JP3083753B2 - 継手構造並びにその継手ジョイナー及びバックアップ材 - Google Patents

継手構造並びにその継手ジョイナー及びバックアップ材

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JP3083753B2
JP3083753B2 JP4725596A JP4725596A JP3083753B2 JP 3083753 B2 JP3083753 B2 JP 3083753B2 JP 4725596 A JP4725596 A JP 4725596A JP 4725596 A JP4725596 A JP 4725596A JP 3083753 B2 JP3083753 B2 JP 3083753B2
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裕路 中川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は継手構造、特に、両
側端面を貫通する中空部を設けた板材の継手構造、並び
に、その継手ジョイナー及びバックアップ材に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、板
材の継手構造としては、例えば、図3(a)に示すよう
に、壁下地1に固定した継手ジョイナー2の立ち上げ部
3に、貫通する中空部4を設けた外壁材5の端面6を両
側から突き合わせて固定した後、前記外壁材5の端面
6,6間にコーキング材7を充填した構造がある。
【0003】そして、太陽の輻射熱で中空部4内の空気
が暖められて膨張しても、中空部4内の空気は、その開
口部から立ち上げ部3に沿って上下方向に流れ、外部に
流出する。このため、コーキング材7が膨張した空気の
圧力で外方に膨らむことはない。
【0004】しかしながら、前述の継手構造では、図3
(b)に示すように、現場施工の際における寸法精度,
組立精度のバラツキにより、継手ジョイナー2の立ち上
げ部3と、外壁材5の端面6との間に隙間が生じる場合
がある。このような場合に、外壁材5,5の端面6,6
間にコーキング材7を充填すると、前記コーキング材7
が立ち上げ部3と外壁材5の端面6との隙間に侵入し、
前記中空部4の開口部を塞いでしまう。このため、コー
キング材7が硬化する前に、太陽の輻射熱で中空部4内
の空気が暖められて膨張すると、図3(b)において点
線で示すように、膨張した空気の圧力でコーキング材7
が外方に押し出され、膨出したままの状態で硬化すると
いう不具合がある。
【0005】さらに、コーキング材7が硬化した後に、
中空部4内の空気が膨張,収縮を繰り返すと、コーキン
グ材7が外壁材5の端面6から剥離し、防水性を損なう
という問題点がある。
【0006】一方、他の継手構造としては、図4(a)
に示すように、前記外壁材5,5の端面6,6間にバッ
クアップ材8を設けてコーキング材7を充填した場合が
ある。
【0007】しかしながら、この継手構造においても、
図4(b)に示すように、現場施工の際における寸法精
度,組立精度のバラツキにより、継手ジョイナー2の立
ち上げ部3と、外壁材5の端面6との間に隙間が生じ、
前述と同様な問題点があった。
【0008】本発明は、前記問題点に鑑み、現場施工に
おいて部品精度,組立精度にバラツキが生じても、コー
キング材が膨出せず、防水性が損なわれない継手構造、
および、これに使用される継手ジョイナー、バックアッ
プ材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる継手構造
は、前記目的を達成するため、立ち上げ部を突設した継
手ジョイナーと、両側端面を貫通する中空部を有し、か
つ、前記継手ジョイナーの立ち上げ部の両側に前記端面
を突き合わせた板材と、前記板材の対向する端面間に充
填されたコーキング材とからなる継手構造において、前
記立ち上げ部の上端面の両側縁部にコーキング用ヒゲ部
を突設した構成としてある。
【0010】また、本発明にかかる継手構造は、立ち上
げ部を突設した継手ジョイナーと、両側端面を貫通する
中空部を有し、前記継手ジョイナーの立ち上げ部の両側
に前記端面を突き合わせた板材と、前記継手ジョイナー
の立ち上げ部の上端面に載置したバックアップ材と、前
記板材の対向する端面間に充填されたコーキング材とか
らなる継手構造において、前記バックアップ材の上端面
の両側縁部にコーキング用ヒゲ部を突設した構成として
もよい。
【0011】さらに、前述の継手構造に使用される継手
ジョイナーは、突設した立ち上げ部の両側に、両側端面
を貫通する中空部を設けた板材の端面を突き合わせ、前
記立ち上げ部の上端面にコーキング材を充填される継手
構造用継手ジョイナーにおいて、前記立ち上げ部の上端
面の両側縁部にコーキング用ヒゲ部を設けたものであっ
てもよい。
【0012】そして、前述の継手構造に使用されるバッ
クアップ材は、両側端面を貫通する中空部を設けた板材
の端面で両側を挟まれた継手ジョイナーの立ち上げ部の
上端面に載置される継手構造用バックアップ材におい
て、バックアップ材本体の上端面の両側縁部にコーキン
グ用ヒゲ部を突設したものであってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる実施形態を
図1および図2の添付図面に従って説明する。第1実施
形態にかかる継手構造は、図1に示すように、壁下地1
0に設けた継手ジョイナー11と、2枚の外壁材20,
20と、コーキング材30とから構成されている。
【0014】前記継手ジョイナー11は、図1(a)に
示すように、帯状基板12の中央に略T字形の立ち上げ
部13を突設するとともに、この立ち上げ部13の上端
面14の両側縁部にコーキング用ヒゲ部15を突設した
ものである。なお、16は線接触させるためのリブであ
り、17は外壁材20を付勢するための弾性爪部であ
る。
【0015】前記立ち上げ部13の上端面14には、離
型紙が貼着されているか、離型剤が塗布されている。一
方、前記コーキング用ヒゲ15部は、所定の弾性を有
し、かつ、コーキング材30が付着しにくいポリプロピ
レン等の材料で形成されている。これは、充填したコー
