JP3083687B2 - 内燃機関の過給圧制御装置 - Google Patents

内燃機関の過給圧制御装置

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JP3083687B2
JP3083687B2 JP05172202A JP17220293A JP3083687B2 JP 3083687 B2 JP3083687 B2 JP 3083687B2 JP 05172202 A JP05172202 A JP 05172202A JP 17220293 A JP17220293 A JP 17220293A JP 3083687 B2 JP3083687 B2 JP 3083687B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過給機を備える内燃機
関における過給圧制御に関する。
【0002】
【従来技術】過給機の過給圧制御を行うのに、制御モー
ドをフィードバック制御とオープ制御とを切換えて制御
する例は特開平4−175422号公報に記載あるように従来
から既に提案されている。
【0003】前記公報記載の例では、内燃機関の機関回
転数とスロットル開度からフィードバック制御領域とオ
ープン制御領域とを判定している。すなわちスロットル
開度が所定開度より小さいところではオープン制御領域
とし、機関回転数が大きくなる程オープン制御領域が広
がるように設定されている。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしあるスロットル開度以
下をオープン制御領域と固定してしまうと、フィードバ
ック制御の下での走行中に減速したときに減速感が得難
い問題点がある。
【0005】図1は、横軸にスロットル開度θTH、縦軸
に吸気圧PB をとったグラフであり、斜めの実線pはオ
ープン制御で運転したときのスロットル開度θTHに対す
る吸気圧PB の関係を示した線であり、スロットル開度
θTHが大きくなるにしたがい略比例して吸気圧PB が上
昇している。目標過給圧POBJ を示す横線qおよびオー
プン制御とフィードバック制御との境界のスロットル開
度の閾値THBPFBを示す縦線rとを図1に破線で記入して
ある。
【0006】閾値THBPFBより大きいスロットル開度θTH
ではフィードバック制御が可能な領域であり、閾値TH
BPFBより小さいスロットル開度θTHではオープン制御が
行われる領域である。
【0007】いまスロットル開度θTHが閾値THBPFBより
大きいθA にあって目標過給圧POBJ に沿ってフィード
バック制御がなされているとすると横線q上のA点の運
転状態にある。ここでスロットル開度θTHを小さくして
減速すると、吸気圧PB はフィードバック制御で目標過
給圧POBJ を略維持して横線qに沿って運転状態が移動
して閾値THBPFB(縦線r)と交わるB点に至り、ここで
オープン制御に切り換わり、同時に実線pに移るべく吸
気圧PB が大きく減少して実線p上のC点に達する。
【0008】したがって図1に示すように目標過給圧P
OBJ が比較的高い位置に設定されている場合に、フィー
ドバック制御中に減速したときは当初スロットル開度θ
THが閾値THBPFBに至るまではフィードバック制御で吸気
圧PB が目標過給圧POBJ に維持されるため、減速感が
ない。また閾値THBPFBに達すると急激に吸気圧PB が減
少してドライバビリティに悪影響を与える。
【0009】これを防止するために閾値THBPFBを大きい
値に設定すると、目標過給圧POBJが低いときはフィー
ドバック制御ができなくなる場合が生じる。
【0010】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処はスロットル開度を小さくしたときの
減速感を確実に得ることができ、目標過給圧を低くして
もフィードバック制御が可能なドライバビリティに優れ
た過給圧制御装置を供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、内燃機関が所定の運転状態に
ある時に目標過給圧を設定し実際の過給圧を前記目標過
給圧に近づけるべく制御するフィードバック制御と、内
燃機関が前記所定の運転状態以外にある時に過給圧を制
御するオープン制御の2種類の制御モードを切換える過
給圧制御装置において、スロットル開度を検出するスロ
ットル開度検出手段と、内燃機関の回転数を検出する機
関回転数検出手段と、制御モードを切換えるスロットル
開度の閾値と前記スロットル開度検出手段により検出さ
れた実際のスロットル開度を比較して制御モードの切換
えを行う制御モード切換手段と、前記制御モードを切換
えるスロットル開度の閾値を前記機関回転数検出手段に
より検出された機関回転数と前記目標過給圧とに基づい
て設定する閾値設定手段とを備えた内燃機関の過給圧制
御装置とした。
【0012】制御モードを切換える閾値が目標過給圧に
もとづいて設定されるので、目標過給圧が高いときは閾
値をスロットル開度の開き側に移動設定することで、フ
ィードバック制御中に減速したときは、短時間にオープ
ン制御に切換えられ減速感を確実に得ることができる。
【0013】また目標過給圧を低くしても閾値をスロッ
トル開度の閉じ側に移動することでフィードバック制御
を可能とする。
【0014】
【実 施 例】以下図2にないし図7に図示した本発明
の一実施例について説明する。図2は、本実施例の内燃
機関の吸気系の制御構成図である。
【0015】機関本体Eには吸気通路1および排気通路
2が接続されており、吸気通路1にはその上流端のエア
クリーナAから下流側へ順に機械式過給機SC、インター
クーラICおよびスロットル弁4が介設されている。そし
て機械式過給機SCおよびインタークーラICを迂回するバ
イパス通路3が吸気通路1に連結されており、同バイパ
ス通路3にはバイパス弁5が介設されている。
【0016】機械式過給機SCには内部圧縮比を変える制
御室6が一体に付設されており、制御室6からは導管7
が延出して電磁切換弁8に接続されている。一方インタ
ークーラICのバイパス通路3との合流箇所から導管9が
分岐して前記電磁切換弁8に接続されている。
【0017】電磁切換弁8は、導管9のほかエアクリー
ナ10を介して大気に連通する通路11が接続されており、
機械式過給機SCの制御室6に通じる導管7に、通路11を
介してエアクリーナ10より大気圧を導入する状態と導管
9を介して吸気通路1の過給圧を導入する状態とを切換
えることができる。
【0018】制御室6に大気が導入されると機械式過給
機SCは低圧縮比となり、過給圧が導入されると、機械式
過給機SCは高圧縮比となる。この電磁切換弁8の切換作
動と、バイパス弁5を開閉駆動するバイパス弁駆動手段
12の作動は、マイクロコンピュータを含む制御手段Cに
より制御されるものである。
【0019】制御手段Cには、機関の運転状態を判断す
るための種々のセンサーからの検出信号が入力される。
【0020】まず機関本体Eにはクランク軸13に沿って
機関回転数センサー20が設けられ機関回転数NE を検出
して制御手段Cに検出信号を送り、スロットル弁4に設
けられたスロットル開度センサー21からはスロットル開
度θTHの検出信号が制御手段Cに送られ、さらにバイパ
ス弁5に設けられたバイパス開度センサー22からはバイ
パス開度θBPの検出信号が制御手段Cに送られる。また
吸気通路1におけるスロットル弁4の下流側には過給圧
センサー19が設けられて過給圧PB を検出して制御手段
Cに送っている。
【0021】なおインタークーラICはエンジンの冷却水
路から独立した冷却水路26を備えており、該冷却水路26
に制御手段Cで制御される電動式のウォータポンプ27と
ラジエータ28とを介設し、ウォータポンプ27の作動でイ
ンタークーラICとラジエータ28との間に冷却水を循環さ
せていて、インタークーラ水温センサー25は、この循環
する冷却水の水温をインタークーラICからの出口側で検
出している。
【0022】制御手段Cは、以上の機関回転数NE 、ス
ロットル開度θTH、過給圧PB およびバイパス開度θBP
を入力して処理し電磁切換弁8およびバイパス弁駆動手
段12を作動して過給圧制御を行う。
【0023】この過給圧制御をフィードバック制御で行
うかオープン制御で行うかの制御モードを判定するフロ
ーチャートを図3に示し説明する。なお目標過給圧P
OBJ はエンジン回転数等によって設定されるが、図4に
示すようにインタークーラ水温TWIC に応じて目標過給
圧の上限値POBJLMTが変動する。
【0024】まずステップ1では、運転状態より設定さ
れた今回の目標過給圧POBJnが前回の目標過給圧P
OBJn-1に等しいか否かを判別し、等しくなく変化したと
きはステップ2に進み、目標過給圧の前回値POBJn-1
今回値POBJnの大小を比較して目標過給圧POBJ が上昇
したか下降したかを判別し、上昇したときは、タイマー
tmPBL をセットして(ステップ4)ステップ7に進み、
他方下降したときはタイマーtmPBL を0としてタイマー
セットを行わず(ステップ3)、ステップ6に進む。
