JP 3084588 B2 JP3084588 B2 JP 3084588B2 JP 04302241 A JP04302241 A JP 04302241A JP 30224192 A JP30224192 A JP 30224192A JP 3084588 B2 JP3084588 B2 JP 3084588B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/00135—Handling of parts of the apparatus
- G03G2215/00139—Belt
- G03G2215/00143—Meandering prevention
- G03G2215/0016—Meandering prevention by mark detection, e.g. optical
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無端状に形成されたベ
ルトの搬送時における蛇行を検知し、蛇行を修正するよ
うに制御する手段を有するベルトの搬送装置に関する。
ルトの搬送時における蛇行を検知し、蛇行を修正するよ
うに制御する手段を有するベルトの搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より駆動ロ−ル、テンションロ−ル
等に張架されて搬送される無端ベルトにおいて、運動途
上のベルトが搬送方向と直角の方向に移動する現象(蛇
行現象)がおこった。この蛇行現象は画像形成装置に使
用するベルトの場合、ベルト上に形成される像、あるい
はベルト上に転写される像を偏らせるため、良好な画像
を得ることができなかった。そこで、ベルトの蛇行を検
知し、制御する蛇行検知方法がいくつか提案されてい
る。以下、公知のベルト蛇行検出装置を説明する。
等に張架されて搬送される無端ベルトにおいて、運動途
上のベルトが搬送方向と直角の方向に移動する現象(蛇
行現象)がおこった。この蛇行現象は画像形成装置に使
用するベルトの場合、ベルト上に形成される像、あるい
はベルト上に転写される像を偏らせるため、良好な画像
を得ることができなかった。そこで、ベルトの蛇行を検
知し、制御する蛇行検知方法がいくつか提案されてい
る。以下、公知のベルト蛇行検出装置を説明する。
【0003】(1)特開昭57−24956号公報に
は、ベルト幅方向に応じてベルト搬送方向に長さの異な
るマ−クを配設し、ベルト上のマークの通過時間を検知
して、通過時間の長短によりベルト位置、つまりベルト
の蛇行現象を検出する方法が記載されている。この方法
は非接触で比較的簡単な構成で高精度に蛇行を検知する
ことができる。 (2)特開昭60−73561号公報には、ベルトの端
部を光学センサで検知して蛇行を検知するベルト状感光
体の蛇行制御装置が記載されている。ところがベルトの
端部は完全な直線ではなく、蛇行検知結果は図16に示
すように、ベルトの移動量にベルト端部の形状が合成さ
れたものとなってしまった。 (3)特開昭57−138653号公報に記載されたエ
ンドレスベルト状記録体の寄り制御装置は、ベルト上に
検知パターンを設けて蛇行を検知している。しかし、こ
の検出結果も(2)で開示された従来技術と同様に、検
知パターンの形状がベルトの移動量と合成されたものに
なる。したがってこの結果を蛇行制御に用いると、ベル
トの端部または検知パターンの直線精度が蛇行制御精度
に影響する不都合があった。
は、ベルト幅方向に応じてベルト搬送方向に長さの異な
るマ−クを配設し、ベルト上のマークの通過時間を検知
して、通過時間の長短によりベルト位置、つまりベルト
の蛇行現象を検出する方法が記載されている。この方法
は非接触で比較的簡単な構成で高精度に蛇行を検知する
ことができる。 (2)特開昭60−73561号公報には、ベルトの端
部を光学センサで検知して蛇行を検知するベルト状感光
体の蛇行制御装置が記載されている。ところがベルトの
端部は完全な直線ではなく、蛇行検知結果は図16に示
すように、ベルトの移動量にベルト端部の形状が合成さ
れたものとなってしまった。 (3)特開昭57−138653号公報に記載されたエ
ンドレスベルト状記録体の寄り制御装置は、ベルト上に
検知パターンを設けて蛇行を検知している。しかし、こ
の検出結果も(2)で開示された従来技術と同様に、検
知パターンの形状がベルトの移動量と合成されたものに
なる。したがってこの結果を蛇行制御に用いると、ベル
トの端部または検知パターンの直線精度が蛇行制御精度
に影響する不都合があった。
【0004】しかし、これらの検知対象であるベルトの
端部を完全な直線とすることは不可能であった。そこで
これらを用いる場合には図19に示すように、検知した
値を平均化したり、ロ−パスフイルタ−で端部のバラツ
キの影響をなくすようにされていた。あるいは、ベルト
1回転に1回の検知パタ−ンで検知を行い、図20に示
すように毎回同じものを検知することにより、上述の検
知パターンの直線精度は影響しないようにしていた。
端部を完全な直線とすることは不可能であった。そこで
これらを用いる場合には図19に示すように、検知した
値を平均化したり、ロ−パスフイルタ−で端部のバラツ
キの影響をなくすようにされていた。あるいは、ベルト
1回転に1回の検知パタ−ンで検知を行い、図20に示
すように毎回同じものを検知することにより、上述の検
知パターンの直線精度は影響しないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで前記(1)に記
載された蛇行修正装置におけるベルト位置を検出する原
理を説明する。図21のようにベルト幅方向に応じて4
5゜の角度で長さの異なるマークを検知する場合、ベル
ト位置Xbは,センサ通過時間をts、ベルト表面速度
をVbとすると Xb=Vb×ts ……式1 で表せる。すなわち、ベルト表面速度が一定でない場合
には、ベルト位置は誤差を含んだ値となる。ところがベ
ルト表面速度は駆動ロールの回転変動により一定周波数
fで変動をしている(図21参照)。
載された蛇行修正装置におけるベルト位置を検出する原
理を説明する。図21のようにベルト幅方向に応じて4
5゜の角度で長さの異なるマークを検知する場合、ベル
ト位置Xbは,センサ通過時間をts、ベルト表面速度
をVbとすると Xb=Vb×ts ……式1 で表せる。すなわち、ベルト表面速度が一定でない場合
