JP3081287U - 端子台 - Google Patents

端子台

Info

Publication number
JP3081287U
JP3081287U JP2001003462U JP2001003462U JP3081287U JP 3081287 U JP3081287 U JP 3081287U JP 2001003462 U JP2001003462 U JP 2001003462U JP 2001003462 U JP2001003462 U JP 2001003462U JP 3081287 U JP3081287 U JP 3081287U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
fastener
terminal block
tightening
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001003462U
Other languages
English (en)
Inventor
巻雄 山浦
貴広 宮下
Original Assignee
オリエクス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オリエクス株式会社 filed Critical オリエクス株式会社
Priority to JP2001003462U priority Critical patent/JP3081287U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3081287U publication Critical patent/JP3081287U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 あて金を不要にし、且つ、締付ねじに特殊形
状を要求しないものとする。 【解決手段】 締付ねじ10がねじ軸方向で一定位置に
保たれる物とし、締付ねじをその先端が導電板40で支
持された状態で回転させ、それにより、締金具20が、
施されたねじ孔23を介してねじ軸方向に変位出来る物
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電線、その他導体の中継接続又は分岐接続のために用いる端子台に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の端子台の一例として挙げられる物には、図7に示される様に、六角穴を 有し頭部直下にねじ山のないくびれた部分を有した締付ねじ(イ)、前記のくび れた部分に嵌まる部分を有し、その部分にて締付ねじで支持され締付ねじに連動 するあて金(ロ)、一対の面が口字状に開口した筒状体であってさらにねじ孔を 介して締付ねじを貫通させている端子金具(ハ)、導電板(ニ)、絶縁台(ホ) 及び絶縁カバー(ヘ)を主構成部とする物がある。図7に示す端子台は、図示し ないが矢印A方向には複数の端子金具が併設されているものである。
【0003】 締付ねじ(イ)は接続する導体を導電板(ニ)に対して締め付ける物であり、 あて金(ロ)は締付ねじ(イ)の先端と接続する導体(チ)との間に介在して締 付ねじ(イ)からの締付力を導体(チ)に伝えると共に、締付ねじ(イ)の緩め 過ぎによる端子金具(ハ)のねじ孔からの外れを防ぐ物であり、端子金具(ハ) はねじ孔により締付ねじ(イ)をねじ軸方向で支持すると共に、その締付ねじ( イ)の締め付けにより導電板(ニ)を介して加わる締付ねじ(イ)からの締付力 を受け止める物であり、導電板(ニ)は複数の端子金具間を導電接続するために 用いる物であり、絶縁台(ホ)は端子金具(ハ)及び導電板(ニ)を収容、保持 して外部と絶縁するものである。絶縁カバー(ヘ)は、絶縁台(ホ)から突出し た金属部分を覆って外部と絶縁するものであって、工具により外部から締付ねじ を操作するための開口部(ト)を有しているものである。図8では、以上説明し た構成部による端子台の導体を接続した状態が示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 以上の端子台は、締付ねじの締付力がそのねじ回転方向のねじり力を伴って導 体の特定部分に集中的に加わり導体に損傷を与えてしまわない様に、という目的 のためにあて金が用いられたものであるが、その分、部品点数が多くなってしま い、さらに、締付ねじには頭部直下にあて金の部分を嵌め込む専用形状の物を用 いなければならなかったため、コスト低減のために改良出来る余地の残されてい るものであった。
【0005】 そこで、本考案はあて金が不要であり、且つ、締付ねじに特殊形状を要求しな い端子台の提供を目的にされるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の端子台を形成する主構成部は、従来の技術の事項にて説明した端子台 からあて金を除いた他は類似したものであるが、各構成部間の位置関係及び構成 部の形状において相違を有するものである。
【0007】 本考案の端子台では、締付ねじがねじ軸方向で一定位置に保たれる物とし、締 付ねじをその先端が導電板で支持された状態で回転させ、それにより、締金具が 、施されたねじ孔を介してねじ軸方向に変位出来る物にする。従来の技術の事項 にて説明した端子台では、端子金具により支持されていた締付ねじが、それと連 動するあて金を介して導体に締付力を与えていたが、本考案では締付ねじで締金 具の位置を操作して、締金具により導体を導電板に締付すると言う点で相違する 。
【0008】 前記の締金具は、従来の技術の事項にて説明した端子金具と外観上は類似した 物である。但し、その役割において、従来は、締付ねじをねじ軸方向で支持し、 そして締付力を受け止めるものであったのが、締付ねじにより導電板上で支持さ れ、そしてそれ自体が導体を導電板に締め付ける物とする点で相違する。
【0009】 導電板は、その上面側を締付ねじの支持面として、その下面側を従来のあて金 具に相当する部分として用いる。導電板の下面側は、締金具の底板開口部側と向 かい合わせにされ、締付ねじにより移動する締金具の底面開口部側から導体に与 えられる締付力を受け止める部分にする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、考案の実施の形態について図1から図6を参照して説明する。
【0011】 本考案の端子台は、図1に示す様に締付ねじ10、ねじ孔23の施された締金 具20、導電板40、絶縁台30を主構成部としている。図1においては示さな いが、同図中に示される矢印A方向には複数の端子金具が併設されるものである 。後述する様に締金具20からの締付ねじ10の外れ防止手段を必要とする場合 、又は端子台の設置条件上不可欠である場合等は、さらに絶縁カバーを加える事 も可能である。
【0012】 締付ねじ10は、図1及び図4から図6においては六角穴付きのボルトで示さ れているが、本考案が成立するならばその他の種類のねじも適用可能である。
【0013】 図1において、締金具20には一対の面がロ字状に開口した筒状の物が用いら れている。締金具20の開口部21には、上面が締付ねじ10を載せて支持する 面、下面が導体60との接続面である導電板40の導体接続部41が挿入される 。
【0014】 締金具20の開口部21は、図1において一点破線の矢印で示す向きで導電板 40の導体接続部41を挿入する事により、その導電板40を境に2分し、導電 板40の締付ねじ10の載る面がある方は、締付ねじ10の突出スペース、即ち 締金具20の位置調整用の空間、導電板40を挟んだもう一方は導体の挿入スペ ース及びその導体の導電板40への締付側としている。
【0015】 図1に示される端子台を構成する締金具20は、図2に示す様な板状の素材を 同図に示される破線にて折り曲げ加工する事によって、図3に示す様に、板状素 材の両端側が互いに重なりあって天板となる様に筒状に形成した物とする事が出 来る。前記の板状素材の重ね合わせは、ねじ貫通孔22のある端側が天板(上) 24、他方が天板(下)25となる様にする。ねじ貫通孔22は、締付ねじ10 のねじ山が引っ掛からない程度及び後述するねじ孔23を施す際に支障にならな い程度の直径となる様に素材折り曲げ前に予め開けられたものである。締金具用 の素材としては、鉄系の金属が好ましい。
【0016】 板状の素材から筒状になった締金具には、図3で示す様に天板(下)25にね じ孔23を施す。ねじ孔23は、ねじ貫通穴の側から開け、少なくとも2以上の ねじ山が作用する物とする。締金具の板材の設定厚さは必要数のねじ山が確保出 来る様に決定する必要がある。図3で示される締金具は図4から図6に示される 端子台にて用いられている。
【0017】 各図に示される導電板40は、その締金具20の開口部21に挿入する導体接 続部41の幅が、締金具20の開口部21に引っ掛からない程度になるべく広く した物とし、導電板固定ねじ80により、又はその他の確実な方法により絶縁体 に取り付けられるものである。用いる素材は、導電性が良好な銅系の金属が好ま しい。
【0018】 図4及び図6に示される様に、締付ねじ10は、締金具20の天板外側から、 ねじ貫通孔及びねじ孔を通して締金具20の開口部21に突出させており、それ により、締金具20をねじ軸方向で間接的に導電板40上に支持している。締金 具20は、その開口部21内に突出する締付ねじ10を回して突出度合いを変え る事により、導電板40に対してねじ軸方向で変位させられる物であり、その位 置は図4で示される様にする事が出来るものである。
【0019】 図1及び図4から図6に示される絶縁台30は、端子台を設置する部分と端子 台上の導電部とを絶縁すると共に、端子台の各構成部を保持又は収容するために 用いる。使用する素材は電気絶縁性に優れた樹脂の中から選択する。
【0020】 図3に示される締金具を用いた端子台では、締付ねじをねじ軸方向緩め側に変 位させるとき、緩め位置を制限する物がない場合は締金具から外れて脱落しまう 恐れがある。そのため、締付ねじの締金具からの外れ防止手段が必要ならば、そ の手段を設けた絶縁カバーをさらに付加する。
【0021】 前記の絶縁カバーとしては、図4から図6に示される様に締付ねじ10の締金 具20からの外れ、脱落を防ぐねじホルダー部51を形成した絶縁カバー50を 用いる。
【0022】 前記のねじホルダー部51は、締付ねじ10を回す工具の障害にならない様に 、締付ねじ10のねじ回し用の六角穴の部分が開いた物にしていると共に、締付 ねじ10の頭部周囲を覆う壁及び締付ねじ10の頭部真上の壁からなるものであ る。
【0023】 絶縁カバーのねじホルダー部を形成する壁の内、締付ねじの頭部真上の壁は、 図6(b)に示される様に締付ねじ10が締金具20のねじ孔23から外れたと きにちょうど締付ねじ10の頭部が触れる高さにする。図4から図6に示される 様なねじホルダー部51を形成した絶縁カバー50は、絶縁台30との間をねじ 又はその他の確実な手段により固定する。以上の構成にする事で、締付ねじ10 を無制限に緩めたとき、図6(b)に示される様に、締付ねじ10は、締金具2 0のねじ孔23から外れて空回りしてしまう状態になったとしても、ねじホルダ ー部51により頭部が、締金具20のねじ貫通孔22の壁により先端が、それぞ れ位置決め、保持され、締金具20からの脱落が防がれる。
【0024】 以上の構成による端子台においては、締付ねじ10は、締金具のねじ孔23か ら外れたとき、絶縁カバー50のねじホルダー部51と締金具20との間でがた ついて音を発生させる事がある。そこで、図6に示される端子台では、さらに、 締付ねじ10の頭部下と締金具20の天板との間にスプリング70を介在させて いる。前記の様にスプリング70を介在させる事により、スプリング70の一端 が締付ねじ10の頭部を絶縁カバー50のねじホルダー部51の壁に押し付け、 他端が締金具20を絶縁台30に押し付けるため、ねじ軸方向での締付ねじ10 のがたつきが抑えられる。スプリング70は締付ねじ10を締金具20及びねじ 孔23に通す前に予め締付ねじ10に通しておくものである。
【0025】
【考案の効果】
本考案の端子台は以上説明した様な形態で実施され、以下に記載される様な効 果が期待出来る。
【0026】 請求項1記載の構成により、導体の導電板への締め付けのために、従来の様に あて金を用いずとも締金具により面接触での導体締付が可能となる。さらに、締 付ねじにはあて金を支持する形状を与える必要がなくなり、汎用品を用いる事が 出来る様になるため、材料及び加工のコストを低減させる事が容易になる。
【0027】 請求項2記載の構成により、締金具は、成形物から製作する必要がないため、 製作コストを抑える事が出来る。さらに、筒の継ぎ目が板材の重なりあった状態 で形成されると共に重なりあった板材間に締付ねじが貫通した物となるため、導 体の導電板への締付時に筒の拡開が抑えられる。その他、請求項3の構成に後述 する様な効果をもたらす。
【0028】 請求項3記載の構成により、締付ねじをたとえ無制限に緩めたとしても、締付 ねじの締金具からの脱落を防ぐ事が出来る。さらに、締付ねじのねじ山が締金具 のねじ孔から外れても、請求項2記載の締金具のねじ貫通孔により、ねじ軸の移 動が抑えられるため、再び締付ねじをねじ孔に通す事が容易である。
【0029】 請求項4記載の構成により、請求項3の構成において締付ねじを無制限に緩め て締金具のねじ孔から外してしまっても、締付ねじのがたつき及びがたつき音の 発生を抑える事が出来、高品位な品質感が得られる物にする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の端子台の構成を示す、(a)正
面図、(b)上面図である。
【図2】請求項2記載の端子台の締金具の板状素材の展
開図である。
【図3】請求項2記載の端子台の締金具の(a)正面断
面図、(b)左側面断面図、(c)上面外観図である。
【図4】請求項4記載の端子台を正面から観たときの内
部及び外観を示す図である。
【図5】請求項4記載の端子台を上面から観たときの内
部及び外観を示す図である。
【図6】請求項4記載の端子台を左側面から観たときの
主に内部を示す図である。
【図7】従来の端子台の構成を示す、(a)正面図、
(b)上面図である。
【図8】従来の端子台の導体を接続したときの外観及び
内部を示す、(a)正面図、(b)上面図である。
【符号の説明】
10 締付ねじ 20 締金具 21 開口部 22 ねじ貫通孔 23 ねじ孔 24 天板(上) 25 天板(下) 26 底板 30 絶縁台 40 導電板 41 導体接続部 50 絶縁カバー 51 ねじホルダー部 60 導体 70 スプリング 80 導電板固定ねじ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板にねじ孔があいており、一対の面が
    ロ字状に開口した筒状の締金具と、締付ねじと、締金具
    の開口部に収容するための導体接続部を有する導電板
    と、導電板を保持する絶縁台とで構成され、締金具のね
    じ孔から開口部に突出させた締付ねじ先端が、同開口部
    において導電板の導体接続部の上面に載る様に、且つ、
    締金具が締付ねじを介して導電板上に支持される様に組
    み立てられ、締付ねじを回す事により締金具が締付ねじ
    の軸方向で変位可能な物にして、導電板の導体接続部の
    下面と締金具の底板開口部側との間に収容した導体を導
    電板に締付接続出来る物にした事を特徴とする端子台。
  2. 【請求項2】 締金具は、金属板の折り曲げ加工により
    形成し、且つ、天板となる面は金属板の両端の折り曲げ
    面同士が互いに上下に重なりあってなる物とし、さら
    に、上側の天板にねじ山のないねじ貫通孔、下側の天板
    にねじ孔が施されている請求項1記載の端子台。
  3. 【請求項3】 締付ねじの締金具からの外れ、脱落防止
    用としてねじホルダー部の形成された絶縁カバーを付加
    した請求項2記載の端子台。
  4. 【請求項4】 締付ねじ頭部下と締金具の天板との間に
    スプリングを介在させた請求項3記載の端子台。
JP2001003462U 2001-04-23 2001-04-23 端子台 Expired - Fee Related JP3081287U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001003462U JP3081287U (ja) 2001-04-23 2001-04-23 端子台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001003462U JP3081287U (ja) 2001-04-23 2001-04-23 端子台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3081287U true JP3081287U (ja) 2001-10-26

Family

ID=43214063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001003462U Expired - Fee Related JP3081287U (ja) 2001-04-23 2001-04-23 端子台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3081287U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011065990A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Fisher-Rosemount Systems Inc ワイヤー接続装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011065990A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Fisher-Rosemount Systems Inc ワイヤー接続装置
CN104269665A (zh) * 2009-09-15 2015-01-07 费希尔-罗斯蒙特系统公司 线连接装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3118454U (ja) 電気コネクタ
US20210273353A1 (en) Terminal Board
US6144134A (en) Structure hidden mount for electric motor carbon brushes
JP3081287U (ja) 端子台
KR880000211Y1 (ko) 텔레비젼 수상기용 안테나 피더 접속단자
JP4706901B2 (ja) バッテリーターミナル
JPS6118619Y2 (ja)
KR200220232Y1 (ko) 3축 앵글 브라켓
JPH1126053A (ja) バッテリーターミナル
JPH08130041A (ja) 端子装置
JPH027446Y2 (ja)
CN213691930U (zh) 一种接线端子和具有该接线端子的机电元器件
JPS639071Y2 (ja)
JPS6234022Y2 (ja)
JP4540325B2 (ja) テレビ受信用アンテナ装置
JPH0245972Y2 (ja)
JPS5824481Y2 (ja) アンテナ装置
JPS6317189Y2 (ja)
JPS6337731Y2 (ja)
JP2001351701A (ja) 端子台構造
JP2002313312A (ja) バッテリーターミナルと接続端子との接続構造
JPS6327393Y2 (ja)
JPS6210934Y2 (ja)
JPS5819823Y2 (ja) 電気接続装置
JP2000002365A (ja) 配管用吊り金具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees