JP2001333611A - 野菜移植機 - Google Patents

野菜移植機

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JP2001333611A
JP2001333611A JP2000159362A JP2000159362A JP2001333611A JP 2001333611 A JP2001333611 A JP 2001333611A JP 2000159362 A JP2000159362 A JP 2000159362A JP 2000159362 A JP2000159362 A JP 2000159362A JP 2001333611 A JP2001333611 A JP 2001333611A
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JP
Japan
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seedling
scraper
seedlings
planting
transplanting
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Pending
Application number
JP2000159362A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Takeyama
智洋 竹山
Toshiro Wada
俊郎 和田
Yozo Ogaki
洋三 大垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのロータリケースに2つ1組の苗
植付爪を取付けた多連形苗植付爪において、該爪に付着
する泥土の掻落しを行うスクレーパの構成簡単にして容
易な組込みを可能とさせる。 【解決手段】 中央駆動軸(49)を中心として回転
するロータリケース(48)の両端側に取付ける2つ1
組の開孔型苗植付爪(25)により同一軌跡(B)上で
180度位相を異ならせて苗植付爪(25)を上下動さ
せて1条分の苗植付けを行う苗植付装置(18)を設け
ると共に、これら1組の苗植付爪(25)の前後外側面
及び内側面に付着する泥土を掻落すスクレーパ(82)
(83)(84)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗トレイから1株分
の玉ネギ、葉ネギ、白ネギなどの野菜苗を取出して圃場
に植付けるようにした野菜移植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、苗載台の苗トレ
イから1つの苗取出爪によって取出した苗を1つの苗植
付爪に受継いで1条分の苗植付けを行っているが、これ
ら爪の作業速度には限界があって速くできないため、玉
ネギなどのような植付株間(8〜10cm)の短い作物
の場合、車速を遅くして(例えば0.2m/s前後)植
付株間の短い作物に対応させるなどしていたが、作業能
率が極めて悪いという不都合があった。
【0003】このため、中央駆動軸を中心として回転す
るロータリケースに取付ける2つの苗植付爪を同一軌跡
上で180度位相を異ならせて上下動させて、従来1つ
の苗植付爪で1回の苗植付動作を行うのに対し、2つの
苗植付爪によって同一植付動作時間内に2回の苗植付け
を行って車速を2倍に増速させるなどした手段がある。
そして1つの苗植付爪構成にあって該爪に付着する泥土
の掻落しを行うスクレーパの場合、前後2つのスクレー
パで構成し、植付爪が下動するときには前後スクレーパ
を爪の前側及び後側に、また上動するとき後スクレーパ
を爪の内側にそれぞれ当接させて泥土の掻落しを行って
いるが、ロータリケースに2つの苗植付爪を取付けた構
成の場合、下動中の爪と上動中の爪の両方に後スクレー
パがラップする状態となるなどして、従来のようなスク
レーパ構成では適正な泥土の除去が行えないという不都
合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、中
央駆動軸を中心として回転するロータリケースの両端側
に取付ける2つ1組の開孔型苗植付爪により同一軌跡上
で180度位相を異ならせて苗植付爪を上下動させて1
条分の苗植付けを行う苗植付装置を設けると共に、これ
ら1組の苗植付爪の前後外側面及び内側面に付着する泥
土を掻落すスクレーパを設けて、苗植付爪の上下動作中
に構成簡単なスクレーパによって、爪の前後外側面及び
内側面に付着する泥土を確実に掻落し、植付速度を高速
とさせた作業能率良好な高速植付作業を安定維持させる
