JP2002318383A - 反射型液晶表示装置 - Google Patents
反射型液晶表示装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】後方散乱をなくし、光学補償が容易な構造を採
用することで、コントラストが高め、優れた表示品位を
達成した反射型液晶表示装置を提供する。 【解決手段】基板15上に反射膜14とカラーフィルタ
13とオーバーコート層12と透明電極11と配向膜1
0とを順次形成し、基板6上に透明電極7と配向膜8と
を形成し、さらに基板6の外側面には第一位相差フィル
ム5と第ニ位相差フィルム4と偏光板3とを順次形成し
ている。また、偏光板3の表示面側の主面に複数の凸部
(底面がほぼ円形状)を並べて凸形配列群2を形成し、
この凸形配列群2の上に反射防止膜1を被覆している。
そして、両基板6、15は液晶層9を介してシール部材
により貼り合わせている。
用することで、コントラストが高め、優れた表示品位を
達成した反射型液晶表示装置を提供する。 【解決手段】基板15上に反射膜14とカラーフィルタ
13とオーバーコート層12と透明電極11と配向膜1
0とを順次形成し、基板6上に透明電極7と配向膜8と
を形成し、さらに基板6の外側面には第一位相差フィル
ム5と第ニ位相差フィルム4と偏光板3とを順次形成し
ている。また、偏光板3の表示面側の主面に複数の凸部
(底面がほぼ円形状)を並べて凸形配列群2を形成し、
この凸形配列群2の上に反射防止膜1を被覆している。
そして、両基板6、15は液晶層9を介してシール部材
により貼り合わせている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光板に対し光散乱
性をもたせた反射型液晶表示装置に関するものである。
性をもたせた反射型液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の反射型液晶表示装置を図8〜図1
0に示す。図8は前方散乱板を用いた反射型液晶表示装
置の断面概略図であり、図9は樹脂等でもって多数の凸
部を並べ、その上に反射膜を被覆してなる散乱反射板を
用いた反射型液晶表示装置の断面概略図である。また、
図10は、さらに他の反射型液晶表示装置の断面概略図
である。
0に示す。図8は前方散乱板を用いた反射型液晶表示装
置の断面概略図であり、図9は樹脂等でもって多数の凸
部を並べ、その上に反射膜を被覆してなる散乱反射板を
用いた反射型液晶表示装置の断面概略図である。また、
図10は、さらに他の反射型液晶表示装置の断面概略図
である。
【0003】図8の液晶表示装置においては、ガラスな
どからなる基板15の上に金属膜からなる光反射性の透
明電極27を複数配列し、この透明電極27の上にポリ
イミド樹脂などからなる配向膜8を塗布形成している。
どからなる基板15の上に金属膜からなる光反射性の透
明電極27を複数配列し、この透明電極27の上にポリ
イミド樹脂などからなる配向膜8を塗布形成している。
【0004】ガラスなどからなる他方の基板6の上には
カラーフィルタ13を形成し、このカラーフィルタ13
上にガラスなどからなるオーバーコート層12を被膜さ
せ、オーバーコート層12上にITOなどからなる透明
電極11を複数配列し、この透明電極11の上にポリイ
ミド樹脂などからなる配向膜10を塗布形成している。
カラーフィルタ13を形成し、このカラーフィルタ13
上にガラスなどからなるオーバーコート層12を被膜さ
せ、オーバーコート層12上にITOなどからなる透明
電極11を複数配列し、この透明電極11の上にポリイ
ミド樹脂などからなる配向膜10を塗布形成している。
【0005】さらに他方の基板6の上には前方散乱板2
6と第一位相差フィルム5と第ニ位相差フィルム4と偏
光板3とを順次形成している。この前方散乱板26は透
明微粒子を透明な重合性高分子で固めたものである(特
開平8−201802号参照)。
6と第一位相差フィルム5と第ニ位相差フィルム4と偏
光板3とを順次形成している。この前方散乱板26は透
明微粒子を透明な重合性高分子で固めたものである(特
開平8−201802号参照)。
【0006】また、図9に示す液晶表示装置において
は、基板15の上に複数の樹脂からなる凸部を並べて凸
形配列群29を形成し、この凸形配列群29上にAl・
Ag等の反射膜28を形成し、これでもって散乱反射板
と成し、この上にカラーフィルタ13を形成し、このカ
ラーフィルタ13上にガラスなどからなるオーバーコー
ト層12を被膜させ、オーバーコート層12上にITO
などからなる透明電極11を複数配列し、この透明電極
11の上にポリイミド樹脂などからなる配向膜10を塗
布形成している。
は、基板15の上に複数の樹脂からなる凸部を並べて凸
形配列群29を形成し、この凸形配列群29上にAl・
Ag等の反射膜28を形成し、これでもって散乱反射板
と成し、この上にカラーフィルタ13を形成し、このカ
ラーフィルタ13上にガラスなどからなるオーバーコー
ト層12を被膜させ、オーバーコート層12上にITO
などからなる透明電極11を複数配列し、この透明電極
11の上にポリイミド樹脂などからなる配向膜10を塗
布形成している。
【0007】基板6の上にはITOなどから成る透明電
極7を複数配列し、この透明電極7の上にポリイミド樹
脂などからなる配向膜8を塗布形成している。さらに基
板6の外側面には第一位相差フィルム5と第ニ位相差フ
ィルム4と偏光板3とを順次形成している。
極7を複数配列し、この透明電極7の上にポリイミド樹