には、ベルト位置は誤差を含んだ値となる。ところがベ
ルト表面速度は駆動ロールの回転変動により一定周波数
fで変動をしている(図21参照)。
【0006】周波数fは、駆動ロール径をD、平均表面
速度をV0とすると、 f=V0/πD(Hz) ……式2 で表される。この駆動ロ−ルの変動は主に駆動ロールの
偏心により発生しているが、この偏心はロールの製造上
なくすことは困難であり、またエンコーダによる速度フ
ィードバックでは駆動ロールの角速度しか制御できない
ので、ベルト表面速度の制御が不可能であった。したが
ってベルト位置Xbはこのベルト表面速度Vbの変動の
影響を受け、正確な蛇行検知ができない問題点があっ
た。そして、この装置による制御はベルトの蛇行を修正
制御して安定するまでの時間が大きくなり、また安定後
もこの検知誤差の分の蛇行が残ってしまった。この蛇行
は特に図9に示すような、無端ベルト11上に吸着、搬
送される転写材に各画像形成ユニットK、Y、M、Cに
より一連の画像形成サイクルを行い、転写材上に複数の
トナ−像を順次重ねる電子写真方式のカラー画像形成装
置のベルト搬送装置に使用する場合においては、色ずれ
となってしまい、良好な画像が得られないことになっ
た。
速度をV0とすると、 f=V0/πD(Hz) ……式2 で表される。この駆動ロ−ルの変動は主に駆動ロールの
偏心により発生しているが、この偏心はロールの製造上
なくすことは困難であり、またエンコーダによる速度フ
ィードバックでは駆動ロールの角速度しか制御できない
ので、ベルト表面速度の制御が不可能であった。したが
ってベルト位置Xbはこのベルト表面速度Vbの変動の
影響を受け、正確な蛇行検知ができない問題点があっ
た。そして、この装置による制御はベルトの蛇行を修正
制御して安定するまでの時間が大きくなり、また安定後
もこの検知誤差の分の蛇行が残ってしまった。この蛇行
は特に図9に示すような、無端ベルト11上に吸着、搬
送される転写材に各画像形成ユニットK、Y、M、Cに
より一連の画像形成サイクルを行い、転写材上に複数の
トナ−像を順次重ねる電子写真方式のカラー画像形成装
置のベルト搬送装置に使用する場合においては、色ずれ
となってしまい、良好な画像が得られないことになっ
た。
【0007】また、前記(2)(3)に記載されたもの
における検知パタ−ンの直線精度は、ロールからのベル
ト脱落防止を主目的にしたベルト搬送装置ではあまり問
題ではなかった。しかし、上述のカラー画像形成装置に
応用する場合は画像上の色ずれが問題となるため、より
高精度のベルト位置の検知を必要とした。しかし、前述
の平均化やローパスフィルターを用いる方法、またはベ
ルト1回転に1回の検知による方法のどちらも、ベルト
1回転に1回より高い周波数の検知はできなくなる。通
常ベルトは一定速度で蛇行する。これを蛇行修正すると
図22に示すように蛇行修正を行った時点Aで蛇行速度
を変えてその後再び一定速度で蛇行をする。この時平均
化やローパスフィルターを用いる方法、またはベルト1
回転に1回の検知による方法で蛇行検知を行うと図23
のようになり、蛇行修正を行った時点Aからベルト1回
転以上たたないとこの方法では蛇行修正後の蛇行速度が
検知できないのが分かる。
における検知パタ−ンの直線精度は、ロールからのベル
ト脱落防止を主目的にしたベルト搬送装置ではあまり問
題ではなかった。しかし、上述のカラー画像形成装置に
応用する場合は画像上の色ずれが問題となるため、より
高精度のベルト位置の検知を必要とした。しかし、前述
の平均化やローパスフィルターを用いる方法、またはベ
ルト1回転に1回の検知による方法のどちらも、ベルト
1回転に1回より高い周波数の検知はできなくなる。通
常ベルトは一定速度で蛇行する。これを蛇行修正すると
図22に示すように蛇行修正を行った時点Aで蛇行速度
を変えてその後再び一定速度で蛇行をする。この時平均
化やローパスフィルターを用いる方法、またはベルト1
回転に1回の検知による方法で蛇行検知を行うと図23
のようになり、蛇行修正を行った時点Aからベルト1回
転以上たたないとこの方法では蛇行修正後の蛇行速度が
検知できないのが分かる。
【0008】したがって、この方法による検知をもとに
蛇行修正を行うベルト搬送装置では応答が遅くなり、ベ
ルト位置が安定するまでの時間がかかるため、突発的な
外乱に応答できないという問題があった。特にベルト周
長が長いベルト搬送装置ではこの応答の遅さが問題とな
った。そこで、本発明は上述した駆動ロール周期の速度
変動によるベルト位置(蛇行)検知への影響をなくし、
ベルト蛇行検知の精度向上および周波数応答性の向上を
図り、蛇行修正精度の高いベルト搬送装置を提供するこ
とを目的とする。
蛇行修正を行うベルト搬送装置では応答が遅くなり、ベ
ルト位置が安定するまでの時間がかかるため、突発的な
外乱に応答できないという問題があった。特にベルト周
長が長いベルト搬送装置ではこの応答の遅さが問題とな
った。そこで、本発明は上述した駆動ロール周期の速度
変動によるベルト位置(蛇行)検知への影響をなくし、
ベルト蛇行検知の精度向上および周波数応答性の向上を
図り、蛇行修正精度の高いベルト搬送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のベルト搬送装置
はベルト上のベルト幅方向に応じてベルト搬送方向に長
さの異なるベルト上のマークの通過を検知して、その通
過時間からベルトの位置を算出する無端ベルト搬送装置
であって、駆動ロールの周長とベルト周長の比を整数比
にする。また、本発明は、ベルト上のマークまたは検知
センサを駆動ロールの周長の半分距離の整数倍の距離を
あけて複数設ける構成を具備する。さらに、本発明のベ
ルト搬送装置は、連続的にベルト端を検知してベルトの
形状を算出する回路と、その値を記憶するメモリと、そ
の値をもとにベルト位置を算出する回路とを有する制御
装置を具備する。
はベルト上のベルト幅方向に応じてベルト搬送方向に長
さの異なるベルト上のマークの通過を検知して、その通
過時間からベルトの位置を算出する無端ベルト搬送装置
であって、駆動ロールの周長とベルト周長の比を整数比
にする。また、本発明は、ベルト上のマークまたは検知
センサを駆動ロールの周長の半分距離の整数倍の距離を
あけて複数設ける構成を具備する。さらに、本発明のベ
ルト搬送装置は、連続的にベルト端を検知してベルトの
形状を算出する回路と、その値を記憶するメモリと、そ
の値をもとにベルト位置を算出する回路とを有する制御
装置を具備する。
【0010】
【作用】ベルト上のマ−クの通過時間からベルト位置を
検出する場合の駆動ロ−ルの周長とベルト周長との長さ
の比を整数比とする、あるいは駆動ロ−ルの周長の半分
の寸法の奇数倍の距離にマ−クあるいはセンサを設ける
作用を以下に述べる。ベルト表面速度はサイン波形と近
似することができる(図21参照)。ゆえに、ベルト表
面速度Vbは平均表面速度をV0とすると以下のように
時間tの関数で表せる。 Vb=V0+Asinωt ……式3 (ここで、Aは駆動ロール偏心による速度変動量、ωは
駆動ロール角速度(ω=2πf=2πV0/πD=2V0
/D)である。)したがってセンサで測定されるマ-クの
通過時間tsは式1より、 ts=Xb/Vb =Xb/(V0+Asinωt) ……式4 となる。これより計算されるベルト位置Xbsは速度変
動Asinωtを考慮することができないので、次のよう
になる。 Xbs=V0×ts =V0×Xb/(V0+Asinωt) =Xb{1−Asinωt/(V0+Asinωt)} ……式5
検出する場合の駆動ロ−ルの周長とベルト周長との長さ
の比を整数比とする、あるいは駆動ロ−ルの周長の半分
の寸法の奇数倍の距離にマ−クあるいはセンサを設ける
作用を以下に述べる。ベルト表面速度はサイン波形と近
似することができる(図21参照)。ゆえに、ベルト表
面速度Vbは平均表面速度をV0とすると以下のように
時間tの関数で表せる。 Vb=V0+Asinωt ……式3 (ここで、Aは駆動ロール偏心による速度変動量、ωは
駆動ロール角速度(ω=2πf=2πV0/πD=2V0
/D)である。)したがってセンサで測定されるマ-クの
通過時間tsは式1より、 ts=Xb/Vb =Xb/(V0+Asinωt) ……式4 となる。これより計算されるベルト位置Xbsは速度変
動Asinωtを考慮することができないので、次のよう
になる。 Xbs=V0×ts =V0×Xb/(V0+Asinωt) =Xb{1−Asinωt/(V0+Asinωt)} ……式5
【0011】これより計算されるベルト位置を制御する
場合、Asinωt/(V0+Asinωt)の誤差が生じ
る。AsinωtをV0にくらべて十分に小さくすれば、こ
れはあまり問題とならない。しかし通常ベルト位置だけ
でなく同時にベルト蛇行速度も小さくなるように制御す
るのでこれは無視できなくなる。蛇行速度は時間t1,
t2間のベルト位置変化を測定すればよい。したがって
蛇行速度Xwsは次のように誤差は不定で毎回変動する
ようになる。 Xws=(Xbs2−Xbs1)/(t2−t1) =〔Xb2{1−Asinωt2/(V0+Asinωt2)} −Xb1{1−Asinωt1/(V0+Asinωt1)}〕/(t2−t1)…式6 ここでωt2−ωt1=2nπになるように測定間隔をと
ると、sinωt1=sinωt2となり、式6は Xws={1−Asinωt1/(V0+Asinωt1)}{Xb2−Xb1} /(t2−t1) ……式7 と表され、一定の誤差Asinωt1/(V0+Asinω
t1)だけを持つことになる。この誤差はAsinωtをV
0にくらべて十分に小さくすれば、あまり問題とならな
い。したがって、ωt2−ωt1=2nπ、つまり、 t2−t1=2nπ/ω=nπD/V0 ……式8 の時間間隔で測定すれば駆動ロールによる速度変動の影
響を小さくすることができる。
場合、Asinωt/(V0+Asinωt)の誤差が生じ
る。AsinωtをV0にくらべて十分に小さくすれば、こ
れはあまり問題とならない。しかし通常ベルト位置だけ
でなく同時にベルト蛇行速度も小さくなるように制御す
るのでこれは無視できなくなる。蛇行速度は時間t1,
t2間のベルト位置変化を測定すればよい。したがって
蛇行速度Xwsは次のように誤差は不定で毎回変動する
ようになる。 Xws=(Xbs2−Xbs1)/(t2−t1) =〔Xb2{1−Asinωt2/(V0+Asinωt2)} −Xb1{1−Asinωt1/(V0+Asinωt1)}〕/(t2−t1)…式6 ここでωt2−ωt1=2nπになるように測定間隔をと
ると、sinωt1=sinωt2となり、式6は Xws={1−Asinωt1/(V0+Asinωt1)}{Xb2−Xb1} /(t2−t1) ……式7 と表され、一定の誤差Asinωt1/(V0+Asinω
t1)だけを持つことになる。この誤差はAsinωtをV
0にくらべて十分に小さくすれば、あまり問題とならな
い。したがって、ωt2−ωt1=2nπ、つまり、 t2−t1=2nπ/ω=nπD/V0 ……式8 の時間間隔で測定すれば駆動ロールによる速度変動の影
響を小さくすることができる。
【0012】次に速度変動Asinωtについて考える。
駆動ロール半回転した後、つまり時間t′=t+πD/
2V0の速度変動は以下の関係になる。 Asinωt′=Asinω(t+πD/2V0) =Asinω(t+π/ω) =Asin(ωt+π) =−Asinωt ……式9 したがってこのときに測定されるベルト位置Xbs′は Xbs′=V0×Xb/(V0+Asinωt′) =V0×Xb/(V0−Asinωt) ……式10 となる。XbsとXbs′のそれぞれの逆数を加えると 1/Xbs+1/Xbs′=(V0+Asinωt)/V0Xb+(V0−Asinω t)/V0Xb=2/Xb ……式11 となり、速度変動Asinωtの影響をなくすことができ
る。
駆動ロール半回転した後、つまり時間t′=t+πD/
2V0の速度変動は以下の関係になる。 Asinωt′=Asinω(t+πD/2V0) =Asinω(t+π/ω) =Asin(ωt+π) =−Asinωt ……式9 したがってこのときに測定されるベルト位置Xbs′は Xbs′=V0×Xb/(V0+Asinωt′) =V0×Xb/(V0−Asinωt) ……式10 となる。XbsとXbs′のそれぞれの逆数を加えると 1/Xbs+1/Xbs′=(V0+Asinωt)/V0Xb+(V0−Asinω t)/V0Xb=2/Xb ……式11 となり、速度変動Asinωtの影響をなくすことができ
る。
【0013】したがって真のベルト位置Xbは Xb=(2×Xbs×Xbs′)/(Xbs+Xbs′) ……式12 で表される。以上より蛇行検知を駆動ロール半回転した
後(駆動ロ−ルの周長の半分の奇数倍)にもう一度行な
い、上の関係を用いれば速度変動に影響されない蛇行検
知が可能になる。ここでベルト位置Xbs′とベルト位
置Xbsの単純平均を考えてみる。 (Xbs+Xbs′)/2={V0×Xb/(V0+Asinωt)+ V0×Xb/(V0−Asinωt)}/2 = V0 2×Xb/{V0 2−(Asinωt)2}…式13 となり、V0 2>>(Asinωt)2のとき右辺はXbとな
り、(Asinωt)2が十分小さい時には単純平均でも速
度変動Asinωtの影響をなくすことができる。次に、
ベルト端部を連続的に検知してベルト位置を制御する制
御装置の作用を説明する。ベルト端部を検知して蛇行W
(t)を検知する場合、検知結果はベルト端部の形状P
(t)が合成された値E(t)となる。つまり以下のよ
うに時間tの関数で表せる。 E(t)=W(t)+P(t) ……式14 したがって、ベルト端部の形状P(t)がわかればベル
ト蛇行W(t)を求めることができる。
後(駆動ロ−ルの周長の半分の奇数倍)にもう一度行な
い、上の関係を用いれば速度変動に影響されない蛇行検
知が可能になる。ここでベルト位置Xbs′とベルト位
置Xbsの単純平均を考えてみる。 (Xbs+Xbs′)/2={V0×Xb/(V0+Asinωt)+ V0×Xb/(V0−Asinωt)}/2 = V0 2×Xb/{V0 2−(Asinωt)2}…式13 となり、V0 2>>(Asinωt)2のとき右辺はXbとな
り、(Asinωt)2が十分小さい時には単純平均でも速
度変動Asinωtの影響をなくすことができる。次に、
ベルト端部を連続的に検知してベルト位置を制御する制
御装置の作用を説明する。ベルト端部を検知して蛇行W
(t)を検知する場合、検知結果はベルト端部の形状P
(t)が合成された値E(t)となる。つまり以下のよ
うに時間tの関数で表せる。 E(t)=W(t)+P(t) ……式14 したがって、ベルト端部の形状P(t)がわかればベル
ト蛇行W(t)を求めることができる。
【0014】ベルト蛇行制御を行わない時にはベルト端
部の位置の検出結果は図16に示すようになり、ベルト
は一定速度Vwで蛇行する。つまり以下のように時間t
の関数で表せる。 E0(t)=Vw×t+P(t) ……式15 ここで図17のようにベルトの位置をベルト1回転の時
間0<t<Tの間で考える。上式の両辺をtで微分する
と E0′(t)=Vw+P′(t) ……式16 となり、これを0<t<Tの間で平均すると、P(t)
は周期Tの周期関数なので0となり、次のようになる。
部の位置の検出結果は図16に示すようになり、ベルト
は一定速度Vwで蛇行する。つまり以下のように時間t
の関数で表せる。 E0(t)=Vw×t+P(t) ……式15 ここで図17のようにベルトの位置をベルト1回転の時
間0<t<Tの間で考える。上式の両辺をtで微分する
と E0′(t)=Vw+P′(t) ……式16 となり、これを0<t<Tの間で平均すると、P(t)
は周期Tの周期関数なので0となり、次のようになる。
【0015】
【数1】 となり、ベルト端部の形状P(t)を求めることができ
る。これより計算されるベルト端部の形状P(t)は、
図18のようになる。以上の処理を行ってベルト端部の
形状P(t)を求めてそれをメモリに記憶して、式14
の様に蛇行検知時に同じ位置に対応すベルト端部の形状
P(t)を検知された合成された値E(t)から引くこ
とにより蛇行W(t)を算出することができる。
る。これより計算されるベルト端部の形状P(t)は、
図18のようになる。以上の処理を行ってベルト端部の
形状P(t)を求めてそれをメモリに記憶して、式14
の様に蛇行検知時に同じ位置に対応すベルト端部の形状
P(t)を検知された合成された値E(t)から引くこ
とにより蛇行W(t)を算出することができる。
【0016】
【実施例】複数のトナ−像を順次重ねるカラ−画像形成
装置(タンデム型カラープリンタ、図9参照)の用紙搬
送ベルトに本発明を用いた実施例を述べる。実施例1 この実施例はベルト搬送方向にマ−クとなるホ−ルを設
けて、マ−クの通過をセンサにより検知し、通過時間に
よりベルトの位置を算出する方法を採用している。ベル
ト10には図1に示すような、ベルト搬送方向に対して
斜辺が45度の角度をなす直角二等辺三角形状のホール
15が1つあけられている。ホ−ル(マ−ク)はベルト
11の搬送方向(矢印方向)に対してその長さ寸法を次
第に長くしている。ベルト搬送装置に設けられているホ
ール15を検知するホールセンサ16の、センサ検知信
号は図2に示すタイミングで時間tsの間、出力され
る。この信号が入力された制御装置は、検知信号に基づ
いてベルトの位置の修正を行う。
装置(タンデム型カラープリンタ、図9参照)の用紙搬
送ベルトに本発明を用いた実施例を述べる。実施例1 この実施例はベルト搬送方向にマ−クとなるホ−ルを設
けて、マ−クの通過をセンサにより検知し、通過時間に
よりベルトの位置を算出する方法を採用している。ベル
ト10には図1に示すような、ベルト搬送方向に対して
斜辺が45度の角度をなす直角二等辺三角形状のホール
15が1つあけられている。ホ−ル(マ−ク)はベルト
11の搬送方向(矢印方向)に対してその長さ寸法を次
第に長くしている。ベルト搬送装置に設けられているホ
ール15を検知するホールセンサ16の、センサ検知信
号は図2に示すタイミングで時間tsの間、出力され
る。この信号が入力された制御装置は、検知信号に基づ
いてベルトの位置の修正を行う。
【0017】次に制御装置におけるベルト位置の制御を
図4に示す制御ブロックにより説明する。ホ−ルセンサ
16がホ−ルを検出した検出信号から、蛇行位置検出回
路61がベルト位置(蛇行)を検出し、蛇行検出値から
蛇行速度算出回路62により蛇行速度を算出する。蛇行
修正量算出回路63において、蛇行位置検出回路61か
らの情報と、蛇行速度値とにより、ベルト位置の修正量
を算出する。算出された修正量により、蛇行修正モ−タ
駆動回路64が蛇行修正駆動モ−タ50に所定量の駆動
指令を出力し、駆動モ−タ50が作動する。
図4に示す制御ブロックにより説明する。ホ−ルセンサ
16がホ−ルを検出した検出信号から、蛇行位置検出回
路61がベルト位置(蛇行)を検出し、蛇行検出値から
蛇行速度算出回路62により蛇行速度を算出する。蛇行
修正量算出回路63において、蛇行位置検出回路61か
らの情報と、蛇行速度値とにより、ベルト位置の修正量
を算出する。算出された修正量により、蛇行修正モ−タ