【0025】前記ステップ1で目標過給圧に変化がない
ときは(POBJn=POBJn-1)、ステップ5に進みタイマ
ーtmPBL が0であるかあるいは0になったかを判別し、
0でないときはステップ6を飛び越えてステップ7に進
み、0のときはステップ6に進んで目標過給圧POBJ
ら所定値DP を引いて、制御モードを切換える過給圧の
下限閾値POBJLを算出しステップ7に進む。
【0026】したがってフィードバック制御中で実際の
過給圧PB が一定の安定した運転状態にあるときに、目
標過給圧POBJ が何らかの原因で一時的に上昇しても下
限閾値POBJLが即時追随して上昇しないので、オープン
制御に切換えられることはなく、目標過給圧が再度元に
戻ることによる制御モードの切換えハンチングを防止す
ることができる。
【0027】こうして下限閾値POBJLが決定されてステ
ップ7に進むと、スロットル開度の今回値θTHn と前回
値θTHn-1 との差の絶対値すなわちスロットル開度θTH
の変動幅が、所定値DTHL より大きいか否かが判断さ
れ、大きいときはステップ9に飛び、小さいときはステ
ップ8に進む。
【0028】ステップ8では目標過給圧の今回値POBJn
と前回値POBJn-1との差の絶対値すなわち目標過給圧P
OBJ の変動幅が所定値P1 より大きいか否かが判断さ
れ、大きいときはステップ10に飛び、小さいときにはス
テップ9に進む。
【0029】ステップ9では目標過給圧POBJ と機関回
転数NE とからテーブル検索を行い制御モードを変える
スロットル開度閾値THBPFBを選択する。
【0030】図5に該テーブルを示す。目標過給圧P
OBJ を10段階に分割し、機関回転数NE を15段階に分割
して両者の段階毎の組合わせでそれぞれにつきスロット
ル開度閾値THBPFBが予め決められている。
【0031】スロットル開度閾値THBPFBは、目標過給圧
OBJ が段階を追って大きくなる毎に順次大きな値(ス
ロットル開度の開き側の値)となっている。目標過給圧
OBJ と機関回転数NE の各々の所属する段階i,jに
よって1つのスロットル開度閾値THBPFB(i,j)が選
択される。
【0032】前記ステップ7でスロットル開度θTHの変
動幅が大きいと判断したときはステップ9に飛んでスロ
ットル開度閾値THBPFBのテーブル検索を行いスロットル
開度閾値THBPFBを変更するが、スロットル開度θTHの変
動幅が所定値DTHL より小さいときはステップ8に進ん
で目標過給圧POBJ の変動幅をみて、変動が小さければ
ステップ9に進んでやはりスロットル開度閾値THBPFB
検索を行い変更するが、目標過給圧POBJ の変動幅が所
定値P1 より大きい時はステップ9を飛び越えてステッ
プ10に進み、スロットル開度閾値THBPFBの検索を行わず
スロットル開度閾値THBPFBは前回値が維持される。
【0033】すなわちスロットル開度θTHの変動が小さ
いときでもインタークーラ水温TWIC の変動等により目
標過給圧POBJ が急上昇した場合には、これに追随して
スロットル開度閾値THBPFBが急上昇するとフィードバッ
ク制御から突然オープン制御領域に入ってしまいドライ
バビリティに悪影響を与えることになるので、スロット
ル開度閾値THBPFBが追随しないようにステップ8からス
テップ10に飛び、ステップ9のスロットル開度閾値TH
BPFBの検索を行わず前回値に固定している。
【0034】そして図3のフローチャートに戻って次の
ステップ10でスロットル開度センサー21が実際に検出し
たスロットル開度θTHn をスロットル開度閾値THBPFB
比較し、閾値THBPFBより大きい時はステップ11に進むが
小さい時はステップ21に飛んでフィードバックフラグF
FBを“0”とし、オープン制御に入るようにする。
【0035】スロットル開度θTHn がスロットル開度閾
値THBPFBより小さい間は常にオープン制御とされる。こ
のように制御モードを切換えるスロットル開度閾値TH
BPFBが目標過給圧POBJ に基づいて選択されるので、目
標過給圧POBJ の上昇にしたがいスロットル開度閾値TH
BPFBを適当に大きく設定されるようにすることで、減速
時等にオープン制御に早く切換え応答性を良くしてドラ
イバビリティの向上を図ることができる。
【0036】図6および図7は前記図1と同じスロット
ル開度θTHと吸気圧PB の関係図であるが、目標過給圧
OBJ が大きくなると図6に示すようにスロットル開度
閾値THBPFBもそれにつれて大きくなっている。
