JP3079797U - 着物の帯 - Google Patents

着物の帯

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴に改良帯枕を使用して二重に巻く帯結びに
適した帯を提供する。 【解決手段】 袋帯あるいは名古屋帯等の着物用の帯の
長手方向の一方の端部である手先の端(H)からくじら
尺で3尺約114センチメートルの位置に図柄(2)
(16)の中心(G)(L)が位置するように帯(1)
(8)の少なくとも表面に二巻き結び用の図柄(2)
(16)を設ける。これにより、改良帯枕に止めた帯
(1)(8)を胴に二巻きすると丁度胴前の中心に図柄
(2)(16)の中心(G)(L)が位置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、袋帯あるいは名古屋帯等の着物用の帯に関する。
【0002】
【従来の技術】
袋帯あるいは名古屋帯等の着物用の帯では、帯結びを容易にするため、従来、 改良帯枕と呼ばれる道具が用いられている。このような従来の帯は、図柄が複数 箇所に設けられ、それぞれの図柄の中心が、おたいこの中心や、胴に一巻きした とき、胴前の中心に位置するように設定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
帯の端部の近傍を、改良帯枕に止め、帯を胴に一巻きすると、丁度、図柄の中 心が胴前の中心となる。帯を胴に一巻きした後は、帯の残りの部分を胴のうしろ でたたみ込み、おたいこの中に入れている。しかしながら、この方式によると、 一巻き後の帯の余り部分が長いため、胴のうしろで、たたみ込む作業が容易でな く、ひとりで帯を結ぶのが容易でなかった。胴に巻いた帯が長く余らないように するには、帯を二重に胴に巻くことが考えられる。この場合、胴に二巻きした帯 は長く余らないので、帯結びが極めて単純化され、帯結びを簡単に行うことがで きるようになるという利点がある。しかしながら、帯を胴に二巻きにしたとき、 胴前の中心に図柄の中心が位置するような図柄を有する帯が従来存在しない。そ のため、従来の帯では、胴に二巻きしたとき、胴前(正面)に図柄の中心が現れ ないので、従来の帯は二巻きの帯結びに適さないという問題点があった。 本考案は上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、袋帯あるいは名古屋帯等の着物用の帯で あって、帯の長手方向の一方の端部である手先の端から約114センチメートル の位置に図柄の中心が位置するように帯の少なくとも表面に二巻き結び用の図柄 を設けたものである。 また本考案は、複数の所定の箇所に図柄が設けられた袋帯あるいは名古屋帯等 の着物用の帯であって、前記図柄とは別に、帯の長手方向の一方の端部である手 先の端から約114センチメートルの位置に図柄の中心が位置するように帯の少 なくとも表面に二巻き結び用の図柄を設けたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。 図1において、(1)は着物用袋帯であり、全長がくじら尺で1丈1尺2寸( 約425センチメートル)に設定されている。
【0006】 (2)は、袋帯(1)の表面側に設けられた図柄であり、帯(1)の手先の端( H)即ち帯(1)の長手方向の一方の端からくじら尺で3尺(約114センチメ ートル)のところに図柄(2)の中心(F)が位置している。袋帯(1)の表面 には、前記図柄(2)の他に図柄(3)(4)(5)(6)(7)が設けられて いる。(B)(C)(D)(E)(G)は図柄(7)(6)(5)(4)(3) の中心を示している。
【0007】 前記図柄(7)の中心(G)は、袋帯(1)の、太鼓のたれ端(A)から7. 5センチメートルのところに設定され、前記図柄(6)の中心(C)は、たれ端 (A)から66センチメートルのところに設定され、前記図柄(5)の中心(D )は、たれ端(A)から133センチメートルのところに設定され、前記図柄( 4)の中心(E)は、たれ端(A)から228センチメートルのところに設定さ れ、前記図柄(3)の中心(G)は、手先の端Hから19センチメートルのとこ ろに設定されている。
【0008】 前記図柄(3)(4)(5)(6)(7)の配置は、従来の袋帯の図柄の配置 と同じであり、本実施形態では、従来の袋帯の図柄の配置に加えて、図柄中心( F)が手先の端(H)から114センチメートル(くじら尺で3尺)に位置する ように、二巻き用の図柄(2)が設けられている。従来の袋帯の図柄の配置は、 図示する位置以外にも種々のものが存在するが、本考案の帯の図柄は、従来の帯 の図柄配置を併用することができる。
【0009】 前記袋帯(1)を、改良帯枕(図示省略)を用いて結ぶとき、帯(1)を胴に 一巻きしたとき、胴の前(正面)の中心に、丁度図柄(4)の中心(E)が位置 するように、図柄(4)が配置されている。通常は、帯(1)を胴に一巻きし、 図柄(4)を胴の前の中心に位置させた後、帯(1)の余った部分を胴のうしろ でたたみ込み、おたいこの中に入れる。
【0010】 しかるに、本実施形態では、帯(1)を胴に一巻きした後更にもう一度胴に巻 いて帯(1)を二重巻きとする。このとき、図3に示すように、図柄(2)の中 心(F)が丁度胴の前の中心に位置するように設定されている。胴のうしろの改 良帯枕に止めた帯(1)を胴に二重に巻いたとき、女性の体型に個人差が存する が、帯(1)の胴前の中心の位置は、手先の端(H)から丁度くじら尺で3尺( 114センチメートル)となることが実験的に確認された。
【0011】 従って、図柄(2)の中心(F)は、帯(1)を胴に二巻きすると、丁度胴前 即ち正面の中心に位置することになる。このことは、全ての帯に共通しており、 本実施形態では、袋帯について説明したが、九寸名古屋帯や八寸名古屋帯等にも 本考案を使用することができる。
【0012】 図2は、全長くじら尺で9尺6寸即ち約374センチメートルの九寸名古屋帯 (8)の一例を示したものであり、(9)(10)(11)は従来の配置の図柄 を示し、(12)(13)(14)(15)は無地部分を示している。図柄(1 0)の中心(J)は、帯(8)のたれ端(A)からくじら尺で1尺8寸(約68 センチメートル)に設定され、図柄(11)の中心(K)は、たいこのたれ端( A)からくじら尺で、4尺4寸(約167センチメートル)に設定されている。
【0013】 帯(8)には、これら従来の配置位置の図柄(9)(10)(11)と併用し て、二巻き用の図柄(16)が設けられ、該図柄(16)の中心(L)は、帯( 8)の手先の端(H)からくじら尺で3尺即ち約114センチメートルの位置に 設定されている。帯(8)のたれ端(A)側の所定位置を改良帯枕に止め、おた いこの中心に、図柄(10)の中心(J)を合わせた状態で、帯(8)を胴に二 重に巻いたとき、丁度、図柄(16)の中心(L)が胴前の中心即ち正面に位置 する。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上述の如く、帯の一方の端である手先の端からくじら尺で3尺約11 4センチメートルの位置に図柄の中心が位置するように二巻き用の図柄を設けた ので、おたいこに止めた帯を胴に二巻きすると丁度胴前の中心に帯の図柄の中心 を位置させることができる。そのため、帯を二巻きに適した帯とすることができ 、帯結びを簡単に行うことができるという効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の説明図である。
【図2】本考案の他の実施形態を示す説明図である。
【図3】本考案の説明図である。
【符号の説明】 1 袋帯 2 図柄 3 図柄 4 図柄 5 図柄 6 図柄 7 図柄 8 名古屋帯 9 図柄 10 図柄 11 図柄 12 無地部分 13 無地部分 14 無地部分 15 無地部分 16 図柄

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋帯あるいは名古屋帯等の着物用の帯で
    あって、帯の長手方向の一方の端部である手先の端から
    約114センチメートルの位置に図柄の中心が位置する
    ように帯の少なくとも表面に二巻き結び用の図柄を設け
    たことを特徴とする着物の帯。
  2. 【請求項2】 複数の所定の箇所に図柄が設けられた袋
    帯あるいは名古屋帯等の着物用の帯であって、前記図柄
    とは別に、帯の長手方向の一方の端部である手先の端か
    ら約114センチメートルの位置に図柄の中心が位置す
    るように帯の少なくとも表面に二巻き結び用の図柄を設
    けたことを特徴とする着物の帯。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101558173B (zh) * 2006-11-14 2013-05-01 丹尼利机械设备股份公司 退火和酸洗工艺

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