JPH0329656Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329656Y2 JPH0329656Y2 JP1329186U JP1329186U JPH0329656Y2 JP H0329656 Y2 JPH0329656 Y2 JP H0329656Y2 JP 1329186 U JP1329186 U JP 1329186U JP 1329186 U JP1329186 U JP 1329186U JP H0329656 Y2 JPH0329656 Y2 JP H0329656Y2
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- opening
- ball
- valve
- fan
- shaped
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- Expired
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003801 milling Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 210000004907 gland Anatomy 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、弁体を回動することにより弁の開閉
ならびに流量の調節が可能なロータリーコントロ
ールバルブに係り、特にボールバルブを電動アク
チユエータにより操作するロータリーコントロー
ルバルブに関する。
ならびに流量の調節が可能なロータリーコントロ
ールバルブに係り、特にボールバルブを電動アク
チユエータにより操作するロータリーコントロー
ルバルブに関する。
ボールバルブは、弁棒を介してボールを90゜回
動するだけで弁の開閉操作ができるので、仕切弁
や玉形弁のようにハンドルを数回〜数十回も回す
必要がなく、操作が迅速かつ簡易である。
動するだけで弁の開閉操作ができるので、仕切弁
や玉形弁のようにハンドルを数回〜数十回も回す
必要がなく、操作が迅速かつ簡易である。
しかしながら、操作が急であると内部流体の流
れや圧力が急変して好ましくないことが多い(例
えばウオーターハンマーが起こる)。
れや圧力が急変して好ましくないことが多い(例
えばウオーターハンマーが起こる)。
従つて、アクチユエータにより操作する従来の
ロータリーコントロールバルブは、アクチユエー
タの減速比を大きくとつて(例えば、1/1000〜1/
4000)緩やかな開閉操作を行なつていた。
ロータリーコントロールバルブは、アクチユエー
タの減速比を大きくとつて(例えば、1/1000〜1/
4000)緩やかな開閉操作を行なつていた。
また、この緩やかな操作によつて開閉位置の途
中における流量の調節も行なつていた。
中における流量の調節も行なつていた。
しかしながら、従来のロータリーコントロール
バルブは緩やかな操作によつて、急速な開閉によ
る好ましくない事態は避けることができるように
なつたが、流量の調節、特に微調節については、
なお満足できる十分なものではなかつた。
バルブは緩やかな操作によつて、急速な開閉によ
る好ましくない事態は避けることができるように
なつたが、流量の調節、特に微調節については、
なお満足できる十分なものではなかつた。
本考案は、ボールバルブを用いたロータリーコ
ントロールバルブの流量の調節が容易にでき、か
つシール部材の寿命を長くすることを目的とする
ものである。
ントロールバルブの流量の調節が容易にでき、か
つシール部材の寿命を長くすることを目的とする
ものである。
本考案のボールバルブを用いたロータリーコン
トロールバルブは、2分割された弁箱内に、シー
ル部材を介して回動自在に装着したボールの流過
孔の流入側の開口を円形となし、流出側の開口を
扇形とするとともに、円形の開口の直径を扇形の
開口の長さより大としたものである。
トロールバルブは、2分割された弁箱内に、シー
ル部材を介して回動自在に装着したボールの流過
孔の流入側の開口を円形となし、流出側の開口を
扇形とするとともに、円形の開口の直径を扇形の
開口の長さより大としたものである。
ボールの流過孔の流入側の開口は従来どおり円
形であるが、流出側の開口が扇形になつているの
で、従来のような円形と異なり、ボールの回動に
伴なつて除々に流量が絞られたり、または徐々に
流量が増加したりして、流量の調節が微調節に至
るまで容易にできるのである。
形であるが、流出側の開口が扇形になつているの
で、従来のような円形と異なり、ボールの回動に
伴なつて除々に流量が絞られたり、または徐々に
流量が増加したりして、流量の調節が微調節に至
るまで容易にできるのである。
また、流入側の円形開口の直径が、流出側の扇
形開口の長さより大になつているので、ボールを
回動して弁を開にする場合、流入側の円形開口の
端がまず開いて流体圧が流過孔内に加わり、流出
