JP3081483B2 - プラント監視制御システムとそのマンマシン装置及びその表示方法 - Google Patents

プラント監視制御システムとそのマンマシン装置及びその表示方法

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JP3081483B2
JP3081483B2 JP964095A JP964095A JP3081483B2 JP 3081483 B2 JP3081483 B2 JP 3081483B2 JP 964095 A JP964095 A JP 964095A JP 964095 A JP964095 A JP 964095A JP 3081483 B2 JP3081483 B2 JP 3081483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置上に表示され
たプラント機器の画面情報によりその運転状態の監視や
操作を行うプラント監視制御システムに関し、さらに、
かかる監視制御システムによりプラントの監視操作を行
うためのマンマシン装置及びその表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラントの運転監視を行うシステ
ムにおいては、表示面上にタッチパネルを設置したCR
T表示装置やフラットディスプレイ装置等が多く用いら
れるようになり、これにより、オペレータは、プラント
の運転状況などを表示装置上に表示してその内容を確認
しながらプラントの運転状況を把握すると共に、そのタ
ッチパネル上から操作入力を行うことにより、プラント
機器の操作を行うことが出来る。すなわち、かかるプラ
ントの操作方法では、例えばオペレータが表示画面上よ
り操作しようとする機器を選択すると、選択された機器
のスイッチが表示装置の表示画面上に表示され、そこ
で、オペレータは、その表示されたスイッチの中から操
作するスイッチのポジションを選択して機器を操作する
というものである。
【0003】また、例えば、特開昭63−44202号
公報では、プラント運転装置の表示装置上に表示したス
イッチを操作することにより、表示装置上に表示される
プラントの運転状態を監視しながらプラント機器の操作
を行うものが知られている。そして、このシステムで
は、プラントの運転状態とプラント機器への操作入力に
応じてプラント機器の操作の可否を判断する操作可否判
断部を設け、これにより、オペレータが表示装置上に表
示したスイッチを操作することによりプラント機器の操
作を行う際、当該表示装置上にプラント機器の操作可否
の表示を行うものである。すなわち、これは、オペレー
タが指示したプラント機器の操作に対し、上記の操作可
否判断部がプラント機器自体の操作の可否判断を行い、
プラント機器自体の操作の可否の判断結果を表示画面上
に表示するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術になるシステム、特に、その前者のシステムで
は、表示装置の表示画面上に表示されるスイッチは、プ
ラントの運転状態に応じてその機器の操作が実際に可能
か不可能か、あるいは、当該機器が操作禁止の状態にあ
ることなどには無関係に、機器に割り当てられたスイッ
チがそのまま表示されるだけのものであった。
【0005】また、上記の従来技術である特開昭63−
44202号公報に示される装置でも、機器によって
は、その機器に割り当てられたスイッチのポジションの
内に操作が可能なポジションと操作が不可能なポジショ
ンがあるものもある。しかしながら、機器のスイッチの
ポジションに対しての操作の可否判断を操作入力後にそ
の入力に応じて判定しているものでは、入力前にその機
器のスイッチのポジションの操作の可否は判定しておら
ず、その為、オペレータは操作入力後にしか当該スイッ
チのポジションの操作の可否が分からない。
【0006】すなわち、上記の従来技術では、プラント
機器毎又は操作機器に共通に設けられたスイッチを表示
装置上に表示はするが、しかしながら、これらの表示さ
れるスイッチは、操作機器の状態やプラントの運転状態
により操作が禁止され又は操作を行えないようにインタ
ーロックが設けられているポジションに対しても、機器
に割り当てられているスイッチの全てのポジションの表
示を行うものであった。そのため、オペレータは、本来
は不可能であるスイッチポジションへの操作を無駄に行
うこととともなり(特に、特開昭63−44202号公
報の装置では、オペレータは、操作入力後に、はじめ
て、当該スイッチのポジションの操作の可否が分か
る)、これでは、プラント運転状態への迅速な対応やオ
