JP3083099B2 - 板取り方法 - Google Patents

板取り方法

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JP3083099B2
JP3083099B2 JP02089722A JP8972290A JP3083099B2 JP 3083099 B2 JP3083099 B2 JP 3083099B2 JP 02089722 A JP02089722 A JP 02089722A JP 8972290 A JP8972290 A JP 8972290A JP 3083099 B2 JP3083099 B2 JP 3083099B2
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晃 小笠原
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株式会社中本鉄工
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【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、板取り方法、即ち所定寸法の材料板から
各種形状寸法の板製品を切り取る際に、残材が最も少な
くなるような製品の切り取り位置を求める方法に関する
もので、特に電子計算機を用いて行われる上記方法に関
するものである。
《従来の技術》 電子計算機を用いて行う従来の板取り方法には、大き
く分けて2つの方法がある。
第1の方法は、切り取ろうとする製品の各々について
その最大縦横寸法を製品データとして入力しておき、該
備品データを寸法の大きいものから順に並べ換え、材料
板の寸法データと順に比較して最初の製品の板取り領域
を決めた後、材料板の残りの領域の寸法を材料板の寸法
データに置き換えるという手続きを残りの領域の寸法が
最も小さい製品の寸法より小さくなるまで繰り返すとい
う方法である。
第2の方法は、入力された製品を寸法の大きいものか
ら順に並べ換えておき、ディスプレイに材料板を表示さ
せ、次に製品の形状を順にディスプレイに表示して、そ
の表示位置をマウスによって材料板の適当と思われる箇
所に移動させて該製品の板取り位置を決め、もし表示さ
れた製品の板取りが不能であれば次候補の製品を表示さ
せるという操作を製品がなくなるまで繰り返すという方
法である。
《発明が解決しようとする課題》 しかし上記第1の方法では、製品の最大縦横寸法に基
づいて板取りが行われてしまうため、切り取ろうとする
製品Cが例えば第4図に示すように大きな切欠きDや窓
Eを有していると、切欠きDや窓E部分が残材となって
残ってしまい材料の無駄が生ずる。
一方、前記第2の方法では、材料の無駄は生じない
が、各製品の切り取り位置をオペレータがいちいち指定
しなければならないので、板取り作業を無人化すること
ができず、第1の方法に比べて作業時間も大幅に増加す
る。
《課題を解決するための手段》 この発明の方法では、切り取ろうとする製品の最大縦
横寸法と共に、該製品が切欠きDや窓Eを有している場
合には、その切欠きないし窓の寸法を入力して製品デー
タとし、該製品データを最大縦横寸法が大きい順に並べ
換え、入力された材料板の寸法と並べ換えられた製品デ
ータの最大縦横寸法とを大きいものから順に比較し、板
取り可能であれば材料板上にその製品の板取り位置を決
めて材料板の残った領域を新たな材料データとすると共
に当該製品データを消去し、板取りした製品に切欠きD
ないし窓Eがあれば、その寸法を上位の材料データとし
て所定の順序で登録し、次に、第1順位の材料データを
材料板の寸法として該寸法と前記大きい順に並べ換えら
ている製品データとを再び順に比較して材料板とされた
残り領域F、Gまたは切欠きDないし窓Eの領域に収ま
る製品データを探してその製品を順次割り当ててゆき、
現在対比している寸法の材料より小さい製品がなくなっ
たときに、次候補の材料データの寸法を製品データと対
比する新たな材料板の寸法とする、という手順を製品デ
ータがなくなるまで繰り返すという方法により、板取り
を行う。
《作用》 上記方法によれば、切り取ろうとする製品Cに切欠き
Dや窓Eがあったとき、この切欠きや窓部分の寸法が新
たな材料板として登録され、この切欠きDや窓Eに収ま
る寸法の製品が製品データとの対比によって探され、も
しあれば、該製品はこの切欠きDないし窓E部分に割り
付けられ、更に余地があれば切欠きDないし窓E部分に
複数の製品が割り付けられる(切欠きDないし窓E部分
に製品を割り付けた後の残りの領域も材料データとして
残る)から、板取り後の残材を少なくでき、材料板の無
駄がなくなる。また、前記第1の従来方法と同様に、完
全な無人処理が可能である。また1つの製品に対して複
数個の切欠きDや窓Eが入力された場合でも、全く同じ
手順によってその総ての切欠きないし窓を材料板として
板取りを行うことができる。
《実施例》 第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示す図で
ある。
第3図は製品データのメモリ領域を示した図、第4図
は製品Cの形状と製品データとの関係を示した図であ
る。最大縦横寸法の欄には、製品の最大縦横寸法(第4
図のX,Y寸法)が登録され、該製品に切欠きDや窓Eが
あれば、その位置座標(第4図のx1,y1及びx2,y2)と有
効縦横寸法(第4図のH1,V1及びH2,V2)が切欠きないし
窓の位置欄及び寸法欄に入力される。実際の入力処理
は、予め登録されたデータを製品コードを入力すること
によって(物理的に又は論理的に)呼び出す。製品デー
タは、メモリ領域に最大縦横寸法の大きいものから順に
(例えばX寸法を優先し、X寸法が同じであればY寸法
の大きいものを上位として)並べておき、各製品の必要
数量を個数欄に記録する。
第5図は、材料データが登録されるメモリ領域を示
す。材料の寸法は、その横寸法と縦寸法で矩形の領域と
し記憶され、相当多数の材料データを記憶するに充分な
メモリ領域を準備しておく。
以下、第1図のフローチャート及び材料板上にどのよ
うに板取りがされていくかを順次示す第2図を参照して
図示実施例の方法を説明する。
最初の製品データを読み込んで大きい順に並べる処理
は、第3図の説明で既に述べた。
次に母材寸法が読み込まれ(あるいはオペレータによ
って入力され)、その寸法を空寸法とし、第1順位の製
品データの最大縦横寸法を板取り寸法として、空寸法と
板寸法の大小関係を調べる。最初のパスにおいては、母
材寸法は製品の最大寸法より大きいのが普通であるか
ら、空領域(最初のパスでは母材A)の右下隅に板取り
寸法に対応する板取り領域Bが設定される(第2図
(a))。板取りした製品に切欠きDないし窓Eがあれ
ば、その寸法データを読み込み、位置データを参照して
右下のものから順に順位をつけ(第2図(b))、材料
データとして第5図のメモリ領域に登録する。第2図に
示したないしは、その時々における材料データの順
位を示している。
次に矩形に板取りをした後のかぎ形の領域を上領域と
右領域に分割し、上領域に右領域より先の優先順位を与
えて(第2図(c))、その縦横寸法を材料データとし
て切欠き及び窓に対応する材料データに続けて第5図の
メモリ領域に登録する。板取りされた製品に切欠きや窓
がなければ、ステップJではなにもされず、上記上領域
と右領域にそれぞれ第1及び第2順位の材料データとな
る。
第1パスでは、ステップKでは何もされずに次のステ
ップに進み、母材寸法に代えて第1順位の材料データの
寸法(第2図の例では窓Eの縦横寸法)が空寸法とさ
れ、これがあたかも母材寸法であるかのようにして、ス
テップLないしMが実行される。
この繰り返し中のステップNの判定で、もし空寸法が
板取り寸法より小さければ、板取り不能であるから、次
候補の(次に小さい)製品の最大縦横寸法を板取り寸法
とし(ステップR)、この板取り寸法と前記の空寸法を
比較するという操作を空寸法より小さい製品が見つかる
まで繰り返し、見つかれば、ステップOからステップP
の処理を行う。このとき、ステップJ、Qで生ずる新た
な材料データは、すでに登録されている材料データより
先順位に登録する(ステップK参照)。
もし空寸法より小さい製品が見つからなければ、その
材料部分からはなにも板取りできないから、残材(第2
図の斜線部分)として消去し、次順位の材料データを空
寸法とし(ステップS)、前述した操作を繰り返す。
このような操作によって板取りを行えぱ、母材Aは右
下部分から板取りされてゆき、小さな製品は、既に板取
りされた製品の窓Eや切欠きDに割り当てられ、窓Eや
切欠きDから板取りできない製品が次の段階で板取りさ
れた領域の上部分及び右部分に順に板取りされてゆくこ
ととなり、材料板の無駄を生じない。
なお上記の実施例では、切欠きや窓の材料データに母
材の右下隅から順に優先順位をつけたが、面積の小さい
ものから順に優先順位をつける方法が好ましい場合もあ
る。
《発明の効果》 以上説明したこの発明の方法によれば、材料を有効に
利用して無駄なく板取りを行うことができると共に、板
取り作業の無人化も実現でき、短時間で多量の製品の板
取りを歩留り良く行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法の一実施例を示すフローチャー
ト、第2図は第1図のフローチャートに従って板取りさ
れる状態を(a)ないし(h)の順に示す説明図、第3
図は製品データのメモリ領域の構造を例示する図、第4
図は製品の形状と製品データの関係を例示する図、第5
図は材料データのメモリ領域を例示する図である。図
中、 A:母材、B:板取り領域 C:製品、D:切欠き E:窓、〜:材料データの順位

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料板(A)から切り取ろうとする複数の
    板製品の最大縦横寸法と共に各板製品の切欠き(D)な
    いし窓(E)の寸法を入力して製品データとし、下記
    (a)ないし(c)の手順を製品データがなくなるまで
    繰り返すことを特徴とする板取り方法。 (a)第1順位の材料板の寸法と製品データの最大縦横
    寸法とを大きいものから順に比較し、板取り可能であれ
    ば材料板上にその製品の板取り位置を決め、材料板の残
    った領域を新たな材料データとすると共に当該製品を製
    品データから消去する。 (b)板取りした製品に切欠き(D)ないし窓(E)が
    あればその寸法を上位の材料データとして所定の順序で
    登録する。 (c)現在対比している材料板の寸法より小さい製品が
    なくなったときに、次候補の材料データの寸法を新たな
    材料板の寸法とする。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200481219Y1 (ko) * 2014-05-12 2016-08-30 킹비전스 리미티드 안경테

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KR200481219Y1 (ko) * 2014-05-12 2016-08-30 킹비전스 리미티드 안경테

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