JP3080646B2 - 排出蒸気から金属種を除去する方法 - Google Patents

排出蒸気から金属種を除去する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は金属種を蒸気から除去する分野に関し、より
詳細には、金属ハロゲン化物或はオルガノ金属ハロゲン
化物種を製造プロセスの間に排出される排蒸気から除く
ことに関し、特にスズ含有種を排蒸気から除くのに有用
である。
従来の技術 大気中に金属蒸気を排出する産業プロセスは多数あ
る。環境を保護するために、大気中に排出し得る金属の
量に関する規制が確立されかつ改正され続けている。こ
のことは非効率な或は制御性の劣るプロセスを変更し或
は廃棄することさえ必要になり得る。或は、プロセスを
継続して行うことを可能にするために、金属種を排ガス
から除くプロセス工程が更に必要になり得る。このよう
なよく知られたプロセスは、排ガス水でスクラブする、
吸収用固形分、例えば炭素を備えたフィルターを使用す
る、排ガスを焼去する、ガスをダストフィルター或は電
気集塵器の中に通す等の方法を用いる。
Larkinは米国特許4,144,262号及び同4,130,673号でか
つLindnerは米国特許4,530,857号で、新しく生成されか
つ依然高温のガラス物体を三塩化モノブチルスズ(MBT
C)の蒸気で処理してこれらの物体上に保護スズ酸化物
層を形成し、付随してそのプロセスの排ガスからMBTCを
除くことを検討している。
廃棄物流を除去する問題を解決する当分野で知られて
いる別の方法は排ガスに水酸化ナトリウムのような塩基
の水溶液を接触させるものである。しかし、既知の排ガ
ス処理法は欠点が多数あることが認められてきており、
ほとんどの方法は清浄にした排ガスを自由に排出するの
を可能にするのに要求される金属の低いレベルを達成し
ない。これは、例えば、電気集塵器或はコンデンサーを
使用する場合に、実情である。
苛性アルカリ溶液でスクラブする場合、水性金属酸化
物を生じ、酸化物含有マッドを再び過或は遠心過に
よって処理する必要があり、それで廃棄水を処理する等
の新しい問題を生じる。この方法はまた費用がかかり、
労働入力を要して経済的でない。
発明の構成 本発明の方法は下記を特徴とする: (a)蒸気中の金属種を相当量吸収させて蒸気を大気中
にベントするのを可能にするレベルに下げるために、金
属種を含有する蒸気にpH値が約6より小さい、好ましく
は約2より小さい、酸性水性媒体を接触させ、その間酸
性媒体に沈殿を本質的に存在させないように保ち、酸性
媒体はすでに吸収する金属種を最少レベル含有し、 (b)必要に応じて酸性水性媒体を循環させて溶液中の
金属濃度を増大させ、 (c)必要に応じて金属含有溶液を用いて蓄積した金属
を金属、金属酸化物或はオルガノ金属化合物として回収
し、 (d)必要に応じてこの溶液を一部或は全部金属含有蒸
気を発生するプロセスに循環させて少なくとも一部使用
する金属化合物に替える。
発明は更に上述した方法によって作られる生成物及び
その製造装置を含む。
好ましい実施態様の説明 本発明はガラス物体にスズ酸化物を被覆するプロセス
において用いられる設備の排ガスから出る蒸気から金
属、特にスズ含有種を除去する方法、そのようにして形
成された物質、方法を実施する装置である。
本発明の方法は、ガラスにスズ化合物を被覆する作業
からの排ガスを比較的簡単に清浄にすることも可能に
し、また、固体廃棄物の生成を避けかつ例えばガラスプ
ラントにおいてスズ含有排水が生成するのを防ぐ。本方
法は排ガスを清浄にして濃度を、例えばドイツ連邦共和
国が要求する通りのスズ金属約5ミリグラム(mg)/ガ
ス1標準m3(SCM)より少なくすることを可能にする。
スズ化合物の製造プロセスにおいて水性媒体を循環さ
せるのが便宜である。ガラス製造業者は、この循環を行
う場合、水性媒体を更に処理加工することを要せず、プ
ロセスは廃棄物を生じない。このような循環は、高い金
属濃度を達成することができることから、経済的に可能
であり、酸性媒体を蒸気に接触させて生じるスクラビン
グ液を貯蔵しかつ輸送することを実行可能にする。ま
た、スクラビング液の一部或は全部を循環させて金属含
有蒸気を発生するプロセスに戻して必要とするバージン
金属化合物の一部を置換することが可能である。ほとん
どの場合、後者のプロセスにおける全循環は、スクラビ
