JP7325661B2 - 逆止弁 - Google Patents

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Description

本開示は、空気調和機の冷凍サイクルの冷媒配管に取り付けられる逆止弁に関するものである。
従来、空気調和機における冷凍サイクルの冷媒配管には、冷媒等の逆流を防止するために逆止弁が設けられることがある。逆止弁は、通過する冷媒等の流体の背圧により、内部に設けられた弁体が流体の逆流を防止するように動作する。
例えば、特許文献1には、弁シート部を有する弁本体と、弁本体の内部に摺動自在に配設され、弁シート部を閉塞する弁部を有する弁体と、弁体の開弁作動限を規制する規制ピンとを備えた逆止弁が開示されている。この逆止弁では、弁体の開弁作動時に、弁体が規制ピンに線接触することにより、弁体の開弁作動限が規制ピンにより規制されるとともに、係合手段により弁体の回り止めが行われる。
また、特許文献2には、弁本体部の内部に配置された円筒状の案内部材と、案内部材の内部に配置された弁体と、弁座部を有する弁座部材とからなる弁組立体が弁本体の内部に配置された逆止弁が開示されている。この逆止弁では、円筒状の案内部材と弁座部材とが係合されており、弁座部と案内部の内径との関係は、軸心を出すための構成を有している。弁体の上側への移動は、案内部材の一端を内側に折り曲げた曲折部に弁体上部が接触することよって規制される。さらに、弁座部材の外周面には、内側に凹となる凹溝が形成され、弁座部材と弁本体との間の隙間から漏れる流体をシールするためのシール部材が凹溝に嵌め込まれている。
特許第3395731号公報 特許第5774943号公報
しかしながら、特許文献1に記載の逆止弁では、弁体の開弁作動限を規制する規制ピンが流体の流れる流路に配置されているため、圧力損失が生じてしまうという課題があった。また、弁体が開弁した場合には、弁体が規制ピンに線接触するが、このときの弁体と規制ピンとの接触面積が少ないため、規制ピンに加わる衝撃力が過大となり、規制ピンのがたつきおよび外れといった不具合が発生する虞がある。
また、特許文献2に記載の逆止弁では、案内部材と弁座部材とが弁本体の絞り加工で位置決めされているが、案内部材と弁座部材とが分かれているため、振動によって案内部材と弁本体との間でがたつきおよび外れといった不具合が発生する虞がある。さらに、逆止弁は、弁本体、案内部材、弁体、弁座部材およびシール材の5部品で構成されており、部品点数が多いため、構成部品のがたつき等の不具合がより発生しやすくなる。
本開示は、上記従来の技術における課題に鑑みてなされたものであって、流体が通過する際の圧力損失を抑えるとともに、弁体が開弁した際の規制手段の強度を確保し、構成部品のがたつき等の不具合の発生を抑制することができる逆止弁を提供することを目的とする。
本開示の逆止弁は、流体が一方向にのみ流れるように、前記流体の流れを規制する逆止弁であって、円筒状に形成された弁本体と、前記弁本体内に設けられ、前記弁本体の軸方向に移動する弁体とを備え、前記弁本体は、円筒状に形成され、前記弁体を収容する収容部と、一端に形成され、前記流体が流入する流入部と、他端に形成され、前記流体が流出する流出部と、前記収容部の上端において、内側に突出する円筒状に一体的に形成され、前記弁体の前記流出部側への移動を規制する弁体止め部とを有するものである。
以上のように、本開示によれば、弁本体から内側に突出する円筒状の弁体止め部が形成されている。これにより、流体が通過する際の圧力損失を抑えるとともに、弁体が開弁した際の規制手段の強度を確保し、構成部品のがたつき等の不具合の発生を抑制することができる。
実施の形態1に係る逆止弁の外観の一例を示す斜視図である。 図1の逆止弁の内部構造の一例を示す模式断面図である。 図2の案内部材の下部周辺を拡大して示す概略図である。 図2の案内部材の上部周辺を拡大して示す概略図である。 図2の弁体の構成の一例を示す斜視図である。 実施の形態2に係る逆止弁の内部構造の一例を示す模式断面図である。 案内部材と弁体止め部との配置関係の他の例について説明するための模式断面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、および配置等は、本開示の範囲内で適宜変更することができる。
