JP2018190907A - 電磁接触器の接触不良検出装置 - Google Patents

電磁接触器の接触不良検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】負荷時タップ切換変圧器の不具合が発生したとき、どの電磁接触器に不具合が発生しているのかを安価で簡易に検出できる電磁接触器の接触不良検出装置を提供することである。【解決手段】電磁リレー14は負荷時タップ切換装置の電動操作機構部内の電磁接触器13と電動機12との間に設けられ、電動機12への印加電圧が所定電圧以上であるとき動作し、タイマリレー15は電磁接触器13が動作しかつ電磁リレー14が不動作のとき所定時限後に動作し、故障表示器16はタイマリレー15が動作したとき電磁接触器の接触不良を表示出力し、電磁リレー14、タイマリレー15、故障表示器16は電動操作機構部内に設けられる。【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機に電磁接触器を介して駆動電源を供給する負荷時タップ切換装置における電磁接触器の接触不良を検出する電磁接触器の接触不良検出装置に関する
一般に、変圧器の電圧調整は、変圧器の1次側のタップ巻線をタップ切換器により切り換え、変圧器の2次側電圧を調整することにより行われている。例えば、配電系統の負荷が変動すると変圧器の2次側電流が変動し変圧器の2次側電圧が変動する。そこで、変圧器の2次側電圧及び2次側電流を監視し、負荷が大きくなり2次側電流が大きくなると2次側電圧を昇圧するようにタップ切換を行い、一方、負荷が少なくなり2次側電流が小さくなると2次側電圧を降圧するようにタップ切換が行われる。
負荷時タップ切換装置のタップ切換器は、変圧器2次側の電圧電流の監視装置からのタップ切換の操作信号により、変圧器制御盤の制御装置を介して電動機を駆動し、電動機の駆動軸を所定の回転回数だけ回転させることにより行われる。電動機には電磁接触器を開閉操作して駆動電源が入力される。
ここで、負荷時タップ切換変圧器のタップ切替動作の異常を検出するものとして、負荷時タップ切換変圧器のどの箇所に異常が発生しているのかが自動的に判別でき、異常が発生した場合に負荷時タップ切換変圧器の早期復旧を可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。これは、負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機の駆動トルク、タップ切換器のタップ切換時間、電動機の入力電流、電動機の入力電圧、電動機に電磁接触器を介して電力を供給する駆動電源の電源電圧をそれぞれ検出する各検出器を設け、マイクロプロセッサーを用いて構成された制御装置は、各検出器で検出された状態量の組み合わせによって、タップ切換器、電動機、電磁接触器、駆動電源の異常を判定するとともに、外部からの指令によりタップ切換器のタップ切換を制御するようにしたものである。
特開2006−128237号公報
しかし、特許文献1のものでは、タップ切換器、電動機、電磁接触器、駆動電源の異常の判定ができるが、電動機の駆動トルク、タップ切換器のタップ切換時間、電動機の入力電流、電動機の入力電圧、電動機に電磁接触器を介して電力を供給する駆動電源の電源電圧をそれぞれ検出する各検出器、マイクロプロセッサーを用いた制御装置を設置しなければならないので高価となる。また、各検出器や制御装置を設置する制御盤を用意しなければならない。
負荷時タップ切換変圧器の不具合は一過性のものが多く、電磁接触器の不具合が大半を占める。このことから、負荷時タップ切換変圧器の異常表示が発生しても不具合箇所が判然としないことが多いので、まずは、電磁接触器の接触不良を疑い、電磁接触器の接続箇所の相間の電圧変動を監視するようにしている。すなわち、電磁接触器の接続箇所の相間に記録計を取り付けて電圧電流などを監視するが、電磁接触器の接続箇所の相間は狭隘部であるので、記録計を設置することが困難であったり、記録計が高価であるといった問題がある。さらには、記録計での検出にあたり、電圧電流検出の設定や故障の判別に高度な専門知識や技術を要す。
本発明の目的は、負荷時タップ切換変圧器の不具合が発生したとき、どの電磁接触器に不具合が発生しているのかを安価で簡易に検出できる電磁接触器の接触不良検出装置を提供することである。
請求項1の発明に係る電磁接触器の接触不良検出装置は、負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機に電磁接触器を介して駆動電源を供給する負荷時タップ切換装置の前記電磁接触器の接点の接触不良を検出する電磁接触器の接触不良検出装置において、負荷時タップ切換装置の電動操作機構部内の前記電磁接触器と前記電動機との間に設けられ前記電動機への印加電圧が所定電圧以上であるとき動作する電磁リレーと、前記電動操作機構部内に設けられ前記電磁接触器が動作しかつ前記電磁リレーが不動作のとき所定時限後に動作するタイマリレーと、前記電動操作機構部内に設けられ前記タイマリレーが動作したとき前記電磁接触器の接触不良を表示出力する故障表示器とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る電磁接触器の接触不良検出装置は、請求項1の発明において、前記電磁リレー、前記タイマリレー、前記故障表示器を一つの収納箱に収納して前記電動操作機構部内に設けるようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明に係る電磁接触器の接触不良検出装置は、負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機に電磁接触器を介して駆動電源を供給する負荷時タップ切換装置の前記電磁接触器の接点の接触不良を検出する電磁接触器の接触不良検出装置において、負荷時タップ切換装置の電動操作機構部内の前記電磁接触器と前記電動機との間に設けられ前記電動機への印加電圧が所定電圧以上であるとき動作する負荷側電磁リレーと、前記電動操作機構部内に設けられ前記駆動電源と前記電磁接触器との間に前記電磁接触器への印加電圧が所定電圧以上であるとき動作する電源側電磁リレーと、前記電動操作機構部内に設けられ前記電源側電磁リレー及び前記電磁接触器が動作しかつ前記負荷側電磁リレーが不動作のとき所定時限後に動作するタイマリレーと、前記電動操作機構部内に設けられ前記タイマリレーが動作したとき前記電磁接触器の接触不良を表示出力する故障表示器とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明に係る電磁接触器の接触不良検出装置は、請求項3の発明において、前記電源側電磁リレー、前記負荷側電磁リレー、前記タイマリレー、前記故障表示器を一つの収納箱に収納して前記電動操作機構部内に設けるようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電磁接触器の接触不良検出装置の構成器具である電磁リレー、タイマリレー、故障表示器は、市販の小型の器具を用いることができるので、電動操作機構部内に収納でき、安価に構成できる。また、故障表示器は電磁接触器ごとに設けられるので接触不良の電磁接触器の接触不良を容易に識別できる。
請求項2の発明によれば、電磁リレー、タイマリレー、故障表示器を一つの収納箱に収納するので、電動操作機構部内で電磁接触器の接触不良検出装置を容易に識別できる。
請求項3の発明によれば、電磁接触器の接触不良検出装置の構成器具である電源側電磁リレー、負荷側電磁リレー、タイマリレー、故障表示器は、市販の小型の器具を用いることができるので、電動操作機構部内に収納でき、安価に構成できる。また、故障表示器は電磁接触器ごとに設けられるので接触不良の電磁接触器の接触不良を容易に識別できる。さらには、電源側電磁リレーを設け電磁接触器に電源電圧が印加されていることを確認し電磁接触器の接触不良の検出を行うので、電磁接触器の接触不良検出の精度を高めることができる。
請求項4の発明によれば、電源側電磁リレー、負荷側電磁リレー、タイマリレー、故障表示器を一つの収納箱に収納するので、電動操作機構部内で電磁接触器の接触不良検出装置を容易に識別できる。
本発明の第1実施の形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置を負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機の電磁接触器に適用した場合の回路図。 本発明の第1実施形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置のタイマリレー及び故障表示器の駆動制御回路の回路図。 本発明の第2実施の形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置を負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機の電磁接触器に適用した場合の回路図。 本発明の第2実施形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置のタイマリレー及び故障表示器の駆動制御回路の回路図。
以下、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施の形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置を負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機の電磁接触器に適用した場合の回路図である。
負荷時タップ切換変圧器は、図示省略の変圧器本体部、タップ切換器、電動操作機構部からなり、図1に示す2次側配電線11が変圧器本体部から所内電源として取り出される。変圧器本体部の2次側配電線11は3相交流電源UVWであり、図示省略のタップ切換器を駆動する駆動電源となる。
