JPH09317913A - ガス用逆止弁 - Google Patents

ガス用逆止弁

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Publication number
JPH09317913A
JPH09317913A JP13498596A JP13498596A JPH09317913A JP H09317913 A JPH09317913 A JP H09317913A JP 13498596 A JP13498596 A JP 13498596A JP 13498596 A JP13498596 A JP 13498596A JP H09317913 A JPH09317913 A JP H09317913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
valve body
valve
valve seat
check valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP13498596A
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English (en)
Inventor
Akira Matsui
晧 松井
Hiroaki Sumimoto
弘明 住元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09317913A publication Critical patent/JPH09317913A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配設の向きが自由、かつクラッキング圧力が
低く、しかも打撃音やチャタリング音の小さいガス用逆
止弁を提供する。 【解決手段】 弁本体1のガス流出室3側に、ポート1
aから流入するガスをガス下流側室3側に流出させるガ
ス通過孔5bを有する弁体ガイド筒5を設け、弁座2に
シール面4cが密着したときにはガス通過孔5bを閉塞
する一方、弁座2から離反したときにはガス通過孔5b
を開放する比重が1.1〜1.2のエンジニアリングプ
ラスチックから形成されてなる弁体4を前記弁体ガイド
筒5により摺動自在に案内する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス圧縮機の本体
やガス発生設備の流路に使用されるガス用逆止弁の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、ガス圧縮機の本体やガス
発生設備の流路には、高圧側ガスの低圧側への逆流を防
ぐためにガス用逆止弁が用いられている。特に、大口径
のガス用逆止弁の弁体は金属製であって大重量であるた
め、通常はばね力により弁座方向に付勢されている。従
って、ガスの逆流を防ぐときには、ばね力とガス下流側
室側のガス圧とにより弁体が弁座に押付けられることに
よりガスの逆流が防がれると共に、ばね力とガス下流側
室側のガス圧とに対向したガス圧で弁体が弁座から離反
することによりガスがガス下流側室側に流出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係るガス
用逆止弁はそれなりに有用であるが、このガス用逆止弁
には下記に説明するような解決すべき課題がある。即
ち、上記のとおり、高圧側ガスの低圧側への逆流を防ぐ
ときは、ばね力とガス下流側室側のガス圧とにより弁体
を弁座に押付ける一方、ガスをガス下流側室側に流出さ
せるときは、ばね力とガス下流側室側のガス圧とに対向
したガス圧力により弁体を弁座から離反させるものであ
る。
【0004】そのため、このようなガス用逆止弁では配
設の向きが決められていて配管設計が制限されるので、
ガス発生設備費の増大を来すだけでなく、圧力損失が増
大し、またクラッキング圧が高く吐出ガスの圧力変動が
大きくなるので、動力損失や騒音振動が増大するという
解決すべき課題があった。さらに、このようなガス用逆
止弁の弁体は、上記のとおり、金属製であるために、弁
体の弁座への密着、離反の繰返しに際して大きな打撃音
を発生し、またガス流量が減少したときは、ガス圧とば
ね力が拮抗してチャタリング音を八位させる場合があ
り、作業環境における騒音の低下を妨げる一要因となっ
ている。
【0005】従って、本発明の目的とするところは、配
設の向きが自由でクラッキング圧が低く、しかも打撃音
が小さく、またチャタリング音が発生しないガス用逆止
弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジニアリ
ングプラスチックは、金属に比較して軽量で、比強度が
強く、摩擦係数が小さく、衝突音が発生せずしかもシー
ル性が優れているという特性に着目してなしたものであ
って、従って上記課題を解決するために、本発明の請求
項1に係るガス用逆止弁が採用した主たる手段は、内部
に弁座2を有する弁本体1を備え、この弁本体1に内設
され、この弁本体1内のガス流で前記弁座2に対して密
着かつ離反する弁体4を備えてなるガス用逆止弁におい
て、前記弁体4が、比重1.1〜1.2のエンジニアリ
ングプラスチックから形成されてなることを特徴とす
る。
