JPH07214995A - 図形座標作成装置 - Google Patents

図形座標作成装置

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JPH07214995A
JPH07214995A JP6012432A JP1243294A JPH07214995A JP H07214995 A JPH07214995 A JP H07214995A JP 6012432 A JP6012432 A JP 6012432A JP 1243294 A JP1243294 A JP 1243294A JP H07214995 A JPH07214995 A JP H07214995A
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    • G01B5/004Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 図形座標作成装置でマーカーを特定位置に正
確に合わせるための微動装置と、マーク点の表示が明瞭
なマーカーを提供することを目的とする。 【構成】 一方向に走行可能なローラー13を設けた本
体1と、この走行方向に対して左右方向に回動可能な測
桿2よりなり、測桿のトレース部21で座標等を追跡し
て測定する操作と同時に計算手段が入力装置12で指定
した特定位置を計算して表示装置11に表示し、この表
示とマーカー25の座標位置との差が零になるように測
桿を移動する図形座標作成装置で、本体の走行方向の微
動調節用第一ホイール22と測桿の回動方向の微動調節
用第二ホイール23を設け、これらのホイールは常時は
弾性体で紙面より離間しているように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平面図形の輪郭に沿って
トレースすることによって、この平面図形の図心等の特
定座標位置を平面図形上にマークする図形座標作成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は既知の図形で図心等の図形特定座
標位置は本体の入力装置で指定することにより、内部の
計算手段が計算して測桿のトレース部のトレース点の近
傍に設けられたマーカー位置の座標と入力した図形特定
座標位置の座標とのずれを表示装置に表示する。この場
合、表示装置上のマーカー位置の座標と入力した図形特
定座標位置の座標とのずれが零となるように測桿を移動
させることによって指定された図形特定座標位置にマー
カーを移動させ、マークすることが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、精密な作図が
必要な場合には、図形特定座標位置に正確にマーカーを
合わせることは相当な熟練を要し、従って誤差も大きく
なってしまう。又、正確に図形特定座標位置にマーカー
を合わせても、マーク点の表示が不明瞭であることが多
い。
【0004】本発明は上述の問題を解決して、マーカー
を容易に図形特定座標位置に正確に合わせることが可能
な微動装置と、明瞭にマーク点の表示が可能なマーカー
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、一直線方向のみに走行可能なように走行方向に垂
直な一直線の水平軸の両端にローラー13を設けた本体
1と、この本体1の走行方向に対して水平面上で左右方
向に回動可能に本体1に枢支された測桿2、3とを設
け、本体1には表示装置11と、入力装置12と、計算
手段を設け、測桿2、3のトレース部21、31で座
標、面積、長さ等を追跡して測定する操作と同時に計算
手段が図形特定座標位置を計算し、この図形特定座標位
置を表示装置11に表示し、この表示が零となるように
トレース部21、31を移動するように構成した図形座
標作成装置において、測桿2、3にはマーカー25と、
本体1の走行方向の微動調節用の第一ホイール22、3
2と、測桿2、3の回動方向の微動調節用の第二ホイー
ル23、33とを設け、第一及び第二ホイール22、3
2、23、33は弾性体24、34により常時は測定図
形の紙面より離間して保持されているものである。
【0006】第一ホイール22は測桿2の先端部分に設
けられ、測桿2の枢支軸14とトレース部21のトレー
ス点211を結ぶ直線に対して垂直方向の水平軸により
回転可能に保持されているものと、測桿3の中間部分に
設けられ、第一ホイール32の水平軸はローラー13の
水平軸と常に平行に保持されているものとがある。
【0007】後者の第一ホイール32の水平軸はローラ
ー13の水平軸と常に平行に保持されている場合には、
第一ホイール32の水平軸は測桿3の枢支軸14との間
でベルト35によるリンク機構でローラー13の水平軸
と平行が保持されるものと、バー36によるリンク機構
でローラー13の水平軸と平行が保持されるように構成
されているものがある。
【0008】第二ホイール23、33は測桿2、3の枢
支軸14に向かう方向の水平軸により回転可能に保持さ
れているものである。又、マーカー25は紙面を押圧す
る中心針と、この中心針の周囲に小円を描く鉛筆芯を中
心針を中心として回転保持する回転体よりなるものであ
る。
【0009】
【作用】上述のように、図形特定座標位置の近くまでは
従来の図形座標作成装置の測桿と同じ操作で移動させ、
