JP4104297B2 - カップ取付け装置 - Google Patents
カップ取付け装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4104297B2 JP4104297B2 JP2001097418A JP2001097418A JP4104297B2 JP 4104297 B2 JP4104297 B2 JP 4104297B2 JP 2001097418 A JP2001097418 A JP 2001097418A JP 2001097418 A JP2001097418 A JP 2001097418A JP 4104297 B2 JP4104297 B2 JP 4104297B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- image
- cup
- illumination light
- concave mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Eyeglasses (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼鏡レンズの周縁加工時に使用するカップを被加工レンズに取付けるカップ取付け装置に関する。
【0002】
【従来技術】
この種のカップ取付け装置においては、載置台に置かれた被加工レンズを略平行光束で照明し、スクリーンに投影されたレンズ像やレンズに施された印点像を観察しながら位置合わせするものが知られている。また、本出願人は特開平11−216550号公報にて、被加工レンズを経てスクリーンに投影された指標像からレンズの光学中心を検知しその検知情報をディスプレイに表示すると共に、スクリーンに投影されたレンズ像をディスプレイに表示して位置合わせを容易にした装置を提案した。
【0003】
こうしたカップ取付け装置では、照明光束をレンズの径よりも大きな径の光束にするためのコンデンサレンズを照明光学系に設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンデンサレンズを介して被加工レンズを照明する構成では、そのコンデンサレンズを挟んで被加工レンズと反対側の照明光軸上に照明光源を設ける必要がある。このためコンデンサレンズと照明光源までの距離が確保されたランプハウスが必要で、装置が大型化する。特に、特開平11−216550号公報のようにランプハウスを被加工レンズの上部に設けた場合、その分装置の高さが必要であり、操作者が座って作業を行うには正面に面したディスプレイを見ながら行えるが、操作者が立って作業するには操作が行い難い。
【0005】
本発明は、上記従来技術に鑑み、装置のコンパク化が図れ、また、操作性を良好にすることができるカップ取付け装置を提供することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0007】
(1) 照明光学系により照明された被加工レンズの像及び指標板の指標像をスクリーンに投影し、投影されたスクリーンの被加工レンズ像及び指標像を撮像する被加工レンズ像及び指標像撮像手段と、撮像された指標像を検出して光学中心位置及び乱視軸方向を検知する検知手段と、を有し、眼鏡レンズの周縁加工時に使用するカップの基部を装着する装着部を持つアームを載置台に置かれた被加工レンズに移動させてカップを取付けるカップ取付け装置において、前記照明光学系は、照明光源からの照明光を被加工レンズよりも大きな径の略平行光束に整形する曲面を持つ凹面鏡が斜設されており、照明光源から凹面鏡への照明光軸と凹面鏡から被加工レンズへの照明光軸となす角が90度より小さくなるように、照明光源及び凹面鏡を配置した照明光学系とし、光学中心位置及び乱視軸方向を被加工レンズ像と重ねて表示する表示手段の表示面が装置筐体の上面に配置される構成としたことを特徴とする。
(2) (1)のカップ取付け装置において、前記照明光源は被加工レンズの載置台の近傍に配置し、照明光源の照明光は載置台の近傍の開口から前記凹面鏡に向けて照射されることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る装置の外観斜視図であり、図2は装置の筐体内部の概略構成を示す図である。
【0014】
装置本体1は側方視が略コの字状をした筐体を持つ。装置本体1の前側に張り出した下部の台座1aの上面には、透明アクリルからなる円形のレンズテーブル10がリング部材11によって取付けられている。レンズテーブル10には被加工レンズLEを載置する。レンズテーブル10上には被加工レンズLEを支持するための、3個の支持ピン12がカップ取付けの基準軸L1を中心にして等間隔で植設されている。また、レンズテーブル10の中央には、基準軸L1を中心に所定のパターンを持つ指標部13が形成されている。指標部13は格子状に配置されたドット指標からなり、そのドット指標は直径0.3mmの大きさのものがカップ取付けの基準軸Lを中心にする20mm四方の範囲で0.3mmピッチ間隔に配置されている。なお、この指標部12はレンズLEより上側に設けるようにしても良い。レンズテーブル10の後方近傍には、照明光源20が配置されている。