側のシール部材の全周を均等に圧した後、流出側
の扇形開口の端が開いて流体を流し始め、ボール
の回動に伴なつて徐々に流量を増加させる。この
点、円形開口の直径と扇形開口の長さが等しいと
円形開口が少し開くと扇形開口の端も同時に少し
開いてその部分に流体圧が急激に集中し、流出側
のシール部材を部分的に変形させその寿命を短く
する。
形開口の長さより大になつているので、ボールを
回動して弁を開にする場合、流入側の円形開口の
端がまず開いて流体圧が流過孔内に加わり、流出
側のシール部材の全周を均等に圧した後、流出側
の扇形開口の端が開いて流体を流し始め、ボール
の回動に伴なつて徐々に流量を増加させる。この
点、円形開口の直径と扇形開口の長さが等しいと
円形開口が少し開くと扇形開口の端も同時に少し
開いてその部分に流体圧が急激に集中し、流出側
のシール部材を部分的に変形させその寿命を短く
する。
しかしながら、本考案においては、上述の作用
をすることによりシール部材の寿命を長くするこ
とができるのである。
をすることによりシール部材の寿命を長くするこ
とができるのである。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図におけるボールの拡大断面図、第3図
は第2図の左側面図である。
図は第1図におけるボールの拡大断面図、第3図
は第2図の左側面図である。
第1図に示す本考案のロータリーコントロール
バルブは、2分割された弁箱1,2内に、後述の
ボール3とこのボール3の流過孔8の両開口側に
接触するシートリング4,4とを装着し、弁箱
1,2間にガスケツト7を介在させてボルト11
で締結したものである。
バルブは、2分割された弁箱1,2内に、後述の
ボール3とこのボール3の流過孔8の両開口側に
接触するシートリング4,4とを装着し、弁箱
1,2間にガスケツト7を介在させてボルト11
で締結したものである。
15は電動アクチユエータで、ヨーク12を介
して弁箱1の上に取り付けられ、内部に少なくと
も電動機と減速装置(いずれも図示せず)を内蔵
しており、その出力軸14と、弁箱1に嵌入し下
端がボール3と係合する弁棒5とがスリーブ13
等の連結部材を介して連結している。
して弁箱1の上に取り付けられ、内部に少なくと
も電動機と減速装置(いずれも図示せず)を内蔵
しており、その出力軸14と、弁箱1に嵌入し下
端がボール3と係合する弁棒5とがスリーブ13
等の連結部材を介して連結している。
しかして、電動アクチユエータを作動すること
によつて、その出力軸14、スリーブ13、弁棒
5を介してボール3に回動力を伝え、ボールを回
動して弁の開閉ならびに流量の調節を行なうので
ある。
によつて、その出力軸14、スリーブ13、弁棒
5を介してボール3に回動力を伝え、ボールを回
動して弁の開閉ならびに流量の調節を行なうので
ある。
なお、6は流体の漏洩を防ぐためのグランドパ
ツキンであり、流体は矢印方向、すなわち、左か
ら右に流れる。
ツキンであり、流体は矢印方向、すなわち、左か
ら右に流れる。
ボール3の流過孔8は流体の流入側(図の左
側)の開口9が円形をなし、流出側の開口10が
扇形をなすとともに、開口9の直径Dが開口10
の扇形の長さLより大、すなわちD>Lとなつて
いる。
側)の開口9が円形をなし、流出側の開口10が
扇形をなすとともに、開口9の直径Dが開口10
の扇形の長さLより大、すなわちD>Lとなつて
いる。
従つて、ボール3を第1図の状態から左回動し
てバルブを閉にした後、ボール3を右回動してバ
ルブを開にするとき、開口9の第3図における左
端9aがまず開いて流体圧が流過孔8内に加わ
る。しかし、開口10の右端10aはまだ開いて
いないので、流体圧は流出側のシートリング4を
均等に圧する。その後、ボール3の回動が進むと
開口10の右端10aが開いて流体を流し始め、
ボール3の回動に伴なつて徐々に流量を増加させ
るのである。
てバルブを閉にした後、ボール3を右回動してバ
ルブを開にするとき、開口9の第3図における左
端9aがまず開いて流体圧が流過孔8内に加わ
る。しかし、開口10の右端10aはまだ開いて
いないので、流体圧は流出側のシートリング4を
均等に圧する。その後、ボール3の回動が進むと
開口10の右端10aが開いて流体を流し始め、
ボール3の回動に伴なつて徐々に流量を増加させ
るのである。
ボール3の流過孔8に円形の開口9と扇形の開
口10とを形成するには、例えば第2図のよう
に、鋳物製の中実のボールに余肉部3aを残し
て、開口9と同径のドリルで穿孔した後、余肉部
3aにフライスカツターで扇形の開口10を形成
する。
口10とを形成するには、例えば第2図のよう
に、鋳物製の中実のボールに余肉部3aを残し
て、開口9と同径のドリルで穿孔した後、余肉部
3aにフライスカツターで扇形の開口10を形成
する。
また第4図に示す他の例のように、鋼板3bを
プレス加工して中空のボールとした後、前記同様
にドリルとフライスカツターで円形の開口9と扇