また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」および「後」など)を適宜用いるが、これらの用語は説明のためのものであって、本開示を限定するものではない。また、以下に説明する実施の形態では、据付板を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」および「後」などを使用する。なお、それぞれの図面において、各構成部材の相対的な寸法関係または形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
以下、本実施の形態1に係る逆止弁について説明する。本実施の形態1に係る逆止弁は、例えば空気調和機の配管に配置され、冷媒等の流体の逆流を防止し、流体が一方向にのみ流れるように規制するものである。具体的には、逆止弁は、流体が一端部から流入した際に、内部の弁体が開弁する。また、流体が他端部から流入した場合には、弁体が閉弁する。
[逆止弁1の構成]
図1は、本実施の形態1に係る逆止弁の外観の一例を示す斜視図である。図2は、図1の逆止弁の内部構造の一例を示す模式断面図である。図2は、図1の逆止弁1の中心軸を通過するxy平面で切断した場合の断面の一例を示す。図1および図2に示すように、逆止弁1は、弁本体10および弁体20を含んで構成されている。
(弁本体10)
弁本体10は、例えば、円筒状に形成されている。弁本体10には、収容部11、流入部12および流出部13が形成されている。また、弁本体10の内部には、案内部材14が形成されている。通常、弁本体10には、図1の実線矢印で示すように、流入部12から流出部13に向かって冷媒等の流体が流れる。
収容部11は、弁本体10の中央部分に形成され、案内部材14および弁体20を収容する。流入部12は、弁本体10の一端に形成され、逆止弁1に流入する流体の入口となっている。流出部13は、弁本体10の他端に形成され、逆止弁1を通過する流体の出口となっている。
流入部12および流出部13には、溶接等によって配管が接続される。配管は、溶接に限られず、例えば、ねじまたはフランジを用いて接続されてもよい。この例では、溶接によって配管が接続された場合について説明する。また、流入部12および流出部13は、それぞれの内径が異なるように形成されている。このように、流入部12および流出部13のそれぞれに接続できる配管の径が異なるため、弁本体10に対する配管の誤接続が防止される。これにより、流体の流れを阻止したい方向に逆止弁1を正しく設置することができる。
弁本体10には、収容部11から流入部12および流出部13のそれぞれに向かって径が徐々に小さくなるように、絞り加工が施されている。絞り加工が施されることにより、案内部材14の位置決めが行われる。なお、以下では、弁本体10の流入部12側を「下部」と称し、流出部13側を「上部」と称して説明することがある。
弁本体10の内部に設けられた案内部材14は、円筒状に形成され、内部に配置された弁体20を案内する。案内部材14は、案内部14aおよび曲げ部14bを有している。案内部14aは、弁本体10の収容部11に接するように配置されている。案内部14aの下部には、内側に突出するように折り曲げられて案内部14aと一体的に形成された曲げ部14bが設けられている。曲げ部14bは、弁体20に対する弁座として機能する。
図3は、図2の案内部材の下部周辺を拡大して示す概略図である。図3に示すように、曲げ部14bの内周側上部(点線丸印内)には、合わせ部14cが形成されている。合わせ部14cは、弁体20が流入部12側に移動した際に接触する。合わせ部14cには、R面取りが施されている。これは、流体の逆流によって弁体20が曲げ部14bに接触した際に、弁体20の損傷を防止するためである。また、曲げ部14bの内周側下部(流入部12側の内周)には、面取り加工が施されている。これは、流入部12から流体が流入し、曲げ部14bの内周内側を通過する際に生じる圧力損失を低減させるためである。
案内部14aと曲げ部14bとの境界部分における内側曲げ部には、任意のR面取りが施されている。これは、弁体20が軸方向(x方向)に移動した際、および、流体が流れた際に加わる応力を緩和するためである。また、案内部14aと曲げ部14bとの境界部分における外側曲げ部にも、任意のR面取りが施されている。これは、弁本体10に対して絞り加工を施した際に、外側曲げ部が弁本体10の絞り箇所の内面を損傷させることを防止するためである。
曲げ部14bの流体が流れる方向(x方向)の厚みは、例えば、逆止弁1の内部を流れる流体の圧力、あるいは、逆流する流体によって弁体20が曲げ部14bに接触した際に加わる圧力に耐える程度の厚みとすると好ましい。