【0015】
台座1aの手前側前面には、後述するブロッキング機構部30を作動させるスイッチ2a、被加工レンズのR/Lを切換えるスイッチ2bが配置されている。
【0016】
装置本体1の前側に張り出した張出上部1bは、レンズLEを照明するための凹面鏡21が配置される張り出し筐体となっている。張出上部1bの下面と台座1aとの間は、レンズLEを手で持ってレンズテーブル10上で移動操作するためと、カップ取付けアーム31の先端に取付けられたカップ25が基準軸L1に沿って昇降可能とするために、適当な空間が確保されている。
【0017】
凹面鏡21は、照明光源20からの照明光を被加工レンズLEより一回り大きな径の略平行光束に整形するミラー曲面を持ち、略平行にされた照明光束が基準軸L1に沿って投光されるように配置されている。また、下方のレンズテーブル10近傍に置かれた照明光源20からの照明光軸L2と基準軸L1との成す角度θが90度より小さくなるように、凹面鏡21はレンズテーブル10の平面に対して傾斜して配置されている。このため凹面鏡21より上方には照明光学系を設けなくて済み、装置の高さ方向を低くできる。
【0018】
レンズテーブル10の下方には、すりガラス等の半透明の材質で作られたスクリーン板14が配置されている。レンズLEを透過した光束はレンズテーブル5上の指標部13を照明し、スクリーン板14にはレンズLEの全体像、及びレンズLEのプリズム作用を受けたドット指標像が投影される。スクリーン板14の下方にはミラー15が配置されており、ミラー15の反射方向には第1CCDカメラ17が設けられている。この第1CCDカメラ17はスクリーン板14に投影された指標像を検出できるように、カップ取付け中心となる基準軸Lを中心にした中央領域のみを拡大して撮像するレンズを持つ。ミラー15と第1CCDカメラ17の間の光路にはハーフミラー16が配置され、その反射方向に第2CCDカメラ18が設けられている。この第2CCDカメラ18はスクリーン板5に投影されるレンズLEの全体像を撮像するレンズを持つ。
【0019】
なお、第2CCDカメラ18で撮像された像から中央のドット指標像を抽出処理すれば、第1CCDカメラ17を不要とすることも可能である。
【0020】
図2において、30はカップ取付けアーム31を移動するブロッキング機構部である。32は左右移動ベースであり、図2の紙面垂直方向に延びる2つのレール33に沿って移動可能とされている。左右移動ベース32にはラック34が取付けられており、モータ35の回転がラック34に伝達されて左右移動ベースがレール33の軸方向(すなわち装置本体1の正面に位置する操作者に対して左右方向)に移動される。なお、カップ取付けの作動時以外は、アーム32は図1に示すように、操作者の正面向かって右側の退避位置に置かれる。
【0021】
また、ベース32には上下に伸びるレール36が固定されており、このレール36に沿ってアーム31が摺動可能とされている。ベース32の上部にはアーム31を上下移動させるためのボールネジ37が回転可能に保持され、アーム31の基部が螺合している。ボールネジ37の上端にはプーリ38が取付けられている。アーム31を上下移動させるモータ40はベース32に固定されており、その回転はプーリ41、ベルト39、プーリ38を介してボールネジ37に伝達される。この構成により、アーム31が上下移動される。
【0022】
なお、アーム31の先端下部には、カップ25が持つ基部を装着する装着部31aが設けられており、カップ25を装着部31aの下側から装着する構成となっている。
【0023】
図3は装置本体1を上から見たときの図であり、装置筐体の上面には、第2CCDカメラ18に撮像されたレンズ像や各種の情報を表示するカラー液晶ディスプレイのタッチパネル3が配置されている。操作者が座って作業するときにもパネル3の表示面を視認可能とするために、その表示面の高さ(表示面中心の高さ)を装置本体1の設置面から20cm〜30cmにするのが好ましい。実施形態では24cm程にしている。装置本体1は高さ70cmのテーブルに設置されるものとする。さらに、操作者の立ち作業時及び座っての作業時にパネル3の表示面を見易くするために、その表示面を装置筐体の手前側に傾斜させている。その傾斜角度(図2上の角度α)は45度以下が好ましく、さらに望ましくは5度〜20度の範囲で傾斜させる。
【0024】
