JP3080539B2 - 代掻植付機における代掻用ローターの入力軸配置構造 - Google Patents
代掻植付機における代掻用ローターの入力軸配置構造Info
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Description
掻用ローターの入力軸配置構造に関する。
機として特開平6−7号公報に示されるものが公知であ
り、この植付機は走行機体の後方に在来の植付機を昇降
自在に取り付け、該植付機前方に代掻用の回転式ロータ
ーを植付機とともに昇降し且つ植付機に対しても昇降で
きるように横設したものである。
は、ローターを回転させるための走行機体のトランスミ
ッション側からの入力駆動軸(ローターPTO軸)が、
ローターの左右方向中心位置からずらされた位置に配置
されていたために、ローターPTO軸はユニバーサルジ
ョイント部分で上下方向に屈曲するほか、左右方向にも
屈曲するため、ローター回転動力の伝達ロスやトルクの
変動及び回転むらを生じるほか、振動や振動音が発生す
るという問題があった。
決するための本発明は第1に走行機体1に植付機7を昇
降自在に連結し、該植付機7の前方位置に左右方向の代
掻用のローター22を回転駆動可能に且つ昇降自在に軸
支した機構において、上記ローター22を回転駆動する
PTO軸26を平面視において走行機体1及び植付機7
の略中心位置に前後方向に設けたことを特徴としてい
る。
植付機7を昇降自在に連結し、該植付機7の前方位置に
左右方向の代掻用のローター22を回転駆動可能に且つ
昇降自在に軸支した機構において、上記ローター22を
回転駆動するPTO軸26を該ローター22を植付機7
に対して上下調節可能に支持する左右の支点の略中心位
置に前後方向に設けた点にある。
に接地しながら回転駆動して代掻を行うとともに、その
直後に植付機7により苗の植付を行う。この時ローター
22を回転駆動する入力軸26は、走行機体1とロータ
ー22の略中心位置又はローター22を植付機7側に支
持する左右の支点の略中心位置においてローター22側
に連結されているので、上下方向には屈曲しているが、
左右方向には殆ど屈曲しないので、左右方向の屈曲に伴
う動力伝達ロスや回転むら、振動等が防止される。また
ローター22のローリングに伴う入力軸26の屈曲角の
大きい変動も防止される。
は前後輪2,3に支持され、機体1の運転席4の後方に
は苗のせ台6を斜設した植付機7が3点式昇降リンク8
を介して昇降自在に且つローリング可能に連結されてい
る。
ン9の後部と植付機7側の植付機フレーム10を構成す
る伝動ケース11の前端部との間には、機体1の略中央
位置において、植付伝動軸(PTO軸)12が2個以上
のユニバーサルジョイントを介して連結されており、上
記植付PTO軸12からの駆動力は伝動ケース11に配
設された複数のプランターケース13に分配されてい
る。
苗のせ台6の下端より苗を掻き取って植付ける植付部1
4が付設され、植付機7は伝動ケース11に付設された
複数のフロート16によって圃場面に昇降(植付深さ)
調節自在に接地支持されている。上記各植付部14の側
方には、植付作業に併行して土中にベースト施肥を行う
ペーストノズル17が付設され、該ペースト施肥は、機
体1の前方に設けた肥料タンク18からサクションホー
ス19,施肥ポンプ21を介して行われる。以上の構成
は従来公知の乗用田植機と同一の構成である。
付機7の幅に相当する長さのローラ状のローター22が
接地するように横設され、該ローター22は図3〜図6
に示すようにその中心部に多角形(六角形)断面のロー
ター軸23を挿通しており、該ローター軸23の左右略
中央位置にはギヤケース24が取り付けられるととも
に、該ギヤケース24の後端は、トランスミッション9
の後方下部との間でローター回転用入力軸(ローターP
TO軸)26で連結されている。25はローターPTO
軸を連結するユニバーサルジョイントである。
性のあるステンレスばね鋼板等よりなり、先端が波型の
凹凸をなすレーキ20が取り付けられ、次に述べる左右
のドラム型ローター22a,22a間のローターが転接
