JP3082275B2 - 苗移植機の植付装置 - Google Patents
苗移植機の植付装置Info
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- JP3082275B2 JP3082275B2 JP03065129A JP6512991A JP3082275B2 JP 3082275 B2 JP3082275 B2 JP 3082275B2 JP 03065129 A JP03065129 A JP 03065129A JP 6512991 A JP6512991 A JP 6512991A JP 3082275 B2 JP3082275 B2 JP 3082275B2
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- Japan
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- seedling
- blades
- holding
- blade
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一株づつ苗を分離保
持し圃場に植え付ける苗移植機の植付装置に関する。
持し圃場に植え付ける苗移植機の植付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回動軸に連結して左右に開閉作動
し苗を挟持する苗挟持刃と押出軸に連結して下方に突出
し苗を押し出す苗押出刃を備えた植付装置があった。
し苗を挟持する苗挟持刃と押出軸に連結して下方に突出
し苗を押し出す苗押出刃を備えた植付装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の苗挟持刃と苗押
出刃を備えた植付装置では、苗挟持刃の内側に泥が付着
すると、苗挟持のときに苗の保持姿勢を乱したり苗押出
刃の円滑な作動を妨げたりして苗の植付姿勢を乱す問題
があった。そこで、苗押出刃を苗挟持刃の開閉動に追従
して開閉させて苗挟持刃の内側に苗押出刃が常時接当す
るように構成して、苗押出刃の苗押出作動によって苗挟
持刃の内側に付着した泥をそぎ落とす技術が考えられた
が、苗挟持刃の開閉作動に追従して苗押出刃が開閉する
とき、接当部位となる苗押出刃の先端部の一部が苗挟持
刃の内側面と離れてしまい、付着した泥を充分にそぎ落
とせない状況があった。
出刃を備えた植付装置では、苗挟持刃の内側に泥が付着
すると、苗挟持のときに苗の保持姿勢を乱したり苗押出
刃の円滑な作動を妨げたりして苗の植付姿勢を乱す問題
があった。そこで、苗押出刃を苗挟持刃の開閉動に追従
して開閉させて苗挟持刃の内側に苗押出刃が常時接当す
るように構成して、苗押出刃の苗押出作動によって苗挟
持刃の内側に付着した泥をそぎ落とす技術が考えられた
が、苗挟持刃の開閉作動に追従して苗押出刃が開閉する
とき、接当部位となる苗押出刃の先端部の一部が苗挟持
刃の内側面と離れてしまい、付着した泥を充分にそぎ落
とせない状況があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明は、回動軸25bに連結して左右に開閉
作動し苗を挟持する苗挟持刃25e、25fと押出ロッ
ド26eに連結して下方に突出し苗を押し出す苗押出刃
26f、26fを備えた植付装置において、前記苗押出
刃26f、26fはその先端部が前記苗挟持刃25e、
25fの内側に常時接当するよう苗挟持刃25e、25
fの開閉作動に追従して開閉し、その苗押出刃26f、
26fの開閉支点は苗挟持刃25e、25fに連結する
前記回動軸25bの軸芯線近傍に位置することを特徴と
する苗移植機の植付装置とした。
めに、この発明は、回動軸25bに連結して左右に開閉
作動し苗を挟持する苗挟持刃25e、25fと押出ロッ
ド26eに連結して下方に突出し苗を押し出す苗押出刃
26f、26fを備えた植付装置において、前記苗押出
刃26f、26fはその先端部が前記苗挟持刃25e、
25fの内側に常時接当するよう苗挟持刃25e、25
fの開閉作動に追従して開閉し、その苗押出刃26f、
26fの開閉支点は苗挟持刃25e、25fに連結する
