JP3084048B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルInfo
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Description
ディスプレイパネル(PDP)に関する。
ち、表示装置としての用途を拡げつつある。これにとも
なって、表示が明るく視認性が良いこと、信頼性が高い
ことが望まれている。
や図形を表示するドットマトリクス表示方式のPDPは、
表示側及び背面側の一対のガラス基板を放電空間を設け
て対向配置し、格子状に配列した電極群の各交差部又は
その近傍に画定された各放電セルを選択的に放電させる
ように構成されている。
で、表示側のガラス基板に設ける電極をネサ膜やITO膜
などの半導体薄膜からなる透明電極とするのが有利であ
る。
抗であるので、透明電極のみでは表示画面の周縁部と中
央部との電位差が大きくなり、表示画面の全面にわたっ
て均一な放電特性を得ることが困難となる。
されているように、透明電極より幅の小さい帯状の金属
補助電極(バス電極)を透明電極に重なるように添わ
せ、これら透明電極とバス電極とを表示用電極として設
けることによって放電特性の均一化が図られている。
分斜視図である。表示用電極11Jは、表示側のガラス基
板10上に形成された酸化錫膜からなる帯状の透明電極13
Jと、透明電極13J上に全体が重なるように形成されたバ
ス電極15Jとから構成されており、表示用電極11Jの一端
には、外部の駆動回路と接続するための端子となる膨大
部110Jが設けられている。
電極13Jとバス電極15Jとの2層構造となっている。つま
り、剥離の発生部位である層間界面が、ガラス基板10と
の界面を含めて合計2面ある。
となる端部において、密着強度が他方より小さい一方の
界面で剥離が生じ易い、すなわちバス電極15Jの透明電
極13Jからの剥離、又は透明電極13Jのガラス基板10から
の剥離が生じて表示用電極11Jが断線し易いという問題
があった。
造条件の影響を受け易く、透明電極13Jに強固に密着す
るバス電極15Jを定常的に得ることが困難であるという
問題もあった。
しての金属電極とからなる表示用電極の剥離による断線
を可及的に防止し、信頼性の向上を図ることを目的とし
ている。
に金属からなるバス電極を重ねてなる複数本の表示用電
極を有し、隣接する表示用電極間で面放電を生じさせる
形式であって、前記表示用電極のうちの端子部形成のた
めに表示領域外に導出された一方の端部では、前記バス
電極のみが前記透明電極の端部より延長して前記透明基
板上に直接に設けられ、当該バス電極のうちの前記透明
電極の端部から離れかつ膨大化した端部に外部接続のた
めの端子部が形成され、かつ隣接する表示用電極どうし
では互いに反対側の端部に端子部が形成されてなるもの
である。
は、前記透明電極上に設けられた補助導体部と、前記透
明電極の一方の端部より延長して表示領域外に導出さ
れ、かつ前記透明基板上に直接に設けられた端部導出部
と、前記透明電極の延長方向に沿った辺部の少なくとも
一部を被覆するように設けられて前記補助導体部と前記
端部導出部とを一体化する連結部とから構成され、前記
バス電極における前記端部導出部のうちの前記透明電極
の端部から離れかつ膨大化した端部に、外部接続のため
の端子部が形成され、かつ隣接する表示用電極どうしで
は互いに反対側の端部に端子部が形成されてなる。
に金属からなるバス電極を重ねてなる複数本の表示用電
極を有し、前記バス電極と前記透明電極との間に、両電
極の接合を強固にしかつ両電極を容量結合によって電気
的に接続する二酸化珪素膜が介在してなるものである。
5bが、透明電極13に対してその延長方向に突出して透明
基板10上に直接に設けられ、剥離の発生部位である層間
界面が1面となる。
体部16a,16bとを一体化する連結部18a,18bは、透明電極
13の延長方向に沿って設けられる。すなわち、透明基板
10と透明電極13との間の段差に対するバス電極15a,15b
による被覆は、被覆距離を透明電極13の幅以上とするこ
とが可能な透明電極13の延長方向に沿って行われる。
上に設けられる。透明電極13cと二酸化珪素膜19の接合
力、及び二酸化珪素膜19と金属補助電極15cの接合力は
ともに大きい。金属補助電極15cと透明電極13cとは、容
量結合によって導通する。
は、表示側のガラス基板10と背面側のガラス基板20とを
所定間隔を設けて対向配置した面放電型のドットマトリ
クス表示形式のPDPである。表示側のガラス基板10の内
面には、発光のための主放電セルを画定する一対の主放
電電極11,11が、表示用電極として横(X)方向に互い
に平行に複数対配列され、背面側のガラス基板20の内面
には、発光させるドットを選択するためのアドレス電極
22が縦(Y)方向に配列されている。
よって囲まれた表示領域E1の内部からガラス電極10,20
の外縁部に導出されており、特にPDP1では、駆動回路と
