JP3200691U - コースター - Google Patents

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友理子 武内
友理子 武内
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Abstract

【課題】飲料用の食器を持ち上げて傾けて飲むときに意外性と意匠性を発揮することのできるコースターを提供する。【解決手段】基材1の裏面に回転角度を問わない図柄2が形成され、表面に粘着材料4を有する。また、基材の裏面に回転角度依存性のある図柄が形成され、表面に粘着材料を有するとともに回転角度を指示もしくは暗示させる図柄3が形成されていてもよい。この場合、表面の粘着材料の上に剥離シート5が設けられていたり、裏面の図柄の上に剥離材が設けられているものが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、コップ、グラス、ジョッキ、缶などの、主として飲料用の食器の下に敷かれて用いられるコースターに関する。
従来から、各種材料を用い、各種機能を有したコースターが開発されてきている。
特許文献1には、裏シートに記載された隠し表示を表シートの一部を剥がすことで表示可能とする多層コースターが開示されている。
また、特許文献2には、開口部を有した紙製の上部シートと開口部を有していない紙製の下部シートとを貼り合せた多層シートからなり、下部シートの上面のうち開口部を通して外部に露出される部分には接着剤層を有しておらず、下部シートの上面に印刷された意匠が上部シートの開口部を通して視認できるコースターが開示されている。
その他、特許文献3には飲料容器底面にくっつくコースターの例が開示されている。
特開2009−56122号公報 特開2014−217554号公報 実用新案登録第3197938号公報
しかしながら、特許文献1のようなコースターは、表シートを剥す行為により新たな絵柄が出ることが予想することができるので、コースターとしての意外性はない。
また、特許文献2のようなコースターは、コップ等を載せる前から視認することができるので、コースターとして意外性はない。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の考案は、基材の裏面に回転角度を問わない図柄が形成され、表面に粘着材料を有することを特徴とするコースターを提供するものである。
請求項2記載の考案は、基材の裏面に回転角度依存性のある図柄が形成され、表面に粘着材料を有するとともに回転角度を指示もしくは暗示させる図柄が形成されていることを特徴とするコースターを提供するものである。
請求項3記載の考案は、回転角度を指示もしくは暗示させる形状の基材の裏面に回転角度依存性のある図柄が形成され、表面に粘着材料を有することを特徴とするコースターを提供するものである。
請求項4記載の考案は、表面の図柄が口、もしくは、吹き出し文字をデザインしたものであることを特徴とする請求項2もしくは3記載のコースターを提供するものである。
請求項5記載の考案は、表面の粘着材料の上に剥離シートが設けられていることを特徴とする請求項1から4何れか記載のコースターを提供するものである。
請求項6記載の考案は、裏面の図柄の上に剥離材が設けられていることを特徴とする請求項1から4何れか記載のコースターを提供するものである。
本考案では、従来のコースターでは発揮しえない、コップ、グラス、ジョッキなどの、主として飲料用の食器を持ち上げて傾けて飲むときに意外性と意匠性を発揮することのできる斬新なコースターを提供することができる。
本考案のコースターの一概略断面図である。 図1のコースターの使用時の一概略断面図である。 図1のコースターとは別なコースターの一概略断面図である。 図1のコースターの上に飲料容器を載せた状態を示す一概略断面図である。 本考案のコースターの表面の図柄の一例を示す平面図である。 図5のコースターの剥離シートが設けられた状態を示す平面図である。 本考案のコースターの裏面の図柄の一例を示す底面図である。 図7のコースターを使用する前の表情である。 図7のコースターを使用した状態の表情である。 図7とは異なる本考案のコースターの、裏面の図柄の一例を示す底面図である。 図7や図10とは異なる本考案のコースターの、裏面の図柄の一例を示す底面図である。 本考案の別なコースターの形状の一例を示す平面図である。 本考案のさらに別なコースターの形状の一例を示す平面図である。
以下、本発明のコースターにつき図1以下を用いて以下説明する。
基材1の裏面に図柄2が形成され、表面に図柄3が形成され、その上に粘着材料4が形成され、さらに剥離シート5が設けられている。
表面の図柄3は、例えば図4のような、コースターの回転方向を示唆するような、直接的もしくは間接的表現がされている。また、裏面の図柄は例えば図5の様な口などの絵柄が設けられている。
基材1としては、紙以外に樹脂などでもかまわないが、例えば紙の場合は、その種類としては、形状の安定性、強度、開口部の形成のし易さ、水や飲料に対する耐久性、吸水性、等を考慮して、種々の紙の中から選択して使用することができる。
例えば、特開平6−306793号公報に記載のようにパルプスラリー中にサイズ剤を添加して抄紙した紙の少なくとも片面に紙力増強剤、界面活性剤を配合させた塗被液を塗被、乾燥した紙や、特開2006−16730号公報や、特開2006−144175号公報に記載のように特定の吸水度を有する2層以上の多層抄き紙等が挙げられる。
この場合の紙の坪量や厚みは、形状の安定性、強度、水や飲料に対する耐久性、吸水性、等を考慮して、適宜選択することができる。これらの観点から、坪量は、30〜1000g/mが好ましい。また厚みは、40〜2000μmが好ましい。
コースターの形状としては、真円、四角、キャラクター形状などその形状を問うものではないが、裏面の絵柄が意味をなすような角度が所望になるように、丸などの比較的単調な形状に切欠などの方向性を示唆するのが好ましい。例えば、図12のような円の一辺が削れている形状や、図13のような円の一角に切込みが入っている形状、その他回転角度が認識できる各種形状が考えられる。
コースターの裏面の図柄は、コースターが付いたコップなどが顔に近づくため、図柄は例えば図7の様な口もしくは口と鼻などの飲用時に覆われる表面形状にあわせた図柄や、吹き出し文字をデザインしたものなど多様な絵柄を選ぶことができる。
例えば、図7の様な口をあしらった裏面の図柄の場合、図8の様な人物22がコップ等を持ち上げて飲もうとする場合、コースターもそのまま持ち上げられて、その人物の正面から見ると、その表情と重なってその表情の口に相当する位置に、コースターの裏面21の口の絵柄が位置するようになり、奇抜な印象を与えるものである。
この場合の口や鼻の図柄は、リアルな図柄であっても、コップ等の裏にあるために飛び出た印象となり、それなり特別な印象を与えるものであるが、パーティー用途などではデフォルメして笑いを誘うような図柄や、特定のキャラクターの表情を模した図柄なども採用することができる。
その他、特定の印象を与える図柄としては、×マークが記載されたマスクの模様などの採用も可能であるし、「当り」などの文字列の絵柄を採用することも可能である。その他、季節感などを演出する図9の様な図柄を採用することも可能である。
この場合の回転角度を問わない図柄とは、回転角度依存性のある図柄ではないことを意味し、回転角度によって図柄が異なる場合であっても、違和感のない図柄を含むものとする。
また、この図柄は、模様や絵、記号などのほか、文字などの文字列等や、これらが複数組み合わさったものを含むことができる。
この場合の裏面の図柄は、通常のインクを用いた印刷で形成してもよいが、ホログラムなどの各種光学装飾を転写もしくは貼着して形成してもよい。
表面の絵柄も同様に、通常のインクを用いた印刷で形成してもよいが、ホログラムなどの各種光学装飾を転写もしくは貼着して形成してもよい。
表面の図柄については、裏面の図柄に角度依存性がある場合、例えば天地がある場合など、こちらが上ですなどの文字による回転角度の指示でも構わないが、↑や△などの記号を印刷や刻印などで施すなどや、キャラクターが分かりやすい位置になる様に表示を行って暗示的に回転角度を指示するものでも構わない。この場合、表面には併せて商品名などを記載しても構わない。ちなみに、裏面の図柄が方向に関係の無い図11の様な図柄である場合は、このようなマークはなくても構わない。
粘着材料については、コップなどの底にコースターを一時的くっつける程度の粘着力が必要であるが、使用後は簡単にコップなどをコースターから剥すことができるのが好ましいために粘着が強すぎても好ましくはない。
この様な粘着材料としてはアクリル系微粘着剤などを挙げることができる。もちろん、
この様な粘着材料は、両面テープの様なものでも構わないが、塗布形成するのが一般的である。
この場合の粘着材料は接着性の要件を満たせばベタで設ける必要性はなく、間歇的にもしくはパターン的に設けても良く。場合によっては表面の図柄の印刷と兼ねるものであってもよい。
離型シート5については、他のコースターと接着するのを防止するために設けられる。これにはワックスを塗布した紙、シリコンなどを塗布したフィルムなどが挙げられる。
図6の様に透明もしくは半透明なものでも良いが、「使用時に剥して下さい」などの注意書きが表面に印刷されている様なものでも構わない。
この場合、コースター本体11からはみ出る様に剥離シート5のみつまみ12を設けると、このつまみ12部分を引き上げて剥離することにより容易に粘着材料を表面に露出することができる。
なお、このコースターは未使用時には積み重ねられてスタックされる可能性が高いので、このような離型シートの代わりに裏面の図柄上に剥離剤を塗布する構成でも構わない。この場合も、ワックス、シリコンなどの塗布などにより剥離材を形成することができる。
なお、この様な基材となるべき紙にコースターを多面付け両面印刷し、その上で抜き型で基材を製造し、さらに貼着材料を塗布印刷等により付与し、さらに剥離シートを付与しても良いが、先に両面印刷し、貼着材料を付与し、剥離シートを付与してのち抜き型で製造するものでも構わない。
1・・・基材
2・・・裏面の図形
3・・・表面の図形
4・・・貼着材料
5・・・剥離シート
6・・・離型材料
7・・・コップ等
11・・・コースター本体
12・・・つまみ
21・・・コースターの裏面
22・・・人物

Claims (6)

  1. 基材の裏面に回転角度を問わない図柄が形成され、表面に粘着材料を有することを特徴とするコースター。
  2. 基材の裏面に回転角度依存性のある図柄が形成され、表面に粘着材料を有するとともに回転角度を指示もしくは暗示させる図柄が形成されていることを特徴とするコースター。
  3. 回転角度を指示もしくは暗示させる形状の基材の裏面に回転角度依存性のある図柄が形成され、表面に粘着材料を有することを特徴とするコースター。
  4. 表面の図柄が口、もしくは、吹き出し文字をデザインしたものであることを特徴とする請求項2もしくは3記載のコースター。
  5. 表面の粘着材料の上に剥離シートが設けられていることを特徴とする請求項1から4何れか記載のコースター。
  6. 裏面の図柄の上に剥離材が設けられていることを特徴とする請求項1から4何れか記載のコースター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7464444B2 (ja) 2020-05-20 2024-04-09 株式会社トーモク 飲用容器用下敷

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