脂などからなる配向膜8を塗布形成している。さらに基
板6の外側面には第一位相差フィルム5と第ニ位相差フ
ィルム4と偏光板3とを順次形成している。
【0008】そして、上記構成の液晶表示装置に対し、
さらに図10に示す如く、周囲光を利用して表示を行な
うため、微少な凹凸に荒した偏光板30を設けて、この
偏光板30でもって表面反射をできるだけ小さくした構
成、さらにはこの凹凸上に低屈折率層をコートすること
で反射防止膜を形成する構成も提案されている(特開平
7−333404号参照)。
さらに図10に示す如く、周囲光を利用して表示を行な
うため、微少な凹凸に荒した偏光板30を設けて、この
偏光板30でもって表面反射をできるだけ小さくした構
成、さらにはこの凹凸上に低屈折率層をコートすること
で反射防止膜を形成する構成も提案されている(特開平
7−333404号参照)。
【0009】以上のような各種構成の反射型液晶表示装
置によれば、前方散乱板や散乱反射板を設けたことで、
入射光が正反射方向以外に散乱され、これによって表示
視認性を上げている。
置によれば、前方散乱板や散乱反射板を設けたことで、
入射光が正反射方向以外に散乱され、これによって表示
視認性を上げている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す前方散乱板を用いた液晶表示装置においては、後方
散乱を少なくすることができたが、それを完全に無くす
ことは構造的に不可能であり、これにより、入射光が液
晶層に到達する前に後方散乱され、その結果、コントラ
ストを低下させ、視認性を低下させていた。
示す前方散乱板を用いた液晶表示装置においては、後方
散乱を少なくすることができたが、それを完全に無くす
ことは構造的に不可能であり、これにより、入射光が液
晶層に到達する前に後方散乱され、その結果、コントラ
ストを低下させ、視認性を低下させていた。
【0011】また、図9に示す散乱反射板を用いた液晶
表示装置では、この後方散乱が起きないが、その反面、
入射光は散乱反射板でもって散乱され、入射光と反射光
の双方間にて装置内を通過する距離に違いが生じ、入射
時と反射時ではその偏光状態が対称にならなくなり、理
想的な光学補償が難しいという課題がある。
表示装置では、この後方散乱が起きないが、その反面、
入射光は散乱反射板でもって散乱され、入射光と反射光
の双方間にて装置内を通過する距離に違いが生じ、入射
時と反射時ではその偏光状態が対称にならなくなり、理
想的な光学補償が難しいという課題がある。
【0012】しかも、この構成の液晶表示装置において
は、周囲光を利用して表示を行なうことで、偏光板での
表面反射をできる限り小さくする必要があり、そこで、
図10に示す如く、防眩性の偏光板表面を微少な凹凸に
荒したり、さらにはこの凹凸面上に低屈折率層をコート
することで反射防止膜を形成する構成が提案されてい
る。
は、周囲光を利用して表示を行なうことで、偏光板での
表面反射をできる限り小さくする必要があり、そこで、
図10に示す如く、防眩性の偏光板表面を微少な凹凸に
荒したり、さらにはこの凹凸面上に低屈折率層をコート
することで反射防止膜を形成する構成が提案されてい
る。
【0013】しかしながら、この構成の液晶表示装置に
おいても、防眩性の偏光板表面に対し微小な凹凸を形成
したことで、若干の光散乱が起きている。
おいても、防眩性の偏光板表面に対し微小な凹凸を形成
したことで、若干の光散乱が起きている。
【0014】すなわち、上記偏光板と内部散乱構造の反
射型液晶表示装置を組み合わせたことで、偏光板表面と
反射型液晶表示装置の2ヶ所でもって光散乱の機能があ
り、そのために均一な性能の液晶表示装置を安定して製
造することがむずかしくなっていた。
射型液晶表示装置を組み合わせたことで、偏光板表面と
反射型液晶表示装置の2ヶ所でもって光散乱の機能があ
り、そのために均一な性能の液晶表示装置を安定して製
造することがむずかしくなっていた。
【0015】したがって本発明は叙上に鑑みて完成され
たものであり、その目的は散乱構造を簡易化するととも
に、後方散乱をなくし、そして、光学補償が容易な構造
を採用することで、コントラストを高め、優れた表示品
位を達成した反射型液晶表示装置を提供することにあ
る。
たものであり、その目的は散乱構造を簡易化するととも
に、後方散乱をなくし、そして、光学補償が容易な構造
を採用することで、コントラストを高め、優れた表示品
位を達成した反射型液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の反射型液晶表示
装置は、表示面側に偏光板を配した基板と、鏡面の金属
反射膜を形成した他の基板と、これら各基板間に配した
液晶とを少なくとも備えた液晶表示装置において、前記
偏光板の表示面側の主面のみに複数の凸部を並べて凸形
配列群を形成し、この凸形配列群の上に反射防止膜を被
覆せしめたことを特徴とする。
装置は、表示面側に偏光板を配した基板と、鏡面の金属
反射膜を形成した他の基板と、これら各基板間に配した
液晶とを少なくとも備えた液晶表示装置において、前記
偏光板の表示面側の主面のみに複数の凸部を並べて凸形
配列群を形成し、この凸形配列群の上に反射防止膜を被
覆せしめたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をSTN型単純マト
リックスのカラー液晶表示装置でもって図面により説明
する。なお、図8〜図10に示す液晶表示装置と同一個
所には同一符号を付す。
リックスのカラー液晶表示装置でもって図面により説明
する。なお、図8〜図10に示す液晶表示装置と同一個
所には同一符号を付す。
【0018】図1は本発明の反射型液晶表示装置の概略
断面図であり、この表示エリアは対角3.8インチ、320ド
ット×240ドットであり、1画素のサイズは80μm×240μ
mである。
断面図であり、この表示エリアは対角3.8インチ、320ド
ット×240ドットであり、1画素のサイズは80μm×240μ
mである。
【0019】6は前記表示面側に偏光板を配した基板で
あり、15は前記鏡面の金属反射膜を形成した他の基板
である。
あり、15は前記鏡面の金属反射膜を形成した他の基板
である。
【0020】ガラスや合成樹脂などからなる基板15の
上にAl,AlCMg,AlNd,Ag,AgPd,A
gPdCu、誘電体ミラー等からなる反射膜14を形成
し、基板上を鏡面にする。
上にAl,AlCMg,AlNd,Ag,AgPd,A
gPdCu、誘電体ミラー等からなる反射膜14を形成
し、基板上を鏡面にする。
【0021】この反射膜14の上にカラーフィルタ13
を形成し、このカラーフィルタ13上にガラスやアクリ
ル系樹脂などからなるオーバーコート層12を被膜さ
せ、オーバーコート層12上にITOなどからなる透明
電極11を複数配列し、この透明電極11の上にポリイ
ミド樹脂などからなる配向膜10を塗布形成している。
を形成し、このカラーフィルタ13上にガラスやアクリ
ル系樹脂などからなるオーバーコート層12を被膜さ
せ、オーバーコート層12上にITOなどからなる透明
電極11を複数配列し、この透明電極11の上にポリイ
ミド樹脂などからなる配向膜10を塗布形成している。
【0022】カラーフィルタ13は顔料分散方式、すな
わちあらかじめ顔料(赤、緑、青)により調合された感
光性レジストを基板上に塗布し、フォトリソグラフィに
より形成する。
わちあらかじめ顔料(赤、緑、青)により調合された感
光性レジストを基板上に塗布し、フォトリソグラフィに
より形成する。
【0023】ガラスや合成樹脂などからなる基板6の上
にはITOなどから成る透明電極7を複数配列し、この
透明電極7の上にポリイミド樹脂などからなる配向膜8
を塗布形成している。さらに基板6の外側面にはポリカ
ーボネイトなどからなる第一位相差フィルム5と、ポリ
カーボネイトなどからなる第ニ位相差フィルム4と、ヨ
ウ素系の偏光板3とを順次形成している。これらの配設
にはアクリル系の材料からなる粘着材を塗布することで
貼り付ける。
にはITOなどから成る透明電極7を複数配列し、この
透明電極7の上にポリイミド樹脂などからなる配向膜8
を塗布形成している。さらに基板6の外側面にはポリカ
ーボネイトなどからなる第一位相差フィルム5と、ポリ
カーボネイトなどからなる第ニ位相差フィルム4と、ヨ
ウ素系の偏光板3とを順次形成している。これらの配設
にはアクリル系の材料からなる粘着材を塗布することで
貼り付ける。
【0024】また、偏光板3の表示面側の主面に複数の
凸部(底面がほぼ円形状)を並べて凸形配列群2を形成
し、この凸形配列群2の上に反射防止膜1を被覆してい
る。そして、両基板6、15は、たとえば200〜26
0°の角度でツイストされたカイラルネマチック液晶か
らなる液晶層9を介してシール部材により貼り合わせて
いる。また、液晶層9にはスペーサを多数配して、その
厚みを一定にしている。
凸部(底面がほぼ円形状)を並べて凸形配列群2を形成
し、この凸形配列群2の上に反射防止膜1を被覆してい
る。そして、両基板6、15は、たとえば200〜26
0°の角度でツイストされたカイラルネマチック液晶か
らなる液晶層9を介してシール部材により貼り合わせて
いる。また、液晶層9にはスペーサを多数配して、その
厚みを一定にしている。
【0025】次に偏光板3上に凸形配列群2を形成する
工程を図2により説明する。
工程を図2により説明する。
【0026】A工程:偏光板3上に樹脂基材17を塗布
する。凹型の型面16を用意する。樹脂基材17として
は、熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂を用いる。たとえ
ば、日立化成製アクリル系樹脂があり、これは熱硬化性
樹脂と紫外線硬化性樹脂とを混合したものである。
する。凹型の型面16を用意する。樹脂基材17として
は、熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂を用いる。たとえ
ば、日立化成製アクリル系樹脂があり、これは熱硬化性
樹脂と紫外線硬化性樹脂とを混合したものである。
【0027】スピンコートにより塗布する場合には、膜
厚3.0±1.0μmにて塗布すればよい。
厚3.0±1.0μmにて塗布すればよい。
【0028】B工程:所望な凹凸形状を有する型面16
を樹脂基材17表面に押し当てながら、プリベークを1
30±10℃にて2分間行う。次いで、全面露光200
mjを行い、樹脂基材17表面から凹凸の型面16を剥
離する。これにより、樹脂基材17の表面に型面16と
同じ凹凸形状が形成される。
を樹脂基材17表面に押し当てながら、プリベークを1
30±10℃にて2分間行う。次いで、全面露光200
mjを行い、樹脂基材17表面から凹凸の型面16を剥
離する。これにより、樹脂基材17の表面に型面16と
同じ凹凸形状が形成される。
【0029】また、プリベークと全面露光により、樹脂
基材17表面と凹凸の型面16とを剥離しやすくしてい
る。
基材17表面と凹凸の型面16とを剥離しやすくしてい
る。
【0030】C工程:最後に、ポストベークを210±
