JP3225124B2 - フレームpd測定装置 - Google Patents
フレームpd測定装置Info
- Publication number
- JP3225124B2 JP3225124B2 JP02048593A JP2048593A JP3225124B2 JP 3225124 B2 JP3225124 B2 JP 3225124B2 JP 02048593 A JP02048593 A JP 02048593A JP 2048593 A JP2048593 A JP 2048593A JP 3225124 B2 JP3225124 B2 JP 3225124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- observation
- target
- lens
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lenses (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Description
眼鏡レンズの光学中心間の距離を測定するフレームPD
測定装置に関するものである。
学中心間の距離(本明細書ではこの距離をフレ−ムPD
と略称する)は、レンズメータにより探された光学中心
に印点マークを施し、左右の印点マークの間隔をスケー
ル等により計測して求めていた。 また、最近では、ス
ケールで測定する代わりに、左右のレンズの光学中心の
検出の際、フレームを当接部材とともに移動させ、当接
部材の移動量を電気的に検出して測定する方法も知られ
ている。
は丸みを帯びているので、眼鏡フレ−ムは一般にカ−ブ
を持つように設計されている。このような、眼鏡枠に挿
入した眼鏡フレームを実際に装用した場合、その視軸方
向とレンズの光軸方向にはずれが生じる。図1はこの状
態を説明するものであり、前記のようなフレ−ムPDの
測定における光学中心の検知は、左右のレンズをレンズ
メ−タのノーズピースに乗せ換え、レンズ後面をノーズ
ピースに当接させた状態で行うものであったために、フ
レ−ムPDはイでの光軸間距離になりがちであり、視軸
方向ロにおける光軸間距離の測定という点からは、誤差
が生じがちであった。しかも、このフレ−ムカ−ブは近
時多様化しており、カ−ブ値の大きいものも少なからず
見られ、その誤差も大きくなりがちであった。本発明
は、上記のような従来技術の欠点に鑑み、装用状態にお
ける視軸方向におけるフレームPDを正確に測定するこ
とのできる装置を提供することを技術課題とする。
に、本発明は次のような構成を持つことを特徴とする。 (1) 眼鏡枠に枠入れされたレンズの光学中心間の距
離を測定するフレームPD測定装置において、眼鏡枠が
装用された状態における視軸方向が観察光軸に対して平
行になるように眼鏡枠を保持するフレーム保持部と、前
記レンズの前側に配置された第1ターゲットを観察する
第1観察系と該第1観察系の光路の途中で光路を合成さ
れた第2ターゲットを観察する第2観察系とからなる観
察光学系と、前記第1および第2のターゲットを互いに
重ね合わせて観察するために前記枠入れされたレンズを
前記観察光学系の光軸に対して相対移動させる第1移動
手段と、該移動手段の移動量を計測する計測手段と、前
記枠入れされたレンズを前記第1ターゲット面に対して
観察光学系の光軸に沿って相対移動させる第2移動手段
と、を具備したことを特徴とする。
ットは同期して回転する回転手段を有することを特徴と
する。
説明する。図2は、本実施例のフレームPD測定装置の
外観斜視図である。1は、装置のベースであり、ベース
1の上面には前後方向に案内溝2が設けられている。3
は案内溝2に案内されて図示なき送り捩子により前後動
する支持軸であり、4は前後動ツマミである。支持軸3
は、眼鏡フレ−ムを保持する保持部5をツマミ6により
上下動自在に支持する。保持部5は、左右の眼鏡の耳側
を支持する周辺支持部7と鼻当て部材8を持つ。9は周
辺支持部7と鼻当て部材8の相対的高さを調節するツマ
ミである。一方、ベース1には2本の支柱10が垂設さ
れており、上下2本の案内棒11,12を平行に保持し
ている。案内棒11の長手方向には鼻当て部材8の中心
からの目盛りが刻されている。13はコの字状の観察ユ
ニットであり、観察光学系を内部に持つ。観察ユニット
13は案内棒11,12に案内されて左右に移動可能で
ある。14は観察窓であり、視差を考慮して十字マ−カ
が付されている。観察ユニット13の左右動は前記目盛
りにより計測可能となっている。また、15は直線状の
ターゲット(少なくとも1本以上の直線からなる)であ
る。16はタ−ゲットの方向を回転させるツマミであ
る。
を、図3にしたがって説明する。図3は観察光学系を横
から見た略図である。観察光路には、ターゲット15お
よびこれと同一形状の参照用ターゲット15´(図示し
ない光源により照明)が配置され、ツマミ16によりタ
イミングベルトまたはギヤを介して同期してその方向を
回転する。乱視レンズでない場合は、ターゲット15の
基準ラインと参照用ターゲット15´のラインは同一直
線上に位置する。ターゲット15の光は、被検レンズ2
1を通って屈折した後、ミラー22およびハーフミラー
23により反射され、観察窓14を介して測定眼24に
至る(光路l)。また、参照用ターゲット15´の光は
ハーフミラー23を通過し、観察窓14を通過して測定
眼24に至る(光路m)。レンズを光路中においたとき
に観察眼がタ−ゲット15と参照用タ−ゲット15´と
を同時視できる理由を説明する。図4はレンズをターゲ
ット15よりL離れた位置においたときのレンズからの
ターゲット像位置とレンズパワーとの関係を示したもの
である。図3において、ターゲット15からミラー22
間での距離を150mm、ミラー22からハーフミラー2
3までの距離を80mm、参照用ターゲット15´から観
察眼までの距離を300mmとした場合、被検レンズを通
してターゲット15の像(l光軸上)を見るのに必要な
調節量(Diopter値)と、参照用ターゲット15
´(m光軸上)を見るのに必要な調節量との差は、ディ
オプタを単位として図5に示されている。2つのターゲ
ットを重ね合わせて見るには、このディオプタ差が大き
過ぎては見辛く、図では実用域を示している。図6は被
検レンズを通してターゲット15の像を観察するときの
像倍率を示したものである。例えば、+10Dのプラス
レンズを倍率2で観察するときのレンズとターゲットと
の距離は、図6より、50mmに設定すれば良い。このと
きのディオプタ差は、図5より、1Dの差であり、十分
に両ターゲットを同時視できる。観察する位置をさらに
離せば、このディオプタ差はさらに小さくなる。図5,
図6からわかることは、マイナスレンズの度が強けれ
ば、ターゲット15にレンズを近づけ像倍率を1に近付
けることにより観察を容易にし、またプラスレンズの度
が強ければ、同様に近づけることにより、倍率を低く押
さえると共に、観察時のディオプタ差を小さくし、観察
を容易にすることができる。弱度のレンズでは逆に遠ざ
けることにより観察が容易となる。図2のツマミ6を操
作してフレーム保持部5を上下動させ、また、目の高さ
位置を加減することで、適度な倍率、ディオプタ差を選
択することができる。図7は凹凸レンズ(イ),乱視レ
ンズ(ロ)および累進レンズ(ハ)におけるタ−ゲット
の見え方を示したものである。表記上タ−ゲット基準ラ
インを実線で、参照用タ−ゲット基準ラインを点線で示
す。前述のように、ツマミ6を操作してフレーム保持部
5をターゲットに対する適度な位置にセットする。
ムPDの測定を説明する。眼鏡レンズが球面屈折力だけ
を持っている場合は、被検レンズを通して見えるターゲ
ット基準ライン(光路l)と直接見える参照用ターゲッ
ト基準ラインは図7の(イ)のように観察される。この
場合、観察ユニット13を移動して(ターゲット基準ラ
インを実線で、参照用ターゲット基準ラインを点線で示
す)、両者のターゲットラインが一直線上に繋がる位置
が光学中心を通る位置であり、この位置を案内棒11の
目盛りから読取り、鼻当てを中心にした片眼PDを求め
ることができる。左右を求めて、両者の和がフレ−ムP
Dとなる。次に乱視レンズのフレームPDの求め方につ
いて説明する。ターゲット15の像は被検レンズの乱視
度数により傾き、参照用ターゲット15´の向きと一致
しない。ターゲット15と参照用ターゲット15´を同
期して回転させ、両ラインの方向を平行な向きにしてか
ら、球面レンズと同様にして測定する。次に、累進レン
ズの近用部等のフレームPDの測定について説明する。
累進レンズでは遠用部であれ、近用部であれ、加入度数
の差はあるものの乱視度数、乱視軸方向は光学的に一定
である。装置はフレ−ムのほぼ全域を観察できるので、
遠用部および近用部の位置関係からフレームPDを測定
する。図8は累進レンズの測定を説明する図であり、実
線はターゲット15の基準ライン、点線は参照用ターゲ
ット15´の基準ラインをそれぞれ表す。右眼用レンズ
の場合、ターゲット15の基準ラインが遠用部を通ると
きは(A)、近用部を通るときは(B)のように観察さ
れる。それぞれの位置での測定値を得ることにより近用
および遠用のフレ−ムPDを求めることができる。
る。観察窓を透過式液晶パネルで構成することにより、
マ−カとして参照用タ−ゲットの鉛直線上に同一のパタ
−ンを容易に提示できる。また、ターゲット15と参照
用ターゲット15´を液晶パネルで構成することによ
り、パタ−ンを自由に変えることができるので、両ター
ゲットを同期して回転させる機構を省略できる。また、
観察ユニットの移動量を電気的に検出し、デジタル表示
することも容易な変容である。
方向におけるフレームPDを正確に測定することができ
る。
向とのずれを説明する説明図である。
である。
である。
に置いたときのレンズからのタ−ゲット像位置とレンズ
パワーとの関係を示した図である。
必要な調節量と参照用ターゲットの像を見るのに必要な
調節量との差をディオプタ値で表わした図である。
ときの像倍率を示した図である。
累進レンズ(ハ)におけるターゲットの見え方を示した
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 眼鏡枠に枠入れされたレンズの光学中心
間の距離を測定するフレームPD測定装置において、眼
鏡枠が装用された状態における視軸方向が観察光軸に対
して平行になるように眼鏡枠を保持するフレーム保持部
と、前記レンズの前側に配置された第1ターゲットを観
察する第1観察系と該第1観察系の光路の途中で光路を
合成された第2ターゲットを観察する第2観察系とから
なる観察光学系と、前記第1および第2のターゲットを
互いに重ね合わせて観察するために前記枠入れされたレ
ンズを前記観察光学系の光軸に対して相対移動させる第
1移動手段と、該移動手段の移動量を計測する計測手段
と、前記枠入れされたレンズを前記第1ターゲット面に
対して観察光学系の光軸に沿って相対移動させる第2移
動手段と、を具備したことを特徴とするフレームPD測
定装置。 - 【請求項2】 請求項1の第1および第2のターゲット
は同期して回転する回転手段を有することを特徴とする
フレームPD測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02048593A JP3225124B2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | フレームpd測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02048593A JP3225124B2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | フレームpd測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06207815A JPH06207815A (ja) | 1994-07-26 |
JP3225124B2 true JP3225124B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=12028444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02048593A Expired - Fee Related JP3225124B2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | フレームpd測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3225124B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119734A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP7259199B2 (ja) * | 2017-07-31 | 2023-04-18 | 株式会社ニデック | 眼鏡測定装置 |
CN114046784A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-02-15 | 上海外高桥造船有限公司 | 望光靶组件 |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP02048593A patent/JP3225124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06207815A (ja) | 1994-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11408798B2 (en) | Measuring individual data of spectacles | |
EP0822440B1 (en) | Layout judgement apparatus and layout judgement system | |
US10067361B2 (en) | Eyeglass fitting parameter measurement device and storage medium storing eyeglass fitting parameter measurement program | |
CN100484712C (zh) | 在定中心和锁定设备中手动地为镜片定中心的方法以及相关联的定中心和锁定设备 | |
JPH05240736A (ja) | レンズメータ | |
WO1996014562A1 (en) | Method and apparatus for orienting a lens' refractive characteristics and layout properties | |
JP3225124B2 (ja) | フレームpd測定装置 | |
US4838676A (en) | Optical device for measuring the position of the main or other directions of vision of both eyes, and anomalies in binocular vision | |
JPH11216650A (ja) | 軸出装置 | |
ES2230750T5 (es) | Aparato para la sujeción de ventosas para lentes | |
JP4104297B2 (ja) | カップ取付け装置 | |
JP5015429B2 (ja) | レンズメータ | |
CA1242607A (en) | Optical image deflector assembly and method for locating visually sensitive peripheral areas of an eye, and determining corrective prismatic eye glasses therefore | |
JP3408365B2 (ja) | レンズメ−タ | |
JP2022525675A (ja) | 個人の眼を検査するための視力測定装置及び関連する方法 | |
JP4795017B2 (ja) | 眼鏡レンズ評価装置 | |
JP3434941B2 (ja) | レンズメ−タ | |
US3519337A (en) | Internal reading means,chiefly for ophthalmometers | |
CN219374620U (zh) | 一种新型同视机 | |
JP4583589B2 (ja) | レンズメータ | |
JPH01158933A (ja) | 瞳孔間距離計 | |
JPH0658842A (ja) | レンズメ−タ及びその測定方法 | |
JP2577700B2 (ja) | レンズメーター | |
JPH0315448B2 (ja) | ||
JP3396676B2 (ja) | レンズメ−タ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070824 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |