JP3077686B2 - しゃ断器回路の検査装置 - Google Patents

しゃ断器回路の検査装置

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JP3077686B2
JP3077686B2 JP10357277A JP35727798A JP3077686B2 JP 3077686 B2 JP3077686 B2 JP 3077686B2 JP 10357277 A JP10357277 A JP 10357277A JP 35727798 A JP35727798 A JP 35727798A JP 3077686 B2 JP3077686 B2 JP 3077686B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受変電設備,配電
設備等の電力設備のスイッチギヤを製造等する際に、ス
イッチギヤ本体に設けられた主回路の相順,しゃ断器の
主回路接点及び補助接点の動作状態を、スイッチギヤ完
成前に、スイッチギヤ本体単独(単体)で検査し得るし
ゃ断器回路の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電力設備のスイッチギヤ
はスイッチギヤ本体と扉体とからなり、本体には主回路
のしゃ断器(以下CBという)や各種の計器用変成器等
が設けられ、扉体にはCBの操作機構開閉状態の監視
等を行う制御処理回路等が設けられる。
【0003】そして、スイッチギヤの製造に際しては、
スイッチギヤ本体と扉体とが別個に作製され、本体に扉
体が取付けられ、必要な配線等が行われてスイッチギヤ
が完成する。
【0004】このとき、主回路のCBは、3相の主回路
接点の一側が主回路の受電点側(1次側)の各相の主回
路端子に接続され、各相の主回路接点の他側が主回路の
送り出し点側(2次側)の各相の主回路端子に接続され
る。
【0005】また、CBの各主回路接点に連動して開閉
する1又は複数の補助接点は主回路の各制御端子を介し
て扉体の制御処理回路等に接続される。
【0006】ところで、スイッチギヤ本体については、
製造検査の1つであるしゃ断器回路の検査により、主回
路の受電点側の各相の主回路端子からCBを介して送り
出し点側の各相の主回路端子に至る母線の相順(主回路
の相順),CBの各主回路接点及び各補助接点の動作状
態を検査する必要があり、従来は、この検査として、ス
イッチギヤ完成後につぎの〜の項目の測定,検査が
人手で実施される。
【0007】CB開閉動作確認 スイッチギヤ完成状態でCBの制御スイッチ(操作スイ
ッチ)を操作し、CB本体の動作表示器の点,消灯から
CBの開閉状態を目視により確認する。 主回路接点の開極時間及び閉極時間の検査 完成したスイッチギヤのCBの1又は複数の適当な補助
接点にタイマ回路等の時計回路を接続し、前記の制御ス
イッチの操作によりCBを開閉し、その間の補助接点の
開閉時間の計測から、各主回路接点の開極時間,閉極時
間を測定して検査する。 主回路相順確認 主回路の受電点側の各相の主回路端子から送り出し点側
の各相の主回路端子までの母線の接続を目視により点検
して確認する。 補助接点動作確認 CBの各補助接点に試験用のランプをそれぞれ接続し、
前記の制御スイッチの操作によりCBを開閉し、各補助
接点の接点信号に基づく各ランプの点滅等から目視によ
り確認する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来は、前記したよう
にスイッチギヤ本体のしゃ断器回路の検査が、スイッチ
ギヤの完成後にスイッチギヤ本体に扉体を取付けた状態
で行われ、扉体を取付ける前に、スイッチギヤ本体の製
造ラインでの検査(ライン検査)等により、スイッチギ
ヤ本体の単体で先行して行うことができない問題点があ
る。
【0009】また、主回路接点の動作状態の検査につい
ては、主回路接点の開極,閉極の時間の測定が補助接点
の動作を介して間接的に行われるため、精度の高い検査
が行えない問題点がある。
【0010】さらに、各検査が全て作業員の目視により
行われるため、検査ミスが生じ易く、検査効率の向上を
図ることも困難である。
【0011】例えば主回路の相順の検査については、主
回路の母線が複雑な形状,接続の場合やスイッチギヤ本
体が小型で母線の配線密度が高い場合等には、目視点検
が困難であり、相順の見誤り等が生じるおそれがあり、
補助接点の動作状態の検査についても、各補助接点の動
作状態をランプの点滅等から目視確認するため、見誤り
等が生じるおそれがある。
【0012】本発明は、スイッチギヤ本体の単体検査に
より、その主回路の相順,CBの主回路接点及び補助接
点の動作状態の検査が自動的に行えるしゃ断器回路の検
査装置を提供することを課題とする。また、その際、装
置の配線の簡素化及び配置の自由度の向上等も図られる
ようにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1のしゃ断器回路の検査装置は、主回路の
一方の各相の主回路端子と他方の各相の主回路端子との
間にしゃ断器の各相の主回路接点を設け、主回路の各制
御端子にしゃ断器の開閉制御線及び補助接点を接続した
スイッチギヤ本体に、しゃ断器の操作機構及び制御回路
等が設けられた扉体を取付ける前に、スイッチギヤ本体
を単体検査するしゃ断器回路の検査装置であって、一方
の各相の主回路端子に着脱自在に接続され,主回路に3
相交流の検査電源を給電する交流検査電源部と、方の
各相の主回路端子に着脱自在に接続され,他方の各相の
主回路端子の3相交流の検査電源の受電位相を検出する
位相角検出部と、制御端子に着脱自在に接続され,開
閉制御線に開閉制御信号を供給し,各補助接点に直流の
検査電源を給電し,補助接点を介した直流の検査電源
助接点の接点信号として受電する制御端子接続部と、
検査開始指令の入力により設定された検査シーケンス
実行し,交流検査電源部,位相角検出部及び制御端子接
続部を制御し,他方の各相の主回路端子の受電信号,位
相角検出部の各位相検出信号,補助接点の接点信号を計
測情報として取込むシーケンサ部と、シーケンサ部と情
報をやりとりし,検査時に検査開始指令をシーケンサ部
に通知し,各計測情報を取込んで解析し,他方の各相の
主回端子の受電信号に基づいて各相の主回路接点の動作
状態を自動検査し,各位相検出信号に基づいて主回路の
相順を自動検査し,補助接点の接点信号に基づいて補
接点の動作状態を自動検査する検査処理部とを備える。
【0014】したがって、扉体を取付ける前の検査対象
のスイッチギヤ本体の主回路に交流検査電源部,位相角
検出部,制御端子接続部を着脱自在に接続し、検査開始
操作を行うと、検査処理部からの検査開始指令の通知に
よりシーケンサ部が設定された検査シーケンスを実行す
る。
【0015】そして、交流検査電源部から主回路の一方
の各相の主回路端子に3相交流の検査電源が給電され、
CBの開閉に基づき、各相の主回路接点を介した検査電
源が主回路の他方の各相の主回路端子に受電される。
【0016】また、この他方の各相の主回路端子の受電
位相が位相角検出部により検出される。
【0017】そして、他方の各相の主回路端子の受電信
号に基づき、検査処理部がCBの各相の主回路接点の開
極時間,閉極時間等の動作状態を直接検査する。
【0018】また、位相角検出部の各位相検出信号に基
づき、検査処理部が主回路の相順を検査する。
【0019】さらに、制御端子接続部により、各主回路
接点に連動する各補助接点を介した直流の検査電源がそ
れぞれの接点信号として受電され、この受電された各接
点信号に基づき、検査処理部が各補助接点の動作状態を
検査する。
【0020】そのため、スイッチギヤ本体の主回路の相
順,CBの主回路接点及び各補助接点の動作状態が、そ
の単体検査で自動的に行われる。
【0021】このとき、各相の主回路接点の動作状態が
それらを通る交流検査電源の受電状態から直接検出,測
定されて検査されるため、例えばそれらの開極時間,閉
極時間が補助接点を介して間接的に測定する場合より正
確に測定され、精度の高い検査が行える。
【0022】そして、従来の目視確認(点検)がほとん
ど不要になることから、省力化が図れるとともに検査効
率が向上し、しかも、主回路の母線の形状や接続が複雑
な場合等にも見誤り等なく正確に検査することができ、
その上、回路の特性や交流理論等の専門知識のない者で
も容易に検査することができる。そして、検査装置の配
線の簡素化及び配置の自由度の向上を図る場合は、スイ
ッチギヤ本体に着脱自在に接続される制御盤に、交流検
査電源部,位相角検出部,制御端子接続部及びシーケン
サ部と、このシーケンサ部に接続された制御盤側の無線
送受信部とを設け、制御盤と別個の操作盤に、検査処理
部と、この検査処理部に接続された操作盤側の無線送受
信部とを設け、シーケンサ部と検査処理部との情報のや
りとりを、前記両無線送受信部を介して無線で行えばよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1及び図2を参照して説明する。図1は全体構成を示
し、扉体が取付けられる前の検査対象(被試験品)のス
イッチギヤ本体1の主回路2は、受電点側(1次側)の
一方の3相の主回路端子3 ,3,3に1次側の母
線4,4,4を介してCB5の主回路接点6
,6の一側が接続され、これらの接点6
,6の他側が2次側の母線7,7,7を介
して送り出し点側(2次側)の他方の3相の主回路端子
,8,8に接続されている。
【0024】また、主回路接点6,6,6に連動
するa接点又はb接点からなるCB5の各補助接点9の
一側9′,他側9″及びCB5の開閉制御線10は、主
回路2のプラグ・ソケット構成の各制御端子11に接続
されている。
【0025】なお、母線4,4,4,7
,7には種々の計器用変成器等が取付けられてい
るが、図1においては、それらを省略している。
【0026】つぎに、しゃ断器検査装置は制御盤12と
操作盤13とからなり、本体1着脱自在に接続される
制御盤12には定電圧電源構成の交流検査電源部14,
1次側端子切換部15,2次側端子切換部16,位相角
検出部17,制御端子接続部18,シーケンサ部19及
制御盤側の無線送受信部20が設けられ、制御盤12
と無線通信で情報をやりとりする操作盤13には操作盤
側の無線送受信部21,例えばパソコンからなるコンピ
ュータ構成の検査処理部22及びプリンタ23が設けら
れている。
【0027】そして、検査時は交流検査電源部14,位
相角検出部17が切換部15,16,専用の接続ケーブ
ル24,25を介して主回路端子3〜3,8〜8
に着脱自在に接続され、制御端子接続部18が専用の
接続ケーブル26を介して各補助接点9の一端9′,他
端9″及び開閉制御線10に着脱自在に接続される。
【0028】つぎに、検査処理部22は検査状況を表示
するモニタCRT(図示せず)を有し、作業員(検査
員)がこのモニタCRTの検査開始を促す初期画面にし
たがって、釦操作,マウス操作等で検査処理部22にし
ゃ断器回路の検査開始を指令すると、この指令に基づ
き、検査処理部22は設定された検査プログラムを実行
し、無線送受信部21,20を介してシーケンサ部19
に検査開始指令を通知する。
【0029】この通知に基づき、シーケンサ部19は設
定された検査シーケンスにしたがって動作し、交流検査
電源部14,切換部15,16,位相角検出部17及び
制御端子接続部18を制御し、主回路2の相順,CB5
の主回路接点6〜6及び補助接点9の動作状態の検
査を実施する。
【0030】すなわち、交流検査電源部14はシーケン
サ部19によりオン,オフされ、例えばAC100Vの
3相交流の検査電源の各相出力を、切換部15を介して
主回路端子3〜3に給電する。
【0031】このとき、シーケンサ部19による切換部
15の制御により、主回路端子3〜3の給電が一斉
に又は個別にオン,オフされる。
【0032】また、主回路端子8〜8の各相の受電
信号が切換部16を介して位相角検出部17に供給さ
れ、この検出部17は供給された各相の受電信号から主
回路端子8〜8の受電位相を検出し、それぞれの位
相検出信号をシーケンサ部19に供給する。
【0033】さらに、切換部16は主回路端子8〜8
の各相の受電信号を、シーケンサ部19の制御により
一斉又は個別に位相角検出部17,シーケンサ部19に
供給する。
【0034】つぎに、接続部18はシーケンサ部19の
制御により、開閉制御線10にCB5の開閉制御信号を
供給し、各補助接点9の一側9′に例えばDC100V
の直流の検査電源を個別に給電し、各補助接点9の他側
9″の直流の検査電源をそれぞれの接点信号として受電
し、シーケンサ部19に供給する。
【0035】また、シーケンサ部19は無線送受信部2
0,21を介して検査処理部22と情報をやりとりし、
切換部16からの主回路端子8〜8の各相の受電信
号,位相角検出部17の各位相検出信号,接続部18の
各補助接点9の接点信号を取込み、A/D変換等を施
し、計測情報として検査処理部22に送信する。
【0036】そして、検査処理部22はシーケンサ部1
9からの各計測情報を取込んで解析し、主回路接点6
〜6及び各補助接点9の動作状態を検査し、主回路2
の相順を検査し、検査結果をモニタCRTに画面表示す