10℃にて60分間行うことで、凹凸形状の樹脂基材1
7を硬化させる。
10℃にて60分間行うことで、凹凸形状の樹脂基材1
7を硬化させる。
【0031】樹脂基材17としては、熱硬化性樹脂の場
合は、樹脂表面に凹型の型面を押し当てて、熱を加える
ことにより、樹脂を硬化させ、凹凸を形成する。
合は、樹脂表面に凹型の型面を押し当てて、熱を加える
ことにより、樹脂を硬化させ、凹凸を形成する。
【0032】紫外線硬化性樹脂の場合は、樹脂表面に凹
型の型面を押し当てて、紫外線を照射することにより、
樹脂を硬化させ、凹凸を形成する。
型の型面を押し当てて、紫外線を照射することにより、
樹脂を硬化させ、凹凸を形成する。
【0033】以上のとおり、A〜Cの各工程を経て偏光
板3上に凸形配列群2を形成し、そして、この凸形配列
群2上に反射防止膜1を被覆する。
板3上に凸形配列群2を形成し、そして、この凸形配列
群2上に反射防止膜1を被覆する。
【0034】参考までに図4に実際に偏光板上に作製し
た凸形配列群2の拡大写真を示す。
た凸形配列群2の拡大写真を示す。
【0035】この反射防止膜1として低屈折率層MgF
2(n=1.38)をスパッタリング法や蒸着法にて成膜
した。
2(n=1.38)をスパッタリング法や蒸着法にて成膜
した。
【0036】通常の偏光板(まったく表面処理を施して
いない偏光板)では、入射光に対して4%の反射率があ
るのに対して、従来の偏光板上に偏光板に比べて低屈折
率層を配置した構造では1%の反射率となる。
いない偏光板)では、入射光に対して4%の反射率があ
るのに対して、従来の偏光板上に偏光板に比べて低屈折
率層を配置した構造では1%の反射率となる。
【0037】かくして本例の反射型液晶表示装置におい
ては、反射防止膜1を設けることで、後方散乱光が抑制
され、これにより、コントラストの低下を防ぎ、その結
果、表示品位を上げることができた。
ては、反射防止膜1を設けることで、後方散乱光が抑制
され、これにより、コントラストの低下を防ぎ、その結
果、表示品位を上げることができた。
【0038】そして、反射防止膜1を、このような単層
の反射防止膜に代えて、低屈折率層(たとえばSi
O2)と高屈折率層(たとえばTiO2)を積層してなる
多層反射防止膜を被膜することで、さらに反射率を低下
させ、これによってさらに表示品位を上げることができ
た。
の反射防止膜に代えて、低屈折率層(たとえばSi
O2)と高屈折率層(たとえばTiO2)を積層してなる
多層反射防止膜を被膜することで、さらに反射率を低下
させ、これによってさらに表示品位を上げることができ
た。
【0039】その他、TiO2(n=2.5)の高屈折
率層(厚み17Å)と、SiO2(n=1.46)の低
屈折率層(厚み35Å)と、TiO2(n=2.5)の
高屈折率層(厚み127Å)と、SiO2(n=1.4
6)の低屈折率層(厚み94Å)とを順次積層した4層
構造でもよい。
率層(厚み17Å)と、SiO2(n=1.46)の低
屈折率層(厚み35Å)と、TiO2(n=2.5)の
高屈折率層(厚み127Å)と、SiO2(n=1.4
6)の低屈折率層(厚み94Å)とを順次積層した4層
構造でもよい。
【0040】もしくはAl2O3(n=1.62)の低屈
折率層(厚み85Å)と、ZrO2(n=2.1)の高
屈折率層(厚み130Å)と、MgF2(n=1.3
8)の低屈折率層(厚み100Å)とを順次積層した3
層構造でもよい。
折率層(厚み85Å)と、ZrO2(n=2.1)の高
屈折率層(厚み130Å)と、MgF2(n=1.3
8)の低屈折率層(厚み100Å)とを順次積層した3
層構造でもよい。
【0041】本発明者は、通常の偏光板と、低屈折率層
MgF2(n=1.38)である単層反射防止膜を設け
た偏光板と、多層反射防止膜を設けた偏光板の3種類に
ついて、それぞれの表面反射光の波長分散を測定したと
ころ、図3に示すような結果が得られた。
MgF2(n=1.38)である単層反射防止膜を設け
た偏光板と、多層反射防止膜を設けた偏光板の3種類に
ついて、それぞれの表面反射光の波長分散を測定したと
ころ、図3に示すような結果が得られた。
【0042】多層反射防止膜はTiO2(n=2.5)
の高屈折率層(厚み17Å)と、SiO2(n=1.4
6)の低屈折率層(厚み35Å)と、TiO2(n=
2.5)の高屈折率層(厚み127Å)と、SiO
2(n=1.46)の低屈折率層(厚み94Å)とを順
次積層した4層構造である。
の高屈折率層(厚み17Å)と、SiO2(n=1.4
6)の低屈折率層(厚み35Å)と、TiO2(n=
2.5)の高屈折率層(厚み127Å)と、SiO
2(n=1.46)の低屈折率層(厚み94Å)とを順
次積層した4層構造である。
【0043】図3から明らかなとおり、通常の偏光板で
は、入射光に対して4%の反射率があるが、低屈折率層
MgF2(n=1.38)の単層反射防止膜を設けた偏
光板では550nm近辺のみ反射率が低下している。
は、入射光に対して4%の反射率があるが、低屈折率層
MgF2(n=1.38)の単層反射防止膜を設けた偏
光板では550nm近辺のみ反射率が低下している。
【0044】さらにTiO2の高屈折率層と、SiO2の
低屈折率層とを交互に4層積層した構造では、可視光の
全波長帯に対して反射率を1%以下になる。
低屈折率層とを交互に4層積層した構造では、可視光の
全波長帯に対して反射率を1%以下になる。
【0045】以上のように、本発明によれば、偏光板3
上に凸形配列群2を形成したことで、その散乱機能でも
って、入射光が液晶層に入らずに後方に散乱した場合、
