JP3078911U - 継手金物 - Google Patents

継手金物

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JP3078911U
JP3078911U JP2001000093U JP2001000093U JP3078911U JP 3078911 U JP3078911 U JP 3078911U JP 2001000093 U JP2001000093 U JP 2001000093U JP 2001000093 U JP2001000093 U JP 2001000093U JP 3078911 U JP3078911 U JP 3078911U
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修一郎 石森
Original Assignee
株式会社石森屋材木店
鈴木 博
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 桁または梁と柱とを強固に結合できる継手金
物を提供する。 【解決手段】 下階側の柱5と桁6と上階側の柱7にそ
れぞれねじ込まれる第1及び第2の大径ボルト42、4
2、43、43に金属板41、41、41、41を結合
させることにより、下階側の柱5と桁6と上階側の柱7
を強固に固定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、桁または梁と柱を結合する際に用いる継手金物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の建設現場において、桁または梁と柱とを結合するために継手金物が用い られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、桁または梁と柱とを強固に結合できる継手金物は従来なかった。
【0004】 本考案の課題は、桁または梁と柱とを強固に結合できる継手金物を提供するこ とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、例えば、図1に示すように、桁6または梁と柱5、7 を結合する際に用いる継手金物4であって、柱5、7の側面に当接されて取付穴 41eを有する正面部41a、桁6または梁の上面あるいは下面に当接されて取 付穴41dを有する端面部41b、これら端面部41b及び正面部41aに連続 する両側面部41cを備える金属板41と、桁6または梁の下面あるいは上面か らねじ込まれて少なくとも一面に開口するねじ穴42aを有する第1の大径ボル ト42と、柱5、7の側面からねじ込まれて側面に開口するねじ穴43a、43 aを有する第2の大径ボルト43と、前記金属板41の前記端面部41bの前記 取付穴41dから前記第1の大径ボルト42の前記ねじ穴42aにねじ込まれる 第1の取付ボルト44と、前記金属板41の前記正面部41aの前記取付穴41 eから前記第2の大径ボルト43の前記ねじ穴43aにねじ込まれる第2の取付 ボルト45と、からなることを特徴とする。
【0006】 請求項1記載の考案によれば、金属板の端面部を桁または梁の上面あるいは下 面に当接し、その金属板端面部の取付穴から第1の取付ボルトを桁または梁にね じ込まれた第1の大径ボルトのねじ穴にねじ込んで、金属板を桁または梁に結合 し、金属板の正面部を柱の側面に当接し、その金属板正面部の取付穴から第2の 取付ボルトを柱にねじ込まれた第2の大径ボルトのねじ穴にねじ込んで、金属板 を柱に結合することによって、桁または梁と柱とを強固に結合できる。
【0007】 請求項2記載の考案は、例えば、図1に示すように、前記金属板41を4個、 両端面に開口する前記ねじ穴42a、42a、43a、43aを有する前記第1 及び第2の大径ボルト42、43を2本ずつ、前記第1及び第2の取付ボルト4 4、45を4個ずつ用い、下階側の柱5の上端に桁6を挟んで上階側の柱7の下 端を載せた状態で、桁6に2本の前記第1の大径ボルト42、42をねじ込む一 方、上下階の柱5、7に前記第2の大径ボルト43、43をそれぞれねじ込んで 、桁6の上下面で上下階の柱5、7の両側面の4個所に前記金属板41、41、 41、41をそれぞれ設け、桁6を挟んで上下の前記金属板41、41、41、 41を、前記端面部41b、41b、41b、41bの前記取付穴41d、41 d、41d、41dから前記第1の大径ボルト42、42の前記ねじ穴42a、 42a、42a、42aに前記第1の取付ボルト44、44、44、44をそれ ぞれねじ込んで互いに結合するとともに、上下階の柱5、7を挟んで両側の前記 金属板41、41、41、41を、前記正面部41a、41a、41a、41a の前記取付穴41e、41e、41e、41eから前記第2の大径ボルト43、 43の前記ねじ穴43a、43a、43a、43aに前記第2の取付ボルト45 、45、45、45をそれぞれねじ込んで互いに結合したことを特徴とする。
【0008】 請求項2記載の考案によれば、上下の金属板端面部の取付穴からその間に挟ま れた桁内の第1の大径ボルトのねじ穴に第1の取付ボルトをそれぞれねじ込んで 桁に上下の金属板を結合し、両側の金属板正面部の取付穴からその間に挟まれた 上下階の各柱内の第2の大径ボルトのねじ穴に第2の取付ボルトをそれぞれねじ 込んで上下階の柱に両側の金属板を結合することによって、下階の柱と桁と上階 の柱とを強固に結合できる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】 実施形態の継手金物4は、図1から図3に示すように、下階側の柱5と桁6と 上階側の柱7とを結合させるものである。継手金物4は、下階側の柱5と桁6あ るいは上階側の柱7と桁6に当接する金属板41、41、41、41と、桁6の 上面からねじ込まれる第1の大径ボルト42、42と、下階側の柱5あるいは上 階側の柱7の側面からねじ込まれる第2の大径ボルト43、43と、金属板41 、41、41、41と第1の大径ボルト42、42とを結合させる第1の取付ボ ルト44、44、44、44と、金属板41、41、41、41と第2の大径ボ ルト43、43とを結合させる第2の取付ボルト45、45、45、45とを備 えている。
【0011】 金属板41は、下階側の柱5あるいは上階側の柱7の側面に当接される正面部 41aと、桁6の上面あるいは下面と当接される端面部41bと、これら端面部 41b及び正面部41aの両側に連続する側面部41cを備える。そして、この 端面部41bには、取付ボルト44が挿通する取付穴41dが設けられ、この正 面部41aには、取付ボルト45が挿通する取付穴41eが設けられる。
【0012】 第1の大径ボルト42及び第2の大径ボルト43は、図4に示すように、ねじ 穴42a、43aが両面に開口する点を除いて、第1の実施形態の大径ボルト1 5と同じような雄ねじ部42b、43bを有する部品である。
【0013】 次に、上記継手金物4を用いた下階側の柱5と桁6と上階側の柱7の施工方法 について説明する。 まず、桁6の所定の位置に第1の大径ボルト42、42をあらかじめねじ込ま せ、下階側の柱5及び上階側の柱7の所定の位置にも第2の大径ボルト43をそ れぞれねじ込ませてから、下階側の柱5と桁6と上階側の柱7を組み付ける。そ して、桁6の下側については、下階側の柱5の両側面と桁6の下面に2個の金属 板41、41を配置する。この金属板41、41の正面部41a、41aは下階 側の柱5の側面に当接し、その端面部41b、41bは桁6の下面に当接する。 そして、端面部41b、41bの取付穴41d、41dからその間に挟まれた桁 6内の第1の大径ボルト42のねじ穴42a、42aに第1の取付ボルト44、 44をそれぞれねじ込んで桁6に金属板41、41を結合し、正面部41a、4 1aの取付穴41e、41eからその間に挟まれた下階側の柱5内の第2の大径 ボルト43のねじ穴43a、43aに第2の取付ボルト45、45をそれぞれね じ込んで下階側の柱5に金属板41、41を結合する。一方、桁6の上側につい ては、桁6を挟んで下側の構造と対称となるので、その施工方法も下側と同様で ある。
【0014】 以上の実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。 金属板41、41、41、41の端面部41b、41b、41b、41bの取 付穴41d、41d、41d、41dからその間に挟まれた桁6内の第1の大径 ボルト42、42のねじ穴42a、42a、42a、42aに第1の取付ボルト 44、44、44、44をそれぞれねじ込んで桁6に金属板41、41、41、 41を結合し、正面部41a、41a、41a、41aの取付穴41e、41e 、41e、41eからその間に挟まれた下階側の柱5及び上階側の柱7内の第2 の大径ボルト43、43のねじ穴43a、43a、43a、43aに第2の取付 ボルト45、45、45、45をそれぞれねじ込んで下階側の柱5及び上階側の 柱7に金属板41、41、41、41を結合することによって、下階の柱5と桁 6と上階の柱7とを強固に結合できる。
【0015】 なお、以上の実施の形態においては、上下階の柱と桁とを結合させたが、本考 案はこれに限定されるものではなく、例えば、柱と梁のみを結合させても良い。 また、継手金物の材料や具体的形状等も任意であり、その他、具体的な細部構 造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0016】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、桁または梁と柱とを強固に結合できる。
【0017】 請求項2記載の考案によれば、下階の柱と桁と上階の柱とを強固に結合できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の継手金物を適用した実施形態を示すも
ので、継手金物と上下階の柱と桁との組付状態を示す側
面図である。
【図2】本考案の継手金物と上下階の柱と桁との組付状
態を示す正面図である。
【図3】本考案の継手金物と上下階の柱と桁との組付状
態を示す平面図である。
【図4】実施形態における継手金物の構成部品である第
1及び第2の大径ボルトを示す正面図である。
【符号の説明】
4 継手金物 41 金属板 41a 正面部 41b 端面部 41c 側面部 41d、41e 取付穴 42 第1の大径ボルト 42a ねじ穴 42b 雄ねじ部 43 第2の大径ボルト 43a ねじ穴 43b 雄ねじ部 44 第1の取付ボルト 45 第2の取付ボルト 5 下階側の柱 6 桁 7 上階側の柱

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桁または梁と柱を結合する際に用いる継
    手金物であって、 柱の側面に当接されて取付穴を有する正面部、桁または
    梁の上面あるいは下面に当接されて取付穴を有する端面
    部、これら端面部及び正面部に連続する両側面部を備え
    る金属板と、 桁または梁の下面あるいは上面からねじ込まれて少なく
    とも一面に開口するねじ穴を有する第1の大径ボルト
    と、 柱の側面からねじ込まれて側面に開口するねじ穴を有す
    る第2の大径ボルトと、 前記金属板の前記端面部の前記取付穴から前記第1の大
    径ボルトの前記ねじ穴にねじ込まれる第1の取付ボルト
    と、 前記金属板の前記正面部の前記取付穴から前記第2の大
    径ボルトの前記ねじ穴にねじ込まれる第2の取付ボルト
    と、 からなることを特徴とする継手金物。
  2. 【請求項2】 前記金属板を4個、両端面に開口する前
    記ねじ穴を有する前記第1及び第2の大径ボルトを2本
    ずつ、前記第1及び第2の取付ボルトを4個ずつ用い、 下階側の柱の上端に桁を挟んで上階側の柱の下端を載せ
    た状態で、桁に2本の前記第1の大径ボルトをねじ込む
    一方、上下階の柱に前記第2の大径ボルトをそれぞれね
    じ込んで、桁の上下面で上下階の柱の両側面の4個所に
    前記金属板をそれぞれ設け、 桁を挟んで上下の前記金属板を、前記端面部の前記取付
    穴から前記第1の大径ボルトの前記ねじ穴に前記第1の
    取付ボルトをそれぞれねじ込んで互いに結合するととも
    に、 上下階の柱を挟んで両側の前記金属板を、前記正面部の
    前記取付穴から前記第2の大径ボルトの前記ねじ穴に前
    記第2の取付ボルトをそれぞれねじ込んで互いに結合し
    たことを特徴とする請求項1記載の継手金物。
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