るとともにプリンタ23で印字する。
【0037】つぎに、図2の検査処理部22の処理のフ
ローチャートを参照して検査処理を具体的に説明する。
まず、検査開始指令に基づき、図2のステップSによ
りモニタCRTにCB5の動作状態の検査開始を表示
し、ステップSにより無線送受信部21,20,シー
ケンサ部19を介して接続部18にCB閉指令を与え、
接続部18から開閉制御線10を用いてCB5に閉成制
御信号を供給する。
【0038】そして、最初のCB5の閉成,開放はその
本体表示器の点消灯を作業員が目視点検して行われ、C
B5の点検結果が釦操作,マウス操作等で検査処理部2
2に通知される。
【0039】このとき、CB5が不良で開放状態のまま
であれば、その通知に基づき、ステップSを否定(N
O)で通過してステップSに移行し、ブザー音等の警
報音を発生するとともにモニタCRTに不良警報を表示
し、ステップSによりプリンタ23を動作して検査結
果を印字し、検査を終了する。
【0040】一方、CB5の閉成が確認されると、その
通知に基づき、ステップSを肯定(YES)で通過し
てステップSに移行し、検査処理部22は無線送受信
部21,20を介してシーケンサ部19に検査開始を指
令し、シーケンサ部19の制御により、接続部18から
各補助接点9の一側9′に100Vの直流の検査電源を
個別に給電する。
【0041】このとき、各補助接点9が正常であれば、
それらのうちのa接点は閉成し、b接点は開放する。
【0042】そして、各補助接点9の他側9″の受電信
号が接続部18からシーケンサ部19に各補助接点9の
接点信号として供給され、このシーケンサ部19から検
査処理部22に各補助接点9の接点信号が無線送信さ
れ、検査処理部22は受信した各接点信号から各補助接
点9の正常/異常を判別し、1つでも異常であればステ
ップSからステップSに移行し、ステップS,S
により警報を表示,印字して検査を終了する。
【0043】また、各補助接点9が全て正常であれば、
CB5の最初の開放制御を行うため、ステップSから
ステップSに移行し、シーケンサ部19の制御により
接続部18からCB5に開放制御信号を与える。
【0044】そして、CB5の開放の有無がその本体表
示器の点消灯等から目視点検され、CB5が閉成状態の
ままであれば、その通知に基づき、ステップSからス
テップSに移行し、ステップS,Sにより警報の
表示,印字を行う。
【0045】一方、CB5が正常に開放すれば、その通
知に基づき、ステップS10に移行し、シーケンサ部1
9の各補助接点9の接点信号の受電の有無に基づき、各
補助接点9の正常/異常を再び判別し、1つでも異常で
あれば、補助接点不良と判別し、ステップS10を否定
で通過してステップSに移行し、全て正常のときの
み、補助接点正常と判別して補助接点9の動作状態の検
査を終了する。
【0046】つぎに、主回路2の相順及び主回路接点6
〜6の動作状態の検査に移り、ステップS11によ
りその旨をモニタCRTに画面表示してステップS12
に移行する。
【0047】そして、シーケンサ部19の制御により交
流検査電源部14をオンし、この電源部14から切換部
15を介して主回路端子3〜3に3相交流の検査電
源を給電する。
【0048】また、ステップS13の閉指令に基づき、
接続部18から開閉制御線10に閉成制御信号を供給し
てCB5を閉成する。
【0049】そして、補助接点9の接点信号の有無から
CB5の閉成を検出すると、ステップS14からステッ
プS15に移行し、主回路接点6〜6の投入動作状
態の確認中をモニタCRTに表示する。
【0050】ところで、主回路端子8〜8の受電信
号の計測情報に基づき、検査処理部22はステップS
13の閉指令の発生から実際に主回路接点8〜8
閉成するまでの時間(閉極時間(投入時間))を個別に
直接計測する。
【0051】そして、計測した時間がいずれも100m
secの基準時間以内で正常であれば、ステップS16
からステップS17に移行して主回路2の相順確認の実
行をモニタCRTに表示する。
【0052】さらに、位相角検出部17の各位相検出信
号の計測情報に基づき、主回路端子8〜8の受電位
相と,例えば主回路端子3〜3に給電される検査電
源位相との一致,不一致から、主回路端子3〜3
R,S,Tの相順に対して、主回路端子8〜8
R,S,Tの相順であるか否かを判別して主回路2の相
順を検査する。
【0053】そして、主回路端子8〜8もR,S,