【0037】いま図6を参照してスロットル開度θTH
θA があってフィードバック制御がなされA点に運転状
態があるときに、スロットル開度θTHを小さくして減速
すると、当初のフィードバック制御で横線qに沿って左
方へ移行するが、スロットル開度閾値THBPFBは大きくな
っているので、すぐにスロットル開度閾値THBPFB(縦線
r)との交点Bに至りオープン制御に切換えられる。
【0038】したがってオープン制御の下で吸気圧PB
が実線pに向い下降し減速感を確実に得づことができ
る。
【0039】一方目標過給圧POBJ が小さくなるとスロ
ットル開度閾値THBPFBも小さい値が選択され図7に示す
関係となり、スロットル開度閾値THBPFBより大きいフィ
ードバック制御が可能な領域が常に形成されて、目標過
給圧POBJ が小さくなってもフィードバック制御を可能
としている。
【0040】そして図3のフローチャートに戻りスロッ
トル開度θTHn がスロットル開度閾値THBPFBより大きく
ステップ11に進んだときは、スロットル開度θTHの変動
幅が、所定値DTHより大きいか小さいかを判別し、大き
いときは加速または減速の過渡時であり、小さいときは
定常運転時と判断する。
【0041】スロットル開度θTHの変動幅が小さく定常
運転時にはステップ13に進み、またスロットル開度θTH
の変動幅が大きく過渡時にはステップ12に進みタイマー
tmSCFBを0に設定しステップ13に進む。ステップ13では
フィードバックフラグFFBからフィードバック制御中か
否かを判別しており、フィードバック制御中ならばステ
ップ18に飛び、オープン制御中ならばステップ14に進
む。
【0042】オープン制御中(FFB=0)で、ステップ
14に進んだ場合は、過給圧PB を目標過給圧POBJ と比
較して、目標過給圧POBJ に達していないときはステッ
プ20に飛んでタイマーtmSCFBをセットし、次のステップ
21でフィードバックフラブFFBを“0”としてオープン
制御を継続する。
【0043】ステップ14で過給圧PB が目標過給圧P
OBJ を越えたときは、ステップ15に進んでタイマーtmSC
FBが0になったか否かを判別し、0になるまではステッ
プ21に飛んでフィードバックフラグFFBを“0”に維持
してオープン制御を続けるが、タイマーtmSCFBが0にな
ると、ステップ16に進んでタイマーtmSCFBをセットし、
次のステップ17でフィードバックフラグFFBに“1”を
立てフィードバック制御に切り換える。
【0044】以上のようにステップ11で定常運転時と判
断されてタイマーtmSCFBを強制的に0にしない状態にお
いて、オープン制御中で過給圧PB が目標過給圧POBJ
を越えないときは、ステップ13、14、20、21のルートを
通ってフィードバックフラグFFB=0の状態にあるが、
過給圧PB が目標過給圧POBJ を越えるとステップ20で
セットされたタイマーtmSCFBが0となるまでステップ1
4、15、21を通ってオープン制御が継続され、タイマーt
mSCFBが0となってはじめて、ステップ14、15、16、17
を通りフィードバックフラグFFBに“1”を立ててフィ
ードバック制御に切換えられ、以後はステップ13、18、
16、17を通ってフィードバックフラグFFB=1が維持さ
れる。
【0045】したがって上限閾値である目標過給圧P
OBJ を過給圧PB が越えても所定タイマー時間はフィー
ドバック制御に切換えないので制御モードの切換えハン
チングを防止することができる。
【0046】一方フィードバック制御中(FFB=1)
で、ステップ13からステップ18に進んだ場合において、
過給圧PB を前記ステップ1ないしステップ6で決定し
た下限閾値POBJLより大きいときはステップ16に飛んで
タイマーtmSCFBをセットし、次のステップ17でFFB=1
としてフィードバック制御を継続する。
【0047】ステップ18で過給圧PB が目標過給圧P
OBJ を下回ると、ステップ19に進みタイマーtmSCFBが0
になったか否かを判別し、0になるまではステップ17に
飛んでFFB=1としてフィードバック制御を続け、タイ
マーtmSCFBが0になると、ステップ20に進んでタイマー
tmSCFBをセットし、次のステップ21でフィードバックフ
ラグFFBを“0”としてオープン制御に切換える。
【0048】すなわちフィードバック制御による定常運
転時で過給圧PB が下限閾値POBJLを下回らないとき
は、ステップ13、18、16、17のルートを通ってフィード
バックフラグFFB=1の状態にあるが、過給圧PB が下