ペレータの操作の軽減の観点から問題となっていた。
【0007】そこで、本発明は、上述の従来技術におけ
る問題点に鑑み、具体的には、プラント運転状態への迅
速な対応が可能であり、かつ、オペレータの操作の軽減
からも好ましく、すなわち、優れたマンマシンインター
フェイスを備えたプラント監視制御装置及びそのプラン
ト制御操作方法を提供することをその目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的を達
成するため、本発明によれば、プラントを構成する複数
のプラント機器の状態を検出する検出手段と、前記複数
のプラント機器を操作する操作手段と、前記検出手段か
らプラント機器の状態を入力し、予め記憶したシーケン
スにより前記操作手段を介して制御を行うシーケンスコ
ントローラと、前記シーケンスコントローラから伝送さ
れる情報に基づいてプラントの監視操作に必要なプラン
トの系統図あるいはプラントの状態を表示する画像信号
と共に、当該表示画面上に操作手段を画像表示する画像
信号を作成するマンマシンコントローラと、前記マンマ
シンコントローラからの画像信号により、前記プラント
の系統図あるいはプラントの状態と共に、前記操作手段
の画像をその表示画面上に表示する画像表示装置と、そ
して、前記画像表示装置に表示された表示画面上の前記
操作手段により操作のための入力を行う入力装置とを備
えたプラント監視制御システムにおいて、前記画像表示
装置の表示画面上に表示される前記操作手段は、当該操
作手段を操作することにより操作されるプラント機器の
作動状態に対応して、その表示態様を変えるプラント監
視制御システムが提案される。
【0009】また、やはり上記の本発明の目的を達成す
るため、本発明によれば、プラントを構成する複数のプ
ラント機器の状態情報を入力して表示し、予め記憶した
シーケンスにより前記プラント機器の制御を行うプラン
ト監視制御システムのためのマンマシン装置であって、
前記複数のプラント機器の状態を表示するための表示装
置と、前記表示装置上に表示されたプラント機器の状態
に応じて操作入力を行うための入力手段と、前記入力手
段からの操作入力と前記複数のプラント機器からの状態
情報とに基づいて前記表示装置上に表示する表示画像を
作成する制御部とを備え、前記制御部は、前記入力手段
からの操作入力により選択されたプラント機器を操作す
るための操作手段を、当該操作手段に対応するプラント
機器の作動状態に対応して、その表示態様を変えて前記
前記表示装置の表示画面上に表示するようにしたマンマ
シン装置が提案される。
【0010】さらに、上記の本発明の目的を達成するた
め、本発明によれば、プラントを構成する複数のプラン
ト機器の状態情報を入力して表示し、予め記憶したシー
ケンスにより前記プラント機器の制御を行うプラント監
視制御システムのためのマンマシン装置において、前記
プラント機器の状態に応じて操作入力を行うための操作
手段を表示するための表示方法であって、前記操作手段
を表示するのに先き立ち、選択されたプラント機器の状
態に基づいて操作不可能あるいは操作禁止である操作範
囲を判断し、当該判断の結果に基づいて前記操作手段の
表示の態様を、不可能あるいは操作禁止である操作範囲
については、不活性の状態で表示するようにしたマンマ
シン装置の表示方法が提案される。
【0011】
【作用】すなわち、上記の本発明になるプラント監視制
御システムとそのマンマシン装置及びその表示方法によ
れば、プラントを構成する複数のプラント機器をプラン
トオペレータが表示画面上から選択しながら操作しよう
とする場合、画像表示装置の表示画面上に表示される前
記操作手段は、当該操作手段を操作することにより操作
される対応するプラント機器の作動状態に対応して、そ
の表示態様を変えることから、すなわち、前記操作手段
の表示の態様を、不可能あるいは操作禁止である操作範
囲については、不活性の状態で表示することにより、オ
ペレータに対して、スイッチ操作前に操作の可否を判断
可能とする。これにより、オペレータのスイッチ操作の
試行による無駄な操作を軽減することができる。なお、
ここで、スイッチのポジションの不活性表示とは、当該
スイッチの表示装置の表示画面上への表示を行わない、
あるいは、薄く表示することを言う。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細について、添付
の図面に基づいて説明する。まず、図9は、本発明のプ
ラント制御操作方法を実現する実施例であるプラント監
視制御装置の概略構成を示すブロック構成図である。こ
の図において、符号1は、本発明のプラント監視制御装
置により監視・操作するプラントの系統図や、プラント
の運転状態などのプラント情報を表示するための画像を
表示する表示装置であり、具体的には、例えばCRT
(ブラウン管)による表示装置や液晶パネルなどによる
フラットディスプレイ装置から構成されている。また、
符号2は、上記の表示装置1の表示面上に設置された透
明板などから構成され、オペレータがその表面を手指で
タッチ(接触)することにより、そのタッチした位置の
X座標とY座標とからなる座標位置を電気信号(座標信
号)として出力する、いわゆるポインティングディバイ
スとしてのタッチパネルである。
【0013】これら表示装置1及びタッチパネル2は、
図9にも示すように、マンマシンコントローラ11に接
続されている。より詳細に説明すると、このマンマシン
コントローラ11は、上記のタッチパネル2より入力さ
れた座標信号を、表示画面データを作成するための情報
処理部5に伝送する、いわゆる、系統表示用のタッチパ
ネル入力処理部3、情報処理部5からのプラント機器の
情報及び表示画面データを入力し、表示装置1上にプラ
ントの系統図やプラントの状態及びプラント機器のスイ
ッチの表示を行う画面出力処理部4、そして、上記タッ
チパネル入力処理部3からの座標信号を入力し、シーケ
ンスコントローラ12からの信号の入力及びオペレータ
からの操作指令を判断し、応答処理、画面データの作
成、機器選択指令、プラント機器のスイッチの操作の可
否の判断等の各種処理を行い、その画像出力を画面出力
処理部4に伝送する情報処理部5から構成されている。
【0014】また、図9において、本発明のプラント監
視制御装置により監視・制御や操作を行うプラント機器
は符号13により示されており、このプラント機器13
の状態を検出するスイッチ131やセンサーからの信
号、及び、プラント機器13を操作する操作手段である
バルブ132などへの制御出力は、上記シーケンスコン
トローラ12を構成する制御装置に予め記憶したシーケ
ンスによって処理され、そして制御が行われることとな
る。
【0015】続いて、上記のその構成を説明した本発明
のプラント監視制御装置の動作について、添付の図1〜
図8を参照しながら説明する。なお、これら動作を説明
するための図面は、上記の表示装置1の表示面上に表示
される表示画面100と、この表示画面に隣接して設け
られた2個のハードスイッチ101、102を示してお
り、上記のタッチパネル2と同様、その出力をタッチパ
ネル入力処理部3へ入力している。また、図の表示画面
100は、上記マンマシンコントローラ11の情報処理
部5からの出力に基づいて、上記画面出力処理部4によ
り作成される。
【0016】まず、図3は、表示装置1の表示画面10
0上に、操作するプラント機器を含む系統図を表示した
状態を示している。ここで、ポンプA23は、タンクA
22内の液位が低い場合、ポンプの負荷が無くなるた
め、起動することが出来ない。また、タンクC25の液
位が高い場合は、タンクC25から水が溢れてしまうた
め、やはり、ポンプA23は起動できない。また、表示
画面100に隣接して設けられた2個のハードスイッチ
は、「監視」102と「操作」101とがあり、通常
は、「監視」のスイッチ102がオンとなり、監視モー
ドとなっており、これにより、タッチパネル2からの操
作は禁止されている。
【0017】そこで、オペレータがハードスイッチ「操
作」101を押して操作モードにすると、図4に示すよ
うに、表示画面100上に表示されたプラントの各機器
には、タッチ領域41(すなわち、その領域をタッチす
ることにより操作可能な領域)が表示され、これによ
り、タッチ操作が可能であることを示す。
【0018】ここで、図10に示すポンプ起動ロジック
を参照しながら説明する。なお、この起動ロジックは、
上記のポンプA23が起動可能か否かを決定するための
ロジックである。まず、図10(A)には、この起動条
件信号がON(あるいは、状態「1」)の状態となる状
態が示されている。この例では、例えばタンクAの液位
が低くはなく(状態「0」)、タンクCの液位も低くは
ない(状態「0」)である。ここで液位が低いというの
は予めタンクの液位のレベルによって高、低のレベルと
定めているため、この低のレベルより低くなることをい
う。また、弁21は「全開」の状態ではなく(状態
「0」)、しかし、「自動」の状態(状態「1」)であ
る。また、ポンプA23は「異常」状態ではない(状態
「0」)。さらに、弁24は、「全開」状態ではなく
(状態「0」)、「自動」の状態(状態「1」)であ
り、かつ、「異常」状態にはない(状態「0」)。かか
る状態においては、ポンプA23が起動は可能と判断さ
れる。
【0019】他方、図10(B)には、この起動条件信
号がOFF(あるいは、状態「0」)の状態となる状態
が示されている。この場合、上記の図7(A)に比較
し、タンクAの液位が低く(状態「1」)なっている。
【0020】上記の起動条件信号がONしている状態
で、さらに、オペレータが、図5に示すように、表示画
面100上に表示されたポンプA23のタッチ領域41
をタッチすると、続いて、図6に示すように、オペレー
タのタッチにより指示を受け付けたことを示すための枠
5lが表示画面100上に表れ、同時に、表示画面10
0の下方には、ポンプA23の操作スイッチを表示する
ためのポジション60を表示し、かつ、このポンプAを
操作するためのスイッチ「起動」61、「自動」62及
び「停止」63を表示し、これにより、このポンプAが
操作可能であることを示す。なお、ここで、表示画面1
00の下方に表示されたスイッチ「停止」63を取り囲
んで表れる枠64は、ポンプA23の現在の動作状態を
示す枠であり、ここでは、ポンプA23は停止状態であ
ることを示している。
【0021】ここで、次に、図7に示すように、オペレ
ータが表示画面100上のポジション60から換作スイ
ツチ「起動」61をタッチすると、図8に示すように、
ポンプA23が起動し、同時に、表示画面100上のポ
ンプA23のシンボルの色を替える、いわゆる色替え表
示を行う。
【0022】一方、本発明によれば、上記図10(B)
に示したロジックの様に、例えばタンクA22の液位が
低いことを示すタンクA液位低信号がON状態(状態
「1」)となり、これにより、最終的に起動条件信号が
OFFの状態(状態「0」)の場合には、ポンプA23
を起動することは出来ないことから、図1(A)に示す
ように、このポンプA23の起動を指示するためのスイ
ッチ「起動」(比較のため、図7の符号61を参照)の
表示は行わず(61’)、操作可能なスイッチ及び現在
の機器の運転状態を運転状態にあるスイッチのみ(すな
わち、「自動」62及び「停止」63スイッチ)の表示
を行う。あるいは、図1(B)に示すように、操作不可
能であるスイッチに対し、すなわち、「起動」スイッチ
61”に対しては不活性(薄く)表示を行い、操作不可
能であることを示すことも可能である。
【0023】さらには、図2(A)及び(B)に示すよ
うに、ポンプA23が操作不可能となった条件となる情
報のガイド表示を行うことも可能である。すなわち、図
2(A)では、スイッチ「起動」の表示は行わず(6
1’)に、表示画面100上のポジション60の一部に
「タンクA液位低」の表示91を、図2(B)では、ス
イッチ「起動」61”の不活性(薄く)表示を行いなが
ら表示画面100上のポジション60の一部に「タンク
A液位低」の表示91を表示している例を示している。
このように、操作不可能なスイッチ「起動」61”を不
活性(薄く)表示するだけでなく、さらには、操作不可
能となった条件となる情報のガイド表示を行うことによ
り、オペレータにその原因を知らしめることは、それに
対する対策などの検討に有用な情報ともなり得、操作性
の向上へもつながる。
【0024】また、上記の実施例では、画像表示装置上
に表示されたプラント機器を指示する方式としては、い
わゆるタッチパネルを上記画像表示装置の表示画面上に
設け、その表面をオペレータがタッチすることにより操
作を指示するものを例示したが、しかしながら、本発明
は、これだけではなく、その他のポインティングディバ
イスを用いることも可能である。例えば、上記のタッチ
パネルに代え、いわゆるマウスやトラッキングボールを
用い、あるいは、通常のキーボードを用いて表示画面上
のポインターを操作するようにすることも可能である。
【0025】さらに、上記の実施例では、上記の表示装
置1の表示面上に表示される表示画面100と共に、2
個のハードスイッチ101、102をこの表示画面に隣
接して設けているが、しかしながら、、本発明はこれだ
けに限定されることなく、上記2個のハードスイッチ1
01、102をも表示装置1の表示画面上に表示させる
ようにすることも可能である。
【0026】すなわち、上記の本発明の実施例になるプ
ラント監視制御システムによれば、プラントの運転状態
によって、操作を行うプラント機器に割り当てられた操
作スイッチのうち操作不可能、操作禁止であるスイッチ
のポジションを操作可能であるスイッチのポジションに
対し、不活性(薄く)表示する。操作不可能、操作禁止
のスイッチのポジションを表示しないようにする。ま
た、プラントの運転状態によって、操作を行うプラント
機器の操作スイッチのうち操作不可能、操作禁止のスイ
ッチに対し、そのスイッチのポジションが操作不可能、
操作禁止である条件を画面にガイド表示する。以上によ
