JP4558088B1 - 遮断器監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の遮断器を精度良く監視可能な低コストの遮断器監視装置を提供する。
【解決手段】 投入指令に応じて閉じるとともに引外し指令に応じて開く主接点と、主接点の開閉動作に連動して開閉する補助接点と、をそれぞれが有する複数の遮断器のための遮断器監視装置において、複数の遮断器それぞれの補助接点の入口端に電圧を常時印加する電源回路と、複数の遮断器それぞれの補助接点の出口端の電圧を監視し、複数の遮断器のうち、補助接点の出口端の電圧が所定の変化をする遮断器を動作している遮断器として特定する監視装置と、を備えた遮断器監視装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遮断器監視装置に関する。
例えば複数の遮断器を筐体に収容するスイッチギヤが知られている。このスイッチギヤを構成する遮断器の故障を事前に回避するため、例えば各遮断器の主接点の操作機構部の動作状態や各遮断器の投入指令(又は引外し指令)から補助接点の動作までの時間等に基づいて、同遮断器の動作不具合の兆候の有無を判別する監視装置がある。尚、投入指令とは、遮断器に閉動作を開始させるための指令であり、引外し指令とは、遮断器に開動作を開始させるための指令であり、補助接点とは、主接点と連動して開閉する補助開閉器である。
一方、単体の遮断器に対し、その異常の有無を診断するための監視装置が開示されている(例えば特許文献1乃至3参照)。
特許文献1に開示される遮断器監視装置では、遮断器の閉動作を司る投入コイル及び遮断器の開動作を司る引外しコイルに流れる電流をそれぞれ検出し、例えば検出された電流の波形等に基づいて遮断器の動作不具合の兆候の有無を判別するようになっている。具体的には、1つの遮断器に対し1つの監視装置が設けられるとともに、この1つの監視装置は1つの遮断器の2つのコイル(投入コイル及び引外しコイル)用にそれぞれ2つの変流器を備えている。
特許文献2に開示される遮断器監視装置では、遮断器の閉動作を司る3つの投入コイル及び遮断器の開動作を司る3つの引外しコイルに流れる電流をそれぞれ検出し、例えば検出された電流の波形等に基づいて遮断器の動作不具合の兆候の有無を判別するようになっている。尚、この遮断器は3相交流の各相に対し投入コイル及び引外しコイルを備えているため、1つの遮断器が3つの投入コイル及び3つの引外しコイルを備えている。具体的には、1つの遮断器に対し1つの監視装置が設けられるとともに、この1つの監視装置は1つの遮断器の6つのコイル(3相分の投入コイル及び引外しコイル)用にそれぞれ6つの変流器を備えている。
特許文献3に開示される遮断器監視装置では、遮断器の閉動作を司る投入コイル及び遮断器の開動作を司る引外しコイルのそれぞれにおける電流の有無を検出することによって、遮断器が異常動作したときにその原因となる箇所を検出するようになっている。尚、投入コイル及び引外しコイルにおける電流の有無を検出するための手段は、例えば電流が所定量流れると出力接点がON状態となるリレー等である。
特開2003−308751号公報 特開平9−120759号公報 特開平7−280860号公報
ところで、例えば前述したスイッチギヤの異常動作を予知するために、前述した特許文献1乃至3に開示される遮断器監視装置を適用した場合、以下の問題が生じる。
特許文献1に開示される遮断器監視装置では、1つの監視装置が1つの遮断器を監視するため、複数の遮断器を筐体に収容するスイッチギヤに対しては、遮断器の数だけの監視装置が必要となる。これは、遮断器監視装置のコスト高という問題につながる。
特許文献2に開示される遮断器監視装置では、1つの監視装置が1つの遮断器を監視するため、複数の遮断器を筐体に収容するスイッチギヤに対しては、遮断器の数だけの監視装置が必要となる。これは、遮断器監視装置のコスト高という問題につながる。
特許文献3に開示される遮断器監視装置では、電流の有無を検出するための手段を通じて、遮断器が異常動作したときにその原因となる箇所を検出はできるが、そもそも同手段は電流の波形を検出できないため、例えば遮断器の動作不具合の兆候の有無を判別することはできない。このため、この遮断器監視装置を適用しても、遮断器の異常動作を予知するために相応の監視精度が得られないという問題がある。
とりわけ特許文献1及び2に開示される1つの監視装置は、1つの遮断器につき、投入コイル及び引外しコイル用に2つ以上の変流器を備える必要があるため、複数の遮断器を筐体に収容するスイッチギヤに対しては、「(遮断器の数)×2」個以上の変流器を備えた監視装置が必要となり、これはより一層のコスト高をもたらす。
一方、仮に複数の遮断器を特許文献1又は2に開示される1つの監視装置で監視するとした場合、同装置は、複数の遮断器から変流器を通じて得られる電流が何れの遮断器からの電流であるかを特定できない。これは、結局、遮断器の異常動作を予知するために相応の監視精度が得られないという問題に帰着される。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の遮断器を精度良く監視可能な低コストの遮断器監視装置を提供することにある。
前記課題を解決するための発明は、投入指令に応じて閉じるとともに引外し指令に応じて開く主接点と、前記主接点の開閉動作に連動して開閉する補助接点と、をそれぞれが有する複数の遮断器のための遮断器監視装置において、前記複数の遮断器それぞれの前記補助接点の入口端に電圧を常時印加する電源回路と、前記複数の遮断器それぞれの前記補助接点の出口端の電圧を監視し、前記複数の遮断器のうち、前記補助接点の出口端の電圧が所定の変化をする遮断器を動作している遮断器として特定する監視装置と、を備えた遮断器監視装置である。
この遮断器制御装置によれば、複数の遮断器のそれぞれでは、投入指令及び引外し指令に応じて主接点が開閉すると、これに連動して補助接点が開閉する。一方、電源回路により入口端に電圧が常時印加されている補助接点が開状態になると、出口端に電圧は発生しないが、同補助接点が閉状態になると、出口端に電圧が発生する。つまり、動作している遮断器の補助接点の出口端では、電圧が発生する状態から発生しない状態へ又はその逆という所定の変化が発生し得る。そこで、監視装置は、複数の遮断器のうち、このような変化が検出される遮断器を、動作している遮断器と特定できる。これにより、監視装置は、例えば複数の遮断器から所定の手段を通じて得られる動作状態を示す情報が、何れの遮断器の情報であるかを特定できる。よって、例えば各遮断器の異常動作を予知するために相応の監視精度が得られるとともに、監視装置が1つでよい分だけそのコストを抑えることができる。また、補助接点として、遮断器に予備として設けられているものを活用すれば、更にその分だけコストを抑えることができる。以上から、複数の遮断器を精度良く監視可能な低コストの遮断器監視装置が提供される。
また、かかる遮断器監視装置において、前記補助接点は、前記主接点の開閉動作に連動して開期間が閉期間よりも長くなるように交互に開閉する、並列接続された第1及び第2の補助接点であり、前記監視装置は、前記第1及び第2の補助接点がともに開くことに伴い、前記第1及び第2の補助接点の出口端の電圧が断続的に変化する遮断器を、動作している遮断器として特定することが好ましい。
