JP3083433U - 粘着加工シート - Google Patents
粘着加工シートInfo
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- JP3083433U JP3083433U JP2001004652U JP2001004652U JP3083433U JP 3083433 U JP3083433 U JP 3083433U JP 2001004652 U JP2001004652 U JP 2001004652U JP 2001004652 U JP2001004652 U JP 2001004652U JP 3083433 U JP3083433 U JP 3083433U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被貼付面となる印刷面を確実に保護すると共
に、印刷面に深みや落ち着き等の視覚による美感の変化
を与える粘着加工シートを提供することを目的とする。 【解決手段】 エンボス加工にて多数の小凸部5…を表
面1a側に形成したPETシート本体1と、PETシー
ト本体1の裏面1b側に積層した粘着層2と、から成
る。
に、印刷面に深みや落ち着き等の視覚による美感の変化
を与える粘着加工シートを提供することを目的とする。 【解決手段】 エンボス加工にて多数の小凸部5…を表
面1a側に形成したPETシート本体1と、PETシー
ト本体1の裏面1b側に積層した粘着層2と、から成
る。
Description
【0001】
本考案は、粘着加工シートに関する。
【0002】
従来、(例えば、パンフレット、各種ラベル、あるいは見本市会場やその他の 床の表示などの)所定の印刷面の上に、印刷面の傷付きを防止する目的として貼 り付けられるオーバーラミネート用の粘着加工シートは、透過性を有する平坦状 なシート本体と、シート本体の裏面側に積層した粘着層と、から成っていた。
【0003】
しかしながら、従来の粘着加工シートでは、印刷面を保護することのみを目的 としており、シート面が平坦状であるため、そのシートを通して印刷面を見ても 、印刷面に視覚による美感の変化を与えることはなかった。
【0004】 そこで、本考案は、被貼付面となる印刷面を確実に保護すると共に、印刷面に 深みや落ち着き等の視覚による美感の変化を与える粘着加工シートを提供するこ とを目的とする。
【0005】
上述の目的を達成するために、本考案に係る粘着加工シートは、エンボス加工 にて多数の小凸部を表面側又は裏面側に形成したPETシート本体と、該PET シート本体の裏面側に積層した粘着層と、から成るものである。
【0006】 また、エンボス加工にて多数の小凸部を表面側又は裏面側に形成したPETシ ート本体と、該PETシート本体の裏面側に積層した粘着層と、から成ると共に 、上記多数の小凸部の、平均径Dを50μm 〜 200μm とし、平均高さHを5μm 〜20μm としたものである。
【0007】 また、PETシート本体にアルミニウムを蒸着すると共にエンボス加工にて多 数の小凸部を表面側又は裏面側に形成した複合シート体と、該複合シート体の裏 面側に積層した粘着層と、から成るものである。
【0008】 また、PETシート本体にアルミニウムを蒸着すると共にエンボス加工にて多 数の小凸部を表面側又は裏面側に形成した複合シート体と、該複合シート体の裏 面側に積層した粘着層と、から成ると共に、上記多数の小凸部の、平均径Dを50 μm 〜 200μm とし、平均高さHを5μm 〜20μm としたものである。
【0009】 さらに、多数の小凸部の平均分布数Nを、10個/mm2 〜30個/mm2 とするのが 好ましい。
【0010】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
【0011】 図1は、本考案の粘着加工シートの一実施形態の拡大断面を示し、本シート10 は、PETシート本体1と、該PETシート本体1の裏面1b側に積層した粘着 層2と、から成り、粘着層2に貼着された剥離紙3を剥がして、図2に示すよう に、被貼付面4に貼り付けられてオーバーラミネートとして用いられる。
【0012】 PETシート本体1は、透過性(透視性)を有する(25μm 〜 200μm 厚の) ポリエチレンテレフタレートから成る。粘着層2は、透明な粘着剤を、PETシ ート本体1の裏面1bに塗布して形成される。
【0013】 PETシート本体1は、図1と図3に示すように、予め(エンボスロールにて )エンボス加工されて、その表面1a側に多数の小凸部5…が形成されると共に その裏面1b側に多数の小凹窪部6…が形成されている。
【0014】 多数の小凸部5…の、平均径Dを50μm 〜 200μm とし、平均高さHを5μm 〜20μm (より好ましくは、平均高さHが8μm 〜12μm )としている。なお、 「平均径D」とは、個々の小凸部5の仮想径D1 ,D2 ,D3 …の平均値をいい 、「仮想径」とは、平面視真円でない小凸部5を(面積同一の)真円とした場合 の径をいい、また、「平均高さH」とは、個々の小凸部5の高さH1 ,H2 ,H 3 …の平均値をいうと定義する。
【0015】 さらに、多数の小凸部5…の平均分布数Nを、10個/mm2 〜30個/mm2 (より 好ましくは、15個/mm2 〜20個/mm2 )としている。なお、大きさの異なる小凸 部5…は、夫々、均一に分布されているものとする。
【0016】 なお、サンドブラスト加工では形成される小凸部が小さくなり過ぎて透明感が ほとんど無くなる虞れがある。これに対し、エンボス加工にて、最適な大きさの 小凸部5を形成することにより、透明感に優れる。
【0017】 このようにすれば、本シート10を被貼付面3(図2参照)に貼り付けた際に、 被貼付面3を(例えば、パンフレットやその他の印刷物、あるいは、見本市会場 やその他の床の表示などの)所定の印刷面とした場合、本シート10の(強度大の )PETシート本体1により、印刷面を確実に保護すると共に、PETシート本 体1の小凸部5により(即ち、エンボス加工により)、本シート10を通して印刷 面を見ると、印刷面(の色)に深みや落ち着き等の視覚による美感の変化を与え ることができる。さらに、被貼付面3をマウスパッド面とした場合、本シート10 表面が粗いため、マウスのボールを確実に転動させることができる。
【0018】 即ち、平均径Dが50μm 未満である場合は、小凸部5が小さく、エンボス加工 が困難となり、一方、平均径Dが 200μm を越える場合は、粗い感じとなり、上 述のエンボス効果が期待できない。
【0019】 また、平均高さHが5μm 未満である場合は、本シート10の表面が平坦面(平 滑面)のように見えて美感の向上がなく、エンボス効果が期待できず、一方、平 均高さHが20μm を越える場合は、粘着剤を多量に要すると共に美感が損なわれ る。
【0020】 また、平均分布数Nが10個/mm2 未満である場合は、粗い感じとなり、エンボ ス効果が期待できず、一方、平均分布数Nが30個/mm2 を越える場合は、エンボ ス加工が困難となる。
【0021】 次に、図4に本シート10の他の実施の形態を示し、図2と比較すると明らかな 如く次の構成が相違する。即ち、PETシート本体1は、その表面1a側に多数 の小凹窪部6…が形成されると共にその裏面1b側に多数の小凸部5…が形成さ れている。
【0022】 なお、小凹窪部6の仮想径d1 は、小凸部5の仮想径D1 と略同一であると共 に、小凹窪部6の深さh1 は、小凸部5の高さH1 と略同一であるため、小凹窪 部6…は、小凸部5…の「平均径D」「平均高さH」と略同一の値を有する。
【0023】 従って、図4に示すように、図2のPETシート本体1を表裏逆に使用しても 、図2と同様の作用効果を期待できる。
【0024】 次に、図5に本シート10の別の実施の形態を示し、PETシート本体1にアル ミニウムを蒸着すると共にエンボス加工にて多数の小凸部15…を表面11a側に形 成した複合シート体11と、該複合シート体11の裏面11b側に積層した粘着層2と 、から成る。即ち、図1と比較すると、図1のPETシート本体1に代わって、 PETシート本体1の裏面にアルミ蒸着層12が積層された複合シート体11が配設 されている。このように構成された本シート10は、アルミ蒸着層12の銀色が(エ ンボス効果にて)独特の美感を与えている。
【0025】 そして、本シート10は、例えば、図6に示すように、複合シート体11の表面11 a側に印刷層13が積層される印刷原紙として用いられ、特に、印刷層13が透過性 を失わない程度に着色されている場合には、エンボス効果にて、印刷層13(の色 )に深みや落ち着き等の美感の変化を与えることができる。
【0026】 なお、本考案は、上述の実施の形態に限定されず、例えば、PETシート本体 1又は/及び粘着層2を透過性を失わない程度に染色又は着色してもよく、また 、複合シート体11の裏面11b側に多数の小凸部15…を形成してもよく、さらに、 複合シート体11のPETシート本体1の表面側にアルミ蒸着層12を積層してもよ く、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
【0027】
本考案は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0028】 (請求項1によれば、)PETシート本体1がエンボス加工にて多数の小凸部 5…を表面1a側又は裏面1b側に形成しているため、本シートを、所定の印刷 面に貼着してオーバーラミネートとして使用した場合、印刷面を傷や汚れ等を防 止して確実に保護し、かつ、本シートを通して見た印刷面に深みや落ち着き等の 視覚による美感の変化を与えることができる。また、本シートをマウスパッドに 貼り付けて使用した場合、マウスのボールを確実に転動させることができる。
【0029】 (請求項2によれば、)PETシート本体1がエンボス加工にて多数の小凸部 5…を表面1a側又は裏面1b側に形成し、多数の小凸部5…の、平均径Dを50 μm 〜 200μm とし、平均高さHを5μm 〜20μm としているため、本シートを 、所定の印刷面に貼着してオーバーラミネートとして使用した場合、印刷面を傷 や汚れ等を防止して確実に保護し、かつ、本シートを通して見た印刷面に深みや 落ち着き等の視覚による美感の変化を与えることができる。また、本シートをマ ウスパッドに貼り付けて使用した場合、マウスのボールを確実に転動させること ができる。さらに、本シートのエンボス加工が容易となる。
【0030】 (請求項3によれば、)PETシート本体1にアルミニウムを蒸着した複合シ ート体11が、エンボス加工にて多数の小凸部15…を表面11a側又は裏面11b側に 形成しているため、本シートを、所定の印刷層が積層される印刷原紙として用い た場合、アルミニウムの銀色が独特の美感を与え、特に、印刷層が透過性を有す る程度に着色されている際に、印刷層に深みや落ち着き等の視覚による美感の変 化を与えることができる。一方、本シートをマウスパッドに貼り付けて使用した 場合、マウスのボールを確実に転動させることができる。