液晶層は黒表示モードを示しているにも係わらず、若干
の後方散乱光が見えるというコントラストの劣化が生じ
たり、表示がぼやけるといった問題点があった。しか
し、本発明のように反射防止膜1を設けることで、後方
散乱光が抑制され、これにより、コントラストの低下を
防ぎ、表示品位が向上する。
上に凸形配列群2を形成したことで、その散乱機能でも
って、入射光が液晶層に入らずに後方に散乱した場合、
液晶層は黒表示モードを示しているにも係わらず、若干
の後方散乱光が見えるというコントラストの劣化が生じ
たり、表示がぼやけるといった問題点があった。しか
し、本発明のように反射防止膜1を設けることで、後方
散乱光が抑制され、これにより、コントラストの低下を
防ぎ、表示品位が向上する。
【0046】かくして本発明の如く、コントラストが高
く、表示品位の高い反射型液晶表示装置を実現する簡易
化した散乱構造になるが、偏光板3に凸形配列群2を形
成して、光散乱機能の役目を果たすとともに、凸形配列
群2上の反射防止膜1にて偏光板表面反射の防眩性の役
目も果たしている。
く、表示品位の高い反射型液晶表示装置を実現する簡易
化した散乱構造になるが、偏光板3に凸形配列群2を形
成して、光散乱機能の役目を果たすとともに、凸形配列
群2上の反射防止膜1にて偏光板表面反射の防眩性の役
目も果たしている。
【0047】また、図10に示すような従来の防眩性偏
光板付き反射型液晶表示装置であれば、光散乱機能が2
ヶ所存在していたが、本発明では光散乱機能を1ヶ所に
集約している。
光板付き反射型液晶表示装置であれば、光散乱機能が2
ヶ所存在していたが、本発明では光散乱機能を1ヶ所に
集約している。
【0048】さらにまた、基板15上に反射膜14を形
成し、基板上を鏡面にしたことで、斜めから入射した光
が入射時と反射時で、双方でもって偏光状態が対称とな
り、これによって光学補償を容易に設定することができ
るという効果もある。
成し、基板上を鏡面にしたことで、斜めから入射した光
が入射時と反射時で、双方でもって偏光状態が対称とな
り、これによって光学補償を容易に設定することができ
るという効果もある。
【0049】次に凸形配列群2の凸部の直径(円形の底
面)を幾とおりにも変えて、ギラツキと散乱性について
の評価を示した。
面)を幾とおりにも変えて、ギラツキと散乱性について
の評価を示した。
【0050】評価条件は、蛍光灯が180cm間隔で配置
されたオフィス内の照明下において、反射型液晶表示装
置を手にして上下左右に動かすことによってギラツキと
散乱性について評価を行った。そして、表1に示すよう
な結果が得られた。なお、同表には凸部の直径を凹凸直
径と表示している。
されたオフィス内の照明下において、反射型液晶表示装
置を手にして上下左右に動かすことによってギラツキと
散乱性について評価を行った。そして、表1に示すよう
な結果が得られた。なお、同表には凸部の直径を凹凸直
径と表示している。
【0051】ギラツキは4とおりの評価基準を定め、
「◎◎」はギラツキがまったくない場合であり、「◎」
はほとんどギラツキがない場合であり、「△」は多少ギ
ラツキがある場合であり、「×」はギラツキが目立つ場
合である。
「◎◎」はギラツキがまったくない場合であり、「◎」
はほとんどギラツキがない場合であり、「△」は多少ギ
ラツキがある場合であり、「×」はギラツキが目立つ場
合である。
【0052】散乱性は4とおりの評価基準を定め、「◎
◎」はたいへん良好な場合であり、「◎」は良好であ
り、「△」は多少散乱性があるが、その程度が小さい場
合であり、「×」は散乱性が少ない場合である。
◎」はたいへん良好な場合であり、「◎」は良好であ
り、「△」は多少散乱性があるが、その程度が小さい場
合であり、「×」は散乱性が少ない場合である。
【0053】
【表1】
【0054】同表から明らかなとおり、凸形配列群2の
凸部の直径が50μm以上あると凹凸が視認され、ギラ
ツキとして見られ、これにより、反射型液晶表示装置の
表示品位を著しく低下させる。したがって、凸部の直径
は50μm未満、好適には30μm以下にするとよい。
凸部の直径が50μm以上あると凹凸が視認され、ギラ
ツキとして見られ、これにより、反射型液晶表示装置の
表示品位を著しく低下させる。したがって、凸部の直径
は50μm未満、好適には30μm以下にするとよい。
【0055】しかし、凸部の直径が可視光以下の数値、
すなわち0.4μm以下にまで小さくなると、有効な散
乱が得られず、そのために反射型液晶表示装置の表示品
位を著しく低下させる。したがって、凸部の直径は0.
4μmを越えるように、好適には0.7μm以上、最適
には0.9μm以上にするとよい。
すなわち0.4μm以下にまで小さくなると、有効な散
乱が得られず、そのために反射型液晶表示装置の表示品
位を著しく低下させる。したがって、凸部の直径は0.
4μmを越えるように、好適には0.7μm以上、最適
には0.9μm以上にするとよい。
【0056】次に偏光板表面の凹凸形状を最適化するこ
とを目的として、図5に示すように、偏光板表面の凹凸
形状(凸部)の傾斜角度数分布が0°から最大傾斜角度
θMaxまで一定であるものに対して、表示の評価を行な
ったところ、表2に示すような結果が得られた。
とを目的として、図5に示すように、偏光板表面の凹凸
形状(凸部)の傾斜角度数分布が0°から最大傾斜角度
θMaxまで一定であるものに対して、表示の評価を行な
ったところ、表2に示すような結果が得られた。
【0057】従来例として、偏光板の防眩性のために偏
