JP3080637U - 部材の連結装置 - Google Patents

部材の連結装置

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JP3080637U JP2001001650U JP2001001650U JP3080637U JP 3080637 U JP3080637 U JP 3080637U JP 2001001650 U JP2001001650 U JP 2001001650U JP 2001001650 U JP2001001650 U JP 2001001650U JP 3080637 U JP3080637 U JP 3080637U
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博夫 内山
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アクセル株式会社
株式会社カイダー技研
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直状の部材の方向転換或いは端末処理等を容
易に行えるようにする。 【構成】 部材11a…の端部に接続する第1接続部を
一端に有し、連結体13a…の端部に接続する第2接続
部を他端に有する継手12a…と、第2接続部を嵌め込
む筒状端部を有する上記連結体13a…とを具備し、第
2の接続部を連結体13a…の筒状端部に嵌め込んだ状
態において、連結体13a…に設けられたねじ穴33か
ら止めねじ28をねじ入れ、その止めねじ28の先端部
を止め着ける凹部27を継手12a…に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は手摺り等の部材の方向転換及び端末処理等を行うための装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば建造物の内装工事等において、手摺りを設置する場合、様々な方法が行 われており、本考案の出願人も、現場加工によって手摺りを所望の形に加工する 装置を提案し、特許を得ている(特開2000−54589参照)。しかしその 後、アルミニウムやステンレススチール製の芯材を有し、その表面を硬質プラス チック層等によって被覆した、所謂パイプ手摺が出回るようになった。しかし、 パイプ手摺りを曲げ加工することは一般的に行われていないので、特別の連結具 が無ければ対応することができない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は直状のパイプ手 摺りのような部材の方向転換或いは端末処理等を容易に行えるようにすることで ある。また本考案の他の課題は連結部分に段差のない、云わばバリヤフリーの部 材連結装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案は、部材の端部に接続する第1接続部を一端 に有し、連結体の端部に接続する第2接続部を他端に有する継手と、第2接続部 を嵌め込む筒状端部を有する上記連結体とを具備し、第2の接続部を連結体の筒 状端部に嵌め込んだ状態において、連結体に設けられたねじ穴から止めねじをね じ入れ、その止めねじの先端部を止め着ける凹部を継手に設けて構成するという 手段を講じたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案に係る連結装置は、手摺り用直材のような部材を連結して延伸し連続し た手摺りを設置する場合等において、直材の方向転換を行ったり或いは手摺り等 の終わりの箇所の仕上げとして端末処理を行う場合等に適用される。
【0006】 従って部材は、直材である場合に特に効果を発揮するが、直材でなければなら ないと云う訳ではない。この部材はパイプ手摺りを構成するパイプ構造を持った ものであって良い。しかし天然木材製やプラスチック製のものでも良く、従って パイプ状でない中実の棒状構造を持ったものであっても良い。便宜上、パイプと 言い、また棒状とも言うが、これらの文言は構造について用いており、形状は問 わないので円形パイプや円棒以外の、任意の断面形状の部材を含む。
【0007】 本考案に係る装置は、継手と、連結体とを主要な構成要素として有する。継手 は、上記部材の端部(端末部分と同じ)に接続する第1接続部を一端に有し、ま た、相手部材の端部に接続する第2接続部を他端に有している。第1接続部は部 材の端部に接続するので、部材が中空なパイプであるか或いは中実な棒状構造を 持ったものであるかによって異なる構造を有し得る。これに対して第2接続部は 連結体の端部形状との関係で決められる構造を持てば良い。
【0008】 連結体は、第2接続部を嵌め込む筒状端部を有することが必要である。筒状端 部であるので第2接続部が端部内に嵌まり込み、継手を外へ露出させることがな く、その結果、部材と連結体との連結部分に段差のないバリヤフリーな関係を作 ることができる。
