JP3081678B2 - 防音装置 - Google Patents

防音装置

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JP3081678B2
JP3081678B2 JP03195323A JP19532391A JP3081678B2 JP 3081678 B2 JP3081678 B2 JP 3081678B2 JP 03195323 A JP03195323 A JP 03195323A JP 19532391 A JP19532391 A JP 19532391A JP 3081678 B2 JP3081678 B2 JP 3081678B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音カバーを備えてな
る防音装置に係り、さらに詳細には、騒音発生源に対し
て比較的近接した状態で使用することのできる防音装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば工作機械等から発せられる
騒音が周囲に悪影響を及ぼす虞があるようなときには上
記工作機械等の騒音発生源全体を防音カバーで覆うこと
がある。この場合、騒音発生源と設置面との間あるいは
上記防音カバーと設置面との間に防振ゴム等を介在する
ことにより、防音はより効果的に行なわれる。
【0003】騒音発生源を防音カバーによって覆う場
合、騒音発生源と防音カバーとの間隔が防音の対象とす
る音の波長に比較してかなり狭いときには、騒音発生源
の面の振動による空気圧力の変動がほとんどそのまま防
音カバーに伝達され、防音カバーが振動されて外部へ音
が伝達されることとなるので、防音が効果的に行なわれ
ないものである。
【0004】そこで、従来は、前記騒音発生源と防音カ
バーとの間隔を比較的大きく設ける構成が一般的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、例えば
工作機械等の騒音発生源全体を防音カバーで覆う構成の
場合には、防音カバーが邪魔になって工作機械等の操作
性が低下する問題点や、騒音発生源と防音カバーとの間
隔を比較的大きく設けることにより、例えば狭い工場内
においての占有領域が大きくなる等の問題点がある。
【0006】本発明は、上述のごとき従来の問題点に鑑
みてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、騒音発生源の
1部分あるいは全体を覆う防音カバーを備えてなる防音
装置にして、前記騒音発生源と防音カバーとの間に位置
する空気に、上記騒音発生源の面の振動に起因して圧力
変動を生じたとき、上記圧力変動を可及的に小さくすべ
く、防音の対象とする音の波長をλとしたとき約λ/2
位の間隔で前記騒音カバーに圧力逃し部を備えてなるも
のである。
【0008】また、騒音発生源の1部分あるいは全体を
覆う騒音カバーを備えてなる防音装置にして、前記騒音
発生源と防音カバーとの間に位置する空気に、上記騒音
発生源の面の振動に起因して圧力変動を生じたとき、上
記圧力変動を可及的に小さくすべく、防音の対象とする
音の波長をλとしたとき前記防音カバーの中心から縁ま
での寸法を約λ/4位に設け、互に隣接して配置した各
防音カバーの間に僅かな間隙を設けて圧力逃し部として
なるものである。
【0009】
【作用】上記構成において、騒音発生源が振動すると、
騒音発生源と防音カバーとの間隔が狭いために、上記騒
音発生源と防音カバーとの間の空気に圧力変動を生じ
て、防音カバーを振動せしめようとする傾向にある。し
かし、騒音の対象とする音の波長をλとしたときに約λ
/2位の間隔で圧力逃し部を備えているので、この圧力
逃し部から空気の1部分が外部へ逃げることとなり、前
記空気の圧力変動が緩和されることとなる。
【0010】したがって、前記圧力逃し部から外部へ直
接的に漏れる騒音は防音しようがないけれども、騒音発
生源と防音カバーとの間の空気の圧力変動によって防音
カバーが振動する傾向を防止できるものである。
【0011】すなわち、防音カバーが騒音発生源に比較
的近接した状態であっても、従来に比して防音効果が大
きなものである。
【0012】
【実施例】図1,図2を参照するに、例えばプレス,工
作機械,その他の機械や駆動装置等の騒音発生源1は、
防振ゴム3を介して設置面5上に設置してある。この防
振ゴム3は必ずしも介在する必要がないけれども、介在
する方が望ましいものである。
【0013】前記騒音発生源1の外面の全体あるいは主
要部分には、例えば防振ゴム等の防振具7を介して防音
カバー9が、防音の対象とする音の波長に比してかなり
狭い間隔を保持して取付けてある。上記防音カバー9
は、例えば制振性のある鋼板等よりなる遮音板11の内
側に、例えばグラスウールあるいはウレタンフォーム等
よりなる吸音材13を適宜に固定した構成である。
【0014】本実施例において、前記防音カバー9の寸
法は、防音の対象とする音の波長をλとしたとき、中心
から縁までの寸法を約λ/4位に設けてある。そして前
記騒音発生源1に取付けた複数の防音カバー9の間には
適宜の間隙Sが保持されている。
【0015】上記構成において、騒音発生源1が騒音を
発すると、防音カバー9と騒音発生源1との間に位置す
る空気に騒音発生に起因する振動が伝達されるので、空
気に圧力変動を生じることとなる。この圧力変動は、騒
音発生源1と防音カバー9の遮音板11との間隔寸法に
反比例するので、前記騒音発生源1と防音カバー9との
間隔が狭い場合には、空気の圧力変動が大きくなり、防
音カバー19の遮音板11を振動させる力が大きくなっ
て遮音板11が振動される傾向にある。このように遮音
板11が振動されると騒音を外部に伝達することとなっ
て、防音効果が失われることとなる。
【0016】ところが本実施例においては、防音カバー
9の寸法は防音の対象とする音の波長λに対して中心か
ら縁まで約λ/4位に設けてあって、隣接した防音カバ
ー9との間に適宜間隙Sが設けてあるので、騒音発生源
1と防音カバー9との間の狭い間隔に圧力変動が生じた
場合、1部が上記間隙Sから外部へ逃げることとなるの
で、上記圧力変動が緩和され、防音カバー9の遮音板1
1を振動せしめる傾向が抑制されるものである。
【0017】すなわち、本実施例によれば、前記間隙S
から外部へ直接漏れる騒音を防止することは困難である
が、防音カバー9の遮音板11が振動されるようなこと
がなく、騒音発生源1に近接して防音カバー9を配置し
た構成であっても、防音が効果的に行なわれるものであ
る。
【0018】ところで、隣接した防音カバー9間の間隙
Sが大きい場合には、内部の圧力変動をより効果的に緩
和することができる。しかし、間隙Sが大きすぎると、
間隙Sを通過して外部へ直接漏れる騒音が大きくなるの
で、間隙Sの寸法は、対象とする音の振動数、強さ,防
音カバー9の構造等により異なるので、試験的に求める
ことが望ましいものである。
【0019】さて、前述のごとき構成において、防音カ
バー9の最長寸法を400mm〜1200mmの範囲で
種々試験を行ない、今回は400mm,防音カバー9の
厚さを70mm,吸音材13としてウレタンフォームを
用い、その厚さを30mm,騒音発生源1の表面から防
音カバー9の遮音板11の表面までの寸法を75mm
(防音カバー9の外周縁の内端部から騒音発生源1まで
の寸法は5mm)とし、かつ間隙Sを5mmとして、騒
音発生源1から1m離れた位置で設置面5から1.5m
の高さ位置にマイクを設置して試験を行なったところ、
防音カバー9を設けない場合よりも騒音が8dB程度減
少し効果が認められた。
【0020】図1,図2においては、騒音発生源1を長
方体に図示し、この騒音発生源1の外側面に四角形の騒
音カバー9を取付けた構成で例示したが、機械等の外観
は種々の形状であるので、上記防音カバー9の形状は、
騒音発生源1の外観等に対応して、例えば3角形,6角
形,その他の種々の形状に形成し各種形状の防音カバー
を適宜に組合わせるものである。
【0021】図3は騒音発生源1としてパイプを示し、
このパイプ内を流動する流体の渦等によって騒音が発生
する場合には、図3に示すように複数の防音カバー9を
防振具7を介してパイプに取付けることにより、前記実
施例と同様の効果を奏し得るものである。
【0022】ところで、上記実施例は、複数の防音カバ
ー9を騒音発生源1に適宜間隙Sを保持して取付けた構
成の場合について説明したが、防音カバー9は必ずしも
複数に分割する必要はないものである。
【0023】すなわち、図4に示すように、防音カバー
9を比較的大きく設け、防音の対象とする音の波長λに
対してλ/2程度の間隔で間隙Sを設けた構成であって
も、前記実施例と同様の効果を奏し得るものである。
【0024】図5〜図6は本発明のさらに別の実施例を
示すものである。
【0025】図5は、騒音発生源1に適宜長さの防振具
7Aを介して防音カバー9を取付け、この防音カバー9
における遮音板11のフランジ部分にスリット又は孔な
どの圧力逃し部15を設けて、騒音発生源1と防音カバ
ー9との間の空気の圧力変動を緩和する構成としたもの
である。
【0026】図6は、防音カバー9における遮音板11
に設ける代りに、防振具7Bに圧力逃し部15を設けた
構成を示したものである。
【0027】図7は、防音カバー9の中央部に圧力逃し
部15を形成し、かつ補助遮音板17と防音カバー9と
の間に介在した吸音材19を介して空気の1部を逃す構
成としたものである。
【0028】図8は、圧力逃し部15としてのスリット
部分の経路を比較的長くして、圧力逃し部15から直接
外部へ漏れる騒音の防音効果を向上せしめようとする構
成である。
【0029】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、騒音発生源1に比較的近
接して防音カバー9を配置した構成であっても、上記騒
音発生源1と防音カバー9との間の空気の1部を外部へ
逃す構成として、上記騒音発生源1と防音カバー9との
間の空気の圧力変動を抑制緩和するものであるから、上
記圧力変動によって防音カバー9の遮音板11が振動さ
れるようなことがなく、防音効果が向上するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す縦断面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】防音カバーの別実施例を示す説明図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す説明図である。
【図6】本発明の別の実施例を示す説明図である。
【図7】本発明の別の実施例を示す説明図である。
【図8】本発明の別の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 騒音発生源 9 防音カバー 15 圧力逃し部 S 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−122998(JP,A) 特開 平4−156598(JP,A) 特開 平4−364434(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 11/16 - 11/175 E04B 1/82 - 1/86

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音発生源の1部分あるいは全体を覆う
    防音カバーを備えてなる防音装置にして、前記騒音発生
    源と防音カバーとの間に位置する空気に、上記騒音発生
    源の面の振動に起因して圧力変動を生じたとき、上記圧
    力変動を可及的に小さくすべく、防音の対象とする音の
    波長をλとしたとき約λ/2位の間隔で前記騒音カバー
    に圧力逃し部を備えてなることを特徴とする防音装置。
  2. 【請求項2】 騒音発生源の1部分あるいは全体を覆う
    騒音カバーを備えてなる防音装置にして、前記騒音発生
    源と防音カバーとの間に位置する空気に、上記騒音発生
    源の面の振動に起因して圧力変動を生じたとき、上記圧
    力変動を可及的に小さくすべく、防音の対象とする音の
    波長をλとしたとき前記防音カバーの中心から縁までの
    寸法を約λ/4位に設け、互に隣接して配置した各防音
    カバーの間に僅かな間隙を設けて圧力逃し部としてなる
    ことを特徴とする防音装置。
  3. 【請求項3】 防音カバーは防振具を介して騒音発生源
    に取付けてあることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の防音装置。
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