また、装置本体1の上部奥には眼鏡枠形状測定ユニット5が配置されている。測定ユニット5の眼鏡枠の取り出し口は、装置本体1の筐体上面に設けられており、蓋6の開けることにより眼鏡枠を上方向からセットできるようになっている。4は眼鏡枠形状測定ユニット5の操作スイッチ部である。
【0025】
眼鏡枠形状測定ユニット5には、眼鏡枠を保持するためのスライダー501,502が、図3上の上下方向に摺動可能に配置されている。眼鏡枠Fは上スライダー501の左右に設けられた開閉クランクピン502a,502bと、下スライー502の左右に設けられた開閉クランクピン502c,502とでクランプされ、測定基準平面で保持されるようになっている。測定時には測定子505の先端を眼鏡枠の枠溝に挿入してトレースし、測定子505の移動位置により眼鏡枠の形状が測定される。この眼鏡枠形状測定ユニット5の構成は、本出願人による特開2000−314617号公報に記載したもの同様であるので、これを参照されたい。
【0026】
図4は装置の制御系を示す図である。第1CCDカメラ17からの画像信号は画像処理部51に入力される。画像処理部51は、スクリーン板14に投影された指標像の位置を画像処理して検出し、その検出信号を制御部50に入力する。制御部50は入力された検出信号に基づき、レンズLEの光学中心位置、及び柱面軸の方向を求める。一方、第2CCDカメラ18からの画像信号は画像合成回路52に入力され、画像合成回路52は制御部30に接続された表示回路53で生成される文字やマーク等と合成してタッチパネル3のディスプレイに表示する。
【0027】
また、制御部50には、タッチパネル3のタッチ検知部55、ブロッキング機構部30のモータ35,40、入力されたデータ等を記憶するメモリ56、スイッチ部4、眼鏡枠形状測定ユニット5、等が接続されている。さらに、制御部50はデータ転送部58を介してレンズLEを研削加工する加工装置60と接続可能とされている。装置本体1は加工装置60の横を設置して使用する。
【0028】
次に、第1CCDカメラ17により得られるドット指標像の画像から、レンズLEの光学中心位置及び柱面軸の方向を求める方法について簡単に説明する。
【0029】
レンズLEが載置されていない場合には、指標部13のドット指標は平行光束により照明されるので、スクリーン板14にはそのまま指標像が投影される。レンズLEが載置されると、レンズLEの光学中心付近の直下に位置するドット像は、レンズLEの有無に拘わらず位置が同じであるが、光学中心でない部分のドット像はレンズLEのプリズム作用により座標位置が移動する。よって、光学中心を検出するには、レンズLEの無い状態での各ドット像の座標位置に対して、レンズLEが載せられた状態における各ドット像の座標位置の変化を調べ、各ドット像がどの位置を中心に拡散又は収束しているかを求める。すなわち、この拡散又は収束の中心が光学中心として検出できる。例えば、図5に示す例では、レンズがない状態でのドット像の座標位置がP0を中心に収束しているので、このP0の座標位置が光学中心として検出できる。ドット間に光学中心が位置する場合であっても、各ドット像の移動方向と移動量からその移動中心を補間して求めれば良い。
【0030】
また、レンズLEが柱面度数を持つ場合、各ドット像はレンズの母線に向かう方向(又は離れる方向)に移動する。よって、被加工レンズLEのない状態での各ドット像の座標位置に対して、各ドット像がどの方向に移動しているかを調べることにより、同様に柱面軸の方向を検出できる。
【0031】
以上のような構成を持つ装置の動作を説明する。以下ではレンズLEが単焦点レンズである場合について説明する。
【0032】
まず、眼鏡枠形状測定ユニット5を使用して眼鏡枠の形状を測定する。上スライダー501と下スライー502が持つリム押え用の開閉クランクピンで眼鏡枠Fを保持させる。操作スイッチ部4のスイッチで測定を実行すると、測定子505が枠溝に沿って移動してトレースが行われ、眼鏡枠のトレースデータが得られる。
【0033】
眼鏡枠形状測定ユニット5での測定が終了すると、測定データはメモリ56に記憶されると共に、パネル3の画面上に測定データに基づく玉型図形が表示される。操作者はパネル3に表示されるスイッチキーで、レイアウトデータやレンズの種類等のデータを入力する。レンズLEが柱面度数を持つ場合は、その軸角度データを入力しておく。また、このとき加工装置60で行う加工条件も入力しておくことができる。
【0034】
これらの作業に際しては、眼鏡枠形状測定ユニット5とそのスイッチ部、及びデータ入力用のディスプレイが本体1の筐体上面に配置されているので、操作者は立ったまま眼鏡枠Fを眼鏡枠形状測定ユニット5にセットでき、その後の入力操作も立ったまま行える。
【0035】