前記回動軸25bの軸芯線近傍に位置することを特徴と
する苗移植機の植付装置とした。
【0005】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。まず、図4に示されるように、苗移植機全体
の構成を説明する。1は畑地で畝を跨いで走行しながら
野菜苗を移植する苗移植機である。2は前記苗移植機1
の走行伝動ケ−スである。この前部にはエンジンEが直
結に取付けられ、後部にはフレ−ム3の前端が固着して
いる。フレーム3の後端には植付部伝動ケース4が固着
され、その後部に移植部伝動フレーム5が連結してい
る。更に、その移植部伝動フレーム5の上部から後方に
斜上する支持フレームが固着してそのフレーム上端部に
歩行型用のハンドルHが連設されている。
説明する。まず、図4に示されるように、苗移植機全体
の構成を説明する。1は畑地で畝を跨いで走行しながら
野菜苗を移植する苗移植機である。2は前記苗移植機1
の走行伝動ケ−スである。この前部にはエンジンEが直
結に取付けられ、後部にはフレ−ム3の前端が固着して
いる。フレーム3の後端には植付部伝動ケース4が固着
され、その後部に移植部伝動フレーム5が連結してい
る。更に、その移植部伝動フレーム5の上部から後方に
斜上する支持フレームが固着してそのフレーム上端部に
歩行型用のハンドルHが連設されている。
【0006】6、6は推進車輪で、走行部伝動ケ−ス1
の左右両側に取付けられた車輪伝動ケ−ス7、7の端部
側に取付けられている。エンジンEからの動力が走行部
伝動ケ−ス1内に伝動され、走行部伝動ケース1から左
右の車輪伝動ケース7、7に伝道されて推進車輪6、6
が駆動される。また、この推進車輪6、6は上下に位置
調節することができるようになっている。即ち、車輪伝
動ケース7、7に一体のボス7a、7aが走行部伝動ケ
ース1の左右に突出する部分に回動可能に嵌合して取り
付けられていて、その車輪伝動ケース7、7の回動部に
油圧シリンダがロッド等を介して連結し、その油圧シリ
ンダの作動により車輪伝動ケース7、7がスイングし
て、車輪6、6が機体に対して上下動するようになって
いる。このとき、後輪8、8を遊転支持する後輪支持ア
ーム9、9がロッド等を介して連動して支軸10、10
スイングするようになっていて、推進車輪6、6と後輪
8、8の上下動によって機体が上下動したとき、機体の
前後方向の水平が維持されるようになっている。
の左右両側に取付けられた車輪伝動ケ−ス7、7の端部
側に取付けられている。エンジンEからの動力が走行部
伝動ケ−ス1内に伝動され、走行部伝動ケース1から左
右の車輪伝動ケース7、7に伝道されて推進車輪6、6
が駆動される。また、この推進車輪6、6は上下に位置
調節することができるようになっている。即ち、車輪伝
動ケース7、7に一体のボス7a、7aが走行部伝動ケ
ース1の左右に突出する部分に回動可能に嵌合して取り
付けられていて、その車輪伝動ケース7、7の回動部に
油圧シリンダがロッド等を介して連結し、その油圧シリ
ンダの作動により車輪伝動ケース7、7がスイングし
て、車輪6、6が機体に対して上下動するようになって
いる。このとき、後輪8、8を遊転支持する後輪支持ア
ーム9、9がロッド等を介して連動して支軸10、10
スイングするようになっていて、推進車輪6、6と後輪
8、8の上下動によって機体が上下動したとき、機体の
前後方向の水平が維持されるようになっている。
【0007】11は苗載台で、前側が走行部伝動ケース
1上に固設された支持具12で左右摺動自在に支持さ
れ、後側が前記移植部伝動フレーム5上に固設された苗
受レール13に左右摺動自在に支持されている。そし
て、植付部伝動ケース4に連設された左右往復機構が苗
載台11に連結し、苗載台11が後述の移植装置21の
作動のサイクルに合わせて左右に往復移動するようにな
っている。また、苗載台11の底部にはローラー14
a、14bに巻掛けられて苗送りベルト14cが苗載面
全面にわたって取り付けられていて、載置された苗の後
端一列が移植される毎に一列分苗全体を送るように作動
する。
1上に固設された支持具12で左右摺動自在に支持さ
れ、後側が前記移植部伝動フレーム5上に固設された苗
受レール13に左右摺動自在に支持されている。そし