ング液中の酸濃度が漸増するに至るので、スクラビング
液の少なくとも一部を金属化合物の製造プロセスに循環
させるのが経済的に有利になり得る。
開始する適した媒体は主に水であり、固形分の沈殿を
防止する或は減小させるために酸性にするもの(acidif
ier)を有するものである。金属種の濃度は、循環させ
ることにより、容易に所望のレベルに増大させることが
できる。
本方法は、特に、スズ酸化物をガラス或は同様の物質
に被覆し、コーティング設備から排出する排ガスから残
留するスズを除く操作において用いるのに適している。
接触溶液中のスズの好ましい濃度はスズ金属約5重量%
であり、pH値を約6より低く、好ましくは約2.5より低
く、最も好ましくは約2より低く保つ。スズ金属濃度は
好ましくは約10重量%、最も好ましくは約20重量%を越
えて用いる。
高エネルギースクラバーにおいて、排蒸気に液体媒体
を接触させることができる。が、本発明の好ましい実施
態様に従えば、蒸気に液体媒体を低エネルギースクラバ
ー或はスプレーイング塔においてミストの生成を防止す
る条件下で接触させる。
蒸気を常にスズ種についての飽和点より高い温度に保
つのが有利である、これは、熱を追加して加えてスズ含
有種を有する蒸気が分離する条件が局部的に生じるのを
防止することによって行うことができる。一実施態様に
従えば、スチームを排ガスに加えてスクラバーにおいて
洗浄液が局部的に冷却するのを防止する。蒸気をスズ種
についての飽和点より高い温度に保つのが好ましい。別
の好ましい実施態様では、洗浄液を熱交換器に通して加
熱する。本方法は、特に、三塩化スズ、ハロゲン化アル
キルスズ或はMBTCに関して用いるのに適している。
MBTCの希水溶液はすでに強い泡立ち傾向を有すること
が知られており、これはスクラビング系における蒸気処
理を妨げる。しかしながら、驚くべきことに、今、本方
法はスクラビング液においてスズを高い濃度で用い、泡
を有意の量で形成しないで用い得ることを見出した。
本発明に従えば、プロセス経済性或は環境事情が更に
処理を要する場合、金属化合物の一層希薄な水溶液を有
する第2装置を第2工程において用いて更に蒸気の金属
含量を減少させることができる。加えて、発明は装置、
金属種が富化した副生成及び他の分解生成物を提供す
る。
排蒸気が初めに排出された製造プロセス或はスズ化合
物を製造するプロセスにおいて濃溶液を用い得ることは
明らかであると思う。が、また、濃溶液をオフサイト設
備に輸送して含有される金属を回収することが可能であ
る。本発明の方法は、終局的に排出される蒸気中に認め
られるスズのレベルが極めて低いことから、大気に有害
な物質を排出することに関して厳しい規制を受ける地理
的領域において特に有用である。
発明は、また、金属種を製造或は加工において使用す
る方法及びその使用プロセスから排出される排ガスから
金属種を除去する方法を包含する。
金属種を含有させた排或はプラントプロセス蒸気に水
性媒体を、金属種の大部分を水性相によって吸収させる
時間、温度、攪拌及び媒体組成の条件下で接触させ、生
成する組成物は沈殿が本質的に存在しないままにする。
生成する溶液は、金属含有種が有意の濃度に達するまで
使用し、溶液を経済的に処理して金属、好ましくはスズ
或はスズ含有、種を回収することを可能にすることがで
きる。同時に、方法は排ガスを清浄して金属含量を約5m
g/SCMより少なくさせることができる。これらの結果は
当分野で知られている方法によって得ることができな
い。コンデンサー、フィルター或は電気集塵器を用いる
現在の方法では排ガスの金属種の濃度を十分に低くさせ
るに至らない。アルカリ水性媒体を用いる方法はこの目
的を達成することができるが、極めて複雑でありかつ労
働集約的である。
例えば、排ガスにアルカリ性溶液を接触させる従来プ
ロセスの間に生成する沈殿を除くことは連続して必要で
あり、その作業は、スズ化合物の沈殿が別し難いこと
は有名であることから、なし難い。過及び遠心過は
それら自体関与する産業にとって異質の作業であり、プ
ロセスは流出物それ自体を更に処理しないシュリー或は
その他の設備に廃棄することができない質の流出水を発
生する。排ガスに水のみを接触させ、この水を常に新し
いものにすれば、多量の排水を生じ、また更に処理する
必要がある。
驚くべきことに、かつ関与するスズ化合物の蒸気圧の