レイアウトデータを入力すると、パネル3の画面上には玉型形状図形120の他、レンズLEに取り付けられるカップ25の外径形状を表す円形カップ図形123が、カップ取付け中心である基準軸L1に対応する画面上の位置を中心にして表示される(図3参照)。円形カップ図形123の外径形状データはメモリ56に予め記憶されている。レンズLEを載置する前の状態では、玉型形状図形120はレイアウトによる光学中心がカップ図形123の中心に一致した状態として表示される。また、柱面軸角度のデータを入力すると、その角度方向に傾いたラインマーク124が赤色で表示される。
【0036】
必要なデータの入力ができたら、操作者はレンズLEをレンズテーブル10上の支持ピン12に載せ、レンズLEを移動操作してカップ取り付けたのためのアライメントを行う。レンズLEは張出上部1bに配置された凹面鏡21により、上方向から略平行光束により照明される。レンズLEの中央がレンズテーブル10の中心付近に位置するようにすると、スクリーン板14にはレンズLEの像及び指標部13の指標像が投影され、第2CCDカメラ18によりレンズLEの全体像が撮像される。パネル3の画面上には、そのレンズ像LE′が映し出される(図6参照)。また、第1CCDカメラ17によりスクリーン板14に投影された指標像が撮像される。その画像信号は画像処理部51に入力され、制御部50は画像処理部51によって検出されるドット指標像の座標位置情報に基づき、前述の方法により基準軸L1に対する光学中心の偏位情報及び柱面軸方向の情報を連続的に得る。
【0037】
これらの情報が得られると、制御部50により制御される表示回路53によって、図6に示すように、パネル3の画面上にはレンズLEの光学中心を示す十字線マーク125が白色で表示される。この十字線マーク125の中心がレンズLEの光学中心に合わせて表示されるとともに、検出された柱面軸方向の情報に合わせて長軸線が傾けて表示される。そして、入力された柱面軸角度方向を示す赤色のラインマーク124は、十字線マーク125の中心を基準にして表示される。
【0038】
また、玉型形状図形120はレイアウトされた光学中心がレンズLEの光学中心と一致するように表示されると共に、検出されたレンズLEの柱面軸方向に対して入力された軸角度方向が合うように表示される。この玉型形状図形120はレンズ像LE′に重ねて表示されるので、操作者はこの段階で両者を観察することによりレンズ径が加工に不足していないかの判断を即座に行うことができる。
【0039】
レンズLEの光学中心にカップを取り付けるためのアライメント操作は次のように行う。画面上の円形カップ図形123の中心には位置合わせのターゲットとするカップ取付け中心マーク122が赤色で表示されているので、操作者はマーク122の中心と十字線マーク125の中心が一致するようにレンズLEを移動して、基準軸L1に対するレンズLEの光学中心のアライメントを行う。柱面軸方向のアライメントについては、十字線マーク125の長軸がラインマーク124の方向に合うようにレンズLEを回転する。
【0040】
なお、モニタ2の画面左側の表示項目127a,127bには、基準軸L1に対するレンズLEの光学中心の偏位情報がx,yによって距離数値(単位はmm)として表示され、また、表示項目127cには検出された柱面軸角度が数値表示される。操作者はこれらの表示によっても、アライメントに必要なレンズの移動や回転角度、各操作の方向を知ることができる。
【0041】
上記のアライメントによって、柱面軸角度及び光学中心のアライメントが共に完了すると、カップ図形123の色が赤色から青色に変化する。これにより操作者はアライメント完了を知ることができる。また、円形カップ図形123が玉型形状図形120に収まっていれば、周縁加工時の干渉が無いことが確認できる。
【0042】
このようなアライメント操作に際して、装置筐体上面にパネル3の表示面が配置されているので、立ち作業する操作者は眼下にアライメント画面を見ながらレンズLEの移動操作を行うことができる。また、パネル3の表示面の高さを低く抑えているので、座って作業する操作者の場合においても目線より下に表示面を見ながらアライメント操作を行える。
【0043】
レンズLEのアライメントが完了したら、操作者はスイッチ2aをONする。制御部50はモータ35を駆動してカップ25が基準軸L1上に来るようにアーム31を横移動した後、モータ40を駆動してカップ25を下降させ、レンズLE上にカップ25を固定させる。
【0044】
被加工レンズLEが二重焦点レンズ、累進焦点レンズの場合の位置合わせについて簡単に説明する。二重焦点レンズをレンズテーブル10に載せると、平行光束で照明された二重焦点レンズの小玉像がスクリーン板14に鮮明に投影される。これがCCDカメラ18により撮像され、パネル3の画面上にはレンズ像及び小玉像が表示される。レンズ種類の入力を二重焦点レンズにしたときは、小玉像を合わせるアライメントマークがパネル3の画面上に表示されるので、そのマークに従って位置合わせを行う。累進焦点レンズの場合には、レンズに印刷されている遠用アイポイントマークやレイアウトマークがスクリーン板14に投影され、これがCCDカメラ18により撮像されてパネル3の画面上に表示される。またレンズ種類の入力を累進焦点レンズにしたときには、位置合わせ用のスケールラインがパネル3の画面上に表示されので、これとレンズ像を観察して位置合わせを行う。