しない圃場面の整地作用を補う機構になっている。これ
によりローター22a,22a間の不整地部分がなくな
り、中央のセンサーフロート16による感知ミスや、不
整地による水張りの不均衡もなくなる。該レーキ20は
ギヤケース24又はローター22a,22aのローター
カバー25間に着脱自在に取り付けられる。
は、所定長さのドラム型のローター22aが軸23に嵌
合されて振り分け配置され、さらにその外側位置には篭
型ローター22bがそれぞれ同様に振り分け配置されて
いる。
に示すように、円筒状のドラム27の外周に4分割形成
された円弧形をなすブレード状の突起28が周面方向に
交互にく字形に屈曲するように且つ不連続的に固着され
ており、軸23を軸孔20に挿通するドラム27内端部
のプレート29と内周面との間には水抜き用の孔31が
設けられ、作業時に内部に浸入した水や泥水が直ちに外
部に排出されるようになっており、この構成により水等
の内部への残在による錆びの発生や作業中の左右の偏荷
重又は機体の前後バランスの狂いが防止される。
20でローター軸23に嵌合され、外周に多数の山型の
突起を形成した星型又は菊型のプレート32の外周に、
回転方向に対して一定の角度を形成する帯状の砕土板3
3が付設され、全体として中空の篭型をなしている。
機7側の植付部14の苗30の植付位置に対応して、周
縁に多数の鋸歯状の歯を交互に左右方向に傾斜屈曲させ
て突出せしめたリング状の砕土突起35を取り付けてお
り、この砕土突起35は後述する代掻時に、苗30の植
付位置だけは予め砕土して圃場を植付に適したものにし
ておくためのものである。該砕土突起35は鋸歯状のも
のに限らずピン状又は爪状のものを突出させたものでも
よい。
ローター22bとの間には、ローター軸23に回転自在
に嵌合されたベアリング34を介して、山型に湾曲した
支持用のステー36,36の前端が取り付けられ、該各
ステー36の後端は植付機フレーム10側にボルト37
で回動自在に取り付けられている。
向きに突出する調節レバー38が取り付けられ、左右の
調節レバー38を上下揺動することにより、植付機7に
対するローター22の高さ(即ち代掻レベル)が調節さ
れ、あるいはこれを上方まで持ち上げ状態にすることに
より通常の代掻きなしの植付作業がてきるようになって
いる。25′はローター22のサイドカバーである。
側に固設されたプレート状のレバーガイド39に挿通さ
れ、該レバーガイド39のガイド孔に形成した複数段の
係合用段部(いずれも図示しない)に、上記左右の調節
レバー38を係合させることにより、その傾斜角を調節
設定し、ローター22の高さを調節できる機構となって
いる。
行機体1及び植付機7の略中心で且つ前述した左右のス
テー36,36による支点間の略中心位置にあり、ユニ
バーサルジョイント25を介して少なくとも2箇所で上
下方向に屈曲しているが、左右方向には殆ど屈曲してい
ない。このため走行中植付機7及びローター22が機体
1に対してローリング作動しても殆ど横方向には屈曲し
ない。
う場合、耕起した圃場に浅めの潅水をした状態で走行機
体1を圃場に乗り入れ、リフトレバーを操作して油圧シ
リンダにより昇降リンク8のトップリンクを押し上げる
ことにより、ローター22及び植付装置7を上昇させた
状態で、運転席に着席した運転者が手を後方に延ばし
て、左右の調節レバー36,36を圃場が硬い場合は下
げ操作し、軟弱な場合は上げ操作してそれに対応するレ
バーガイド39の係止溝に係合することによりローター
22の高さを調節した後、該ローター22及び植付部1
4を駆動しながらローター22の下部が田面に浅く侵入
し、フロート16・・が接地するように下降させて本機
を走行させると、ローター22は耕起された土壌の表層
部分を代掻するが、それよりも下層は耕耘した段粒構造
のままとして残され、植付部14は苗のせ台6内のマッ
ト状苗を1株分ずつ掻き取って表層代掻された圃場に植
え付ける。
ム型ローター22aにおいては、ドラム27のまわりで
90°毎に交互に逆向きをなすらせん刃状の突起28に
より、土塊等が左右動させられながら効果的に砕土され
るとともに、均平化され且つ鎮圧される。特に上記のよ
うな突起28は容易に板金加工され、特開平6−7号公
報に示される丸棒状のものに比して板金加工が簡単で低
コストであるとともに、軽量で砕土効果も優れている。
方向にそれより大なる周速で回転しながら浅く代掻する
際、各砕土板33の作用面(下面)は、前方で小さい前
向き傾斜で土中に侵入し、順次傾斜角を小さくして軸心
より稍前方で一旦水平になる過程で鎮圧作用をなし、最
下部より少し前方から軸心の直下を経て更に後方へ回動
する過程で近傍で後ろ向き姿勢に交換しながら砕土作用
をなし、後部では順次垂直姿勢になりながら地上へ抜け
出し、この最終段階では泥土を後方又は上方へ跳ね出す
ことが少ない。更に前後の砕土板33の間に、耕起した
土塊が侵入すると、これを前記砕土板33の後縁(回転
方向前縁)が衝突して砕土する。このような鎮圧を伴う
代掻作用が高速回転する多数の各砕土板33により行わ
れることにより、均平しながら良好な表層代掻を行うこ
とができる。また、篭型ローター22bは非常に軽量に
形成できるので、機体の後部が異常に重くなることがな
く、かつ小動力により駆動し得る。
ば、ローター駆動入力用のPTO軸は平面視で機体の略
中心に前後方向に配置されるため、植付機及びローター
の作業中におけるローターPTO軸は、ユニバーサルジ
ョイントにおいて上下方向に折曲するのみで、左右方向
の折曲は殆ど生じない。このためローター回転駆動力の
伝達ロスやトルク変動及び回転むらの他、振動や振動音
の発生等が大きく緩和される。
左右支点の略中心位置に設けたため、左右支点での昇降
調節に伴う折曲角の変動が少なく、略初期設定通りのP
TO折曲角が保持できるので、上記同様の効果が得られ
るほか、左右の昇降調節作動がスムースに行われる利点
がある。
Claims (2)
- 【請求項1】 走行機体(1)に植付機(7)を昇降自
在に連結し、該植付機(7)の前方位置に左右方向の代
掻用のローター(22)を回転駆動可能に且つ昇降自在
に軸支した機構において、上記ローター(22)を回転
駆動するPTO軸(26)を平面視において走行機体
(1)及び植付機(7)の略中心位置に前後方向に設け
てなる代掻植付機における代掻用ローターの入力軸配置
構造。 - 【請求項2】 走行機体(1)に植付機(7)を昇降自
在に連結し、該植付機(7)の前方位置に左右方向の代
掻用のローター(22)を回転駆動可能に且つ昇降自在
に軸支した機構において、上記ローター(22)を回転
駆動するPTO軸(26)を該ローター(22)を植付
機(7)に対して上下調節可能に支持する左右の支点の
略中心位置に前後方向に設けてなる代掻植付機における
代掻用ローターの入力軸配置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06174785A JP3080539B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 代掻植付機における代掻用ローターの入力軸配置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06174785A JP3080539B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 代掻植付機における代掻用ローターの入力軸配置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH089730A JPH089730A (ja) | 1996-01-16 |
JP3080539B2 true JP3080539B2 (ja) | 2000-08-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3080539B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP06174785A patent/JP3080539B2/ja not_active Expired - Fee Related
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