計算に基づく予想に反して、有意の量のスズ含有種、必
要に応じて塩酸或はその他の酸を含有する溶液を排ガス
を清浄にする接触媒体として使用することが可能である
ことを見出した。本発明に従う適当な装置を使用すれ
ば、予期しないことに、スズ含有種をスズ金属として計
算して5重量%を越えて、好ましくは10重量%を越え
て、最も好ましくは20重量%を越えて含有する接触溶液
を用い、プロセス媒体におけるpHを約6より低く保くこ
とが可能であることを見出した。
液体及び蒸気相の接触は静的及び活性の両方の攪拌を
含む種々の方法で行うことができるが、2相を活性混合
して行うのが好ましい。例えば、蒸気を単にリザーバー
に貯蔵する水性媒体に通してバブルさせてもよく、或は
蒸気が液体上の雰囲気に入るにつれて水性媒体を攪拌す
ることによってでもよい。一手順では、高エネルギース
クラバーにおいて、蒸気に液体媒体を接触させる。
好ましい手順では、液体媒体に蒸気を低エネルギース
クラビング装置或はスプレーイング塔において、蒸気を
スズ含有種で飽和させるのに有利な条件下で接触させ
る。本発明の方法に従えば、蒸気をスズ含有種で過飽和
させないようにするならば、高エネルギースクラバーの
使用を避けて一層簡単かつ安価な低エネルギースクラバ
ーを使用することが可能である。予期しないことに、蒸
気を関与する種についての飽和点より高い温度に保つな
らば、金属含有種を蒸気から比較的容易にかつ洗浄液中
のそれらの濃度においてもたらされる化合物の計算によ
る分圧から予測されるレベルより低く取り去り得ること
を見出した。
蒸気を冷却させて飽和点より低くするならば、生成す
る金属、特にスズ、化合物を含有する微細なミスト或は
ゾルは蒸気から分離するのが極めて難かしい。この後者
の場合、ミスト或はゾルを蒸気から分離するのに、装置
及びエネルギー集約的方法を一層多く用いなければなら
ない。
本方法は酸性水溶液を使用して洗浄液中の金属化合物
を比較的高い濃度で得る方法を含む。沈殿の生成及び泡
立ちを防止するのに必要な洗浄液の酸性度は、プロセス
を適当量の例えば塩酸或はその他の適当な無機或は有機
酸で酸性にした水で開始することによって得ることがで
きる。
水性処理工程を、必要な酸性レベルに寄与する金属或
はオルガノ金属ハライド、例えば、MBTCをすでにわざわ
ざ添加した量含有する水で始めるのが本発明の精神及び
範囲内である。更に、プロセスでは、排蒸気が酸、例え
ばハロゲン化水素を含有するならば、酸或はスズ化合物
を更に加えることはめったに必要にならない。この場
合、プロセスは必要な酸レベルを自動的に保つことにな
る。
本発明の方法は広い温度範囲にわたって実施すること
ができる。通常、簡単かつ経済的理由から周囲温度を用
いることが勧められる。低エネルギースクラバーを使用
する場合、金属種、例えばハロゲン化スズ、ハロゲン化
オルガノ金属、シラン、等を含有する液体による蒸気の
過飽和の状態が局部的に生成するのを防止するのに、追
加の熱を加える手段が有利になり得る。加えて、低い周
囲温度の条件下で水が過度に蒸発することによって洗浄
液が局部的に冷却するのを防止するために、スチームを
排ガスに加えることができる。
ある種のガラス−コーティングプロセスに於てそうで
あり得る如く、排気ガス温度が非常に高い場合、循環液
或は排気ガスの冷却が必要となり得る。ガス、液体或は
装置の加熱或は冷却は、斯界に既知の標準工学方法によ
って為され得る。
排気ガス及び洗浄液間の必要接触時間は、本発明のプ
ロセスによる処理に続いて大気中に放出される最終的な
排気ガス中に見出される金属化合物量に依存する。前記
プロセスは、流出基準に適合するまで必要に応じて継続
される。この目的のための一本の大型スクラビングコラ
ム或は類似デバイスの使用、或は列状の複数の小型デバ
イスの使用は有益であり得る。この後者のオプションは
また、金属及び金属含有化合物回収のために装置から排
出される溶液中の金属化合物の濃度を更に増大させる。
洗浄液は、液体中における金属成分の濃度が、排気ガス
の有効な浄化が可能な水準を上回るまで装置内を循環す
る。該水準は温度の関数として或は装置のデザインパラ
メータとして変化し得るものであり、従って一定の環境
群のために決定されるべきものである。
MBTCを先駆物質として使用する、スズ酸化物でのガラ
スコーティングプロセスからの排気ガス浄化のためには
洗浄液中で、スズ金属として算出して、5重量%を越え
るそして好ましくは10重量%を越える最大濃度を入手し
得る。直列状の1つ以上の洗浄デバイスにして、1つの
デバイスの洗浄液をその前のデバイスに供給する前記洗
浄デバイスに於ては、最初のデバイスのスズ金属の濃度
は20%或はそれ以上に達し得る。該装置の作動は、洗浄
液の濃度を制御するために、密度の如き物理的パラメー
タを測定することによって容易に監視し得る。1つ以上
のデバイスが直列状態で使用される場合には、洗浄液の
一部を水或は下流側の洗浄デバイスからの洗浄液と代替
させることによって、所定の水準が維持され得る。
本発明の好ましい1具体例に於ては、ガラス物体をス
ズ酸化物でコーティングするための設備からの排気蒸気
を受けるために、プロセス−流れ蒸気から金属種を除去
するための装置が結合される。そうした目的のために種
々のスズ化合物が有益であることが知られている。そう
した化合物には、これに限定されるものではないが、例
えば、MBTC、スズ テトラクロライド、ジメチルスズ
ジクロライド、ディブチルスズ ジアセテート、モノメ
チルスズ トリクロライドその他が含まれる。特に好ま
しい化合物はスズ テトラクロライド及び、MBTCの如き
アルキルスズ トリクロライドである。そうしたスズ−
コーティングプロセスは例えば、米国特許第4,530,857
号、第4,144,362号そして第4,130,673号に於て見出され
得る。本発明の方法は、そうしたプロセスでの排気ガス
から、スズ化合物及びそれらの金属を含有する反応或は
分解生成物除去のために有益である。本発明の方法は同
時に、排気ガスからコーティングプロセス中に形成され
得る実質的に全ての塩酸その他酸化物を除去する。
従って、本発明はスズ化合物メッキによって生じた排
気ガスから過剰のスズ物質及び反応生成物を除去する方
法を包含するものであり、該方法には、 (a)約350℃及び650℃間の温度のガラス基質を、以下
に述べ得る状況下でガラス基質の表面にスズ酸化物の層
を形成し得る、少なくとも1つのスズ化合物の蒸気或は
微粒拡散噴霧体と接触させる段階と、 (b)プロセスからの排気ガスにして、スズ化合物の反
応生成物或は未反応部分を含み得る前記排気ガスを水性
の酸性洗浄液と接触させ、前記排気ガスのスズ成分を低
減させる段階と、 (c)洗浄液を、それがスズ化合物そのもの或はその反
応生成物或は分解生成物の形態での、約5重量%、好ま
しくは10重量%を上回るスズ金属を含有するまで再循環
させる段階と、そして (d)スズ化合物の或はスズ金属の回収のために洗浄液
を使用する段階と が含まれる。
種々の具体例に於ては、ガラス基質はびんその他ガラ
ス容器、平坦なガラス、管状のガラスデバイスその他で
ある。スズ化合物はスズテトラクロライド、MBTC、その
他ガラス−処理化合物であり得、他の有機物或は無機物
成分を含む配合物の如きに於て使用され得るものであ
る。
以下の例には、スクラバーの出口における蒸気中の金
属種の残留濃度への、スクラビング液中の金属濃度、ス
クラビングされるべき蒸気の温度並びに相対湿度の影響
が説明され且つ例示される。
例I 本例では1気圧及び20℃の7m3の乾燥空気が20℃での
所定の相対湿度に加湿された。次いで前記7m3の乾燥空
気が加熱され2.66gのMBTCを同伴され、550℃に加熱され
たガラスチューブを送通され、そして後残余の6.3m3
空気と再結合された。この手順を使用して、使用された
MBTCの約30%がガラスチューブ内にスズ酸化物の形態で
残留し、発生した蒸気は、MBTC蒸気を使用しての処理に
よってガラス容器にスズ酸化物層をコーティングするプ
ロセスでの排気ガスに極めて類似するものであった。
前記蒸気は予備設定温度に維持され、ガラス環を充填
した、3%の塩酸の水溶液が循環する、直径80mm高さ30
0mmの第1のガラスコラムに送通された。該第1のガラ
スコラムを出た蒸気は、やはりガラス環を充填した、直
径80mm長さ300mmの第2のガラスコラムに送通された。
水道水が該第2のガラスコラムに循環され、該第2のガ
ラスコラムからの溶液が、前記第1のガラスコラム内の
所望のMBTC濃度を維持するべく前記第1のガラスコラム
内を液体で再充満させるために使用された。第2のガラ
スコラムの出口での蒸気のスズ濃度が測定された。蒸気
の標準m3でのスズ金属のmg数が以下の表に示される。
その結果、意外にも、スクラビング液中の少なくとも
20重量%のスズが許容され得るものであり、実際、スク
ラビングプロセスの効率に有益な影響があることが見出
された。また、スズ化合物の吸収が、相対湿度が大きい
程且つガスの入口温度が高い程増大することも示され
た。
ここで述べる原理によって限定するつもりはないが、
考えられる説明としては、ここでの例の状況が予想に反
し、除去されるべき生成物の微細分解ミスト形成の防止
を助成したということであろう。スクラビングその他斯
界に既知の手段によってそうしたミストを除去するのは
極めて困難であるとされている。
本発明に於て見出されたことは、蒸気から除去するべ
き生成物の実質量を既に含有する液体を使用してのスク
ラビングが、そうしたガスの浄化に関連する多くの深刻
な問題解決に役立つこと、そしてそのことが予想外のこ
とであり且つ苛性溶液でのガス洗浄及び、2次廃棄物−
水浄化システムを通して液を送通する間における、生
じた沈殿物の遠心分離或は過の如き難しいプロセスの
使用を不要とする重要な改良であるということである。
また、高エネルギースクラバー或は静電集塵装置の使
用は不要であり、発生する溶液の堆積はかなり低減さ
れ、それによって危険性のあるプロセス廃液流れの処理
における経済性が更に向上する。
例 II 次の例は、スクラビング液におけるフォームの形成へ
のMBTC及びその分解生成物の一つである塩酸の濃度の影
響を示す。
20℃及び1気圧で測定して70/時間の窒素を3mm内
径のポリテトラフルオロエチレン製の管により200mm長
さ×24mm巾の試験管内の20mlの液体に通入した。この液
体は以下の表に提示する組成を有した。発生したフォー
ムが安定した高さに達したとき、その高さを測定した。
フォーム高さを表にmm単位で報告する。
これら結果は、比較的高い濃度のMBTCにおいて、フォ
ームの発泡量は非常に容認しうる水準にまで減少するこ
とを示す。更に、分解生成物である塩酸の濃度について
驚くべき有益な結果が見られた。フォーム形成の程度は
またスクラビング水の性質に依存する。これら結果から
理解されるように、かなりの量のフォームを発生するの
にかなり少量のMBTCで充分であり、さもないとスクラビ
ング装置において未処理の水を使用することを不可能な
らしめる。
図面には本発明の方法を実施するための装置が例示さ
れる。排気ダクト102は、ガラスその他材料を酸化物の
層でコーティングするための設備或は金属種を含有する
排気ガスを発生する他の設備に結合され得る。図示され
た装置は本発明をこの特定具体例の範囲に限定使用とす
るものではない。開示された本発明を実施する他の方法
はここでの教示事項を考慮することによって当業者には
明らかであろう。
スズその他金属種を浄化するべき排気ガスは、大気圧
或は、図示されない製造ユニット或は適用ユニットから
のプロセス圧力によって、プロセスライン102即ち排気
ダクトを通して付勢され、そしてブロワ104の作動によ
る前記プロセスライン102の圧力減少と共に出口プロセ
スライン103を通して付勢される。ガス流れはブロワ104
の出口ライン107の流れインジケータ106によって測定さ
れる。
循環液124の温度を全ての時間に於て排気ガスの露点
よりも高く維持するために、外部供給源108からの蒸気
が、ライン105及び弁109を通して第1のスクラバー床11
2の循環パイプ110内に供給される。この例では、二重の
床112及び116が使用される。当業者には、本発明の範囲
及び精神の範囲内に於て、単一或は複合設備の何れに於
てもまた使用し得ることを認識されよう。図示された配
列構成は、スズ金属として算出して約15重量%という、
前記第1のスクラバー床112内のスズ濃度を維持可能と
するものである。循環液124の濃度は、第1の比質量コ
ントローラ114によって実質的に一定に維持される。該
第1のコントローラはライン113及び弁111を介して第2
のスクラバー床116からより希薄な液体118を第1のスク
ラバー床112へと供給する。仮に、第1のスクラバー床1
12内の循環液124の水準が高くなり過ぎた場合にはレベ
ルコントローラ120が底部弁122を開放して循環液124の
幾分かをライン141を通して貯蔵タンク142へと落下させ
る。
第1のスクラバー床112からは、バッフル115を通して
ガスが第2のスクラバー床116へと送通される。該第2
のスクラバー床116は、その内部を貫いて媒体118を再循
環させ、排気流れ及び処理液118の適切な接触を提供す
るための別体の液体導管126を具備している。
液体118の高さが減少すると、レベルコントローラ128
は水入口弁130を開放し、適切な作動液高さを維持す
る。第2スクラバー床116内のスズ濃度が約1重量%以
下になると、必要な酸性度を維持するため及び沈殿物及
び発泡の形成を防止するために、第2の比質量コントロ
ーラ132が、ライン117及び弁133を介して第1のスクラ
バー床112から循環液124を第2のスクラバー床116へと
供給可能である。
しかしながら、排気種がMBTCである場合にはこの追加
的段階は不要であることが分った。従って本発明の1具
体例に於ては、ライン117及び第第2の比質量コントロ
ーラ132は使用されない。始動時には多少の塩酸が2つ
の液大貯蔵体に添加される。その後の酸性度は排気ガス
中に出現する塩化水素によって維持される。
ポンプ134及び136が循環液124及び液体118を第1及び
第2のスクラバー床112及び116を循環させる。前記2つ
のスクラバー床は例えばガラス弦巻線、ポーセレン或は
高分子サドルその他の如き好適な充填材料でもって充填
される。ポンプ138が弁152及び153による制御下でライ
ン143及び144を通して貯蔵タンク142をタンクトラック
その他搬送手段或は図示されない再循環及び回収装置内
にアンロードする。これらは本発明の一部に含まれるも
のではない。
本発明の実用性を判断するに際して、排気空気が、10
のびん−ブローイング装置の下流端に設置されたガラス
コーティング装置から先に説明されたユニットへと引出
された。毎分90m3の量の排気空気は、スズ金属として計
算して平均約130mgのスズを含有し、またHCLとして計算
して、SCM当り約140mgの塩酸を含有した。排気ガスの入
口温度は、ガラス製造プラントでの状況に依存して50℃
及び75℃の間であった。出口ライン107の流れの分析に
よれば、スズ金属として計算したスズ濃度は、全ての時
間に於て排気ガスのSCM当り5mgを下回った。本装置によ
って、スズ金属として計算して1日当り約16kgのスズを
含む105kgの溶液が生成された。
以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明の
内で多くの変更を成し得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の好ましい具体例に於て使用するに有益な
装置の部分概略例示図である。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 102:排気ダクト 104:ブロワ 107:出口ライン 108:外部供給源 110:循環パイプ 112:第1のスクラバー床 114:第1の比質量コントローラ 115:バッフル 116:第2のスクラバー床 120:レベルコントローラ 124:循環液 126:液体導管 130:水入口弁 132:第2の比質量コントローラ 134,136:ポンプ 142:貯蔵タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 53/34 ZAB B01D 53/34 ZAB (72)発明者 レーンデルト・コルネリス・ヘクマン オランダ国グラフェンポルデル、マグノ リアストラート13 (56)参考文献 特開 昭49−41260(JP,A) 特開 昭63−197521(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/14,53/18 B01D 53/34,53/68

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気から金属を含む種を除去するための方
    法であって、(a)金属を含む種を吸収するため該蒸気
    を6よりも低いpHを有する酸性媒体と、該媒体に実質上
    沈殿物を存在させない状態に維持しながら接触し、その
    場合該酸性媒体が接触前に吸収されるべき金属種の少な
    くとも一部を有するものとなす段階と、(b)随意的
    に、該酸性媒体を接触段階を通して再循環する段階と、
    (c)随意的に、再循環された酸性媒体を、累積金属を
    金属、金属酸化物あるいは有機金属化合物として回収す
    るべく処理する段階とを包含することを特徴とする蒸気
    から金属を含む種を除去する方法。
  2. 【請求項2】酸性媒体が水性であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】媒体を排出蒸気の放出源である製造プロセ
    スに再循環することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  4. 【請求項4】媒体をガラスをコーティングするのに使用
    されるスズ化合物を製造するプロセスに再循環すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】金属がスズであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  6. 【請求項6】5重量%を超えるスズを含有する接触溶液
    をpH値を2.5より低く維持しながら使用することを特徴
    とする特許請求の範囲第5項記載の方法。
  7. 【請求項7】蒸気のスズ含有種による飽和あるいはミス
    トの形成を防止する条件下で低エネルギースクラバーあ
    るいは噴霧塔において蒸気を液体媒体と接触することを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。
  8. 【請求項8】蒸気を終始スズ種についての飽和点を超え
    る温度に維持することを特徴とする特許請求の範囲第7
    項記載の方法。
  9. 【請求項9】蒸気のスズ含有種による局所的分離を防止
    するのに追加熱を適用することを特徴とする特許請求の
    範囲第8項記載の方法。
  10. 【請求項10】スズ化合物がMBTCであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第5項記載の方法。
  11. 【請求項11】蒸気からスズ含有種を除去するためのプ
    ロセスのスズ含有生成物であって、実質量のスズ種を吸
    収するため該蒸気を2.5よりも低いpH値を有する酸性水
    性媒体と、該媒体に本質的に沈殿物を存在させない状態
    に維持しながら接触し、その場合該酸性水性媒体が既に
    吸収されるべきスズ種を最少レベルで含有することを特
    徴とするスズ含有生成物。
  12. 【請求項12】スズ種を含有する蒸気がMBTC中のスズの
    重量に基づいて少なくとも5重量%を含むMBTCの含量を
    有することを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の生
    成物。
  13. 【請求項13】プロセス流から金属種を除去するための
    装置であって、入口プロセス管路及び出口プロセス管路
    と、該両方の管路に接続されるブロワと、該ブロワの出
    口管路に設けられるガス流量指示計と、循環液体の温度
    を維持するために少なくとも一つのスクラバー床の循環
    パイプにスチーム導入管及び第1弁を通して送給される
    スチーム源と、循環液のスズ含量又はpHに応答して希釈
    液を装置に加えるのを制御する少なくとも一つの比質量
    制御器と、少なくともいくらかの液体をドレン管路を通
    して貯蔵タンクに通すことを可能とするよう第2弁と併
    設される底部弁を操作するレベル制御器と、前記スクラ
    バー床を通してプロセス流を再循環する手段とを組み合
    わせて含む、プロセス流れから金属種を除去するための
    装置。
  14. 【請求項14】更に、前記ドレン管路を通して取り出す
    液の少なくとも一部を、スズ含有化合物を除去するため
    に処理して希薄な液を生成し、前記少なくとも一つの比
    質量制御器は、前記希薄な液を前記スクラバー床内の液
    のスズ含量に応答してスクラバー中に加えるのを制御す
    ることによってスクラバー床内の循環液のスズ含量を制
    御することを特徴とする特許請求の範囲第13項記載の装
    置。
  15. 【請求項15】スクラバー床が充填式である特許請求の
    範囲第13項記載の装置。
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