JP3078585B2 - レンズメ−タ− - Google Patents

レンズメ−タ−

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JP3078585B2
JP3078585B2 JP03057797A JP5779791A JP3078585B2 JP 3078585 B2 JP3078585 B2 JP 3078585B2 JP 03057797 A JP03057797 A JP 03057797A JP 5779791 A JP5779791 A JP 5779791A JP 3078585 B2 JP3078585 B2 JP 3078585B2
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lens
mark
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lens meter
eye
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幹雄 倉地
正直 藤枝
俊昭 水野
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Nidek Co Ltd
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Nidek Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズメ−タ−に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンズメ−タ−で眼鏡用レン
ズの光学特性を測定した際、測定箇所を明確にするた
め、レンズに印点を施すいわゆる印点作業をすることが
知られている。この印点作業により印される印点は通
常、測定光軸上の1点と該1点を挟んだ同一直線上の2
点の計3点からなる。そして、3点のうち中央の1点に
より主にレンズの光学中心が、他の2点により乱視軸角
度が決定できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような印
点方法には次のような難点がある。即ち、これまでのよ
うな印点の方法では右眼用のレンズと左眼用のレンズを
外観上区別できないので印点作業終了後は相当の注意力
をもって保管することが必要であり、注意を怠ると判別
できなくなってしまう。
【0004】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、印点作業後のレンズが右眼用であるか左眼用である
か容易に判別でき、作業者の負担を軽減できるレンズメ
−タ−を提供することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のことを特徴とする。 (1) 眼鏡レンズの光学特性を測定する測定光学系
を有するレンズメーターにおいて、その測定結果に基づ
いて眼鏡用レンズ上に光学中心及び乱視軸方向を示す
印点を施す第1印点装置と、測定された眼鏡用レンズが
用か右用かを判別するためのマークを選択的に眼
鏡用レンズ上に付与する第2印点装置と、備えること
を特徴としている。
【0006】(2) (1)のレンズメーターにおい
て、前記第2印点装置は眼鏡用レンズ上に付与するマー
クを左眼用のマークとするか右眼用のマークとするかを
選択する選択スイッチと、選択されたマークを所定の位
置に移動する駆動手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0007】(3) (1)のレンズメーターにおい
て、前記第1印点装置は印点を施すためにペン先を下降
させる下降手段と、左眼用のマーク又は右眼用のマーク
の印点機構を該下降手段に選択的に連結して下降させる
手段とを備えることを特徴としている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例1】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はレンズメ−タ−の外観斜視図である。ま
ずレンズメ−タ−の全体構成について説明する。このレ
ンズメ−タ−は被検レンズに測定指標を投影する投影光
学系、被検レンズを載置するレンズ載置台、レンズ載置
台に載せられたレンズを上方から押さえるレンズ押え、
被検レンズを透過した測定光を受光しその偏位を検出す
る検出光学系、装置を制御し演算を行う制御系、アライ
メント用マ−クや測定結果を表示するモニタ、測定モ−
ドや表示モ−ドを選択するスイッチ群、測定後レンズに
印点を施す印点装置とから大略構成されている。図1に
おいて1はレンズ押えであり、2はレンズ載置台、また
3は印点装置である。
【0013】次にこのレンズメ−タ−の印点装置3につ
いて説明する。図2は1実施例を示す一部断面を有する
側面図であり、図3は印点装置3の主要部を示す正面図