の接続を容易とするため、対となる主放電電極11,11の
一方及び他方がガラス基板10の両側の外縁部に振り分け
て導出されている。また、各ガラス基板10,20の外縁部
には、フレキシブルケーブルなどによって図示しない駆
動回路と接続するために、主放電電極11及びアドレス電
極22を膨大させた端子部110,220が設けられている。
す斜視図であり、第5図の破線で囲んだ部分を拡大して
示すものである。 第1図において、主放電電極11は、幅が例えば160μ
mとされた帯状の透明電極13と、透明電極13にその延長
方向(以下「X方向」という)に沿って重ねられたバス
電極15とから構成されている。透明電極13は、厚さが80
0Å程度の酸化錫膜(ネサ膜)のパターンニングにより
形成される。
その突出した部分は、端子部110を含めてガラス基板10
の上に直接に設けられている。このようなバス電極は、
透明電極13を形成した後に、スパッタリング蒸着によっ
てクロム、銅、クロムを順に積層し、その金属薄膜(厚
さは1.2μm程度)をフォトリソグラフィ法によってパ
ターンニングすることによって形成される。
て構成されており、剥離の生じる界面は、ガラス基板10
とバス電極15との界面のみとなり、また、クロム−銅−
クロムの金属薄膜とガラスとの密着力が大きいことと相
まって、通常の使用環境間下における主放電電極11の剥
離はほぼ抑えられる。
を示す斜視図、第3図は本発明の第3実施例の主放電電
極11bの構造を示す斜視図である。これらの図におい
て、第1図と同一の機能を有する構成要素には同一の符
号を付してある。
電極15aとからなり、バス電極15aは、表示の輝度を高め
るために透明電極13より小さい幅とされた帯状の補助導
体部16a、ガラス基板10上に直接に設けられた端部導出
部17a、及びこれら補助導体部16aと端部導出部17aとを
一体化する連結部18aから構成されている。
は、第1実施例の主放電電極11に対して、透明電極13の
端部におけるバス電極15aによる被覆の形態に特徴を有
する。すなわち、連結部18aは、透明電極13のX方向に
沿った側辺13s及びX方向の端辺13rを平面視形状がL字
状となる範囲に渡って被覆するようにパターンニングさ
れている。
aによって被覆される部分の長さを透明電極13の幅以上
とすることができる。したがって、金属薄膜又はレジス
ト層のステップカバレッジ(段差の被覆状態)の不良に
より、主放電電極11aのパターンニング時にエッチング
液が被覆部に滲み込みんだ場合であっても、エッチング
の進行が被覆距離の全長にまで達することはなく、主放
電電極11aの断線には至らない。
ス電極15bとからなり、バス電極15bは、補助導体部16
b、端部導出部17b、及び連結部18bから構成されてい
る。連結部18bは、透明電極13のX方向に沿った側縁13s
及びX方向の端縁13rを平面視形状がU字状となる範囲
に渡って被覆するようにパターンニングンされている。
を示す斜視図である。第4図において、PDP1cの主放電
電極11cは、透明電極13cとバス電極15cとから構成さ
れ、バス電極15cは、クロム−銅−クロムの三層構造と
され、透明電極13cを被覆する二酸化珪素(SiO2)膜19
上に設けられている。また、二酸化珪素膜19は、膜厚が
数μm程度とされ、例えばスパッタリング蒸着によって
形成される。このような二酸化珪素膜19は、バス電極15
c、透明電極13c、及びガラス基板10のそれぞれとの密着
力が大きいので、PDP1cでは、透明電極13cとバス電極15
cとの接合が強固となるとともに、透明電極13cとガラス
基板10との接合強度も増す。したがって、バス電極15c
又は透明電極13cの剥離による主放電電極11cの断線が防
止される。
駆動型であって、主放電電極11cには交流電圧が印加さ
れるので、容量結合によってバス電極15cと透明電極13c
が電気的に接続される。
cを例示したが、バス電極を透明電極より延長して基板
に接合すること、及び第4実施例のように二酸化珪素を
介在させることは、対向放電形式のPDPにおける電極剥
離の防止にも有効である。
の補助としてのバス電極とからなる表示用電極の剥離に
よる断線を可及的に防止することができ、プラズマディ
スプレイパネルの信頼性を高めることができる。
の段差部で生じる金属電極の断線を防止することができ
る。 加えて、請求項1又は請求項2の発明によれば、表示
用電極の端子部の面積および端子部の配列間隔を十分に
大きくして外部接続の信頼性を高めることが容易とな
る。
視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】透明基板上に、透明電極に金属からなるバ
ス電極を重ねてなる複数本の表示用電極を有し、隣接す
る表示用電極間で面放電を生じさせる形式のプラズマデ
ィスプレイパネルであって、 前記表示用電極のうちの端子部形成のために表示領域外
に導出された一方の端部では、前記バス電極のみが前記
透明電極の端部より延長して前記透明基板上に直接に設