図2に示すように、案内部材14において、案内部14aの内周面と、曲げ部14bの内周面とは、同一の軸心となっている。これにより、流体が流出部13側から流れて逆流した際に、弁体20で流体の流れを遮断するときの軸ぶれにより、流体が流入部12側に流れる流体漏れを防止している。
本実施の形態1では、弁体20と案内部材14の内面との隙間が少なくなるように、弁体20および案内部材14が形成されている。これにより、弁体20が軸方向(x方向)に移動する際のぶれが少なくなるため、軸ぶれによる流体漏れを防止することができる。また、案内部材14は、内面の面粗度をより高くし、弁体20との摩擦抵抗を低減している。これにより、弁体20をスムーズに軸方向(x方向)に移動させることができる。
案内部材14における案内部14aの外周面には、内側に凹となる凹溝が形成され、凹溝にシール部材16が設けられている。案内部材14が収容部11に配置された状態において、シール部材16は、案内部材14の外周面と収容部11の内周面との間に流れる流体を遮断する。シール部材16は、例えば、ゴム、樹脂または金属等の、案内部材14と収容部11との間の隙間を流れる流体の流れを遮断することができる材料で形成されている。
シール部材16は、例えば、案内部14aの軸方向(x方向)における中央部分に配置されている。逆止弁1を作製する場合、弁本体10の両端面にろう付け等が行われるが、このように、シール部材16が案内部14aの中央部分に配置されることにより、シール部材16が弁本体10の両端面から最も離れた位置に配置される。そのため、ろう付け等によるシール部材16の熱溶けを防止することができる。
案内部材14(案内部14a)の内周面と外周面との間の厚み(y方向の厚み)は、製品寿命期間において、流体が流れた場合、および弁体20が軸方向(x方向)に移動した場合でも、厚みがなくならない程度の厚みとする。また、案内部材14は、弁体20よりも固い材料を用いて形成される。これは、弁体20が案内部材14を軸方向(x方向)に移動する際に、案内部材14が損傷しないようにするためである。
図4は、図2の案内部材の上部周辺を拡大して示す概略図である。図1および図4に示すように、弁本体10における収容部11の上端には、弁体止め部15が形成されている。弁体止め部15は、例えば弁本体10を形成する外郭の配管をハイドロフォーミング加工することにより、内側に突出する円筒状に形成され、下面(流入部12側の面)に案内部材14が接するように配置される。すなわち、弁体止め部15は、弁体20および案内部材14の上部に位置するように設けられている。弁体止め部15は、弁体20が開弁して上部に移動した際に、弁体20が弁体止め部15よりも上部に移動しないように、ストッパとして機能する。すなわち、弁体止め部15は、弁体20の開弁作動限を規制する規制手段として設けられている。
弁体止め部15の厚みは、例えば、逆止弁1の内部を流れる流体の圧力、あるいは、流れる流体によって弁体20が開弁した際に弁体止め部15に衝突する弁体20の衝撃力に耐える程度の厚みとする。
弁体止め部15が円筒状に形成されることにより、弁体20が弁体止め部15に面接触する。この場合、弁体20が線接触する場合と比較して、弁体止め部15に加わる衝撃力が分散するため、弁体止め部15の損傷等の不具合の発生を抑制することができる。
なお、弁体止め部15の内径は、可能な限り大きくすることが好ましい。これは、逆止弁1を流れる流体の流れを妨げることがないようにするためである。また、例えば、弁体止め部15は、内周側の角部にR面取りが施されてもよい。これは、流体が弁体止め部15を通過する際の急激な流れの変化を抑制するためである。
また、上述した弁本体10は、配管内を流れる流体の設計圧力の5倍以上の圧力に耐えることができる肉厚を有していると好ましい。これは、一般的な逆止弁についての日本国内および海外における各種の製品安全規格(KHK規格およびUL規格など)のうち、最も厳しいUL(Underwriters Laboratories)規格の5倍圧破壊試験を満足できるようにするためである。
さらに、弁本体10の全長(x方向)は、140mm以上であると好ましい。上述したように、逆止弁1を作製する場合、弁本体10の両端面にろう付け等が行われるが、この場合に、案内部材14に設けられたシール部材16への熱の影響を防ぐためには、70mm以上の距離が必要であることがわかった。そこで、弁本体10の両端面へのろう付け等によるシール部材16の熱溶けを防止するためには、弁本体10の全長が140mm以上である必要がある。このように、弁本体10の全長(x方向)を140mm以上とすることにより、案内部材14に設けられたシール部材16の熱溶けを防止することができる。