【0009】 その第2接続部は、連結体の筒状端部の内側に嵌まり込みかつ段部に係止する 大径部と、筒状端部の内方に入り込みかつ内壁に見合う大きさを有し、さらに大 径部から距離をおいて設けられた小径部と、大径部と小径部との間に位置して周 方向に形成された凹部とから成るものであることが望ましい。一方、連結体の他 の部分の構成は問わないので、連結体の他の部分に、さらに継手との接続構造や 部材との接続構造があることは全く差し支えがない。また部材を延伸する必要が なく、端末処理をすべき場合には、キャップのような形状、構造を有する端末処 理部材であって良い。
【0010】 連結体の上記凹部には、継手の第2接続部を筒状端部に嵌め込んだ状態におい て、連結体に設けられているねじ穴からねじ入れた止めねじの先端部が止め着け られる。凹部であるから止めねじは先端が入り込んでおり、連結体を脱落させる おそれがない。止めねじはねじ穴にねじ入れ、締め付けた施工完了状態で頭が連 結体外表面から出ないように設けられ、また、部材と連結体との接続部分も同じ 外形となるように設けられる。
【0011】
【実施例】
以下図示の実施例を参照して本考案をより詳細に説明する。図1には、2種類 の部材11a、11bと、3種類の継手12a、12b、12c、及び3種類の 連結体13a、13b、13c及び関連部分が例示されている。
【0012】 部材11a、11bはどちらも手摺り用部材であり、一方の部材11aは中実 の棒状構造を有し、もう一方の部材11bは中空パイプ状の構造を有する。中実 の部材11aは天然木又はプラスチック製とされ、中空の部材11bはアルミニ ウムパイプを硬質プラスチックで被覆したものである。例示された部材11a、 11bはどとらも端部が円筒状のものである。
【0013】 継手12a、12b、12cは、接続相手が中実の部材11aか、中空の部材 11bかによって構造の異なる第1接続部を有する。中実の部材11aに対する 第1接続部はセルフタッピングねじもしくは木ねじ等の接続ねじ14のねじ込み 穴15を有する端部である。中空の部材11bに対する第1接続部は、中空部内 に打ち込まれる圧入部16を有するものと、中空部内に差し込まれた後で径を拡 大可能な係合筒17とを有するものに分かれる。
【0014】 図2に示すように、中実の部材11aに対する第1接続部の部材側正面には、 部材端面との摩擦抵抗を高める凹凸18と、部材端面に食い込む突起19が設け てあり、ねじ1本で確実に取り付けられるように工夫されている。圧入部16は はめあいの内、締めしろの或る関係、所謂とまりばめが行われる公差を持つこと が望ましい(図3参照)。また、係合筒17は径の拡大を可能にするすり割り 20を有し、かつ係合筒中心部の孔21に入り込む度合いによって拡大を行わせ る回り止めこま22と、それを軸方向に移動させるねじ軸23とを有する(図4 参照)。係合筒17はねじ軸23の操作により圧入に類似した嵌合関係を得て、 継手12cを部材11bに一体化する。
【0015】 第2接続部は第1接続部の180度反対側に設けられており、全ての継手12 a、12b、12cに共通した構造を有する。即ち、第2接続部は、連結体13 a、13b、13cの筒状端部の内側に嵌まり込みかつ段部24に掛け止められ る大径部25と、筒状端部の内方に入り込みかつ内壁に見合う大きさを有して、 大径部25から距離をおいて設けられた小径部26と、大径部25と小径部26 との間に位置して溝状に形成された周方向の凹部27とを有する。このような凹 部27は連結体13a…を、部材11a、11bの軸回りに360度回転させる ことができるようにし、しかもただ1本の止めねじ28による確実性の高い固定 を可能にする。
【0016】 連結体13a、13b、13cは所謂エルボ型の曲がり管構造を有するものと して例示されており、手摺りの方向転換部分に用いられる。第1の連結体13a は、中空曲がり管の筒状端部内に段部29を有し、それによって筒状端部入口内 に形成された拡大空間部30が上記大径部25に対する受け入れ部となり、肉厚 の管内壁31が小径部26に対する受け入れ部となる。そしてそれら30、31 の間に、凹部27に対する止めねじ28をねじ入れるねじ穴33が設けられる。 ねじ穴33は止めねじ28により所要の強度が得られるように設けられており、 一方、止めねじ28は溝状の凹部27にねじ入れたときに頭が全く或いは殆んど 外部に出ないように形成される。
【0017】 第1及び第2の連結体13a、13bは、曲がり管の他端も、上記と同じく段 部34、拡大空間部35、管内壁36及びねじ穴37を有しており、継手12a …に接続する構造である。従って長短長さは異なるが、どちら13a、13bも 部材延伸、方向転換に使用することができる。これに対し第3の連結体13cは 端部キャップ38の差し込み部39を差し込んで端末処理を行うだけの構造を有 する。また内部に収めて外へ出ないインナーキャップ40も第1、第2の連結体 13a、13bの場合には使用可能である。どの連結体13a、13b、13c も部材11a、11b、11c外面と段差なくつながるような寸法を持って形成 されている。