限閾値POBJLを下回るとステップ14でセットされたタイ
マーtmSCFBが0となるまでステップ18、19、17を通って
フィードバック制御が継続され、タイマーtmSCFBが0と
なってはじめてステップ18、19、20、21を通りフィード
バックフラグFFBに“0”が入りオープン制御に切換え
られ、以後はステップ13、14、20、21を通ってフィード
バックフラグFFB=0が維持される。
【0049】したがって過給圧PB が下限閾値POBJL
下回っても所定タイマー時間はオープン制御に切換えな
いので、過給圧PB の応答遅れ等による制御モードの切
換えハンチングを防止することができる。
【0050】このように定常運転時にはタイマーtmSCFB
が働いて制御モードの切換えハンチングを防止している
が、過渡時にはステップ11からステップ12を通ることに
よりタイマーtmSCFBは0とされてタイマーtmSCFBが働か
ないようになっているので、過渡時において、オープン
制御中に過給圧PB が目標過給圧POBJ を越えたとき、
またフィードバック制御中に過給圧PB が下限閾値P
OBJLを下回ったときは、即時に制御モードを切換えるこ
とになり応答性を良くしドライバビリティを向上させる
ことができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、制御モードを切換える閾値が
目標過給圧にもとづいて設定されるので、目標過給圧が
高いときは閾値をスロットル開度の開き側に移動設定す
ることで、フィードバック制御中に減速したときは、短
時間にオープン制御に切換えられ減速感を確実に得るこ
とができる。また目標過給圧を低くしても閾値をスロッ
トル開度の閉じ側に移動することでフィードバック制御
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の運転状態を説明するためのスロットル開
度θTHと過給圧PB との関係図である。
【図2】本発明に係る一実施例の内燃機関の吸気制御系
の構成図である。
【図3】本実施例の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】インタークーラ水温に対する目標過給圧の設定
値を示す図である。
【図5】スロットル開度閾値を決定するテーブルを示す
図である。
【図6】目標過給圧POBJ が大きい値のときのスロット
ル開度θTHと過給圧PB の関係図である。
【図7】目標過給圧POBJ が小さい値のときのスロット
ル開度θTHと過給圧PB の関係図である。
【符号の説明】
E…機関本体、A…エアクリーナ、SC…機械式過給機、
IC…インクークーラ、C…制御手段、1…吸気通路、2
…排気通路、3…バイパス通路、4…スロットル弁、5
…バイパス弁、6…制御室、7…導管、8…電磁切換
弁、9…導管、10…エアクリーナ、11…通路、12…バイ
パス弁駆動手段、13…クランク軸、19…吸気圧センサ
ー、20…機関回転数センサー、21…スロットル開度セン
サー、22…バイパス開度センサー、25…インタークーラ
水温センサー、26…冷却水路、27…ウォータポンプ、28
…ラジエータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関が所定の運転状態にある時に目
    標過給圧を設定し実際の過給圧を前記目標過給圧に近づ
    けるべく制御するフィードバック制御と、内燃機関が前
    記所定の運転状態以外にある時に過給圧を制御するオー
    プン制御の2種類の制御モードを切換える過給圧制御装
    置において、 スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、 内燃機関の回転数を検出する機関回転数検出手段と、 制御モードを切換えるスロットル開度の閾値と前記スロ
    ットル開度検出手段により検出された実際のスロットル
    開度を比較して制御モードの切換えを行う制御モード切
    換手段と、 前記制御モードを切換えるスロットル開度の閾値を前記
    機関回転数検出手段により検出された機関回転数と前記
    目標過給圧とに基づいて設定する閾値設定手段とを備え
    たことを特徴とする内燃機関の過給圧制御装置。
JP05172202A 1993-06-18 1993-06-18 内燃機関の過給圧制御装置 Expired - Lifetime JP3083687B2 (ja)

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