この遮断器監視装置によれば、遮断器が動作している場合、該当の第1及び第2の補助接点がともに開状態となるタイミングが発生し、同タイミングの期間に限って出口端に電圧が発生せず、同タイミング以外の期間では出口端に電圧が発生する。よって、出口端に電圧が発生しない期間が断続的に発生する第1及び第2補助接点に該当する遮断器が、動作している遮断器であると特定できる。これは、遮断器の監視精度の向上につながる。
また、かかる遮断器監視装置において、前記監視装置は、前記補助接点の出口端の電流を電圧に変換する抵抗素子を有し、前記抵抗素子に発生する電圧に基づいて、前記複数の遮断器の中で動作している遮断器を特定することとしてもよい。
この遮断器監視装置によれば、監視装置は、複数の遮断器のうち、例えば抵抗素子の電圧がゼロに変化することのある遮断器を、動作している遮断器と特定できる。
また、かかる遮断器監視装置において、前記複数の遮断器それぞれが有する、前記主接点を閉じるときに前記投入指令に応じて励磁される投入コイルを流れる電流を検出する単一の第1の電流検出器を備え、前記監視装置は、前記第1の電流検出器の検出結果に基づいて、動作している遮断器のうち、不具合の兆候を有する遮断器を特定することが好ましい。
この遮断器監視装置によれば、動作中の遮断器において第1の電流検出器により検出される電流は、例えば同遮断器の主接点を閉じるための投入コイルの状態に応じた波形を有するため、例えば、現在の電流の波形と、投入コイルが正常な状態のときに予め検出された電流の波形とを比較することによって、現在の波形が正常とされる波形から異常とされる波形の方向に変位しているか否かといった同遮断器の不具合の兆候の有無を判別できる。また、第1電流検出器は、各遮断器に対し、投入コイルの電流を検出する単一の検出器であるため、その分だけコストを低減できる。
また、かかる遮断器監視装置において、前記第1の電流検出器は、前記主接点を閉じるときに操作機構部の変位に伴い前記投入コイルを流れる電流を検出することが好ましい。
この遮断器監視装置によれば、第1電流検出器により検出される電流は、主接点を閉じるときの操作機構部の変位にともなって投入コイルを流れる電流であるため、例えば同操作機構部の機械的な状態を反映している。よって、この電流からは、該当する遮断器の操作機構部の閉動作時の不具合の予兆を精度良く得ることができる。
また、かかる遮断器監視装置において、前記複数の遮断器それぞれが有する、前記主接点を開くときに前記引外し指令に応じて励磁される引外しコイルを流れる電流を検出する単一の第2の電流検出器を備え、前記監視装置は、前記第2の電流検出器の検出結果に基づいて、動作している遮断器のうち、不具合の兆候を有する遮断器を特定することが好ましい。
この遮断器監視装置によれば、動作中の遮断器において第2の電流検出器により検出される電流は、例えば同遮断器の主接点を開くための引外しコイルの状態に応じた波形を有するため、例えば、現在の電流の波形と、引外しコイルが正常な状態のときに予め検出された電流の波形とを比較することによって、現在の波形が正常とされる波形から異常とされる波形の方向に変位しているか否かといった同遮断器の不具合の兆候の有無を判別できる。また、第2電流検出器は、各遮断器に対し、引外しコイルの電流を検出する単一の検出器であるため、その分だけコストを低減できる。
また、かかる遮断器監視装置において、前記第2の電流検出器は、前記主接点を開くときに操作機構部の変位に伴い前記引外しコイルを流れる電流を検出することが好ましい。
この遮断器監視装置によれば、第2の電流検出器により検出される電流は、主接点を開くときの操作機構部の変位にともなって引外しコイルを流れる電流であるため、例えば同操作機構部の機械的な状態を反映している。よって、この電流からは、該当する遮断器の操作機構部の開動作時の不具合の予兆を精度良く得ることができる。
本発明によれば、複数の遮断器を精度良く監視可能な低コストの遮断器監視装置を提供できる。
本実施の形態の遮断器監視装置の構成例を示す回路図である。 本実施の形態の監視装置の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態の主接点の開閉状態、補助接点の開閉状態 抵抗素子の電圧の時間変化を示すタイミングチャートである。 本実施の形態の引外しコイルを流れる電流波形における時間領域D1乃至D5ごとの主接点の操作機構部の状態を示す模式図である。 本実施の形態の監視装置のCPUの処理手順例を示すフローチャートである。 本実施の形態の遠制装置経由での投入指令及び引外し指令に基づく遮断器100aの閉動作時時及び開動作時の遮断器監視装置における電流経路の一例をともに示す図である。 本実施の形態の手動操作型スイッチ、自動復旧回路、保護継電器回路経由での投入指令及び引外し指令に基づく遮断器100aの閉動作時及び開動作時の遮断器監視装置における電流経路の一例をともに示す図である。 本実施の形態の遠制装置経由での投入指令及び引外し指令に基づく遮断器100bの閉動作時及び開動作時の遮断器監視装置における電流経路の一例をともに示す図である。 本実施の形態の手動操作型スイッチ、自動復旧回路、保護継電器回路経由での投入指令及び引外し指令に基づく遮断器100bの閉動作時及び開動作時の遮断器監視装置における電流経路の一例をともに示す図である。
===遮断器監視装置の構成===
図1乃至図4を参照しつつ、本実施の形態の遮断器監視装置1の構成例について説明する。
図1は、遮断器監視装置1の構成例を示す回路図である。図2は、監視装置60の構成例を示すブロック図である。図3は、主接点の開閉状態、補助接点111a、112a、111b、112bの開閉状態、抵抗素子601A、601Bの電圧の時間変化を示すタイミングチャートである。尚、同図における「有」は、補助接点111a及び補助接点112aの一方がON且つ他方がOFFの状態を表わし、この場合の抵抗素子601Aの端子c’の電圧は、ゼロレベルより大きい所定レベルである。一方、同図における「無」は、補助接点111a及び補助接点112aの双方がOFFの状態を表わし、この場合の抵抗素子601Aの端子c’の電圧は、ゼロレベルである(即ち、電圧が発生しない)。また、これは、補助接点111b及び補助接点112bについても同様であり、一方がON且つ他方がOFFの状態が同図の「有」に対応し、この場合の抵抗素子601Bの端子d’の電圧は、ゼロレベルより大きい所定レベルであり、双方がOFFの状態が同図の「無」に対応し、この場合の抵抗素子601Bの端子d’の電圧は、ゼロレベルである。図4は、引外しコイル108aを流れる電流波形における時間領域D1乃至D5ごとの主接点の操作機構部(プランジャーロッド2及びリンク機構3)の状態を示す模式図である。
図1に例示されるように、遮断器監視装置1は、複数の遮断器(例えば遮断器100a、100b)の遮断器を監視する監視装置60と、電源回路180とを備えている。ここで、後述するように、本実施の形態では、電源回路180は、監視装置60内に設けられている。尚、同図には、遮断器監視装置1が監視する遮断器100a、100bの想定される制御方式、制御回路、制御設備の構成例として、直流電源装置20と、分電盤30と、遠制装置(遠隔制御装置)40と、受電盤50とが例示されている。また、同図の例示では、遮断器は、遮断器100a、100bの2つであるが、これに限定されるものではなく、遮断器監視装置1は、3つ以上の遮断器を監視することも可能である。
<<<直流電源装置、分電盤、遠制装置、受電盤>>>
直流電源装置20は、交流電源(不図示)からの交流電流を直流電流に変換する整流器21と、この直流電流を蓄電する蓄電池22と、整流器21又は蓄電池22からの直流電流を受けて、この直流電流を分電盤30及び受電盤50に振り分ける母線26と、整流器21及び母線26の間に設けられる配線用遮断器23と、母線26から分電盤30へ直流電流を供給するための配線51上に設けられる配線用遮断器24と、母線26から受電盤50へ直流電流を供給するための配線52上に設けられる配線用遮断器25とを備えている。
分電盤30は、直流電源装置20から配電線51を通じて供給される直流電流を受けて、この直流電流を遮断器100a、100bに振り分ける母線34と、母線34から遮断器100a、100bへ直流電流を供給するための配線61上に設けられる配線用遮断器31、及び他の機器へ直流電流を供給するための配線(不図示)上に設けられる配線用遮断器32、33他とを備えている。
遠制装置40は、受電盤50から配線81を通じて供給される直流電流を、遠隔監視制御装置(不図示)から送信される投入指令に応じて、複数の遮断器100a、100bの中の何れか1つの遮断器における投入制御用継電器103a、103bと反復防止用継電器104a、104b他とに供給するための継電器43、44を備えている。尚、投入制御用継電器は、遮断器の投入動作を制御するためのものであり、反復防止用継電器は、遮断器の投入動作の反復を防止するためのものである。また、遠制装置40は、受電盤50から配線81を通じて供給される直流電流を、遠隔監視制御装置から送信される引外し指令に応じて、複数の遮断器の中の何れか1つの遮断器の引外しコイル108a、108b他に供給するための継電器41、42を備えている。尚、図1の例示では、継電器44と遮断器100aとの間は配線151aで接続され、継電器44と遮断器100bとの間は配線151bで接続されている。また、継電器42と遮断器100aとの間は配線152aで接続され、継電器42と遮断器100bとの間は配線152bで接続されている。
受電盤50は、直流電源装置20から配電線52を通じて供給される直流電流を受けて、この直流電流を遠制装置40及び遮断器100a、100b他に振り分ける母線53を備えている。尚、図1の例示では、母線53と遠制装置40との間は配線81で接続され、母線53と遮断器との間は配線82で接続されている。
<<<複数の遮断器>>>
図1では、複数の遮断器として、遮断器100a及び遮断器100bが例示されている。スイッチギヤ10は、例えば遮断器100aを筐体(不図示)に収容したユニット10aや遮断器100bを筐体(不図示)に収容したユニット10b等から構成されるユニット群である。尚、同図に例示されるスイッチギヤ10は、複数のユニットに共通に、4本の配線160、161、162、163を備えている。
以下述べるように、本実施の形態のスイッチギヤ10では、遮断器100a及び遮断器100bは、対をなしている。
<<遮断器100a>>
<投入コイル>
遮断器100aでは、ユニット10aに帰属される正側操作電流電源Paと、負側操作電流電源Naとの間に、補助接点102a及び投入コイル101aが直列に接続されている。具体的には、正側操作電流電源Paに対応する(分電盤30からの配線61と接続される)配線160と、補助接点102aの一端とが、配線157aを介して接続される一方、負側操作電流電源Naに対応する配線161と、投入コイル101aの一端とが、配線158aを介して接続されている。
尚、分電盤30から投入コイル101aに供給される電流を、操作電流と称する。
<引外しコイル他>
遮断器100aでは、ユニット10bに帰属される正側制御電流電源Pb或いは遠制装置40からの配線151a、152aと、負側制御電流電源Nbとの間に、投入制御用継電器103a及び補助接点105aと、反復防止用継電器104a及び補助接点106a、107aとが並列に接続されているとともに、引外しコイル108a及び補助接点109a、110aが接続されている。
先ず、コイル、継電器、補助接点どうしの接続のし方について述べる。投入制御用継電器103aと、補助接点105aとが直列に接続されているとともに、反復防止用継電器104aと、並列接続された補助接点106a、107aとが直列に接続され、これら2つの直列接続体が更に並列に接続されている。また、引外しコイル108aと、並列接続された補助接点109a、110aとが直列に接続されている。
次に、前述したコイル、継電器、補助接点の正側の接続のし方について述べる。正側制御電流電源Pbに対応する(受電盤50からの配線82と接続される)配線162と、投入制御用継電器103a及び反復防止用継電器104aの一端とが、手動操作型スイッチ173aが設けられた配線153aを介して接続されるとともに、正側制御電流電源Pbに対応する(受電盤50からの配線82と接続される)配線162と、引外しコイル108aの一端とが、手動操作型スイッチ174aが設けられた配線153aを介して接続されている。或いは、遠制装置40からの配線151aと、投入制御用継電器103a及び反復防止用継電器104aの一端とが接続されるとともに、遠制装置40からの配線152aと、引外しコイル108aの一端とが接続されている。
次に、前述したコイル、継電器、補助接点の負側の接続のし方について述べる。負側制御電流電源Nbに対応する配線163と、補助接点105a、106a、107a、109a、110aの一端とが、配線156aを介して接続されている。
本実施の形態では、前述した手動操作型スイッチ173aと並列に自動復旧回路171aが接続されているとともに、前述した手動操作型スイッチ174aと並列に保護継電器回路172aが接続されている。自動復旧回路171aは、例えば地絡事故や短絡事故等が解消したことを条件に、投入制御用継電器103aを自動的に励磁させる回路であり、保護継電器回路172aは、例えば地絡事故や短絡事故等を検出した場合、引外しコイル108aを自動的に励磁させる回路である。
尚、受電盤50或いは遠制装置40から、投入制御用継電器103a、反復防止用継電器104a、及び引外しコイル108aに供給される電流を、制御電流(前述した操作電流よりも小さい)と称する。また、補助接点102a、105a、106a、107a、109a、110aは、励磁するべきコイルに電流が流れるべく、他のコイルの励磁によって、或いは遮断器100a、100bの主接点の開閉動作に連動して所定の開閉動作をするようになっている。
<第1及び第2の補助接点>
遮断器100aでは、投入指令に応じて閉じるとともに引外し指令に応じて開く主接点(不図示)の開閉動作と連動して開閉する補助接点111a(第1の補助接点)及び補助接点112a(第2の補助接点)が並列に接続されて、この並列接続体の入口端a及び出口端a’のそれぞれが監視装置60と接続されるとともに、この入口端aには図2に例示される監視装置60における電源回路180から所定の電圧が常時印加されている。監視装置60は、出口端a’が接続される端子c’に一方が接続され他方が接地された抵抗素子601Aを備えている。図3の例示では、主接点は、所定期間T1の開状態を挟んでその前後が閉状態となっており、補助接点111aは、この主接点の開閉状態と一致した開閉状態をとるようになっている。一方、補助接点112aは、補助接点111aが閉状態の間は、開状態をとり、補助接点111aが開状態の間は、その前後を除いて閉状態をとるようになっている。つまり、2つの補助接点111a、112aは、補助接点111aの開期間が補助接点112aの閉期間よりも長くなるように交互に開閉するようになっている。具体的には、補助接点112aは、補助接点111aが閉状態の場合にこれと相補的に開状態をとるが、補助接点111aが閉状態から開状態へと変化した直後から所定期間T2だけ開状態を維持した後に開状態から閉状態へ変化するようになっている。また、補助接点112aは、補助接点111aの所定期間T1の開状態が終了して閉状態となる所定期間T2前に、閉状態から開状態へ変化するようになっている。よって、この期間T2についてのみ、2つの補助接点111a、112aが双方とも開状態となるため、前述した抵抗素子601Aには電圧が発生しないが、これ以外の期間では、2つの補助接点111a、112aの何れか一方のみが開状態となるため、前述した抵抗素子601Aには所定の電圧が発生する。
<第1の電流検出器>
遮断器100aでは、負側操作電流電源Naに対応する配線161と、投入コイル101aの一端とを接続する配線158a上に、クランプ式電流変成器170a(第1の電流検出器)が設けられている。このクランプ式電流変成器170aによって、対をなす遮断器100a、100bの何れかの投入コイル101a、101bを流れる電流が検出される。
<<遮断器100b>>
<投入コイル>
遮断器100bでは、ユニット10aに帰属される正側操作電流電源Paと、負側操作電流電源Naとの間に、補助接点102b及び投入コイル101bが直列に接続されている。具体的には、正側操作電流電源Paに対応する(分電盤30からの配線61と接続される)配線160と、補助接点102bの一端とが、配線157bを介して接続される一方、負側操作電流電源Naに対応する配線161と、投入コイル101bの一端とが、配線158bを介して接続されている。
尚、分電盤30から投入コイル101bに供給される電流を、操作電流と称する。
<引外しコイル他>
遮断器100bでは、ユニット10bに帰属される正側制御電流電源Pb或いは遠制装置40からの配線151b、152bと、負側制御電流電源Nbとの間に、投入制御用継電器103b及び補助接点105bと、反復防止用継電器104b及び補助接点106b、107bとが並列に接続されているとともに、引外しコイル108b及び補助接点109b、110bが接続されている。
先ず、コイル、継電器、補助接点どうしの接続のし方について述べる。投入制御用継電器103bと、補助接点105bとが直列に接続されているとともに、反復防止用継電器104bと、並列接続された補助接点106b、107bとが直列に接続され、これら2つの直列接続体が更に並列に接続されている。また、引外しコイル108bと、並列接続された補助接点109b、110bとが直列に接続されている。
次に、前述したコイル、継電器、補助接点の正側の接続のし方について述べる。正側制御電流電源Pbに対応する(受電盤50からの配線82と接続される)配線162と、投入制御用継電器103b及び反復防止用継電器104bの一端とが、手動操作型スイッチ173bが設けられた配線153bを介して接続されるとともに、正側制御電流電源Pbに対応する(受電盤50からの配線82と接続される)配線162と、引外しコイル108bの一端とが、手動操作型スイッチ174bが設けられた配線153bを介して接続されている。或いは、遠制装置40からの配線151bと、投入制御用継電器103b及び反復防止用継電器104bの一端とが接続されるとともに、遠制装置40からの配線152bと、引外しコイル108bの一端とが接続されている。
次に、前述したコイル、継電器、補助接点の負側の接続のし方について述べる。負側制御電流電源Nbに対応する配線163と、補助接点105b、106b、107b、109b、110bの一端とが、配線156bを介して接続されている。
本実施の形態では、前述した手動操作型スイッチ173bと並列に自動復旧回路171bが接続されているとともに、前述した手動操作型スイッチ174bと並列に保護継電器回路172bが接続されている。自動復旧回路171bは、例えば地絡事故や短絡事故等が解消したことを条件に、投入制御用継電器103bを自動的に励磁させる回路であり、保護継電器回路172bは、例えば地絡事故や短絡事故等を検出した場合、引外しコイル108bを自動的に励磁させる回路である。
尚、受電盤50或いは遠制装置40から、投入制御用継電器103b、反復防止用継電器104b、及び引外しコイル108bに供給される電流を、制御電流と称する。また、補助接点102b、105b、106b、107b、109b、110bは、励磁するべきコイルに電流が流れるべく、他のコイルの励磁によって、或いは遮断器100a、100bの主接点の開閉動作に連動して所定の開閉動作をするようになっている。
<第1及び第2の補助接点>
遮断器100bでは、投入指令に応じて閉じるとともに引外し指令に応じて開く主接点の開閉動作と連動して開閉する補助接点111b(第1の補助接点)及び補助接点112b(第2の補助接点)が並列に接続されて、この並列接続体の入口端b及び出口端b’のそれぞれが監視装置60と接続されるとともに、この入口端bには図2に例示される監視装置60における電源回路180から所定の電圧が常時印加されている。監視装置60は、出口端b’が接続される端子d’に一方が接続され他方が接地された抵抗素子601Bを備えている。図3の例示では、主接点は、所定期間T1の開状態を挟んでその前後が閉状態となっており、補助接点111bは、この主接点の開閉状態と一致した開閉状態をとるようになっている。一方、補助接点112bは、補助接点111bが閉状態の間は、開状態をとり、補助接点111bが開状態の間は、その前後を除いて閉状態をとるようになっている。つまり、2つの補助接点111b、112bは、補助接点111bの開期間が補助接点112bの閉期間よりも長くなるように交互に開閉するようになっている。具体的には、補助接点112bは、補助接点111bが閉状態の場合にこれと相補的に開状態をとるが、補助接点111bが閉状態から開状態へと変化した直後から所定期間T2だけ開状態を維持した後に開状態から閉状態へ変化するようになっている。また、補助接点112bは、補助接点111bの所定期間T1の開状態が終了して閉状態となる所定期間T2前に、閉状態から開状態へ変化するようになっている。よって、この期間T2についてのみ、2つの補助接点111b、112bが双方とも開状態となるため、前述した抵抗素子601Bには電圧が発生しないが、これ以外の期間では、2つの補助接点111b、112bの何れか一方のみが開状態となるため、前述した抵抗素子601Bには所定の電圧が発生する。
<第2の電流検出器>
遮断器100bでは、負側操作電流電源Nbに対応する配線163と、補助接点105b、106b、107b、109b、110bの一端とを接続する配線156b上に、クランプ式電流変成器170b(第2の電流検出器)が設けられている。このクランプ式電流変成器170bによって、対をなす遮断器100a、100bの何れかの引外しコイル108a、108bを流れる電流が検出される。尚、このクランプ式電流変成器170bは、投入指令に応じて投入制御用継電器103a、103bに供給される電流も検出しており、この検出結果に基づいて不具合兆候が得られるようになっている。また、投入時及び引外し時の制御電流の大きさ等の電流波形の特徴の相違から、遮断器100a、100bの投入操作及び引外し操作が区別されるようになっている。更に、投入操作時の上記の投入制御用継電器103a、103bに供給される制御電流、投入コイル101aに供給される操作電流波形の大きさ、電流の流れるタイミング等から、遮断器100a、100bの操作方式や種類等が判別され、種類ごとの基準値との比較によって不具合兆候が得られるようになっている。
<<<監視装置>>>
図2に例示されるように、監視装置60は、CPU600と、抵抗素子601A、601Bと、電源回路180と、ADC(AD変換器)601Cと、入力装置602と、表示装置603と、メモリ604と、記憶装置605と、タイマ606とを備えている。尚、端子c、c’、d、d’、抵抗素子601A、601B、及びADC601Cは、入力インターフェース601を構成している。
CPU600は、例えば、前述した補助接点の出口端a’、b’からの出力や、クランプ式電流変成器170a、170bからの出力等に基づいて、スイッチギヤ10における動作中の遮断器100a、100bを特定する処理を実行する。また、CPU600は、クランプ式電流変成器からの出力や各種指令から補助接点の動作までの時間(投入指令又は引外し指令から遮断器100a、100bの主接点の開閉動作に連動した補助接点111a、112a、111b、112bの動作までの時間)等に基づいて、動作中の遮断器の不具合の兆候の有無を判別する処理を実行する。
抵抗素子601Aは、補助接点の出口端a’と接続された端子c’に一方が接続され、他方が接地される抵抗であり、抵抗素子601Bは、補助接点の出口端b’と接続された端子d’に一方が接続され、他方が接地される抵抗である。
電源回路180は、補助接点の入口端aと接続された端子c及び補助接点の入口端bと接続された端子dに、所定の電圧を印加する。
ADC601Cは、クランプ式電流変成器170a、170bからのアナログ値の電流を、デジタル値の信号に変換する。
入力装置602は、作業者が、所定の情報を入力するためのキーボード、マウス、タッチパネル等である。
表示装置603は、作業者が、スイッチギヤ10を監視するべく、各遮断器100a、100bの動作状態等を閲覧するための液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等である。
メモリ604は、例えば、CPU600に対し前述したスイッチギヤ10における動作中の遮断器100a、100bを特定したり、特定された遮断器の動作不具合の兆候の有無を判別したりする処理を実行させるプログラムや、同処理の実行に際して使用されるデータ等を記憶する。
記憶装置605は、例えば前述したクランプ式電流変成器170a、170bにより検出された電流の波形を示す電流波形データ等を格納する。詳しくは、記憶装置605は、電流波形データを遮断器100a、100bごとに記憶している。
タイマ606は、各遮断器100a、100bの動作不具合の兆候の有無を判別するべく、各遮断器の投入指令又は引外し指令から補助接点111a、112a、111b、112bの動作までの時間等を計時する。
<<電流波形データ>>
前述した記憶装置605が記憶する投入コイル101a、101b及び引外しコイル108a、108bを流れる電流の波形を示す電流波形データは、該当する遮断器100a、100bの異常動作の予知等に活用される。一例として、遮断器100aの引外し指令の発生から引外し動作(開動作)の終了までの間、クランプ式電流変成器170bにより検出される電流の波形(図4参照、前述したように、遮断器100aの制御電流はユニット10b側のクランプ式電流変成器170bにより検出される)は、引外しコイル108aの動作特性や主接点の操作機構部のプランジャーロッド2及びリンク機構3の変位特性等に応じた波形となり、同遮断器100aを示す情報と対応付けて記憶装置605に記憶されている。この正常動作時の電流波形データは、各遮断器100a、100bの異常動作の予知のための参照電流波形データとして用いられる。
とりわけ異常動作の予知の場合、図4に例示されるように、検出された電流波形データと、参照電流波形データとは、例えば時間領域D1乃至D5ごとに比較される。
尚、本実施の形態では、遠隔監視制御装置から遠制装置40を通じての引外し指令、手動操作型スイッチ174aを通じての引外し指令、又は保護継電器回路172aからの引外し指令が発生すると、引外しコイル108aが励磁され、プランジャーロッド2が同コイル108aの外部に押し出されるようになっている。プランジャーロッド2が押し出されると、その先端が接触するリンク機構3を引外しフック(不図示)の機械的な係合を解除する方向に回転し、遮断バネ(不図示)に付勢されて遮断器100aの主接点が開動作するようになっている。
もし、プランジャーロッド2が、グリス固着やかじり等が原因で、円滑に動作しない場合、時間領域D1はより長くなる。
もし、プランジャーロッド2が、ピンのかじり等が原因で、円滑に動作しない場合、時間領域D2はより長くなる。
もし、たとえプランジャーロッド2が動作しても、リンク機構3の動作が、グリス固着やピンのかじり等が原因で、重くなった場合、時間領域D3はより長くなる。
もし、たとえプランジャーロッド2が動作しても、リンク機構3の動作時間が間延びしたか又は補助接点が切り遅れた場合、時間領域D4はより長くなる。
もし、補助接点に異常がある場合、時間領域D5が長くなる。
尚、遮断器100aの投入指令の発生から投入動作(閉動作)の終了までの間、クランプ式電流変成器170aにより検出される投入コイル101aを流れる電流の波形についても、以上と同様のことが言える。
===遮断器監視装置の動作===
図5乃至図9を参照しつつ、前述した構成を備えた遮断器監視装置1の動作例について説明する。図5は、監視装置60のCPU600の処理手順例を示すフローチャートである。図6は、遠制装置40経由での投入指令及び引外し指令に基づく遮断器100aの閉動作時及び開動作時の遮断器監視装置1における電流経路の一例をともに示す図である。図7は、手動操作型スイッチ173a、174a、自動復旧回路171a、保護継電器回路172a経由での投入指令及び引外し指令に基づく遮断器100aの閉動作時及び開動作時の遮断器監視装置1における電流経路の一例をともに示す図である。図8は、遠制装置40経由での投入指令及び引外し指令に基づく遮断器100bの閉動作時及び開動作時の遮断器監視装置1における電流経路の一例をともに示す図である。図9は、手動操作型スイッチ173b、174b、自動復旧回路171b、保護継電器回路172b経由での投入指令及び引外し指令に基づく遮断器100bの閉動作時及び開動作時の遮断器監視装置1における電流経路の一例をともに示す図である。