電動操作機構部には、タップ切換器を電動操作する3相の電動機12、電磁接触器13R、13Lが収納され、電動機12には電磁接触器13R、13Lを介して2次側配電線11から電源が供給される。電磁接触器13R、13Lは、図示省略のタップ切替器制御装置により開閉操作されて電動機13に電源を供給し、電動機12を所定の回転回数分だけ駆動する。通常、所定の回転回数分はタップ巻線の1タップを切り換えるに必要な電動機12の駆動量である。電磁接触器13Rは変圧器の2次側電圧の昇圧用の電磁接触器であり、電磁接触器13Lは変圧器の2次側電圧の降圧用の電磁接触器である。すなわち、電磁接触器13Rは3相電動機12に印加する3相交流電源の相順がUVWであり、電磁接触器13Lは3相電動機12に印加する3相交流電源の相順をUWVとし、正転方向と相順を入れ替えて回転方向を反転させる。
本発明の実施の形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置は、電磁リレー14a、14b、14cと、タイマリレー15a、15bと、故障表示器16a、16bとから構成され、これらは電動操作機構部内に設けられる。また、タイマリレー15a、15b及び故障表示器16a、16bは、電磁接触器13R、13L及び電磁リレー14a、14b、14cの動作状況により動作する。駆動制御回路17は、電磁接触器13R、13L及び電磁リレー14a、14b、14cの動作状態に応じてタイマリレー15a、15b及び故障表示器16a、16bを駆動制御するための回路であり、駆動制御回路17も電動操作機構部内に設けられる。
電磁リレー14a、14b、14cは、電動操作機構部内の電磁接触器13R、13Lと電動機12との間に設けられ、電磁リレー14aは電磁接触器13R、13Lの負荷側のU相とV相との線間電圧が所定電圧以上であるとき動作するリレーであり、電磁リレー14bは電磁接触器13R、13Lの負荷側のV相とW相との線間電圧が所定電圧以上であるとき動作するリレーであり、電磁リレー14cは電磁接触器13R、13Lの負荷側のW相とU相との線間電圧が所定電圧以上であるとき動作するリレーである。電磁リレー14a、14b、14cの動作状態は、電磁接触器13R、13Lの動作状態とともに駆動制御回路17に入力される。
タイマリレー15a、15bは、電磁接触器13R、13Lが動作しかつ電磁リレー14a、14b、14cのいずれかが不動作のとき所定時限後に動作するリレーである。すなわち、電磁接触器13R、13Lの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧のいずれかが所定電圧以下であるときは、タイマリレー15a、15bは所定時限後に動作する。電磁接触器13R、13Lの接触不良であるときは、接触不良である電磁接触器13R、13Lの負荷側の線間電圧が所定電圧以下となるからである。
故障表示器16a、16bは、タイマリレー15a、15bが動作したとき電磁接触器13R、13Lの接触不良を表示出力する。すなわち、故障表示器16aは、タイマリレー15aが動作したとき電磁接触器13Rの接触不良を表示出力し、故障表示器16bは、タイマリレー15bが動作したとき電磁接触器13Lの接触不良を表示出力する。
ここで、タイマリレー15a、15bにより、所定時限後に電磁接触器13R、13Lの接触不良を出力するようにしたのは、駆動制御回路17内の接点の動作のバラツキを考慮したものである。即座に電磁接触器13R、13Lの接点不良を出力すると、駆動制御回路17内の接点の動作のバラツキにより、電磁接触器13R、13Lが正常であるのに電磁接触器13R、13Lの接触不良であると表示出力してしまうことになるので、それを避けるためである。通常、タイマリレー15a、15bの所定時限は、電磁接触器13R、13Lの接点が動作し電動機12が正常に動作するまでの時間T1より短い時間が設定される。例えば、電磁接触器13R、13Lの接点が動作し電動機12が正常に動作するまでの時間T1は7[s]前後であるので、タイマリレー15a、15bの所定時限としてはその1/2程度の3[s]前後が設定される。
図2は本発明の第1実施形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置のタイマリレー及び故障表示器の駆動制御回路17の回路図である。タイマリレー15aは、電磁リレー14a、14b、14cのb接点UVb、VWb、WUbの並列回路に電磁接触器13Rのa接点13Raが直列接続された回路に接続される。b接点UVb、VWb、WUbは、電磁リレー14a、14b、14cのb接点であることから、電磁接触器13Rの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧が正常であるときは、電磁リレー14a、14b、14cが動作するので開いている。従って、タイマリレー15aは電磁接触器13Rのa接点13Raが閉じていても動作しない。
タイマリレー15bの場合も同様に、電磁リレー14a、14b、14cのb接点UVb、VWb、WUbの並列回路に電磁接触器13Lのa接点13Laが直列接続された回路に接続されるので、電磁接触器13Lの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧が正常であるときは、電磁リレー14a、14b、14cが動作するので開いている。従って、タイマリレー15bは電磁接触器13Lのa接点13Laが閉じていても動作しない。
一方、電磁接触器13Rの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧のいずれか、例えば、UV相の線間電圧が所定電圧以下であるときは、UV相の電磁リレー14aが不動作となるので、そのb接点UVbが閉じる。従って、タイマリレー15aは電磁接触器13Rのa接点13Raが閉じていることから所定時限後に動作する。つまり、タイマリレー15aは、電磁接触器13Rが動作し、かつ電磁接触器13Rの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧のいずれかが所定電圧以下であるときは所定時限後に動作する。
タイマリレー15bについても同様に、電磁接触器13Lが動作し、かつ電磁接触器13Lの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧のいずれかが所定電圧以下であるときは所定時限後に動作する。
故障表示器16aはタイマリレー15aの時限接点RTaと直列接続され、タイマリレー15aが動作すると時限接点RTaが閉となり、故障表示器16aは電磁接触器13Rの接触不良を表示出力する。同様に、故障表示器16bはタイマリレー15bの時限接点LTaと直列接続され、タイマリレー15bが動作すると時限接点LTaが閉となり、故障表示器16bは電磁接触器13Lの接触不良を表示出力する。
ここで、電磁リレー14a、14b、14c、タイマリレー15a、15b、故障表示器16a、16b、駆動制御回路17を電動操作機構部内に設けるにあたって、これらを一つの収納箱に収納して電動操作機構部内に設けるようにしてもよい。これにより、電動操作機構部内で電磁接触器の接触不良検出装置を容易に識別できる。
第1の実施の形態によれば、電磁接触器の接触不良検出装置の構成器具である電磁リレー14a、14b、14c、タイマリレー15a、15b、故障表示器16a、16bは、小型の器具であるので電動操作機構部内に収納できる。また、これらは市販の器具を用いることができるので安価に構成できる。駆動制御回路17も接点回路で構成されるので小型で安価に構成できる。このように回路構成が簡素であり、既存の回路を変更する必要がなく後付けで設置できる。さらには、故障表示器16a、16bは電磁接触器13R、13Lごとに設けるので接触不良の電磁接触器13R、13Lの接触不良を容易に識別できる。電磁リレー14a、14b、14c、タイマリレー15a、15b、故障表示器16a、16bを一つの収納箱に収納した場合には、電動操作機構部内で電磁接触器の接触不良検出装置を容易に識別できる。
図3は本発明の第2実施の形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置を負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機の電磁接触器に適用した場合の回路図、本発明の第2実施形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置のタイマリレー及び故障表示器の駆動制御回路の回路図である。
この第2実施形態は、図1及び図2に示した第1実施形態に対し、図3に示すように、図1の電磁リレー14a、14b、14cを負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1とし、駆動電源(2次側配電線11)と電磁接触器13R、13Lとの間に電磁接触器13R、13Lへの印加電圧が所定電圧以上であるときは動作する電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2を追加して設け、図4に示すように、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1のb接点UV1b、VW1b、WU1bの並列回路に、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2のa接点UV2a、VW2a、WU2aを直列接続し、タイマリレー15a、15bは、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2及び電磁接触器13R、13Lが動作しかつ負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1が不動作のとき所定時限後に動作するようにしたものである。
これにより、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2により電磁接触器13R、13Lに電源電圧が印加されていることを確認し電磁接触器13R、13Lの接触不良の検出を行うことになるので、電磁接触器13R、13Lの接触不良検出の精度を高めることができる。つまり、電磁接触器13R、13Lの電源側の電圧(電磁接触器13R、13Lに印加される電圧)が所定電圧以下の場合には電磁接触器13R、13Lの接触不良とは検出しないようにしたものである。
図3及び図4と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。図3において、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2は、電動操作機構部内の駆動電源(2次側配電線11)と電磁接触器13R、13Lとの間に設けられる。電磁接触器13R、13Lに電源電圧が印加されていることを確認するためである。電源側電磁リレー14a2は電磁接触器13R、13Lの負荷側のU相とV相との線間電圧が所定電圧以上であるとき動作するリレーであり、電源側電磁リレー14b2は電磁接触器13R、13Lの負荷側のV相とW相との線間電圧が所定電圧以上であるとき動作するリレーであり、電源側電磁リレー14c2は電磁接触器13R、13Lの負荷側のW相とU相との線間電圧が所定電圧以上であるとき動作するリレーである。電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2の動作状態は、電磁接触器13R、13Lの動作状態とともに駆動制御回路17に入力される。負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1は、図1の電磁リレー14a、14b、14cと同じであり、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1の動作状態も駆動制御回路17に入力される。
図4は本発明の第2実施形態に係わる電磁接触器の接触不良検出装置のタイマリレー及び故障表示器の駆動制御回路17の回路図である。タイマリレー15aは、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1のb接点UV1b、VW1b、WU1bの並列回路に、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2のa接点UV2a、VW2a、WU2aの直列回路が直列接続され、さらに、電磁接触器13Rのa接点13Raが直列接続された回路に接続される。b接点UV1b、VW1b、WU1bは、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1のb接点であることから、電磁接触器13Rの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧が正常であるときは、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1が動作するので開いている。a接点UV2a、VW2a、WU2aは、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2のa接点であることから、電磁接触器13Rの電源側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧が正常であるときは、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2が動作するので閉じている。
従って、タイマリレー15aは、電磁接触器13Rの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧が正常であるときは、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1のb接点UV1b、VW1b、WU1bが開いているので、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2のa接点UV2a、VW2a、WU2a及び電磁接触器13Rのa接点13Raが閉じていても動作しない。一方、電磁接触器13Rの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧が所定電圧以下であるときは、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1のb接点UV1b、VW1b、WU1bのいずれかが閉じるので、タイマリレー15aは動作する。
タイマリレー15bの場合も同様に、電磁接触器13Lの電磁接触器13Lの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧が正常であるときは、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1のb接点UV1b、VW1b、WU1bが開いているので、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2のa接点UV2a、VW2a、WU2a及び電磁接触器13Lのa接点13Laが閉じていても動作しない。一方、電磁接触器13Lの負荷側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧が所定電圧以下であるときは、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1のb接点UV1b、VW1b、WU1bのいずれかが閉じるので、タイマリレー15bは動作する。つまり、電磁接触器13R、13Lの負荷側の電圧が正常であるときは電磁接触器13R、13Lの接触不良であるとの検出をしない。