光板表面を荒らし、このような偏光板を、鏡面反射板を
設置した反射型液晶表示装置に組み合せた場合を示す。
光板表面を荒らし、このような偏光板を、鏡面反射板を
設置した反射型液晶表示装置に組み合せた場合を示す。
【0058】また、本発明のように偏光板表面に微細な
凹凸を形成し凸形配列群2と成し、偏光板の凸部の最大
傾斜角θMaxを幾とおりにも変えた反射型液晶表示装置
を作製した。
凹凸を形成し凸形配列群2と成し、偏光板の凸部の最大
傾斜角θMaxを幾とおりにも変えた反射型液晶表示装置
を作製した。
【0059】そして、反射型液晶表示装置の視野角と明
るさの関係について評価した。
るさの関係について評価した。
【0060】評価条件は、蛍光灯が180cm間隔で配置
されたオフィス内の照明下において、反射型液晶表示装
置を手にして上下左右に動かすことによって明るさと視
野角について評価を行った。
されたオフィス内の照明下において、反射型液晶表示装
置を手にして上下左右に動かすことによって明るさと視
野角について評価を行った。
【0061】明るさは4とおりの評価基準を定め、「◎
◎」はたいへん明るい場合、「◎」は明るく、「△」は
多少暗くなった場合、「×」は暗い場合である。
◎」はたいへん明るい場合、「◎」は明るく、「△」は
多少暗くなった場合、「×」は暗い場合である。
【0062】視野角は4とおりの評価基準を定め、「◎
◎」はたいへん広い場合であり、「◎」は広く、「△」
は多少狭い場合、「×」は狭い場合である。
◎」はたいへん広い場合であり、「◎」は広く、「△」
は多少狭い場合、「×」は狭い場合である。
【0063】周囲光量は一定であるので、当然のことな
がら、反射型液晶表示装置の最大傾斜角度θMaxを大き
くし視野角が小さくなれば反射率が小さくなり、最大傾
斜角度θMaxを小さくし視野角が小さくなれば反射率が
大きくなるように、視野角と反射率はトレードオフの関
係にある。
がら、反射型液晶表示装置の最大傾斜角度θMaxを大き
くし視野角が小さくなれば反射率が小さくなり、最大傾
斜角度θMaxを小さくし視野角が小さくなれば反射率が
大きくなるように、視野角と反射率はトレードオフの関
係にある。
【0064】
【表2】
【0065】この表2から明らかなとおり、視野角と反
射率のバランスの良い最大傾斜角度θMaxの範囲は、8°
〜20°であり、好ましくは、12°〜16°とすればよいこ
とが分かる。
射率のバランスの良い最大傾斜角度θMaxの範囲は、8°
〜20°であり、好ましくは、12°〜16°とすればよいこ
とが分かる。
【0066】参考までに特開平7−333404号にて
提案された図10に示す液晶表示装置と対比するに、こ
の装置においては、偏光板表面に微細な凹凸を形成し、
その凹凸上に低屈折率層を形成することにより反射防止
膜を形成した構造であり、視野角が優れるが、これは、
従来の偏光板表面の凹凸は、防眩性が主目的であり、散
乱性が大変小さく、そのため、防眩性の凹凸形状を有す
る偏光板と、鏡面反射板を設置した反射型液晶表示装置
を組み合せても充分な散乱が得られず、入射方向に対し
て正反射方向付近のみで表示がわずかに確認できるほど
となっていた。
提案された図10に示す液晶表示装置と対比するに、こ
の装置においては、偏光板表面に微細な凹凸を形成し、
その凹凸上に低屈折率層を形成することにより反射防止
膜を形成した構造であり、視野角が優れるが、これは、
従来の偏光板表面の凹凸は、防眩性が主目的であり、散
乱性が大変小さく、そのため、防眩性の凹凸形状を有す
る偏光板と、鏡面反射板を設置した反射型液晶表示装置
を組み合せても充分な散乱が得られず、入射方向に対し
て正反射方向付近のみで表示がわずかに確認できるほど
となっていた。
【0067】これに対し本発明では、この表面の凹凸形
状を最適制御することによって、明るさと視野角の両立
度に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
状を最適制御することによって、明るさと視野角の両立
度に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
【0068】このような点を図7にて説明する。
【0069】同図によれば、図1に示すような本発明の
反射型液晶表示装置において、偏光板上の凸部の最大傾
斜角度が14°である場合の散乱特性を示す。
反射型液晶表示装置において、偏光板上の凸部の最大傾
斜角度が14°である場合の散乱特性を示す。
【0070】先ず、この反射型液晶表示装置の散乱特性
の測定方法について、図6を用いて説明する。
の測定方法について、図6を用いて説明する。
【0071】入射光の入射角度を反射型液晶表示装置に
垂直な方向から30°で一定にし、受光角を反射型液晶表
示装置に垂直な方向(0°)から60°までふり、その反
射率を測定することにより、散乱特性を測定する。反射
率は、JIS規格に基づいて、MgOの散乱光強度を1
00%と規格化している。
垂直な方向から30°で一定にし、受光角を反射型液晶表
示装置に垂直な方向(0°)から60°までふり、その反
射率を測定することにより、散乱特性を測定する。反射
率は、JIS規格に基づいて、MgOの散乱光強度を1
00%と規格化している。
【0072】図7から明らかなように、特開平7−33
3404号にて提案された図10に示す従来の液晶表示
装置と、本発明の反射型液晶表示装置とを散乱特性上比
較すると、本発明は従来の装置に比べ、正反射である受
光角30°を中心にして、±30°の領域において広範囲に
高い反射率を保持していることから、視野角と明るさの
両立した反射型液晶表示装置を実現している。
3404号にて提案された図10に示す従来の液晶表示
装置と、本発明の反射型液晶表示装置とを散乱特性上比
較すると、本発明は従来の装置に比べ、正反射である受
光角30°を中心にして、±30°の領域において広範囲に
高い反射率を保持していることから、視野角と明るさの
両立した反射型液晶表示装置を実現している。
【0073】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の変更や改良等はなんら差し支えない。たとえば、本
例ではSTN型単純マトリックスのカラー液晶表示装置
にて説明したが、この装置構成に代えて、TFTなどの
アクティブ型の液晶表示装置でも同様な作用効果を奏す
る。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の変更や改良等はなんら差し支えない。たとえば、本
例ではSTN型単純マトリックスのカラー液晶表示装置
にて説明したが、この装置構成に代えて、TFTなどの
アクティブ型の液晶表示装置でも同様な作用効果を奏す
る。
【0074】
【発明の効果】本発明の反射型液晶表示装置によれば、
表示面側に偏光板を配した基板と、鏡面の金属反射膜を
形成した他の基板とを備えた装置構成において、偏光板
の表示面側の主面のみに複数の凸部を並べて凸形配列群
を形成し、この凸形配列群の上に反射防止膜を被覆した
ことで、光散乱機能と偏光板表面反射の防眩性の双方の
機能を持たせることができるとともに、さらに構造を簡
易化できた。
表示面側に偏光板を配した基板と、鏡面の金属反射膜を
形成した他の基板とを備えた装置構成において、偏光板
の表示面側の主面のみに複数の凸部を並べて凸形配列群
を形成し、この凸形配列群の上に反射防止膜を被覆した
ことで、光散乱機能と偏光板表面反射の防眩性の双方の
機能を持たせることができるとともに、さらに構造を簡
易化できた。
【0075】また、本発明によれば、鏡面の金属反射膜
を形成した他の基板とを備えたことで、斜めから入射し
た光が入射時と反射時で、その偏光状態が対称となり、
これにより、容易に光学補償を行なうことができ、設計
が簡略になり、さらにコントラストが高く表示品位の高
い反射型液晶表示装置が得られた。
を形成した他の基板とを備えたことで、斜めから入射し
た光が入射時と反射時で、その偏光状態が対称となり、
これにより、容易に光学補償を行なうことができ、設計
が簡略になり、さらにコントラストが高く表示品位の高
い反射型液晶表示装置が得られた。
【図1】本発明の反射型液晶表示装置の概略断面図であ
る。
る。
【図2】(A)、(B)、(C)は本発明に係る偏光板
の作製方法を示す工程図である。
の作製方法を示す工程図である。
【図3】偏光板表面反射光の波長分散を示す線図であ
る。
る。
【図4】偏光板上の凸状配列群の拡大写真図である。
【図5】本発明に係る偏光板表面の凹凸形状(凸部)の
傾斜角度数分布を示す図である。
傾斜角度数分布を示す図である。
【図6】反射型液晶表示装置の散乱特性の測定方法を示
す図である。
す図である。
【図7】反射型液晶表示装置の散乱特性を示す線図であ
る。
る。
【図8】従来の反射型液晶表示装置の概略断面図であ
る。
る。
【図9】従来の他の反射型液晶表示装置の概略断面図で
ある。
ある。
【図10】従来のさらに他の反射型液晶表示装置の概略
断面図である。
断面図である。
1・・・反射防止膜 2、29・・・凸形配列群 3、30・・・偏光板 6、15・・・基板 7、11、27・・・透明電極 8、10・・・配向膜 9・・・液晶層 13・・・カラーフィルタ 14・・・反射膜 26・・・前方散乱板 28・・・反射膜
Claims (1)
- 【請求項1】表示面側に偏光板を配した基板と、鏡面の
金属反射膜を形成した他の基板と、これら各基板間に配
した液晶とを少なくとも備えた液晶表示装置において、
前記偏光板の表示面側の主面のみに複数の凸部を並べて
凸形配列群を形成し、この凸形配列群の上に反射防止膜
を被覆せしめたことを特徴とする反射型液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122161A JP2002318383A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 反射型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122161A JP2002318383A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 反射型液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002318383A true JP2002318383A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18971916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001122161A Pending JP2002318383A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 反射型液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002318383A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009019839A1 (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液晶表示装置 |