【0007】また、上記課題を解決するために、本発明
の請求項2に係るガス用逆止弁が採用した主たる手段
は、請求項1に記載のガス用逆止弁において、前記弁本
体1のガス下流側室3側に、弁体4が弁座2から離反し
たときにはガス下流側室3側にガスを通過させ、かつ弁
体4が弁座2に密着したときにはこの弁体4で遮断され
るガス通過孔5bを有する弁体ガイド筒5を設けたこと
を特徴とする。
【0008】また、上記課題を解決するために、本発明
の請求項3に係るガス用逆止弁が採用した主たる手段
は、請求項1に記載のガス用逆止弁において、前記弁体
4を、弁座2側に大径部4aを有し、かつ反弁座側が小
径のガイドロッド部4bを有する形状に形成すると共
に、弁本体1のガス下流側室3側に、弁体4のガイドロ
ッド部4bを案内するガイド孔5aを有し、かつこのガ
イド孔5aの外側にガス通過路5bを有する弁体ガイド
5を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
るガス用逆止弁を、その主要部の弁座と弁体部分とを示
す断面図の図1(弁体の左側半分は閉弁状態を示し、右
側半分は開弁状態を示している。)を参照しながら説明
すると、図1に示す符号1は弁本体であって、この弁本
体1のポート1aの同図における下側のガス下流側室3
側には角部を面取りした形状の弁座2が設けられてい
る。さらに、前記ガス下流側室3には、先端部の中央部
分が膨出した、いわゆるガス流の流線に対応する形状に
形成されると共に、その外周縁付近に前記弁座2に密着
するのシール面4cが形成され、比重が1.1〜1.2
のエンジニアリングプラスチックからなる弁体4を摺動
自在に案内する後述する構成になる弁体ガイド筒5が設
けられている。
【0010】前記シール面4cの外径は、この弁座2の
外径よりも小径であり、さらに前記弁体ガイド筒5の内
径寸法と弁体4の外径寸法とは、弁体4の摺動抵抗と弁
体ガイド筒5と弁体4との間の隙間からのガスの漏出と
を勘案して設定されている。なお、この弁体4の素材と
なるエンジニアリングプラスチックの比重を1.1〜
1.2としたのは、圧力損失の最小化、確実かつ敏速な
る作動に必要な軽量化を確保できるからであり、またこ
の条件に適合するエンジニアリングプラスチックとして
は、例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、
ポリアミド6,6−ナイロン、ポリアミド6−ナイロ
ン、ポリカーボネート、ポリフェニレオキシド、ポリフ
ェニレンスルフィド等がある。
【0011】前記弁体ガイド筒5は、内周部分が弁体4
の外周が摺接する弁ガイド面5aとなり、そして弁座側
に、前記弁体4が弁座2から離反したときにはガス下流
側室3側にガスを通過させる一方、この弁体4が弁座2
に密着したときにはこの弁体4で遮断される複数のガス
通過孔5bを有してなる構成になっている。なお、弁体
ガイド筒5の先端の内周に固着されてなるものは、この
弁体ガイド筒5から弁体4が外れるのを防止するための
弁体外れ防止環5cである。
【0012】以下、上記実施の形態1に係るガス用逆止
弁の作用態様を説明すると、例えば図示しないガス圧縮
機が停止されると、ガス下流側室3側の高圧ガスが逆流
しようとする。すると、その逆流ガスにより弁体4が弁
座2の方向に押され、弁体ガイド面5aを摺動してガス
通過孔5bを閉塞すると共に、シール面4aが弁座2に
密着するのでガスの逆流が防止される。一方、ガス圧縮
機を運転して、ガスをガス下流側室3に流出させる場合
には、ガスの圧力で弁体4が弁座2から離反する方向に
押され、弁体ガイド面5aを摺動してガス通過孔5bが
開口するので、ガスはガス通過孔5bを通過してガス下
流側室3に流出する。
【0013】このような弁体4によるポート1aの開閉
動作において、本実施の形態1に係るガス用逆止弁の弁
体4は、従来のガス用逆止弁の金属製の弁体に比較して
軽量で、かつ摩擦係数が小さいので、ガス流量が少量で
あっても弁体ガイド筒5に案内されて自在に摺動し、弁
座2に密着、かつ弁座2から離反する。
【0014】従って、ガス用逆止弁の配設の向きに対す
る制限が少なくなって配管設計の自由度が大きくなるの
で、ガス発生設備費のコスト低減およびスペース低減に
寄与し得ると共に、ばね力により付勢されていないので
クラッキング圧も低くなる。さらに、弁体4の弁座2へ
の密着、離反に際して大きな打撃音が発生するようなこ
とがなく、作業環境における騒音低下が可能になると共
に、金属に比較してシール製が優れるという性質がある
ので、逆止機能の信頼性も向上するという優れた効果が
ある。
【0015】次に、本発明の実施の形態2に係るガス用
逆止弁を、その主要部の弁座と弁体部分とを示す断面図
の図2(弁体の左側半分は閉弁状態を示し、右側半分は
開弁状態を示している。)を参照しながら、上記実施の
形態1と同一のもの並びに同一機能を有するものを同一
符号を以て説明すると、図2に示す符号1は弁本体で、
この弁本体1のポート1aの同図における下側のガス下
流側室3側には、ポート1aの外縁面を平滑に加工した
環状の弁座2が設けられている。
【0016】さらに、弁体4は、先端部が膨出した、い
わゆるガス流の流線に対応する形状に形成されると共
に、その外周縁付近に、上面に前記弁座2に密着するの
シール面4cが形成されてなる環状のシール突起環を有
する大径部4aと、この大径部4aよりも小径のガイド
ロッド部4bとからり、弁本体1のガス下流側室3側に
設けられ、中心部に弁体4のガイドロッド部4bを案内
するガイド孔5aを有し、かつこのガイド孔5aの外側
に複数のガス通過路5bを有する弁体ガイド5の前記ガ
イド孔5aに摺動自在に嵌合されている。
【0017】以下、本実施の形態2に係るガス用逆止弁
の作用態様を説明すると、逆流ガスにより弁体4が弁座
2の方向に押され、弁体ガイド孔5aを摺動して、シー
ル面4aが弁座2に密着するのでガスの逆流が防止され
る一方、ガスをガス下流側室3に流出させる場合には、
ガスの圧力で弁体4が弁座2から離反する方向に押さ
れ、弁体ガイド孔5aを摺動してポート1aが開口する
ので、ガスはポート1a、ガス通過路5bを通過してガ
ス下流側室3に流出する。従って、上記実施の形態1に
係るガス用逆止弁と同様に、クラッキング圧も低く、ま
た弁座2への密着、離反に際して大きな打撃音やチャタ
リング音が発生するようなこともない。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1乃
至3に係るガス用逆止弁によれば、弁体は、従来のガス
用逆止弁の金属製の弁体に比較して軽量で、かつ摩擦係
数が小さい。従って、ガス流量が少量であっても弁体ガ
イド筒または弁体ガイドに案内されて自在に摺動し、弁
座に密着すると共に弁座から離反するので、ガス用逆止
弁の配設の向きに対する自由度が大きくなる。また、ば
ね力により付勢されていないのでクラッキング圧が低下
すると共に、弁体の弁座への密着、離反に際して大きな
打撃音やチャタリング音が発生するようなことがないか
ら、ガス発生設備費のコスト低減と、クラッキング圧の
低下によるガス圧力変動の低下と、作業環境騒音の低下
とに対して大いに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るガス用逆止弁の主
要部の弁座と弁体部分とを示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係るガス用逆止弁の主
要部の弁座と弁体部分とを示す断面図である。
【符号の説明】
1…弁本体,1a…ポート,2…弁座,3…ガス下流側
室,4…弁体,4a…大径部,4b…ガイドロッド部,
4c…シール面,5…弁体ガイド筒または弁体ガイド,
5a…弁体ガイド面または弁体ガイド孔,5b…ガス通
過孔またはガス通過路,5c…弁体外れ防止環。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に弁座2を有する弁本体1を備え、
    この弁本体1に内設され、この弁本体1内のガス流で前
    記弁座2に対して密着かつ離反する弁体4を備えてなる
    ガス用逆止弁において、前記弁体4が、比重1.1〜
    1.2のエンジニアリングプラスチックから形成されて
    なることを特徴とするガス用逆止弁。
  2. 【請求項2】 前記弁本体1のガス下流側室3側に、弁
    体4が弁座2から離反したときにはガス下流側室3側に
    ガスを通過させ、かつ弁体4が弁座2に密着したときに
    はこの弁体4で遮断されるガス通過孔5bを有する弁体
    ガイド筒5を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    ガス用逆止弁。
  3. 【請求項3】 前記弁体4を、弁座2側に大径部4aを
    有し、かつ反弁座側が小径のガイドロッド部4bを有す
    る形状に形成すると共に、弁本体1のガス下流側室3側
    に、弁体4のガイドロッド部4bを案内するガイド孔5
    aを有し、かつこのガイド孔5aの外側にガス通過路5
    bを有する弁体ガイド5を設けたとを特徴とする請求項
    1に記載のガス用逆止弁。
JP13498596A 1996-05-29 1996-05-29 ガス用逆止弁 Pending JPH09317913A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005048816A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Sanyo Electric Co Ltd 逆止弁及びリリーフ弁
JP2018071685A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 株式会社ジェイテクト 弁装置
CN108799567A (zh) * 2018-08-21 2018-11-13 上海银轮热交换系统有限公司 内置式单向阀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005048816A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Sanyo Electric Co Ltd 逆止弁及びリリーフ弁
JP2018071685A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 株式会社ジェイテクト 弁装置
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