(弁体20)
図2の弁体20は、収容部11に設けられた案内部材14の曲げ部14bと弁体止め部15との間に配置され、流体の流れる方向によって収容部11内を軸方向(x方向)に移動する。流体が流入部12から流出部13へ流れる場合、弁体20は収容部11内の流出側に移動する。これにより、流体が逆止弁1内を通過する。一方、流体が流出部13から流入部12へ流れる場合、弁体20は収容部11内の流入側に移動し、弁座として機能する曲げ部14bに接触する。これにより、流体が遮断され、逆止弁1内の逆流が防止される。
図5は、図2の弁体の構成の一例を示す斜視図である。図5に示すように、弁体20は、弁部21およびガイド部22を備えている。
弁部21は、流体が流出部13から流入部12に逆流する際に、弁本体10の弁座として機能する案内部材14の曲げ部14bに接触する。これにより、曲げ部14bによって形成された流体の流路が弁部21によって閉塞されるため、流体の逆流が防止される。
ガイド部22は、弁体20が案内部材14を軸方向に移動するときに弁体20を案内する。ガイド部22の外径は、弁本体10の案内部材14の内径と略等しい。ガイド部22は、中心軸から等角度間隔で外周方向に突出する複数の羽根を有している。これにより、弁本体10の流入部12から流入し、曲げ部14bによって形成される流路を通過した流体は、複数の羽根の間を通って流出部13から流出する。本実施の形態1において、ガイド部22は、4つの羽根を有しているが、これに限られず、ガイド部22は、3つ以上であればよい。
また、ガイド部22の羽根は、流体が通過する際に規則的に回転する形状とする。このように、ガイド部22の羽根が回転する形状に形成されることにより、ガイド部22の羽根が一定の場所で軸方向(x方向)に移動して、案内部材14の内面の特定の箇所のみを擦って損傷することを防止することができる。
弁体20は、流体が流入部12から流出部13へ流れた際に、流出部13側に移動するように、流体の圧力で移動できる程度の質量とする。また、弁体20は、樹脂などで形成され、案内部材14よりも軟らかい材料を用いて形成される。これは、弁体20が案内部材14を軸方向(x方向)に移動する際に、案内部材14を損傷させないようにするためである。
なお、弁体20の弁部21には、穴部21aが形成されてもよい。穴部21aは、弁体20が流入部12側に移動し、弁本体10の曲げ部14bに接触した際に、流入部12側の流路と流出部13側の流路とを連通させる。穴部21aが設けられることにより、弁本体10の下部(流入部12側)が完全に閉塞され、配管が破損することを防止することができる。穴部21aの直径は、0.4mm以下程度とすると好ましい。これは、配管の破損を防ぎつつ、逆流する流体を遮断できるようにするためである。
[逆止弁1の動作]
このようにして形成された逆止弁1において、配管内を流れる流体が弁本体10の流入部12から流入すると、弁体20が流入部12側から圧力を受けることで軸方向(x方向)の流出部13側に移動する。そして、弁体20は、案内部材14の流出部13側に配置された弁体止め部15に接触する。このとき、流入した流体は、弁座として機能する案内部材14の曲げ部14bを介して弁体20におけるガイド部22の羽根の間を通過し、流出部13から流出する。
一方、配管内を流れる流体が弁本体10の流出部13から流入すると、弁体20が流出部13側から圧力を受けることで軸方向(x方向)の流入部12側に移動する。そして、案内部材14の流入部12側に設けられた弁座として機能する曲げ部14bに、弁体20の弁部21が接触する。これにより、流出部13から流入した流体が遮断される。
以上のように、本実施の形態1に係る逆止弁1は、収容部11の上端に、内側に突出する円筒状の弁体止め部15が設けられている。弁体止め部15が円筒状に設けられることにより、流体が逆止弁1を通過する際に、流体の流れが妨げられることが抑制されるため、圧力損失を抑制することができる。また、開弁時に弁体20が弁体止め部15に対して面接触し、接触した際の衝撃力が分散されるため、弁体20が開弁した際の弁体止め部15の強度を確保することができる。さらに、弁体止め部15が弁本体10内側に突出するように一体的に形成されることにより、部品点数を削減することができ、構成部品のがたつき等の不具合の発生を抑制することができる。