USRE43694E1 (en) | 2000-04-28 | 2012-10-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Stamping tool, casting mold and methods for structuring a surface of a work piece |
CN102736307A (zh) * | 2011-03-31 | 2012-10-17 | 奇美实业股份有限公司 | 显示装置 |
CN110398797A (zh) * | 2018-04-24 | 2019-11-01 | 微采视像科技股份有限公司 | 光偏折膜及应用该光偏折膜的显示装置 |
CN114815376A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-07-29 | 昆山龙腾光电股份有限公司 | 反射型彩色显示面板及显示装置、制作方法 |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001122161A patent/JP2002318383A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE43694E1 (en) | 2000-04-28 | 2012-10-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Stamping tool, casting mold and methods for structuring a surface of a work piece |
USRE46606E1 (en) | 2000-04-28 | 2017-11-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Stamping tool, casting mold and methods for structuring a surface of a work piece |
USRE44830E1 (en) | 2000-04-28 | 2014-04-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Stamping tool, casting mold and methods for structuring a surface of a work piece |
WO2009019839A1 (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | 液晶表示装置 |
JPWO2009019839A1 (ja) * | 2007-08-09 | 2010-10-28 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
CN101772726B (zh) * | 2007-08-09 | 2012-01-11 | 夏普株式会社 | 液晶显示装置 |
KR101116957B1 (ko) * | 2007-08-09 | 2012-03-14 | 샤프 가부시키가이샤 | 액정 표시 장치 |
US8405804B2 (en) | 2007-08-09 | 2013-03-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display unit |
CN102736307B (zh) * | 2011-03-31 | 2016-12-14 | 奇美材料科技股份有限公司 | 显示装置 |
CN102736307A (zh) * | 2011-03-31 | 2012-10-17 | 奇美实业股份有限公司 | 显示装置 |
CN110398797A (zh) * | 2018-04-24 | 2019-11-01 | 微采视像科技股份有限公司 | 光偏折膜及应用该光偏折膜的显示装置 |
JP2019194688A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-11-07 | 微采視像科技股▲分▼有限公司 | 光偏向フィルムおよびそれを用いた表示装置 |
US11320662B2 (en) | 2018-04-24 | 2022-05-03 | Cm Visual Technology Corporation | Light deflection film and display device using the same |
CN110398797B (zh) * | 2018-04-24 | 2022-07-26 | 微采视像科技股份有限公司 | 光偏折膜及应用该光偏折膜的显示装置 |
CN114815376A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-07-29 | 昆山龙腾光电股份有限公司 | 反射型彩色显示面板及显示装置、制作方法 |
CN114815376B (zh) * | 2022-05-27 | 2024-01-30 | 昆山龙腾光电股份有限公司 | 反射型彩色显示面板及显示装置、制作方法 |
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