JP3083176B2 - カメラの絞り制御装置 - Google Patents

カメラの絞り制御装置

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JP3083176B2
JP3083176B2 JP03171810A JP17181091A JP3083176B2 JP 3083176 B2 JP3083176 B2 JP 3083176B2 JP 03171810 A JP03171810 A JP 03171810A JP 17181091 A JP17181091 A JP 17181091A JP 3083176 B2 JP3083176 B2 JP 3083176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ、スチル
カメラ等のカメラに用いて好適な絞り制御装置に係り、
特に、ホール素子を用いて絞り値検出を行なうカメラの
絞り制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】絞りを駆動するためのアイリスモータ内
に絞り値検出手段としてのホール素子を設け、絞りの開
口度合いに対応したホール素子の出力電圧によって絞り
値を検出するようにした絞り制御装置は、例えば、一体
形ビデオカメラVM−C1(日立)のサービス技術資料
回路理論編第2章13ページ、及び分解・調整・回路図
・基板図・部品表編第4章第4ページに記載のように、
公知である。
【0003】ところで、このホール素子の出力信号は、
その信号量と直流電圧オフセットのバラツキが大きい。
そこで、この信号量は、従来では、各製品毎にホール素
子の直流バイアス電流を人手で調整することにより、設
計値に合わせられ、また、ホール素子の直流電圧オフセ
ットも、ホール素子の出力信号を増幅する手段の直流電
圧オフセットが人手で調整されることにより、打ち消さ
れるようにし、絞りのオープン状態と絞りのクローズ状
態での絞り値検出電圧が夫々所定の電圧値になるように
していた。さらに、絞り値の検出の際には、平均的な調
整を行なった場合の平均的なホール素子の絞り値に対応
する絞り電圧特性が用いられていた。なお、他の公知文
献として、特開平2ー187737号公報が挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
では、ホール素子の特性バラツキを製品出荷前に人手に
よって個別に調整するようにしていたため、調整誤差が
生じるという問題があった。また、絞り値の検出には、
製品毎の個別の絞り値電圧特性ではなく、平均的な絞り
値電圧特性が用いられていたため、例えば小絞り状態で
は、正しい絞り値を検出することができないという問題
もあった。
【0005】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
調整誤差をなくし、しかも、高精度の絞り値検出を可能
とするカメラの絞り制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一定照度の被写体を絞り制御のフィード
バックループ内のゲイン(例えば電子シャッタスピード
やAGC(オート・ゲイン・コントロール)回路のゲイ
ン)を切り換えながら撮像することにより、信号処理回
路から予め決められた適正レベルの信号が得られるとき
の所望の絞り値を検出してこの絞り値に対する絞り値電
圧データを基準絞り値電圧データとし、該所望の絞り値
における基準絞り値電圧データと絞り制御時に検出され
る絞り値電圧データとの比較から絞り値の検出をするよ
うにする。
【0007】
【作用】絞り値を検出するホール素子の特性に応じて基
準絞り値電圧データが決まり、これを基準として検出さ
れる絞り値電圧データから絞り値が検出されるから、ホ
ール素子の特性のバラツキや被写体照度のずれが信号処
理回路のゲインやシャッタスピードに吸収され、高精度
の絞り値検出が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明によるカメラの絞り制御装置の一実施
例を示す構成図であって、1はレンズ、2は絞り、3は
撮像素子、4は信号処理回路、5は撮像素子3の駆動回