Tの相順で正常であれば、ステップS18からステップ
19に移行してCB5の開指令を発生し、適当な補助
接点9の接点信号の有無からCB5の開放を検出する
と、ステップS20を肯定で通過してステップS21
移行し、モニタCRTに主回路接点確認中を表示する。
【0054】このとき、主回路端子8〜8の受電信
号の計測情報に基づき、検査処理部22はステップS
19の開指令の発生から主回路端子8〜8が実際に
開放(しゃ断)されるまでの時間を個別に計測し、主回
路接点6〜6の開極時間(しゃ断時間)も直接計測
する。
【0055】そして、計測した時間がいずれも100m
secの基準時間以内で正常であれば、開極時間の計測
を終了し、ステップS22からステップS23に移行し
てモニタCRTに検査終了の相順確認中を表示する。
【0056】そして、主回路端子8〜8のいずれも
が受電しなくなり、位相角検出部17の全ての位相検出
信号が消失すると、CB5の開放を確認して検査を終了
する。
【0057】すなわち、ステップS24からステップS
25に移行して接続部18の直流の検査電源をオフした
後、ステップS26に移行して交流検査電源部14もオ
フし、その後、ステップSに移行して検査結果を印刷
し、検査を終了する。
【0058】ところで、ステップS14,S16,S
18,S20,S22,S24において、正常でなけれ
ば、それぞれのステップを否定で通過してステップS
に移行し、異常を警報等して検査を終了する。
【0059】また、検査が終了すると、スイッチギヤ本
体1と制御盤12の各部とのケーブル接続が切離され
る。
【0060】したがって、スイッチギヤ本体1を検査装
置にケーブル接続して検査開始を指令することにより、
スイッチギヤ本体1単体で主回路2の相順,主回路接点
〜6,各補助接点9の動作状態を自動的に検査す
ることができる。
【0061】この場合、作業員の目視による確認,判別
がほとんどなくなり、従来の見誤り等による検査ミスが
激減し、検査精度が向上する。
【0062】また、検査結果等がプリンタ26でプリン
トアウトされるため、測定,良否判定の専門的知識は不
要であり、検査記録を手書きする必要もなく、大幅な省
力化が図られて検査効率が向上する。
【0063】ところで、前記実施の形態にあっては、シ
ーケンサ部19と検査処理部22との情報のやりとりを
無線で行うようにしたため、検査装置の配線が著しく簡
素化するとともに、配置の自由度の向上等を図ることが
できる利点がある。
【0064】そして、制御盤12,操作盤13の構成等
は前記実施の形態のものに限られるものでなく、例え
ば、切換部15,16のいずれか一方又は両方を省いて
形成してもよく、また、シーケンサ部19と検査処理部
22とを有線接続して情報のやりとりを有線で行うよう
にしてもよいのは勿論である。
【0065】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。扉体を取付ける前の検査対象のスイッチギヤ本体1
の主回路2に交流検査電源部14,位相角検出部17,
制御端子接続部18を着脱自在に接続し、検査開始操作
を行うと、検査処理部22からの検査開始指令の通知に
よりシーケンサ部19が設定された検査シーケンスを実
行し、主回路2の相順,しゃ断器(CB)5の各相の主
回路接点6R〜6T及び補助接点9の動作状態をスイッ
チギヤ本体1単体で自動検査することができる。
【0066】このとき、各相の主回路接点6〜6
動作状態がそれらを通る検査電源の受電状態から直接検
出されて検査されるため、とくにそれらの開極時間,閉
極時間の測定精度が補助接点を介して間接的に測定する
場合より正確であり、精度の高い検査を行うことができ
る。
【0067】そして、自動検査であることから、省力化
が図れるとともに検査効率が向上し、しかも、主回路2
の母線の形状や接続が複雑な場合等にも見誤り等なく正
確に検査することができ、その上、回路の特性や交流理
論等の専門知識のない者でも容易に検査することができ
る。
【0068】したがって、扉体を取付けてスイッチギヤ
を完成する前に、その本体の製造ライン等において、ス
イッチギヤ本体1単独で容易に主回路のしゃ断器回路の
種々の先行検査を行うことができる。また、スイッチギ
ヤ本体1に着脱自在に接続される制御盤12に、交流検
査電源部14,位相角検出部17,制御端子接続部18
及びシーケンサ部19と、このシーケンサ部19に接続
された制御盤側の無線送受信部20とを設け、制御盤1
2と別個の操作盤13に、検査処理部22と、この検査
処理部22に接続された操作盤側の無線送受信部21と
を設け、シーケンサ部19と検査処理部22との情報の
やりとりを、無線送受信部20,21を介して無線で行
う場合は、検査装置の配線が著しく簡素化するととも
に、配置の自由度の向上等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態のブロック結線図であ
る。
【図2】図1の動作説明用のフローチャートである。
【符号の説明】
1 スイッチギヤ本体 2 主回路 3R〜3T,8R〜8T 主回路端子 5 しゃ断器 6R〜6T 主回路接点12 制御盤 13 操作盤 14 交流検査電源部 17 位相角検出部 18 制御端子接続部 19 シーケンサ部 20,21 無線送受信部 22 検査処理部
フロントページの続き (72)発明者 小室 昭夫 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電 機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−135507(JP,A) 特開 昭49−120138(JP,A) 特開 平8−205334(JP,A) 特開 平5−312885(JP,A) 実開 平4−21112(JP,U) 実開 昭64−34803(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 3/00 H01H 9/00 H01H 9/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主回路の一方の各相の主回端子と他方
    の各相の主回路端子との間にしゃ断器の各相の主回路接
    点を設け、前記主回路の各制御端子に前記しゃ断器の開
    閉制御線及び補助接点を接続したスイッチギヤ本体に、
    前記しゃ断器の操作機構及び制御回路等が設けられた扉
    体を取付ける前に、前記スイッチギヤ本体単体検査す
    るしゃ断器回路の検査装置であって、 前記一方の各相の主回路端子に着脱自在に接続され,前
    記主回路に3相交流の検査電源を給電する交流検査電源
    部と、 前記他方の各相の主回路端子に着脱自在に接続され,前
    記他方の各相の主回路端子の前記3相交流の検査電源の
    受電位相を検出する位相角検出部と、 前記各制御端子に着脱自在に接続され,前記開閉制御線
    に開閉制御信号を供給し,前記補助接点に直流の検査
    源を給電し,前記補助接点を介した前記直流の検査電源
    を前記補助接点の接点信号として受電する制御端子接続
    部と、 検査開始指令の入力により設定された検査シーケンス
    実行し,前記交流検査電源部,前記位相角検出部及び前
    記制御端子接続部を制御し,前記他方の各相の主回路端
    子の受電信号,前記位相角検出部の各位相検出信号,前
    記補助接点の接点信号を計測情報として取込むシーケン
    サ部と、 前記シーケンサ部と情報をやりとりし,検査時に前記検
    査開始指令を前記シーケンサ部に通知し,前記各計測情
    報を取込んで解析し,前記他方の各相の主回端子の受電
    信号に基づいて前記各相の主回路接点の動作状態を自動
    検査し,前記各位相検出信号に基づいて前記主回路の相
    順を自動検査し,前記補助接点の接点信号に基づいて前
    記補助接点の動作状態を自動検査する検査処理部とを備
    えたことを特徴とするしゃ断器回路の検査装置。
  2. 【請求項2】 スイッチギヤ本体に着脱自在に接続され
    る制御盤に、交流検査電源部,位相角検出部,制御端子
    接続部及びシーケンサ部と、該シーケンサ部に接続され
    た制御盤側の無線送受信部とを設け、 前記制御盤と別個の操作盤に、検査処理部と、該検査処
    理部に接続された操作盤側の無線送受信部とを設け、 前記シーケンサ部と前記検査処理部との情報のやりとり
    を、前記両無線送受信 部を介して無線で行うようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のしゃ断器回路の検査装
    置。
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