形の開口10を形成する。勿論さらに他の方法に
よつてもよい。
プレス加工して中空のボールとした後、前記同様
にドリルとフライスカツターで円形の開口9と扇
形の開口10を形成する。勿論さらに他の方法に
よつてもよい。
本考案のロータリーコントロールバルブは、上
述のように、ボールの流過孔の流入側の開口を円
形にし、流出側の開口を扇形にしたので、アクチ
ユエータによりボールを回動することによつて、
ウオーターハンマーなどの障害を起こすことなく
開閉操作ができ、また開閉位置の途中においては
容易かつ微細に流量の調節ができる。
述のように、ボールの流過孔の流入側の開口を円
形にし、流出側の開口を扇形にしたので、アクチ
ユエータによりボールを回動することによつて、
ウオーターハンマーなどの障害を起こすことなく
開閉操作ができ、また開閉位置の途中においては
容易かつ微細に流量の調節ができる。
さらに、円形の開口の直径を扇形の開口の長さ
より大にしたので、開作動時に流体圧が急激にシ
ール部材に加わることがなく、その寿命を延長で
きて各種流体取り扱い機器に適用して多大の効果
を奏しうるものである。
より大にしたので、開作動時に流体圧が急激にシ
ール部材に加わることがなく、その寿命を延長で
きて各種流体取り扱い機器に適用して多大の効果
を奏しうるものである。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図におけるボールの拡大断面図、第3図
は第2図の左側面図、第4図はボールの他の例を
示す断面図である。 1,2:弁箱、3:ボール、4:シートリング
(シール部材)、5:弁棒、8:流過孔、9:開口
(円形)、10:開口(扇形)、12:ヨーク、1
3:スリーブ(連結部材)、14:出力軸、1
5:電動アクチユエータ。
図は第1図におけるボールの拡大断面図、第3図
は第2図の左側面図、第4図はボールの他の例を
示す断面図である。 1,2:弁箱、3:ボール、4:シートリング
(シール部材)、5:弁棒、8:流過孔、9:開口
(円形)、10:開口(扇形)、12:ヨーク、1
3:スリーブ(連結部材)、14:出力軸、1
5:電動アクチユエータ。
Claims (1)
- 2分割された弁箱内に、流過孔を有するボール
と、このボールの両開口側にそれぞれ接触するシ
ール部材とを装着し、ヨークにより弁箱に取り付
けられ電動機と減速装置を有する電動アクチユエ
ータの出力軸と連結する弁棒を介して前記ボール
を回動するロータリーコントロールバルブにおい
て、前記ボールの流過孔の流入側の開口を円形と
なし、流出側の開口を扇形となすとともに、前記
円形の開口の直径を扇形の開口の長さより大とな
したことを特徴とするロータリーコントロールバ
ルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1329186U JPH0329656Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1329186U JPH0329656Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62126675U JPS62126675U (ja) | 1987-08-11 |
JPH0329656Y2 true JPH0329656Y2 (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=30802214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1329186U Expired JPH0329656Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0329656Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2527041Y2 (ja) * | 1990-10-08 | 1997-02-26 | 株式会社鷺宮製作所 | 比例ボール弁 |
JP5640379B2 (ja) | 2009-12-28 | 2014-12-17 | ソニー株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JP5926009B2 (ja) * | 2011-06-30 | 2016-05-25 | 株式会社キッツ | 流量計測機能付きボールバルブとその自動ボールバルブ |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP1329186U patent/JPH0329656Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62126675U (ja) | 1987-08-11 |
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