【0045】
カップ25の取付けが完了した後は、装置本体1側から入力したデータを加工装置60側に転送する。この転送データに基づき、加工装置60側ではカップ25が取付けられたレンズLEの周縁加工が行われる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置のコンパク化を図ることができる。操作者は立ったままと座ったままの何れの姿勢でもカップ取付けの位置合わせが行えるので、操作性が良好になる。また、凹面鏡を使用して大きなコンデンサレンズを不要としたので、ミラー形成は必要となるが、研磨面が1面で良いためコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカップ取付け装置の外観斜視図である。
【図2】装置の筐体内部の概略構成を示す図である。
【図3】装置本体を上から見たときの図である。
【図4】装置の制御系を示す図である。
【図5】レンズLEの光学中心位置を求める方法を説明する図である。
【図6】パネルに表示される画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体
3 パネル
5 眼鏡枠形状測定ユニット
10 レンズテーブル
12 支持ピン
13 指標部
17 第1CCDカメラ
18 第2CCDカメラ
20 照明光源
21 凹面鏡
25 カップ
30 ブロッキング機構部
50 制御部
Claims (2)
- 照明光学系により照明された被加工レンズの像及び指標板の指標像をスクリーンに投影し、投影されたスクリーンの被加工レンズ像及び指標像を撮像する被加工レンズ像及び指標像撮像手段と、撮像された指標像を検出して光学中心位置及び乱視軸方向を検知する検知手段と、を有し、眼鏡レンズの周縁加工時に使用するカップの基部を装着する装着部を持つアームを載置台に置かれた被加工レンズに移動させてカップを取付けるカップ取付け装置において、前記照明光学系は、照明光源からの照明光を被加工レンズよりも大きな径の略平行光束に整形する曲面を持つ凹面鏡が斜設されており、照明光源から凹面鏡への照明光軸と凹面鏡から被加工レンズへの照明光軸となす角が90度より小さくなるように、照明光源及び凹面鏡を配置した照明光学系とし、光学中心位置及び乱視軸方向を被加工レンズ像と重ねて表示する表示手段の表示面が装置筐体の上面に配置される構成としたことを特徴とするカップ取付け装置。
- 請求項1のカップ取付け装置において、前記照明光源は被加工レンズの載置台の近傍に配置し、照明光源の照明光は載置台の近傍の開口から前記凹面鏡に向けて照射されることを特徴とするカップ取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097418A JP4104297B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | カップ取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097418A JP4104297B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | カップ取付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002292547A JP2002292547A (ja) | 2002-10-08 |
JP4104297B2 true JP4104297B2 (ja) | 2008-06-18 |
Family
ID=18951203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001097418A Expired - Fee Related JP4104297B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | カップ取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4104297B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4739771B2 (ja) * | 2005-02-07 | 2011-08-03 | 株式会社トプコン | 眼鏡レンズの吸着治具取付装置 |
JP4699243B2 (ja) | 2006-02-28 | 2011-06-08 | 株式会社ニデック | 眼鏡レンズ周縁加工のためのレイアウト設定装置及び眼鏡レンズ周縁加工システム |
JP2007268700A (ja) | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nidek Co Ltd | カップ取付け装置 |
JP4920284B2 (ja) | 2006-04-03 | 2012-04-18 | 株式会社ニデック | カップ取付け装置 |
JP4920285B2 (ja) | 2006-04-03 | 2012-04-18 | 株式会社ニデック | カップ取付け装置 |
JP4970149B2 (ja) | 2007-05-31 | 2012-07-04 | 株式会社ニデック | カップ取付け装置 |
JP5397889B2 (ja) * | 2009-04-30 | 2014-01-22 | 株式会社ニデック | カップ取付け装置 |
WO2011125844A1 (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-13 | Hoya株式会社 | 眼鏡レンズのマーキング装置および眼鏡レンズのレイアウトマーク印刷方法 |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001097418A patent/JP4104297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002292547A (ja) | 2002-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4970149B2 (ja) | カップ取付け装置 | |
KR101442575B1 (ko) | 컵 설치 장치 | |
JP4001576B2 (ja) | 眼鏡レンズの自動又は半自動バリ取り装置 | |
JP4068233B2 (ja) | カップ取付装置 | |
KR101381121B1 (ko) | 컵 설치 장치 | |
US6427094B1 (en) | Axial alignment apparatus, an eyeglass lens processing system and an eyeglass lens processing preparation system having the apparatus | |
US6888626B2 (en) | Device for automatically detecting characteristics of an ophthalmic lens and an automatic device for fitting a centering and drive peg incorporating it | |
JP3077054U (ja) | レンズへの仕上げブロックの自動取り付けのための装置 | |
US6481095B1 (en) | Cup attaching apparatus | |
US7527377B2 (en) | Method for manually centering an ophthalmic lens in a centering/blocking device and associated centering/blocking device | |
JP4104297B2 (ja) | カップ取付け装置 | |
JP3842953B2 (ja) | カップ取付け装置 | |
JPH11216650A (ja) | 軸出装置 | |
KR101408122B1 (ko) | 컵 설치 장치 | |
US6798501B1 (en) | Cup attaching apparatus | |
EP0933163A1 (en) | Cup attaching apparatus | |
JP2010262034A (ja) | カップ取付け装置 | |
JP3225124B2 (ja) | フレームpd測定装置 | |
JP2577700B2 (ja) | レンズメーター | |
KR20150144659A (ko) | 컵 부착 수단을 갖는 장치 | |
JP2829453B2 (ja) | レンズメーター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050616 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080325 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4104297 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |