JP3084473U - キャスター - Google Patents

キャスター

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JP3084473U
JP3084473U JP2001005814U JP2001005814U JP3084473U JP 3084473 U JP3084473 U JP 3084473U JP 2001005814 U JP2001005814 U JP 2001005814U JP 2001005814 U JP2001005814 U JP 2001005814U JP 3084473 U JP3084473 U JP 3084473U
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caster
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衛 雄島
進 井上
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Yuei Caster Co Ltd
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Yuei Caster Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造で、台車本体等に簡易且つ確実に
設置固定できるキャスターの提供。 【解決手段】 ボルト部9を備え、このボルト部9を台
車本体等の被取付体にねじ込んで取り付けられるキャス
ターである。ボルト部9の基端部には、フランジ8が設
けられており、このフランジ8には、被取付体への接触
側となる面に、鋸歯状のセレイト11が形成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、台車等の下部に設置されるキャスターに関し、特に台車本体等への 取付構造に特徴を有するキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
台車本体等の被取付体にキャスターを取り付けるために、キャスターにボルト 部を設けておき、このボルト部を被取付体にねじ込んで固定することが行われて いる。この際、従来は、ボルト部にバネ座金を通してねじ込むことで、ゆるみ止 めを図っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、キャスターごとに一つ一つ、ボルト部にバネ 座金を差し込む必要があり、手間がかかるのみならず、コスト高を招くものであ った。
【0004】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、簡易な 構造で、被取付体にキャスターを簡単に設置でき、しかも取付後にはボルトが緩 むことなく、確実に固定されるキャスターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のキャスターは、ボルト部を備え、このボ ルト部を台車本体等の被取付体にねじ込んで取り付けられるキャスターであって 、ボルト部の基端部には、フランジが設けられており、このフランジには、被取 付体への接触側となる面に、鋸歯状のセレイトが形成されていることを特徴とす る。
【0006】 また、好ましくは上記構成に加えて、車輪を回転自在に保持する本体フレーム と、上下方向中央部に前記フランジが設けられ、そのフランジより上部が前記ボ ルト部とされ、そのフランジより下部が軸部とされた主軸とを備え、前記主軸の 軸部に、本体フレームが旋回可能に保持されてなることを特徴とするキャスター である。
【0007】 さらに好ましくは上記構成に加えて、前記主軸は、長手方向一端側にねじが切 られた軸に、セレイト付きフランジを一体形成されたナットがねじ込まれて固定 されてなることを特徴とするキャスターである。
【0008】 或いは、上記いずれかの構成に加えて、前記セレイトは、前記フランジの周方 向に一定間隔で形成された多数の歯状部からなり、この各歯状部は、ボルト部の 締め込み方向に行くに従って下方に傾斜する傾斜面と、その傾斜面の基端縁に形 成された略垂直面とからなる断面略直角三角形状に上方に突出形成されてなるこ とを特徴とするキャスターである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案のキャスターについて、更に詳細に説明する。 図1及び図2は、本考案のキャスターの一実施例を示す図であり、図1は一部 を断面にした側面図、図2は正面視縦断面図である。また、図3は、後述する主 軸1の斜視図であり、図4はその主軸1の本体フレーム2への取付状態を示す縦 断面図である。
【0010】 本実施例のキャスターは、台車本体等の被取付体に取り付けられて使用される ものである。キャスターは、被取付体へ固定する際に利用される主軸1と、この 主軸1に対し旋回自在に設けられる本体フレーム(ヨーク)2と、この本体フレ ーム2に回動自在に保持される車輪3とを備えて構成される。
【0011】 本実施例の本体フレーム2は、下方に開放した断面略半円筒形状に形成され、 その幅方向中央部には、略逆T字状にアーム4が設けられている。つまり、図示 例のアーム4は、本体フレーム2の略半円筒形状の曲率中心に向けて、図1にお いて本体フレーム2の左右及び上下方向に形成されている。
【0012】 本体フレーム2のアーム4が集結する中央部(略半円筒形状の曲率中心部)に は、図2に示すように左右方向外側に貫通して略円筒形状のボス部5が一体形成 されている。そして、このボス部5には、車軸6が回転可能に差し込まれて保持 される。
【0013】 本体フレーム2のボス部5に保持された車軸6は、ボス部5の左右から左右方 向外側に均等に突出され、その各突出部にはそれぞれ車輪3,3がはめ込まれる 。本実施例の車輪3は、一端面3aが閉塞された略円筒形状とされ、その一端面 (閉塞面)3aの中央部には、他端側に向けてボス部3bが一体形成されている 。このボス部3bは、外周円筒面3cよりも軸方向外側に突出されている。なお 、車輪3の外周壁3c内面とボス部3bとは、車輪3の周方向に所定間隔で形成 されたアーム3dにて補強されている。このアーム3dは、車輪3の前記一端面 3aと一体形成されている。
【0014】 このような構成の車輪3は、そのボス部3bに車軸6の端部がはめ込まれて固 定される。これにより、本体フレーム2に、車輪3が回転自在に保持されること になる。本体フレーム2への車輪3の取付状態では、図2に示すように、本体フ レーム2の略半円筒壁にて、車輪3の略上半分の円筒面が覆われることになる。 なお、本体フレーム2の略半円筒壁と車輪3の外周円筒面とは同心に配置されて いる。
【0015】 図1において、本体フレーム2の中央よりやや左側には、主軸1が回転自在に 保持される。本実施例の主軸1は、図3に示すように、軸材の上下方向中央部に フランジ8付きのナット7が固定されたような形状とされ、そのフランジ8より 上方の主軸には、ボルト部(ねじ部)9が形成されている。また、ナット7より 下方の主軸は、丸棒状の軸部10とされ、その一部には周方向に沿って凹溝10 aが形成されている。
【0016】 主軸1は、本体フレーム2に形成された主軸取付用の軸穴2aに無理ばめされ て取り付けられる(図4)。すなわち、本体フレーム2には、上方に開口して軸 穴2aが形成されている。そして、この軸穴2aの内周面の一部には、径方向内 側に突出して凸部2bが一体形成されているので、この凸部2bが主軸1の前記 凹溝10aに対応するように、軸穴2aに主軸1をはめ込めばよい。これにより 、凸部2bと凹溝10aとが係合して、軸穴2aから主軸1が抜けるのが防止さ れる。しかも、凹溝10aが軸部1の周方向に連続形成されているので、主軸1 周りに本体フレーム2が旋回自在となる。
【0017】 主軸1の長手方向中央部に設けられるナット7は、主軸1のボルト部9にナッ トを締め込むことで固定してもよいし、主軸1と一体的にナット状部を形成して もよい。ナット7には、上面にフランジ部8が一体形成されている。このフラン ジ部8は、ナット7本体よりも径方向外側に突出形成された略円板状とされてい る。
【0018】 ナット7のフランジ部8の上面には、ギザギザの多数の鋸歯状セレイト11, 11…が一体形成されている。つまり、セレイト11は、フランジ部8の周方向 に一定間隔で形成された多数の歯状部11からなる。本実施例では、各歯状部1 1は、ボルト部9の締め込み方向に行くに従って下方に傾斜する傾斜面11aと 、その傾斜面11aの基端縁(ボルト弛緩方向端縁)に形成された略垂直面11 bとからなる断面略直角三角形状に上方に突出形成されてなる(図4)。
【0019】 上記構成のキャスターは、ラックや台車本体等の被取付体に、ボルト部9をね じ込まれて固定されて使用される。主軸1のボルト部9の基端側に配置されたナ ット7には、セレイト11が形成されているので、バネ座金を用いることなく取 り付けても、ボルト部9が緩むことなく、キャスターは被取付体に確実に固定さ れる。よって、部品点数の低減と、取付作業の容易化、それらに基づくコスト低 減を図ることができる。
【0020】 なお、本考案のキャスターは、上記実施例の構成に限らず適宜変更可能である 。特に、上記実施例では、双輪のキャスターに適用した例について説明したが、 本考案のキャスター取付構造は、図示例のキャスターに限らず、各種のキャスタ ーの取り付けに適用できるのは言うまでもない。
【0021】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のキャスターによれば、簡易な構造で、被取付体 にキャスターを簡単に設置でき、しかも取付後にはボルトが緩むことなく、確実 に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキャスターの一実施例を示し、一部を
断面にした側面図である。
【図2】図1のキャスターの正面視縦断面図である。
【図3】図1のキャスターの主軸の斜視図である。
【図4】図3の主軸の本体フレームへの取付状態を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 本体フレーム 3 車輪 7 ナット 8 フランジ 9 ボルト部 10 軸部 11 セレイト(歯状部) 11a 傾斜面 11b 略垂直面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト部を備え、このボルト部を台車本
    体等の被取付体にねじ込んで取り付けられるキャスター
    であって、 ボルト部の基端部には、フランジが設けられており、 このフランジには、被取付体への接触側となる面に、鋸
    歯状のセレイトが形成されていることを特徴とするキャ
    スター。
  2. 【請求項2】 車輪を回転自在に保持する本体フレーム
    と、 上下方向中央部に前記フランジが設けられ、そのフラン
    ジより上部が前記ボルト部とされ、そのフランジより下
    部が軸部とされた主軸とを備え、 前記主軸の軸部に、本体フレームが旋回可能に保持され
    てなることを特徴とする請求項1に記載のキャスター。
  3. 【請求項3】 前記主軸は、長手方向一端側にねじが切
    られた軸に、セレイト付きフランジを一体形成されたナ
    ットがねじ込まれて固定されてなることを特徴とする請
    求項2に記載のキャスター。
  4. 【請求項4】 前記セレイトは、前記フランジの周方向
    に一定間隔で形成された多数の歯状部からなり、 この各歯状部は、ボルト部の締め込み方向に行くに従っ
    て下方に傾斜する傾斜面と、その傾斜面の基端縁に形成
    された略垂直面とからなる断面略直角三角形状に上方に
    突出形成されてなることを特徴とする請求項2又は請求
    項3に記載のキャスター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013532097A (ja) * 2010-07-09 2013-08-15 ズートハウス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト スーツケース、荷物、搬送容器等用の旋回キャスタ

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