JP2883484B2 - 鼻先化粧材の継ぎ部構造 - Google Patents
鼻先化粧材の継ぎ部構造Info
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- JP2883484B2 JP2883484B2 JP34087391A JP34087391A JP2883484B2 JP 2883484 B2 JP2883484 B2 JP 2883484B2 JP 34087391 A JP34087391 A JP 34087391A JP 34087391 A JP34087391 A JP 34087391A JP 2883484 B2 JP2883484 B2 JP 2883484B2
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- joint
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフラット屋根(陸屋
根)の外方側突出端、すなわち軒先先端部にほぼ水平に
並設される鼻先化粧材相互の継ぎ部の構造の改良に関す
るものである。
根)の外方側突出端、すなわち軒先先端部にほぼ水平に
並設される鼻先化粧材相互の継ぎ部の構造の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フラット屋根においては、図5
に示したように屋根の外方への突出端である軒先先端部
に鼻先化粧材10が設けられる(実公平2−1385号
公報参照)。この鼻先化粧材10はその軒先部分に沿っ
てほぼ水平に複数個並べて設けられている。この鼻先化
粧材10によってフラット屋根の軒先部分の美観を高め
ると共に屋上部における手摺などの役割を果している。
に示したように屋根の外方への突出端である軒先先端部
に鼻先化粧材10が設けられる(実公平2−1385号
公報参照)。この鼻先化粧材10はその軒先部分に沿っ
てほぼ水平に複数個並べて設けられている。この鼻先化
粧材10によってフラット屋根の軒先部分の美観を高め
ると共に屋上部における手摺などの役割を果している。
【0003】上記のように複数個並設される鼻先化粧材
10は、それぞれ相互に継ぎ部100にてつながれてい
る。この継ぎ部100は、鼻先化粧材10の温度上昇に
よる膨脹などを考慮して互いに小間隙を開けた状態で設
置されている。従って、この継ぎ部100において雨水
などが内部へ侵入することのないようにこの継ぎ部10
0には水密性をもたせる必要がある。
10は、それぞれ相互に継ぎ部100にてつながれてい
る。この継ぎ部100は、鼻先化粧材10の温度上昇に
よる膨脹などを考慮して互いに小間隙を開けた状態で設
置されている。従って、この継ぎ部100において雨水
などが内部へ侵入することのないようにこの継ぎ部10
0には水密性をもたせる必要がある。
【0004】図6(A)及び(B)は上記のような継ぎ
部100の部分の従来の構成を示す概略部分斜視図及び
概略水平断面図である。
部100の部分の従来の構成を示す概略部分斜視図及び
概略水平断面図である。
【0005】図において、鼻先化粧材10−1及び10
−2は小間隙Xを開けて並設されている。そして、その
内側面側には、上記小間隙Xに沿って継ぎ材12が設置
され、鼻先化粧材10の内側面に一端が固定されたリブ
14の切欠部14aの部分にてその継ぎ材12を鼻先化
粧材10の内側面に当接された状態で係止するようにし
ていた。
−2は小間隙Xを開けて並設されている。そして、その
内側面側には、上記小間隙Xに沿って継ぎ材12が設置
され、鼻先化粧材10の内側面に一端が固定されたリブ
14の切欠部14aの部分にてその継ぎ材12を鼻先化
粧材10の内側面に当接された状態で係止するようにし
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような鼻先化粧材の継ぎ部構造では、小間隙Xの部
分で外方からの雨水などの侵入を有効に防止するために
は継ぎ材12が常に鼻先化粧材10−1及び10−2の
内側面に当接された状態にあることが必要であり、極め
て高い製作精度が要求されていた。
来のような鼻先化粧材の継ぎ部構造では、小間隙Xの部
分で外方からの雨水などの侵入を有効に防止するために