【0031】 (請求項4によれば、)PETシート本体1にアルミニウムを蒸着した複合シ ート体11が、エンボス加工にて多数の小凸部15…を表面11a側又は裏面11b側に 形成し、多数の小凸部15…の、平均径Dを50μm 〜 200μm とし、平均高さHを 5μm 〜20μm としているため、本シートを、所定の印刷層が積層される印刷原 紙として用いた場合、アルミニウムの銀色が独特の美感を与え、特に、印刷層が 透過性を有する程度に着色されている際に、印刷層に深みや落ち着き等の視覚に よる美感の変化を与えることができる。一方、本シートをマウスパッドに貼り付 けて使用した場合、マウスのボールを確実に転動させることができる。さらに、 本シートのエンボス加工が容易となる。
【0032】 (請求項5によれば、)多数の小凸部5…,15…の平均分布数Nを、10個/mm 2 〜30個/mm2 としたため、エンボス加工が容易で、かつ、オーバーラミネート 又は印刷原紙として使用した場合に、印刷物に視覚による美感の変化を確実に与 えることができる。また、マウスパッドに貼り付けて使用した場合、マウスのボ ールを一層確実に転動させることができる。
【図1】本考案の実施の一形態を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図2】使用状態の拡大断面図である。
【図3】本考案の単位面積当りの平面図である。
【図4】本考案の他の実施の形態を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図5】本考案の別の実施の形態を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図6】本考案の別の実施の形態の使用状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
1 PETシート本体 1a 表面 1b 裏面 2 粘着層 5 小凸部 11 複合シート体 11a 表面 11b 裏面 15 小凸部
Claims (5)
- 【請求項1】 エンボス加工にて多数の小凸部5…を表
面1a側又は裏面1b側に形成したPETシート本体1
と、該PETシート本体1の裏面1b側に積層した粘着
層2と、から成ることを特徴とする粘着加工シート。 - 【請求項2】 エンボス加工にて多数の小凸部5…を表
面1a側又は裏面1b側に形成したPETシート本体1
と、該PETシート本体1の裏面1b側に積層した粘着
層2と、から成ると共に、上記多数の小凸部5…の、平
均径Dを50μm〜 200μm とし、平均高さHを5μm 〜2
0μm としたことを特徴とする粘着加工シート。 - 【請求項3】 PETシート本体1にアルミニウムを蒸
着すると共にエンボス加工にて多数の小凸部15…を表面
11a側又は裏面11b側に形成した複合シート体11と、該
複合シート体11の裏面11b側に積層した粘着層2と、か
ら成ることを特徴とする粘着加工シート。 - 【請求項4】 PETシート本体1にアルミニウムを蒸
着すると共にエンボス加工にて多数の小凸部15…を表面
11a側又は裏面11b側に形成した複合シート体11と、該
複合シート体11の裏面11b側に積層した粘着層2と、か
ら成ると共に、上記多数の小凸部15…の、平均径Dを50
μm 〜 200μm とし、平均高さHを5μm 〜20μm とし
たことを特徴とする粘着加工シート。 - 【請求項5】 多数の小凸部5…,15…の平均分布数N
を、10個/mm2 〜30個/mm2 とした請求項2又は4記載
の粘着加工シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004652U JP3083433U (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 粘着加工シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004652U JP3083433U (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 粘着加工シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3083433U true JP3083433U (ja) | 2002-01-31 |
Family
ID=43234945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001004652U Expired - Lifetime JP3083433U (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 粘着加工シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3083433U (ja) |
-
2001
- 2001-07-16 JP JP2001004652U patent/JP3083433U/ja not_active Expired - Lifetime
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