【0018】 このような本考案に係る装置とともに用いられる関連部分について触れておく と、その内の1は接続に用いられるジョイント41であり、中空の部材11bに 圧入される圧入部42の対を有し、中間に部材外径と同径のつば43を有する。 その2は、圧入部44を有するキャップ45であり、その外径は部材外径と同径 である。前者は部材同士の主として直状延伸のための接続に用いられ、後者は直 状のまま終了する端末処理のために用いられる。
【0019】 本考案の装置によれば、中実の部材11aに対しては第1の継手12aを接続 ねじ14により部材端部に接続し(図2)、第1の連結体13a…を第2接続部 に嵌め合わせ、止めねじ28の緊締によって取り付けを行う。部材11aと連結 体13a…との表面は外形上滑らかに結合しており、ここに手が触れたときにも 不快感を与えることがない。中空の部材11bに対して、第2の継手12bを用 いるときはこれを打ち込みによってはめ合いを生じさせ、一体化する(図3)。 その後連結体13a…を止めねじ28によって取り付け一体に組み立てることは 初めの場合と変わりがない。さらに第3の継手12cを用いる場合、こま22に ねじ入れたねじ軸23を緩めて係合筒17を中空部内に差し込み、その後ねじ軸 23を締めて係合筒17を拡大し、抜け止め不可能な嵌合関係を得る(図4)。 なおまた、関連部分は図6(a)、(b)に示すように部材11b、11bの端 部をジョイント41の圧入部42に圧入により嵌め合わせる。キャップ45もそ の圧入部44を部材11bの端部中空部内に圧入し、嵌め込みを行う。
【0020】 図7以下は、手摺りとして設ける例を示しており、手摺りの方向転換部分46 及び端末処理部分47に本案装置が適用される。本案装置に用いる部材11a、 11bは適当な長さに加工されたものとし、中空の部材11bのみならず中実の 部材11aをも任意に使用することができる。本案装置に用いる部材11a、1 1bの方向転換及び端末処理を行っており、その他の役割例えば壁48に対して 手摺りを設置する役割は別部材49が分担する。
【0021】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、直状の2本のパイ プ手摺りなどの部材の方向転換や端末処理等といった作業を非常に容易に実施す ることができ、かつまた各連結部分には段差を全く作らず、バリヤフリーの状態 を作り出すことに適しており、実用上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置の実施例を示す分解斜視図。
【図2】(a)中実の部材と継手及び第1の連結体を示
す断面図。 (b)継手の端面図。
【図3】中空の部材と継手及び第2の連結体を示す断面
図。
【図4】図3と異なる継手を用いた例を示す断面図。
【図5】(a)第1の連結体の縦断面図。 (b)図5(a)の右側面図。
【図6】(a)関連部材による連結例を示す縦断面図。 (b)関連部材による端末処理を示す縦断面図。
【図7】本案装置による手摺り施工例1を示す説明図。
【図8】同じく施工例2を示す説明図。
【符号の説明】
11a、11b 部材 12a、12b、12c 継手 13a、13b、13c 連結体 14 接続ねじ 25 大径部 26 小径部 27 凹部 28 止めねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材の方向転換及び端末処理等を行うた
    めの装置であって、部材の端部に接続する第1接続部を
    一端に有し、連結体の端部に接続する第2接続部を他端
    に有する継手と、第2接続部を嵌め込む筒状端部を有す
    る上記連結体とを具備し、第2の接続部を連結体の筒状
    端部に嵌め込んだ状態において、連結体に設けられたね
    じ穴から止めねじをねじ入れ、その止めねじの先端部を
    止め着ける凹部を継手に設けたことを特徴とする部材の
    連結装置。
  2. 【請求項2】 継手は、連結体の筒状端部の内側に嵌ま
    り込みかつ段部に係止する大径部と、筒状端部の内方に
    入り込みかつ内壁に見合う大きさを有して大径部から距
    離をおいて設けられた小径部と、それら大径部と小径部
    との間に位置して溝状に形成された周方向の凹部とから
    成る第2接続部を有して構成された請求項1記載の部材
    の連結装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018145641A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 イズミ株式会社 手摺及びその取付構造
JPWO2022102125A1 (ja) * 2020-11-16 2022-05-19

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