最後の微動区間で第一ホイール又は第二ホイールを保持
している弾性体の弾力に抗して紙面に押し付けながら回
転させることにより、容易に微動しながら正確に図形特
定座標位置にマーカーを移動させる。
【0010】又、マーカーを図形特定座標位置に合わせ
た後、マーカーの中心針を紙面に押圧して、鉛筆芯を保
持している回転体を一回転させると、マーカーの中心針
の針跡を中心とした小円が描かれるので、操作後、容易
にマーク点を確認できる。なお、鉛筆での小円は作業
後、消しゴムで消すと、図形上に余分なマークを消去す
ることが出来る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の図形座標作成装置の一実施例
の平面図、図2は同じく側面図、図3は測桿の延長方向
から見た側面図、図4は裏面図である。この図形座標作
成装置は表示装置11、入力装置12、内部に図示しな
い計算装置と、横方向の両側に一直線方向のみに走行可
能なように走行方向に垂直な一直線の水平軸に回転可能
に保持されたローラー13を設けた本体1と、この本体
1の走行方向に対して左右方向に回動可能に本体1の枢
支軸14に保持された測桿2よりなる。
【0012】測桿2には先端部にはトレース部21が設
けられ、更に全体(本体1及び測桿2)を本体1の走行
方向へ移動させる微動調節用の第一ホイール22と、測
桿2を回動方向へ移動させる微動調節用の第二ホイール
23とが測桿2の裏面側の板バネ等の弾性体24で図形
の描かれている紙面から僅かに離間するように保持され
ている。
【0013】なお、第一ホイール22の水平軸は本体1
の枢支軸14と測桿2のトレース部21のトレース点2
11とを結ぶ直線に垂直になるように保持されている。
又、第二ホイール23の水平軸は枢支軸14に向かう方
向に保持されている。
【0014】更に、測桿2の先端部にはマーカー25が
保持されている。このマーカー25は紙面を押圧する中
心針と、この中心針の周囲に小円を描く鉛筆芯を中心針
を中心として回転保持する回転体とよりなるものであ
る。
【0015】このマーカー25とトレース点211との
座標上の位置の差は図示しない計算手段の中にデータと
して記憶されていて、図形特定座標位置の計算時に使用
してマーカー25の位置すべき表示が表示装置11に表
示されるように構成されている。
【0016】次に、この装置の動作について説明する。
測定すべき図形の例えば図心等の図形特定座標位置の計
算指令を入力装置12で入力する。この後、図形の外周
に沿ってトレース点211を移動させることにより、図
形の微小に区分された各点のX及びY座標が計算装置の
中に記憶される。この場合、測定すべき図形が折線図形
の場合には、測定前に図形の種類を入力して、折線の各
頂点にトレース点を移動させて、座標読取ボタンを押す
ことにより、途中は図形の外周通りにトレースする必要
はない。
【0017】これらの選択は測桿2の先端部分に設けら
れた連続測定の選択ボタン212により何れかに選択が
可能である。折線図形を選択した場合は、座標読取ボタ
ン213を折線図形の頂点位置で押すことにより、その
頂点の座標が計算手段に入力される。
【0018】図形の一周又は全ての頂点の座標が測定さ
れた後に表示装置11に必要な表示がなされる。この表
示は、例えば図心位置等の指定座標位置の場合はその座
標値と、現在のマーカー位置の座標値、及びその差が表
示されるので、この差が零になるように測桿2を移動さ
せることにより、マーカー位置が指定座標位置となる。
【0019】この場合、測桿2を移動させてマーカー2
5を指定座標位置を正確に移動させることは困難である
ので、この位置の近くで第一ホイール22又は第二ホイ
ール23を使用する。これらの第一、第二ホイールは常
時は弾性体24で紙面から僅かに離間しているので、紙
面に押圧しながら回転させることにより、容易に、かつ
正確に指定座標位置とマーカー位置とを一致させること
が可能である。
【0020】図5は本発明の図形座標作成装置の他の実
施例の平面図、図6は同じく側面図、図7は測桿の延長
方向から見た側面図、図8は裏面図である。この図形座
標作成装置は表示装置11、入力装置12、内部に図示
しない計算装置と、横方向の両側に一直線方向のみに走
行可能なように走行方向に垂直な一直線の水平軸に回転
可能に保持されたローラー13を設けた本体1と、この
本体1の走行方向に対して左右方向に回動可能に本体1
の枢支軸14に保持された測桿3よりなる。
【0021】測桿3には先端部にはトレース部31が設
けられ、更に測桿3を回動方向へ移動させる微動調節用
の第二ホイール33が測桿3の裏面側の板バネ等の弾性
体34で図形の描かれている紙面から僅かに離間するよ
うに保持されている。
【0022】又、全体(本体1及び測桿3)を本体1の
走行方向へ移動させる微動調節用の第一ホイール32は
測桿3の中間部に設けられ、枢支軸14に固定された固
定ホイール141と、第一ホイール32の水平軸を垂直
軸で水平面上で回動させるために固定ホイール141と
同一直径の従動ホイール142とが設けられ、この固定
ホイール141と従動ホイール142間にタイミングベ
ルト等の滑らないベルト35で連結したリンク機構が設
けてある。なお、従動ホイール142及び第一ホイール
32は図示しない弾性体で常時は測定すべき図形の面か
ら僅かに離間していることは前述の一実施例の場合と同
じである。
【0023】図9は図8のベルト35によるリンク機構
を2本のバー36によるリンク機構にしたもので、2本
のバー36の両端の支点間隔は同一間隔としてあるの
で、測桿3の回動位置に関係なく第一ホイール32の水
平軸と本体1のローラー13の軸とは平行が保持され
る。その他の機構は全て上述の第一実施例と同じである
ので、詳細説明は省略する。
【0024】この実施例の装置の動作は、第一ホイール
32部分以外は全て上述の一実施例と同じであるので、
相違点のみの説明とする。上述のように、測桿3の回動
位置に関係なく第一ホイール32の水平軸は本体1のロ
ーラー13の軸と平行であるので、第一ホイール32を
押圧して駆動すると、測桿3の移動方向はローラー13
による移動方向に一致し測桿3の回動とは関係がない。
【0025】
【発明の効果】上述のように、本発明の図形座標作成装
置では、測定した図形上の図心等の図形特定座標位置は
計算手段が計算して表示装置で表示すると共に、マーカ
ーの現在位置と、図形特定座標位置との座標上の差も表
示されるので、この差を零にするように測桿を移動させ
れば良い。
【0026】この場合、差が零に接近した時、第一及び
第二ホイールを使用して測桿を微動させれば、容易にか
つ正確にマーカーを図形特定座標位置に移動させること
が出来る。
【0027】マーカーは所謂コンパス式であるので、中
心針の先端位置(マークすべき位置)と、この周りに鉛
筆芯で描かれた小円により明確に指示出来る。なお、小
円は不必要になった時に、消しゴムで消去すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の図形座標作成装置の一実施例の平面図
である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】図2を測桿の延長方向から見た側面図である。
【図4】裏面図である。
【図5】本発明の図形座標作成装置の他の実施例の平面
図である。
【図6】同じく側面図である。
【図7】図6を測桿の延長方向から見た側面図である。
【図8】ベルトによるリンク機構を設けた裏面図であ
る。
【図9】バーによるリンク機構を設けた一部分の裏面図
である。
【符号の説明】
1 本体 11 表示装置 12 入力装置 13 ローラー 14 枢支軸 141 固定ホイール 142 従動ホイール 2 測桿 21 トレース部 211 トレース点 22 第一ホイール 23 第二ホイール 24 弾性体 25 マーカー 3 測桿 31 トレース部 32 第一ホイール 33 第二ホイール 34 弾性体 35 ベルト 36 バー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一直線方向のみに走行可能なように走行
    方向に垂直な一直線の水平軸の両端にローラーを設けた
    本体と、この本体の走行方向に対して水平面上で左右方
    向に回動可能に本体に枢支された測桿とを設け、前記本
    体には表示装置と、入力装置と、計算手段を設け、測桿
    のトレース部で座標、面積、長さ等を追跡して測定する
    操作と同時に前記計算手段が図形特定座標位置を計算
    し、この図形特定座標位置を前記表示装置に表示し、こ
    の表示が零となるように前記トレース部を移動するよう
    に構成した図形座標作成装置において、前記測桿にはマ
    ーカーと、前記本体の走行方向の微動調節用の第一ホイ
    ールと、前記測桿の回動方向の微動調節用の第二ホイー
    ルとを設け、前記第一及び第二ホイールは弾性体により
    常時は測定図形の紙面より離間して保持されていること
    を特徴とする図形座標作成装置。
  2. 【請求項2】 前記第一ホイールは前記測桿の先端部分
    に設けられ、前記測桿の枢支軸と前記トレース部のトレ
    ース点を結ぶ直線に対して垂直方向の水平軸により回転
    可能に保持されている請求項1の図形座標作成装置。
  3. 【請求項3】 前記第一ホイールは前記測桿の中間部分
    に設けられ、前記第一ホイールの水平軸は前記ローラー
    の水平軸と常に平行に保持されていることを特徴とする
    請求項1の図形座標作成装置。
  4. 【請求項4】 前記第一ホイールの水平軸は前記測桿の
    枢支軸との間でベルトによるリンク機構で前記ローラー
    の水平軸と平行が保持されるように構成されていること
    を特徴とする請求項1、3の図形座標作成装置。
  5. 【請求項5】 前記第一ホイールの水平軸は前記測桿の
    枢支軸との間でバーによるリンク機構で前記ローラーの
    水平軸と平行が保持されるように構成されていることを
    特徴とする請求項1、3の図形座標作成装置。
  6. 【請求項6】 前記第二ホイールは前記測桿の枢支軸に
    向かう方向の水平軸により回転可能に保持されている請
    求項1の図形座標作成装置。
  7. 【請求項7】 前記マーカーは紙面を押圧する中心針
    と、この中心針の周囲に小円を描く鉛筆芯を前記中心針
    を中心として回転保持する回転体よりなることを特徴と
    する請求項1の図形座標作成装置。
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