次に、電磁接触器13R、13Lの電源側のUV相の線間電圧、VW相の線間電圧、WU相の線間電圧のいずれかが所定電圧以下であるときは、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2のa接点UV2a、VW2a、WU2aのいずれかが開いている。従って、タイマリレー15a、15bは動作しない。つまり、電磁接触器13R、13Lの電源側の電圧が所定電圧以下であるときは電磁接触器13R、13Lの接触不良であるとの検出をしない。
このように、タイマリレー15a、15bは、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2及び電磁接触器13R、13Lが動作し、かつ負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1が不動作のとき所定時限後に動作する。従って、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2により電磁接触器13R、13Lに電源電圧が印加されていることを確認し、電磁接触器13R、13Lの接触不良の検出を行うことになるので、電磁接触器13R、13Lの接触不良検出の精度を高めることができる。
ここで、負荷側電磁リレー14a1、14b1、14c1、電源側電磁リレー14a2、14b2、14c2、タイマリレー15a、15b、故障表示器16a、16b、駆動制御回路17を電動操作機構部内に設けるにあたって、第1実施形態の場合と同様に、これらを一つの収納箱に収納して電動操作機構部内に設けるようにしてもよい。これにより、電動操作機構部内で電磁接触器の接触不良検出装置を容易に識別できる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、電源側電磁リレーを設け電磁接触器に電源電圧が印加されていることを確認し電磁接触器の接触不良の検出を行うので、電磁接触器13R、13Lに印加される電圧が所定電圧以下の場合には電磁接触器13R、13Lの接触不良とは検出しないことから、電磁接触器13R、13Lの接触不良検出の精度を高めることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…2次側配電線
12…電動機
13…電磁接触器
14…電磁リレー
15…タイマリレー
16…故障表示器
17…駆動制御回路

Claims (4)

  1. 負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機に電磁接触器を介して駆動電源を供給する負荷時タップ切換装置の前記電磁接触器の接点の接触不良を検出する電磁接触器の接触不良検出装置において、
    負荷時タップ切換装置の電動操作機構部内の前記電磁接触器と前記電動機との間に設けられ前記電動機への印加電圧が所定電圧以上であるときは動作する電磁リレーと、
    前記電動操作機構部内に設けられ前記電磁接触器が動作しかつ前記電磁リレーが不動作のとき所定時限後に動作するタイマリレーと、
    前記電動操作機構部内に設けられ前記タイマリレーが動作したとき前記電磁接触器の接触不良を表示出力する故障表示器とを備えたことを特徴とする電磁接触器の接触不良検出装置。
  2. 前記電磁リレー、前記タイマリレー、前記故障表示器を一つの収納箱に収納して前記電動操作機構部内に設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電磁接触器の接触不良検出装置。
  3. 負荷時タップ切換変圧器のタップ切換器を駆動する電動機に電磁接触器を介して駆動電源を供給する負荷時タップ切換装置の前記電磁接触器の接点の接触不良を検出する電磁接触器の接触不良検出装置において、
    負荷時タップ切換装置の電動操作機構部内の前記電磁接触器と前記電動機との間に設けられ前記電動機への印加電圧が所定電圧以上であるときは動作する負荷側電磁リレーと、
    前記電動操作機構部内に設けられ前記駆動電源と前記電磁接触器との間に前記電磁接触器への印加電圧が所定電圧以上であるときは動作する電源側電磁リレーと、
    前記電動操作機構部内に設けられ前記電源側電磁リレー及び前記電磁接触器が動作しかつ前記負荷側電磁リレーが不動作のとき所定時限後に動作するタイマリレーと、
    前記電動操作機構部内に設けられ前記タイマリレーが動作したとき前記電磁接触器の接触不良を表示出力する故障表示器とを備えたことを特徴とする電磁接触器の接触不良検出装置。
  4. 前記電源側電磁リレー、前記負荷側電磁リレー、前記タイマリレー、前記故障表示器を一つの収納箱に収納して前記電動操作機構部内に設けるようにしたことを特徴とする請求項3記載の電磁接触器の接触不良検出装置。
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