駆動回路64が蛇行修正駆動モ−タ50に所定量の駆動
指令を出力し、駆動モ−タ50が作動する。
【0018】このように制御される蛇行制御機構を図5
により説明する。蛇行制御機構はベルト搬送装置の蛇行
修正ロ−ル14に配設されている。ベルト11を方向D
に搬送する搬送装置において、作動信号により作動する
モ−タ50は、例えばカム軸51をA方向に回転させ
る。カム軸51の回転に伴い、蛇行修正ロ−ル14の一
端を支持する第1の支持ア−ム52がB方向に回動す
る。そして、第1の支持ア−ム52に対応する位置に配
設し、蛇行修正ロ−ル14の反対側の端を支持する第2
の支持ア−ム53が逆方向のC方向に回動する。蛇行修
正ロ−ル14に支持されているベルト11はE方向に移
動する。このように、ロ−ル14の軸方向の傾きを張力
印加方向に対して直角方向に傾けることにより、ベルト
11の中心位置がロ−ル14の中心位置となるように修
正される。ここで、この実施例はベルト11の周長Lを
直径Dの駆動ロール周長πDに対して整数倍の長さとし
ている。つまりL=n×πD(nは自然数)の関係にな
っている。ベルト11の周長Lが駆動ロール周長πDの
整数倍となっているので、前記式8が成立ち、駆動ロー
ルによるベルト表面速度変動の蛇行検知への影響は毎回
転おなじになる。したがって駆動ロールによるベルト表
面速度変動の影響は小さくなってほとんど無視すること
ができる。また、ベルト上1ヶ所のホールだけでなく、
図3のようにベルト全周にわたって、ホール(またはマ
ーク)を設けて、連続的に蛇行を検知する場合もホール
間隔H1=nπDとすることにより同様の効果が得られ
る。
により説明する。蛇行制御機構はベルト搬送装置の蛇行
修正ロ−ル14に配設されている。ベルト11を方向D
に搬送する搬送装置において、作動信号により作動する
モ−タ50は、例えばカム軸51をA方向に回転させ
る。カム軸51の回転に伴い、蛇行修正ロ−ル14の一
端を支持する第1の支持ア−ム52がB方向に回動す
る。そして、第1の支持ア−ム52に対応する位置に配
設し、蛇行修正ロ−ル14の反対側の端を支持する第2
の支持ア−ム53が逆方向のC方向に回動する。蛇行修
正ロ−ル14に支持されているベルト11はE方向に移
動する。このように、ロ−ル14の軸方向の傾きを張力
印加方向に対して直角方向に傾けることにより、ベルト
11の中心位置がロ−ル14の中心位置となるように修
正される。ここで、この実施例はベルト11の周長Lを
直径Dの駆動ロール周長πDに対して整数倍の長さとし
ている。つまりL=n×πD(nは自然数)の関係にな
っている。ベルト11の周長Lが駆動ロール周長πDの
整数倍となっているので、前記式8が成立ち、駆動ロー
ルによるベルト表面速度変動の蛇行検知への影響は毎回
転おなじになる。したがって駆動ロールによるベルト表
面速度変動の影響は小さくなってほとんど無視すること
ができる。また、ベルト上1ヶ所のホールだけでなく、
図3のようにベルト全周にわたって、ホール(またはマ
ーク)を設けて、連続的に蛇行を検知する場合もホール
間隔H1=nπDとすることにより同様の効果が得られ
る。
【0019】実施例2 実施例1においてはベルト周長Lと駆動ロール径Dの関
係を規制しているため、駆動ロールの径とベルト周長の
制約ができてしまい、装置を小型化する場合問題となっ
てしまう。また実施例1においても駆動ロールによるベ
ルト表面速度変動の影響を完全になくすことができない
ので、駆動ロールによるベルト表面速度変動をある程度
小さくする必要がある。本実施例はその点を改善したも
のである。ベルト20には図6に示すように直径Dの駆
動ロール周長πDの半分の距離H2=πD/2をおいて
2か所にホール25、ホ−ル27を配設する。ベルト搬
送装置にはこのホールを検知するホールセンサが設けら
れている。センサの検知信号の出力タイミングは図7に
示すように、出力信号が時間ts1、ts2間出力され
る。そしてセンサ通過時間ts1、ts2を用いてベルト
位置の検知を行う。ベルトホールの形状が図1に示すよ
うに搬送方向に対して45度の角度をもった形状となっ
ている場合、蛇行(ベルト位置)Xbは次のように計算
される。 Xb=2×V0×(ts1×ts2)/(ts1+ts2) ……式19 これにより蛇行(ベルト位置)修正量を算出して蛇行修
正モーターを駆動し、蛇行修正を行う。上記ホールの距
離(間隔)HはH2=πD/2だけでなく、H2=(2n
−1)πD/2(nは自然数)の関係でもよい。また2
つのホールだけでなく、図8に示すようにベルト20の
端側部に間隔H2=πD/2で複数個のホール(または
マーク)を設けても同様に適用できる。上記実施例にお
いてはベルト上のホール間隔を規定したり、ホ−ルの数
を複数個としたが、ホールを1か所にして、ホールセン
サを複数個設け、センサの間隔を(2n−1)πD/2
にしても同様な効果が得られる。また、これらの蛇行検
知は用紙搬送ベルトのみでなく感光体ベルト、中間体ベ
ルトおよびあらゆるベルト搬送装置の蛇行検知に適用で
きる。
係を規制しているため、駆動ロールの径とベルト周長の
制約ができてしまい、装置を小型化する場合問題となっ
てしまう。また実施例1においても駆動ロールによるベ
ルト表面速度変動の影響を完全になくすことができない
ので、駆動ロールによるベルト表面速度変動をある程度
小さくする必要がある。本実施例はその点を改善したも
のである。ベルト20には図6に示すように直径Dの駆
動ロール周長πDの半分の距離H2=πD/2をおいて
2か所にホール25、ホ−ル27を配設する。ベルト搬
送装置にはこのホールを検知するホールセンサが設けら
れている。センサの検知信号の出力タイミングは図7に
示すように、出力信号が時間ts1、ts2間出力され
る。そしてセンサ通過時間ts1、ts2を用いてベルト
位置の検知を行う。ベルトホールの形状が図1に示すよ
うに搬送方向に対して45度の角度をもった形状となっ
ている場合、蛇行(ベルト位置)Xbは次のように計算
される。 Xb=2×V0×(ts1×ts2)/(ts1+ts2) ……式19 これにより蛇行(ベルト位置)修正量を算出して蛇行修
正モーターを駆動し、蛇行修正を行う。上記ホールの距
離(間隔)HはH2=πD/2だけでなく、H2=(2n
−1)πD/2(nは自然数)の関係でもよい。また2
つのホールだけでなく、図8に示すようにベルト20の
端側部に間隔H2=πD/2で複数個のホール(または