本実施の形態1では、収容部11は、弁体20を案内する案内部14aと、上記の弁座部に相当する、案内部14aの流入部12側が内側に折り曲げられて形成された曲げ部14bとからなる案内部材14を有している。案内部14aの外周には凹溝が設けられ、この凹溝にシール部材16が設けられている。これにより、案内部材14の外周面と収容部11の内周面との間に流れる流体が遮断されるため、流体が逆流した際の流体の漏洩を防ぐことができる。
逆止弁1において、案内部14aに設けられたシール部材16は、逆止弁1の軸方向の中央部分に設けられている。これにより、逆止弁1の両端面に対してろう付け等を行って逆止弁1を作製する場合の、シール部材16の熱溶けを防止することができる。
逆止弁1において、案内部材14における案内部14aの内周と曲げ部14bの内周とは、同一の軸心となっている。これにより、流体が流出部13側から流れて逆流した際に、弁体20で流体の流れを遮断するときの軸ぶれによる流入部12側への流体漏れを防止することができる。
逆止弁1において、案内部材14における案内部14aと曲げ部14bとの境界には、面取り加工が施されている。これにより、流体が流れた際に加わる応力を緩和することができるとともに、弁本体10に対して絞り加工を施した際に、弁本体10の絞り箇所の内面を損傷させることを防止することができる。
逆止弁1において、案内部材14の曲げ部14bは、内周の流出部13側に形成された合わせ部14cに面取り加工が施されている。これにより、流体の逆流によって弁体20が曲げ部14bに接触した際に、弁体20の損傷を防止することができる。
逆止弁1において、曲げ部14bは、内周の流入部12側に面取り加工が施されている。これにより、流入部12から流体が流入した際に生じる圧力損失をより低減させることができる。
実施の形態2.
次に、本実施の形態2について説明する。本実施の形態2は、弁座として機能する突起が弁本体10に設けられる点で、実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6は、本実施の形態2に係る逆止弁の内部構造の一例を示す模式断面図である。図6は、実施の形態1と同様に、図1に示す外観を有する逆止弁1の中心軸を通過するxy平面で切断した場合の断面の一例を示す。図6に示すように、逆止弁1は、弁本体10および弁体20を含んで構成されている。また、弁本体10には、収容部11、流入部12、流出部13および弁体止め部15が形成されている。
本実施の形態2において、弁本体10における収容部11の下端には、弁座部17が形成されている。弁座部17は、内側に突出する円筒状に形成されている。弁座部17は、実施の形態1における曲げ部14bと同様に、弁体20が下側(流入部12側)に移動して接触した際に、流出部13側から逆流する流体を遮断する。
弁座部17の内周側上部には、実施の形態1の曲げ部14bと同様に、R面取りが施された合わせ部が形成されている。これにより、流体の逆流によって弁体20が弁座部17に接触した際に、弁体20の損傷を防止することができる。また、弁座部17の内周側下部(流入部12側の内周)には、面取り加工が施されている。これにより、流入部12から流体が流入した際に生じる圧力損失を低減させることができる。
ここで、本実施の形態2に係る逆止弁1では、弁本体10に弁座部17が形成されており、実施の形態1に係る逆止弁1に設けられていた案内部材14が設けられていない。そこで、収容部11は、内径が収容部11に収容された弁体20におけるガイド部22の外径と略等しくなるように形成される。これにより、収容部11は、弁体20を適切に案内することができる。このように、本実施の形態2では、収容部11の内周面が弁体20を案内する案内部14aとして機能する。
収容部11の内周面と外周面との間の厚み(y方向の厚み)は、製品寿命期間において、流体が流れた場合、および弁体20が軸方向(x方向)に移動した場合でも、厚みがなくならない程度の厚みとする。また、収容部11は、弁体20よりも固い材料を用いて形成される。これは、弁体20が収容部11内を軸方向(x方向)に移動する際に、収容部11が損傷しないようにするためである。
なお、このような本実施の形態2に係る逆止弁1は、例えば、ハイドロフォーミング加工を行うことにより作製することができる。具体的には、弁本体10を形成する筒状の部材に弁体20が収容された状態でハイドロフォーミング加工が行われることにより、内側に突出する弁体止め部15および弁座部17が形成される。