は継ぎ材12が常に鼻先化粧材10−1及び10−2の
内側面に当接された状態にあることが必要であり、極め
て高い製作精度が要求されていた。
【0007】また、製作後においてもその梱包時、輸送
中さらに施工時などにおいて加えられる衝撃によって変
形などが生じ、継ぎ材12を設置した状態では、その継
ぎ材12と鼻先化粧材10−1、10−2の内側面との
間に許容し得る以上の隙間が開くおそれがあるという問
題があった。このことは、小間隙Xの部分から雨水が侵
入する原因となり、建築物の屋根部分の耐久性の劣化等
の原因となるという事情があった。
中さらに施工時などにおいて加えられる衝撃によって変
形などが生じ、継ぎ材12を設置した状態では、その継
ぎ材12と鼻先化粧材10−1、10−2の内側面との
間に許容し得る以上の隙間が開くおそれがあるという問
題があった。このことは、小間隙Xの部分から雨水が侵
入する原因となり、建築物の屋根部分の耐久性の劣化等
の原因となるという事情があった。
【0008】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
であり、その目的は鼻先化粧材の相互の継ぎ部において
多少の製作誤差や製作後における衝撃などによる変形に
かかわらず常に安定して水密性を保つことのできる鼻先
化粧材の継ぎ部構造を提供することにある。
であり、その目的は鼻先化粧材の相互の継ぎ部において
多少の製作誤差や製作後における衝撃などによる変形に
かかわらず常に安定して水密性を保つことのできる鼻先
化粧材の継ぎ部構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る鼻先化粧材の継ぎ部構造は、建築物
の外方へ向けてやや傾斜するフラット屋根の外方側突出
端全域に相互に小間隙を開けて複数個並設された鼻先化
粧材の隣接する鼻先化粧材との継ぎ部構造において、前
記並設された鼻先化粧材間の前記小間隙部分全体を両鼻
先化粧材の内側面に当接された状態で覆う継ぎ材と、所
定の弾性を有し前記継ぎ材を前記鼻先化粧材との間で挟
むように継ぎ材の背面側に当接される水密材と、該水密
材の前記継ぎ材への当接面とは反対側面である背面側全
面に当接される水密押え材と、前記鼻先化粧材の内側面
に一端が固定され他端側は前記水密材が押圧圧縮された
状態となるように前記水密押え材の背面に係止される押
圧係止手段、とを備えることを特徴とする。
め、請求項1に係る鼻先化粧材の継ぎ部構造は、建築物
の外方へ向けてやや傾斜するフラット屋根の外方側突出
端全域に相互に小間隙を開けて複数個並設された鼻先化
粧材の隣接する鼻先化粧材との継ぎ部構造において、前
記並設された鼻先化粧材間の前記小間隙部分全体を両鼻
先化粧材の内側面に当接された状態で覆う継ぎ材と、所
定の弾性を有し前記継ぎ材を前記鼻先化粧材との間で挟
むように継ぎ材の背面側に当接される水密材と、該水密
材の前記継ぎ材への当接面とは反対側面である背面側全
面に当接される水密押え材と、前記鼻先化粧材の内側面
に一端が固定され他端側は前記水密材が押圧圧縮された
状態となるように前記水密押え材の背面に係止される押
圧係止手段、とを備えることを特徴とする。
【0010】一方、請求項2に係る鼻先化粧材の継ぎ部
構造は、前記押圧係止手段は、前記鼻先化粧材の内側面
に一端側が固定されたリブと、該リブの他端側に取り付
けられ前記水密押え材をその背面側から押圧係止する固
定材、とから構成されたことを特徴とする。
構造は、前記押圧係止手段は、前記鼻先化粧材の内側面
に一端側が固定されたリブと、該リブの他端側に取り付
けられ前記水密押え材をその背面側から押圧係止する固
定材、とから構成されたことを特徴とする。
【0011】また、上記継ぎ材の材質は、雨水の侵入を
防ぐ必要上耐水性を有する材質にて構成される。また、
水密材の弾性は、それ自体を弾性部材にて構成すること
や変形可能な中空形状とすることによって弾力性を得る
ことが可能である。
防ぐ必要上耐水性を有する材質にて構成される。また、
水密材の弾性は、それ自体を弾性部材にて構成すること
や変形可能な中空形状とすることによって弾力性を得る
ことが可能である。
【0012】
【作用】請求項1〜2に記載の鼻先化粧材の継ぎ部構造
によれば、繋がれる2つの鼻先化粧材の内側部分にはま
ず継ぎ材が設置され、さらにその背面側に水密材、水密