路、6は電子シャッタ制御回路、7は検波回路、8はA
/D(アナログ/ディジタル)変換器、9はマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンという)、10はEEPR
OM(エレクトリック・イレーサブル・プログラマブル
・リード・オンリー・メモリ)、11は絞り駆動回路、
12はアイリスモータ、13はホール素子、14は絞り
値検出回路、15はA/D変換噐、16はパーソナルコ
ンピュータ(以下、パソコンという)である。
【0009】同図において、レンズ1と絞り2を通過し
た光は撮像素子3の受光面に入射し、この受光面に被写
体像が結像する。駆動回路5は撮像素子3を駆動し、N
TSC方式等の放送規格に沿った水平走査周期及び垂直
走査周期で撮像素子3の受光面に配列した光電変換素子
群を水平、垂直方向に順次走査させることにより、各光
電変換素子の被写体像に応じた蓄積電荷を読み出させ
る。これにより、撮像素子3から被写体像を表わす電気
信号が出力される。
【0010】この光電変換素子の電荷蓄積時間(すなわ
ち、電子シャッタスピード)は電子シャッタ制御回路6
によって制御され、マイコン9からこの電子シャッタ制
御回路6に供給されるデータeによって任意に変化でき
る。このデータeは図示しないボタン等の外部入力部か
らの入力に応じたものである。
【0011】撮像素子3の出力信号は、信号処理回路4
で増幅等の所定の処理がなされた後、ビデオ信号として
出力される。信号処理回路4のゲイン(利得)はマイコ
ン9から転送されるゲイン制御信号dに応じて任意に設
定される。撮像素子3の出力信号は検波回路7にも供給
されて検波され、撮像素子3の受光量に応じたこの検波
出力信号がA/D変換器8でディジタルデータ(以下、
光量データという)aに変換されてマイコン9に供給さ
れる。
【0012】マイコン9では、A/D変換器8からの光
量データaと内部に保持された光量基準データとが比較
され、この比較結果に応じたPWM(パルス幅変調)信
号等の絞り制御信号bが形成され、絞り駆動回路11を
介してアイリスモータ12に供給される。これにより、
上記のA/D変換器8からの光量データaと光量基準デ
ータとが等しくなるように絞り2の開口度が制御され
る。絞り駆動回路11は、アイリスモータ12を充分駆
動できるように、マイコン9からの絞り制御信号bを増
幅する。
【0013】なお、マイコン9は、絞り2がオープン状
態であって、かつA/D変換器8からの光量データaに
より撮像素子3での受光量が不足していることが判明す
ると、A/D変換器8からの光量データaが光量基準デ
ータに等しくなるように、信号処理回路4のゲインを高
める。かかる一連のフィードバックループにより、信号
処理回路4の出力信号の振幅が一定となる制御動作が行
なわれる。
【0014】一方、絞り2には、ホール素子13が設け
られている。このホール素子13は、アイリスモータ1
2内に発生する磁界を検出することにより、アイリスモ
ータ12の回転角度、すなわち絞り2の絞り値に応じた
電圧を発生し、絞り値検出回路14に供給する。ホール
素子13の出力電圧は、絞り2がオープン状態からクロ
ーズ状態までの変化に対する変化幅が微小なため、絞り
値検出回路14により充分な変化幅が得られるように増
幅される。A/D変換器15はこの絞り値検出回路14
の出力信号をディジタルデータ(以下、絞り値電圧デー
タという)cに変換し、マイコン9に供給する。マイコ
ン9は、この絞り値電圧データcと予めEEPROM1
0に格納されている所望の絞り値での絞り値電圧データ
(以下、基準絞り値電圧データという)fとを比較して
絞り値を検出し、この検出結果に応じて例えばゲイン制
御信号dやシャッタ制御信号eを出力して信号処理回路
4のゲインやシャッタスピードを制御したり、マイコン
9の出力端子の電圧(0,5V)を変えたりなどしてカ
メラの制御を行なう。以上が通常状態でのこの実施例の
動作である。
【0015】この実施例では、さらに、マイコン9のR
S232Cバス等の外部とのデータコミニュケーション
ポートにパソコン16が接続され、外部からマイコン9
の状態を変化させることができる。パソコンの代りに所
望のコントローラを用いてもよい。図2はかかるコント
ローラとしてのパソコン16を用いた制御動作を示すフ
