JP3079930B2 - 磁器コンデンサ - Google Patents

磁器コンデンサ

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JP3079930B2 JP07008408A JP840895A JP3079930B2 JP 3079930 B2 JP3079930 B2 JP 3079930B2 JP 07008408 A JP07008408 A JP 07008408A JP 840895 A JP840895 A JP 840895A JP 3079930 B2 JP3079930 B2 JP 3079930B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁器コンデンサ、特
に銅焼付け電極からなる磁器コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】磁器コンデンサの電極を形成する場合、
従来は銀の微粉末を導電成分とし、これに低融点ガラス
フリットを含有させた銀ペ−ストを、スクリ−ン印刷法
等の手段で誘電体磁器素体上に塗布し、焼付けて構成す
るのが一般的であった。この銀焼付電極は電気的性質に
優れ、高周波特性が良好で、信頼性が高く、しかも電極
膜の形成が容易かつ簡便である等の長所を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
銀焼付け電極において、銀はコストが高く、コストダウ
ンに限界があった。
【0004】また、銀焼付け電極に、リード線等を半田
付けした場合、半田中に銀が拡散移行する「半田喰われ
現象」が発生しやすい傾向があるため、電極の密着性が
低下したり、或いは静電容量不足等の特性劣化を招くこ
とがあった。
【0005】また、シルバーマイグレーションが発生し
やすく、絶縁耐電圧の低下等、信頼性を損なうことがあ
った。特に、半田付けのサーマルショック等によって、
誘電体磁器素体にマイクロクラックが入るのを防止でき
ない場合にこのマイクロクラック内に銀が拡散移行し、
シルバーマイグレーションの進行が助長され、信頼性を
低下させる恐れがある。
【0006】上記した銀焼付け電極の欠点を改善する手
段として、特公平1−51003号公報に開示の銅の焼
付け電極がある。この銅の焼付け電極は、銅粉末と、ホ
ウケイ酸鉛、ホウケイ酸ビスマス、ホウケイ酸亜鉛の少
なくとも一種を主成分とするガラスフリットを含有し、
前記銅粉末に対する前記ガラスフリットの体積比が2乃
至40%の割合からなるものである。
【0007】この銅焼付け電極は、銅粉末とガラスフリ
ットを有機ビヒクル中に分散させてペースト化し、誘電
体磁器素体に対して、スクリーン印刷等の方法で塗布
し、これを中性雰囲気(N2 )中で焼付け加熱処理して
形成する。
【0008】しかし、銅焼付け電極は一般に800℃以
上の高温で焼付けし、電極を緻密化する必要がある。こ
の焼結緻密化が不十分な場合には、電極へ半田の浸透が
おこり、静電容量や端子強度の低下が発生する。また銅
は卑金属であるため、中性雰囲気中で焼付けて酸化を防
止しなければならないが、高温中性雰囲気中で焼付けす
ると誘電体磁器素体の還元が進み、コンデンサに加工し
た場合に容量低下する恐れがある。
【0009】上記した銅電極の酸化および半田付性にお
ける欠点を改善する手段として、特公平1−36243
号公報に開示の電子部品、導電皮膜組成物及び製造方法
がある。これは、銅粉末に対してボロン微粉末が5乃至
40wt%の割合で含有されることを特徴としている。
この場合ボロン微粉末の量が5wt%以下では、卑金属
微粉末の酸化が十分に防止できないとある。
【0010】また、特開平1−220303号公報に開
示の非酸化性の銅厚膜導体がある。これは、硼素マンガ
ン化合物の含有を特徴とした銅ペーストであるが、90
0℃の焼付け温度で導体化しており、低温焼成では導電
性の良好な厚膜導体が得られないという問題があった。
また、銅電極の表面に無機リン酸コートを施すことも必
要である。
【0011】また、特開平3−176903号公報に開
示の銅粉末を用いた導電性ペーストがある。これは、B
とB2 3 を含有したもので、B粉末の含有量は銅粉末
とB粉末の合計100wt%のうち3.5乃至3.9w
t%である。また、B23は銅粉末とB粉末の合計10
0wt%のうち2.0〜30.0wt%としている。こ
の場合もBとB2 3 の各成分の下限値以下では酸化抑
制の効果が見られないことを理由としている。
【0012】いずれも、銅ペーストに含まれる硼素
(B)化合物は、焼成時にはB2 3 となり、銅を弱酸
化性雰囲気から保護する機能を果たすと考えられる。し
かし、コンデンサの電極とした場合に、硼素化合物の添
加量が多い場合には、酸化防止の機能は果たしても電極
膜抵抗値が上がり、結果として静電容量の低減、誘電体
損失の増大といった電気特性の劣化を引き起こす。
【0013】上記先行技術における問題点より、硼素の
添加量は電極が酸化しない程度で可能な限り少量である
方が、静電容量、誘電体損失などの電気特性には有利で
あるといえる。すなわち、銅ペースト中に含有される硼
素化合物は、添加量によって規定されるのではなく、銅
添加量に対し硼素原子量換算の比率で規定されるべきで
ある。少量で硼素(B)を分散させるためには、Bは
B,B2 3 ,MnB2のように固形分添加されるより
も液体硼素添加物の方が分散性に優れると判断される。
【0014】したがって、この発明は半田喰われ現象や
シルバーマイグレーション等の発生を防止することがで
き、高周波特性、信頼性、半田付け性および寿命特性等
が非常に良好で、しかも静電容量が大きく、誘電体損失
の小さな高性能の磁器コンデンサを提供することを目的
とする。
【0015】また、耐湿負荷試験における容量低下率、
誘電体損失を低減し、信頼性の高い磁器コンデンサを提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
誘電体磁器素体の表面に、銅粉末と、ガラスフリット
と、有機ビヒクルと、硼酸エステル有機物溶液または
素の有機塩の溶液のいずれかを含有させたものからなる
導電性ペーストの焼付け電極が形成されていることを特
徴とするものである。
【0017】請求項2に係る発明は、前記硼酸エステル
有機物溶液は、高沸点硼酸エステル溶液または高沸点ア
ルコールを添加した低沸点硼酸エステル溶液であること
を特徴とするものである。
【0018】請求項3に係る発明は、前記硼酸エステル
有機物のうち高沸点硼酸エステルは、(Cn2n+1O)
3 Bにおいて、n≧4以上の側鎖を有するものであるこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項4に係る発明は、前記硼酸エステル
有機物のうち低沸点硼酸エステルは、硼酸メチル、硼酸
トリメチル、硼酸トリエチル、硼酸トリプロピルのいず
れかであることを特徴とするものである。
【0020】請求項5に係る発明は、前記硼素の有機塩
の溶液は、トリエチルボロン、ジメチルアミンボラン、
ナトリウムボロハイドライトであることを特徴とするも
のである。
【0021】請求項6に係る発明は、前記硼酸エステル
有機物溶液または硼素の有機塩の溶液は、銅粉末99.
5ないし99.99wt%に対して、硼素原子量換算で
0.01ないし0.5wt%の割合からなる焼付け電極
が形成されていることを特徴とするものである。
【0022】請求項7に係る発明は、固形成分である銅
粉末とガラスフリットは、銅粉末が80ないし98wt
%、ガラスフリットが2ないし20wt%からなり、前
記有機ビヒクルは、前記銅粉末とガラスフリットの固形
分70ないし90wt%に対して10ないし30wt%
の割合であることを特徴とするものである。
【0023】請求項8に係る発明は、前記ガラスフリッ
トは軟化点が350℃〜500℃であることを特徴とす
るものである。
【0024】請求項9に係る発明は、前記誘電体磁器素
体は、チタン酸バリウム系からなることを特徴とするも
のである。
【0025】この発明において、ガラスフリットの重量
比を上記した範囲に限定した理由は次の通りである。
【0026】すなわち、ガラスフリットの配合比を規定
するとすれば、銅粉末80ないし98wt%に対して2
〜20wt%の範囲に選定することが好ましい。つま
り、焼付けた電極と誘電体磁器素体との接着強度の劣化
を考慮した場合には、ガラスフリットは2wt%以上に
すればよく、一方、導電性、取得容量、誘電体損失の劣
化を考慮して、ガラスフリットは20wt%以下が好ま
しい。なお、銅粉末は、そのSEM粒径が10μm以下
のものが用いられる。粒径がこの範囲を外れると、電極
の焼結が不十分となるので、好ましくない。
【0027】また、硼酸エステル有機物溶液の含有量を
規定するとすれば、銅粉末99.5ないし99.99w
t%に対して0.01〜0.5wt%の範囲に選定する
ことが好ましい。すなわち、酸化防止の劣化を考慮した
場合には、含有量は0.01wt%以上にすればよく、
また半田付け性、導電性の劣化を考慮して0.5wt%
以下にすればよい。
【0028】銅粉末およびガラスフリットは不活性有機
ビヒクル、例えばエチルセルロースをテルピネオールに
溶解させたもの10〜30wt%の割合に対して90〜
70wt%の配合比で混練され、ペースト状に作られ
る。
【0029】また、ガラスフリットとしては、たとえば
硼素鉛亜鉛系ガラスがある。その軟化点を規定するとす
れば、ガラス焼付け時の低粘度、セラミック内への拡
散、電極とセラミックの接合不良を考慮した場合には、