て、植付部伝動ケース4に連設された左右往復機構が苗
載台11に連結し、苗載台11が後述の移植装置21の
作動のサイクルに合わせて左右に往復移動するようにな
っている。また、苗載台11の底部にはローラー14
a、14bに巻掛けられて苗送りベルト14cが苗載面
全面にわたって取り付けられていて、載置された苗の後
端一列が移植される毎に一列分苗全体を送るように作動
する。
【0008】15は整地板で、畝面を均平に整地すると
ともに、機体の高さが畝面に対して変化するのに追従し
て支軸16周りに回動するようになっている。そして、
この整地板15の回動に連動して前記油圧シリンダを作
動させる油圧バルブが作動して車輪6、6、8、8が上
下動し、機体の畝面に対する高さが所定の高さに維持さ
れるようになっている。その結果、機体に設けられた移
植装置21と畝面の間隔が所定の間隔に維持されて植付
深さが所定の深さに維持されるようになる。
ともに、機体の高さが畝面に対して変化するのに追従し
て支軸16周りに回動するようになっている。そして、
この整地板15の回動に連動して前記油圧シリンダを作
動させる油圧バルブが作動して車輪6、6、8、8が上
下動し、機体の畝面に対する高さが所定の高さに維持さ
れるようになっている。その結果、機体に設けられた移
植装置21と畝面の間隔が所定の間隔に維持されて植付
深さが所定の深さに維持されるようになる。
【0009】この整地板15の前方には、挟雑物を土中
に押し込む幅狭のディスク17が設けられている。この
ディスク17は、フレーム3に固着の支持部材18の長
孔に係合された支軸に取り付けられ、その支軸はスプリ
ングによって下方に弾発付勢されてディスク17が上下
動できるように設けられている。また、整地板15の後
方には、移植装置21によって苗が植え付けられる箇所
に所定の幅と深さの溝をつくる作溝具19が設けられて
いる。この作溝具19はフレーム3に固着のブラケット
に固設されている。
に押し込む幅狭のディスク17が設けられている。この
ディスク17は、フレーム3に固着の支持部材18の長
孔に係合された支軸に取り付けられ、その支軸はスプリ
ングによって下方に弾発付勢されてディスク17が上下
動できるように設けられている。また、整地板15の後
方には、移植装置21によって苗が植え付けられる箇所
に所定の幅と深さの溝をつくる作溝具19が設けられて
いる。この作溝具19はフレーム3に固着のブラケット
に固設されている。
【0010】更に、作溝具19の後方には、移植装置2
1によって苗が植え付けられた溝を埋め戻して鎮圧する
鎮圧装置20である。この鎮圧装置20は円筒状の鎮圧
筒20a、20aが下方にスプリングによって弾発付勢
された支持フレーム20bに遊転自在に軸支されて構成
されている。よって、図5に示されるように、この苗移
植機1は、畝を跨いで走行しながら、まず、ディスク1
7で畝面上或は畝面直下の藁などの挟雑物を土中深く押
し込み、そのあと整地板15で畝面を均平に整地し、そ
して、作溝具19で植付溝を成形し、その植付溝内に移
植装置21によって苗が一株づつ植え付けられ、最後に
鎮圧装置20の鎮圧筒20a、20aによって覆土鎮圧
されていくとの一連の作業をしていくものとなる。
1によって苗が植え付けられた溝を埋め戻して鎮圧する
鎮圧装置20である。この鎮圧装置20は円筒状の鎮圧
筒20a、20aが下方にスプリングによって弾発付勢
された支持フレーム20bに遊転自在に軸支されて構成
されている。よって、図5に示されるように、この苗移
植機1は、畝を跨いで走行しながら、まず、ディスク1
7で畝面上或は畝面直下の藁などの挟雑物を土中深く押
し込み、そのあと整地板15で畝面を均平に整地し、そ
して、作溝具19で植付溝を成形し、その植付溝内に移
植装置21によって苗が一株づつ植え付けられ、最後に
鎮圧装置20の鎮圧筒20a、20aによって覆土鎮圧
されていくとの一連の作業をしていくものとなる。
【0011】21は移植装置で、移植部伝動フレーム5
の内側に設けられていて、植付部伝動ケース4内に伝達
された動力が移植部伝動フレーム5内のチェーン伝動機
構を介して伝動されている。この移植装置21は、第1
回転体22と第2回転体23、そして植付装置24から
構成されている。第1回転体22は、その基部側が移植
部伝動フレ−ム5の内側側面に取り付けられている。第
1回転体22の第1回転ケ−ス22aは、移植部伝動フ
レ−ム5内のチェン5aによって伝動回転するスプロケ
ット5bと一体回転するように連結されて、回転支軸5
c周りに振り回されるように伝動回転する。また、第1
回転体22の第1回転ケ−ス22a内には太陽プーリ2
2bと衛星プーリ22cとその間に掛けれらるタイミン
グベルト22d、そして、ベルトテンション用のローラ
ー22eが装備されている。太陽プーリ22bは大径
で、移植部伝動フレ−ム5の外側側面でピン5dにより
固定された回転支軸5cに一体的に連結している。衛星
プーリ22cは小径で、第1回転ケ−ス22aの回転に
より太陽プーリ22bの周りをタイミングベルト22d
により連動回転しながら周回する。ベルトテンション用
のローラー22eはスプリング22fでベルトテンショ
ン方向に付勢されたアーム22gに軸支されて、タイミ
ングベルト22dにテンションを与える。
の内側に設けられていて、植付部伝動ケース4内に伝達
された動力が移植部伝動フレーム5内のチェーン伝動機
構を介して伝動されている。この移植装置21は、第1
回転体22と第2回転体23、そして植付装置24から
構成されている。第1回転体22は、その基部側が移植
部伝動フレ−ム5の内側側面に取り付けられている。第
1回転体22の第1回転ケ−ス22aは、移植部伝動フ
レ−ム5内のチェン5aによって伝動回転するスプロケ
ット5bと一体回転するように連結されて、回転支軸5
c周りに振り回されるように伝動回転する。また、第1
回転体22の第1回転ケ−ス22a内には太陽プーリ2
2bと衛星プーリ22cとその間に掛けれらるタイミン
グベルト22d、そして、ベルトテンション用のローラ
ー22eが装備されている。太陽プーリ22bは大径
で、移植部伝動フレ−ム5の外側側面でピン5dにより
固定された回転支軸5cに一体的に連結している。衛星
プーリ22cは小径で、第1回転ケ−ス22aの回転に
より太陽プーリ22bの周りをタイミングベルト22d
により連動回転しながら周回する。ベルトテンション用
のローラー22eはスプリング22fでベルトテンショ
ン方向に付勢されたアーム22gに軸支されて、タイミ
ングベルト22dにテンションを与える。
【0012】第2回転体23は、その第2回転ケ−ス2
3aの基部側が第1回転ケ−ス22a内の衛星プーリ2
2cに一体回転するように連結して取り付けられ、衛星
プーリ22cの回転支軸22h周りに第1回転体22よ
り2倍の回転速度で逆回転に振り回される。また、第2
回転体23の第2回転ケ−ス23a内には、第1回転体
20と同様に、太陽プーリ23bと衛星プーリ23cと
その間に掛けれらるタイミングベルト23d、そして、
ベルトテンション用のローラー23eが装備されてい
る。太陽プーリ22bは小径で、第2回転ケ−ス22a
の先端側の外側面でピン22iにより固定された回転支
軸22hに一体的に連結している。衛星プーリ23cは
大径で、第2回転ケ−ス23aの回転により太陽プーリ
23bの周りをタイミングベルト23dにより連動回転
しながら周回する。ベルトテンション用のローラー23
eはスプリング23fでベルトテンション方向に付勢さ
れたアーム23gに軸支されて、タイミングベルト23
dにテンションを与える。
3aの基部側が第1回転ケ−ス22a内の衛星プーリ2
2cに一体回転するように連結して取り付けられ、衛星
プーリ22cの回転支軸22h周りに第1回転体22よ
り2倍の回転速度で逆回転に振り回される。また、第2
回転体23の第2回転ケ−ス23a内には、第1回転体
20と同様に、太陽プーリ23bと衛星プーリ23cと
その間に掛けれらるタイミングベルト23d、そして、
ベルトテンション用のローラー23eが装備されてい
る。太陽プーリ22bは小径で、第2回転ケ−ス22a
の先端側の外側面でピン22iにより固定された回転支
軸22hに一体的に連結している。衛星プーリ23cは
大径で、第2回転ケ−ス23aの回転により太陽プーリ
23bの周りをタイミングベルト23dにより連動回転
しながら周回する。ベルトテンション用のローラー23
eはスプリング23fでベルトテンション方向に付勢さ
れたアーム23gに軸支されて、タイミングベルト23
dにテンションを与える。
【0013】植付装置24は、その移植ケ−ス24aが
第2回転ケ−ス23aの衛星プーリ23cに一体的に連
結した回転軸23hにピン23iにより一体回転するよ
うに取り付けられ、回転軸23h周りに移植ケース24
aが第2回転ケース23aに対して半分の回転速度で逆
回転に回される。これにより、第1回転体22と第2回
転ケース23の回転により、植付装置24はその姿勢を
変えることなく上下に長い楕円状軌跡を描いて作動する
ことになる。
第2回転ケ−ス23aの衛星プーリ23cに一体的に連
結した回転軸23hにピン23iにより一体回転するよ
うに取り付けられ、回転軸23h周りに移植ケース24
aが第2回転ケース23aに対して半分の回転速度で逆
回転に回される。これにより、第1回転体22と第2回
転ケース23の回転により、植付装置24はその姿勢を
変えることなく上下に長い楕円状軌跡を描いて作動する
ことになる。
【0014】また、回転軸23hには移植ケ−ス24a
内において、苗挟持カム25aと苗押出カム26aとが
一体回転するように取り付けられた筒体23jが摺動自
在に嵌合し、その筒体23jが移植ケ−ス24aの外に
延出して第2回転ケ−ス23aに一体的に連結してい
る。よって、移植ケ−ス24aが衛星プーリ23cによ
り回転すると、移植ケース24aに支持された苗挟持回
動軸25b、苗押出アーム軸26bで軸支された苗挟持
作動ア−ム25cと苗押出作動ア−ム26cが、スプリ
ング25d、26dにより弾発付勢されてそれぞれ苗挟
持カム25aと苗押出カム26aのカム面を摺接しなが
ら周回する。
内において、苗挟持カム25aと苗押出カム26aとが
一体回転するように取り付けられた筒体23jが摺動自
在に嵌合し、その筒体23jが移植ケ−ス24aの外に
延出して第2回転ケ−ス23aに一体的に連結してい
る。よって、移植ケ−ス24aが衛星プーリ23cによ
り回転すると、移植ケース24aに支持された苗挟持回
動軸25b、苗押出アーム軸26bで軸支された苗挟持
作動ア−ム25cと苗押出作動ア−ム26cが、スプリ
ング25d、26dにより弾発付勢されてそれぞれ苗挟
持カム25aと苗押出カム26aのカム面を摺接しなが
ら周回する。
【0015】苗挟持作動アーム25cが苗挟持カム25
aによって回動すると、苗挟持回動軸25bが一体的に
回動して、その回動軸25bの一端に連結された板状の
可動苗挟持刃25eが回動する。この可動苗挟持刃25
eの左側には同様の形状で板状の固定苗挟持刃25fが
移植ケース24aの外側で固定されて並設され、この固
定苗挟持刃25fに対して可動苗挟持刃25eが回動す
ることで、苗を左右から挟持するよう開閉作動する。苗
載台11後端の苗受レール13にコの字状に切り欠かれ
た苗分割口を苗挟持刃25e、25fが通過してそこに
移送されてきた苗を分離保持するときは、苗挟持刃25
e、25fは開いた状態から閉じた状態に作動し、植付
装置24が下に移動して畝面に達したときは、苗挟持刃
25e、25fは閉じた状態から開いた状態に作動す
る。
aによって回動すると、苗挟持回動軸25bが一体的に
回動して、その回動軸25bの一端に連結された板状の
可動苗挟持刃25eが回動する。この可動苗挟持刃25
eの左側には同様の形状で板状の固定苗挟持刃25fが
移植ケース24aの外側で固定されて並設され、この固
定苗挟持刃25fに対して可動苗挟持刃25eが回動す
ることで、苗を左右から挟持するよう開閉作動する。苗
載台11後端の苗受レール13にコの字状に切り欠かれ
た苗分割口を苗挟持刃25e、25fが通過してそこに
移送されてきた苗を分離保持するときは、苗挟持刃25
e、25fは開いた状態から閉じた状態に作動し、植付
装置24が下に移動して畝面に達したときは、苗挟持刃
25e、25fは閉じた状態から開いた状態に作動す
る。
【0016】苗押出作動アーム26cが苗押出カム26
aによって回動すると、連結アーム26c’が一体的に
回動し、その先端部に係合する苗押出ロッド26eが移
植ケース24aから突出する。この苗押出ロッド26e
の先端には、板状の苗押出刃26f、26fが連結され
