JP3083064U - 弁開度保持装置 - Google Patents

弁開度保持装置

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JP3083064U
JP3083064U JP2001005143U JP2001005143U JP3083064U JP 3083064 U JP3083064 U JP 3083064U JP 2001005143 U JP2001005143 U JP 2001005143U JP 2001005143 U JP2001005143 U JP 2001005143U JP 3083064 U JP3083064 U JP 3083064U
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JP
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valve
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JP2001005143U
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篤夫 末廣
義郎 上野
孝彦 岡
知生 中島
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株式会社興和工業所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弁棒の真上から直接弁棒を操作する90度で開
閉する弁の開度保持装置を得る。 【解決手段】開度を保持するトルクをクリック機構で得
るようにする。また必要ならば、クリック機構に使うば
ねの力が摩擦力として保持トルクに寄与するようにす
る。更に必要ならばこの摩擦力は、開閉操作時に操作ト
ルクに加わらないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、主として手動バタフライ弁(以下バタ弁と いう)の弁の開度を保持する装置であり、特に操作用ギヤーを用いず、弁棒を、 弁棒の真上から直接回す場合の弁の開度を保持する装置に属する。
【0002】
【従来の技術】バタ弁は操作トルクが小さいために、全開、全閉、中間開度で弁 体が動かないようにその位置を保持する装置(以下開度保持装置という)が必要 である。しかし、従来、弁棒の真上から直接弁棒を操作できる開度保持装置が無 かった。
【0003】埋設配管に手動操作のバタ弁を使う場合、弁棒の真上から操作をす るのが便利である。そのため大口径バタ弁は、トルクの大きいこともあって、弁 棒の真上から操作できるギヤー装置を用いている。このギヤー装置は、ハンドル 側からは操作できるが、弁棒側からはハンドルが回らないような機構いわゆるセ ルフロックになっている。そのため、弁体は操作した位置で保持されている。
【0004】これに対し小口径バタ弁は操作トルクが小さいので、ギヤーを用い る必要はないが、弁の開度を保持する必要性から、大口径と同じ構造のギヤーを 用いていた。そのためにコスト高になり、結果的にあまり使われない状態になっ ていた。そして、埋設配管以外でも、弁棒の真上から操作したい場合は全く同様 であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】弁棒の真上から直接弁棒を操作する90度で開 閉する弁の開度保持装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】開度を保持するトルクをクリック機構で得るよう にする。また必要ならば、クリック機構に使うばねの力が摩擦力として保持トル クに寄与するようにする。更に必要ならばこの摩擦力は、開閉操作時に操作トル クに加わらないようにする。
【0007】
【考案の実施の形態】以下本考案の実施例を図面により説明する。図1は本考案 の一実施例で、水道用埋設弁に用いるキャップを取付けた場合を示す。1はキャ ップでこれに操作用ハンドルを取付けて開閉操作をする。キャップ1はピン2に より主軸3の上部に取付けられている。主軸3には中央外周部に円盤状の鍔4が あり、下部の内面には弁棒(図示せず)接続穴5(図は角穴)が設けてある。本 体6とふた7は、主軸3の鍔4を挟むようにボルト8で組立てられている。本体 6の下面は取付けフランジ9で、バタ弁のボンネットフランジ(図示せず)に取 付ける。
【0008】図2は主軸3を図1の上から見た図で、ストッパーピン10も表示 してある。ストッパーピン10は本体6に固定されている。鍔4には切欠11が あり、ストッパーピン10によりこの切欠11の範囲のみ主軸3が回転できる。 主軸3の回転範囲は使う弁の全開と全閉に対応した角度である。
【0009】鍔4にはクリックするための穴12が設けてあり、穴12は少なく とも全開と全閉に対応する位置に設ける。もし中間開度でも止めておく必要があ ればその位置にも設ける。図2は中間開度も含めて7ヶ所の穴12A〜12Gの 例である。穴12Aの下の角は鋼球13に接しており、鋼球13はばね14によ り上方へ押されている。鋼球13とばね14は本体6に設けた穴15に収められ ている。
【0010】ばね14の押す力は鋼球13と穴12Aを介して鍔4の上面をふた 7に押しつけている。この押しつけ力により鍔4とふた7の間には摩擦力が生ず る。この摩擦力は主軸3を回転する時のブレーキトルクとして働くので、鍔4の 外周近くのみがふた7と接するようにすれば、内周近くが接する場合より大きな ブレーキトルクを得ることができる。
【0011】次ぎに回転と開度保持について述べる。図2は左回転で開になる弁 の全閉位置を示す。先ず操作用ハンドルをキャップ1に取付けハンドルに手を掛 けるとある大きさの重さが主軸3にかかる。主軸3の鍔4はばね14によりふた 7に押しつけられているが、主軸3に重さがかかったことにより押しつけ力が減 る。重さがばね14の力より大きいと押しつけ力はゼロになり鍔4とふた7との 間の摩擦力(ブレーキトルク)が無くなり、主軸3の回転が容易になる。
【0012】ハンドルを開方向に回そうとすると鋼球13が穴12Aに押しつけ られているので抵抗となり、また、バタ弁のトルクもかかるのであるトルクまで は回らない。しかし、トルクを大きくしていくと、鋼球13が穴12Aの下の角 から水平方向に押す力に抗しきれず下に押し下げられ、本体6の穴15に潜り込 み、トルクも軽くなって、穴12Bまで開方向に回転する。これがクリックモー ションであり、以後全開まで同様にして穴12Gに至る。そして、切欠11がス トッパーピン10に当ってそれ以上は回せなくなる。閉弁は逆な動きだがこれと 同様である。なお、ストッパーが弁本体に設けてある場合は切り欠き11とスト ッパーピン10は必要ない。
【0013】操作用ハンドルを外すと、鍔4とふた7との間に摩擦力が生じクリ ックモーションを起こすトルクと共に開度を保持するトルクとして働く。そして この開度を保持するトルクは穴12A〜12Gの何処でも同じように働く。
【0014】この装置は埋設配管に用いるために、水没したり、土砂がかかった りすることがある。そのため、回転部はダストシールやOリング等でシールし、 本体6とふた7の間、本体6の取付けフランジ9とバタ弁のボンネットフランジ の間も適当なシールをおこなう。
【0015】開度の表示が必要な場合、図1ではピン2を長くし、ふた7の上面 に開度目盛16を設けておこなっている。これ以外の方法によっても本考案の本 質には変わりない。
【0016】図3で別の実施例を説明する。全開や全閉では操作の確実性を確認 するために、大きなトルクをかけることがあり、また、全開状態にあるのを誤解 して全閉と思い開方向に思いっきり回そうとするようなこともある。このような 予期しない大きなトルクで装置が壊れないようにするために、2本のストッパー ピン10A,10Bとしたのが図3である。2本にしたために、図1クリック用 の穴12A〜12Gがより内側に寄せられると共にこれも2組設けてある。
【0017】以上は主にバタ弁用について説明したが、セグメントボール弁、ボ ール弁等、手動で弁棒を直接動かす弁にも本装置をそのまま使うことができる。
【0018】
【考案の効果】本考案により、弁棒の真上から直接弁棒を操作する弁の開度保持 装置を得ることでき、バタ弁、セグメントボール弁、ボール弁等の用途を拡大す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の断面図。
【図2】 図1の主軸を上から見た図。
【図3】 別の実施例の主軸を上から見た図。
【符号の説明】
1:キャップ 2:ピン 3:主軸 4:鍔 5:
弁棒接続穴 6:本体 7:ふた 8:ボルト 9:取付けフランジ 1
0:ストッパーピン 11切欠 12A〜12G:穴(クリックするた
めの) 13:鋼球 14:ばね 15:穴 16:開度目盛

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体とふたの間に主軸を取り付け、主軸の
    一端にキャップまたはハンドル取付部を、他端の内側に
    弁棒との接続部を、中央外周部に鍔を設け、この鍔に主
    軸の回転角の両端及び必要ならば中間にもクリックモー
    ションを起こすための穴を設け、この穴にばねで鋼球を
    押しつけ、その押しつけた力が更に鍔をふたに押しつけ
    るようにしたこと、及び、必要ならばこの鍔に主軸の回
    転角を本体に固定したピンと共に制限する切欠を設けた
    ことを特長とする弁開度保持装置。
JP2001005143U 2001-06-29 2001-06-29 弁開度保持装置 Expired - Fee Related JP3083064U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014535029A (ja) * 2011-11-15 2014-12-25 ルクセンブルク パテント カンパニー エス.エー. 残留圧力弁及び停止弁を制御するはずみ車を備えるガス容器弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014535029A (ja) * 2011-11-15 2014-12-25 ルクセンブルク パテント カンパニー エス.エー. 残留圧力弁及び停止弁を制御するはずみ車を備えるガス容器弁

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