JP3077499U - 寝 具 - Google Patents

寝 具

Info

Publication number
JP3077499U
JP3077499U JP2000008754U JP2000008754U JP3077499U JP 3077499 U JP3077499 U JP 3077499U JP 2000008754 U JP2000008754 U JP 2000008754U JP 2000008754 U JP2000008754 U JP 2000008754U JP 3077499 U JP3077499 U JP 3077499U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
hygroscopic
moisture
fibers
bedding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000008754U
Other languages
English (en)
Inventor
泰造 向井
Original Assignee
泰造 向井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 泰造 向井 filed Critical 泰造 向井
Priority to JP2000008754U priority Critical patent/JP3077499U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3077499U publication Critical patent/JP3077499U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、通気性を損なうことなく非吸湿性
繊維層と吸湿性繊維層を重ね合わせた構造体であり、上
層部と下層部は非吸湿性繊維とし、中層部に吸湿性繊維
を配置することにより、特に下層部の裏側に湿気を蓄積
させないようにした構造体である。 【構成】 構造体としては全体の通気性を保持しなが
ら、上層部と下層部は吸湿性の小さい非吸湿性繊維層、
中層部は吸湿性の大きい吸湿繊維層を配置した構造体で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は全体としては通気性を有し、上層及び下層は吸湿性の極めて小さ い繊維層を配置し、乾いた状態を保持させながら、中層部に吸湿性の大きい 繊維層を配置することにより、使用時に体から発散される湿気を上層部を通 し、中層部の吸湿性繊維で吸湿して食い止め、下層部への進行を妨げ、下層 部へ湿気が極力達しないように工夫された敷寝具である。従って長時間連続 使用の場合でも、裏側部の高湿度によって起こる結露や黴の発生を防ぐこと が出来るものであり、快適な敷寝具を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
本考案は、合成繊維を主体とした敷寝具に関する考案である。一般に、合 成繊維は吸水性を付与したものはあるが、特殊なものを除き吸湿性は小さい 。従って、合成繊維を主体とした寝具を使用すると、体から発生する湿気は 吸湿されることなく外部に排出されることになる。特に、下部の裏側への排 出が多く、この場合、短時間の使用には良いが、長時間の使用では湿気が下 部の裏側に蓄積され、結露による濡れや黴の発生の原因となる。特に、寝た きり老人やベビーのように寝たきりの状態が長く続くと、その発生が顕著で ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題点】
合成繊維、特にポリエステル繊維を主体とした寝具は、通気性が良く保温 性や圧縮特性も優れているが、特殊なものを除き一般的には吸湿性が小さい ことが欠点とされる。この繊維を主体とした寝具を使用した場合、長時間の 使用で体から発散される湿気が吸湿されることなく外部に排出される。特に 、下層部への排出が多く、裏側に蓄積され、これが原因で結露や黴の発生等 が起こり、不都合が生じることが指摘されている。そこで、湿気が下部へ浸 透することを極力防ぐことが重要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上層と下層には、通気性、保温性や圧縮特性の優れたポリエス テル繊維を使用し、中層部に吸湿性の良い木綿やレーヨン、羊毛等の繊維や 特殊な吸湿性を付与したポリエステル繊維(例えば東洋紡績のアクアマーブ ル)を配置した積層構造体で、この吸湿繊維の層で体から発生した湿気を吸 湿し、下層部に湿気が極力達しないようにしたものである。即ち、本考案に よれば、下層部での湿気が大きくならないので長時間に亘って使用しても下 層部の裏側の湿気の上昇が小さく、結露による濡れや黴の発生がなく、衛生 的な敷寝具が得られる。中層部に吸湿された湿気は、適宜日光干し等による 放湿処置が当然必要である。
【0005】
【実施例】
以下、実施例について詳細に説明する。
【0006】 実施例1として、通常のポリエステル繊維(15デニール×51m/m) を70%にポリエステルバインダー繊維(4デニール×64m/m)を30 %混綿し、これを上層及び下層に分け、中層部として木綿70%にポリエス テルバインダー繊維(4デニール×64m/m)を30%混綿し、各々1/ 3の重量として重ね合わせ、図1のように3層状態として加熱成型し一体と した構造体とし、快適な敷寝具を得た。
【0007】 実施例2として、シリコン加工したポリエステル撥水繊維(6デニール× 64m/m)を30%、通常ポリエステル繊維(15デニール×51m/m )を40%、ポリエステルバインダー繊維(4デニール×64m/m)を3 0%混綿し非吸湿層とし、羊毛70%、ポリエステルバインダー繊維(4デ ニール×64m/m)30%を混綿し吸湿層とし、各々非吸湿層と吸湿層を 交互に積層し、図2のように再上層、再下層が非吸湿層となるように重ね合 わせ、5層として加熱成型し一体とした構造体で、快適な敷寝具を得た。又 、各層を不織布又は固綿として予め各々加熱成型し重ね合わせることも可能 であるが、いずれの場合も最上層、最下層は非吸湿層とし、中層部には吸湿 層を配置することが重要である。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、通気性を損なうことなく常に上層部及び下層部は殆ど乾 いた状態の敷寝具が得られるので、特に長時間連続使用の場合、快適性が保 たれる。即ち、体から発散される湿気は、中層部に達し、吸湿性の優れた繊 維層に吸湿され、下層部には極力達しないように構成されたものである。従 って、上層部も下層部も常に極めて湿度の低い状態が保たれ、寝心地が良い とともに裏側部での結露による濡れが防げ、防黴効果もあり、衛生的である 。特に、寝たきり老人やベビー等、比較的長時間連続使用の場合、効果が大 きい。
【0009】
【図面の簡単な説明】
図1は、本考案の実施例1の概要図であり、図2は、本
考案の実施例2の概要図である。Aは通常の吸湿性の小
さいポリエステル繊維主体の固綿層、Bは吸湿性の大き
い繊維主体の固綿層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸湿率が3%以下の吸湿性の小さい繊維を
    用いた不織布又は固綿を、上層及び下層に配置し、中層
    部に吸湿率が5%以上の、吸湿性の大きい繊維を用いた
    不織布又は固綿を配置した敷寝具の積層構造体
JP2000008754U 2000-11-06 2000-11-06 寝 具 Expired - Fee Related JP3077499U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008754U JP3077499U (ja) 2000-11-06 2000-11-06 寝 具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008754U JP3077499U (ja) 2000-11-06 2000-11-06 寝 具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3077499U true JP3077499U (ja) 2001-05-18

Family

ID=43210508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008754U Expired - Fee Related JP3077499U (ja) 2000-11-06 2000-11-06 寝 具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3077499U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11304536B2 (en) * 2016-07-28 2022-04-19 Airweave Inc. Bedding and bedding cover sheet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11304536B2 (en) * 2016-07-28 2022-04-19 Airweave Inc. Bedding and bedding cover sheet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5677028A (en) Absorbent material
US6274520B1 (en) Waterproof fabric
EP0773757A1 (en) Mat, more specifically a mat for lying on
US20210120984A1 (en) Absorbent pillowcase
JPH07112503A (ja) 多層構造詰物体
WO2003092452A1 (en) Hydrophobic layered blanket
US6678906B1 (en) Hydrophobic layered blanket
JP3077499U (ja) 寝 具
JP3178065U (ja) 布団用軽圧縮収納機能付き除湿マット
EP0827450B1 (en) Allergen particle exclusion and/or retention covering
JP3182080U (ja) 布団干し兼用敷布団敷板装置及びベンチ装置
JP3790856B2 (ja) クッション材及びこれを使用した床ずれ防止マット
KR20090009251U (ko) 스펀지와 화이버솜이 내장된 매트리스의 구조
KR200452099Y1 (ko) 이부자리
JP3067814U (ja) 敷き布団
JP2883181B2 (ja) 防ダニ用ふとん
JP2004208982A (ja) 炭入りベッドマット
JPH0436688Y2 (ja)
RU224731U1 (ru) Многоразовая пеленка
JP3060894U (ja) 寝具用パット
CN218571853U (zh) 一种避免羊毛刺出的床垫
JP3067465U (ja) ベッドパッド
JP3066670U (ja) 敷きふとん
JPH0735992Y2 (ja) 衛生的なタタミ床
JPS6013410Y2 (ja) 敷ふとん

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees