JP3083376B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3083376B2
JP3083376B2 JP03296931A JP29693191A JP3083376B2 JP 3083376 B2 JP3083376 B2 JP 3083376B2 JP 03296931 A JP03296931 A JP 03296931A JP 29693191 A JP29693191 A JP 29693191A JP 3083376 B2 JP3083376 B2 JP 3083376B2
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Japan
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duct
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Inventor
郁友 梅岡
利夫 上辻
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松下冷機株式会社
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫の低騒音化に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の冷却効率向上の1つとして、冷
気循環用の吸込口を貯蔵室の両側壁近傍部に設け、2つ
の分岐した吸込ダクトにより冷気を冷却室に導く方法が
とられている。
【0003】しかし、このような方法においては、吸込
ダクト内の気柱共鳴により冷気循環用のファン騒音が増
幅され大きな騒音を発生することがあった。
【0004】以下、図面を参照しながら上述した従来の
冷蔵庫の一例について説明する。図3,図4は従来の冷
蔵庫の吸込ダクトの構成を示すもので、1は冷蔵庫本体
である。2は断熱箱体、3は冷却器4を収納した冷却室
である。5は貯蔵室で、6は冷気循環用のファンであ
り、7はファン前面に設けられた吹出チャンバーであ
る。
【0005】8は冷気循環用の吸込みダクトで、冷却室
3から断熱箱体2の側面に沿って貯蔵室5へ伸びる第1
ダクト9と、第1ダクト9から分岐して貯蔵室5の両側
壁近傍部に設けた第1の吸込口10a,第2の吸込口1
1aまで伸びる第2ダクト10,第3ダクト11とから
なる。9aは冷却室3へ開口する第1ダクト9の吹出口
である。吸込ダクト8おいて、両吸込口10a,11a
間の第2ダクト10,第3ダクト11の長さと吹出口9
a、吸込口10a間の第1ダクト9、第2ダクト10の
長さが略等しい。
【0006】12は第2ダクト10と第3ダクト11の
分岐点である。以上のように構成された冷蔵庫におい
て、以下その動作を説明する。
【0007】図3,図4において、貯蔵室5内の冷気は
ファン6により、貯蔵室5の両側壁近傍部に設けた第1
吸込口10a,第2吸込口11aから吸い込まれ、第2
ダクト10,第3ダクト11内を流れ、分岐点12で合
流し、第1ダクト9内を流れ吹出口9aから冷却室3内
に流入し、冷却器4により冷却された後、吹出チャンバ
ー7に吐出され吹出ダクト(図示せず)を経て再び貯蔵
室5に吹出され貯蔵室5は冷却される。
【0008】この際、第1吸込口10a,第2吸込口1
1aは貯蔵室5の両側壁近傍部に設けられているため、
貯蔵室5内の冷気は貯蔵室5の両端部より均一に効率よ
く吸込ダクト8内に吸込まれ、冷却効率を高めることが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、吸込ダクト8において、吹出口9a,吸
込口10a間の第1ダクト9,第2ダクト10の長さと
両吸込口10a、11a間の第2ダクト10,第3ダク
ト11の長さが略等しいため、図5に示す吹出口9a,
吸込口10aを節とする気柱共鳴周波数と、両吸込口1
0a,11aを節とする気柱共鳴周波数がほぼ一致し、
互いに振幅を助長し合うため、ファン騒音を増幅する一
要因となっていた。特に、ファン騒音のnZ音の周波数
とこの気柱共鳴周波数が一致した場合にはnZ音が増幅
され、冷蔵庫騒音として大きな問題を生じることがあっ
た。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、冷却効率を損
なうことなく吸込ダクト8内の気柱共鳴を防止し、安定
した冷蔵庫騒音の低減を図ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の冷蔵庫は、断熱箱体内に設けられた冷却室と
貯蔵室と、一端を前記冷却室に開口する第1ダクトと、
前記貯蔵室にそれぞれ一端を開口する第2,第3ダクト
とを有し、前記第2,第3ダクトの前記貯蔵室とは反対
側の端部は、前記第1ダクトの前記冷却室とは反対側の
端部にそれぞれ連結し、前記貯蔵室が前記第1,第2ダ
クトあるいは前記第1,第3ダクトを介して前記冷却室
と連通した冷蔵庫において、前記第1ダクトの長さと前
記第2ダクトの長さとを加えたダクト全長の略中間位置
と、前記第2ダクトの長さと前記第3ダクトの長さとを
加えたダクト全長の略中間位置との少なくとも一方のダ
クト位置に発生する気柱共鳴周波数と一致した共鳴周波
数を有する共鳴型消音器を設けた構成となっている。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって、第1,第2ダ
クト間に発生する第1ダクトの吹出口と第2ダクトの吸
込口を節とし、両ダクト長さの中間を腹とする気柱共鳴
モードを、両ダクト長さのほぼ中間位置に気柱共鳴周波
数とほぼ一致した共鳴周波数を有する共鳴型消音器を付
加することにより消音原理に従い効果的に消滅させるこ
とができる。
【0013】第2ダクトと第3ダクト間に発生する気柱
共鳴モードにおいても前述と同様に消滅させることがで
き、互いに振幅を助長し合うことを抑制し、ファン騒音
の増幅を防止できる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例の冷蔵庫について図面
を参照しながら説明する。なお、説明の重複を避けるた
め、従来例と同一部分については同一符号を付して説明
を省略する。
【0015】図1,図2において13は吹出口9a,吸
込口10a間の第1ダクト9,第2ダクト10の長さの
ほぼ中間位置に配設された第1共鳴型消音器であり、1
4は両吸込口10a,11a間の第2ダクト10,第3
ダクト11の長さのほぼ中間位置に配設され第2共鳴型
消音器である。また、第1,第2共鳴型消音器13,1
4は、第1,第2ダクト間と第2,第3ダクト間で発生
する気柱共鳴周波数とほぼ一致した共鳴周波数を有して
いる。
【0016】以上のように構成された冷蔵庫において、
以下その動作を説明する。第1,第2ダクト9,10間
に発生する吹出口9aと吸込口10aを節とし、ダクト
長さの中間を腹とする気柱共鳴モードは、両ダクト長さ
のほぼ中間位置に気柱共鳴周波数とほぼ一致した共鳴周
波数を有する第1共鳴型消音器13を付加することによ
り消音原理に従い効果的に消滅する。第2,第3ダクト
10,11間に発生する気柱共鳴モードにおいても前述
と同様に消滅し、ファン騒音の増幅を防止することがで
きる。
【0017】さらに、第1,第2共鳴型消音器13,1
4は冷蔵庫のデッドスペースを利用して配設され、かつ
吸込ダクト8への開口断面は十分小さく、冷機の循環を
殆ど妨げることがないため、冷蔵庫の冷却効率を殆ど損
なうことなく上述した動作を行うことができる。
【0018】尚、第1,第2共鳴型消音器13,14の
片方だけ配設する場合も同様である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1ダクトの長
さと前記第2ダクトの長さとを加えたダクト全長の略中
間位置と、前記第2ダクトの長さと前記第3ダクトの長
さとを加えたダクト全長の略中間位置との少なくとも一
方のダクト位置に発生する気柱共鳴周波数と一致した共
鳴周波数を有する共鳴型消音器を設けるこうとによっ
て、第1,第2ダクト間または第2,第3ダクト間ある
いはその両方に発生する気柱共鳴モードを消滅させるこ
とができ、互いに助長し合うことを抑制し、ファン騒音
の増幅を防止できる。しかも、ファン騒音のnZ音の周
波数とこの気柱共鳴周波数が一致した場合にもnZ音は
増幅されることのないことから、冷却効率を損なうこと
なく安定した低騒音の冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の要部断面図
【図2】図1のB−B′断面図
【図3】従来例を示す冷蔵庫の要部断面図
【図4】図3のA−A′断面図
【図5】図3の冷蔵庫の吸込ダクト内に発生する気柱共
鳴モード図
【符号の説明】
2 断熱箱体 3 冷却室 9 第1ダクト 10 第2ダクト 11 第3ダクト 13 第1共鳴型消音器 14 第2共鳴型消音器
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−132180(JP,U) 実開 昭57−132179(JP,U) 実開 昭57−132178(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 G10K 11/178

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内に設けられた冷却室と貯蔵室
    と、一端を前記冷却室に開口する第1ダクトと、前記貯
    蔵室にそれぞれ一端を開口する第2,第3ダクトとを有
    し、前記第2,第3ダクトの前記貯蔵室とは反対側の端
    部は、前記第1ダクトの前記冷却室とは反対側の端部に
    それぞれ連結し、前記貯蔵室が前記第1,第2ダクトあ
    るいは前記第1,第3ダクトを介して前記冷却室と連通
    した冷蔵庫において、 前記第1ダクトの長さと前記第2ダクトの長さとを加え
    たダクト全長の略中間位置と、前記第2ダクトの長さと
    前記第3ダクトの長さとを加えたダクト全長の略中間位
    置との少なくとも一方のダクト位置に 発生する気柱共鳴
    周波数と一致した共鳴周波数を有する共鳴型消音器を設
    た冷蔵庫。
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