キング30が外壁材20の端面21だけに接着し、立ち
上げ部13の上端面14に接着しないようにするためで
ある。これにより、壁下地10や外壁材20の伸縮に応
じてコーキング材30も自由に収縮でき、コーキング材
30のひび割れやコーキング切れを防止できる。
【0016】前記外壁材20は、突き合わせる両側端面
21を貫通した中空部22を有するものであり、その表
面形状は適宜選択できる。
【0017】そして、壁下地10に固定した継手ジョイ
ナー11の立ち上げ部13の両側に外壁材20の端面2
1を突き合わると、立ち上げ部13のヒゲ部15が外壁
材20の中空部22の天井面に接する。そして、外壁材
20の端面21,21間にコーキング材30を充填する
ことにより、施工が完了する。
【0018】また、仮に、継手ジョイナー11の立ち上
げ部13と外壁材20の端面21との間に隙間が生じて
いても、この隙間にコーキング材30が侵入するのをコ
ーキング用ヒゲ部15が阻止するので、中空部22の開
口部がコーキング材30で塞がれることはない。
【0019】第2実施形態は、図2に示すように、バッ
クアップ材25を使用する点を除き、前述の第1実施形
態とほぼ同様である。前記バックアップ材25は、発泡
ポリエチレン等からなる断面略方形を有する長尺な本体
26からなり、その上端面の両側縁部にコーキング用ヒ
ゲ部27を突設してある。
【0020】そして、外壁材20の端面21,21に挟
まれた継手ジョイナー11の立ち上げ部13の上端面1
4に、前記バックアップ材25を載置した後、外壁材2
0の端面21間にコーキング材30を充填してある。
【0021】本実施形態も第1実施形態と同様、バック
アップ材25と外壁材20の端面21との間に隙間が生
じても、前記コーキング用ヒゲ部27がコーキング材3
0の侵入を阻止するので、外壁材20の中空部22の開
口部がコーキング材30で塞がれることはない。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる請求項1に記載の継手構造によれば、立ち上げ
部の上端面の両側縁部に突設したコーキング用ヒゲ部が
コーキング材の侵入を阻止する。このため、コーキング
材の膨出がなくなるとともに、コーキング材の剥離によ
る防水性の経時劣化を防止できる。請求項2の継手構造
によれば、バックアップ材の上端面の両側縁部に突設し
たコーキング用ヒゲ部がコーキング材の侵入を阻止す
る。このため、請求項1と同様、コーキング材の膨出が
なくなるとともに、コーキング材の剥離による防水性の
劣化を防止できる。請求項3の継手ジョイナー及び請求
項4のバックアップ材によれば、両者にそれぞれ設けた
コーキング用ヒゲ部がコーキング材の侵入を阻止する。
このため、請求項1,2と同様、コーキング材の膨出が
なくなるとともに、コーキング材の剥離による防水性の
劣化を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる第1実施形態を示し、図
(a)は継手ジョイナーの斜視図、図(b)は継手構造
の断面図である。
【図2】 本願発明にかかる第2実施形態を示し、図
(a)は継手ジョイナーおよびバックアップ材の分解斜
視図、図(b)は継手構造の断面図である。
【図3】 従来例にかかる実施形態を示し、図(a)は
適正に組み立てられた場合の断面図、図(b)は不適正
に組み立てられた場合の断面図である。
【図4】 従来例にかかる他の実施形態を示し、図
(a)は適正に組み立てられた場合の断面図、図(b)
は不適正に組み立てられた場合の断面図である。
【符号の説明】
10…壁下地、11…継手ジョイナー、13…立ち上げ
部、14…上端面、15…コーキング用ヒゲ部、20…
外壁材、21…端面、22…中空部、25…バックアッ
プ材、27…コーキング用ヒゲ部、30…コーキング
材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−269064(JP,A) 実開 昭56−37658(JP,U) 実開 昭59−24813(JP,U) 実開 昭61−94106(JP,U) 実開 平4−108707(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/682 E04F 13/08 E04F 13/08 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立ち上げ部を突設した継手ジョイナー
    と、両側端面を貫通する中空部を有し、かつ、前記継手
    ジョイナーの立ち上げ部の両側に前記端面を突き合わせ
    た板材と、前記板材の対向する端面間に充填されたコー
    キング材とからなる継手構造において、 前記立ち上げ部の上端面の両側縁部にコーキング用ヒゲ
    部を突設したことを特徴とする継手構造。
  2. 【請求項2】 立ち上げ部を突設した継手ジョイナー
    と、両側端面を貫通する中空部を有し、前記継手ジョイ
    ナーの立ち上げ部の両側に前記端面を突き合わせた板材
    と、前記継手ジョイナーの立ち上げ部の上端面に載置し
    たバックアップ材と、前記板材の対向する端面間に充填
    されたコーキング材とからなる継手構造において、 前記バックアップ材の上端面の両側縁部にコーキング用
    ヒゲ部を突設したことを特徴とする継手構造。
  3. 【請求項3】 突設した立ち上げ部の両側に、両側端面
    を貫通する中空部を設けた板材の端面を突き合わせ、前
    記立ち上げ部の上端面にコーキング材を充填される継手
    構造用継手ジョイナーにおいて、 前記立ち上げ部の上端面の両側縁部にコーキング用ヒゲ
    部を設けたことを特徴とする継手構造用継手ジョイナ
    ー。
  4. 【請求項4】 両側端面を貫通する中空部を設けた板材
    の端面で両側を挟まれた継手ジョイナーの立ち上げ部の
    上端面に載置される継手構造用バックアップ材におい
    て、 バックアップ材本体の上端面の両側縁部にコーキング用
    ヒゲ部を突設したことを特徴とする継手構造用バックア
    ップ材。
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