JP3078538B1 - 反射型液晶表示装置の製法 - Google Patents
反射型液晶表示装置の製法Info
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Abstract
する。 【解決手段】ガラス基板2上に凸部17を多数配列した
凸状配列群を形成し、その上に光反射層4を被覆する。
隣り合う各凸部17は接続されている。さらに光反射層
4上に配向膜5を被覆する。また、ガラス基板6上にカ
ラーフィルタ7とオーバーコート層8と透明電極9と配
向膜10を形成している。そして、双方の基板を液晶1
1を介してシール部材12により貼り合わせる。
Description
の製法に関するものである。
の携帯情報端末やノートパソコンの他に、大型かつ高精
細のモニターにまで使用されている。さらにバックライ
トを使用しない反射型液晶表示装置の技術も開発されて
おり、薄型、軽量および低消費電力化に優れている。
基板の面上に鏡面にした光反射層を設け、前方に配設し
た基板の外側に散乱板を設けた機能分離型と、後方に配
設した基板に対し凹凸形状の光反射層を形成した散乱反
射型とがあるが、双方の型ともにバックライトを用いな
いことで、周囲の光を有効に利用している。
(特開平4−243226号参照)。液晶表示装置1に
おいて、ガラス基板2の上にフォトリソ工程により樹脂
からなるほぼ半球状の凸部3を多数ランダムに並べるこ
とで凸状配列群を形成し、凸状配列群上に金属からなる
光反射層4を被覆し、光反射層4上に配向膜5を被覆
し、また、ガラス基板6上にカラーフィルタ7を形成
し、カラーフィルタ7の上にオーバーコート層8を被覆
し、オーバーコート層8上にITOなどからなる透明電
極9を帯状に複数配列し、さらに配向膜10を被覆す
る。そして、双方の基板を液晶11を介して対向配設
し、液晶11はシール部材12により囲まれた領域内に
充填され、ガラス基板6の外面に第1位相差フィルム1
3と第2位相差フィルム14と偏光板15とを順次形成
する。
にAlなどの金属膜をスパッタリングにより被覆する。
このAl膜は多数の帯を平行に配列したものであり、各
帯状膜が個々の電極(光反射層4)に相当する。
光板15、第2位相差フィルム14、ガラス基板6およ
び液晶11を通して光入射されると、入射光が光反射層
4にて光反射され、その反射光がふたたび液晶11を通
して出射されることで散乱反射型の装置構成となる。
成の液晶表示装置1においては、フォトリソ工程により
凸状配列群を形成するに際し、再現性と量産性を高める
ために各凸部3を隔離させるが、その反面、各凸部3の
間に平坦部Hが存在し、この平坦部H上にも光反射層4
としてAl膜が被覆され、これにより、凸状配列群の平
坦度が上がり、正反射成分が増大し、その結果、光散乱
性が低下していた。
トリソ工程でもって平坦部H上に凸部を設けたり、ある
いは凸状配列群上に樹脂を被覆して滑らかにする技術が
提案されているが、そのような工程を加えることで生産
コストが上がっていた。
る光散乱性を向上させることで、視野角を広くし、これ
によって良好な表示特性をもつ高性能かつ高信頼性の反
射型液晶表示装置の製法を提供することにある。
げて、かかる高性能かつ高信頼性の反射型液晶表示装置
の製法を提供することにある。
装置の製法は、基板の一方主面上に多数の樹脂製凸部を
ランダムに並べた凸状配列群を形成し、この凸状配列群
上に光反射性電極を被覆し、光反射性電極上に配向層を
積層してなる一方部材と、透明基板上に透明電極と配向
層とを順次積層してなる他方部材との間にネマチック型
液晶を介在させてマトリックス状に画素を配列せしめて
なる構成において、順次下記(a)〜(f)の各工程も
しくは順次下記(a)〜(d),(f)の各工程を経て
前記凸状配列群における隣り合う各凸部を接続せしめた
ことを特徴とする。 (a)工程:基板上に光感光性樹脂を塗布形成する。 (b)工程:上記塗布基板をプリベークする。 (c)工程:上記プリベークした基板に対し、多数のス
ポットを間隔0.1〜20μmにてランダム状態に配置
したフォトリソ用マスクを用いて露光をおこなう。 (d)工程:隣り合う各凸部間にて双方の端部が接続さ
れ連続的に繋がるまで現像をおこなう。 (e)工程:各凸部の表面形状が大きく変化しない程度
に熱溶融させる。 (f)工程:各凸部を加熱硬化する。
は、基板の一方主面上に多数の樹脂製凸部をランダムに
並べた凸状配列群を形成し、この凸状配列群上に光反射
膜を被覆し、光反射膜上に透明電極と配向層とを順次積
層してなる一方部材と、透明基板上に透明電極と配向層
とを順次積層してなる他方部材との間にネマチック型液
晶を介在させてマトリックス状に画素を配列せしめてな
る構成において、順次下記(a)〜(f)の各工程もし
くは順次下記(a)〜(d),(f)の各工程を経て前
記凸状配列群における隣り合う各凸部を接続せしめたこ
とを特徴とする。 (a)工程:基板上に光感光性樹脂を塗布形成する。 (b)工程:上記塗布基板をプリベークする。 (c)工程:上記プリベークした基板に対し、多数のス
ポットを間隔0.1〜20μmにてランダム状態に配置
したフォトリソ用マスクを用いて露光をおこなう。 (d)工程:隣り合う各凸部間にて双方の端部が接続さ
れ連続的に繋がるまで現像をおこなう。 (e)工程:各凸部の表面形状が大きく変化しない程度
に熱溶融させる。 (f)工程:各凸部を加熱硬化する。
って詳述する。図1は反射型液晶表示装置の断面概略
図、図2は凸状配列群の形成工程図、図3は凸状配列群
を形成するためのフォトマスクの平面図、図4は他のフ
ォトマスクの平面図である。また、図5は現像時間と凸
状配列群の凹凸高低差との関係を示し、図6は現像時間
の違いによる光感光性樹脂層の形状変化を示す。図7は
凸状配列群の拡大図、図8は凸状配列群の写真図であっ
て、図9は他の凸状配列群の拡大図である。さらに図1
0は本発明の他の反射型液晶表示装置の断面概略図、図
11は反射特性を測定するための仮想部材の断面概略図
である。図12は仮想部材の散乱特性を示す。なお、図
13に示す従来の液晶表示装置1と同一箇所には同一符
号を付す。
明する。2はセグメント側のガラス基板(0.7mm
厚)、6はコモン側のガラス基板(0.7mm厚)であ
って、前記一方部材については、ガラス基板2の一方主
面上に樹脂からなるほぼ半球状の凸部17(径:10〜
15μm)を多数配列することで凸状配列群を形成し、
凸状配列群上にクロムやアルミニウム、銀などの金属か
らなる光反射層4を膜厚1000Åで被覆している。光
反射層4は多数の帯を平行に配列したものであり、各帯
状膜が個々の電極18に相当する。
グしたポリイミド樹脂からなる配向膜5を被覆する。光
反射層4を被覆した凸状配列群と配向膜5との間に樹脂
やSiO2からなる平滑膜をスパッタリング法やディッ
プ法、印刷法、スピンナー法等でもって形成してもよ
い。
に画素ごとに配したカラーフィルタ7を形成している。
カラーフィルタ7は顔料分散方式、すなわちあらかじめ
顔料(赤、緑、青)により調合された感光性レジストを
基板上に塗布し、フォトリソグラフィにより形成してい
る。その上にアクリル系樹脂からなるオーバーコート層
8と、多数平行に配列したITOからなる透明電極9と
を形成している。透明電極9は上記電極18と直交して
いる。ただし、オーバーコート層8は必須不可欠ではな
く、カラーフィルタ7上に直に透明電極9を形成するこ
とで、オーバーコート層8を除外してもよい。さらに透
明電極9上に一定方向にラビングしたポリイミド樹脂か
らなる配向膜10を形成している。なお、配向膜10は
透明電極9上に直に成膜形成しているが、配向膜10と
透明電極9との間に樹脂やSiO2などからなる絶縁膜
を介在させてもよい。
材を、たとえば200〜260°の角度でツイストされ
たカイラルネマチック液晶からなる液晶11を介してシ
ール部材12により貼り合わせる。また、両部材間には
液晶11の厚みを一定にするためにスペーサを多数個配
している。
イトなどからなる第1位相差フィルム13と第2位相差
フィルム14とヨウ素系の偏光板15とを順次形成す
る。これらの配設については、アクリル系の材料からな
る粘着材を塗布することで貼り付ける。
太陽光、蛍光灯などの外部照明による入射光は偏光板1
5、第2位相差フィルム14、第1位相差フィルム13
を通して、さらにガラス基板6を通過し、カラーフィル
タ7、液晶11を通して光反射層4に到達し、光反射層
4にて光反射され、その反射光が出射される。
(a)〜(g)の各工程を経て形成する。
る光感光性樹脂(商品:PC339H・JSR株式会社
製)をスピンコート塗布する。この樹脂の膜厚はスピン
ナ回転数により制御でき、本例ではスピンナ回転数を1
000rpmにして2μm程度の厚さのポジ型光感光性
樹脂を塗布した。
で2分間、ホットプレートによりプリベークした。
の露光は基板の法線方向にUVを用いて全面露光する。
に示す。フォトマスク19はガラス基板20上にCr金
属や酸化鉄などからなる多数の円状スポット21(たと
えば15μm径)をランダム状態に配置したものであ
り、画像表示面が5.7インチサイズである場合、一表
示面に対応するガラス基板20上には約1000万個の
スポットが配置される。
フォトマスク22のように、たとえば四角形、五角形、
六角形、さらにそれ以上の多角形スポット23であって
もよいが、見る方向によって散乱特性に違いが生じない
ように円形にするのがよい。そして、このスポット形状
とほぼ同一形状の凸部17を形成される。
定するのが望ましい。すなわちスポット径を1〜50μ
mに、好適には3〜15μmにすることで、同じレジス
ト膜厚で多くの凹凸を形成でき、良好な散乱特性が得ら
れる。しかも、各スポットの間隔を0.1〜20μm、
好適には4〜7μmにすることで、露光および現像の後
に凹凸性状が連続的につながり、これによって良好な散
乱特性が得られる。
は、たとえばJSR株式会社製のPD523AD(濃度
0.05%)を使用する。そして、現像時間を変えるこ
とで現像の進行を加減することができるが、現像を適度
に止めることで、隣り合う各凸部間にて双方の端部が接
続され、連続的に繋がる。
る凸部の状態を示す。図5において、現像時間による凹
凸高低差を示し、横軸は現像時間(秒)であり、縦軸は
凹凸高低差(μm)であり、黒点は測定データである。
現像時間が約25秒までは時間の増大するにしたがって
凹凸高低差が大きくなるが、現像時間が約25秒を超え
ると、ガラス基板2が露出され、現像による深度が一定
になることで凹凸高低差の変動が非常に小さくなってい
る。
うち(a)と(b)と(c)について、それぞれのガラ
ス基板2上の凸状配列群の断面形状を示す。
が、この現像時間もレジスト塗布量、現像液濃度、プリ
ベーク条件等により適宜変えればよい。
がフォトマスク19、22を通過することで干渉が生じ
ることで、これらマスクの直ぐ下の部分の樹脂もわずか
に光分解反応しているので、その後の現像工程(d)に
より凸部の角部が丸くなる。
分)にて表面形状が大きく変化しない程度に熱溶融させ
る。
℃、30分)にて全体を硬化させる。
せて表面形状をなめらかにして、凹凸形状に対し微調整
をおこない、ついで(f)工程により硬化させる。
クロムやアルミニウム、銀などの金属からなる光反射層
4を、たとえば膜厚1000Åで被覆する。
た光反射層4が被覆された凸状配列群に対し、その表面
性状をスキャニングしたり、写真撮影をおこなった。
用いて、その形状をスキャニングしたものであって、横
軸(X)はスキャニング方向であり、縦軸(Z)は高さ
を示し、各単位はμmである。
BH3MJL)を用いて500倍にて写真撮影した撮影
図である。
より凸部が滑らかな形状になり、さらに隣り合う各凸部
が接続されている。
ば、凸状配列群の隣り合う各凸部17が接続されている
ので、各凸部17の間に前述したような平坦部Hが存在
しなくなり、これにより、凸状配列群の平坦度が低下
し、正反射成分が減少し、光散乱性が改善され、その結
果、視野角が広くなった。
列群における隣り合う各凸部17がほぼ全面的に接続さ
れているが、部分的にわずかに非接続部分があっても光
散乱性が改善されることから本発明の技術範囲内であ
る。
(e)工程の加熱処理(表面形状が大きく変化しない程
度の熱溶融工程)を除外して、その他の各工程(a)〜
(d)、(f)、(g)でもって形成してもよい。
によって光反射層4が被覆された凸状配列群を設け、そ
の表面性状をスキャニングしたところ、図9に示すよう
な結果が得られた。
若干の平坦部が存在することがわかるが、同様に正反射
成分が減少し、光散乱性が改善され、視野角が広くなっ
た。
部17に対する好適な数値範囲については、以下の各種
反射型液晶表示装置に対しても適用される。
示装置25においては、26はコモン側のガラス基板
(0.7mm厚)、27はセグメント側のガラス基板
(0.7mm厚)であって、前記一方部材については、
ガラス基板26の一方主面上に樹脂からなるほぼ半球状
の凸部17を多数配列することで、前記液晶表示装置1
6と同じようなランダム性の凸状配列群を形成し、この
凸状配列群上にクロムやアルミニウム、銀などの金属か
らなる光反射層4(膜厚1000Å)を被覆している。
そして、凸状配列群上に画素ごとに配したカラーフィル
タ7を形成している。さらにアクリル系樹脂からなるオ
ーバーコート層8と、多数平行に配列したITOからな
る透明電極28とを形成している。この透明電極28上
に一定方向にラビングしたポリイミド樹脂からなる配向
膜29を形成している。
金属層と低屈折率層と高屈折率層とを順次積層したもの
であってもよい。かかる高屈折率層と低屈折率層につい
ては、双方間にて屈折率に差があればよく、さまざまな
材料でもって構成できる。たとえば、高屈折率層の屈折
率は2.0〜2.7の範囲にするよく、そのためにTi
O2、ZrO2、SnO2などで構成するとよく、低屈折
率層の屈折率は1.3〜1.7の範囲にするよく、その
ためにSiO2、AlF3、CaF2、MgF2などで構成
するとよい。
成膜形成しているが、配向膜29と透明電極28との間
に樹脂やSiO2などからなる絶縁膜を介在させてもよ
く、しかも、オーバーコート層8は設けなくてもよい。
さらに凸状配列群上に樹脂やSiO2からなる平滑膜を
形成し、この平滑膜上に画素ごとに配したカラーフィル
タ7を形成してもよい。
多数平行に配列したITOからなる透明電極30と、一
定方向にラビングしたポリイミド樹脂からなる配向膜3
1とを順次形成している。透明電極30と配向膜31と
の間に樹脂やSiO2からなる絶縁層を介在させてもよ
い。
材を液晶11を介してシール部材12により貼り合わせ
る。さらにガラス基板27の外側にポリカーボネイトな
どからなる第1位相差フィルム13と第2位相差フィル
ム14とヨウ素系の偏光板15とを順次形成する。
太陽光、蛍光灯などの外部照明による入射光はガラス基
板27を通過し、液晶11、カラーフィルタ7などを通
して光反射層4に到達し、光反射層4にて光反射され、
その反射光が出射される。
ても、凸状配列群の隣り合う各凸部17を上述のように
接続形成することで、各凸部17の間に平坦部Hが存在
しなくなり、これにより、凸状配列群の平坦度が低下
し、正反射成分が減少し、光散乱性が改善され、その結
果、視野角が広くなった。
基板26上に凸部17を多数配列してランダム性の凸状
配列群を形成し、この凸状配列群上に光反射層4を被覆
した構成であるが、これに代えてガラス基板27上に凸
部を多数配列した凸状配列群を形成し、この凸状配列群
上に光反射層を被覆し、そして、樹脂やSiO2などか
らなる平滑膜を形成し、その上に多数平行に配列したI
TOからなる透明電極30と、一定方向にラビングした
ポリイミド樹脂からなる配向膜31とを順次形成し、第
1位相差フィルム13と第2位相差フィルム14と偏光
板15をガラス基板26の外面に配設し、ガラス基板2
6側より光入射するように構成してもよい。
である反射部材32を作成した。
おりに隣り合う各凸部17間にて接続された凸状配列群
を形成し、この凸状配列群上に光反射層4(膜厚100
0Å)を被覆し、その上にアクリル系の樹脂から成る透
明樹脂層33(屈折率:1.53)を50μm程度の厚
みでもって形成し、さらにガラス基板6を配設したもの
である。
0°の角度でもって入射光(光源:ハロゲンランプ)を
投光し、その反射光の輝度を、その法線からの角度を変
えることで測定し、その反射率を測定したところ、図1
2に示すような結果が得られた。なお、反射率は標準白
色板基準(JIS)に基づいてMgOに光を照射し、そ
の反射率を100%として、その相対値でもって表す。
図2に示すように(a)〜(g)の各工程すべてを経て
凸状配列群を形成した場合を(イ)、(e)工程の熱溶
融処理を除外して形成した場合を(ロ)とした。
う各凸部17間にて接続された凸状配列群に代えて、従
来の液晶表示装置1に形成したような各凸部17が離隔
した凸状配列群を設けて、同じ評価実験をおこなったと
ころ、(ハ)の結果が得られた。
(イ)および(ロ)については、従来の構成に係る
(ハ)に比べ、凸部による光散乱性を向上し、これによ
り、視野角が広くなった。とくに(イ)は凸部に対する
滑らかさに優れていることで、(ロ)に比べて視野角が
広くなった。
(散乱反射型)と、従来の機能分離型の反射型液晶表示
装置について、コントラストおよび反射率を測定したと
ころ、下記のような結果が得られた。
装置16は従来の機能分離型の反射型液晶表示装置に比
べてコントラストが約2倍に向上し、光散乱性について
も散乱反射型の方が向上した。
るものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更や改善などは何ら差し支えない。
TN型単純マトリックスタイプのカラー液晶表示装置で
もって説明しているが、その他にモノクロのSTN型単
純マトリックスタイプの液晶表示装置であっても、ある
いはTN型単純マトリックスタイプの液晶表示装置やT
N型アクティブマトリックスタイプなどのツイストネマ
チック型液晶表示装置であっても、さらに双安定型の液
晶表示装置でも同様な作用効果が得られる。
装置の製法によれば、散乱反射型にて設けた凸状配列群
を構成する各凸部において、隣り合う各凸部が接続され
ていることで、光散乱性能が向上し、視野角が広くな
り、これによって良好な表示特性をもつ高性能かつ高信
頼性の反射型液晶表示装置が提供できた。
成するに際し、現像の進行を適度に止めることで、隣り
合う各凸部間にて双方の端部が接続され、連続的に繋が
ることから生産コストを低減できた。
る。
(f),(g)は凸状配列群を形成するための各工程図
である。
ォトマスクの平面図である。
のフォトマスクの平面図である。
の凹凸高低差との関係を示す線図である。
係る現像時間に違いによる光感光性樹脂層の形状変化を
示す概略図である。
る。
図である。
略図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】基板の一方主面上に多数の樹脂製凸部をラ
ンダムに並べた凸状配列群を形成し、該凸状配列群上に
ストライプ状光反射性電極群を被覆し、このストライプ
状光反射性電極群上に配向層を積層してなる一方部材
と、透明基板上にストライプ状透明電極群と配向層とを
順次積層してなる他方部材とを、これらストライプ状光
反射性電極群とストライプ状透明電極群とが交差するよ
うにネマチック型液晶を介して貼り合わせて、マトリッ
クス状に画素を配列せしめてなる反射型液晶表示装置の
製法であって、順次下記(a)〜(f)の各工程もしく
は順次下記(a)〜(d),(f)の各工程を経て前記
凸状配列群における隣り合う各凸部を接続せしめたこと
を特徴とする反射型液晶表示装置の製法。(a)工程:基板上に光感光性樹脂を塗布形成する。 (b)工程:上記塗布基板をプリベークする。 (c)工程:上記プリベークした基板に対し、多数のス
ポットを間隔0.1〜20μmにてランダム状態に配置
したフォトリソ用マスクを用いて露光をおこなう。 (d)工程:隣り合う各凸部間にて双方の端部が接続さ
れ連続的に繋がるまで現像をおこなう。 (e)工程:各凸部の表面形状が大きく変化しない程度
に熱溶融させる。 (f)工程:各凸部を加熱硬化する。 - 【請求項2】基板の一方主面上に多数の樹脂製凸部をラ
ンダムに並べた凸状配列群を形成し、該凸状配列群上に
光反射膜を被覆し、この光反射膜上に透明電極と配向層
とを順次積層してなる一方部材と、透明基板上に透明電
極と配向層とを順次積層してなる他方部材との間にネマ
チック型液晶を介在させてマトリックス状に画素を配列
せしめてなる反射型液晶表示装置の製法であって、順次
下記(a)〜(f)の各工程もしくは順次下記(a)〜
(d),(f)の各工程を経て前記凸状配列群における
隣り合う各凸部を接続せしめたことを特徴とする反射型
液晶表示装置の製法。(a)工程:基板上に光感光性樹脂を塗布形成する。 (b)工程:上記塗布基板をプリベークする。 (c)工程:上記プリベークした基板に対し、多数のス
ポットを間隔0.1〜20μmにてランダム状態に配置
したフォトリソ用マスクを用いて露光をおこなう。 (d)工程:隣り合う各凸部間にて双方の端部が接続さ
れ連続的に繋がるまで現像をおこなう。 (e)工程:各凸部の表面形状が大きく変化しない程度
に熱溶融させる。 (f)工程:各凸部を加熱硬化する。
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