JP3079433B2 - 電子ファイリング装置および画像編集位置表示方法 - Google Patents

電子ファイリング装置および画像編集位置表示方法

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JP3079433B2
JP3079433B2 JP02129662A JP12966290A JP3079433B2 JP 3079433 B2 JP3079433 B2 JP 3079433B2 JP 02129662 A JP02129662 A JP 02129662A JP 12966290 A JP12966290 A JP 12966290A JP 3079433 B2 JP3079433 B2 JP 3079433B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、DTP(デスク・トツプ・パブリツシン
グ)や、WP(ワードプロセツサ)、PPC(ポータブル・
パーソナル・コンピユータ)、その他各種の画像データ
処理機能を備えた電子フアイリング装置の改良に係り、
特に、画像データの複写・移動・差込み等の編集操作等
に際して、操作対象として画面上で指定されたカーソル
の編集用メモリ上における実際の位置の情報を、編集画
面上に長さ単位で表示することができるようにして、編
集時の操作性を向上させた電子ファイリング装置および
画像編集位置表示方法に関する。
従来の技術 一般に、DTPやWP等の画像データ処理機能を備えた電
子フアイリング装置では、編集画面上に表示される領域
の大きさと編集用メモリ上に設けられた実際の編集領域
の大きさとは異なる場合が大半であり、多くの場合に、
編集画面の方が小さい。
そのため、画像データの複写・移動・差込み等の編集
に際して、編集画面上に表示される画像データの範囲
は、実際に編集される用紙1枚分(1イメージ)の編集
用メモリ領域の一部であり、編集対象である用紙1枚分
の全体の状態について、編集画面を見るだけで正確に把
握するには熟練を要する。
ここで、表示される編集画面の領域と、実際に編集さ
れる編集用メモリ上の全画像データの領域との関係につ
いて、一例を説明する。
第7図は、読込まれる原画像データが記録された用紙
の一例を示す図である。
この第7図で、用紙のサイズをA4版(210mm×297mm)
とする。
この用紙をスキヤナ等の画像入力手段(以下、スキヤ
ナという)によつて画像データ(イメージデータ)とし
て取込み、編集用メモリに取込まれた画像データをデイ
スプレイ等の表示手段(以下、デイスプレイという)の
編集画面上に表示して、複写・移動・差込み等の編集処
理を行う。
ところが、すでに述べたように、デイスプレイの解像
度等を考慮すると、編集画面の方が小さいので、第7図
の用紙上に記録された画像データの全てを、編集画面上
に一度に表示することはできない。
そのため、一般に、編集用メモリから、現在編集対象
とする領域の画像データを抽出して、デイスプレイの画
面上に表示している。
次の第8図は、第7図の画像データが格納される編集
用メモリの一例を示す図である。図面において、21は編
集用メモリ、22はその表示エリア、PCはポインテイング
デバイスが指示する位置を示すカーソル、x,yはカーソ
ルPCの原点からの距離を示す。
先に述べた第7図のA4版(210mm×297mm)のイメージ
をスキヤナによつて取込むと、この第8図のような画像
データが編集用メモリ21に格納され、斜線を付けた表示
エリア22の画像データが編集対象とされる。
しかし、編集画面上からは、編集用メモリ21上におけ
るカーソルPCの位置(x,y)を知ることはできない。
ところが、オペレータは、現在の作業の状態によつ
て、編集対象の画像データを全体的に把握したかつた
り、あるいは、現在表示されている画面が用紙1枚分の
全体において、どのような位置関係にあるか知りたい、
というケースが実用上しばしば発生する。
通常、画面スクロールやレイアウト表示等によつて、
全体的な把握や、全体におけるカーソル位置等を判断し
ているが、特に画像データの複写・移動・差込み等の編
集処理では、操作対象として現在カーソルが指示してい
る編集用メモリ21上の実際の位置を正確に把握しなけれ
ば、見映えのよい画像データの文書を迅速に作成するこ
とはできない。
しかしながら、従来の電子フアイリング装置では、カ
ーソルが指示している編集用メモリ21上の実際の位置を
簡単に知ることができないので、画像データの複写・移
動・差込み等の編集時に、見映えのよい画像データを作
成するために、オペレータは、何回も同じような操作を
繰返えす必要があり、操作性が低い、という不都合があ
つた。
発明が解決しようとする課題 この発明では、従来の画像データ編集機能を備えた電
子フアイリング装置におけるこのような不都合、すなわ
ち、画像データの複写・移動・差込み等の編集時に、表
示画面上からは実際に作成される画像全体の状態が正確
に判断できないので、見映えのよい画像を迅速に作成す
ることができず、操作能率がよくない、という不都合を
解決し、編集画面上に表示されたカーソルについて、そ
の位置を編集用メモリ領域における長さ単位で表示する
ことにより、編集対象の領域全体の画像データの状態
や、編集用メモリ上における所望の位置や領域の大きさ
等の把握を可能にし、見映えのよい画像編集が迅速かつ
容易に行えるようにして、操作性を向上させた電子ファ
イリング装置および画像編集位置表示方法を提供するこ
とを目的とする。
具体的にいえば、編集画面上のカーソル位置を編集用
メモリ領域における長さ単位で表示する絶対位置の表示
と、領域の設定時等に、カーソルで指示された編集用メ
モリにおける領域の大きさを長さ単位で表示する相対位
置の表示、とが可能であるようにして、画像データの編
集時の操作性を向上させることを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明では、 画像データを入力する画像入力手段と、コード情報や
制御情報等の入力と画面上の位置を指示するカーソルを
操作するキー入力手段と、画像データを記憶する編集用
メモリと、画像データ等を表示する表示手段と、該表示
手段の画面上における座標位置を指示するカーソルを操
作する座標位置指示手段とを具備し、画像データの編集
機能を備えた電子フアイリングシステムにおいて、 前記座標位置指示手段やキー入力手段によつて指定さ
れた表示画面上のカーソル位置を、編集用メモリの領域
における長さ単位で表示する位置表示手段を備えてい
る。
実 施 例 次に、この発明の画像データ編集機能を備えた電子フ
アイリング装置について、図面を参照しながら、その実
施例を詳細に説明する。
理解を容易にするために、まず、この発明の電子フア
イリング装置が特徴としているカーソル位置の表示、す
なわち、位置表示について述べる。
この発明では、従来と同様に、位置表示を行わない編
集画面と、位置表示を行う編集画面との選択が可能であ
る。
位置表示(この位置表示は、後述の相対位置に対して
絶対位置の表示)を行う場合には、現在カーソルが指示
している編集用メモリ上の位置を算出し、編集画面上の
所定のエリアに、その位置の情報を、例えば「X=△△
△mm」、「Y=△△mm」のように、長さ単位で表示す
る。
この場合には、編集用メモリ上の位置を算出するため
の処理時間が必要であり、しかも、カーソルが移動され
る毎に、常に現在の位置を示す数値に変更しなければな
らないので、その分だけシステム全体の処理能率が低下
する。
しかし、編集操作において、オペレータは、常にこの
ような位置に関する情報を必要としている訳ではない。
そこで、編集操作上、このような位置表示を必要とす
るときに、位置表示を行うように指示し、不要になつた
ときは、位置表示を行わないように指示することによつ
て、システム全体の処理能率の低下を防止している。
また、位置表示の表現形式としては、すでに説明した
カーソルが指示する編集用メモリ上の位置の情報(絶対
位置)のみを表示する形式の他に、例えば複写・移動・