尚、以下、スイッチギヤ10内の複数の遮断器100a、100bのうち1つの遮断器のみが動作することを前提としている。
図5に例示されるように、監視装置60のCPU600は、何れかの抵抗素子601A、601Bの電圧が断続的にゼロ(図3のOFF状態)となるときがあるか否かを判別する(S100)。何れの抵抗素子の電圧もゼロとなるときがないと判別した場合(S100:NO)、CPU600は、ステップS100の処理を再度実行する。
何れかの抵抗素子の電圧が断続的にゼロとなるときがあると判別した場合(S100:YES)、CPU600は、電圧がゼロとなるときがある抵抗素子(即ち、同抵抗素子が接続された端子c’、d’)に該当する遮断器100a、100bを特定する。また、CPU600は、この時点でADC601Cから出力される時間とともに変化する電流値(即ち電流波形データ)から、電圧が断続的にゼロになる直前の定常電流値を減算する(S101)。
尚、この定常電流とは、クランプ式電流変成器170a、170bにより検出された電流中の例えば遮断器以外の機器(不図示)に起因する負荷電流等の常時略一定値のノイズ電流である。図1に例示されるように、本実施の形態のクランプ式電流変成器170a、170bは、スイッチギヤ10の内部の配線158a、156bにそれぞれ設けられているため、例えばスイッチギヤ10の外部の機器からの電流の影響を殆ど受けない。このため、検出された電流波形から減算するべきノイズ電流の電流値はかなり低く、これは結果的に電流波形の検出精度の向上につながる。
次に、CPU600は、減算結果である電流波形データを、該当する遮断器を示す情報と対応付けて記憶装置605に格納する(S102)。
次に、CPU600は、記憶装置605から、ステップS102で格納された電流波形データを読み出すとともに、該当の遮断器に対応する前述した参照電流波形データを読み出して、これら2つのデータについて例えば前述した時間領域D1乃至D5の時間の長さを比較し(S103)、該当の遮断器の動作異常の有無を判別する(S104)。
2つのデータの比較の結果、該当の遮断器は異常動作していないと判別した場合(S104:NO)、CPU600はステップS100の処理を再度実行する(即ち、監視動作を継続する)。
2つのデータの比較の結果、該当の遮断器は異常動作していると判別した場合(S104:YES)、CPU600は、例えば表示装置603等を通じて、該当の遮断器が異常動作をしている旨を作業者に通知し(S105)、ステップS100の処理を再度実行する(即ち、監視動作を継続する)。
尚、例えば前述したステップS101において、CPU600は、ADC601Cから出力される電流波形と、記憶装置605に格納されている遮断器ごとの参照電流波形とを比較して、現在動作中の遮断器が確かに補助接点の示す遮断器であることを確認してもよい。これにより、遮断器を特定する精度が向上する。
本実施の形態の遮断器制御装置1によれば、複数の遮断器100a、100bのそれぞれでは、投入指令及び引外し指令に応じて主接点が開閉すると、これに連動して補助接点111a、112a、111b、112bが開閉する。一方、電源回路180により入口端a、bに電圧が常時印加されている補助接点が開状態になると、出口端a’、b’から電流は流れないが(出口端a’、b’に電圧は発生しないが)、同補助接点が閉状態になると、出口端から電流が流れる(出口端に電圧が発生する)。つまり、動作している遮断器の補助接点の出口端では、電流が流れる状態から流れない状態(電圧が発生する状態から発生しない状態)へ又はその逆という所定の変化が発生し得る。そこで、監視装置60は、複数の遮断器のうち、このような変化が検出される遮断器を、動作している遮断器と特定できる。これにより、1つの監視装置60は、複数の遮断器から所定の手段を通じて得られる動作状態を示す情報(例えば前述した電流波形データ)が、何れの遮断器の情報であるかを特定できる。よって、各遮断器の異常動作を予知するために相応の監視精度が得られるとともに、監視装置60が1つでよい分だけそのコストを抑えることができる。また、補助接点として、遮断器に予備として設けられているものを活用すれば、更にその分だけコストを抑えることができる。以上から、複数の遮断器を精度良く監視可能な低コストの遮断器監視装置1が提供される。
また、前述した遮断器監視装置1において、遮断器(例えば遮断器100a)が動作している場合、該当の第1及び第2の補助接点(例えば補助接点111a、112a)がともに開状態となるタイミングが発生し、同タイミングの期間(例えば図4の期間T2)に限って出口端(例えば出口端a’)から電流が流れず(出口端で電圧が発生せず)、同タイミング以外の期間では出口端から電流が流れる。よって、出口端から電流が流れない(出口端で電圧が発生しない)期間が断続的に発生する第1及び第2補助接点に該当する遮断器が、動作している遮断器であると特定できる。これは、遮断器の監視精度の向上につながる。
また、前述した遮断器監視装置1において、監視装置60は、複数の遮断器100a、100bのうち、抵抗素子601A、601Bの電圧がゼロに変化することのある遮断器を、動作している遮断器と特定できる。
<遮断器100aが動作している場合>
図6及び図7の例示では、スイッチギヤ10の中で遮断器100aのみが動作している場合、同遮断器100aにおける特に投入コイル101a及び引外しコイル108aに供給される電流経路を太線で表示している。ここで、図6及び図7は、引外し指令が、遠隔監視制御装置から遠制装置40を通じて出される場合(図6)と、手動操作型スイッチ174aを通じて出される場合又は保護継電器回路172aから出される場合(図7)との違いを表わしている。投入指令に基づいて投入コイル101aに供給される電流経路は、図6と図7とで同じである一方、引外し指令に基づいて引外しコイル108aに供給される電流経路は、図6と図7とで異なる。また、投入指令に基づいて投入制御継電器103aに供給される電流経路も、図6と図7とで異なる。尚、図6及び図7ともに、補助接点102a、105a、106a、107a、109a、110aは、便宜上、全て開状態に図示されているが、実際には、励磁するべきコイルに電流が流れるべく各補助接点が所定の状態になっているものとする。ここで、これらの補助接点及びコイルにおける電流経路を表わす太線は点線としている。また、図6及び図7ともに、便宜上、投入コイル101aの電流経路と、引外しコイル108aの電流経路とを併せて図示しているが、これは双方のコイル101a、108aに同時に電流を供給することを意味するものではない。
図6及び図7に例示されるように、遮断器100aの投入コイル101aが励磁される場合、電流は、直流電源装置20、配線51、分電盤30、配線61、配線157a、投入コイル101a、配線158aの順に流れる。このとき、投入コイル101aを流れる電流は、ユニット10a内の配線158a上に設けられたクランプ式電流変成器170aにより検出される。
図6に例示されるように、遠隔監視制御装置から遠制装置40を通じて引外し指令が出されて、遮断器100aの引外しコイル108aが励磁される場合、電流は、直流電源装置20、配線52、受電盤50、配線81、遠制装置40、配線152a、引外しコイル108a、配線156a、配線163、配線156bの順に流れる。このとき、引外しコイル108aを流れる電流は、ユニット10b内の配線156b上に設けられたクランプ式電流変成器170bにより検出される。
図7に例示されるように、手動操作型スイッチ174aを通じて引外し指令が出されて、遮断器100aの引外しコイル108aが励磁される場合、電流は、直流電源装置20、配線52、受電盤50、配線82、配線162、配線153a、手動操作型スイッチ174a(閉状態)、引外しコイル108a、配線156a、配線163、配線156bの順に流れる。このとき、引外しコイル108aを流れる電流は、ユニット10b内の配線156b上に設けられたクランプ式電流変成器170bにより検出される。
図7に例示されるように、保護継電器回路172aから引外し指令が出されて、遮断器100aの引外しコイル108aが励磁される場合、電流は、直流電源装置20、配線52、受電盤50、配線82、配線162、配線153a、保護継電器回路172a、引外しコイル108a、配線156a、配線163、配線156bの順に流れる。このとき、引外しコイル108aを流れる電流は、ユニット10b内の配線156b上に設けられたクランプ式電流変成器170bにより検出される。
<遮断器100bが動作している場合>
図8及び図9の例示では、スイッチギヤ10の中で遮断器100bのみが動作している場合、同遮断器100bにおける特に投入コイル101b及び引外しコイル108bに供給される電流経路を太線で表示している。ここで、図8及び図9は、引外し指令が、遠隔監視制御装置から遠制装置40を通じて出される場合(図8)と、手動操作型スイッチ174bを通じて出される場合又は保護継電器回路172bから出される場合(図9)との違いを表わしている。投入指令に基づいて投入コイル101bに供給される電流経路は、図8と図9とで同じである一方、引外し指令に基づいて引外しコイル108bに供給される電流経路は、図8と図9とで異なる。また、投入指令に基づいて投入制御継電器103bに供給される電流経路も、図8と図9とで異なる。尚、図8及び図9ともに、補助接点102b、105b、106b、107b、109b、110bは、便宜上、全て開状態に図示されているが、実際には、励磁するべきコイルに電流が流れるべく各補助接点が所定の状態になっているものとする。ここで、これらの補助接点及びコイルにおける電流経路を表わす太線は点線としている。また、図8及び図9ともに、便宜上、投入コイル101bの電流経路と、引外しコイル108bの電流経路とを併せて図示しているが、これは双方のコイル101b、108bに同時に電流を供給することを意味するものではない。
図8及び図9に例示されるように、遮断器100bの投入コイル101bが励磁される場合、電流は、直流電源装置20、配線51、分電盤30、配線61、配線160、配線157b、投入コイル101b、配線158b、配線161、配線158aの順に流れる。このとき、投入コイル101bを流れる電流は、ユニット10a内の配線158a上に設けられたクランプ式電流変成器170aにより検出される。
図8に例示されるように、遠隔監視制御装置から遠制装置40を通じて引外し指令が出されて、遮断器100bの引外しコイル108bが励磁される場合、電流は、直流電源装置20、配線52、受電盤50、配線81、遠制装置40、配線152b、引外しコイル108b、配線156bの順に流れる。このとき、引外しコイル108bを流れる電流は、ユニット10b内の配線156b上に設けられたクランプ式電流変成器170bにより検出される。
図9に例示されるように、手動操作型スイッチ174bを通じて引外し指令が出されて、遮断器100bの引外しコイル108bが励磁される場合、電流は、直流電源装置20、配線52、受電盤50、配線82、配線153b、手動操作型スイッチ174b(閉状態)、引外しコイル108b、配線156bの順に流れる。このとき、引外しコイル108bを流れる電流は、ユニット10b内の配線156b上に設けられたクランプ式電流変成器170bにより検出される。
図9に例示されるように、保護継電器回路172bから引外し指令が出されて、遮断器100bの引外しコイル108bが励磁される場合、電流は、直流電源装置20、配線52、受電盤50、配線82、配線153b、保護継電器回路172b、引外しコイル108b、配線156bの順に流れる。このとき、引外しコイル108bを流れる電流は、ユニット10b内の配線156b上に設けられたクランプ式電流変成器170bにより検出される。
以上、遮断器100aには単一のクランプ式電流変成器170aが設けられ、遮断器100bには単一のクランプ式電流変成器170bが設けられているが、前述したように、2つの遮断器100a、100bは対をなしている。つまり、遮断器100aのクランプ式電流変成器170aは、同じ遮断器100aの投入コイル101aの電流を検出するとともに、別の遮断器100bの投入コイル101bの電流を検出するようになっている。一方、遮断器100bのクランプ式電流変成器170bは、別の遮断器100aの引外しコイル108aの電流を検出するとともに、同じ遮断器100bの引外しコイル108bの電流を検出するようになっている。尚、図1及び図6乃至図9では、スペースの都合上、ユニット10aにクランプ式電流変成器170aが設けられ且つユニット10bにクランプ式電流変成器170bが設けられるように図示したが、これに限定されるものではない。クランプ式電流変成器は、投入電源(正側及び負側操作電流電源)Pa、Na及び制御電源(正側及び負側制御電流電源)Pb、Nbの分電盤30や受電盤50等への帰還点であるNa、Nbに設けられるものであり、ユニット10a、10bの制約はない。このため、例えば、ユニット10aに2つのクランプ式電流変成器170a、170bが設けられていてもよい。
本実施の形態の遮断器監視装置1において、動作中の遮断器100a、100bにおいて第1の電流検出器(例えばクランプ式電流変成器170a)により検出される電流は、例えば同遮断器の主接点を閉じるための投入コイル101a、101bの状態に応じた波形を有するため、現在の電流波形データと、投入コイル101a、101bが正常な状態のときに予め検出された参照電流波形データとを比較することによって、同遮断器の不具合の兆候の有無を判別できる。また、第1電流検出器は、各遮断器に対し、投入コイルの電流を検出する単一の検出器であるため、その分だけコストを低減できる。
また、前述した遮断器監視装置1において、第1電流検出器(例えばクランプ式電流変成器170a)により検出される電流は、主接点を閉じるときの操作機構部(例えばプランジャーロッド2、リンク機構3)の変位にともなって投入コイル101a、101bを流れる電流であるため、例えば同操作機構部の機械的な状態を反映している。よって、この電流からは、例えば前述した時間領域D1乃至D5の時間の長さを参照データと比較することによって、該当する遮断器の操作機構部の閉動作時の不具合の予兆を精度良く得ることができる。