ローチャートである。
【0016】なお、パソコン16は上記した通常状態で
の絞り制御から以下に示すような絞り制御(調整モー
ド)とを切り替えるためのデータをマイコン9に転送
し、マイコン9の絞り制御の状態を変化させるものであ
る。このようにマイコン9の絞り制御の状態を変化させ
るためには、パソコン16以外の手段、例えばマイコン
9の入力端子の電圧を変化させるなどの他の手段を用い
てよい。
【0017】以下、上記の調整モードについて説明す
る。
【0018】図2はNTSC方式のカメラを例とし、絞
り2のオープン状態(以下、これを絞りオープンとい
う)から5絞りの絞り値での絞り値電圧データを、基準
絞り値電圧データとして、EEPROM10に記憶する
際のマイコン9の制御動作の一例を示すフローチャート
である。
【0019】まず、一定照度の被写体を撮影する(ステ
ップ200)。この状態で絞り2をオープン状態にしか
つシャッタスピードを1/1920秒に固定したまま、
光量データaを監視しながら信号処理回路4のゲインを
変化させ(ステップ201)、信号処理回路4のゲイン
を予め決められた適正レベルの信号が得られたときのゲ
インに固定する(ステップ202)。ここで、被写体照
度、絞り値、信号処理回路4のゲイン、出力信号量の関
係を規定する。絞り値はバラツキのない絞りオープンを
基準とする。さらに、信号処理回路4のゲインを変え、
全てのカメラに対して絞りオープン状態での信号量を適
正量に統一することで、カメラ毎の感度バラツキと被写
体照度のずれ(経時変化等のゆっくりした変化)を吸収
する。
【0020】次に、信号処理回路4のゲインをステップ
202で得たゲインに固定したまま、シャッタスピード
を1/60秒に切り換え、光量データaを監視しなが
ら、絞り制御信号bにより、絞り2の絞り値を変化さ
せ、ステップ202と同様の適正レベルとなるように露
光制御する(ステップ203)。ステップ202とステ
ップ203とでシャッタスピードを1/1920秒から
1/60秒に切り替え、絞り制御のフィードバックルー
プ内のゲイン(この場合には、シャッタスピードのみ)
を30dB上げたので、被写体照度を30dB上げた場
合と等価になり、ステップ203で信号処理回路4の出
力信号が適正レベルとなったときの絞り値は絞りオープ
ンから5絞りの絞り値となる。このときの絞り値電圧デ
ータcを基準絞り値電圧データdとしてA/D変換器1
5から取り込み(ステップ204)、EEPROM10
に記憶する(ステップ205)。これにより、所望(絞
りオープンから5絞り)の絞り値での基準絞り値電圧デ
ータdが得られたことになる。
【0021】このようにして得られた基準絞り値電圧デ
ータdを基に上記の絞り値の検出が行なわれ、これによ
り、カメラ毎にバラツキのない正確な絞り値検出が可能
となるのである。
【0022】なお、上記の説明では、所望の絞り値を絞
りオープンから5絞りのものとしたが、絞りオープン時
の絞り制御のフィードバックループ内のゲイン(信号処
理回路4のゲインやシャッタスピード)と絞りによって
露光制御したときの絞り制御のフィードバックループ内
のゲイン(信号処理回路4のゲインやシャッタスピー
ド)との差を適宣選択することにより、所望とする絞り
値を変えることができることは明らかである。
【0023】また、上記の説明では、信号処理回路4の
ゲインでカメラ毎の感度バラツキと被写体照度のずれを
吸収するようにしたが、シャッタスピード、あるいは信
号処理回路4のゲインとシャッタスピードとでカメラ毎
の感度バラツキと被写体照度のずれを吸収するようにし
てもよい。前者の場合、絞りオープンの状態で、信号処
理回路4のゲインを比較的低く設定してシャッタスピー
ドを変化させ、信号処理回路4の出力信号が適正レベル
となったときのシャッタスピードを求める。このシャッ
タスピードにカメラ毎の感度バラツキと被写体照度のず
れが吸収される。しかる後、このシャッタスピードに固
定して信号処理回路4のゲインを上記で設定したゲイン
よりも30dB高く設定し、絞り2を制御して信号処理
回路4の出力信号が上記の適正レベルとなるようにす
る。このとき得られる絞り値電圧データが所望(絞りオ
ープンから5絞り)の絞り値での基準絞り値電圧データ
dとなる。後者の場合には、絞りオープンの状態で、
(a)適当なシャッタスピードを設定して信号処理回路
4のゲインを変えることにより、あるいは、(b)適当
な信号処理回路4のゲインを設定してシャッタスピード
を変えることにより、信号処理回路4の出力信号が適正
レベルになったとき、上記(a)の場合では、信号処理
回路4のゲインを求め、上記(b)の場合では、シャッ
タスピードを求める。これにより、カメラ毎の感度バラ
ツキと被写体照度のずれが吸収される。しかる後、上記
(a)、(b)の状態から絞り制御のフィードバックル
ープ内のゲイン(信号処理回路4のゲイン+シャッタス
ピード)を30dB上げ、絞り2を制御して信号処理回
路4の出力信号が上記適正レベルとなるようにする。こ
のとき得られる絞り値電圧データが所望(絞りオープン
から5絞り)の絞り値での基準絞り値電圧データdとな
る。
【0024】ところで、図2に示したフローチャートの
動作では、被写体の照度が適切でなく、被写体照度が不
足したり、過大であったりすると、絞りオープン状態で
信号処理回路4の出力信号が適正レベルになることがで
きない場合があり、このような場合には、所望の絞り値
での基準絞り値電圧データdを得ることができない。図
3は、このような場合、被写体照度の不足・過大の警告
を行なわせるようにしたこの実施例の動作を示すフロー
チャートである。この制御動作は、図2のステップ20
1の代りにステップ300〜304を設けて上記の警告
が行なわれるようにしたものであり、ここでは、図2に
示した制御動作と異なる被写体照度の不足・過大の警告
を行なう部分についてのみ説明する。
【0025】図3において、絞りオープン、シャッタス
ピード1/1920に固定して信号処理回路4のゲイン
を変化させることは図2のステップ201と同様である
が、ゲイン可変範囲の中心値から変化させて信号処理回
路4の出力信号が適正レベルとなるように制御する。こ
の適正レベルに向かう制御の途中で信号処理回路4のゲ
インがゲイン可変範囲の最大値になったときには(ステ
ップ301)、被写体照度が不足している場合であるの
で、被写体照度不足の警告データをマイコン9の出力端
子(図示せず)もしくは外部に接続したパソコン16に
出力し、警告を発するようにする(ステップ303)。
また、同じ制御の途中で信号処理回路4のゲインがゲイ
ン可変範囲の最小値になったときには(ステップ30
2)、被写体照度が過大の場合であるので、被写体照度
過大の警告データをマイコン9の出力端子もしくは外部
に接続したパソコン16に出力し、警告を発するように
する(ステップ304)。これらにより、所望の絞り値
での基準絞り値電圧データdを得る際の被写体照度の適
正・不適正を知ることができる。
【0026】なお、図3においては、被写体照度の適正
・不適正の判断に信号処理回路4のゲインを用いたが、
絞り制御のフィードバックループ内のゲイン可変範囲の
上限・下限もしくは可変範囲内の予め定められた上限・
下限から被写体照度の適正・不適正の判断をするように
してもよい。
【0027】ところで、図3に示した制御動作では、被
写体照度過大の判定があったときでも、シャッタスピー
ドをゲイン可変範囲内で変化させることができる場合が
あるが、このような場合でも、被写体照度過大の警告を
発してしまうため、所望の絞り値での基準絞り値電圧デ
ータdを得ることができない。図4は、このような場
合、被写体照度過大の警告を禁止して絞り制御のフィー
ドバックループ内のゲイン可変範囲の全てを使用し、所
望の絞り値での基準絞り値電圧データdが得られるよう
にしたこの実施例の動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、図3のステップ304の代りにステッ
プ400〜402を設けて信号処理回路4のゲインが最
小値となったときでも絞り制御が行なわれるようにした
ものであり、ここでは、図2、図3の制御動作と異なる
絞り制御のフィードバックループ内のゲイン可変範囲の
全てを使用して所望の絞り値での基準絞り値電圧データ
dが得られるようにした部分についてのみ説明する。
【0028】図4において、カメラ毎の感度バラツキと
被写体照度のずれを吸収する際に、信号処理回路4のゲ
インが最小値になったときには(ステップ302)、信
号処理回路4のゲインを最小値に固定して(ステップ4
00)信号処理回路4の出力信号が適正レベルになるま
でシャッタスピードを速くしていく(ステップ40
1)。そして、適正レベルになったときには、そのとき
のシャッタスピードの32倍(+30dB)のシャッタ
スピードを設定し、この状態で上記のように所望の絞り
値での基準絞り値電圧データdを得る(ステップ40
2、204、205)。これにより、被写体照度が過大
となっても、絞り制御のフィードバックループ内のゲイ
ン可変範囲の全てを使用することができて、所望の絞り
値での基準絞り値電圧データdを得ることができる。
【0029】なお、図4についての以上の説明では、シ
ャッタスピードは無限大まで高速にできるものとしてい
る。しかし、シャッタスピードの可変範囲が有限である
場合、シャッタスピードがその可変範囲の上限に達して
も、被写体照度が過大であるときには、警告を出すこと
が必要である。
【0030】なお、上記実施例では、EEPROM10
の代りに、他の適当な記憶手段を用いることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホール素子の特性バラツキがいかなるものであっても、
そのホール素子の特性に応じて所望の絞り値における基
準絞り値電圧データが決められ、この基準絞り値電圧デ
ータでもって絞り値の検出をするので、正確な絞り値の
検出が可能となる。従って、高精度の絞り値での制御が
可能となり、例えば絞り値による信号処理の制御や撮像
素子の駆動制御の精度が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの絞り制御装置の一実施例
を示す構成図である。
【図2】図1に示した実施例の制御動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1に示した実施例の制御動作の他の例を示す
フローチャートである。
【図4】図1に示した実施例の制御動作のさらに他の例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 絞り 3 撮像素子 4 信号処理回路 5 撮像素子3の駆動回路 6 電子シャッタ制御回路 7 検波回路 8 A/D変換器 9 マイコン 10 EEPROM 11 絞り駆動回路 12 アイリスモータ 13 ホール素子 14 絞り値検出回路 15 A/D変換器 16 パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今出 宅哉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (56)参考文献 特開 昭59−232319(JP,A) 特開 昭61−11729(JP,A) 特開 平3−144426(JP,A) 特開 平3−144546(JP,A) 特開 昭56−133953(JP,A) 特開 平2−187737(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/08 - 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光量に応じたレベルの信号を処理する
    ゲイン可変の信号処理回路と、ホール素子によって絞り
    の絞り値を検出し絞り値電圧データを出力する絞り値検
    出手段と、所望の絞り値における基準絞り値電圧データ
    を記憶保持する記憶手段と、該絞り値電圧データと該基
    準絞り値電圧データとから該絞りの絞り値を検出しその
    検出結果をもとに該信号処理回路の出力レベルが予め決
    められた適正レベルとなるようにカメラ制御する制御手
    段とを具備したカメラの絞り制御装置において、該制御手段は、 該絞りをオープン状態にして第1のシャ
    ッタスピードで一定照度の被写体を撮影したときの該信
    号処理回路の出力レベルが該適正レベルとなるように該
    信号処理回路のゲインが設定された状態において、該第
    1のシャッタスピードよりも遅い所望の第2のシャッタ
    スピードにして該信号処理回路の出力レベルが該適正レ
    ベルとなる該絞りの状態がオープン状態とクローズ状態
    との間の1つの中間的な状態となるようにしたときに、
    絞りにより露光制御して該被写体を撮像したときの該
    信号処理回路の出力レベルが該適正レベルとなる該絞り
    値電圧データを該基準絞り値電圧データとして該記憶手
    段に記憶する調整手段を有することを特徴とするカメラ
    の絞り制御装置。
  2. 【請求項2】 受光量に応じたレベルの信号を処理する
    ゲイン可変の信号処理回路と、ホール素子によって絞り
    の絞り値を検出し絞り値電圧データを出力する絞り値検
    出手段と、所望の絞り値における基準絞り値電圧データ
    を記憶保持する記憶手段と、該絞り値電圧データと該基
    準絞り値電圧データとから該絞りの絞り値を検出しその
    検出結果をもとに該信号処理回路の出力レベルが予め決
    められた適正レベルとなるようにカメラ制御する制御手
    段とを具備したカメラの絞り制御装置において、該制御手段は 、該絞りをオープン状態にし該信号処理回
    路のゲインを所定の第1のゲインで一定照度の被写体を
    撮影したときの該信号処理回路の出力レベルが該適正レ
    ベルとなるようにシャッタスピードが設定された状態に
    おいて、該信号処理回路のゲインを該第1のゲインより
    も大きい第2のゲインにして該信号処理回路の出力レベ
    ルが該適正レベルとなる該絞りの状態がオープン状態と
    クローズ 状態との間の1つの中間的な状態となるように
    したときに、該絞りにより露光制御して該被写体を撮像
    したときの該信号処理回路の出力レベルが該適正レベル
    となる該絞り値電圧データを該基準絞り値電圧データと
    して該記憶手段に記憶する調整手段を有することを特徴
    とするカメラの絞り制御装置。
  3. 【請求項3】 受光量に応じたレベルの信号を処理する
    ゲイン可変の信号処理回路と、ホール素子によって絞り
    の絞り値を検出し絞り値電圧データを出力する絞り値検
    出手段と、所望の絞り値における基準絞り値電圧データ
    を記憶保持する記憶手段と、該絞り値電圧データと該基
    準絞り値電圧データとから該絞りの絞り値を検出しその
    検出結果をもとに該信号処理回路の出力レベルが予め決
    められた適正レベルとなるようにカメラ制御する制御手
    段とを具備したカメラの絞り制御装置において、該制御手段は絞りをオープン状態にし該信号処理回
    路のゲインとシャッタスピードを制御しながら一定照度
    の被写体を撮影して該信号処理回路の出力レベルが該適
    正レベルとなるようにし、次いで該信号処理回路のゲイ
    ンとシャッタスピードによって絞り制御のフィードバッ
    クループ内のゲインを上げて該信号処理回路の出力レベ
    ルが該適正レベルとなる該絞りの状態がオープン状態と
    クローズ状態との間の1つの中間的な状態となるように
    したときに絞りにより露光制御することにより、該
    信号処理回路の出力レベルが該適正レベルとなる該絞り
    値電圧データを該基準絞り値電圧データとして該記憶手
    段に記憶する調整手段を有することを特徴とするカメラ
    の絞り制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において、 前記基準絞り値電圧データを得るための調整モード時の
    被写体照度の適正,不適正を、前記絞りをオープン状態
    にして露光制御したときの前記フィードバックループ内
    のゲインから判定することを特徴とするカメラの絞り制
    御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記調整モードで前記被写体照度が過大であるときに
    は、前記シャッタスピードを速くすることを特徴とする
    カメラの絞り制御装置。
JP03171810A 1991-06-18 1991-06-18 カメラの絞り制御装置 Expired - Lifetime JP3083176B2 (ja)

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