り、プラントのオペレータがスイッチを操作する前にス
イッチのポジションの操作の可否を判断可能とすること
が可能になることにより、オペレータの操作を軽減する
ことが可能になる。
【0027】また、上記本発明の実施例になるプラント
監視制御システムは、タッチパネルを備え監視操作に必
要なプラントの系統図や、プラントの状態や、操作機器
のスイッチ等を画面表示する表示装置と、表示装置の画
面を制御する画面出力処理部と、タッチパネル上のタッ
チ座標を検出して情報処理部に出力するタッチパネル入
力処理部と、タッチパネル入力処理部、シーケンスコン
トローラからの信号を入力し、プラント機器の操作スイ
ッチのポジションの操作の可否の判断を行い、スイッチ
が操作不可である場合にスイッチの表示不可または不活
性表示用の信号を画面出力処理部に出力を行うと共に、
各種処理を行う情報処理部からなるマンマシンコントロ
ーラと、プラント機器の状態信号、情報処理部からの信
号を入力し予め記憶しているシーケンスにより制御を行
うシーケンスコントローラとを備えたものである。
【0028】そして、上記のプラント監視システムで
は、表示装置の画面上を見てオペレータがタッチパネル
を手指でタッチすることにより、タッチパネル入力処理
部がそのタッチ位置を検出し、情報処理部に入力する。
情報処理部は、オペレータの操作指令に対し、プラント
機器の状態信号を入力し予め記憶させておいたシーケン
スにより処理を行うシーケンスコントローラより信号を
入力し、その信号によりプラント機器の操作スイッチの
ポジションの操作の可否を判断し、操作不可能、操作禁
止であるスイッチのポジションのを表示不可または不活
性表示用の信号を画面表示処理部に出力する。画面表示
処理部は情報処理部からの信号により系統図及びプラン
ト機器の操作スイッチのポジションの表示を行うことと
なる。
【0029】このように、本発明の実施例になるプラン
ト監視システムでは、従来の、表示画面上でプラント機
器をタッチ操作するとプラント機器に対して割り当てて
あるスイッチを全て表示するため、スイッチ操作の入力
により機器操作の可否を判断していたものに対し、本発
明では、上記のような構成とすることで、プラント機器
の操作スイッチのポジションの操作の可否を判断し、操
作不可、操作禁止のスイッチのポジションに対しては、
スイッチのポジション表示を不活性表示することによ
り、スイッチ操作前に操作の可否を判断可能とすること
で、本来無駄なスイッチを操作することになるスイッチ
の操作を事前に排除することにより、オペレータの操作
作業の軽減ができる。なお、ここで、スイッチのポジシ
ョンの不活性表示とは、当該スイッチの表示装置の表示
画面上への表示を行わない、あるいは、薄く表示するこ
とを言う。また、スイッチを薄く表示する場合にも、当
該スイッチの外枠だけを薄く表示すること、あるいは、
その全体を薄く表示することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明になるプラント監視制御システムとそのマン
マシン装置及びその表示方法によれば、プラントを表示
画面上から操作監視するプラントオペレータにとって、
プラント運転状態への迅速な対応が可能であり、かつ、
無駄なスイッチ操作を排除することから、操作の軽減と
いう面からも好ましく、もって、優れたマンマシンイン
ターフェイスを備えたプラント監視制御システムを提供
することが可能になるという、技術的にも優れた効果を
発揮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるプラント監視制御システ
ムにおける、操作不可あるいは操作禁止のポジションに
あるスイッチの表示画面上の表示の一例を示す図であ
る。
【図2】上記操作不可あるいは操作禁止のスイッチの表
示と共に、その運転条件をガイド表示した表示の一例を
示す図である。
【図3】上記発明の実施例であるプラント監視制御シス
テムによるプラント操作における表示装置上の操作画面
の一例を示す図である。
【図4】上記図3に続くプラント操作における表示装置
上の操作画面を示す図である。
【図5】さらに、上記図4に続くプラント操作における
表示装置上の操作画面を示す図である。
【図6】上記図5に続くプラント操作における表示装置
上の操作画面を示す図である。
【図7】操作不可あるいは操作禁止のポジションにある
スイッチがない場合の表示画面上での表示の一例を示す
図である。
【図8】上記図7に続く、操作不可あるいは操作禁止の
ポジションにあるスイッチがない場合における、表示画
面上での表示の例を示す図である。
【図9】本発明の実施例であるプラント監視制御システ
ムの概略構成を示すためのブロック図である。
【図10】上記プラント監視制御システムにおけるポン
プの機動条件判定の一例を説明するためのポンプ起動ロ
ジック状態図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 タッチパネル 3 タッチパネル入力処理部 4 画面出力処理部 5 情報処理部 11 マンマシンコントローラ 12 シーケンスコントローラ 13 プラント機器 21〜26、31〜35 プラント機器(シンボル) 41 タッチエリア 51 機器操作中表示枠 60 操作スイッチのポジション 61、61’、61”、62、63 スイッチ 64 運転状態表示枠 91 情報ガイド表示 101、102 ハードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 9/02 G05B 19/05 G05B 23/02 301

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントを構成する複数のプラント機器
    の状態を検出する検出手段と、前記複数のプラント機器
    を操作する操作手段と、前記検出手段からプラント機器
    の状態を入力し、予め記憶したシーケンスにより前記操
    作手段を介して制御を行うシーケンスコントローラと、
    前記シーケンスコントローラから伝送される情報に基づ
    いてプラントの監視操作に必要なプラントの系統図ある
    いはプラントの状態を示す画像信号及び各プラント機器
    の操作手段への操作入力用スイッチを示す画像信号を作
    成するマンマシンコントローラと、前記マンマシンコン
    トローラからの前記各画像信号に基づいて前記プラント
    の系統図あるいはプラントの状態及び前記操作手段のス
    イッチを表示する画像表示装置と、を有するプラント監
    視制御システムにおいて、 前記マンマシンコントローラは、前記画像表示装置に表
    示されているプラントの系統図あるいはプラントの状態
    のうち操作が可能なプラント機器に対しタッチ領域を表
    示させる機能と、前記操作が可能なプラント機器の中で
    タッチ選択されたプラント機器に関する操作入力用スイ
    ッチを表示すると共に、このスイッチのうち操作が可能
    なスイッチは前記画像表示装置に通常表示させ、操作が
    不可能あるいは禁止のスイッチは不活性表示させる機能
    と、該操作が不可能あるいは禁止となったスイッチの運
    転条件を前記画像表示装置に表示させる機能と、前記画
    像表示装置に表示されているプラントの系統図あるいは
    プラントの状態のうちタッチ選択されたプラント機器の
    タッチ領域を枠で取り囲ませる機能と、前記選択された
    プラント機器の現在の動作状態に対応する前記画像表示
    装置に表示されている操作入力用スイッチを枠で取り囲
    む機能を備えていることを特徴とするプラント監視制御
    システム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1のプラント監視制御システ
    ムにおいて、前記画像表示装置の表示画面上には、表面
    を接触することによりその接触した座標位置に対応する
    表示中の機器を指示することの可能なタッチパネルを取
    り付けたことを特徴とするプラント監視制御システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1のプラント監視制御システ
    ムにおいて、前記表示装置は、前記画像表示装置の表示
    画面上の位置を特定するポインティングディバイスを備
    えていることを特徴とするプラント監視制御システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項2のプラント監視制御システ
    ムにおいて、前記マンマシンコントローラは、前記タッ
    チパネルからの接触座標位置を入力し、前記画像表示装
    置の表示画面上の対応する位置を決定するタッチパネル
    入力処理部と、前記シーケンスコントローラから伝送さ
    れる情報と前記タッチパネル入力処理部で決定した対応
    位置から表示画像データを作成する情報処理部と、前記
    情報処理部より入力された前記表示画像データに基づい
    て前記画像表示装置の表示画面上に表示する画像を作成
    する画面表示処理部とを備えていることを特徴とするプ
    ラント監視制御システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項1のプラント監視制御システ
    ムにおいて、前記画像表示装置に隣接し、あるいは、前
    記画像表示装置の表示画面上に、前記プラント機器の監
    視を行う監視モードとその操作を行う操作モードを切り
    換えるスイッチを設けたことを特徴とするプラント監視
    制御システム。
  6. 【請求項6】 プラントを構成する複数のプラント機器
    の状態情報を入力して表示し、予め記憶したシーケンス
    により前記プラント機器の制御を行うプラント監視制御
    システムのためのマンマシン装置であって、前記複数の
    プラント機器の状態を表示するための表示装置と、前記
    表示装置上に表示されたプラント機器の状態に応じて操
    作入力を行うための入力手段と、前記入力手段からの操
    作入力と前記複数のプラント機器からの状態情報とに基
    づいて前記表示装置上に表示する表示画像を作成する制
    御部とを備え、前記制御部は前記表示装置に表示されて
    いるプラントの系統図あるいはプラントの状態のうち操
    作が可能なプラント機器に対しタッチ領域を表示させる
    手段と、前記操作が可能なプラント機器の中でタッチ選
    択されたプラント機器に関する操作入力用スイッチを表
    示すると共に、このスイッチのうち操作が可能なスイッ
    チは前記表示装置に通常表示させ、操作が不可能あるい
    は禁止のスイッチは不活性表示させる手段と、該操作が
    不可能あるいは禁止となったスイッチの運転条件を前記
    表示装置に表示させる手段と、前記表示装置に表示され
    ているプラントの系統図あるいはプラントの状態のうち
    タッチ選択されたプラント機器のタッチ領域を枠で取り
    囲ませる手段と、前記選択されたプラント機器の現在の
    動作状態に対応する前記表示装置に表示されている操作
    入力用スイッチを枠で取り囲む手段と、を備えているこ
    とを特徴とするマンマシン装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項6のマンマシン装置におい
    て、前記表示装置の表示画面上には、表面を接触するこ
    とにより接触座標位置に対応する前記表示装置の表示画
    面上に表示された機器を指示することの可能なタッチパ
    ネルを設けたことを特徴とするマンマシン装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項7のマンマシン装置におい
    て、前記制御部は、前記タッチパネルからの接触座標位
    置を入力し、前記画像表示装置の表示画面上の対応する
    位置を決定するタッチパネル入力処理部と、前記プラン
    ト機器からの状態入力及び前記タッチパネル入力処理部
    で決定した対応位置から表示画像データを作成する情報
    処理部と、前記情報処理部からの表示画像データに基づ
    いてプラントの監視制御のための画像を作成する画面表
    示処理部とを備えていることを特徴とするマンマシン装
    置。
  9. 【請求項9】 プラントを構成する複数のプラント機器
    の状態情報を入力して画像表示装置に表示し、予め記憶
    したシーケンスにより前記プラント機器の制御を行うプ
    ラント監視制御システムのためのマンマシン装置におい
    て、前記プラント機器の状態に応じて操作入力を表示す
    るための表示方法であって、前記画像表示装置に表示さ
    れているプラントの系統図あるいはプラントの状態のう
    ち操作が可能なプラント機器に対しタッチ領域を表示さ
    せ、表示中のプラントの系統図あるいはプラントの状態
    のうちタッチ選択されたプラント機器のタッチ領域を枠
    で取り囲ませ、タッチ選択されたプラント機器に関する
    操作入力用スイッチを表示させると共にこのスイッチの
    うち操作が可能なスイッチは前記画像表示装置に通常表
    示させ、操作が不可能あるいは禁止のスイッチは不活性
    表示させると共に該操作が不可能あるいは禁止となった
    スイッチの運転条件を前記画像表示装置に表示させ、前
    記選択されたプラント機器の現在の動作状態に対応する
    前記画像表示装置に表示されている操作入力用スイッチ
    を枠で取り囲む表示をさせることを特徴とするマンマシ
    ン装置の表示方法。
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