押え材が設置され、その水密押え材は押圧係止手段にて
係止される。
によれば、繋がれる2つの鼻先化粧材の内側部分にはま
ず継ぎ材が設置され、さらにその背面側に水密材、水密
押え材が設置され、その水密押え材は押圧係止手段にて
係止される。
【0013】そして、この押圧係止手段による係止状態
では上記水密材は押圧圧縮された状態となっている。
では上記水密材は押圧圧縮された状態となっている。
【0014】従って、継ぎ材は水密材の弾性反発力によ
って鼻先化粧材の内側面に押し付けられた状態となって
いる。これにより鼻先化粧材相互間の小間隙はその内側
から継ぎ材によって常に密閉して覆われた状態となり雨
水の侵入は完全に防止される。
って鼻先化粧材の内側面に押し付けられた状態となって
いる。これにより鼻先化粧材相互間の小間隙はその内側
から継ぎ材によって常に密閉して覆われた状態となり雨
水の侵入は完全に防止される。
【0015】そして、上記水密材の押圧圧縮状態が保た
れればその押圧力に多少の誤差が生じても上記機能は害
されることがないので、上記各部材の多少の製作誤差や
製作後における変形などによってはその水密機能の低下
はほとんど生じない。
れればその押圧力に多少の誤差が生じても上記機能は害
されることがないので、上記各部材の多少の製作誤差や
製作後における変形などによってはその水密機能の低下
はほとんど生じない。
【0016】従って、鼻先化粧材の継ぎ部構造の構成部
材の製造や施工の容易性、迅速性が高められる。
材の製造や施工の容易性、迅速性が高められる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0018】図1は実施例に係る鼻先化粧材の継ぎ部構
造を示す部分斜視図であり、鼻先化粧材の継ぎ部分を水
平面で切断した部分を示している。
造を示す部分斜視図であり、鼻先化粧材の継ぎ部分を水
平面で切断した部分を示している。
【0019】なお、図6に示した従来例と同様の要素に
は同一の符号を付している。
は同一の符号を付している。
【0020】図において、鼻先化粧材10−1及び10
−2との間の小間隙Xの部分には鼻先化粧材10−1、
10−2の内側面側から継ぎ材16が設置されその小間
隙Xを覆っている。
−2との間の小間隙Xの部分には鼻先化粧材10−1、
10−2の内側面側から継ぎ材16が設置されその小間
隙Xを覆っている。
【0021】さらに、この継ぎ材16の背面側には水密
材18が設置されている。この水密材18は2つのピー
スに分割して形成されており、継ぎ材16の両端部に当
接された状態で設置され、更に継ぎ材16の両側で鼻先
化粧材10−1、10−2に当接されている。この水密
材18は例えば発砲材などの弾性部材にて構成されてい
る。そして、この水密材18の背面側には水密押え材2
0が設置されている。この水密押え材20は平板状に形
成され上記水密材18の背面全面に当接されるように設
置されている。
材18が設置されている。この水密材18は2つのピー
スに分割して形成されており、継ぎ材16の両端部に当
接された状態で設置され、更に継ぎ材16の両側で鼻先
化粧材10−1、10−2に当接されている。この水密
材18は例えば発砲材などの弾性部材にて構成されてい
る。そして、この水密材18の背面側には水密押え材2
0が設置されている。この水密押え材20は平板状に形
成され上記水密材18の背面全面に当接されるように設
置されている。
【0022】そして、鼻先化粧材10−1と10−2の
内側面に固定されたリブ14は図示のように非固定側端
部が略コ字状の断面を有するように屈曲されており、こ
の部分にそれぞれ固定材22を挿入し、その固定材22
によって水密押え材20を背面側から係止するようにし
ている。この固定材22は、図示のように鼻先化粧材1
0−1と10−2のそれぞれのリブ14に1個ずつ挿入
するように設置されているが、1本の固定材22を双方
のリブ14に挿入するようにすることも可能である。
内側面に固定されたリブ14は図示のように非固定側端
部が略コ字状の断面を有するように屈曲されており、こ
の部分にそれぞれ固定材22を挿入し、その固定材22
によって水密押え材20を背面側から係止するようにし
ている。この固定材22は、図示のように鼻先化粧材1
0−1と10−2のそれぞれのリブ14に1個ずつ挿入
するように設置されているが、1本の固定材22を双方
のリブ14に挿入するようにすることも可能である。
【0023】この固定材22による係止状態では水密材
18は押圧圧縮された状態となっている。すなわち、固
定材22の係止側側面と鼻先化粧材10−1、10−2
の内側面との間の距離よりも継ぎ材16、水密材18及
び水密押え材20の通常状態における厚さの方が大きく
設定されており、固定材22によって係止された状態で
は水密材18が押圧圧縮されるような構成とされてい
る。従って、固定材22によって係止された状態では水
密材18の弾性反発力によって継ぎ材16は鼻先化粧材
10−1、10−2の内側面に押し付けられた状態が保
たれている。これによって、小間隙Xの部分に雨水など
が降り込んでもこの継ぎ材16がその部分の水密性を保
っていることから雨水の侵入は有効に防止される。
18は押圧圧縮された状態となっている。すなわち、固
定材22の係止側側面と鼻先化粧材10−1、10−2
の内側面との間の距離よりも継ぎ材16、水密材18及
び水密押え材20の通常状態における厚さの方が大きく
設定されており、固定材22によって係止された状態で
は水密材18が押圧圧縮されるような構成とされてい
る。従って、固定材22によって係止された状態では水
密材18の弾性反発力によって継ぎ材16は鼻先化粧材
10−1、10−2の内側面に押し付けられた状態が保
たれている。これによって、小間隙Xの部分に雨水など
が降り込んでもこの継ぎ材16がその部分の水密性を保
っていることから雨水の侵入は有効に防止される。
【0024】また、上記水密性機能は水密材18をある
程度押圧圧縮することによって得られるので、固定材2
2と鼻先化粧材10−1、10−2の内側面との間の距
離に多少の誤差が生じたとしてもその水密機能を害する
おそれがない。
程度押圧圧縮することによって得られるので、固定材2
2と鼻先化粧材10−1、10−2の内側面との間の距
離に多少の誤差が生じたとしてもその水密機能を害する
おそれがない。
【0025】なお、図2は鼻先化粧材10の継ぎ部10
0の部分の概略縦断面を示しており、図示のように鼻先
化粧材10のほぼ上下方向全体に渡って継ぎ材16、水
密材18及び水密押え材20が設けられていることが理
解される。
0の部分の概略縦断面を示しており、図示のように鼻先
化粧材10のほぼ上下方向全体に渡って継ぎ材16、水
密材18及び水密押え材20が設けられていることが理
解される。
【0026】次に、図3及び図4に基づいて他の実施例
について説明する。
について説明する。
【0027】図3は水密材18の構成の変形例を示して
おり、同図(A)は水密材18を2つのピースに分ける
ことなく一体型に形成したものであり、継ぎ材16の背
面側全体に当接され、さらにその両側は図1の実施例と
同様に継ぎ材16よりも外側に伸長し直接鼻先化粧材1
0−1及び10−2にそれぞれ当接されている。この実
施例では発泡体などによって形成した水密材18の部材
全体の体積は大きなものとなるがより確実に継ぎ材16
への押圧力を加えることができる。
おり、同図(A)は水密材18を2つのピースに分ける
ことなく一体型に形成したものであり、継ぎ材16の背
面側全体に当接され、さらにその両側は図1の実施例と
同様に継ぎ材16よりも外側に伸長し直接鼻先化粧材1
0−1及び10−2にそれぞれ当接されている。この実
施例では発泡体などによって形成した水密材18の部材
全体の体積は大きなものとなるがより確実に継ぎ材16
への押圧力を加えることができる。
【0028】次に、同図(B)及び(C)は水密材の構
成を中空型とした例が示されており、同図(B)は2つ
のピースに別けて中空型水密材30を構成したもの、同
図(C)は継ぎ材16の背面側全面に当接するように一
体型に形成した中空型水密材32の例がそれぞれ示され
ている。
成を中空型とした例が示されており、同図(B)は2つ
のピースに別けて中空型水密材30を構成したもの、同
図(C)は継ぎ材16の背面側全面に当接するように一
体型に形成した中空型水密材32の例がそれぞれ示され
ている。
【0029】上記のように、水密材の構成は図示してい
ない固定材22による係止状態において押圧圧縮されそ
の反発力によって継ぎ材16を鼻先化粧材10側に押し
付けることができれば足り、上記のような中空型に構成
することによって押圧された状態で圧縮変形されこの復
元力によって継ぎ材16を押し付けるようにすることが
できるものである。この中空型の水密材30、32の材
質については所定の圧力によって変形しかつその変形力
に対する反発力を奏することのできる材質であれば種々
のものを用いることができ例えば合成樹脂などによって
構成される。
ない固定材22による係止状態において押圧圧縮されそ
の反発力によって継ぎ材16を鼻先化粧材10側に押し
付けることができれば足り、上記のような中空型に構成
することによって押圧された状態で圧縮変形されこの復
元力によって継ぎ材16を押し付けるようにすることが
できるものである。この中空型の水密材30、32の材
質については所定の圧力によって変形しかつその変形力
に対する反発力を奏することのできる材質であれば種々
のものを用いることができ例えば合成樹脂などによって
構成される。
【0030】次に、図4は押圧係止手段の他の構成例を
示す実施例であり、図示のように固定材22を設けるも
のではなくリブ14に対しその外側面に長尺のL字金具
34を固定することによって係止するようにした例が示
されている。すなわち水密材18の自然開放状態では継
ぎ材16から水密押え材20までの厚さがリブ14の外
側面よりも外方へはみ出す厚さとなるように構成し、L
字金具34をリブ14の外側に固定することによって水
密材18を押圧するようにしたものである。
示す実施例であり、図示のように固定材22を設けるも
のではなくリブ14に対しその外側面に長尺のL字金具
34を固定することによって係止するようにした例が示
されている。すなわち水密材18の自然開放状態では継
ぎ材16から水密押え材20までの厚さがリブ14の外
側面よりも外方へはみ出す厚さとなるように構成し、L
字金具34をリブ14の外側に固定することによって水
密材18を押圧するようにしたものである。
【0031】上記図3及び図4に示した各実施例におい
ても、鼻先化粧材の継ぎ部分を構成する部材の多少の製
造誤差に対しこれに影響されることなく継ぎ部分の水密
性を良好なものとすることができる。従って、製造にお
ける高度の精密性は不要となり製造の容易化が図られ、
さらに施工時においても簡単な作業によって取り付ける
ことが可能となる。
ても、鼻先化粧材の継ぎ部分を構成する部材の多少の製
造誤差に対しこれに影響されることなく継ぎ部分の水密
性を良好なものとすることができる。従って、製造にお
ける高度の精密性は不要となり製造の容易化が図られ、
さらに施工時においても簡単な作業によって取り付ける
ことが可能となる。
【0032】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可
能である。例えば、押圧係止手段については、上記各実
施例のようにリブ14及び固定材22、L字金具34に
よる構成に限られず、リブ14とは別個に係止のための
部材を鼻先化粧材10の内側面に取り付け、その先端側
にて水密押え材20を係止するようにすることも可能で
ある。
るものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可
能である。例えば、押圧係止手段については、上記各実
施例のようにリブ14及び固定材22、L字金具34に
よる構成に限られず、リブ14とは別個に係止のための
部材を鼻先化粧材10の内側面に取り付け、その先端側
にて水密押え材20を係止するようにすることも可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜2に係る
鼻先化粧材の継ぎ部構造によれば、鼻先化粧材の継ぎ部
分の構成部材について製造段階における寸法誤差や製造
後における衝撃による多少の変形等が生じた場合でも、
これに影響されることなく常に安定して水密機能を奏す
ることができる。
鼻先化粧材の継ぎ部構造によれば、鼻先化粧材の継ぎ部
分の構成部材について製造段階における寸法誤差や製造
後における衝撃による多少の変形等が生じた場合でも、
これに影響されることなく常に安定して水密機能を奏す
ることができる。
【0034】これによって、継ぎ部構造の構成部材の製
造における精度の要求が緩和され、製造の容易化が図ら
れる。さらに、継ぎ部構成部材の設置においても自由度
が大きいことから、極めて容易な作業となり作業の迅速
性も達成される。
造における精度の要求が緩和され、製造の容易化が図ら
れる。さらに、継ぎ部構成部材の設置においても自由度
が大きいことから、極めて容易な作業となり作業の迅速
性も達成される。
【図1】実施例の全体構成を示す継ぎ部分の水平断面部
分の斜視図である。
分の斜視図である。
【図2】鼻先化粧材の継ぎ部分の概略縦断面図である。
【図3】(A)、(B)及び(C)は水密材の構成を変
えた他の実施例を示す部分斜視図である。
えた他の実施例を示す部分斜視図である。
【図4】押圧係止手段の構成を変形した他の実施例を示
す部分斜視図である。
す部分斜視図である。
【図5】従来の一般的なフラット屋根への鼻先化粧材の
取付状態を示す斜視図である。
取付状態を示す斜視図である。
【図6】(A)及び(B)は従来の継ぎ部構造の構成を
示す部分斜視図及び水平断面図である。
示す部分斜視図及び水平断面図である。
10−1、10−2 鼻先化粧材 14 リブ 16 継ぎ材 18 水密材 20 水密押え材 22 固定材 30、32 中空型水密材 34 L字金具
Claims (2)
- 【請求項1】建築物の外方へ向けてやや傾斜するフラッ
ト屋根の外方側突出端全域に相互に小間隙を開けて複数
個並設された鼻先化粧材の隣接する鼻先化粧材との継ぎ
部構造において、 前記並設された鼻先化粧材間の前記小間隙部分全体を両
鼻先化粧材の内側面に当接された状態で覆う継ぎ材と、 所定の弾性を有し前記継ぎ材を前記鼻先化粧材との間で
挟むように継ぎ材の背面側に当接される水密材と、 該水密材の前記継ぎ材への当接面とは反対側面である背
面側全面に当接される水密押え材と、 前記鼻先化粧材の内側面に一端が固定され他端側は前記
水密材が押圧圧縮された状態となるように前記水密押え
材の背面に係止される押圧係止手段、とを備えることを
特徴とする鼻先化粧材の継ぎ部構造。 - 【請求項2】請求項1に記載の鼻先化粧材の継ぎ部構造
において、 前記押圧係止手段は、 前記鼻先化粧材の内側面に一端側が固定されたリブと、 該リブの他端側に取り付けられ前記水密押え材をその背
面側から押圧係止する固定材、とから構成されたことを
特徴とする鼻先化粧材の継ぎ部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34087391A JP2883484B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 鼻先化粧材の継ぎ部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34087391A JP2883484B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 鼻先化粧材の継ぎ部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171757A JPH05171757A (ja) | 1993-07-09 |
JP2883484B2 true JP2883484B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=18341099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34087391A Expired - Lifetime JP2883484B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 鼻先化粧材の継ぎ部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883484B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP34087391A patent/JP2883484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05171757A (ja) | 1993-07-09 |
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