ていて、苗挟持刃25e、25fに挟持された苗を押し
出すよう苗押出刃26f、26fが作動する。この苗押
出刃25e、25fの苗押出作動は、植付装置24が下
に移動して畝面に達したときに苗挟持刃25e、25f
が開くように作動するときに作動する。そして、植付装
置24が上動する間に苗押出ロッド26eが引っ込んで
苗押出刃25e、25fが押出作動前の位置に戻る。
aによって回動すると、連結アーム26c’が一体的に
回動し、その先端部に係合する苗押出ロッド26eが移
植ケース24aから突出する。この苗押出ロッド26e
の先端には、板状の苗押出刃26f、26fが連結され
ていて、苗挟持刃25e、25fに挟持された苗を押し
出すよう苗押出刃26f、26fが作動する。この苗押
出刃25e、25fの苗押出作動は、植付装置24が下
に移動して畝面に達したときに苗挟持刃25e、25f
が開くように作動するときに作動する。そして、植付装
置24が上動する間に苗押出ロッド26eが引っ込んで
苗押出刃25e、25fが押出作動前の位置に戻る。
【0017】苗押出刃26f、26fは、その基部でそ
れぞれ連結して平面視でコ字状になり、その連結部26
f’から前方に折れ曲がって延びている部分が苗押出ロ
ッド26eの先端部にナットで締め付け固定されてい
る。また、苗押出刃26f、26fは、左右外側に開く
方向に弾発付勢された板バネ材からなり、外側に折れ曲
がった先端部が苗挟持刃25e、25fの内側に接当し
て入り込むように取り付けられている。よって、苗挟持
刃25e、25fの開閉作動に追従して苗押出刃26
f、26fが開閉するようになっている。そして、苗押
出刃26f、26fの開閉支点となる連結部26f’の
位置が、苗挟持刃25e、25fを開閉作動させる回動
軸25bの軸芯線(軸芯の延長線)に対し近傍に位置す
る。これにより、苗挟持刃25e、25fの開閉作動に
追従して苗押出刃26f、26fが開閉するとき、接当
部位となる苗押出刃26f、26fの先端部が隙間を生
じる事なく密着するように苗挟持刃25e、25fの内
側面と接当し、その苗挟持刃25e、25fの内側面に
付着した泥を確実にそぎ落とすことができる。
れぞれ連結して平面視でコ字状になり、その連結部26
f’から前方に折れ曲がって延びている部分が苗押出ロ
ッド26eの先端部にナットで締め付け固定されてい
る。また、苗押出刃26f、26fは、左右外側に開く
方向に弾発付勢された板バネ材からなり、外側に折れ曲
がった先端部が苗挟持刃25e、25fの内側に接当し
て入り込むように取り付けられている。よって、苗挟持
刃25e、25fの開閉作動に追従して苗押出刃26
f、26fが開閉するようになっている。そして、苗押
出刃26f、26fの開閉支点となる連結部26f’の
位置が、苗挟持刃25e、25fを開閉作動させる回動
軸25bの軸芯線(軸芯の延長線)に対し近傍に位置す
る。これにより、苗挟持刃25e、25fの開閉作動に
追従して苗押出刃26f、26fが開閉するとき、接当
部位となる苗押出刃26f、26fの先端部が隙間を生
じる事なく密着するように苗挟持刃25e、25fの内
側面と接当し、その苗挟持刃25e、25fの内側面に
付着した泥を確実にそぎ落とすことができる。
【0018】
【発明の作用効果】苗押出刃26f、26fはその先端
部が前記苗挟持刃25e、25fの内側に常時接当する
よう苗挟持刃25e、25fの開閉作動に追従して開閉
し、その苗押出刃26f、26fの開閉支点は苗挟持刃
25e、25fに連結する回動軸25bの軸芯線近傍に
位置するように構成したので、苗挟持刃25e、25f
の開閉作動に追従して苗押出刃26f、26fが開閉す
るとき、接当部位となる苗押出刃26f、26fの先端
部が隙間を生じる事なく密着するように苗挟持刃25
e、25fの内側面と接当し、その苗挟持刃25e、2
5fの内側面に付着した泥を確実にそぎ落とすことがで
きる。これにより、苗挟持のときの苗の姿勢の乱れが少
なくなり、また苗押出刃が円滑に作動し、苗の植付姿勢
が安定する。
部が前記苗挟持刃25e、25fの内側に常時接当する
よう苗挟持刃25e、25fの開閉作動に追従して開閉
し、その苗押出刃26f、26fの開閉支点は苗挟持刃