差込み等の編集時に、複写・移動等の対象とする領域
(サイズ)に関する情報(相対位置)を併せて表示した
り、あるいは、単にこの領域に関する情報のみを表示す
る形式も可能である。
最初に、カーソルが指示する編集用メモリ上の位置の
情報(絶対位置)のみを表示する場合について説明す
る。
第2図は、第8図に示した編集用メモリに格納された
画像データについて、その編集画面の一例を示す図で、
位置表示が行われない状態を示す図である。図面におい
て、23は表示画面、24はメニユーバー、25はアイコン部
で、25aはその位置表示の選択項目、26はコマンドライ
ン、27はスクロールバーを示す。
この第2図の表示画面は、この発明の電子フアイリン
グ装置による位置表示(絶対位置)が行われる前の状態
を示しており、基本的には、従来と同様である。
この表示画面では、アイコン部25に、各種の動作を指
示するための選択項目が設けられているが、この発明の
電子フアイリング装置では、位置表示を選択(設定)す
るための項目(25a)が新たに設けられている。
この項目(25a)は、位置表示を行う/行わないの指
示をするオン/オフのスイツチ機能を有しており、一回
の操作毎にオン,オフ状態が切換えられ、次の指示があ
るまで、その状態を保持する。
なお、画像データの編集には、このような項目選択に
は、一般に、ポインテイングデバイスが使用されてお
り、また、アイコン部25内の各項目選択は、ポインテイ
ングデバイスの指示で行われるので、以下の説明でも、
ポインテイングデバイスで指示する場合とする。しか
し、キーボード等によつて画像編集を行う作業状態で
は、カーソルキーや機能キー等によつても同様の操作が
可能であり、必ずしもポインテイングデバイスを使用す
る場合に限定されない。
位置表示のオン/オフを制御するスイツチがオフ状
態、すなわち、位置表示が行われない編集画面は、この
第2図のような画面である。
そして、もし、正確なカーソルの位置を知る必要がな
ければ、そのまま編集操作を行う。
また、正確な位置を知りたいときは、この第2図の編
集画面上で、ポインテイングデバイスの操作によつて、
カーソルPCをアイコン部25内の位置表示の選択項目25a
へ移動させ、その位置でクリツク(ボタンを押下)すれ
ば、この発明の電子フアイリング装置による位置表示の
編集画面に切換えられる。
第3図は、この発明の電子フアイリング装置におい
て、編集画面上に位置表示を行つた状態の一例を示す図
で、(1)は編集画面、(2)は位置表示の拡大図であ
る。図面における符号は第2図と同様であり、また、28
はポインテイングデバイスが指示する位置(カーソルP
C)を全編集領域における長さ単位で表示する位置表示
エリアを示す。
先の第2図で、位置表示のオン/オフを制御するスイ
ツチの操作(項目25aの選択)によつてオン状態にすれ
ば、この第3図(1)に示すような編集画面が表示され
る。
この第3図(1)の編集画面で、右下方の位置表示エ
リア28には、第3図(2)に詳しく示すように、カーソ
ルが表示されている位置について、その位置情報が、
「X=132mm」、「Y=86mm」のように、全編集領域に
おける長さ単位で表示される。
ここでは、表示単位が「mm」の場合を示しているが、
他の長さの単位で表示することも可能であることは明ら
かである。
この場合の長さは、先の第8図に示した編集用メモリ
21で、左上隅を原点とし、矢印方向を正としたとき、カ
ーソルPCが指示する距離(x,y)の値と同じである。
そして、第3図(1)のように、位置表示のオン/オ
フを制御するスイツチがオン状態のときは、その後のカ
ーソルPCの移動に対応して、リアルタイムで位置表示エ
リア28内に表示される数値が変化され、常に、現在のカ
ーソル位置が表示される。
したがつて、オペレータは、この位置表示エリア28の
数値によつて、編集用メモリ上におけるカーソルの実際
の位置を正確に知ることができ、所際の位置を迅速に指
示することが可能になるので、操作性が著しく向上され
る。
以上の実施例では、編集用メモリ上のカーソルの位置
の情報(絶対位置)のみを表示する場合について説明し
た。
しかし、すでに述べたように、この発明の電子フアイ
リング装置では、編集用メモリ上のカーソルの位置の情
報(絶対位置)と共に、編集画面上に設定された領域
(サイズ)に関する情報(相対位置)を表示することも
可能である。
領域の設定操作は、画像データの複写・移動・差込み
等の編集時に多く行われる。
例えば、原画像データについて、複写・移動等の対象
とする領域を設定したり、さらに、その原画像データの
複写・移動先について、領域を設定する必要がある。
次に、カーソルの位置の情報と、設定された領域(サ
イズ)に関する情報とを表示する場合について、具体的
に説明する。
この場合には、先の第3図(1)に示した編集画面
で、アイコン部25内に、絶対位置と相対位置とを表示す
るための選択項目を設けておけばよい。
第4図は、この発明の電子フアイリング装置におい
て、編集画面上に位置表示を行つた状態の他の一例を示
す図である。図面において、29は位置表示エリア、30は
領域サイズ表示エリアを示し、また、AとBはそれぞれ
設定される領域の左上隅と右下隅の点を示す。
この第4図の実施例では、編集画面上の左上隅に位置
表示エリア29、右下隅に領域サイズ表示エリア30が、そ
れぞれ設けられている場合を示す。
この第4図の編集画面は、先の第3図(1)と基本的
に同様であり、例えば、複写,移動先等の領域を設定す
る場合には、この第4図の編集画面上で、左上隅の点A
を指定し、その後、右下隅の点Bを指定する。
このように、設定する領域の相対する2点A,Bを指定
すれば(いわゆる対角指示方式)、この第4図のような
矩形領域が設定される。
このような領域を設定する場合には、絶対位置と相対
位置とを表示するための選択項目が、ポインテイングデ
バイスのカーソルによつて指示されてクリツクされる
と、先の第3図(1)の場合と同様に、カーソルの移動
に対応して、位置表示エリア29に、カーソルの位置が数
値で表示されるが、この処理は、絶対位置のみを表示す
る場合と同様である。
次の第5図は、第4図の表示画面に対応する編集用メ
モリの一例を示す図である。図面において、31は編集用
メモリ、32は表示エリア、また、AとBはそれぞれ第4
図の編集画面上の点A,Bに対応する位置を示す。
先の第4図の編集画面上には、この第5図の編集用メ
モリ31において、表示エリア32内の画像データが表示さ
れている。
そして、第4図の編集画面上で、ポインテイングデバ
イスを操作して、最初に点Aを指定すると、第5図の編
集用メモリ上における点Aの位置(絶対位置)が、第4
図の画面上の左上隅に設けられた位置表示エリア29に表
示される。
次に、第4図の編集画面上で、同様にポインテイング
デバイスを操作して、設定する領域の右下隅の点Bを指
定する(カーソルで指示した後クリツクする)と、画面
上の右下隅に設けられた領域サイズ表示エリア30に、点
Aを基点とした点Bの位置(相対位置)、すなわち、設
定された領域の大きさが、「dx=××mm」,「dy=○○
mm」のように、長さの単位で表示される。
したがつて、オペレータは、これらの位置表示エリア
29や、領域サイズ表示エリア30に表示された数値によつ
て、複写,移動先等の位置と、設定された領域の大きさ
を正確に知ることができ、所際の位置と領域とを迅速か
つ容易に設定することが可能になる。
また、複写や移動に限らず、消去領域や回転領域、さ
らに、拡大,縮小等の領域設定においても、同様で、表
示された位置や領域のサイズの数値により、所望の位置
をカーソル操作によつて、容易に指定することができ
る。
例えば、複写先の位置と、拡大・縮小処理後の実際の
大きさ(領域のサイズ)とを、これらの数値から判断す
ることが可能になるので、所望の位置へ拡大・縮小処理
を伴う複写操作を迅速かつ正確に実行することができ
る。
なお、画像領域や複写先領域の指定方法としては、必
ずしも対角指示方法を用いることは必要でなく、その他
の指定方法でもよい。
以上に説明したこの発明の電子フアイリング装置の機
能は、次に述べる第1図の構成によつて実現される。
第1図は、この発明の画像データ処理機能を備えた電
子フアイリング装置について、その要部構成の一実施例
を示す機能ブロツク図である。図面において、1はキー
ボード、2はキーボード入力制御部、3はCPU、4はポ
インテイングデバイス(座標位置指示手段)、5はポイ
ンテイングデバイス入力制御部、6は画面制御部、7は
画像編集制御部、8は表示画像上カーソル位置制御部、
9は位置表示選択部、10は表示装置、11は印刷制御部、
12は印刷装置を示す。
この第1図に示したブロツク図では、表示画像上カー
ソル位置制御部8と、位置表示選択部9とが、この発明
の電子フアイリング装置において付加されており、ま
た、CPU3が、第2図から第5図に関連して説明した位置
表示に関する処理の制御を司る。その他の構成は、基本
的に従来の電子フアイリング装置と同様である。
表示画像上カーソル位置制御部8は、第2図に示した
アイコン部25内で、位置表示の選択項目25aの設定操作
によつて、位置表示を行う指示がある状態(オン状態)
で動作する。
そして、編集用メモリの領域において、カーソルで指
示された位置を検知して、その位置の情報(絶対位置)
を長さ単位で作成し、また、設定された領域に関する情
報を表示する指示があつたときは、先の第5図の編集用
メモリ上における点A,B間の長さを算出して、領域に関
する情報(相対位置)を作成し、画像編集制御部7へ出
力する。
位置表示選択部9は、位置表示を行う/行わないの指
示の設定に関する処理を行う機能を有している。位置表
示を行う場合には、その処理に要する時間だけ、システ
ム全体の処理能率が低下するので、オペレータの選択に
より、編集操作上必要のときだけ位置表示を行う。
なお、この位置表示選択部9は、先の第2図に示した
アイコン部25内に設けられた位置表示の選択項目25aの
機能に対応しているが、キーボード上の所定の機能キー
に、この位置表示の選択の機能を割当てておくことによ
つても実施可能である。
CPU3は、図示されないプログラムによつて、すでに述
べた絶対位置や相対位置による位置表示の処理を制御す
る。
具体的には、先の第2図と第3図に関連して説明した
ように、カーソルが指示する編集用メモリ上の位置の情
報(絶対位置)を、表示装置10の画面上に表示するため
の制御と、先の第4図と第5図に関連して説明したよう
に、例えば複写・移動・差込み等の編集時に、複写・移
動等の対象とする領域(サイズ)に関する情報(相対位
置)をカーソル位置の情報(絶対位置)と共に表示する
ための制御を司る。なお、領域に関する情報(相対位
置)だけを独立して表示することも可能である。
次に、この発明の電子フアイリング装置における位置
表示の処理について、フローチヤートを参照して詳しく
説明する。
第6図は、この発明の電子フアイリング装置につい
て、画像編集時における位置表示の処理の主要な流れを
示すフローチヤートである。図面において、#1〜#17
はステツプを示す。
画像編集時には、この第6図のフローがスタートし、
ステツプ#1で、画像を入力し、次のステツプ#2で、
入力された画像を画面上に表示する。
ステツプ#3で、カーソルの実位置を表示するか否か
について判断する。
このステツプ#3の判断で、カーソルの実位置を表示
するときは、次のステツプ#4へ進み、編集用メモリ上
におけるカーソルの位置(絶対位置)を演算して、その
数値を編集画面上の所定のエリア(第3図の28)に表示
する。なお、カーソルの移動があつたときは、このステ
ツプ#3と#4の処理は常に繰返えされるが、フローを
簡略化するために、この部分のステツプは省略してい
る。
ステツプ#5で、カーソルの実位置の表示を続行する
か否か監視し、もし、表示を行わない指示があれば、ス
テツプ#6へ進んで、カーソル位置の表示を消去した
後、再び、先のステツプ#3へ戻り、以上同様の処理を
繰返えす。
また、ステツプ#5の判断で、カーソル位置の表示を
続けるときは、ステツプ#7へ進み、カーソル位置の表
示が行われている編集画面上で、画像編集の操作が行わ
れる。
ステツプ#8で、画像編集の終了の指示があるか否か
監視し、画像編集の終了の指示がなければ、先のステツ
プ#5へ戻り、カーソル位置の表示を行わない指示があ
るまで、ステツプ#5,#7,#8の処理を繰返えす。
もし、ステツプ#8で、画像編集の終了の指示を検知
したときは、ステツプ#17へ進み、この第6図のフロー
を終了する。
これに対して、ステツプ#5で、カーソル位置の表示
を行わない指定を検知したときは、先のステツプ#3へ
戻る。
ステツプ#3で、カーソルの実位置を表示しないこと
を判断したときは、ステツプ#9へ進み、領域設定のた
めのカーソル操作について、編集用メモリ上に設定され
る領域の大きさ(相対位置)を表示する指示があるか否
か判断する(なお、すでに実位置の表示が行われている
状態でも同様の処理が行われるが、この第6図では、フ
ローを簡略化するため、および相対位置のみの表示も可
能であるから、以下のステツプ#9〜#14を、カーソル
の相対位置の表示処理として独立に示している)。
ステツプ#9で、相対位置の表示の指示があつたこと
を検知すると、ステツプ#10へ進み、編集用メモリ上に
おける最初のカーソルの位置(第4図の点Aの位置)の
情報を取込み、ステツプ#11で、次の位置(第4図の点
Bの位置)の入力の有無の監視を行う。
ステツプ#11で、次の位置の入力があつたこと(クリ
ツクされた)を検知すると、ステツプ#12へ進んで、そ
の位置(第4図の点B)の情報を取込み、2点間の情報
から領域のサイズ(相対位置)を演算して、その数値を
編集画面上の所定のエリア(第4図の30)に表示する。
ステツプ#13で、領域サイズ(相対位置)の表示を続
行するか否か監視し、もし、表示を行わない指示があれ
ば、ステツプ#14へ進んで、領域サイズの表示を消去し
た後、ステツプ#16へ進み、画像編集を続行し、編集の
終了が指示されると、この第6図のフローを終了する。
また、先のステツプ#9で、相対位置の表示の指示が
ないときは、ステツプ#15へ進み、通常の画像編集を行
い、ステツプ#16で、編集の終了の指示を検知すると、
この第6図のフローを終了する。
なお、すでに述べたように、この発明の電子フアイリ
ング装置では、通常の画像編集の画面上に、編集用メモ
リ上におけるカーソルの実際の指示位置(絶対位置)
や、設定された領域のサイズ(相対位置)を所望の時点
で任意に表示可能であり、実際には、この第6図に関連
して説明した位置表示の処理は、画像編集と併行的に実
行される。したがつて、第6図のフローは、その主要な
部分を示しているに過ぎない。
また、カーソルの位置(絶対位置)の表示について
は、必ずしも、カーソルの移動毎に、その数値を変更す
る処理は不要であり、例えば、クリツク(イベント)に
よつて表示されたときに、現在の位置を示す数値が表示
されるようにすれば、システムの処理能率の低下を減少
させることができる。
さらに、設定された領域のサイズ(相対位置)につい
ては、一般に、カーソルの指示位置(絶対位置)と同時
に表示すれば、操作上便利であるが、カーソルの指示位
置を知る必要がないときは、同様にシステムの処理能率
を考慮して、設定された領域のサイズについてのみ表示
することもできるようにしている。
発明の効果 この発明の画像データ編集機能を備えた電子フアイリ
ング装置によれば、画像データの編集時に、画面上の編
集領域中のポインテングデバイス・カーソルや、キー入
力装置のカーソルの編集用メモリ(用紙の実サイズに対
応する)上の位置が、通常の長さの単位で画面上に表示
されるので、画面上だけでは把握しきれない全体の状態
や、全体的に見たときのカーソル位置(絶対位置)を正
確に知ることが可能となる。
また、領域設定等の操作では、編集用メモリ上に設定
される領域の大きさ(相対位置)についても、通常の長
さの単位で画面上に表示することができるので、オペレ
ータは、必要に応じて、これらの位置表示を行うことに
より、編集用メモリ上におけるカーソルの位置を正確に
把握することが可能となり、画像データ等の文書作成の
操作が簡略化されると共に、見た目にも美しく、見映え
のよい画像を作成することができる。
さらに、編集時の作業状態に応じて、このような指示
位置の表示/不表示を選択できるようにすしているの
で、位置表示を必要としないときには、システムの処理
性能を上げることが可能となり、応答のスピードアツプ
によつて、迅速に編集作業を行うことができる、等の多
くの優れた効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の画像データ処理機能を備えた電子
フアイリング装置について、その要部構成の一実施例を
示す機能ブロツク図、 第2図は、第8図に示した編集用メモリに格納された画
像データについて、その編集画面の一例を示す図で、位
置表示が行われない状態を示す図、 第3図は、この発明の電子フアイリング装置において、
編集画面上に位置表示を行つた状態の一例を示す図、 第4図は、この発明の電子フアイリング装置において、
編集画面上に位置表示を行つた状態の他の一例を示す
図、 第5図は、第4図の表示画面に対応する編集用メモリの
一例を示す図、 第6図は、この発明の電子フアイリング装置について、
画像編集時における位置表示の処理の主要な流れを示す
フローチヤート、 第7図は、読込まれる原画像データが記録された用紙の
一例を示す図、 第8図は、第7図の画像データが格納される編集用メモ
リの一例を示す図。 図面において、1はキーボード、2はキーボード入力制
御部、3はCPU、4はポインテイングデバイス、5はポ
インテイングデバイス入力制御部、6は画面制御部、7
は画像編集制御部、8は表示画像上カーソル位置制御
部、9は位置表示選択部、10は表示装置、11は印刷制御
部、12は印刷装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを入力する画像入力手段と、コ
    ード情報や制御情報等の入力と画面上の位置を指示する
    カーソルを操作するキー入力手段と、画像データを記憶
    する編集用メモリと、画像データ等を表示する表示手段
    と、該表示手段の画面上における座標位置を指示するカ
    ーソルを操作する座標位置指示手段とを具備し、画像デ
    ータの編集機能を備えた電子ファイリング装置におい
    て、 画面上のアイコン部内に設けられた位置表示選択項目の
    オン・オフに対応して起動し、位置表示を行う、または
    行わないの指示の設定処理を行う位置表示選択部と、 位置表示を行う指示がある状態で起動し、編集用メモリ
    の領域のカーソルで指示された位置を検知して、該位置
    の絶対位置を長さ単位で作成し、該絶対位置を位置表示
    エリアに表示するとともに、設定された領域に関する情
    報を表示する指示があったときには、該編集用メモリ上
    における領域に関する相対位置を長さ単位で作成し、該
    相対位置を領域サイズ表示エリアに表示する表示画像上
    カーソル位置制御部と を備えたことを特徴とする電子ファイリング装置。
  2. 【請求項2】電子ファイリング装置の画像編集時におけ
    る編集位置表示方法において、 入力された画像を画面上に表示し、 カーソルの絶対位置を表示するか否かの判断の結果、表
    示する場合には、編集用メモリ上のカーソル位置を演算
    して、演算結果の数値を編集画面上の第1のエリアに表
    示し、 該カーソルの移動があったときには、上記処理を繰り返
    し行い、 該カーソルの絶対位置を表示するか否かの判断の結果、
    該カーソルの相対位置を表示する場合には、該編集用メ
    モリ上における最初のカーソルの位置と次の位置の入力
    位置の各情報を取込み、2点間の情報から領域のサイズ
    を演算して、演算結果の数値を編集画面上の第2のエリ
    アに表示する ことを特徴とする画像編集位置表示方法。
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