マーク)を設けても同様に適用できる。上記実施例にお
いてはベルト上のホール間隔を規定したり、ホ−ルの数
を複数個としたが、ホールを1か所にして、ホールセン
サを複数個設け、センサの間隔を(2n−1)πD/2
にしても同様な効果が得られる。また、これらの蛇行検
知は用紙搬送ベルトのみでなく感光体ベルト、中間体ベ
ルトおよびあらゆるベルト搬送装置の蛇行検知に適用で
きる。
【0020】実施例3 この実施例を図9を参照して説明する。駆動ロ−ル1
2、テンションロ−ル(蛇行修正ロ−ル)14に張架さ
れるベルト11には画像形成のタイミングのためのホ−
ルを設けると共に、搬送装置にはこのホ−ルを検知する
センサ16が配設されている。さらに、搬送経路途上に
は蛇行検知センサ30が配設されている。蛇行検知セン
サ30は図10に示すように発光素子302と、対応す
る位置に配設する受光素子304とを有し、制御装置の
蛇行検知回路に連絡している。そして、発光素子302
と受光素子304間にベルト11の端部が通過すると、
発光素子302からの光をベルト端部が遮断することに
より、受光素子304に光が到達せず、ベルト11の端
部を測定することができ、ベルト11の端部の位置によ
りベルトの蛇行を検知している。このベルト端部の検知
信号により前述の蛇行制御機構の操作と同様に蛇行修正
ロ−ル14を偏向させ、ベルト11の中心位置を修正す
る。
2、テンションロ−ル(蛇行修正ロ−ル)14に張架さ
れるベルト11には画像形成のタイミングのためのホ−
ルを設けると共に、搬送装置にはこのホ−ルを検知する
センサ16が配設されている。さらに、搬送経路途上に
は蛇行検知センサ30が配設されている。蛇行検知セン
サ30は図10に示すように発光素子302と、対応す
る位置に配設する受光素子304とを有し、制御装置の
蛇行検知回路に連絡している。そして、発光素子302
と受光素子304間にベルト11の端部が通過すると、
発光素子302からの光をベルト端部が遮断することに
より、受光素子304に光が到達せず、ベルト11の端
部を測定することができ、ベルト11の端部の位置によ
りベルトの蛇行を検知している。このベルト端部の検知
信号により前述の蛇行制御機構の操作と同様に蛇行修正
ロ−ル14を偏向させ、ベルト11の中心位置を修正す
る。
【0021】次に蛇行検知および修正の制御を制御フロ
−により説明する(図11、図12参照)。ステップ2
00でスタ−トし、ベルト11が駆動されるとベルトは
一定の速度で蛇行し始める。この初期の蛇行は修正を行
わない。ステップ201でホ−ルセンサ16がONにな
る。しかし、ベルトを張架して最初のベルトの駆動直後
の場合は、蛇行は不安定なので2回目にホ−ルセンサが
ONとなったとき、蛇行検知を開始する。ステップ20
3でベルトの搬送方向の位置に対応する番号nをクリア
する。すなわち、nの値が等しいときベルトは搬送方向
の同じ位置にあることになる。ステップ204で蛇行検
知を行った値をステップ205でメモリE(n0)に記
憶させる。さらに一定時間後に次の蛇行検知E(n1)
を行い、メモリE(n1)にその値を記憶させる。このよ
うに、次のホ−ルセンサがONになるまでnをステップ
207でカウントアップし、この操作をベルト1回転分
繰り返す。例えばこのときの検知結果をグラフに表すと
図13のグラフとなる。そして、ステップ206でホ−
ルセンサがONとなると、ステップ208でベルト端部
の形状(P(n))を算出し、メモリに記憶する。ベルト端
部の形状は前回の検知結果から一定の蛇行速度を差し引
いた値であり、これによると図13に示す検知結果に対
するベルト端部の形状は図14のグラフに示すようにな
る。その後蛇行検知を行い、ベルト端部形状(P(n))を
もとに蛇行位置W(n)を式14により算出し蛇行修正を
行う。
−により説明する(図11、図12参照)。ステップ2
00でスタ−トし、ベルト11が駆動されるとベルトは
一定の速度で蛇行し始める。この初期の蛇行は修正を行
わない。ステップ201でホ−ルセンサ16がONにな
る。しかし、ベルトを張架して最初のベルトの駆動直後
の場合は、蛇行は不安定なので2回目にホ−ルセンサが
ONとなったとき、蛇行検知を開始する。ステップ20
3でベルトの搬送方向の位置に対応する番号nをクリア
する。すなわち、nの値が等しいときベルトは搬送方向
の同じ位置にあることになる。ステップ204で蛇行検
知を行った値をステップ205でメモリE(n0)に記
憶させる。さらに一定時間後に次の蛇行検知E(n1)
を行い、メモリE(n1)にその値を記憶させる。このよ
うに、次のホ−ルセンサがONになるまでnをステップ
207でカウントアップし、この操作をベルト1回転分
繰り返す。例えばこのときの検知結果をグラフに表すと
図13のグラフとなる。そして、ステップ206でホ−
ルセンサがONとなると、ステップ208でベルト端部
の形状(P(n))を算出し、メモリに記憶する。ベルト端
部の形状は前回の検知結果から一定の蛇行速度を差し引
いた値であり、これによると図13に示す検知結果に対
するベルト端部の形状は図14のグラフに示すようにな
る。その後蛇行検知を行い、ベルト端部形状(P(n))を
もとに蛇行位置W(n)を式14により算出し蛇行修正を
行う。
【0022】ベルト端部形状(P(n))はベルトを交換し
なければ変化しない。そこで、通常の場合にはこれから
の蛇行検知は図12に示す制御フロ−によって行われ
る。ステップ210でスタ−トし、ステップ211でホ
−ルセンサ211がONすると、ステップ203でベル
トの搬送方向の位置に対応する番号nをクリアする。ス
テップ213で蛇行検知を開始し、ステップ214で蛇
行位置W(n)を算出する。この蛇行位置をもとに蛇行速
度を算出して両方の算出結果から蛇行速度を遅くして、
所望の蛇行位置で安定させるための蛇行修正量を算出す
る。そして、蛇行修正回路Fに制御指令を出力し、ステ
ップ215で修正処理が終わり、ステップ217で終了
する。継続的に蛇行検知を行う場合にはステップ216
でホ−ルセンサがONになるまで、ステップ212から
繰り返す。蛇行修正回路Fでは指令された修正量だけ蛇
行修正モ−タを駆動する。そして、前述と同様の蛇行修
正機構によりベルトの位置を修正する。
なければ変化しない。そこで、通常の場合にはこれから
の蛇行検知は図12に示す制御フロ−によって行われ
る。ステップ210でスタ−トし、ステップ211でホ