ものである。
【0005】また、苗植付爪の下動時に前側スクレーパ
を爪の前外側面に、苗植付爪の上動時に後側及び内側用
のスクレーパを爪の後外側面及び内側面に当接させて泥
土の掻落しを行うように設けて、最小数3つのスクレー
パによって苗植付爪に付着する泥土を適正に除去して、
スクレーパ構成のコンパクト化とスクレーパの植付装置
内への組込みの容易化を図るものである。
【0006】さらに、前側用スクレーパを機体に固定支
持させると共に、後側及び内側用スクレーパを揺動アー
ムを介し機体に一体揺動可能に支持させて、最小数3つ
からなる構成簡単なスクレーパを2つ1組の苗植付爪に
有効に作用させて、確実な付着泥土の掻落しを可能とさ
せて、スクレーパ機能を向上させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は移植機の全体側面図、図2は同全
体平面図、図3は移植部の側面説明図、図4は移植部の
平面説明図であり、図中(1)はエンジン(2)を搭載
する移動機体、(3)は前後スライドフレーム(4)
(5)に機体(1)を左右スライド自在に支持する固定
フレーム、(6)はスライドアーム(7)を介して機体
(1)をスライド動作させる油圧式スライドシリンダ、
(8)はミッションケース(9)からの駆動横軸(1
0)に左右伝動ケース(11)を介し上下揺動自在に支
持する左右の後車輪、(12)は前記固定フレーム
(3)の前端側にアクスルフレーム(13)を介し上下
揺動自在に支持する左右の前車輪、(14)は固定フレ
ーム(3)後端側のスイング軸(15)を介し前後車輪
(12)(8)を上下揺動させる油圧式スイングシリン
ダ、(16)は機体(1)の後方にシャーシフレーム
(17)を介し装設する苗供給装置、(18)は左右の
後車輪(8)間に装設してミッションケース(9)に植
付駆動ケース(19)を介して連結させる苗植付装置、
(20)は畝面(M)を鎮圧する左右1対の鎮圧ローラ
であり、前記苗供給装置(16)の左右往復移動する苗
載台(21)上の苗トレイ(22)より1株分のポット
苗(N)を箸形苗取出爪(23)でもって取出し、この
取出されたポット苗(N)を前記苗植付装置(18)の
マルチカッタ(24)と連動して上下動するホッパ開孔
形苗植付爪(25)に放出供給して、操向ハンドル(2
6)操作による機体(1)の走行中畝面(M)に一定間
隔毎のポット苗(N)の植付け(移植)を行うように構
成すると共に、機体(1)の左右スライド調節によって
植付条位置の変更などを行うように構成している。
【0008】また、(27)は前記スイングシリンダ
(14)を動作させて機体(1)を昇降操作する昇降レ
バー、(28)は植付クラッチの入切を行う植付クラッ
チレバー、(29)は走行速度を変速する主変速レバ
ー、(30)は機体(1)を左右方向に位置調節するス
ライド調節レバー、(31)は左右後車輪(8)の駆動
を停止させて機体(1)を旋回操作する左右サイドクラ
ッチレバーである。
【0009】前記苗取出爪(23)及び苗植付爪(2
5)は、1つの苗載台(21)の苗トレイ(22)に対
し一定の間隔を有して左右に並設させ、同位相駆動して
1つの苗トレイ(22)から2条分の苗取りと同時2条
の苗植付けを行うと共に、各苗取出爪(23)及び苗植
付爪(25)における各1条分の同一爪運動軌跡(A)
(B)上で180度位相を異ならせて、2回の苗取り及
び苗植付けを行うように設けて、苗取速度及び苗植付速
度を略2倍に増速させて高速苗取作業及び植付作業を行
うように構成している。
【0010】前記苗取出爪(23)は、前記シャーシフ
レーム(17)側の固定ブラケットに位相調節板(3
2)を固定させ、一方向に等速回転させるロータリケー
ス(33)を取出爪駆動軸(34)を介して調節板(3
2)に支持させ、駆動軸(34)を中心としたロータリ
ケース(33)の180度対称位置に2つの爪ケース
(35)の基端爪ケース軸(36)を取付け、これら爪
ケース(35)の先端に苗取出爪(23)をそれぞれ取
付けて、ロータリケース(33)の等速1回転中に同一
爪運動軌跡(A)で180度位相を異ならせて、交互に
苗トレイ(22)より1条分2株の苗(N)の取出しを
行うように構成している。
【0011】また、前記取出爪駆動軸(34)は、ミッ
ションケース(9)に連動連結する植付クラッチケース
からの伝動チェン(37)に連結させて、植付クラッチ
のオン時に左右2組(2条分)の苗取出爪(23)を同
位相で駆動して、1つの苗トレイ(22)より2条分の
ポット苗(N)の同時取出しを行うと共に、苗植付爪
(25)に同時受継ぎを行うように構成している。
【0012】さらに前記苗載台(21)は、シャーシフ
レーム(17)に固設する左右サイドフレーム(38)
間のガイドレール(39)と横送り駆動軸(40)に左
右往復動自在に支持させると共に、苗載台(21)に縦
送り駆動軸(41)を介し支持する駆動スプロケット
(42)と、遊転軸(43)を介し支持する遊転スプロ
ケット(44)間に張架する縦送りチェン(45)の所
定間隔毎の縦送りピンを苗トレイ(22)のポット底部
間に掛合させて、苗載台(21)が左右移動終端に到達
したとき縦送り軸(46)の縦送りカム(47)を介し
て苗トレイ(22)を1ピッチ分縦送りするように構成
している。
【0013】図5乃至図12に示す如く、前記ミッショ
ンケース(9)左右両側の植付駆動ケース(19)内側
にそれぞれ取付ける単一のロータリケース(48)の両
端側に2つの苗植付爪(25)を設けるもので、前記駆
動ケース(19)の植付駆動軸(49)に一体的にロー
タリケース(48)を取付け、ミッションケース(9)
からの出力を駆動ケース(19)内の駆動チェン(19
a)を介し植付駆動軸(49)に伝達してロータリケー
ス(48)を回転させると共に、該ケース(48)内の
駆動軸(49)にサンギヤ(50)を遊嵌させ、サンギ
ヤ(50)を位相調節板(51)を介し位相調節自在に
植付駆動ケース(19)に固定させ、サンギヤ(50)
に小径のアイドルギヤ(52)を介しプラネタリギヤで
ある遊星ギヤ(53)を常噛させ、ロータリケース(4
8)にアイドルギヤ(52)のギヤ軸(54)を、また
ロータリケース(48)の固定ケース軸(55)に遊星
ギヤ(53)をそれぞれ回転自在に支持させ、前記サン
ギヤ(50)と遊星ギヤ(53)を同一歯数の伝達比が
1のギヤ構成に設けて、ロータリケース(48)の回転
時にも遊星ギヤ(53)を定常姿勢に保つように構成し
ている。
【0014】また、前記ケース軸(55)に小径の固定
ギヤ(56)を一体的に取付け、該ギヤ(56)と同一
歯数でギヤ(56)を中心とした180度対向位置でギ
ヤ(56)に常噛させる2つの出力ギヤ(57)(5
8)と、前記ケース軸(55)を中心としてロータリケ
ース(48)に回転自在に支持するギヤケース(59)
とを設け、遊星ギヤ(53)とギヤケース(59)との
間に単一の固定ギヤ(56)と2つの出力ギヤ(57)
(58)とを一列状に配設させ、2つの出力ギヤ(5
7)(58)の出力軸であるギヤ軸(60)(61)を
遊星ギヤ(53)とギヤケース(59)に回転自在に支
持させて、ロータリケース(48)の1回転中に2つの
出力ギヤ(57)(58)のギヤ軸(60)(61)を
ロータリケース(48)の回転方向と逆方向に1回転さ
せるように構成している。
【0015】そして、前記ギヤ軸(60)(61)に基
端を固着するクランクアーム(62)(63)先端に前
後アーム軸(64)(65)を固設し、前後アーム軸
(64)(65)の基端を単一の連結板(66)の両端
に遊嵌して、該連結板(66)によって前後アーム軸
(64)(65)を一体的に連結させると共に、前記苗
植付爪(25)の前後爪体(25a)(25b)を開閉
する開閉筒軸(67)(68)をアーム軸(64)(6
5)先端側に回動自在に支持させ、前記ギヤ軸(60)
(61)を中心としたクランクアーム(62)(63)
の回転中も開閉筒軸(67)(68)を水平姿勢に保っ
て、苗植付爪(25)を常に略垂直姿勢で上下動させる
ように構成している。
【0016】また、前記筒軸(67)(68)外周に前
後開閉アーム(69)(70)の中間部を固設させ、後
開閉アーム(70)に突設する半円形突出部(71)
と、前開閉アーム(69)に形成する半円形陥没部(7
2)とを係合連結させ、前後開閉アーム(69)(7
0)の上端側に形成する突出バネ座部(73)(74)
間に圧縮バネ(75)を介設して、前後爪体(25a)
(25b)に閉方向のバネ力を付勢すると共に、後開閉
アーム(70)の下端側に固設する結合部材(76)に
突出長さ調節自在にストッパボルト(77)を取付け、
前開閉アーム(69)の下端下方に延設する開閉部材
(78)に前記バネ(75)力でストッパボルト(7
7)を当接させるとき前後爪体(25a)(25b)の
先端側を下向きとした定常姿勢で閉保持するように構成
している。
【0017】さらに、前記後アーム軸(65)に爪開閉
カム(79)を固設させると共に、前記開閉部材(7
8)に突出長さ調節自在に開閉ネジ部材(80)を取付
け、苗植付爪(25)の下動に連動して爪開閉カム(7
9)の外周カム面(79a)の凸部をネジ部材(80)
先端に摺接させてネジ部材(80)を押し下げるときに
は、図11矢印に示す如くアーム軸(64)(65)を
中心として開閉アーム(69)(70)を回動させ爪体
(25a)(25b)を開放状態とさせて、爪体(25
a)(25b)内に保持する苗(N)を畝面(M)に放
出するように構成している。
【0018】このように、ロータリケース(48)の1
回転中に該ケース(48)の両端側に取付ける2つの苗
植付爪(25)を縦長の同一楕円植付軌跡(B)上で1
80度位相を異ならせて上下運動させるもので、図8に
示す如くロータリケース(48)が横長姿勢となると
き、先端側を内方向に各クランクアーム(62)(6
3)を水平とさせて、2つの苗植付爪(25)をケース
(48)中心部の略同一高さ位置で近接させ、図7に示
す如くロータリケース(48)が縦長姿勢となるとき、
先端側を外方向に各クランクアーム(62)(63)を
起立させて、2つの苗植付爪(25)の一方を植付軌跡
(B)の最上動位置に位置させて苗取出爪(23)から
の苗(N)の受継ぎを行う一方、他方の苗植付爪(2
5)を植付軌跡(B)の最下動位置に位置させて受継ぎ
苗(N)の放出を行って、1条分の苗(N)の植付けを
行うように構成している。
【0019】また、単一のロータリケース(48)の両
側に2つの苗植付爪(25)を取付け、該ロータリケー
ス(48)の1回転中に2つの苗植付爪(25)によっ
て、同一植付軌跡(B)上で180度位相を異ならせて
苗植付動作を行うように設けて、コンパクトな苗植付構
造のもので従来より略2倍に植付速度を増速させた高速
植付けを可能とさせるもので、ロータリケース(48)
の1回転中に2つの苗植付爪(25)が相互に近接する
状態のときにも、苗植付爪(25)やクランクアーム
(62)(63)など干渉することなくスムーズな植付
けを行うものである。
【0020】さらに、ロータリケース(48)の回転に
連動して前後爪体(25a)(25b)を開閉する開閉
アーム(69)(70)及び開閉カムなど開閉機構(8
1)も、苗植付爪(25)とクランクアーム(62)
(63)間で苗植付爪(25)の略前後中間に軽量且つ
コンパクトに配置させて、前後の苗植付爪(25)が相
互に近接するときにも開閉機構(81)同志の干渉を防
止し、また苗植付爪(25)が地面に突入するときも開
閉機構(81)は地面との隙間を確保して苗植付爪(2
5)の開閉精度を向上させることができる。
【0021】図13乃至図16に示す如く、前記苗植付
爪(25)の前後外側面及び内側面に付着する泥土を掻
落すゴム板製など弾性材製の前後外側用スクレーパ(8
2)(83)及び内側用スクレーパ(84)を備えるも
ので、前記駆動ケース(19)とシャーシフレーム(1
7)間に連結支持させる覆土アーム(85)の中間左右
両側に左右のスクレーパ取付台(86)を固設させ、各
取付台(86)に3つのスクレーパ(82)(83)
(84)を1組として取付けて、左右ロータリケース
(48)にそれぞれ取付ける1条用2つの苗植付爪(2
5)の前後外側面及び内側面に付着する泥土を、各1組
のスクレーパ(82)(83)(84)によってロータ
リケース(48)の1回転中に掻落して取除くように構
成している。
【0022】前記取付台(86)を固設する覆土アーム
(85)は左右2つのロータリケース(48)間略中央
に略平行に配設させ、左右取付台(86)の前側面にボ
ルト(87)及び長孔(88)を介して背面視L形状の
前取付板(89)を前後位置調節自在に固定させると共
に、前取付板(89)の底板部(89a)に左右長手の
前外側用スクレーパ取付軸(90)基端を固設させ、該
取付軸(90)先端のスクレーパ台(91)にボルト
(92)を介し前外側用スクレーパ(82)の前端側を
固定させ、凹形の後端縁部(82a)を下動中の爪体
(25a)の前外周面に当接させて、爪体(25a)の
前外周面に付着する泥土を掻落すように構成している。
【0023】また、左右取付台(86)の後側面にボル
ト(87)及び長孔(88)を介して平板状の後取付板
(93)を固定させ、該取付板(93)側面の固定枢軸
(94)に内側用スクレーパ取付軸(95)基端のボス
軸(96)を回動自在に支持させると共に、取付軸(9
5)先端のスクレーパ台(97)にボルト(92)を介
し内側用スクレーパ(84)の中央部を固定させるもの
で、該スクレーパ(84)は前後両端を略同形の半円端
縁部(84a)(84b)に形成し、上動中の爪体(2
5a)(25b)の内周部に前後端縁部(84a)(8
4b)を当接させて、爪体(25a)(25b)の内側
面に付着する泥土を掻落すように構成している。
【0024】さらに、前外側用スクレーパ(82)と略
同形状の後外側用スクレーパ(83)を後外側用スクレ
ーパ取付軸(98)先端のスクレーパ台(99)にボル
ト(92)を介し固定させ、該取付軸(98)の基端を
内側用スクレーパ取付軸(95)の基端に固定させて、
後外側用と内側用のスクレーパ(83)(84)を一体
回動自在に枢軸(94)させると共に、内側用スクレー
パ(84)の後端縁部(84b)と後外側用スクレーパ
(83)の凹形前端縁部(83a)とを若干巾重合さ
せ、内側用スクレーパ(84)を爪体(25a)(25
b)の内周面に当接させるときには、外側用スクレーパ
(83)を爪体(25b)の外周面にも当接させて、爪
(25)の内側面及び後側面に付着する泥土を略同時に
掻落すように構成している。
【0025】また、前記後取付板(93)側面に固設す
るストッパ台(100)と内側用スクレーパ取付軸(9
5)間にボス軸(96)外周を巻回させる捩りコイルバ
ネ(101)を介設してスクレーパ(83)(84)に
前方向側に回動するバネ力を付勢すると共に、内側用ス
クレーパ取付軸(95)の固定板(102)に取付ける
回動規制部材(103)を、前記ストッパ台(100)
に位置調節自在に取付けるストッパボルト(104)の
頭部にコイルバネ(101)力で当接させて、スクレー
パ(83)(84)に外力が作用しないときには取付姿
勢を一定維持させ、スクレーパ(83)(84)による
泥土の掻落し作業中爪(25)とスクレーパ(83)
(84)との接触によってバネ(101)力に抗しスク
レーパ(83)(84)に後方向の回動力が作用したと
きには枢軸(94)を中心としてスクレーパ(83)
(84)を後方に回動させて、爪(25)に対し常に一
定以上の加圧力でスクレーパ(83)(84)を作用さ
せて、良好な泥土の掻落しを行うように構成している。
【0026】さらに、内側用スクレーパ取付軸(95)
より一定間隔を有した下方位置には、前記スクレーパ
(83)(84)の後方向の回動を規制する後回動規制
部材(105)を配置させるもので、後取付板(93)
側面より突出させる固定板(106)に規制部材(10
5)を取付けて、内側用スクレーパ取付軸(95)と規
制部材(105)との当接でもってスクレーパ(83)
(84)の後方向に対する最大回動規制を行うように構
成している。
【0027】上記からも明らかなように、中央駆動軸
(49)を中心として回転するロータリケース(48)
の両端側に取付ける2つ1組の開孔型苗植付爪(25)
により同一軌跡(B)上で180度位相を異ならせて苗
植付爪(25)を上下動させて1条分の苗植付けを行う
苗植付装置(18)を設けると共に、これら1組の苗植
付爪(25)の前後外側面及び内側面に付着する泥土を
掻落す3つ1組のスクレーパ(82)(83)(84)
を設けたもので、苗植付爪(25)の上下動作中に3つ
1組から成る構成簡単なスクレーパ(82)(83)
(84)によって、爪(25)の前後外側面及び内側面
に付着する泥土を確実に掻落して、植付速度を高速とさ
せた作業能率良好な高速植付作業を安定維持させること
ができる。
【0028】また、苗植付爪(25)の下動時に前側ス
クレーパ(82)を爪(25)の前外側面に、苗植付爪
(25)の上動時に後側及び内側用2つのスクレーパ
(83)(84)を爪(25)の後外側面及び内側面に
当接させて泥土の掻落しを行うように設けたもので、最
小数3つのスクレーパ(82)(83)(84)によっ
て苗植付爪(25)に付着する泥土を適正に除去して、
スクレーパ構成のコンパクト化とスクレーパ(82)
(83)(84)の植付装置(18)内への組込みの容
易化を図ることができる。
【0029】さらに、前側用スクレーパ(82)を機体
に固定支持させると共に、後側及び内側用スクレーパ
(83)(84)を揺動アームを介し機体に一体揺動可
能に支持させたもので、最小数3つからなる構成簡単な
スクレーパ(82)(83)(84)を2つ1組の苗植
付爪(25)に有効に作用させて、確実な付着泥土の掻
落しを可能とさせて、スクレーパ機能を向上させること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、中央駆動軸(49)を中心として回転するロータリ
ケース(48)の両端側に取付ける2つ1組の開孔型苗
植付爪(25)により同一軌跡(B)上で180度位相
を異ならせて苗植付爪(25)を上下動させて1条分の
苗植付けを行う苗植付装置(18)を設けると共に、こ
れら1組の苗植付爪(25)の前後外側面及び内側面に
付着する泥土を掻落すスクレーパ(82)(83)(8
4)を設けたものであるから、苗植付爪(25)の上下
動作中に構成簡単なスクレーパ(82)(83)(8
4)によって、爪(25)の前後外側面及び内側面に付
着する泥土を確実に掻落して、植付速度を高速とさせた
作業能率良好な高速植付作業を安定維持させることがで
きるものである。
【0031】また、苗植付爪(25)の下動時に前側ス
クレーパ(82)を爪(25)の前外側面に、苗植付爪
(25)の上動時に後側及び内側用のスクレーパ(8
3)(84)を爪(25)の後外側面及び内側面に当接
させて泥土の掻落しを行うように設けたものであるか
ら、最小数3つのスクレーパ(82)(83)(84)
によって苗植付爪(25)に付着する泥土を適正に除去
して、スクレーパ構成のコンパクト化とスクレーパ(8
2)(83)(84)の植付装置(18)内への組込み
の容易化を図ることができるものである。
【0032】さらに、前側用スクレーパ(82)を機体
に固定支持させると共に、後側及び内側用スクレーパ
(83)(84)を揺動アームを介し機体に一体揺動可
能に支持させたものであるから、最小数3つからなる構
成簡単なスクレーパ(82)(83)(84)を2つ1
組の苗植付爪(25)に有効に作用させて、確実な付着
泥土の掻落しを可能とさせて、スクレーパ機能を向上さ
せることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機の全体側面図。
【図2】移植機の全体平面図。
【図3】移植部の側面図。
【図4】移植部の平面説明図。
【図5】苗植付爪のロータリケースの断面説明図。
【図6】苗植付爪の駆動ギヤ部の説明図。
【図7】ロータリケース回転中の垂直姿勢時の説明図。
【図8】ロータリケース回転中の水平姿勢時の説明図。
【図9】ロータリケース回転中の傾斜姿勢時の説明図。
【図10】苗植付爪部の平面説明図。
【図11】爪開閉機構の説明図。
【図12】苗植付爪の駆動系の説明図。
【図13】スクレーパ部の平面図。
【図14】スクレーパの平面説明図。
【図15】スクレーパ部の側面図。
【図16】スクレーパの側面説明図。
【符号の説明】
(18) 苗植付操作 (25) 苗植付爪 (48) ロータリケース (49) 駆動軸 (82)(83)(84) スクレーパ (95)(98) 取付軸(揺動アーム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 俊郎 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 大垣 洋三 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内 Fターム(参考) 2B060 AA01 AC02 AD07 AE01 BA03 BA09 BB05 CB06 CB09 CB17 CC05 CC11 2B065 AA01 AB07 AC06 AC07 BB08 BB13 BB14 BB15 BB16 BB21 BB23 BB30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央駆動軸を中心として回転するロータ
    リケースの両端側に取付ける2つ1組の開孔型苗植付爪
    により同一軌跡上で180度位相を異ならせて苗植付爪
    を上下動させて1条分の苗植付けを行う苗植付装置を設
    けると共に、これら1組の苗植付爪の前後外側面及び内
    側面に付着する泥土を掻落すスクレーパを設けたことを
    特徴とする野菜移植機。
  2. 【請求項2】 苗植付爪の下動時に前側スクレーパを爪
    の前外側面に、苗植付爪の上動時に後側及び内側用のス
    クレーパを爪の後外側面及び内側面に当接させて泥土の
    掻落しを行うように設けたことを特徴とする請求項1記
    載の野菜移植機。
  3. 【請求項3】 前側用スクレーパを機体に固定支持させ
    ると共に、後側及び内側用スクレーパを揺動アームを介
    し機体に一体揺動可能に支持させたことを特徴とする請
    求項2記載の野菜移植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010161994A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Iseki & Co Ltd 苗植機
KR101348296B1 (ko) 2013-07-03 2014-01-09 (주)조은농기계 농작물 이식 장치

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JP2010161994A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Iseki & Co Ltd 苗植機
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