である。4は円筒状の印点支基であり、その一端にはア
−ム5をもち本体内のスライド部6と一体になってい
る。スライド部6は本体に固定されたレ−ル7に沿って
上下動し、これにしたがって印点支基4も上下動する。
そしてスライド部6とレ−ル7との間に掛け渡されたば
ね8により印点支基4を下方に移動させると上方へ復帰
させる力が働く構成となっている。
【0014】印点支基4の両端には図3のように蓋9,
10が印点支基4に対して回転可能に取り付けられてい
る。11は中継部材であり、それぞれ両端が蓋9,10
に固定され、蓋9,10とともに回転すると同時に蓋
9,10の脱落を防止している。また、蓋10は軸12
と螺合しており、この軸12を含めた蓋9,10および
中継部材11は印点支基4の軸を中心に一体的に回転自
在であり、ばね13により常に一回転方向に付勢され、
常には図2の状態になっている。そして中継部材11に
はア−ム14が固定され、その3本の指にはそれぞれ印
点部材15a,15b,15cが直線上に同一間隔で取
り付けられている。印点部材は先端にインクペン先をも
つとともに内部にインクボトルをもちレンズ上面に印点
を施すものである。
【0015】16,17はそれぞれ一端に印点部材1
8,19をもつ回転部材であり、この回転部材16,1
7は印点支基4に枢支されるとともにスリ−ブ20,2
1により軸方向の移動が規制され回転のみ可能となって
いる。そしてこの回転部材16,17はそれぞればね2
2,23により一方向に付勢されており常には図2の状
態になっている。また回転部材16,17にはそれぞれ
ピン24,25が植設されている。26は蓋10に一体
的に固定されたレバ−であり、このレバ−26には印点
支基4と平行な方向にスライドできる連動板27が保持
されている。連動板27は図1に示すような目盛りが刻
されレバ−26の目盛りR,Lとの間をスライドする。
また、連動板27には2つの切り欠き27aと27bが
設けられている。
【0016】次に本実施例の動作について説明する。レ
ンズの屈折力等の測定が終了した時点では各印点部材1
5a,15b,15c,18,19は水平な位置にあ
る。測定がなされたレンズが左用である場合、連動板2
7の目盛りをLに合わせる。このときピン24は連動板
27と重なり合うがピン25は切り欠き27bにより連
動板27から逃げている(図3のb)。この状態でレバ
−26を90度倒すと印点部材15a,15b,15c
がレバ−26と一体であるので90度回転してペン先が
下方を向くのと同時にピン24が連動板27に押され回
転部材16が90度回転して印点部材18のペン先が下
方を向く。この状態でレバ−26を下方に押し下げれば
印点部材15a,15b,15cと印点部材18とによ
り、レンズの印点がなされ、図4(a)に示すように左
眼用であることがわかる。印点のマ−クは点にかぎら
ず、図4(b)のようにL等の文字などどのようなもの
であっても良い。
【0017】同様に測定がなされたレンズが右用である
場合は連動板27の目盛りをRに合わせる。このときピ
ン25は連動板27と重なり合うがピン24は切り欠き
27aにより連動板27から逃げている(図3のc)。
この状態でレバ−26を90度倒すと印点部材15a,
15b,15c及び印点部材19のペン先が下方を向
き、この状態でレバ−26を下方に押し下げれば図5
(a)に示すような印点がなされ右眼用であることがわ
かる。印点のマ−クは点にかぎらず、図5(b)のよう
にR等の文字などどのようなものであっても良い。
【0018】
【実施例2】以下に本発明の第2の実施例について説明
する。図6は第2の実施例を示す一部断面図であり、第
1の実施例と共通の部分については図に同一番号を付
し、説明を省略する。具体的には図番号4乃至25であ
る。31は蓋10に一体的に固定されたレバ−である。
さらに蓋10には図6に示すパルスモ−タ32が一体的
に取り付けられている。モ−タ32の出力軸33にはガ
イドネジ34が取り付けられている。このガイドネジ3
4は、内周面の一方にメネジの切られた円筒状の連結軸
35と螺合している。
【0019】一方、蓋9には図6に示すような延長部3
6が設けられ、この延長部36にガイド軸37がガイド
ネジ34と同軸となるように固定されている。前述の連
結軸35はガイド軸37とも挿通しており、軸方向に設
けられたガイド溝35aがガイド軸37に植設されたね
じ38と係合することにより軸回りの回転ができなくさ
れている。また、連結軸35のA−A断面は第7図のよ
うであり、B−B断面は第8図のようであるのでモ−タ
32の回転による連結軸35の前進後進によってピン2
4あるいはピン25が連結軸35と重なったりしなかっ
たりできる構成となっている。
【0020】次に本実施例の動作について説明する。レ
ンズの屈折力等の測定が終了した時点では各印点部材1
5a、15b、15c、18、19はやはり水平な位置
にある。測定が成されたレンズが左用である場合、図示
しない左右選択用の左用スイッチを押しパルスモ−タ3
2を駆動し連結軸35を図6において左方向に移動させ
る。こうすると、ピン24は連結軸35と重なり合うが
ピン25は連結軸35から逃げる。この状態でレバ−3
1を90度倒すと印点部材15a,15b,15cがレ
バ−31と一体であるので90度回転してペン先が下方
を向くのと同時にピン24が連結軸35におされ回転部
材16が90度回転して印点部材18のペン先が下方を
向く。この状態でレバ−31を下方に押し下げれば印点
部材15a,15b,15cと印点部材18とにより、
レンズの印点がなされ、図4に示すように左眼用である
ことがわかる。
【0021】同様に測定がなされたレンズが右用である
場合はやはり図示しない左右選択用の右用スイッチを押
しパルスモ−タ32を駆動して連結軸35を図6におい
て右方向に移動させる。こうすると、ピン25は連結軸
35と重なり合うがピン24は連結軸35から逃げる。
この状態でレバ−31を90度倒すと印点部材15a、
15b、15c及び印点部材19のペン先が下方を向き
レバ−31を下方に押し下げれば図5に示すような印点
がなされ右眼用であることがわかる。なお、左右選択用
のスイッチは測定デ−タを記憶したり表示するために左
右を指定するスイッチが兼ねるものであってもよいこと
はもちろんである。
【0022】
【実施例3】以下に本発明の第3の実施例について説明
する。図9は本実施例を示す一部断面図であり、図10
はその平面図である。図9においてSは測定用のレンズ
であり、測定用のレンズ載置台2上に載置されている。
1はレンズ押えであり、レンズと当接する3本の足をも
つ。このレンズ押え1は図に示すように右用の印点部材
41と左用の印点部材42をそれぞれ鉛直方向に保持し
ている。印点部材41,42はそれぞれレンズ押え1に
垂設された外筒43と、ボタンやインクつぼ等を一体的
に保持し外筒43にそって移動可能な可動部44と、外
筒43と可動部44との間にかけられ可動部44を上方
に付勢するばね45とからなる。
【0023】以下に本実施例の動作について説明する。
レンズ載置台2に載置されたレンズSはレンズ押え1に
よって固定され屈折力等の測定がなされる。この測定後
図示しない公知の印点部材により光学中心と光学中心を
挟んだ2点に印点がなされる。しかし、上記3点ではレ
ンズが右用であるのか左用であるのか判別できない。そ
こでレンズが右用である場合には右用の印点部材41の
ボタンを押し「R」等のマ−クを印字する。レンズが左
用である場合にも同様に左用の印点部材42のボタンを
押し「L」等のマ−クを印字して左右の区別をする。
【0024】
【発明の効果】本発明のレンズメ−タ−によれば、印点
作業後のレンズが右眼用であるか左眼用であるか容易に
判別でき、作業者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズメ−タ−の外観斜視図である。
【図2】印点装置の一部断面を有する側面図である。
【図3】印点装置の主要部を示す正面図である。
【図4】左眼用レンズの場合の印点の様子を示す説明図
である。
【図5】右眼用レンズの場合の印点の様子を示す説明図
である。
【図6】印点装置を示す一部断面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】図6のB−B断面図である。
【図9】実施例3の印点装置を示す一部断面図である。
【図10】図9の一部平面図である。
【符号の説明】
1 レンズ押え 2 レンズ載置台 3 印点装置 15a,15b,15c,18,19,41,42 印
点部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/02 G02C 7/00 - 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡レンズの光学特性を測定する測定
    光学系を有するレンズメーターにおいて、その測定結果
    に基づいて眼鏡用レンズ上に光学中心及び乱視軸方向
    を示す印点を施す第1印点装置と、測定された眼鏡用
    ンズが左用か右用かを判別するためのマークを選択
    的に眼鏡用レンズ上に付与する第2印点装置と、備え
    ことを特徴とするレンズメーター。
  2. 【請求項2】 請求項1のレンズメーターにおいて、前
    記第2印点装置は眼鏡用レンズ上に付与するマークを左
    眼用のマークとするか右眼用のマークとするかを選択す
    る選択スイッチと、選択されたマークを所定の位置に移
    動する駆動手段とを備えることを特徴とするレンズメー
    ター。
  3. 【請求項3】 請求項1のレンズメーターにおいて、前
    記第1印点装置は印点を施すためにペン先を下降させる
    下降手段と、左眼用のマーク又は右眼用のマークの印点
    機構を該下降手段に選択的に連結して下降させる手段と
    を備えることを特徴とするレンズメーター。
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