−ルセンサ211がONすると、ステップ203でベル
トの搬送方向の位置に対応する番号nをクリアする。ス
テップ213で蛇行検知を開始し、ステップ214で蛇
行位置W(n)を算出する。この蛇行位置をもとに蛇行速
度を算出して両方の算出結果から蛇行速度を遅くして、
所望の蛇行位置で安定させるための蛇行修正量を算出す
る。そして、蛇行修正回路Fに制御指令を出力し、ステ
ップ215で修正処理が終わり、ステップ217で終了
する。継続的に蛇行検知を行う場合にはステップ216
でホ−ルセンサがONになるまで、ステップ212から
繰り返す。蛇行修正回路Fでは指令された修正量だけ蛇
行修正モ−タを駆動する。そして、前述と同様の蛇行修
正機構によりベルトの位置を修正する。
【0023】次に蛇行修正を行う制御を制御装置のブロ
ック図(図15)で説明する。ホ−ルセンサ16からの
検出信号と、蛇行検知センサ30からの検出信号によ
り、ベルト端部検出回路71がベルト端部を検出し、ベ
ルト形状算出回路72で算出した値とをメモリ73に記
憶させる。次回に検出された信号に基づいてベルト端部
検出回路71で検出された値とメモリ73で記憶された
値とから蛇行位置算出回路74で蛇行位置を算出し、こ
の値により蛇行速度算出回路75で算出された蛇行速度
と蛇行位置の算出値により蛇行修正量算出回路76で蛇
行修正値を算出し、蛇行修正モ−タ50の駆動回路77
からの修正値にみあった駆動指令によって、蛇行修正モ
−タ50が作動し、蛇行修正ロ−ル14を偏けてベルト
11の中心位置を修正する。
ック図(図15)で説明する。ホ−ルセンサ16からの
検出信号と、蛇行検知センサ30からの検出信号によ
り、ベルト端部検出回路71がベルト端部を検出し、ベ
ルト形状算出回路72で算出した値とをメモリ73に記
憶させる。次回に検出された信号に基づいてベルト端部
検出回路71で検出された値とメモリ73で記憶された
値とから蛇行位置算出回路74で蛇行位置を算出し、こ
の値により蛇行速度算出回路75で算出された蛇行速度
と蛇行位置の算出値により蛇行修正量算出回路76で蛇
行修正値を算出し、蛇行修正モ−タ50の駆動回路77
からの修正値にみあった駆動指令によって、蛇行修正モ
−タ50が作動し、蛇行修正ロ−ル14を偏けてベルト
11の中心位置を修正する。
【0024】
【発明の効果】本発明による無端ベルトの搬送装置にお
いて、駆動ロールの速度変動によるベルト位置(蛇行)
検知への影響を,少なくまたはなくすことが簡単な構成
で可能であり、高精度の蛇行検知が可能になる。これを
もとにベルト位置の修正制御を行う場合、制御精度が向
上し、安定するまでの時間の短縮および蛇行の小さいベ
ルト搬送が可能となる。これを電子写真方式の画像形成
装置のベルト搬送装置に応用すると像ずれのない安定し
た画像が得られる。とくにカラー画像形成装置の場合色
ズレのない高画質が得られる。
いて、駆動ロールの速度変動によるベルト位置(蛇行)
検知への影響を,少なくまたはなくすことが簡単な構成
で可能であり、高精度の蛇行検知が可能になる。これを
もとにベルト位置の修正制御を行う場合、制御精度が向
上し、安定するまでの時間の短縮および蛇行の小さいベ
ルト搬送が可能となる。これを電子写真方式の画像形成
装置のベルト搬送装置に応用すると像ずれのない安定し
た画像が得られる。とくにカラー画像形成装置の場合色
ズレのない高画質が得られる。
【0025】また、特に、マーク(またはセンサ)の間
隔をロール周長の半分の奇数倍としたベルト搬送装置に
おいては、ベルト周長を駆動ロール周長と無関係に決定
できるので装置の小型化を検討するときの制約が少なく
なる。また、駆動ロールによる表面速度の影響がなくな
るので、駆動ロールの精度をあまり高くする必要がなく
なる。
隔をロール周長の半分の奇数倍としたベルト搬送装置に
おいては、ベルト周長を駆動ロール周長と無関係に決定
できるので装置の小型化を検討するときの制約が少なく
なる。また、駆動ロールによる表面速度の影響がなくな
るので、駆動ロールの精度をあまり高くする必要がなく
なる。
【0026】また、連続的にベルト位置を検出する検知
手段を有するベルト搬送装置においては、ベルト端部の
直線精度に影響されることなく高精度な蛇行検知が可能
になり、蛇行検知の応答性が大きく向上し、蛇行修正時
間の短縮,制御精度の向上が得られる。
手段を有するベルト搬送装置においては、ベルト端部の
直線精度に影響されることなく高精度な蛇行検知が可能
になり、蛇行検知の応答性が大きく向上し、蛇行修正時
間の短縮,制御精度の向上が得られる。
【図1】 ベルトの一部分の平面図。
【図2】 センサの出力タイミング。
【図3】 ベルトのマーク配設の他の実施例。
【図4】 制御装置の制御ブロック図。
【図5】 蛇行制御機構の説明図。
【図6】 ベルトの斜視図。
【図7】 センサの出力タイミング。
【図8】 ベルトホールの他の実施例。
【図9】 ベルト搬送装置の概略図。
【図10】 蛇行検知センサの説明図。
【図11】 蛇行検知制御フロ−。
【図12】 蛇行修正制御フロ−。
【図13】 ベルト一回転の蛇行検知結果を示すグラ
フ。
フ。
【図14】 ベルト一回転のベルト端部形状の算出結果
を示すグラフ。
を示すグラフ。
【図15】 制御装置の制御ブロック図。
【図16】 ベルト一回転の蛇行検知例を示すグラフ。
【図17】 ベルト一回転のベルト位置の検知例を示す
グラフ。
グラフ。
【図18】 ベルト一回転のベルト端部形状例を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図19】 ロ−パスフイルタによる処理をしたベルト
位置を示すグラフ。
位置を示すグラフ。
【図20】 ベルト一回転に一回ベルト位置の検知を行
った場合の検知結果を示すグラフ。
った場合の検知結果を示すグラフ。
【図21】 駆動ロ−ルの周波数を表すグラフ。
【図22】 ベルト位置修正を行った場合のベルト位置
の検知結果を示すグラフ。
の検知結果を示すグラフ。
【図23】 従来のベルト位置検出方法による検出結果
を示すグラフ。
を示すグラフ。
11、20 ベルト、 12 駆動ロ−ル、 14 蛇
行修正ロ−ル、 15、25、27 マ−ク、 16
ホ−ルセンサ、 30 蛇行検知センサ、50 蛇行修
正モ−タ。
行修正ロ−ル、 15、25、27 マ−ク、 16
ホ−ルセンサ、 30 蛇行検知センサ、50 蛇行修
正モ−タ。
Claims (10)
- 【請求項1】 駆動ロ−ルを有するロ−ル間に張架する
無端ベルトの搬送途上にベルト位置検出手段を配設し、
ベルト位置検出手段からの検出信号によりベルト位置の
制御信号を出力する制御装置を備えたベルト搬送装置に
おいて、 無端ベルトの周長と駆動ロ−ルの周長の比を整数比とす
ると共に、ベルト上面にベルト幅方向に応じてベルト搬
送方向に長さの異なるマークを配設し、 ベルト位置検出手段はベルト上のマ−クの通過を検知す
ると共に、制御装置はマ−ク通過時間からベルト位置を
算出し、ベルト位置を制御する制御回路を備えたベルト
搬送装置。 - 【請求項2】 ベルト上のマークは駆動ロールの周長の
整数倍の距離をあけて複数個設けた請求項1記載のベル
ト搬送装置。 - 【請求項3】 ベルト上のマークを検知するセンサは駆
動ロールの周長寸法の整数倍の距離をあけて複数個所に
設けたことを特徴とする請求項1記載のベルト搬送装
置。 - 【請求項4】 駆動ロ−ルを有するロ−ル間に張架する
無端ベルトの搬送途上にベルト位置検出手段を配設し、
ベルト位置検出手段からの検出信号によりベルト位置の
制御信号を出力する制御装置を備えたベルト搬送装置に
おいて、 ベルト上面にベルト幅方向に応じてベルト搬送方向に長
さの異なるマークを、駆動ロールの周長寸法の半分の寸
法の奇数倍の距離をあけて複数個配設し、 ベルト位置検出手段はベルト上のマ−クの通過を検知す
ると共に、制御装置はマ−ク通過時間からベルト位置を
算出し、ベルト位置を制御する制御回路を備えたベルト
搬送装置。 - 【請求項5】 ベルト上のマークを検知するセンサは駆
動ロールの周長寸法の半分の寸法の奇数倍の距離をあけ
て複数個設けたことを特徴とする請求項4記載のベルト
搬送装置。 - 【請求項6】 制御装置は複数のセンサからの出力信号
をもとに駆動ロールによる表面速度変動を打ち消すよう
に、ベルト位置の移動量を算出する請求項4または請求
項5記載のベルト搬送装置。 - 【請求項7】 制御装置は2つのセンサ出力信号の平均
値により駆動ロールによる表面速度変動を打ち消すベル
ト位置の移動量を算出する請求項6記載のベルト搬送装
置。 - 【請求項8】 駆動ロ−ルを有するロ−ル間に張架する
無端ベルトの搬送途上にベルト位置検出手段を配設し、
ベルト位置検出手段からの検出信号によりベルト位置の
制御信号を出力する制御装置を備えたベルト搬送装置に
おいて、 ベルト位置検出手段は連続的にベルト位置検出信号を出
力すると共に、制御装置は少なくともベルト一周の間、
ベルト搬送方向の位置に対応したベルト位置を測定値と
してメモリに記憶し、次回からのベルト位置検知時にメ
モリ上のベルト搬送方向の位置に対応する値と比較しな
がらベルト位置制御を行なうベルト搬送装置。 - 【請求項9】 制御装置はベルト位置をメモリに記憶す
るための測定の際にベルト位置制御信号を出力しない請
求項8記載のベルト搬送装置。 - 【請求項10】 制御装置はメモリに記憶した値をベル
ト搬送方向の位置に対して微分した値のベルト一周の間
の平均値が0になるよう処理を行う請求項8記載のベル
ト搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04302241A JP3084588B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | ベルト搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04302241A JP3084588B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | ベルト搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144631A JPH06144631A (ja) | 1994-05-24 |
JP3084588B2 true JP3084588B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=17906655
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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---|---|
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---|---|---|---|---|
JP3481519B2 (ja) | 1999-09-17 | 2003-12-22 | 富士通株式会社 | 画像形成装置 |
JP2004012549A (ja) | 2002-06-03 | 2004-01-15 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成の色ずれ検出方法、その装置及びカラー画像形成装置 |
JP2005081591A (ja) * | 2003-09-05 | 2005-03-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録装置 |
WO2005097510A1 (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-20 | Seiko Epson Corporation | 印刷装置 |
JP4622400B2 (ja) * | 2004-09-08 | 2011-02-02 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像記録装置 |
JP4626240B2 (ja) * | 2004-09-17 | 2011-02-02 | 富士ゼロックス株式会社 | ベルト駆動装置、および画像形成装置 |
JP2006099008A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置のベルト循環装置 |
KR100736929B1 (ko) * | 2006-01-13 | 2007-07-10 | 삼성전자주식회사 | 전사위치 제어장치, 그것을 구비하는 화상형성장치 및 그전사위치 제어방법 |
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