25e、25fに連結する回動軸25bの軸芯線近傍に
位置するように構成したので、苗挟持刃25e、25f
の開閉作動に追従して苗押出刃26f、26fが開閉す
るとき、接当部位となる苗押出刃26f、26fの先端
部が隙間を生じる事なく密着するように苗挟持刃25
e、25fの内側面と接当し、その苗挟持刃25e、2
5fの内側面に付着した泥を確実にそぎ落とすことがで
きる。これにより、苗挟持のときの苗の姿勢の乱れが少
なくなり、また苗押出刃が円滑に作動し、苗の植付姿勢
が安定する。
【図1】移植装置の断面側面図
【図2】移植装置の断面正面図
【図3】移植装置の要部の作動状態を示す平面図
【図4】苗移植機の側面図
【図5】苗移植機の要部の畝面に対する一連の作業を示
す平面図
す平面図
【図6】移植装置の断面平面図
【図7】移植装置の伝動機構を示す平面図
25b:回動軸 25e、25f:苗挟持刃 26e:押出ロッド 26f、26f:苗押出刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 環 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 鈴木 主幸 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 西田 秀彦 (56)参考文献 特開 昭63−56211(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】 回動軸25bに連結して左右に開閉作動
し苗を挟持する苗挟持刃25e、25fと押出ロッド2
6eに連結して下方に突出し苗を押し出す苗押出刃26
f、26fを備えた植付装置において、前記苗押出刃2
6f、26fはその先端部が前記苗挟持刃25e、25
fの内側に常時接当するよう苗挟持刃25e、25fの
開閉作動に追従して開閉し、その苗押出刃26f、26
fの開閉支点は苗挟持刃25e、25fに連結する前記
回動軸25bの軸芯線近傍に位置することを特徴とする
苗移植機の植付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03065129A JP3082275B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 苗移植機の植付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03065129A JP3082275B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 苗移植機の植付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04299908A JPH04299908A (ja) | 1992-10-23 |
JP3082275B2 true JP3082275B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=13277958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03065129A Expired - Lifetime JP3082275B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 苗移植機の植付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082275B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP03065129A patent/JP3082275B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04299908A (ja) | 1992-10-23 |
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Legal Events
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