軟化点を350℃以上にすればよく、一方、低温焼付
け、電極とセラミックの接合不良、誘電体損失、端子強
度の劣化を考慮して500℃以下にすればよい。
【0030】また、銅の酸化防止剤として、ペースト混
練時に液体である硼酸エステル有機物溶液が添加される
が、この硼酸エステル有機物は200℃付近で溶剤中の
BがB2 3 にガラス化する。このB2 3 が銅粉末を
コーティングするため焼成時の弱酸性雰囲気から銅の酸
化を保護することができる。
【0031】このように銅粉末がB2 3 で保護されて
いると、導電性ペースト中の硼素(B)が200℃でガ
ラス化した後に、ガラスフリットが350〜450℃で
軟化するために銅はガラスフリットに対して濡れがよ
く、600℃程度の焼成温度で半田の浸透を防止できる
程度に、緻密な銅電極を形成することができる。
【0032】
【作用】この発明の磁器コンデンサは、銅の酸化防止剤
として、ペースト混練時に液体である硼酸エステル有機
物溶液、または硼素の有機塩の溶液を添加するため、従
来技術より少量でペースト中に分散し、薄いB23膜を
電極上に形成でき、銅電極酸化防止剤の効果が得られ
る。また、銅焼付け電極は、銀焼付け電極と同様の電気
的、物性的特性を有するから、高周波特性の良好な磁器
コンデンサが得られることになる。
【0033】また、600℃の低温で銅が導体として焼
結するため、ガラスフリットやセラミックスを還元する
ことなく雰囲気焼成が可能である。したがって、セラミ
ックの還元による取得容量の低下がおこらないため、大
きな静電容量が得られ、誘電体損失の小さい磁器コンデ
ンサを提供することができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例にもとづいてこの発明の内容を
詳細に説明する。
【0035】(実施例1) まず、銅焼付け電極用の導電性ペーストを作製する工程
を説明する。粒径1μmの銅粉末80wt%と、酸化珪
素、酸化鉛または酸化亜鉛の少なくとも一種を主成分と
する特願平6−120253号に記載のPbO−B23
−ZnO系ガラスフリット8wt%、およびテルピネオ
ールにセルロース8wt%を溶解して作製した有機ビヒ
クル12wt%を準備した。次いで、高沸点硼酸エステ
ル有機物、高沸点アルコールを添加して揮発を防止した
低沸点硼酸エステル有機物いずれかの溶液を、それぞ
れ前記銅粉末99.5ないし99.99wt%に対し
て、硼素原子量換算で0.01ないし0.5wt%の割
合になるように添加させて、三本ロール等の混練機によ
り、十分に分散させて各種銅焼付け電極用ペーストを作
製した。
【0036】なお、固形成分である銅粉末とガラスフリ
ットの合計100wt%のうち90.9wt%が銅粉末
で、残りの9.1wt%がガラスフリットである。ま
た、有機ビヒクルは、銅粉末とガラスフリットの合計量
88wt%に対して、12wt%である。
【0037】これを、BaTiO3 85〜90重量%、
CaZrO3 8.5〜12.0重量%、MgTiO
3 0.5重量%以下、CeO2 0.5重量%以下、Bi
2 3 0.1〜1.0重量%、SnO2 0.1〜1.0
重量%からなる、特公昭60−31793号に記載のチ
タン酸バリウム系のセラミックに、スクリーン印刷によ
り塗布した後、中性雰囲気(N2 )中で、ピーク温度6
00℃保持時間10分、IN−OUT時間60分で焼付
け加熱処理を行った。
【0038】このようにして得られた磁器コンデンサの
静電容量、誘電体損失(DF)、端子強度、半田付性お
よび半田浸透の測定結果を表1に併せて示した。
【0039】表1において、電極引張り強度は直径1
4.0mm、厚さ0.5mmの円形状の誘電体磁器素体に前
述のようにして焼付けして形成した電極に直径0.6mm
のリード線を半田付けし、120mm/分の定速で、その
引張り強度を測定した。また、半田付け性は、前記電極
焼付け後の誘電体磁器素体をロジン系のフラックスを使
用して半田に浸漬し、その半田付け性を目視により判断
した。なお、半田付け性については、半田付面積が90
%以上を◎、50%以上を○、50%未満を×とした。
表1中*を付したものはこの発明範囲外のものであり、
それ以外はこの発明範囲内のものである。
【0040】表1から明らかなように、この発明による
ものは半田付け性がよく、また誘電体損失も小さく、さ
らに端子強度も大きい。
【0041】表1において、試料番号2のものは静電容
量と誘電体損失は良好な値を示しているが、端子強度が
低く半田付け性は不良であった。試料番号1、8、9、
10、14ものは誘電体損失が大きく、端子強度も低
く、半田が付かない。
【0042】また、図1に示す硼酸トリブチルのTG−
DTA分析によると、200℃付近で、硼素がガラス化
し、銅を外気から遮断するためバインダーの分解のため
に窒素中に供給している酸素に対し、銅を酸化から防止
できる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。
【0044】第1に、この発明に係る磁器コンデンサに
よれば、銅の酸化防止剤として、ペースト混練時に液体
である硼酸エステル有機物溶液または硼素の有機塩の
溶液のいずれかを添加するため、従来技術より少量でペ
ースト中に分散し、薄いB23膜を電極上に形成でき、
銅電極酸化防止の効果が得られる。したがって、ガラス
膜状となるB23が電極表面層に少なくなり、誘電体損
失が低減し、静電容量が向上する。
【0045】第2に、600℃の低温で銅が導体として
焼結するため、ガラスフリットやセラミックスを還元す
ることなく雰囲気焼成が可能である。したがって、セラ
ミックの還元による取得容量の低下がおこらないため、
大きな静電容量が得られ、誘電体損失の小さい磁器コン
デンサを提供することができる。
【0046】第3に、この発明に係る磁器コンデンサに
よれば、低温で焼成できることから、安価な焼成炉材が
使用でき、短時間焼成が可能なことから、窒素ガス・電
気など低ランニングコストで、かつ製造時間が削減さ
れ、コストダウンがはかれる。しかも銅焼付け電極は、
銀焼付け電極と同様の電気的、物性的特性を有するか
ら、高周波特性の良好な磁器コンデンサが得られる。
【0047】第4に、この発明に係る磁器コンデンサに
よれば、半田付けの時のサーマルショックにより誘電体
磁器素体にマイクロクラックが発生したとしても、シル
バーマイグレーション及び半田喰われ現象が皆無である
から、これらによる信頼性や寿命特性の劣化のない高信
頼度の磁器コンデンサを提供することができる。
【0048】第5に、この発明に係る磁器コンデンサに
よれば、電極が焼付けにより構成されているから、付着
力が強固で電極剥離等の生じ難い引張り強度の大きな電
極を有する磁器コンデンサを提供することができる。
【0049】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】硼酸トリブチルのTG−DTA分析図である。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体磁器素体の表面に、銅粉末と、ガラ
    スフリットと、有機ビヒクルと、硼酸エステル有機物溶
    または硼素の有機塩の溶液のいずれかを含有させたも
    のからなる導電性ペーストの焼付け電極が形成されてい
    ることを特徴とする磁器コンデンサ。
  2. 【請求項2】前記硼酸エステル有機物溶液は、高沸点硼
    酸エステル溶液または高沸点アルコールを添加した低沸
    点硼酸エステル溶液であることを特徴とする請求項1に
    記載の磁器コンデンサ。
  3. 【請求項3】前記硼酸エステル有機物のうち高沸点硼酸
    エステルは、(Cn2n+1O)3 Bにおいて、n≧4以
    上の側鎖を有するものであることを特徴とする請求項1
    または請求項2のいずれかに記載の磁器コンデンサ。
  4. 【請求項4】前記硼酸エステル有機物のうち低沸点硼酸
    エステルは、硼酸メチル、硼酸トリメチル、硼酸トリエ
    チル、硼酸トリプロピルのいずれかであることを特徴と
    する請求項1または請求項2のいずれかに記載の磁器コ
    ンデンサ。
  5. 【請求項5】前記硼素の有機塩の溶液は、トリエチルボ
    ロン、ジメチルアミンボラン、ナトリウムボロハイドラ
    イトであることを特徴とする請求項1に記載の磁器コン
    デンサ。
  6. 【請求項6】前記硼酸エステル有機物溶液または硼素の
    有機塩の溶液は、銅粉末99.5ないし99.99wt
    %に対して、硼素原子量換算で0.01ないし0.5w
    t%の割合からなる焼付け電極が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の磁器コンデンサ。
  7. 【請求項7】固形成分である銅粉末とガラスフリット
    は、銅粉末が80ないし98wt%、ガラスフリットが
    2ないし20wt%からなり、前記有機ビヒクルは、前
    記銅粉末とガラスフリットの固形分70ないし90wt
    %に対して10ないし30wt%の割合であることを特
    徴とする請求項1記載の磁器コンデンサ。
  8. 【請求項8】前記ガラスフリットは軟化点が350℃〜
    500℃であることを特徴とする請求項1に記載の磁器
    コンデンサ。
  9. 【請求項9】前記誘電体磁器素体は、チタン酸バリウム
    系からなることを特徴とする請求項1記載の磁器コンデ
    ンサ。
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