また、前述した遮断器監視装置1において、動作中の遮断器100a、100bにおいて第2の電流検出器(例えばクランプ式電流変成器170b)により検出される電流は、例えば同遮断器の主接点を開くための引外しコイル108a、108bの状態に応じた波形を有するため、現在の電流波形データと、引外しコイル108a、108bが正常な状態のときに予め検出された参照電流波形データとを比較することによって、同遮断器の不具合の兆候の有無を判別できる。また、第2電流検出器は、各遮断器に対し、引外しコイルの電流を検出する単一の検出器であるため、その分だけコストを低減できる。
また、前述した遮断器監視装置1において、第2の電流検出器(例えばクランプ式電流変成器170b)により検出される電流は、主接点を開くときの操作機構部(例えばプランジャーロッド2、リンク機構3)の変位にともなって引外しコイル108a、108bを流れる電流であるため、例えば同操作機構部の機械的な状態を反映している。よって、この電流からは、例えば前述した時間領域D1乃至D5の時間の長さを参照データと比較することによって、該当する遮断器の操作機構部の開動作時の不具合の予兆を精度良く得ることができる。
尚、前述した実施の形態では、遮断器100a、100bの主接点を開閉する際に、投入コイル101a、101b及び引外しコイル108a、108bを用いて主接点の操作機構部(プランジャーロッド2及びリンク機構3)を変位させていたが、これに限定されるものではない。例えばモータ等の他の駆動手段によって、操作機構部を変位させるものであってもよい。
===その他の実施の形態===
前述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良されるとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した実施の形態では、投入コイル101a、101bに操作電流を供給し、引外しコイル108a、108bに制御電流を供給したが、これに限定されるものではない。例えば、双方のコイルに制御電流を供給してもよい。
前述した実施の形態では、第1及び第2の電流検出器は、クランプ式電流変成器170a、170bであったが、これに限定されるものではなく、要するにコイルに流れる電流を検出するための手段であれば、如何なるものであってもよい。
前述した実施の形態では、電源回路180は、監視装置60に1つだけ設けられていたが、これに限定されるものではなく、例えば、各遮断器100a、100bに設けられて各出口端a、bに所定の電圧を印加するものであってもよい。或いは、電源回路180は、監視装置60及び遮断器100a、100bの何れとも異なる場所に設置されていてもよい。
前述した実施の形態では、遮断器を特定するにあたって、第1の補助接点及び第2の補助接点の出口端に設けられた抵抗素子の電圧を検出するものであったが、これに限定されるものではなく、例えば出口端から流れる電流を検出してもよい。
1 遮断器監視装置
2 プランジャーロッド
3 リンク機構
10 スイッチギヤ
10a、10b ユニット
20 直流電源装置
21 整流器
22 蓄電池
23、24、25 配線用遮断器
26、34、53 母線
30 分電盤
31、32、33 配線用遮断器
40 遠制装置
41、42、43、44 継電器
50 受電盤
51、52、61、81、82 配線
60 監視装置
100a、100b 遮断器
101a、101b 投入コイル
102a、102b 補助接点
103a、103b 投入制御用継電器
104a、104b 反復防止用継電器
105a、105b 補助接点
106a、106b 補助接点
107a、107b 補助接点
108a、108b 引外しコイル
109a、109b、110a、110b 補助接点
111a、111b、112a、112b 補助接点
151a、151b、152a、152b 配線
153a、153b、154a、154b 配線
155a、155b、156a、156b 配線
157a、157b、158a、158b 配線
160、161、162、163 配線
170a、170b クランプ式電流変成器
171a、171b 自動復旧回路
172a、172b 保護継電器回路
173a、173b、174a、174b 手動操作型スイッチ
180 電源回路
600 CPU
601 入力インターフェース
601A、601B 抵抗素子
601C ADC
602 入力装置
603 表示装置
604 メモリ
605 記憶装置
606 タイマ

Claims (4)

  1. 投入指令に応じて閉じるとともに引外し指令に応じて開く主接点と、
    前記主接点の開閉動作に連動して開閉する第1の補助接点と、
    前記第1の補助接点に並列接続され、前記第1の補助接点が閉状態から開状態へ変化したときから所定期間後まで開状態を維持した後に開状態から閉状態へ変化し、前記第1の補助接点が開状態から閉状態へ変化するときの所定期間前まで閉状態を維持した後に閉状態から開状態へ変化するように、前記第1の補助接点とは相補的に開閉する第2の補助接点と、
    をそれぞれが有する複数の遮断器のための遮断器監視装置において、
    前記複数の遮断器それぞれの前記第1及び第2の補助接点の入口端に電圧を常時印加する電源回路と、
    前記複数の遮断器それぞれの前記第1及び第2の補助接点の出口端の電圧を監視し、前記複数の遮断器のうち、前記第1及び第2の補助接点の出口端の電圧が断続的に変化をする遮断器を動作している遮断器として特定する監視装置と、
    を備えたことを特徴とする遮断器監視装置。
  2. 前記監視装置は、前記第1及び第2の補助接点の出口端の電流を電圧に変換する抵抗素子を有し、前記抵抗素子に発生する電圧に基づいて、前記複数の遮断器の中で動作している遮断器を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遮断器監視装置。
  3. 前記主接点を閉じるときに前記投入指令に応じて励磁される前記複数の遮断器それぞれが有する投入コイルを流れる電流を検出する単一の第1の電流検出器を備え、
    前記監視装置は、前記第1の電流検出器の検出結果を基に得られる前記複数の遮断器それぞれの電流波形と、前記複数の遮断器それぞれに該当し、前記複数の遮断器それぞれの開閉動作に関する不具合の兆候を特定するための基準となる参照電流波形とを比較し、前記複数の遮断器のうち、前記電流波形の生じる時間が前記参照電流波形の生じる時間よりも長くなる遮断器を、前記不具合の兆候を有する遮断器として特定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遮断器監視装置。
  4. 記主接点を開くときに前記引外し指令に応じて励磁される前記複数の遮断器それぞれが有する引外しコイルを流れる電流を検出する単一の第の電流検出器を備え、
    前記監視装置は、前記第の電流検出器の検出結果を基に得られる前記複数の遮断器それぞれの電流波形と、前記複数の遮断器それぞれに該当し、前記複数の遮断器それぞれの開閉動作に関する不具合の兆候を特定するための基準となる参照電流波形とを比較し、前記複数の遮断器のうち、前記電流波形の生じる時間が前記参照電流波形の生じる時間よりも長くなる遮断器を、前記不具合の兆候を有する遮断器として特定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の遮断器監視装置。
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