以上のように、本実施の形態2では、収容部11の内周面が弁体20を案内する案内部として機能し、収容部11の下端において、弁本体10の一部を内側に突出させることにより、弁座部17が形成されている。これにより、実施の形態1における案内部材14が不要となり、部品点数を削減することができるため、構成部品のがたつき等の不具合の発生をより抑制することができる。
以上、実施の形態1および2について説明したが、本開示は、上述した実施の形態1および2に限定されるものではなく、本開示要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、実施の形態1では、案内部材14と弁体止め部15とが分離されており、弁体止め部15の下面に案内部材14の上端が接するように配置されるが、これはこの例に限られない。
図7は、案内部材と弁体止め部との配置関係の他の例について説明するための模式断面図である。図7に示すように、この例の逆止弁1において、弁体止め部15の下面(流入部12側の面)には、溝部15aが形成されている。溝部15aには、案内部材14における案内部14aの上面が嵌合される。
このように、弁体止め部15の溝部15aに案内部14aが嵌合することにより、案内部材14がより確実に固定される。そのため、実施の形態1および2と同様に、がたつき等の不具合の発生を抑制することができる。
1 逆止弁、10 弁本体、11 収容部、12 流入部、13 流出部、14 案内部材、14a 案内部、14b 曲げ部、14c 合わせ部、15 弁体止め部、15a 溝部、16 シール部材、17 弁座部、20 弁体、21 弁部、21a 穴部、22 ガイド部。

Claims (11)

  1. 流体が一方向にのみ流れるように、前記流体の流れを規制する逆止弁であって、
    円筒状に形成された弁本体と、
    前記弁本体内に設けられ、前記弁本体の軸方向に移動する弁体と
    を備え、
    前記弁本体は、
    円筒状に形成され、前記弁体を収容する収容部と、
    一端に形成され、前記流体が流入する流入部と、
    他端に形成され、前記流体が流出する流出部と、
    前記収容部の上端において、内側に突出する円筒状に一体的に形成され、前記弁体の前記流出部側への移動を規制する弁体止め部と
    を有する
    逆止弁。
  2. 前記収容部は、
    収容された前記弁体を案内する案内部と、
    内側に突出する円筒状に形成され、前記弁体の弁座である弁座部と
    を有する
    請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記収容部は、
    内周面に接するように配置された前記案内部と、前記弁座部であり、前記案内部の前記流入部側が内側に折り曲げられて形成された曲げ部とからなる案内部材を有する
    請求項2に記載の逆止弁。
  4. 前記案内部は、
    外周に凹溝が設けられ、
    前記凹溝にシール部材が設けられている
    請求項3に記載の逆止弁。
  5. 前記案内部は、
    前記シール部材が前記軸方向の中央部分に設けられている
    請求項4に記載の逆止弁。
  6. 前記案内部材は、
    前記案内部の内周と前記曲げ部の内周とが同一の軸心となっている
    請求項3~5のいずれか一項に記載の逆止弁。
  7. 前記案内部材は、
    前記案内部と前記曲げ部との境界に面取り加工が施されている
    請求項3~6のいずれか一項に記載の逆止弁。
  8. 前記弁体止め部は、
    前記流入部側の面に溝部が設けられ、
    前記案内部は、前記溝部に嵌合している
    請求項3~7のいずれか一項に記載の逆止弁。
  9. 前記案内部は、
    前記収容部の内周面であり、
    前記弁座部は、
    前記収容部の下端において、前記弁本体の一部が内側に突出するように形成されている
    請求項2に記載の逆止弁。
  10. 前記弁座部は、
    内周の前記流出部側に、前記弁体と接触する合わせ部が形成され、
    前記合わせ部に面取り加工が施されている
    請求項2~9のいずれか一項に記載の逆止弁。
  11. 前記弁座部は、
    内周の前記流入部側に面取り加工が施されている
    請求項2~10のいずれか一項に記載の逆止弁。
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