けられ、当該バス電極のうちの前記透明電極の端部から
離れかつ膨大化した端部に外部接続のための端子部が形
成され、 かつ隣接する表示用電極どうしでは互いに反対側の端部
に端子部が形成されてなる ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項2】透明基板上に、透明電極に金属からなるバ
ス電極を重ねてなる複数本の表示用電極を有し、隣接す
る表示用電極間で面放電を生じさせる形式のプラズマデ
ィスプレイパネルであって、 前記バス電極は、 前記透明電極上に設けられた補助導体部と、 前記透明電極の一方の端部より延長して表示領域外に導
出され、かつ前記透明基板上に直接に設けられた端部導
出部と、 前記透明電極の延長方向に沿った辺部の少なくとも一部
を被覆するように設けられて前記補助導体部と前記端部
導出部とを一体化する連結部とから構成され、 前記バス電極における前記端部導出部のうちの前記透明
電極の端部から離れかつ膨大化した端部に、外部接続の
ための端子部が形成され、 かつ隣接する表示用電極どうしでは互いに反対側の端部
に端子部が形成されてなる ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項3】透明基板上に、透明電極に金属からなるバ
ス電極を重ねてなる複数本の表示用電極を有したプラズ
マディスプレイパネルであって、 前記バス電極と前記透明電極との間に、両電極の接合を
強固にしかつ両電極を容量結合によって電気的に接続す
る二酸化珪素膜が介在してなる ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16498990A JP3084048B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16498990A JP3084048B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | プラズマディスプレイパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0456039A JPH0456039A (ja) | 1992-02-24 |
JP3084048B2 true JP3084048B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15803725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16498990A Expired - Lifetime JP3084048B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084048B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6998780B2 (en) | 2003-02-20 | 2006-02-14 | Pioneer Corporation | Plasma display panel |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6469441B1 (en) | 1999-06-29 | 2002-10-22 | Lg Electronics Inc. | Plasma display panel having a metallic electrode with a wider end portion |
US6603262B2 (en) | 1999-12-09 | 2003-08-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electrode plate and manufacturing method for the same, and gas discharge panel having electrode plate and manufacturing method for the same |
JP4376597B2 (ja) | 2003-11-26 | 2009-12-02 | 日立プラズマディスプレイ株式会社 | フラットパネルディスプレイ |
-
1990
- 1990-06-21 JP JP16498990A patent/JP3084048B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6998780B2 (en) | 2003-02-20 | 2006-02-14 | Pioneer Corporation | Plasma display panel |
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JPH0456039A (ja) | 1992-02-24 |
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